山中恒のレビュー一覧

  • おれがあいつであいつがおれで(角川つばさ文庫)

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    変わったらいやだけど、
    最初から最後までが、
    おもしろかったです。
    でも、変わるのが、思しろかっです。

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    2024年03月29日
  • ぼくがぼくであること

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    久しぶりに読んで面白かった。ゲーム機やPCやスマホが無い時代の日常を今の若い世代は想像出来るかな?と感じた。

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    2023年09月29日
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)

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    1969年に刊行され、その後出版社が変わりながらも版を重ねている名作。
    婿養子に入り母親の尻に敷かれっぱなしの父親。
    兄弟4人は全員優等生なのにただ1人出来が悪いと秀一(ひでかず)をいつも叱り、抑圧する母親。
    学校での秀一の素行をとことん調べあげ母親に密告する妹のマユミ。
    母親に押さえつけられ、妹に見張られて、自分のやりたいことがすべて否定され、奪われている様子に胸が苦しくなります。
    自分だけが勉強ができない、他の兄弟のようになれないことにもがき苦しみ、ある日、抑圧に耐えらえなくなった秀一は家出を決行します。

    その途中、ひき逃げを目撃したり、転がり込んだ山中の家が武田信玄の隠された財宝に関係

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    2022年06月06日
  • ぼくがぼくであること

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    眠くなるために読み始めたのに読破してしまった。大学の授業も教授も大嫌いだったけど、強制的に買わされた本がこんなにおもしろいとは思わなかった。もっとおすすめの本を聞いておけばよかったと後悔する一冊。

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    2020年07月15日
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)

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     家でをめぐり起こる事件、友との関係、家族、いろんなことが起きる中で、主人公はどう決意したのか。おすすめです。

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    2017年04月25日
  • ママは12歳

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    お母さんを亡くした12歳の女の子が、家事をしながら、お父さんをねらう最強の敵から守るという、おもしろいお話です。

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    2017年03月01日
  • おれがあいつであいつがおれで(角川つばさ文庫)

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    斉藤一夫と斉藤一美が入れ替わってしまって大変になってしまうところが面白かった。
    このあと、どうなるのかドキドキワクワクハラハラした。
    ほかのひとに、おすすめです。

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    2017年01月19日
  • この船、地獄行き

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    ネタバレ

    家出少年が運命の悪戯により国際貨物輸送船を舞台にした事件に巻き込まれた結果、ある理由で生きる意味を見失っていた大人に改めて人生を見つめ直させ、自らも生きる上での真の反省とは何か?を知るに至る海洋サスペンス物語です。

    貨物船「海栄丸」、そして物語の鍵を握る人物との針路は「地獄行き」の筈でしたが、主人公の家出少年達の闖入により運命は劇的に変化します。件の人物が最後に、どんなことがあっても地に足をつけて前を向いて人生を続けることの大事さを少年に説いた言葉は、恐らく自分自身にも向けられたものであったに違いありません。
    若苗のような少年の成長と、一度業火に焼かれた老木が再び芽吹いたような海の男の再生が

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    2015年12月18日
  • ぼくがぼくであること

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    すごい迫力。権力と生きることを誠実に、またギリギリまで問うた人にしか書けない物語。20年前に一度読んでいるのだが、すっかり内容を忘れていた。情けない。しかし、私も辛苦を嘗めて、やっと本書を読めるようになったのかもしれない。子どもの視点の凄さを思い知った。

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    2014年05月22日
  • ぼくがぼくであること

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    ネタバレ

    児童文学の最高傑作。何度でも読みたい。私が大人になってから理解した「私は私であること」がこんなにも分かるように描かれている。

    5人兄弟の中で一人だけ出来が悪いと毎日小言を聞かされている秀一が、夏休みの十数日間の家出を経て「僕」の自由は誰にも侵せないことを知り、教育ママの城が崩壊するまでの話。読み始めは、母にガミガミ叱りつけられ妹に告げ口され、学校では廊下に立たされと萎縮してしまいそうな主人公・秀一に共感した。成績が悪いと言っては一時間も小言を聞かされ、隠したテストを見つけられては他の兄弟と比較され、兄弟にはバカにされ、母親の行き過ぎた教育ママぶりに友達もできない。本当に秀一を勉強ができるよう

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    2014年01月06日
  • おれがあいつであいつがおれで(角川つばさ文庫)

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    ありそうにもないけれど、ありそうに書いてあるから、途中でやめられない!それにとっても読みやすい!主人公の一夫や一美、それらのほかにでてくる人たちの一人一人のせいかくが上手に書かれていると思います。はいけいもわかりやすいです。たくさん笑えるところがあって、少し泣けるところがあって・・・とってもおもしろい本です。

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    2013年02月20日
  • 戦争ができなかった日本――総力戦体制の内側

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    「あばれはっちゃく」などの児童文学の作者が、ビジネスを中心とした政策を検証。

    第二次大戦は総力戦だった。政治・経済や教育、厚生など多岐に渡る総合力が問われる。
    後書きにもあるが、「絶えず日本の今日的課題とダブル・イメージとなった」
    グランドデザインのない政策、声の大きい主張が通る会議、官僚の縄張り主義、昔も今も変わらない。
    そして、不況による倒産、強制的な業種変更、貯蓄を強制させられたうえでのハイパーインフレ。
    これでも戦争をしたいのだろうか。

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    2013年01月15日
  • ぼくがぼくであること

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    流し読みでは何度も何度も読んでしまった。良い児童書は大人の鑑賞にも耐えるの見本だと思う。
    主人公と同じ年頃の子供が読んで、ちゃんと本の主旨が伝わるものなんだろうか?

