杉之尾宜生の作品一覧
「杉之尾宜生」の「[現代語訳]孫子」「失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「杉之尾宜生」の「[現代語訳]孫子」「失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
防衛大学校(本科第5期・応用化学科)卒。著書に『「現代語訳」孫子』、『日本をチベットにする中国の野望』、『戦略古典の本質 孫子がわかれば、中国がわかる』(共著:西田陽一)などがある。
Posted by ブクログ
「失敗の本質」の本を読んだことがあり、その後に久しぶりに野中先生の本が読みたいと思い読んでみた。非常に興味深い内容で、今まで通り日本軍の戦争を研究材料としつつ、戦場でのリーダーシップについて大量の論文とデータを元に分析されて納得感のある内容であった。
個人的には第8章の辻政信の内容に思うところがあった。幼い頃から文武両道で部下の信頼も厚く飲み会や風俗などが大嫌いで教科書に載るお手本のような軍人であるのにも関わらず、組織として何故上手く立ち回ることができなかったのか?日本人が目指すべき人物に限りなく近いはずなのに何故同世代のエリートには嫌われていたのか?そもそも日本の学問における優秀な人材は何
Posted by ブクログ
時代の流れのなかにいるときは見えてこないことがある。
見えていても、カタチを伴ったものとして全体を捉えることができないので、時代の片隅にいた自分が見ていたものだけで、無意識にその時代を記憶に留めている。
自己の記憶はそういったもので、その記憶が己が生きる世のなかを造っていく。だから、人それぞれに見えている世のなかは違う。
でも、時代というのは、今を通り越すことによってその時間経過とともにカタチを現してくる。そしてそのなかで時を過ごした自分の記憶が、そのカタチのなかに位置付けられると、自分の記憶もまた朧気にカタチを伴ってくるし、違った存在になる。
もうすぐ8月が来る。また今年も日本