あらすじ
お地蔵さまの前でぶつかった日から、中身が入れかわってしまった一夫と一美。しかたなく、一夫は女子の、一美は男子の生活を始めたんだけど、これがもう大変!! しかも一美のボーイフレンドが家にくることになって【小学上級から ★★★】
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Posted by ブクログ
斉藤一夫と斉藤一美が入れ替わってしまって大変になってしまうところが面白かった。
このあと、どうなるのかドキドキワクワクハラハラした。
ほかのひとに、おすすめです。
Posted by ブクログ
ありそうにもないけれど、ありそうに書いてあるから、途中でやめられない!それにとっても読みやすい!主人公の一夫や一美、それらのほかにでてくる人たちの一人一人のせいかくが上手に書かれていると思います。はいけいもわかりやすいです。たくさん笑えるところがあって、少し泣けるところがあって・・・とってもおもしろい本です。
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▼大昔に観た映画「転校生」の原作、という認識でした。「転校生」は大林宜彦監督、尾美としのりさん、小林聡美さん主演で、尾道で撮られた素敵な映画でした。一九八三年作品でしょうかね。
▼映画と違って、原作は小学6年生が主人公。腕白男子と元気な女子が、ひょんなことから入れ替わってしまう。びっくりで、仰天で、えらいこっちゃ。
▼男子の一人称で語られる。性格がざっくりしているので、あまり暗くはならないのですが、さすがに長期戦になるとめげてくる。最終的にはまたひょんなことでもとにもどれて、どっとはらい。
▼この騒動をめぐって、物凄く乱雑なレベルで根源的なジェンダーの問題が触れられるのがちょっと面白い。のですが、なにしろ書かれたのが恐らく1980年代序盤?なので、全体の価値観が当然ながら古い。
▼と、なんだかジェンダー論の本のようなことを書いちゃいましたが、この本の一番の魅力はこの騒動を通して描かれる子供(主に主人公男子ですが)たちのキャラが活き活きしていることですね。そして、子供は子供で子どもなりのワイルドライフをいつも活きていて、暢気なようで必死だし、必死なようで暢気。そんなキラキラとギラギラが溢れていることですね。
Posted by ブクログ
1979年に書かれた、TS入れ替えモノの古典。
この分野に興味がある人は押さえておきたい作品。
主人公は小6男女。
リーダビリティは高く、エピソードやキャラ造形は秀逸。
児童文学ゆえ、葛藤や苦悩はあっさりめな、スラップスティック調。
また、価値観が昭和。
古いジェンダー観だし、親や教師が子どもにガンガン暴力をふるう。
でも、昭和ってそういう時代だった。