国内文学作品一覧

  • 東京大学で世界文学を学ぶ
    3.7
    小説はいつの時代も、いたるところで書かれてきた。古くは神話から始まり聖書へ、日本では漢語の輸入から文学の成熟へ。『ドン・キホーテ』、『ボヴァリー夫人』、『白痴』など、世界の名作を細部まで読み解き、物語の歴史を考察することで、小説の誕生からその構造や手法、作品同士の繋がりまでを面白く丁寧に解説する。現役東大生が熱中した特別講義を完全収録した究極の“世界文学”読本。
  • 千年の夢 文人たちの愛と死 上巻(小学館文庫)
    5.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 文学史上に燦然とその名を輝かせる文士たち。だが彼らもやはり人間、人を愛することとその苦しみから逃れることはできなかった。与謝野鉄幹と晶子、そして山田登美子の「三角関係」を描いた「月明」、ともに芸術の高みを目指した高村光太郎と智恵子の痛ましい運命を描く「二つの空」、文豪・夏目漱石が終生秘め続けた想いを夫人が語る「百合の闇」、母の愛を知らずに育った芥川龍之介の哀しみを明かす「東方のイカルス」など、傑作短篇9話を収録。名手・齋藤なずなが独自の感性で鮮烈に描き切った、愛と哀しみの近代日本文学史。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • カラダで感じる源氏物語
    4.3
    『源氏物語』はエロ本である。「病気好き」「ブス好き」「コンプレックス」だらけの男たち、「ストレス過多」で、「拒食症」で、その中で自己を見出していく女たち。時代背景、経済事情まで解説し、さらにオナニーにも使えると喝破する。どんなにエロティックかを暴きだす、気鋭の古典エッセイストの『源氏物語』論。
  • 小説家になる! ――芥川賞・直木賞だって狙える12講
    4.3
    天才教師・中条省平が、新人賞を獲得するためのポイントを明かす12の特別講義。第1部では小説のメカニズムやレトリックの技法を紹介、海外ミステリーやマンガの表現も展望する。第2部で、三島由紀夫、川端康成、フロベールなどの名作を題材に書くためのテクニックを公開する。「小説作法指南書ベスト10」付き。
  • 尾崎紅葉の「金色夜叉」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編
    3.8
    許嫁・宮に裏切られた貫一は、冷徹な高利貸となり復讐を誓う。熱海海岸の別れや、二人の恋の意外な顛末など、見所を凝縮。やさしい現代語訳と詳細な解説・コラムで、尾崎紅葉渾身の大作が手軽に味わえる! ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 月刊「潮」2024年5月号
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2024年5月号 主な内容 【特別企画】 風雲急を告げる世界 その時日本は? 現在と将来の二つの視点から「真の平和」を考えよ。 鈴木一人 ≪連載≫ ニッポンの問題点  前嶋和弘 VS 田原総一朗 分断のアメリカ――大統領選挙のその先へ。  ≪対談≫インテリジェンスで読み解く防衛装備品第三国移転。 佐藤 優 VS 手嶋龍一 公明党が課した厳格な「歯止め」の意義と実効性。 北側一雄 【特集】世界の憧れの都 「威風堂々」の京都 わが故郷・京都の魅力を語ります! 杉本 彩 なぜ僕は「京都呑み」に惹かれたのか。 角野卓造 マンガの魅力を京都から世界へ発信。 荒俣 宏 未来に伝えたい「京料理」の素晴らしさ。 村田吉弘 「源氏物語」が日本人の心をつかむ理由。 山本淳子 ≪対談≫ 本当の「京都」はどこにあるのか。 井上章一VS 澤田瞳子 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 道を開く人篇 (8) 【特別寄稿】 世界平和の象徴になった沖縄の核ミサイル発射基地跡。 三山秀昭 【新連載】シルクロード ウズベキスタン紀行 安禄山のふるさと 安部龍太郎 【特集】「つながり」のある社会へ ≪対談≫ 中元日芽香 VS 古賀史健  待つ、そして聴く――心の奥の「言葉」を探しに行こう。  “なんちゃって家族”で「日常のつながり」を地域に広げていく。 奥田知志 【対談】憎しみの連鎖を断つために――ソマリアの挑戦。 高野秀行 VS 永井陽右 【ルポ】日本とブラジルを結ぶ――日系四世新米記者の夢。 高橋幸春 【好評連載】 鎌田實の「希望・日本」 鎌田 實/高島礼子の歴史と美を訪ねて 村木 嵐 VS 高島礼子/老舗探訪 ―― 一〇〇年企業のここがスゴイ!  神田憲行/東北の未来を拓く「青年力」   平井慶祐/他 その他
  • 月刊「潮」2024年4月号
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2024年4月号 主な内容 【特別企画】 若者たちの未来は 可能性に満ちている 村木風海 VS 向井千秋 「宇宙視点」で考えよう! 生命の神秘と地球の未来を。 室橋祐貴 VS 能條桃子 VS 河西宏一 青年世代が考える、この国の問題点と大人たちの責任。 坂本 達 人間の素晴らしさを思い知った自転車世界一周。 【特集】 3・11から13年 避難所に彩りを!ダンボールが繋いだ励ましの連鎖。 遠藤昭三 南相馬市の今――住民の健康を守る「絆一座」の復活。 鎌田 實 【特集】 「日本を変える」ヒント 小木曽麻里 VS 内田 舞  女性が働きやすい職場のほうがみんな幸せになれる! 今井紀明 VS 田原総一朗 「トー横」「グリ下」若者の孤独と困窮をどう支えるか。  【特集】池田大作第三代会長と月刊『潮』の63年。 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 道を開く人篇 (7) 【特別インタビュー】 ゴルバチョフと池田大作――今こそ求められる平和への遺訓。 副島英樹 能登半島地震――公明党はどう動いたか。 中川宏昌 【特集】 スポーツの“春”が来た! ≪特別対談≫ 塙 宣之 VS 門脇 誠 こんなに違う!ダバディが見た日仏スポーツ事情。 フローラン・ダバディ 【特集】 世界に平和を広げゆく「先駆」の福岡 「シルクロード 仏の道をゆく」法華経と我が人生を語る。 安部龍太郎 一人一人のドラマが大きなうねりとなった「五万人の第九」。 塩田明弘 性的マイノリティの人権を確立した公明党県議の戦い。 星乃治彦 人口減少を乗り越える多文化共生の社会へ。 酒井順一郎 “サダコの折り鶴”――「核なき世界」の構築へ。 佐々木雅弘 【好評連載】 世界への扉 三浦瑠麗/トクサンの「人間野球」日誌(最終回) トクサン/他 その他
  • 月刊「潮」2024年3月号
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2024年3月号 主な内容 【特別企画】いま私たちが直面している危機 「政治とカネ」にメスを入れる改革は待ったなし! 川上和久 VS 石井啓一 世界の危機を前に甦る朝河貫一の“警鐘”。 安部龍太郎 VS 浅野豊美 ≪特別ルボ・後編≫ 人間性を破壊する戦争の怖さと愚かさ――ウクライナの激戦地から。 宮内悠介 【特集】ロマンあふれる文化の楽土・栃木県 大好きな栃木のためなら何でもお手伝いさせていただきます! 大島美幸 マツケンサンバを通して伝えたい「夢」の大切さ。 真島茂樹 北関東の未来を乗せて宇都宮LRT、出発進行! 原 武史 「おらが街のチーム」を県民が育てる“スポーツ王国”。 小森信道 野に咲く花のように――歌で皆さんに元気を送りたい。 ダ・カーポ 【特集】池田大作第三代会長と月刊『潮』の63年。 月刊『潮』編集部 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 道を開く人篇 【新連載】老舗探訪――100年企業のここがスゴイ! 千疋屋総本店――世界でも珍しい老舗「果物商」の機敏な舵取り。 神田憲行 【新連載】東北の未来を拓く「青年力」 伝統製法にこだわる酒造りで個性が輝く。 佐藤祐輔 【特集】アスリートたちの肖像 ≪ルポ≫箱根で見えた課題と収穫――ドキュメント創価大学駅伝部。 酒井政人 井上尚弥VSタパレス観戦記――彼にとって富や名声は、付属物にすぎない。 天野純希 美術史学の権威が「大シルクロード展」の魅力を語り尽くす。 青柳正規 【ルポ】学校を飛び出し“学び”に出合う真夏の大冒険。 黒島暁生 【好評連載】 ニッポンの問題点 山野千枝 VS 田原総一朗/鎌田實の「希望・日本」 鎌田 實/高島礼子の歴史と美を訪ねて 砂原浩太朗 VS 高島礼子/他 その他
  • 月刊「潮」2024年2月号
