山中恒の作品一覧
「山中恒」の「あばれはっちゃく ‐ワンぱく編‐」「あばれはっちゃく ‐ツーかい編‐」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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一生かけて読んでいます
昭和40年代の作品で、還暦過ぎた私が小学5年生の時に初めて学級文庫で読んだ。すぐにPTAから禁書扱いになった。こんなお馬鹿な6年生男子がボーイフレンドなどまっぴら、とか思いながらもその内容に心打たれた。読書して腹の底に応えたのは、幼稚園の時に読んで大泣きした、泣いた赤鬼以来かと。そして姉のトシミと同じ中学生となり、長男の大学生になって、と人生の節目にずっと読み返してきた。そして自分自身が母親となって自分の子供にプレッシャーをかけるようになって、子供に読ませた。面白がっていた。今、お爺さんの年齢となり、自分の人生にある澱を感じている。夏代はそんな私に「そんなの昔のことは夏代には関係ない」と言って
Posted by ブクログ
家出少年が運命の悪戯により国際貨物輸送船を舞台にした事件に巻き込まれた結果、ある理由で生きる意味を見失っていた大人に改めて人生を見つめ直させ、自らも生きる上での真の反省とは何か?を知るに至る海洋サスペンス物語です。
貨物船「海栄丸」、そして物語の鍵を握る人物との針路は「地獄行き」の筈でしたが、主人公の家出少年達の闖入により運命は劇的に変化します。件の人物が最後に、どんなことがあっても地に足をつけて前を向いて人生を続けることの大事さを少年に説いた言葉は、恐らく自分自身にも向けられたものであったに違いありません。
若苗のような少年の成長と、一度業火に焼かれた老木が再び芽吹いたような海の男の再生が