山中恒のレビュー一覧

  • おれがあいつであいつがおれで(角川つばさ文庫)
    変わったらいやだけど、
    最初から最後までが、
    おもしろかったです。
    でも、変わるのが、思しろかっです。
  • ぼくがぼくであること
    久しぶりに読んで面白かった。ゲーム機やPCやスマホが無い時代の日常を今の若い世代は想像出来るかな?と感じた。
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)
    「毎日毎日怒られてばっかり。勉強大キライな秀一はすっかり人生がイヤになっていた。「こんな家出てってやる!」いきおいで停車中のトラックの荷台に飛びのった秀一だったが、なんとそのトラックが山の中でひきにげをおこした!?目撃したのがバレたらヤバい。秀一は必死で夜の山道を走り、見知らぬ村へにげこんだのだが…...続きを読む
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)
    1969年に刊行され、その後出版社が変わりながらも版を重ねている名作。
    婿養子に入り母親の尻に敷かれっぱなしの父親。
    兄弟4人は全員優等生なのにただ1人出来が悪いと秀一(ひでかず)をいつも叱り、抑圧する母親。
    学校での秀一の素行をとことん調べあげ母親に密告する妹のマユミ。
    母親に押さえつけられ、妹に...続きを読む
  • ぼくがぼくであること
    眠くなるために読み始めたのに読破してしまった。大学の授業も教授も大嫌いだったけど、強制的に買わされた本がこんなにおもしろいとは思わなかった。もっとおすすめの本を聞いておけばよかったと後悔する一冊。
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)
     家でをめぐり起こる事件、友との関係、家族、いろんなことが起きる中で、主人公はどう決意したのか。おすすめです。
  • ママは12歳
    お母さんを亡くした12歳の女の子が、家事をしながら、お父さんをねらう最強の敵から守るという、おもしろいお話です。
  • おれがあいつであいつがおれで(角川つばさ文庫)
    斉藤一夫と斉藤一美が入れ替わってしまって大変になってしまうところが面白かった。
    このあと、どうなるのかドキドキワクワクハラハラした。
    ほかのひとに、おすすめです。
  • この船、地獄行き
    家出少年が運命の悪戯により国際貨物輸送船を舞台にした事件に巻き込まれた結果、ある理由で生きる意味を見失っていた大人に改めて人生を見つめ直させ、自らも生きる上での真の反省とは何か?を知るに至る海洋サスペンス物語です。

    貨物船「海栄丸」、そして物語の鍵を握る人物との針路は「地獄行き」の筈でしたが、主人...続きを読む
  • ぼくがぼくであること
    すごい迫力。権力と生きることを誠実に、またギリギリまで問うた人にしか書けない物語。20年前に一度読んでいるのだが、すっかり内容を忘れていた。情けない。しかし、私も辛苦を嘗めて、やっと本書を読めるようになったのかもしれない。子どもの視点の凄さを思い知った。
  • ぼくがぼくであること
    児童文学の最高傑作。何度でも読みたい。私が大人になってから理解した「私は私であること」がこんなにも分かるように描かれている。

    5人兄弟の中で一人だけ出来が悪いと毎日小言を聞かされている秀一が、夏休みの十数日間の家出を経て「僕」の自由は誰にも侵せないことを知り、教育ママの城が崩壊するまでの話。読み始...続きを読む
  • おれがあいつであいつがおれで(角川つばさ文庫)
    ありそうにもないけれど、ありそうに書いてあるから、途中でやめられない!それにとっても読みやすい!主人公の一夫や一美、それらのほかにでてくる人たちの一人一人のせいかくが上手に書かれていると思います。はいけいもわかりやすいです。たくさん笑えるところがあって、少し泣けるところがあって・・・とってもおもしろ...続きを読む
  • 戦争ができなかった日本――総力戦体制の内側
    「あばれはっちゃく」などの児童文学の作者が、ビジネスを中心とした政策を検証。

    第二次大戦は総力戦だった。政治・経済や教育、厚生など多岐に渡る総合力が問われる。
    後書きにもあるが、「絶えず日本の今日的課題とダブル・イメージとなった」
    グランドデザインのない政策、声の大きい主張が通る会議、官僚の縄張り...続きを読む
  • ぼくがぼくであること
    流し読みでは何度も何度も読んでしまった。良い児童書は大人の鑑賞にも耐えるの見本だと思う。
    主人公と同じ年頃の子供が読んで、ちゃんと本の主旨が伝わるものなんだろうか?
  • ぼくがぼくであること
    親への反発、親への服従は大なり小なり皆、通ってきたことだと思います。親の子どもに対する期待や愛し方も十人十色。秀一のおふくろさんも子を愛し思う故であるのだろうが、この歯車の合わなさもよくある事で…。
     一時,家を離れ生活するうちに、いろんな事々を通して客観的に自分や周りを視ることが出来たとき、「自分...続きを読む
  • 戦争ができなかった日本――総力戦体制の内側
    中国侵攻から太平洋戦争まで経済圏確保の為の戦いだったはずが、実は経済政策の失敗で、総力戦体制とはほど遠く、まともに戦える状態ではなかった、という話。 統制経済が民間の活力を喪失させ、財政破綻を貯蓄奨励で補う。 戦いの美学やロマンとは異次元の、経済戦争でのお粗末な実態が示されている。
  • おれがあいつであいつがおれで
    児童書ですが、かなり面白いっすw
    古い映画ですが「転校生」の原作です
    男女の精神(心?)が入れ替わる話ですw
    古典的な話かもしれないけどめっさ面白いw
  • ぼくがぼくであること
    山中恒のぼくがぼくであることを読みました。私が小学生だった頃、学校で「6年の学習」というような雑誌を売っていました。私もそれを購読していたのですが、「学習」の付録に小説がついていて、それを読んでとても感動したことを記憶していました。たまたま古本屋でその小説を再度見かけたので、つい買ってきて読んでしま...続きを読む
  • おれがあいつであいつがおれで(角川つばさ文庫)
    ▼大昔に観た映画「転校生」の原作、という認識でした。「転校生」は大林宜彦監督、尾美としのりさん、小林聡美さん主演で、尾道で撮られた素敵な映画でした。一九八三年作品でしょうかね。

    ▼映画と違って、原作は小学6年生が主人公。腕白男子と元気な女子が、ひょんなことから入れ替わってしまう。びっくりで、仰天で...続きを読む
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)
    1976年の作品らしい内容。学生運動で捕まったり、学校で立たされたりしている。母親もここまでヒドイ人いるかな?と思うくらい徹底してヒドイ。山中恒らしいとんでもない内容でおもしろいけれど、今の子が読んでどう思うのか気になった。