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2024年2月号 主な内容 【特別企画】2024年 世界と日本が直面する難問(アポリア) ウクライナと中東――国際秩序の危機と日本の使命。 寺島実郎 Z世代は知っている「弱いアメリカ」の矛盾と歪み。 三牧聖子 米露中欧の行動原理から読み解く緊迫の国際情勢 池上 彰 ≪特別ルポ・前編≫ 冬よりも無関心が怖い――ウクライナの現実。 宮内悠介 【特集】社会を覆う「空気」の正体 女性には戦争を止める力がある――無意識の殻を破って。 坂東眞理子 VS 瀬谷ルミ子 「LGBTQ差別」のない社会へ、私たちができること。 遠藤まめた VS 森 達也 「出る杭を応援する」日本へ――若者政策の未来を語る。 末冨 芳 VS 中野洋昌 【特集】池田大作第三代会長と月刊『潮』の63年(上)  『潮』編集部 【連載ドキュメンタリー 企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 道を開く人篇 (5) 【新連載】老舗探訪―― 一〇〇年企業のここがスゴイ! 日本橋弁松総本店――外国人スタッフと守る伝統の「濃ゆい味」。 神田憲行 【新連載】東北の未来を拓く「青年力」 山形で価値を創造する文化を育みたい。 緑川岳志 【特集】「知」と「楽」の探究 ≪てい談≫ 相撲ほど粋で楽しい最高の趣味はありません! 内館牧子 VS 嵐山光三郎 VS 南 伸坊 「ゴジラ」は我々に何を伝えようとしてきたのか。 森下 達 【ルポ】学校を飛び出し“学び”に出合う真夏の大冒険。 (上) 黒島暁生 【クローズアップ】ながやす巧 「壬生義士伝」を描き切った漫画界の名匠の二〇年。前原政之 【好評連載】 ≪対談≫高島礼子の歴史と美を訪ねて 中西 進 VS 高島礼子/≪対談≫ニッポンの問題点 河合雅司 VS 田原総一朗/鎌田實の「希望・日本」 鎌田 實/「故事成語」にはワケがある! 塚本青史/他 その他
  • 月刊「潮」2024年1月号
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2024年1月号 主な内容 【特別企画】デジタル時代の「教育」の本質 ≪対談≫ 今こそ「リアル」と「活字」の価値を見直そう。 老川祥一 VS 篠原文也 ≪連載≫ ニッポンの問題点 ドワンゴはなぜオンラインの大学を目指すのか。 川上量生VS 田原総一朗 ≪連載≫ 鎌田實の「希望・日本」 子どもたちの「やる気」を引き出すウェルビーイング教育。 鎌田 實 【巻頭対談】 「障害者アート」には社会を変える力がある。 平田オリザ VS 服部 正 【特集】認知症対策の最前線 認知症治療薬「レカネマブ」はなぜすごいのか。 道川 誠 アルツハイマー病 治療の未来。 下山 進 【てい談】住む人の生きる力と情熱が、町を発展させていく。 野崎友義 VS 竹花真弓 VS 石井啓一 【ルポ】悪い流れを乗り越えて守り抜いたシード権の重み ――全日本大学駅伝ダイジェスト。 酒井政人 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 道を開く人篇(4) 【特集】雄大な文化と自然の理想郷・山形県 新幹線を降りて吸う、故郷の空気がとにかくおいしい! 橋本マナミ 小さな殿様の連合政権――“オール山形”の魅力とは。 今村翔吾 山形が秘める「多様性社会」へのポテンシャル。 池田弘乃 山形県はほのぼのと温かい「日本の顔」。 ウド鈴木 【新春てい談】令和の大相撲、がっぷり四つで語り尽くします! 内館牧子 VS 嵐山光三郎 VS 南 伸坊 【アスリート列伝】岡田彰布 堅実な采配に徹してきた指揮官が最後に打った大博打。 横尾弘一 【好評連載】 高島礼子の歴史と美を訪ねて 中西 進 VS 高島礼子/「故事成語」にはワケがある! 塚本青史/池田思想の源流――『若き日の読書』を読む 佐藤 優/その他 その他
  • 月刊「潮」2023年12月号
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2023年12月号 主な内容 【特別企画】伝統と革新を愉しむ ≪対談≫ 迷いに迷って最後に選ぶのは「好き嫌い」ですね。(笑) 羽生善治 VS 芦沢 央 ≪対談≫ 歴史を学んで失敗を恐れなくなりました。 大林素子 VS 山崎怜奈 ≪連載≫ ニッポンの問題点 瀬尾 傑 VS 高橋弘樹 VS 田原総一朗 【特集】自然と文化が織りなす人材城・長野県 長野の食と自然、そして人の優しさが私を育ててくれた。 杉崎美香 信州が生んだ「智将」真田父子の魅力に迫る。 今村翔吾 選手と関係者の努力で築き上げたスポーツ大国の系譜。 折山淑美 国内外から愛される軽井沢へ――星野リゾートの挑戦。 星野佳路 【対談】女性や子どもの声を日本の改革に繋げてきた公明党。 末冨 芳 VS 山本香苗 【ルポ】王者・駒澤に次ぐ創価大躍進の要因。――出雲駅伝ダイジェスト  酒井政人 【連載ドキュメンタリー企画】 「民衆こそ王者」〈識者の声〉篇 いま学ぶべき池田先生の子育ての哲学。 アグネス・チャン 【新連載】東北の未来を拓く「青年」 囲碁の世界で活躍する姿で被災地に希望を届けたい。 一力 遼 【特集】自分らしい生き方とは 受刑者を人として尊重する、北欧刑務所視察記。 中井政嗣 性的少数者の平等を目指す米国の歩み。 矢部 武 ≪ルポ≫ 性暴力被害者と向き合う看護師たち。 黒島暁生 ≪連載≫ 鎌田實の「希望・日本」 鎌田 實 【人間探訪】大江千里 【シリーズ】シニアのための「生き生き」講座 ≪ルボ≫ 高齢者の健康寿命を延ばす「老年内科」の挑戦。 荒川 龍 【好評連載】 ≪対談≫ 高島礼子の歴史と美を訪ねて 車 浮代 VS 高島礼子/最新テクノロジーから見たグローバルヘルス 山本康正/「故事成語」にはワケがある! 塚本青史/他 その他
  • 月刊「潮」2023年11月号
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2023年11月号 主な内容 【特別企画】政治の使命とは何か 「くじ引き民主主義」で停滞する政治を打開せよ。 吉田 徹 公明党がリードする物価高対策と子育て支援。 山口那津男 ≪連載≫ 鎌田實の「希望・日本」 政治家を、本気で気候危機問題に向き合わせる方法。 鎌田 實 【特集】秋の夜長はちょっと知的に 「座右の書」はあなたの人生を豊かにしてくれる。 吉田裕子 幕末維新の真相――いま、歴史を学ぶ意義とは。 三谷 博 ≪対談≫教科書には載ってない!語学上達のあの手この手。 高野秀行 VS 済東鉄腸 ≪座談会≫『大衆の反逆』が現代社会に問いかけるもの。 岩間陽子 VS 開沼 博 VS 與那覇 潤 VS 佐々木俊尚 VS 東畑開人 【連載】ニッポンの問題点 “田原総一朗”の使い方(上)――「危ない好奇心」が面白い! 瀬尾 傑 VS 高橋弘樹 VS 田原総一朗 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 道を開く人篇(3) 【特集】魅力あふれる文化の渦潮・徳島県 世界の名画が鳴門で一堂に会した大塚国際美術館。 浅井智誉子 料理も仕事もひと手間が大切!働き者「阿波女」の秘密。 浜内千波 「阿波の古狸」と評された徳島藩祖・蜂須賀家政。 根津寿夫 戦国最初の“天下人”三好長慶の革新性。 森脇崇文 徳島の生産者や職人の知られざる魅力を発信。 大杉隼平 【ルポ】発声障害の苦しさと孤独――その“声”に耳を澄ます。 黒島暁生 【ルボ】高齢者の健康寿命を延ばす「老年内科」の挑戦。 (上) 荒川 龍 【好評連載】 高島礼子の歴史と美を訪ねて 車 浮代 VS 高島礼子/最新テクノロジーから見たグローバルヘルス 山本康正/「故事成語」にはワケがある! 塚本青史/池田思想の源流――『若き日の読書』を読む 佐藤 優/その他 その他
  • 月刊「潮」2023年10月号
    5.0
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2023年10月号 主な内容 【特別企画】 混迷の世界を見通す視座 日本は防衛力強化より「対話外交」の旗振り役を目指せ。 亀山陽司 「効率化」を捨てることが、豊かさにつながる。 斎藤幸平 ≪連載対談≫ テロリストの若者たちは私と同じ「若者」だった。 永井陽右 VS 田原総一朗 【特集】若い力の可能性 ≪対談≫若者がもっと政治に関心を持つために、制度と意識の変革を。 能條桃子 VS 石井啓一 ≪対談≫しんどくなったら「カウンセリングにおいで」。 中元日芽香 VS 大空幸星 【特集】健康を「科学」する 高齢者の活躍がこの国の未来を決する。 小林武彦 ≪対談≫最新テクノロジーから見たグローバルヘルス 最先端のデジタル化と「医」を超えた専門知で命を救おう! 國井 修 VS 山本康正 【特別寄稿】井上尚弥VSフルトン観戦記 天野純希 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 道を開く人篇(2) 【特集】笑顔輝く人華の天地 ・香川県 ≪対談≫ひと・文化・自然――香川は“じわっと”好きになる! 池田豊人 VS 中野美奈子 ≪対談≫笠置シヅ子と南原繁――「ブギウギ」が結んだ同郷人の魂の交流。 砂古口早苗 VS 村木 嵐 ・自然豊かなまんのう町の魅力をユーチューブで発信。 川原恵美子 ・志度の地が育んだ平賀源内のダイナミックな人生。 砂山長三郎 【シリーズ】シニアのための「生き生き」講座 ≪クローズアップ≫ 柴崎春通 ほっこり笑顔と水彩画で世界171万人を魅了するおじいちゃんユーチューバー。 ≪連載≫ 鎌田實の「希望・日本」 御年91歳――大村崑さんの人生を変えた筋トレ談義。 鎌田 實 【好評連載】 「故事成語」にはワケがある! 塚本青史/池田思想の源流『若き日の読書』を読む 佐藤 優/その他 その他
  • 月刊「潮」2023年9月号
    -
    1巻719円 (税込)
