庭のレビュー一覧

  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)

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    1969年に刊行され、その後出版社が変わりながらも版を重ねている名作。
    婿養子に入り母親の尻に敷かれっぱなしの父親。
    兄弟4人は全員優等生なのにただ1人出来が悪いと秀一(ひでかず)をいつも叱り、抑圧する母親。
    学校での秀一の素行をとことん調べあげ母親に密告する妹のマユミ。
    母親に押さえつけられ、妹に見張られて、自分のやりたいことがすべて否定され、奪われている様子に胸が苦しくなります。
    自分だけが勉強ができない、他の兄弟のようになれないことにもがき苦しみ、ある日、抑圧に耐えらえなくなった秀一は家出を決行します。

    その途中、ひき逃げを目撃したり、転がり込んだ山中の家が武田信玄の隠された財宝に関係

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    2022年06月06日
  • 俺はまだ恋に落ちていない

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    全4巻完結。
    恵衣美と詠羅の美人姉妹に押しまくられる話。
    空河とか映子ちゃんとか他の娘も可愛いけど、元カノ未満の天童晴子に、私は決めます。年上力持ちの愛子さんもその気があるような、主人公はてんてんはか。
    庭のイラストも相まって女の子がとても輝いている作品でした。

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    2019年04月06日
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)

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     家でをめぐり起こる事件、友との関係、家族、いろんなことが起きる中で、主人公はどう決意したのか。おすすめです。

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    2017年04月25日
  • 俺はまだ恋に落ちていない4

    購入済み

    本作品の後作である「放課後四重奏」を読まさせていただいた後に読みました。

    作品の基盤に性善説があることもあり、夏に飲み干すラムネのような、
    読後の清涼感がスバラしい作品でした。
    キャラクターの体裁説明がくどかったりと、文体の細かな点は好き嫌いがあるかも知れませんが、それはほんの些細なことで、
    読む、読み返すに値する素敵な作品でした。

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    2014年01月31日
  • 俺はまだ恋に落ちていない2

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    主人公が、自分の彼女候補を後輩に紹介する、というなんとも言いがたい状況から発展していく想い・・・。
    この関係がどのように終結していくのか、今後がすごく気になるくらい面白かった。

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    2013年01月05日
  • 文化祭の夢に、おちる

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    初読みの作家さん。庭さんの素敵過ぎる装丁に惹かれて手に取りましたが、かなり面白かったです。
    文化祭の前日、誰もいない町、取り残された五人の高校生…導入部から
    漂う不安な感じにぞくぞくした。
    どうすれば現実に戻れるのか?という状況の中で、切なくノスタルジックな空気感や高校生五人のそれぞれ抱えた悩みの描写がよかったです。
    個人的には陸上部の男の子の話が一番好き。一位の人間と、十位の人間。響きました。
    あと、円はいい娘だー。

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    2012年07月10日
  • 俺はまだ恋に落ちていない

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    ネタバレ

    ラブコメですね.
    タイトルでわかるって?
    その通りだな.

    主人公・赤井公は悪友に二人の妹を紹介された.
    会うたびにそれぞれと仲良くなっていくが
    その姉妹間の仲は険悪で….

    というわけで三角関係ですね.
    まぁでもアレだ.
    そんなにドロドロしてなくてサラサラしている感じ.
    赤井くんマジイケメン.
    面白かったよ.

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    2012年04月25日
  • 俺はまだ恋に落ちていない

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    楽し過ぎて疲れて眠たくなるくらい。楽しさで言ったら今年一番のラノベかも。
    のめり込ませるとかそういう感じではないと思うんだけど、ラノベってこういうので良いぢゃんね。って思う。

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    2011年11月19日
  • 俺はまだ恋に落ちていない

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    これはいいラブコメ。
    もっと彼ら彼女らのお話を見たい知りたい読みたい。読後にいろんなことを想像して過ごす時間を与えてくれる小説が大好き。
    細部では、ヒロイン姉妹の言い合いが小気味良くてたまらない。
    そして、庭さんのイラストがもう。カラーページの詠羅がもう。

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    2011年11月14日
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)

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    ネタバレ

    何かで書評を見て、面白そうだな、と小5の息子用に購入。タイトルからしても、自我が育っていく今の時期にちょうど良いのではないかと思い、一緒に読みました。
    1974年くらいに初版が出ていて、少し時代が古い。主人公の秀一の兄たちは、どうやら学生運動に少し足を踏み入れたりもしている。それを親が心配する場面などが出てくるので、「学生運動」や「反体制」について少し、息子に説明してあげる必要があった。主人公の秀一が親に反発して自立しようとする過程と、兄たちも学校や国の制度に疑問を持ち始めるということをリンクさせているのだろう。兄たちは家では母に従順で、いつも秀一は兄や妹と比べられ、叱られてばかりいる、という

