地図から読む江戸時代

地図から読む江戸時代

880円 (税込)

4pt

4.0

地理的な空間をどう認識するかは時代によって異なる。その違いを象徴するのが「地図」である。大きくみれば、江戸時代は日本の「かたち」が地図上で整えられた時代であった。前期は、中世的な感覚にあふれ、観念的に日本の「かたち」が表現された。後期になると、政治や社会の変化にあわせて日本がとらえられるようになる。本書では、江戸時代の日本地図の変遷をたどり、現代の日本の「かたち」がいかにつくられたかを探る。近世史の知られざる側面を照射し、歴史地理学の世界へ読者を招待する一冊。

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地図から読む江戸時代 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年10月25日

    著者は私より年下の地理学者。お会いしたことは何度かしかないのだが,律儀に抜き刷りを送ってくれたり,彼が京都大学総合博物館に在籍中に開催された企画展の冊子『地図出版の四百年』も送ってくれた。そんな彼がちくま新書で単著を出したというので,購入することにした。
    ちなみに,なぜこういうテーマの本に今このタイ...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2015年11月05日

    <目次>

    第1章  伝統からの脱却
    第2章  17世紀前半の日本像~交差する流れ
    第3章  江戸時代中期の日本図~流宣図インパクト
    第4章  地図を正す
    第5章  新たな日本像の展開
    むすびに

    <内容>
    日本人の「日本」の地図表記の変遷を、江戸時代(一部それ以前)に限って分析したもの。
    当初は...続きを読む

    0

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