    "月刊「潮」2023年9月号 主な内容 【特別企画】世論の“風”の本質を見抜く 自公連立政権に求められる「変化」と「挑戦」。 牧原 出 公明党は最も国民の側にいる政党。 末冨 芳 不安に惑わされずマイナカードを正しく理解しよう。 金子朋子 【特集】日本が抱える難題 停戦をめぐる高いハードルと日本の選択肢。 佐藤丙午 「教員働かせ放題」の改善が教育の質を守る“一丁目一番地”。 内田 良 ≪連載対談≫ ニッポンの問題点 二〇二四年問題で、「送料無料・翌日配達」はもう限界!? 首藤若菜 VS 田原総一朗 【対談】堀内都喜子VS 織田友理子 誰も取り残さない社会へ――健常と障がいの境界を越えて。 【ヒューマンストーリー】伊藤 渉 「庶民の中の庶民」として政治に血を通わせていく。 【人間探訪】菅原洋一 九十歳の私からあなたへ贈る、愛の詩。 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 道を開く人篇 【シリーズ】シニアのための「生き生き」講座 ≪連載≫ 鎌田實の「希望・日本」 生島ヒロシさんと語り合う七十歳からの健康法。 鎌田 實 〇 諸刃の剣の「生成AI」に求められる規制。 塩原俊彦 【連載】 最新テクノロジーから見たグローバルヘルス 医療データのIT化は超高齢社会の救世主。 山本康正 【連載】「故事成語」にはワケがある! 戦乱の世の中はじつは故事の宝庫。 塚本青史 【ドキュメント】戦力外通告――支える家族の物語。 神田憲行 【ルポ】「指導死」根絶へ 立ち上がった遺族たち。 (上) 渋井哲也 【ルポ】渡航移植の深い闇――斡旋事件の深層に迫る。 (下) 高橋幸春 【好評連載】 高島礼子の歴史と美を訪ねて 梶 よう子 VS 高島礼子/池田思想の源流――『若き日の読書』を読む 佐藤優/他 その他 "
  • 月刊「潮」2023年8月号
    -
    1巻719円 (税込)
    "月刊「潮」2023年8月号 主な内容 【特別企画】平和へのメルクマール 「広島サミット後」の国際秩序と日本が果たすべき役割。 船橋洋一 インド流「全方位外交」こそ日本が活きる道。 渡邊啓貴 ≪連載対談≫ ニッポンの問題点 アメリカと中国の橋渡しを日本に期待したい。 伊勢崎賢治 VS 田原総一朗 【特別インタビュー】 貧困と紛争下のスーダンから伝える「医」のこころ。 川原尚行 【対談】 「石井さんの人柄や人生の歩みを知って、興味が湧きました(笑)」。 石井啓一 VS 海原純子 【特集】「歴史探究」の醍醐味 ≪対談≫第一次世界大戦の教訓をウクライナ危機に活かすべき。 佐藤 優 VS 安部龍太郎 ≪対談≫中国の文化を知ることは日本人自身を知ること。 山本一力 VS 角道亮介 ≪対談≫文学と歴史学の“コラボ”がいま求められている。 井上満郎 VS 澤田瞳子 【ルボ】藤井聡太 史上最年少七冠への道程。 粟野仁雄 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 希望をつなぐ人篇 【シリーズ】シニアのための「生き生き」講座 ≪クローズアップ≫樋口恵子 老いの大冒険に挑む日本の高齢者よ、胸を張れ! 【人間探訪】井上麻矢 井上戯曲を世界中の人びとに観てもらいたい。 【新連載】「故事成語」にはワケがある! 古代中国から語り継がれてきた言葉たち。 塚本青史 【新連載】最新テクノロジーから見たグローバルヘルス 山本康正 【ルボ】渡航移植の深い闇――斡旋事件の深層に迫る。 (上) 高橋幸春 世代を超えて言うべきことを率直に伝える技術。 戸田久実 【好評連載】 高島礼子の歴史と美を訪ねて 梶 よう子 VS 高島礼子/鎌田實の「希望・日本」 鎌田實/宿帳拝見――「あの人」が愛した湯 山崎まゆみ/Z世代のリアル 室橋祐貴/他 その他 "
  • 月刊「潮」2023年7月号
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2023年7月号 主な内容 【特別企画】民主主義は青息吐息 「世界のために何ができるか」――その感覚が社会を動かす。 大澤真幸 近い将来、日本が変わる臨界点がやってくる。 吉見俊哉 「論破文化」と歴史修正主義に共通する落とし穴。 倉橋耕平 【特集】少子化ニッポンの黄昏 保守的な家族観から「子どもは社会で育てる」発想への転換を。 広井多鶴子 五〇年後には四割の家系が消滅?「文明の危機」への処方箋。 金子隆一 ≪対談≫ジェンダー平等こそ社会の停滞を打破するカギ。 白河桃子 VS 田原総一朗 【シリーズ】シニアのための「生き生き」講座 高齢者こそ、「肉」や「ラーメン」を楽しむべし! 和田秀樹 【連載ドキュメンタリー企画】  民衆こそ王者 池田大作とその時代 希望をつなぐ人篇 【インタビュー】一〇〇〇年続く日本刀の文化を世界へ、未来へ。 三上貞直 【ルポ】虐待を受けた若者たちはなぜ声をあげたのか。 関川 隆 【インタビュー】芝居に魅せられた私が江戸が舞台の人情物語を描いた理由。 永井紗耶子 【新連載】最新テクノロジーから見たグローバルヘルス ChatGPTが医療の未来を変える。山本康正 【好評連載】 高島礼子の歴史と美を訪ねて 玉岡かおる VS 高島礼子/鎌田實の「希望・日本」 鎌田實/宿帳拝見――「あの人」が愛した湯 山崎まゆみ/Z世代のリアル 室橋祐貴/世界への扉 三浦瑠麗/トクサンの「人間野球」日誌 トクサン/池田思想の源流――『若き日の読書』を読む。 佐藤 優/真説!始皇帝 塚本青史 その他
  • 月刊「潮」2023年6月号
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2023年6月号 主な内容 【特別企画】世界は秩序を取り戻せるか 安全保障構築のための対話を日本が主導せよ。 岩間陽子 G7広島サミットは“核兵器なき世界”への大きな一歩。 香川剛廣 ≪連載対談≫ ニッポンの問題点  ウクライナ侵攻と台湾有事――指導者たちの行動原理。 細谷雄一 VS 田原総一朗 ≪インタビュー≫ パヴェウ・ミレフスキ 人道支援で繋がる日本とポーランドの強い絆。 【特集】日本経済復活への展望 ≪対談≫「賃金の引き上げ」こそ、最も有効な物価高騰対策だ。 渡辺 努 VS 石井啓一 ≪対談≫多様性を実感できる観光は「最大の平和産業」。 黒谷友香 VS 篠原文也 【特別インタビュー】「侍ジャパン」を社会学的に観戦する。 筒井清輝 【シリーズ】シニアのための「生き生き」講座 エンディングノートで始めるきれいな人生の仕舞い方。 山田静江 【連載ドキュメンタリー企画】  「民衆こそ王者」〈識者の声〉篇 「誰ひとり取り残さない」池田SGI会長の哲学。 井出英策 【ルポ】在日ロヒンギャのサッカーチーム 平和へのキックオフ! 高橋幸春 【ルポ】健常と障害を越えた球児たちの絆――夢プロジェクトと創価高校。 黒島暁生 【ルポ】ひきこもり115万人の衝撃――対策の最前線を追う。 石井光太 【新連載】最新テクノロジーから見たグローバルヘルス 新型コロナの教訓をどう次に活かすか。 山本康正 【好評連載】 高島礼子の歴史と美を訪ねて 玉岡かおる VS 高島礼子/鎌田實の「希望・日本」 鎌田實/宿帳拝見――「あの人」が愛した湯 山崎まゆみ/Z世代のリアル 室橋祐貴/世界への扉 三浦瑠麗/トクサンの「人間野球」日誌 トクサン/池田思想の源流――『若き日の読書』を読む。 佐藤 優/真説!始皇帝 塚本青史 その他
  • 月刊「潮」2023年5月号
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2023年5月号 主な内容 【特別企画】この国の未来予測図 AIがどんなに発達しても、よくも悪くも人間は変わらない。 東 浩紀 二〇二三年度の日本経済――その展望と課題。 熊谷亮丸 リミットは二〇二五年――待ったなしの少子化対策。 柴田 悠 【特集】今日から始める防犯対策 窃盗犯が侵入しにくい家づくりのコツ。 濱田宏彰 離れて暮らす親の安全を見守る最新ツール。 工藤広伸 【人間探訪】加藤登紀子 ロシアとウクライナに届け!「百万本のバラ」に込めた想い。 【対談】若松英輔 VS 中江有里 いのちの語らい――北條民雄のやむにやまれぬ思い。 【連載対談】高島礼子の歴史と美を訪ねて 作家にとって「自分の不幸は飯のタネ」なんです(笑)。 山口恵以子 VS 高島礼子 【連載ドキュメンタリー企画】  民衆こそ王者 池田大作とその時代 希望をつなぐ人篇 脳科学が教える「脱・三日坊主!」の秘策。 瀧 靖之 【ルポ】ひきこもり115万人の衝撃――対策の最前線を追う。 石井光太 【ルポ】SNS時代の闘病記――なぜ生きざまを配信するのか。 黒島暁生 【新連載小説】ウイルス 真山 仁 【好評連載】 ニッポンの問題点 二重作拓也 VS 田原総一朗/鎌田實の「希望・日本」 鎌田實/宿帳拝見――「あの人」が愛した湯 山崎まゆみ/Z世代のリアル 室橋祐貴/世界への扉 三浦瑠麗/トクサンの「人間野球」日誌 トクサン/池田思想の源流――『若き日の読書』を読む。 佐藤 優/真説!始皇帝 塚本青史 その他
  • 新装版 静かな爆弾
    3.9
    音の無い世界で暮らす君に、届く言葉は見つからない――。 『怒り』『悪人』の吉田修一が贈る、感動の恋愛小説。 「君を守りたいなんて、傲慢なことを思っているわけでもない」「でも」「何もできないかもしれないけど」「そばにいてほしい」。テレビ局に勤める俊平は、公園で耳の不自由な女性・響子と出会う。穏やかな日々を重ねる二人だが、ある日、彼女は姿を消した。音によって住む世界を隔てられた二人に起きた奇跡とは?
  • 文学評論 上
    -
    1~2巻726~770円 (税込)
    英文学者・夏目漱石の仕事がもっと読まれてよいのではないか。本書はもと「十八世紀英文学」のテーマで行われた講義であって、漱石は日本人としての主体を鋭く自覚し、また堂々と貫きながら十八世紀イギリスの作家と作品に、その社会に切りこんでいった。外国文学に関心をもつあらゆる人の必読書。 (解説 平井正穂)

