庭の作品一覧
「庭」の「[合本版]俺はまだ恋に落ちていない 全4巻」「俺はまだ恋に落ちていない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「庭」の「[合本版]俺はまだ恋に落ちていない 全4巻」「俺はまだ恋に落ちていない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「毎日毎日怒られてばっかり。勉強大キライな秀一はすっかり人生がイヤになっていた。「こんな家出てってやる!」いきおいで停車中のトラックの荷台に飛びのった秀一だったが、なんとそのトラックが山の中でひきにげをおこした!?目撃したのがバレたらヤバい。秀一は必死で夜の山道を走り、見知らぬ村へにげこんだのだが…!?初めての超田舎生活、財宝のウワサに恋の予感も。一生分の「まさか」がおこる、究極の夏休み。」
40年以上前にかかれた物語。
主人公は小6
「6年生の秀一は、家での途中で逃げ込んだ、いなかの村でひと夏を過ごします。それは自分自身の生き方を考える経験となりました。」
Posted by ブクログ
1969年に刊行され、その後出版社が変わりながらも版を重ねている名作。
婿養子に入り母親の尻に敷かれっぱなしの父親。
兄弟4人は全員優等生なのにただ1人出来が悪いと秀一(ひでかず)をいつも叱り、抑圧する母親。
学校での秀一の素行をとことん調べあげ母親に密告する妹のマユミ。
母親に押さえつけられ、妹に見張られて、自分のやりたいことがすべて否定され、奪われている様子に胸が苦しくなります。
自分だけが勉強ができない、他の兄弟のようになれないことにもがき苦しみ、ある日、抑圧に耐えらえなくなった秀一は家出を決行します。
その途中、ひき逃げを目撃したり、転がり込んだ山中の家が武田信玄の隠された財宝に関係
本作品の後作である「放課後四重奏」を読まさせていただいた後に読みました。
作品の基盤に性善説があることもあり、夏に飲み干すラムネのような、
読後の清涼感がスバラしい作品でした。
キャラクターの体裁説明がくどかったりと、文体の細かな点は好き嫌いがあるかも知れませんが、それはほんの些細なことで、
読む、読み返すに値する素敵な作品でした。