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    2012年10月24日
  • ぼくがぼくであること

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    親への反発、親への服従は大なり小なり皆、通ってきたことだと思います。親の子どもに対する期待や愛し方も十人十色。秀一のおふくろさんも子を愛し思う故であるのだろうが、この歯車の合わなさもよくある事で…。
     一時,家を離れ生活するうちに、いろんな事々を通して客観的に自分や周りを視ることが出来たとき、「自分が自分であること」を周りにわかってもらおうと立ち返る。秀一のそんな心と身体の成長をハラハラしながら読める一冊。
     ひとりひとりがかけがえのない存在。「ぼくがぼくであり」「あなたがあなたである」人と人がうまく噛み合っていく世の中である事を願う。

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    2011年09月16日
  • 戦争ができなかった日本――総力戦体制の内側

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    中国侵攻から太平洋戦争まで経済圏確保の為の戦いだったはずが、実は経済政策の失敗で、総力戦体制とはほど遠く、まともに戦える状態ではなかった、という話。 統制経済が民間の活力を喪失させ、財政破綻を貯蓄奨励で補う。 戦いの美学やロマンとは異次元の、経済戦争でのお粗末な実態が示されている。

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    2009年10月07日
  • おれがあいつであいつがおれで

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    児童書ですが、かなり面白いっすw
    古い映画ですが「転校生」の原作です
    男女の精神(心?)が入れ替わる話ですw
    古典的な話かもしれないけどめっさ面白いw

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    2009年10月04日
  • ぼくがぼくであること

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    山中恒のぼくがぼくであることを読みました。私が小学生だった頃、学校で「6年の学習」というような雑誌を売っていました。私もそれを購読していたのですが、「学習」の付録に小説がついていて、それを読んでとても感動したことを記憶していました。たまたま古本屋でその小説を再度見かけたので、つい買ってきて読んでしまいましたが、やはり面白く読めました。ここで描かれている母親のイメージは確かにステレオタイプなのですが、子供の頃に見上げる形で読んだときと現在横から眺める形で読んだときでは受ける印象もちょっと違っているのかなあ、とか思いながら読んでいました。

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    2011年07月18日
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)

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    ネタバレ

    何かで書評を見て、面白そうだな、と小5の息子用に購入。タイトルからしても、自我が育っていく今の時期にちょうど良いのではないかと思い、一緒に読みました。
    1974年くらいに初版が出ていて、少し時代が古い。主人公の秀一の兄たちは、どうやら学生運動に少し足を踏み入れたりもしている。それを親が心配する場面などが出てくるので、「学生運動」や「反体制」について少し、息子に説明してあげる必要があった。主人公の秀一が親に反発して自立しようとする過程と、兄たちも学校や国の制度に疑問を持ち始めるということをリンクさせているのだろう。兄たちは家では母に従順で、いつも秀一は兄や妹と比べられ、叱られてばかりいる、という

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    2024年10月29日
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)

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    教育に熱心すぎる母親と、母親の理想像から外れ問題児のレッテルを貼られた小学校6年生の主人公。
    強く叱責されても、抗えず別のところでストレスをはく、その結果、また叱られるという悪循環。

    あるとき、「こんな家出て行ってやる。」というと、母親から「家出すら出来ない。」とこき下ろされ、感情的に家出を敢行。それをきっかけに様々な出会いが少年を成長に導いた。

    家出をしたことで世界が広がった少年には、これまでの強権的な母親とは違う姿が見えるようになっていた。視点が変わると、物事が違って見える事をいろいろなエピソードから教えてもらえる。

    古い書籍なので、戦争の話しやら学生闘争やら昔の言葉が多い。

    めが

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    2024年06月28日
  • おれがあいつであいつがおれで(角川つばさ文庫)

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    ▼大昔に観た映画「転校生」の原作、という認識でした。「転校生」は大林宜彦監督、尾美としのりさん、小林聡美さん主演で、尾道で撮られた素敵な映画でした。一九八三年作品でしょうかね。

    ▼映画と違って、原作は小学6年生が主人公。腕白男子と元気な女子が、ひょんなことから入れ替わってしまう。びっくりで、仰天で、えらいこっちゃ。

    ▼男子の一人称で語られる。性格がざっくりしているので、あまり暗くはならないのですが、さすがに長期戦になるとめげてくる。最終的にはまたひょんなことでもとにもどれて、どっとはらい。

    ▼この騒動をめぐって、物凄く乱雑なレベルで根源的なジェンダーの問題が触れられるのがちょっと面白い。

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    2024年03月24日