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  • ヘタな人生論より万葉集
    -
    1巻726円 (税込)
    宮仕えのつらさ、酒飲みへの共感、老年期の恋への戸惑い、伴侶を失った悲哀……。今と変わらぬ心の有り様が素直に詠みこまれた『万葉集』から、生きるヒントを読みとる。
  • 江戸の都市伝説
    3.0
    あ、あのこわい話はこれだったのか、という発見に満ちた、江戸の不思議な都市伝説を収集した決定版。ハーンの題材になった「茶碗の中の顔」、各地に分布する飴買い女の幽霊、「池袋の女」など。
  • 坑夫
    -
    「本当の人間は妙に纏めにくいものだ。」 十九歳の家出青年が降りてゆく、荒くれ坑夫たちの飯場と「地獄」の鉱山、そしてとらえがたいこころの深み――明治41年、「虞美人草」と「三四郎」の間に著された、漱石文学の真の問題作。最新の校訂に基づく本文に、新聞連載時の挿絵を収録。(注・解説=紅野謙介)

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  • 虞美人草
    3.9
    明治四十三年、朝日新聞に入社した漱石が職業作家として書いた第一作。我意と虚栄をつらぬくためには全てを犠牲にして悔ゆることを知らぬ女藤尾に超俗の哲学者甲野、道義の人宗近らを配してこのヒロインの自滅の悲劇を絢爛たる文体で描く。漱石は俳句を一句々々連らねていくように文章に苦心したという。 (解説・注 桶谷秀昭)

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  • 或る女
    -
    近代日本文学中大正期の最高傑作。国木田独歩の恋人をモデルとしている点が問題になった。恋愛、家族制度、女の経済的独立等の問題をめぐって、封建的なものの強く残存している社会に自我の解放を求める女性の悲劇的な運命を描き、重厚なリアリズムの力がみなぎっている。大正期近代日本文学の最高傑作。
  • 落語評論はなぜ役に立たないのか
    3.7
    「昭和の名人」の時代から現在の“落語ブーム”までの歴史を追い、落語の本質とエンターテインメントにおける評論の役割を考察。今最も勢いのある著者による落語愛溢れる一冊。
  • 蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇
    4.2
    芥川が小説、随筆、童話、戯曲と、その才気にまかせて様々のジャンルで試みた作品の中から、広い意味で「子どもむき」と考えられる作品を選び収めた。この作品群から、機智や逆説や諷刺、そしてまた、そうした理智の鎧で固められた奥にひそんでいる作者の、少年のような純潔で素直な魂を感じとることができる。 (解説 中村真一郎)

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  • 昭和二十年夏、子供たちが見た戦争
    3.7
    あの戦争で子供たちは何を見て、生き抜いていったのか。角野栄子、児玉清、舘野泉、辻村寿三郎、梁石日、福原義春、山田洋次、中村メイコ、倉本聰、五木寛之が語る戦時中の思い出、そしてその後の人生軌跡。
  • 食べる日本近現代文学史
    3.0
    正岡子規は、死ぬ直前まで食べ、排泄し続けた。村上春樹は、食事を作ることで、新しい小説世界を生み出した。谷崎潤一郎は、戦中闇市で警察に目をつけられるほど食べている、だからこそ性愛や心情を、見事な食べ物に置き換えて小説にすることができた。食べること、生きること、書くこと、その欲望は果てしなく、恐ろしい。食べ物を描いた小説と作家の生き方を軸に、私たちの生きる意味を考える、楽しく美味しい文学史エッセイ。
  • 吾輩は猫である
    4.1
    猫を語り手として苦沙弥・迷亭ら太平の逸民たちに滑稽と諷刺を存分に演じさせ語らせたこの小説は『坊っちゃん』とあい通ずる特徴をもっている。それは溢れるような言語の湧出と歯切れのいい文体である。この豊かな小説言語の水脈を発見することで英文学者・漱石は小説家漱石となった。(解説 高橋英夫・注 斎藤恵子)

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  • 童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇
    4.1
    宮沢賢治の童話はその詩とともにきわめて特異なものである。「あなたのすきとおったほんとうのたべもの」になることを念じて書かれた心象的なこの童話の一つ一つは、故郷の土と、世界に対する絶えざる新鮮な驚きのなかから生まれたものである。どの一篇もそれぞれに不思議な魅力をたたえた傑作ぞろい。

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  • 漢文脈と近代日本
    4.0
    漢文は言文一致以降、衰えたのか、日本文化の基盤として生き続けているのか――。古い文体としてではなく、現代に活かす古典の知恵だけでもない、「もう一つのことばの世界」として漢文脈を捉え直す。
  • 黒い雨
    3.9
    一瞬の閃光に街は焼けくずれ、放射能の雨のなかを人々はさまよい歩く。原爆の広島――罪なき市民が負わねばならなかった未曾有の惨事を直視し、“黒い雨”にうたれただけで原爆病に蝕まれてゆく姪との忍苦と不安の日常を、無言のいたわりで包みながら、悲劇の実相を人間性の問題として鮮やかに描く。被爆という世紀の体験を、日常の暮らしの中に文学として定着させた記念碑的名作。野間文芸賞受賞。
  • 落語論
    3.5
    ファン待望、ホリイの落語入門がついにお目見え! なぜ同じ噺を繰り返し聞いても飽きないのか。うまい噺家はどこがどうすごいのか。当代一、落語会・寄席に通い、噺家すら恐れる著者だから書けた渾身の落語論。(講談社現代新書)
  • 死者の書 ―初稿版―
  • トロッコ・一塊の土
    4.7
    写実の奥を描いたと激賞される「トロッコ」、一つの事件に対する認識の違い、真実の危うさを冷徹な眼差しで綴った「報恩記」、芥川文学の転機と言われる農民小説「一塊の土」ほか中期の名作21編を収録。
  • 眠れなくなるほど面白い 図解 古事記
    3.6
    1巻748円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古典として時代を超え読み継がれている『古事記』。「八岐大蛇」、「因幡の白兎」など誰もが聞いたことがある物語への興味から、また、「国生み」「天孫降臨」「ヤマトタケルの遠征」など、壮大なスケールで繰り広げられると神々の物語の魅力から、最近では若い層にも人気が広まっている。 「八岐大蛇」や「因幡の白兎」「天の岩屋戸」――うろ覚えでも一度は聞いたことがあるであろう、これらの物語はすべて『古事記』に収められています。またスサノオやアマテラスオオミカミ、ヤマトタケルなどその名前は知っていても詳しくは知らないという人も多いのでは。この世の始まりから神々の誕生、日本の国土の形成、列島の統一、天皇の誕生と歴代天皇の業績など、古事記にはたくさんの「日本のルーツ」が記されています。だからこそとても興味深く感じるのです。人物紹介、相関図や、名場面、地図などの図版により、ビジュアルにわかりやすくした決定版です。
  • 夏目漱石、読んじゃえば?
    3.5
    1巻748円 (税込)
    『吾輩は猫である』は全部読まなくていい!『坊っちゃん』はコミュ障主人公!?『それから』に仕掛けられた謎を解こう!漱石を愛してやまない作家・奥泉光が、名作を面白く読む方法、伝授します。
  • 深読み日本文学(インターナショナル新書)
    4.0
    「色好みの伝統」「サブカルのルーツは江戸文化」「一葉の作品はフリーター小説」など、古典から漱石・一葉らの近代文学、太宰・安吾らの戦後作品、さらにAI小説までを、独自の切り口で分析。創造的誤読、ユーモアの持つ効能、権威を疑う視線といった、作家ならではのオリジナリティあふれる解釈で、日本文学の深奥に誘う。
  • 今昔ものがたり
    3.8
    大どろぼうの話、いもがゆの話、大きな鼻の和尚さんの話、きつねや化け物との知恵くらべ。「今は昔」と語り継がれ、平安時代の人びとの生活と心をいきいきと伝える、ふしぎで楽しい39話。

