山中恒のレビュー一覧

  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)
    表紙は今どきの絵柄ですが40年以上前の作品です。

    これは…母親の立場で読むと辛いです…
    こんなに嫌われないように気をつけないと…
  • ぼくがぼくであること
    昭和44年の作品ということだったが、展開が始まってからは(最初の主人公がどういう少年かというくだりがやや長い)どんどん話が繰り出されていき、面白く読めた。ただ、女は家事、男は稼ぎみたいな昔のテンプレート的な設定や会話は多く、そのあたりを今の子がどう受け止めるかは不明。
    五人兄弟(!)の下から二番目、...続きを読む
  • おれがあいつであいつがおれで(角川つばさ文庫)
    1979年に書かれた、TS入れ替えモノの古典。
    この分野に興味がある人は押さえておきたい作品。

    主人公は小6男女。
    リーダビリティは高く、エピソードやキャラ造形は秀逸。
    児童文学ゆえ、葛藤や苦悩はあっさりめな、スラップスティック調。

    また、価値観が昭和。
    古いジェンダー観だし、親や教師が子どもに...続きを読む
  • ぼくがぼくであること
    夏休みのある日、小学校六年生の秀一が突然家出をした。その波紋は、静かに深く広がって激しく家庭をゆさぶった。家出先で出くわしたさまざまな出来事−−−ひきにげ殺人事件の目撃、武田信玄の隠し財宝の秘密、発行の少女夏代との出会いなど−−−が微妙に絡みあって、教育ママの母親や優等生の兄妹の重圧から彼を解放する...続きを読む
  • あばれはっちゃく ‐ワンぱく編‐
    今読んでもまるで古びていない。長男に読ませたら絶対気に入るはずだけど、せっかくだから、まずもう少し年少者向けのものから薦めてみることにした。それにしても、山中恒を読んでいて一番強く感じるのは、でてくる大人が子どもとちゃんと戦っていること。子どもの気持ちを包容力をもって受け止めるとかいうのではなく、迷...続きを読む
  • ぼくがぼくであること
    親と子達の物語。
     母親を嫌うようになった子供たちの様子が描かれいるけどこんな小学生いるか?と思ったが境遇によってはいるのかもしれない。作者が子供の時に体験した事を文章にしたらこうなるのか...言葉が大人ぽっくて小学生に思えなかったが、作品の時代背景や戦国時代についてふれている関係なのかな。

    家出...続きを読む
  • おれがあいつであいつがおれで
    男と女が入れ替わる。そんなこと現実に起きたらすごいですね。とてもゆかいで面白い話でした。一つ言いたいことは、下品な言葉が他の本の何倍かあったことかな?想像の中の世界で思い切り楽しめました。
  • おれがあいつであいつがおれで
    男女入れ替わりモノの元祖ということで読んでみた。少年少女のキャラクターに昭和の限界は感じるけれども、テンポよく品よく児童小説の王道を行くストーリー展開だった。
  • おれがあいつであいつがおれで
    とても面白かった。児童文学なのだが、児童を過ぎた年齢でも楽しめる。
    ことの始まりは、転入生の女の子が主人公の男の子にやたらと絡んできたこと。主人公と一緒に「こいつうざい」と思ってたが、身体が入れ替わってからは本当に大変。親は自分のことを親だと分かってくれない、怒鳴って怖い顔して家から追い出す。男の子...続きを読む
  • おれがあいつであいつがおれで(角川つばさ文庫)
    5・6年生の好きそうな言葉が転がっていて、良かった。
    ジェンダーフリーのご時世、一美のお母さんが大袈裟な気もしたけど...。

    面白かった!
  • ぼくがぼくであること
    なんとなく手にとって読んでみたら、主人公は小6の男子。
    ちょっと反抗期。
    うるさい母親。

    なんとも自分の境遇に似ている・・・。

    読めば読むほど、母親が鬱陶しい。

    私が読み終わった後、小6の息子が読み始めたので、
    「この母親、ママとかぶる?」と聞いてみたら、やはり「すごーくかぶる」とのことで。
    ...続きを読む
  • おれがあいつであいつがおれで
    小学生の頃に初めて読んだ。
    少しエッチな場面にドキドキしたりしながら読んだ事を覚えている。

    この本が書かれた当時は、男女の区別が今よりもハッキリしていたのだろうなと思う。
    女の子なら母親の家事を手伝うもの、とか、
    話し言葉が男っぽいと怒られたりとか。

    それに比べて、男の子が女の子ぽい事に対しては...続きを読む
  • ぼくがぼくであること
    子供向けの読み物と思って油断した。

    兄弟の中で、ひとり、出来が悪いと母に毎日小言を言われる主人公、秀一。兄の良一、優一、姉の稔美、妹のマユミ。ほかの兄弟は、成績もよく、母の小言を言われる事がない為、秀一だけが一人、母の小言を受ける事になる。

    この本が書かれた当時の時代背景が、今とは違うから、「全...続きを読む
  • ぼくがぼくであること
    すごい。これが児童文学か?小6の子供が主人公なだけで、ただの児童向け読み物とは思えず。「常識や慣習といった束縛にとらわれず、自分の頭で考えてみよう。そのために、外の世界に目を向けよう」という思いがある。
    ラスト、自分の家が燃えたのにも関わらず感じてしまうすがすがしさは、やはり今までの束縛が壊れだした...続きを読む
  • おれがあいつであいつがおれで
    「あれ、神社の階段から転げ落ちるんじゃないんだ!?」
    ・・・と思ってしまいました。原作はちがうんですね^^;

    正直なところ、あまり物語には期待していなかったのですが
    意外に(失礼)おもしろい!

    読み進めていくうちに主人公の一夫がどんどん頼もしく成長していき、
    一美をなぐさめたり守ろうとしたりする...続きを読む
  • ぼくがぼくであること
    最初は文章が古臭いし、主人公の魅力ゼロで読むのをやめようかと思ったほど。でも、公園で寝ていた男のトラックの荷台に潜り込んで家出してから急に物語が生き生きと動き出した。殺人事件、世話になった家の秘密、武田信玄の財宝と、結局最後まで読んでしまった(笑)
  • フランケンシュタイン
    児童向けなようで字が大きくて読みやすいです。
    第一部は著者のオリジナルストーリーが勧められており、
    第二部から原作のストーリーが始まります。
    ただ、フランケンシュタインのモンスターの話が
    第一部で抜粋(正確には本書の主人公の台詞として出)されており、
    第二部でその部分が重複するのを避けるためにか要約...続きを読む
  • おれがあいつであいつがおれで
    これを読んだのは小学生のときでした。
    小学生ながらいろんな想像をしてしまったものです(笑)
    いろんな作品の元でもあるんですよね。
  • ぼくがぼくであること
    小学生の時涙流して読んだ本
    たまたま文庫化されてたのを発見
    改めて読んだが、いい本
    泣かなかったけど
  • ぼくがぼくであること(角川つばさ文庫)
    おススメ本に表示されたので読んでみた児童書。

    45年も前に書かれたお話。今とは時代背景が違い、小学生が廊下に立たされる等サザエさんやドラえもんの世界とも重なるが、今の小学生でも面白く読めるのではないかと思う。

    この話に出てくる母親は、今の時代で言うところの毒親で、普段小説を読むときに母親が出てく...続きを読む