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    2024年11月07日
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)

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    教育に熱心すぎる母親と、母親の理想像から外れ問題児のレッテルを貼られた小学校6年生の主人公。
    強く叱責されても、抗えず別のところでストレスをはく、その結果、また叱られるという悪循環。

    あるとき、「こんな家出て行ってやる。」というと、母親から「家出すら出来ない。」とこき下ろされ、感情的に家出を敢行。それをきっかけに様々な出会いが少年を成長に導いた。

    家出をしたことで世界が広がった少年には、これまでの強権的な母親とは違う姿が見えるようになっていた。視点が変わると、物事が違って見える事をいろいろなエピソードから教えてもらえる。

    古い書籍なので、戦争の話しやら学生闘争やら昔の言葉が多い。

    めが

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    2024年08月18日
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)

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    ネタバレ

    1976年の作品らしい内容。学生運動で捕まったり、学校で立たされたりしている。母親もここまでヒドイ人いるかな?と思うくらい徹底してヒドイ。山中恒らしいとんでもない内容でおもしろいけれど、今の子が読んでどう思うのか気になった。

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    2023年05月06日
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)

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    ネタバレ

    表紙は今どきの絵柄ですが40年以上前の作品です。

    これは…母親の立場で読むと辛いです…
    こんなに嫌われないように気をつけないと…

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    2023年04月03日
  • 俺はまだ恋に落ちていない

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    青春でもコメディでなく恋愛より
    展開もキャラクタともライトノベル的(主人たち中心に舞台が回る)だが
    微妙に並ぶ出来事が悪い意味でなく時代ずれしていて個性的
    20年位前のジュブナイルだった中学生向け小説を
    今ライトノベルに仕立てたような作品で
    (といって20年前に中学生向け小説なんて読んでいなかったが)
    一周まわって新しく感じた
    そういう意味で面白かった

    現在のライトノベルとして売れるような作品ではないけれど
    例えばガガガの『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』みたいな感じに
    したてればよいのでなかろうか

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    2018年12月09日
  • 俺はまだ恋に落ちていない2

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    1巻にもましてキュウリにハチミツをかけたような珍妙な味わい
    とは言いすぎだけれど
    キャラクタとか描き方とかお話とかの向いている方が
    何かズレているところの味わい深い作品
    ファミ通文庫の『短編小説を愛してる』みたいな普通の仕上がりにすれば良いものを
    「中高生向け娯楽小説」化をいわゆるライトノベルのらいとのべらないずと違って
    どうしてこうなったな方向にむりやりでなく迷走して
    なんとなくそれなりにまとまっていて
    GA文庫らしい趣きな作品
    キュウリは味噌や塩やサラダドレッシングのほうが美味しいと思うが
    それは知っているので変な味付けもたまには良い

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    2018年12月08日
  • 文化祭の夢に、おちる

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    ネタバレ

    一気に読めて面白かった。一気に読みすぎて結局何もしなくても戻ってこれたのかどうか理解できず。それにしても危険な文化祭準備だな。

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    2015年05月20日
  • 俺はまだ恋に落ちていない2

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    少なめの登場人物達でしっかりと物語を紡ぐ。

    読み終わったあとほっとする。そんな良作です。

    蛇足ですが、文章中にアベックという記述を見つけ著者の世代がわかったような気がします。

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    2012年12月24日
  • 俺はまだ恋に落ちていない3

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    良く言えばシンプル、悪く言えば目立たなくて地味。 今時珍しいぐらいレトロな印象さえあるラブコメな感じがします。
    2巻は「なにしてんの赤井!?」と主人公の行動にがっかりしたけど、また面白くなって来ました。
    そんな『俺は〜』ですけど次巻でラストとのこと。 もう少し姉妹の掘り下げを見たかったかなぁ。

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    2012年12月19日
  • 俺はまだ恋に落ちていない3

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    ネタバレ

    ラブコメ読みたくなって購入。1巻おもしろく、2巻は主人公なにしてん・・・って感じでしたが、3巻は巻き返して面白くなってた。
    2年前に告白した相手が出てきて~修羅場気味。このくらいなら楽しめます。

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    2012年08月05日
  • 俺はまだ恋に落ちていない3

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    うーん、新キャラでこの話をする意味が分からないな。
    主人公としては重要なディシジョンであるとは思うし、
    過去話も必要だったんだろうけど、
    どことなく場違い感がある。

    襲来時の旧キャラの描写は良かった。主人公は若干内面描写の不足感が無いでもないけと、こんなものかも知らん。

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    2012年07月19日