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  • 貧しき人々の群
    -
    1巻748円 (税込)
    宮本百合子による作品。
  • 太平記 鎮魂と救済の史書
    4.0
    足利尊氏や新田義貞、楠木正成ら名だたる部将が活躍する『太平記』。しかしこの名高い戦記物がめざしたのは、英雄譚と言うよりも、南北朝動乱を生きた、名もなき人々への鎮魂と救済ではなかったか。怨霊の跋扈する、不条理にも見える物語世界が内包する『太平記』の精神とは。また、登場人物たちの体現する儒教的道義論や因果応報論が担ったものとは何なのか。単なる戦記物の枠を超えた『太平記』の世界への招待。
  • 泉鏡花の「婦系図」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編
    4.0
    早瀬主税は、独文学者酒井に拾われ成長。芸者のお蔦を娶ったことが恩師の逆鱗に触れ、別れを余儀なくされる――。明治の人気作家が描く、一人の青年と彼を取り巻く女たちの愛憎劇をダイジェストで読む! ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 万葉の心
    -
    1巻750円 (税込)
    男女の愛、自然との交感、神々への祈り――生きる喜びと哀しみを歌い、日本人の心の原型を刻む古典『万葉集』。新元号「令和」の典拠として改めて注目を集める歌集の世界を、国文学研究の第一人者が解き明かす。「愛と死」など十のテーマで万葉びとの生きた時代へいざない、歌の楽しみをガイドする。やさしく格調高い文章で綴られた『万葉集』入門の決定版。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 冬の寒い日に読みたい童話 小川未明
    -
    1巻759円 (税込)
    『日本のアンデルセン』や『日本児童文学の父』とも呼ばれる小川未明の傑作の中から冬にぴったりな童話10作を厳選。代表作とも言える「赤い蝋燭と人魚」をはじめ、「金の輪」「野ばら」「ある夜の星たちの話」など、味わい深い童話を収録。子どもの頃に読んだことのある作品や初めて触れる作品の未明ワールドを是非楽しんでください。 目次 赤い蝋燭と人魚 金の輪 電信柱と妙な男 赤い船 笑わなかった少年 眠い町 ろうそくと貝がら 野ばら 雪の国と太郎 ある夜の星たちの話
  • 堤中納言物語
    NEW
    -
    作者・編者ともに不詳、ミステリアスでユーモアに溢れる日本最古の短篇物語集『堤中納言物語』。中島京子による名訳により生き生きと蘇る「可笑しみ」を堪能できる10篇を収録。
  • P+D BOOKS ブルジョア 結核患者
    -
    デビュー作「ブルジョア」を含む初期作品集。  父が天理教に入信し、叔父夫婦に育てられた芹沢光治良。帝国大学卒業後、農商務省に入省したが、経済の研究を志してパリに留学するもそこで結核に感染し、フランス、スイスで療養生活を経験する。そんな体験から書かれたデビュー作品集である。  雑誌「改造」の懸賞創作で1等に入選した「ブルジョア」は、結核患者が集まる町を舞台に、病に侵された夫と妻、多国籍の入院患者らの懊悩を描いた作品。 「結核患者」「昼寝している夫」「椅子を探す」は、杉夫妻を主人公に、結核に倒れた夫が心身ともに復活していく様子を描写し、「橋の手前」「風迹」は、共産主義に対する市井の人々のとらえ方を描出している。
  • P+D BOOKS 神坂四郎の犯罪
    -
    1巻770円 (税込)
    関係者のエゴイズムが交錯する傑作心理劇。 ――今日私が申し述べました真相は、あるいは大部分が嘘であるかも知れません。嘘であるという証明も本当であるという証明も出来ないのであります。……有るものはただ外部的資料に過ぎない。私の行為、私の言葉に過ぎない。私の心にある真実は推察されるだけであります。――  自殺幇助の疑いで裁判にかけられている雑誌編集長・神坂四郎。神坂が横領の事実を糊塗するために、梅原千代が持つダイヤを我が物にしようとし、心中を装ったとされているが、証言台に立った被告の妻、同僚女性、被告の飲み仲間らは微妙に食い違う証言をする。  被告のさまざまな顔が明らかになると同時に、証人のエゴイズムも露わになっていく表題作のほか、戦争で人生が変わってしまった二人の女性を描く「風雪」、常識や時代にとらわれず勝手気ままに過ごしているように見えた友人の本当の想いを綴る「自由詩人」という傑作短篇2篇を収録。
  • 芥川龍之介作品集 蜘蛛の糸
    -
    新たな切り口で作品をセレクトしたキミノベル版芥川龍之介作品集。 歌人・東直子さんが独自の視点でセレクト。数多くの短歌・俳句・詩等を残した芥川作品の中から、歌人の目を通して、おなじみの人気短編小説に加え、短歌・俳句等も併せて収録。児童書としては、これまでにはあまりなかった芥川作品集として構成されています。
  • P+D BOOKS 筏
    -
    1巻770円 (税込)
    蝦夷に商圏を広げようとする近江商人の物語。 「東の地の適する産物を、西に運び、西の地に適する産物を、東に運びますれば、それぞれの地に最も適する産業が発達致します理でございまして……ところが、この蝦夷の地と申しますは……この広大な土地が殆ど白紙のままに残されているのでございます。」  近江商人の家に生まれた藤村与右衛門、孝兵衛の兄弟が、江戸末期、経済が混乱するなかで未来を切り拓いていく物語。  地図に魅せられ、旅をするのが大好きな与右衛門を差し置いて、浪人の新之助らとともに蝦夷に向かった孝兵衛。アイヌの人々から歓待を受けたり、巨大なアメリカの黒船と遭遇したりしながら、商売のタネを見出そうとするが――。  芥川賞候補作『草筏』に次ぐ、「商店もの」三部作の第2弾。
  • P+D BOOKS 武蔵野インディアン
    -
    1巻770円 (税込)
    武蔵野を題材にさまざまな明と暗を描く。 「おい、日清戦争の前の年まで、今の東京都下は神奈川県だったのを知っているか。……都下という言い方、いかにも東京白人の発想だ。植民地扱いじゃないか」 関東大震災後に郊外に移ってきたサラリーマンの子・太田久雄は、武蔵野にルーツを持つ中学時代の友人たちからそう指摘される。彼らは自らを「武蔵野インディアン」と称し、地に足がついておらず「紙とインクの世界しか知らない」都会の“白人”とは一線を画する存在だというのだ――。  武蔵野を題材に、都会と地方、戦前と戦後、保守と革新といった、さまざまなコントラストを見事に描出した珠玉作。
  • 人魚の嘆き・魔術師
    3.3
    南京に住む憂愁の貴公子が、北国の冷艶にして水中の妖魔たる人魚に激しい恋をする「人魚の嘆き」、妖麗な魔術師に魅せられ欲望のままに半羊神と化す「魔術師」。大正期の耽美的な幻想譚二編。水島爾保布による美麗な挿画二十余点、カラー口絵二葉を完全収載。 〈註解〉明里千章〈解説〉中井英夫/前田恭二「水島爾保布小伝」
  • P+D BOOKS 火まつり
    -
    1巻770円 (税込)
    世間を震撼させた猟奇事件に中上健次が迫る。  海と山に囲まれた熊野の寒村。そこでひときわ広い土地を所有する池田家の長男・達男は、小さいころから悪行が絶えず、猿の肉を食べたり、神事に使う魚を獲るなどやりたい放題。それでも面と向かって文句を言う者は誰もいなかった。  そんななか、何者かがハマチの養殖場に重油を流して地元に大損害を与える事件が発生。次いでぼや騒ぎまで起きた。だれもが達男の仕業だと考えたが――。  実際に起きた「熊野一族7人殺害事件」をもとに、中上健次が映画シナリオを書き下ろした話題作と、のちに雑誌連載されたノベライズ版を収録。
  • 短篇小説
    -
    1巻770円 (税込)
    「おもちゃ箱をひっくりかえしたような短篇小説集」を編んでみたかったと、著者が述べているとおり、本書は多様な短篇によって構成されている。うれしいことに、あとがきでは、各短篇のロードマップになればよいという思いで、解説を著者自ら記していること。創作の核心に近づくことができ、作品の理解も深まる。 「光秀謀叛」にはじまり、「瓶の中の父」までの10篇。極上の読書体験だけがもたらしてくれる陶酔を、本書で味わえるだろう。
  • P+D BOOKS 草筏
    -
    1巻770円 (税込)
    商家の主人とその義子、弟らとの葛藤を描く。 「晋! お前のお父つあんやぞ。お前のお父つあんが、美代に子産ませよつたんやぞ。」  あまり家業に熱心ではない近江商人の主人・藤村治右衛門と、正反対な性格の弟・真吾、そして、治右衛門の義子・晋。真吾が密かに心を寄せ、晋の母親がわりを務めていた女子衆の一人・美代が、治右衛門の子を死産し精神を病んでしまう。やがて真吾に結婚話が持ち上がったとき、断固として首を縦に振らない裏には、美代の一件によるわだかまりがあった――。  商家に生まれた著者が、その体験から描く「商店もの」3部作の第1作にして、第1回芥川賞の候補にもなった名作。
  • 星の林に月の船 声で楽しむ和歌・俳句
    4.7
    意味はわからずとも,まずは五七調のリズムの心地よさをたっぷり味わい,ことばの響きを楽しもう.『万葉集』の和歌から昭和初期の短歌,俳句まで,くりかえし口ずさんでほしい約二〇〇作をえらんだアンソロジーです.それぞれに短い鑑賞の手引きをそえました.

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  • P+D BOOKS つむじ風(上)
    -
    1~2巻770~880円 (税込)
    金の亡者たちの滑稽な争いを描いた傑作。  クルマに跳ね飛ばされたらしい、ちょっと変わった青年・松平陣太郎を自宅に連れ帰った浅利圭介。失業中で妻から尻を叩かれっぱなしの圭介は、目撃したナンバープレートを手掛かりに一発逆転を狙っていた。しかし、ボーっとしていると思われた陣太郎が意外としたたかで、徳川家の末裔を名乗り、賠償金を巡る工作の主導権を握りはじめる。  加害者として浮上したのは、公衆浴場の主人と流行作家の2名。そこに浴場同士の争いや作家の美人秘書、浴場主人の愛人らが絡んできて……。  渥美清主演で映画化もされたユーモア小説の前編。
  • 変貌する古事記・日本書紀 ──いかに読まれ、語られたのか
    -
    ヤマトタケルは近代以前、ヤマトタケという名だった。不老不死を求めて常世国から、「ときじくのかくの木の実」を持ち帰ったタヂマモリは、後世、お菓子の神に変貌を遂げる。『古事記』や『日本書紀』に載る古代の説話は、それぞれに違いを持ち、さらに、その後の時代の状況に沿って、意図的に変化させられることが数多くあったのだ。日本の成り立ちが記された記・紀が、いかに受容され、変化していったのか、その理由を探っていく。
  • 古典つまみ読み 古文の中の自由人たち
    5.0
    大学受験古典の最強講師による古典案内。「自由人」をキーワードに面白い名作をセレクト。やさしく丁寧な解説。人生を味わい尽くした大人だからこそ、より深く古典を楽しめる!

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  • 「好色五人女」「堀川波鼓」を旅しよう 古典を歩く 10
    -
    元禄文芸の二大作家、西鶴と近松の人気作品の舞台を各地に訪ね、女と男の命がけの恋を実感する旅。姫路のお夏、大坂のおせん、京のおさん、江戸のお七、薩摩のおまん、因幡(いなば)のお種──実際の事件をもとに生れた名作の、恋人たちの哀切な息づかいが胸をうつ名著。古典の旅シリーズ『好色五人女/堀川波鼓』改題作品。愛を守り切った心中死、激しく胸をうつ命がけの恋!
  • 怪談 牡丹燈籠
    4.2
    美しい娘の死霊が、燈籠を提げ下駄を鳴らして恋人のもとに通う怪異談。改版。(解説=奥野信太郎/注=横山泰子)

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  • はじめての日本神話 ──『古事記』を読みとく
    3.2
    神話はたんなるファンタジーではない。なぜ古代の人々が見えない神々の世界を想像したのか、“自然”と“人間”の接点を舞台に読みとく。『古事記』の全容がわかる、あらすじ紹介つき。
  • 明暗
    -
    1巻770円 (税込)
    漱石の死とともに未完に終ったこの作品は、文字通り漱石文学の総決算であり、近代日本文学の最高傑作のひとつである。客観的な態度で醜悪な人間性を過不足なく描破しながら、その背後に著者が意図したものは、「則天去私」という悟りの境地であった。
  • P+D BOOKS 小説 阿佐田哲也
    4.0
    1巻770円 (税込)
    色川武大が自らに棲む「阿佐田哲也」に迫る。 「奴とは、ばくち打ちであり、ばくち打ちの奥に至らんと五十年もすごしてきたような、顔をしている人物である」--。色川武大は[阿佐田哲也]を、冒頭でこう評している。 阿佐田哲也なるばくち打ちは『麻雀放浪記』を書き、麻雀新撰組などを結成して世間を煙に巻いた。色川武大名義では『離婚』で直木賞を受賞した作家が、虚にして実、実にして虚の[阿佐田哲也]の素顔に迫った異色作。
  • 漱石紀行文集
    4.3
    漱石の満洲、ロンドン、京都を巡る紀行文「満韓ところどころ」「倫敦消息」「自転車日記」「京に着ける夕」をまとめる。漱石の人間、人事、自然を見詰める眼は的確であり、ユーモア溢れる溌剌とした文章で綴られている。近代日本の秀逸な紀行文となっている。小品5篇を併せて収載する。短文ながら文豪の素顔をよく伝えている佳品である。

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  • 鉄道ミステリーの系譜 シャーロック・ホームズから十津川警部まで
    3.7
    アメリカの作家エドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人事件』(1841年)に始まる推理小説の歴史は、平成28(2016)年で175年を数えます。世界最古の小説といわれる紫式部の『源氏物語』が書かれたのが寛弘5(1008)年ですから、推理小説の175年という数字は、小説の歴史のうえでは決して長いとはいえないでしょう。けれど、名探偵シャーロック・ホームズを創始したイギリスのコナン・ドイルが登場してからというもの、推理小説はイギリスを中心に飛躍的な発展を遂げました。 日本における推理小説は、明治10年代に欧米からもたらされたところから歴史がスタート。明治26(1893)年頃に翻訳物、創作物合わせて一つの頂点に達したのち、停滞期を経て、大正10(1921)年に横溝正史が『恐るべき四月馬鹿』を、翌11年に江戸川乱歩が『二銭銅貨』と『一枚の切符』を発表すると、活況を取り戻しました。以来、推理小説は戦時中の10年ほどの空白を除いて発展の一途をたどり、その勢いは今日まで続きます。 一方、1830年、イギリスに誕生した鉄道は、明治5(1872)年にそのイギリスの指導を仰いで新橋~横浜間で開業して以来、大正時代には旅行の大衆化が一気に進みました。その後、第2次世界大戦で被害にあったものの復興し、昭和39(1964)年には東海道新幹線も開業。日本の経済を時に支え、時に牽引しながらその進展に貢献してきました。そして昭和50年代には国鉄が破綻、民営化されるという経過をたどりましたが、今は再び活気を取り戻しています。本書は、このような推理小説と鉄道双方の歴史と相関関係を踏まえて、鉄道を舞台にした作品、鉄道を主題にした作品などを総称して「鉄道ミステリー」と決め、これはと思われる作品を厳選したうえで時代を追って紹介します。推理小説と鉄道――この二つの相性が抜群によいこともあり、鉄道が重要な要素として、また格好の素材として推理小説に盛んに取り込まれるようになったことは、いわば必然の成り行きだったのでしょう。 ■著者紹介 原口隆行(はらぐちたかゆき) 昭和13(1938)年東京生まれ。上智大学卒業後凸版印刷(株)に入社。 在職中より『鉄道ジャーナル』『旅と鉄道』などに寄稿をはじめ、昭和57(1982)年にフリーに。 著書に『時刻表でたどる鉄道史』『日本の路面電車I・II・III』『鉄道唱歌の旅 東海道線今昔』(以上JTB)、 『イギリス=鉄道旅物語』『イタリア=鉄道旅物語』(以上東京書籍・共著)、 『文学の中の駅』『鉄路の美学』『汽車ぽっぽ最後の時代』(以上国書刊行会)、 『最長片道切符11195.7キロ』(学習研究社)、『ドラマチック鉄道史』(交通新聞社)など。
  • 橋本治と内田樹
    4.1
    文学歴史芸能に、教育問題、身体論。はたまた米中の行方まで。抱腹絶倒、痛快無比。当代きっての柔軟な知性が語りつくす、世界と日本の現在過去未来。不毛で窮屈な論争をほぐして「よきもの」にかえる大人の智慧がここに凝縮。読むと希望がわいてくる対談集、待望の文庫化。
  • 「清張」を乗る 昭和30年代の鉄道シーンを探して
    3.0
    日本における社会派推理小説の先駆けとなったベストセラー『点と線』が発表されたのが昭和32年から33年にかけて。その昭和33年は、現在の天皇・皇后両陛下のご婚約が発表されるなど、昭和史にとってエポックメーキングな年であった。また、高度経済成長のさまざまな明暗が現れはじめた年でもあった。本書は、当時の世相を反映した松本清張作品から、鉄道シーンを一挙に再読する試み。 岡村 直樹(おかむらなおき) 昭和23年東京生まれ。慶応義塾大学卒。ローカル紙記者などを経て旅行作家に。日本旅行作家協会会員。川の旅人。文学、歌謡、映画、民俗、歴史、絵画などの方面から川にアプローチして21年。全国109の一級水系すべてを踏破。現在は二級水系を歩いている。平成21年1月、弘文堂から講演集『自然と神道文化―海・山・川』(共著)を上梓。時代小説に描かれている旅のスタイルに注目した『旅する時代小説』も執筆中。おもな著書は『切り絵利根川の旅』『川の歳時記』『寅さん人生の伝言』『とっておきの里祭り』ほか。 ※電子書籍の仕様による紙版と異なる図版・表・写真の移動、本文中の参照指示の変更、ほか一部修正・訂正を行っている箇所があります。予めご了承ください。
  • 選者のこころ
    -
    1巻770円 (税込)
    川柳選考の教科書。 川柳界の第一線作家であった著者が丁寧に綴る、選考者の心構え。もちろん実践、選考としてのあり方なども丁寧に説く。 投句者にとっては、選者のこころを知ることができ、逆入門書ともしても読める好著。
  • わたしの源氏物語
    4.3
    初めて「源氏物語」に出会ったのは13歳のとき。千年の命を今に伝える〈王朝ロマン〉の面白さに取り憑かれて半世紀以上。源氏物語完訳をライフワークとし、文学と人生を戦いぬいてきた著者が、光源氏と彼をとりまく女たちの多彩な愛のかたち、恋のさまざまを縦横無尽に語る。読み込むほどに奥深く、新たな発見に満ちた魅力の物語世界へようこそ。
  • P+D BOOKS 少年・牧神の午後
    3.0
    1巻770円 (税込)
    北杜夫 珠玉の初期作品をカップリング。  病弱な少年の病気への密かな親しみや、発熱によって開かれる想像力の世界を描く「病気についての童話」。  牧神がまどろみから目覚め、パンの笛とアポロン の竪琴による音楽勝負に挑む、詩的世界を描く「牧神の午後」。  精神を病んでいく主人公がある日知った、『狂詩』という言葉の意味と、心理の変換を描く「狂詩」。  少年の無垢な純真性喪失を瑞々しく描く「少年」。  北杜夫初期の繊細な世界が、7篇の小編を通じて拡がっていく珠玉のカップリング集。
  • 現代推理小説論
    -
    1巻770円 (税込)
    1970年代半ばから約10年間、推理小説界はブームを迎えて躍動していた。バラエティ豊かな作品が次々と刊行され、大きな話題を呼んだ。新しい推理小説の流れとは? 現代の名探偵の存在意義は? トリックに未来はあるのか? ネオ・ハードボイルドへの疑問とは? 変容する警察小説はどこへ向かう? 名探偵はグルメなのか? 悪女の魅力って? 推理評論の第一人者が硬軟自在、さまざまな視点からその時代を論じた好著。
  • 行人
    4.1
    妻お直と弟二郎の仲を疑う一郎は妻を試すために二郎にお直と二人で一つ所へ行って一つ宿に泊ってくれと頼む……。知性の孤独地獄に生き人を信じえぬ一郎は、やがて「死ぬか、気が違うか、それでなければ宗教に入るか」と言い出すのである。だが、宗教に入れぬことは当の一郎が誰よりもよく知っていた。 (解説・注 三好行雄)

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  • あかりの湖畔
    3.8
    大きな湖のほとりにある「お休み処・風弓亭」の三姉妹。 次女の悠は女優志望、高校生の花映も外の世界に憧れ、一人長女の灯子だけが、生まれ育ったこの場所でいつまでも変わらぬ生活を望んでいた。 ある日、姉妹の前に一人の青年が現れる。「運命を変える」出会いが、封じられた記憶を揺さぶって……。 大切な家族だからこそ、打ち明けられない秘密がある。 人生の小さな分岐点を丹念に描き、心を静かにふるわせる傑作長編小説。

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  • 御所本百人秀歌 宮内庁書陵部蔵
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 宮内庁書陵部蔵本を影印。藤原定家撰。全102首。後鳥羽院・順徳院の歌を欠く。伝本は他に一本を確認するのみ。百人一首に先行する書として、その資料的価値は極めて高い。別冊解説にて百人一首との相関が詳密に解説され、百人一首成立の問題が解明されてゆく。
  • 【語注付】明暗(漱石コレクション)
    4.0
    何不自由ない新婚生活を送っているかに見える津田とお延。実は手元不如意の上、津田は持病に悩まされている。津田のかつての恋人・清子の存在が夫婦の生活に影を落としはじめ、漠然とした不安を抱く二人。自らの善意を疑わず彼らに近づいてくる吉川夫人や津田の妹・お秀、始終厄介事を持ち込む友人・小林など一人ひとりのエゴがせめぎあう。複雑な人間模様を克明に描く、漱石の絶筆にして未完の大作。語注付。
  • 日本古典くずし字読解演習
    -
    1巻770円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本古典文学を学ぶ人向けのくずし字演習テキスト。入門・中級・上級編を設定し、翻刻・設問ともに回を追うごとに段々と深めていける構成で、日本古典の研究方法につながる設問も用意しています。全15回の講義で終了するように作りました。
  • 影印本西鶴名残の友
    -
    1巻770円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 五巻四冊、二十七章より成り、刊記は「元禄十二巳卯歳首夏吉辰 浪花書林 開板」。巻頭に「浪速滑稽林団水散人序」がある。団水筆の内題より、この作品が西鶴自筆本を板下にしたものであることが判読できる。巻末に成立、構成、内容等を簡明に解説した。附、西鶴略年譜。
  • 「奥の細道」をよむ
    4.4
    芭蕉にとって、『おくのほそ道』とはなんだったのか。六百里、百五十日に及ぶ旅程は歌仙の面影を移す四つの主題に分けられる。出立から那須野までの禊、白河の関を過ぎてみちのくを辿る歌枕巡礼、奥羽山脈を越え日本海沿岸で得た宇宙への感応、さまざまな別れを経て大垣に至る浮世帰り。そして芭蕉は大いなる人生観と出遭う。すなわち、不易流行とかるみ。流転してやまない人の世の苦しみをどのように受け容れるのか。全行程を追体験しながら、その深層を読み解く。
  • 美しい表紙で読みたい 桜の樹の下には
    -
    1巻770円 (税込)
    『檸檬』に並ぶ、梶井基次郎の代表的作品。 「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」という有名な冒頭文に始まる本作は、 散文詩的・幻想的なモチーフが特徴。 また、話者である「俺」が、聞き手の「お前」に向けて話す台詞を、そのまま小説にする手法を用いた、 著者にしては特異な形態がとられている。 表題作のほか、白昼に闇を見るという青年の憂鬱、絶望を描く『蒼穹』、 見るもの全てを自分の意識の中に取り込んでしまう男の悲劇を描いた『泥濘』を収録。 「美しい表紙でよみたい」シリーズは、不朽の名作を美麗な表紙イラストともにじっくりと味わえます。 本作の表紙イラストは、現在イラストレーターとして国内外で活動中の安那(Anna)氏によるものです。 和風・ノスタルジックテイスト漂う作風が特徴で、叙情的な表情、季節感の表現を得意とする美しいイラストが、 時代を経ても色あせない名作文学の魅力をアップさせてくれます。
  • 今こそ読むべき 堕落論
    -
    1巻770円 (税込)
    自分自身を偽ることなく生きよ! 人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。 ――混迷した終戦後の社会において、虚飾を捨て、現実をあるがままの姿で受け入れ、人間本来の姿に徹すべきなのである。 人間の本質を鋭く突いた、現代においても、否、今だからこそ読んでおきたい作品。 【目次】 堕落論
  • 続じゃがいも下巻
    -
    人気ドラマ「じゃがいも」の続編。前作からは多少シチュエーションを変えている。東京の下町・向島のコロッケ屋の家族を中心に、彼らを取り巻く人々が織り成す、おかしさとペーソス溢れる人情ドラマ。三沢家は夫婦と二男一女の5人家族。夫の善吉は個人タクシーの運転手。妻のたみ子は小さなコロッケ屋を切り盛りし、結構繁盛している。そんなある日、長男の竜夫が事故に巻き込まれて急死してしまう。その通夜に竜夫の恋人という女性・葉子が突然現れ、竜夫の子供を身ごもっているという。ひょんなことから葉子は三沢家に同居することになった。しばらくして、次男の雄次が葉子と結婚すると言い出し、三沢家は大騒動に。出演は森光子、佐野浅夫、加藤剛、三浦友和、吉沢京子、志村喬、大坂志郎、ハナ肇、大山のぶ代、近江俊郎、倍賞美津子、大門正明ほか。演出・山内和郎ほか。昭和50(1975)年NET(現テレビ朝日)系で放送。向田邦子の単独執筆。全22回。下巻は第12~22回を収録。
  • 続じゃがいも上巻
    -
    人気ドラマ「じゃがいも」の続編。前作からは多少シチュエーションを変えている。東京の下町・向島のコロッケ屋の家族を中心に、彼らを取り巻く人々が織り成す、おかしさとペーソス溢れる人情ドラマ。三沢家は夫婦と二男一女の5人家族。夫の善吉は個人タクシーの運転手。妻のたみ子は小さなコロッケ屋を切り盛りし、結構繁盛している。そんなある日、長男の竜夫が事故に巻き込まれて急死してしまう。その晩、竜夫の恋人という女性が突然現れ、竜夫の子供を身ごもっているという。出演は森光子、佐野浅夫、加藤剛、三浦友和、吉沢京子、志村喬、大坂志郎、ハナ肇、大山のぶ代、近江俊郎、倍賞美津子、大門正明ほか。演出・山内和郎ほか。昭和50(1975)年NET(現テレビ朝日)系で放送。向田邦子の単独執筆。全22回。上巻は第1~11回を収録。
  • じゃがいも下巻
    -
    東京の下町・向島のコロッケ屋の家族を中心に、彼らを取り巻く人々が織りなす、おかしさとペーソス溢れる人情ドラマ。三沢家は善吉・たみ子夫婦と長男・雄一、長女・ひろ子の4人家族。近くの浅草には善吉の父が一人で暮らしている。善吉は個人タクシーの運転手をしており、妻のたみ子は小さなコロッケ屋を営んでいて、店はそれなりに繁盛していた。そんな中、長女・ひろ子の恋愛騒動や、たみ子が離婚して婚家に残してきた実の娘・春子をめぐる結婚問題など、三沢家は毎日がてんやわんやの大騒ぎである。出演は森光子、佐野浅夫、三浦友和、吉沢京子、志村喬、大坂志郎、ハナ肇、大山のぶ代、井上順、沢田亜矢子、池部良、横内正ほか。演出・山内和郎、大村哲夫。番組は昭和48(1973)年からNET(現テレビ朝日)系で放送。向田邦子の単独執筆。全29回。下巻には第15~29回を掲載。
  • じゃがいも上巻
    -
    東京の下町・向島のコロッケ屋の家族を中心に、彼らを取り巻く人々が織り成す、おかしさとペーソス溢れる人情ドラマ。三沢家は善吉・たみ子夫婦と長男・雄一、長女・ひろ子の4人家族。妻のたみ子が切り盛りするコロッケ屋は小さいながらも結構繁盛している。そんなある日、かつてたみ子が離婚し婚家に残してきた実の娘・春子から23年ぶりに電話がかかってきた。出演は森光子、佐野浅夫、三浦友和、吉沢京子、志村喬、大坂志郎、ハナ肇、大山のぶ代、井上順、沢田亜矢子、池部良、横内正ほか。演出・山内和郎、大村哲夫。昭和48(1973)年NET(現テレビ朝日)系で放送。向田邦子の単独執筆。全29回。上巻には第1~14話を収録。
  • だいこんの花・第5部下巻
    -
    人気シリーズ第5弾。元巡洋艦「日高」艦長の父・永山忠臣と息子・誠を中心に、人生の喜びと哀しみを笑いとペーソスのうちにつづるロマンチック・ホームドラマ。誠がより子と晴れて結婚してはや1年。忠臣の小うるさい“嫁教育”、周囲へのお節介は相変わらずで、誠たちの気の休まるひまもない。おまけに、自由奔放なより子の妹や、忠臣がひそかに思いを寄せるバーのマダムがさまざまに絡むなど、永山家をめぐる騒動の日々はまだまだ続く。出演は森繁久彌、竹脇無我、いしだあゆみ、大坂志郎、加藤治子、牟田悌三、春川ますみ、榊原郁恵、長谷川哲夫、真屋順子、坪田直子、金子信雄、入川保則、久我美子、志村喬ほか。演出・山内和郎、大村哲夫、大井素宏。昭和52(1977)年テレビ朝日系で放送。向田邦子単独執筆。全26回。下巻は第14~26話を収録。
  • だいこんの花・第5部上巻
    -
    人気シリーズ第5弾。元巡洋艦「日高」艦長の父・永山忠臣と息子・誠を中心に、人生の喜びと哀しみを笑いとペーソスのうちにつづるロマンチック・ホームドラマ。誠がより子と晴れて結婚して1年。忠臣は、誠の嫁こそ亡妻の面影に似た“だいこんの花”のようにさわやかに美しく育てたいと日々、嫁教育に張り切る。が、より子は逆にそれを嫁いびりと受け取り、置き手紙をして家出してしまう。出演は森繁久彌、竹脇無我、いしだあゆみ、大坂志郎、加藤治子、牟田悌三、春川ますみ、榊原郁恵、長谷川哲夫、真屋順子、坪田直子、金子信雄、入川保則、久我美子、志村喬ほか。演出・山内和郎、大村哲夫、大井素宏。向田邦子の単独執筆。全26話。上巻には第1~13話を掲載。昭和52(1977)年テレビ朝日系で放送。
  • だいこんの花・第4部下巻
    -
    人気シリーズ第4弾。戦後20年以上経てもなお、往年の夢を捨てきれない元巡洋艦「日高」艦長の父、永山忠臣と適齢期を迎えた息子、誠との男所帯を中心に繰り広げられるロマンチック・ホームドラマ。誠がバーのホステス・まり子と恋仲になる。案の定、すったもんだの揚げ句、晴れてゴールイン。だらしなかったまり子の実父も再婚し、おめでたつづき。そんな折、忠臣にガールフレンドができたりして、まだまだ永山家を中心にてんやわんやの日々が続く。出演は森繁久彌、竹脇無我、いしだあゆみ、大坂志郎、加藤治子、牟田悌三、春川ますみ、大宮敏充、金子信雄、入川保則、長谷川哲夫、水の江滝子ほか。演出・山内和郎、大井素宏。昭和49(1974)~50(1975)年NET(現テレビ朝日)系で放送。下巻は向田邦子単独執筆(全30回)のうち、第16話~30話を掲載。
  • だいこんの花・第4部上巻
    -
    戦後20年以上経てもなお、往年の夢を捨てきれない元巡洋艦「日高」艦長の父、永山忠臣と適齢期を迎えた息子、誠との男所帯を中心に繰り広げられるロマンチック・ホームドラマ。こうるさい忠臣が原因で恋人と別れた誠が、今度はなんとバーのホステスに惚れる。昔気質の忠臣にとってまさに驚天動地の出来事で、愕然とする。元部下の京太郎や源助を助っ人に二人の仲を妨害したり、はたまた彼女のだらしのない実父が乗り出してきたりで大騒動に発展する。出演は森繁久彌、竹脇無我、いしだあゆみ、大坂志郎、加藤治子、牟田悌三、春川ますみ、大宮敏充、金子信雄、入川保則、長谷川哲夫ほか。演出・山内和郎。昭和49(1974)年NET(現テレビ朝日)系で放送。上巻は向田邦子全執筆(30回)のうち、第1話及び3~15話を掲載。
  • だいこんの花・第3部下巻
    -
    森繁久彌と竹脇無我共演の人気ドラマシリーズ第3弾。戦後20年以上経てもなお、往年の夢を捨てきれない元巡洋艦「日高」艦長の父・永山忠臣と適齢期を迎えた次男・誠との男所帯を中心に繰り広げられるロマンチック・ホームドラマ。「だいこんの花のように、人知れず清く咲き、ひそやかに散った」亡き母のような理想の女性を求める誠が、紆余曲折を経て子連れの未亡人と晴れて結婚する。ヒロイン役は川口晶と新人・和田恵利子。出演はほかに加藤治子、大坂志郎、武原英子、牟田悌三、春川ますみ、ミヤコ蝶々。新たに誠の兄夫婦(長谷川哲夫・真屋順子)が登場。向田邦子の単独執筆で全26回。下巻は第14~26回を収録。昭和47~48年にNET(現テレビ朝日)系で放送された。
  • だいこんの花・第3部上巻
    -
    森繁久彌と竹脇無我共演の人気ドラマシリーズ第3弾。戦後20年以上経てもなお、往年の夢を捨てきれない元巡洋艦「日高」艦長の父・永山忠臣と適齢期を迎えた次男・誠との男所帯を中心に繰り広げられるロマンチック・ホームドラマ。「だいこんの花のように、人知れず清く咲き、ひそやかに散った」亡き母のような理想の女性を求める誠が、見合い相手と子連れの未亡人との間で揺れ動く。ヒロイン役は川口晶と新人・和田恵利子。出演はほかに加藤治子、大坂志郎、武原英子、牟田悌三、春川ますみ、ミヤコ蝶々。新たに誠の兄夫婦(長谷川哲夫・真屋順子)が登場。向田邦子の単独執筆で全26回。上巻は第1~13回を収録。昭和47~48年にNET(現テレビ朝日)系で放送された。
  • 万葉集入門
    4.0
    日本人なら一度は読んでみたい万葉集は、どのような作品であり、いつ頃成立し、またそれは日本文学の中でどのような位置を占めるのか。万葉文学の泰斗、久松潜一氏が、万葉を愛し、万葉の美を知ろうとする人々に捧げた入門書。
  • 出家とその弟子
    4.5
    1高在学中から西田幾多郎に傾倒し、宗教文学に一境地を拓いた劇作家倉田百三(1891-1943)の代表作。浄土真宗の開祖親鸞を主人公とし、生き方に悩む多くの若い人々の心を捉えた本書は、のち各国語に訳され、海外にも数多くの読者を得た。ロマン・ロランのフランス語版への序文を付す。改版。(解説=谷川徹三 注・年譜=鈴木範久)

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  • あめりか物語
    -
    1巻770円 (税込)
    この作品は1903~07年(明治36~40年)の4年間、荷風が渡米したときの旅行記ともいえる短編集。そこに移民として、あるいは会社員、留学生として暮らした日本人を中心として、当時のアメリカ社会の一断面が、鮮やかに描きだされている。明治41年、発表と同時に大きな話題となり、荷風の名を有名にした処女作。「ふらんす物語」と姉妹編をなす。「ただ行かんがために行かんとするものこそ、真個(まこと)の旅人なれ。心は気球の如くに軽く、身は悪運の手より逃れ得ず……」このボードレールの詩が巻頭を飾っている。

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  • 全訳 源氏物語 一 新装版
    4.3
    1~5巻770~814円 (税込)
    帝の寵愛を一身に集めた桐壺の更衣が産んだ美しい皇子と、かかわる人々の姿を情感豊かに写し取った、世界最古の長編小説「源氏物語」。切なさといとおしさに満ちあふれた恋模様や、熾烈な権力闘争など、いつの世も変わらない人間の営みを描ききった日本文学の最高傑作が、與謝野晶子の優しく格調高い筆致で現在によみがえる、54帖全訳の決定版! 第一巻には「桐壺」から「花散里」までを収録。
  • 柿の種
    4.2
    日常のなかの不思議を研究した物理学者で、随筆の名手としても知られる寺田寅彦の短文集。大正9年に始まる句誌「渋柿」への連載から病床での口授筆記までを含む176篇。「なるべく心の忙(せわ)しくない、ゆっくりした余裕のある時に、一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」という著者の願いがこめられている。(解説=池内 了)

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  • 神州纐纈城
    -
    1巻770円 (税込)
    武田信玄のお気に入りの家臣土屋庄三郎は、ふらりと思い立った夜桜見物で、老人から声をかけられ、見事な深紅の布を売りつけられた。これは、古く中国で人血で染められたという纐纈布だった! だがこの紅巾には、今は行方知れずの庄三郎の父の名が浮いて見え、ひらひらと飛ぶ紅巾に操られて、庄三郎はいつしか富士山麓をさまよっていた。そこには、仮面の城主が君臨する纐纈城があり、神秘的な宗教団、不思議な女能面作り師が隠れ棲み、毎日人を斬らずにはすまない陶器師がうろつき、まさに魑魅魍魎の跋扈する魔界だった。怪異と妖美の世界をめくるめく筆致で描いた、不滅の伝奇文学。

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  • ヤマケイ文庫 穂高の月
    3.0
    井上靖の山と自然にまつわるエッセー集。「氷壁」に関わる文章のほか、今までの紀行集やエッセー集に収められなかった作品を含め、少年期から円熟期まで、全集でしか読むことができない山と自然にまつわるエッセイ。 「氷壁」の舞台・穂高岳への登山、取材記を中心に、少年時代を過ごし「しろばんば」の背景となった天城の自然、海外ではネパールの旅など、文学者ならではの自然観が綴られたエッセー50篇を収録。作家の目が捉えた山や自然風物が作品にどう反映されたのかを探る。 内容: 1.天城の雲 少年時代の原風景について 2.穂高の月 山との出会いと「氷壁」の舞台を訪ねて 3.日本の風景 文学者の自然観 4.作品の周辺 山を舞台とした作品について 「あすなろ物語」「しろばんば」に描かれた故郷・天城によせる思い、「氷壁」の舞台となった穂高岳への山行、さらにはネパール・ヒマラヤへの旅。文学者の自然観と、作品構築に至る思索が表われたエッセー五十篇を収録。自然と旅を背景とした作品の成立過程をたどる。
  • 男読み 源氏物語
    3.5
    もつれた愛は、恨まれずに終止符を打つ。人脈と情報を駆使して出世競争を勝ち抜く。逆境で友情と忠誠心をしみじみ感じる。交わされなかった和歌が語る、愛の濃さ……。人生の達人・光源氏を通して恋と出世と人間関係の綾を描き、宮仕えの男女を魅了した『源氏物語』。現代を生きるサラリーマンにも通じる、波乱と哀切のドラマがある。気鋭の古典文学研究者が案内する、『源氏物語』の世界へ、ようこそ!

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  • 正岡子規(新潮文庫)
    -
    西洋文明との出会いという衝撃により伝統文化が危機に瀕した明治日本。そんななか雑誌ホトトギスを舞台に、「写生」という新たな手法を創出、俳句と短歌に革命をもたらした子規。国民的文芸の域にまで高らしめ、俳句は今や世界的存在となった。幼時の火事体験からベースボールへの熱狂、漱石との交友、蕪村の再発見、そして晩年の過酷な闘病生活までを綿密に追った日本人必読の決定的評伝。

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