吾輩は猫である

吾輩は猫である

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

猫を語り手として苦沙弥・迷亭ら太平の逸民たちに滑稽と諷刺を存分に演じさせ語らせたこの小説は『坊っちゃん』とあい通ずる特徴をもっている。それは溢れるような言語の湧出と歯切れのいい文体である。この豊かな小説言語の水脈を発見することで英文学者・漱石は小説家漱石となった。(解説 高橋英夫・注 斎藤恵子)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波文庫
  • タイトル
    :
    吾輩は猫である
  • タイトルID
    :
    191790
  • ページ数
    :
    563ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年11月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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吾輩は猫である のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大正時代、その頃は文学の花が咲き乱れていた時代だ。数々の個性的で素晴らしい小説や芸術作品が誕生した。
    しかしその中で「猫目線で物語を語る」というのはあまりにも画期的で面白いものだった。
    本書に登場する猫は夏目漱石の飼い猫をモデルにしているという。
    本書にも主人公の猫が主人が自分をモデルにした文学作品を書いた、とある。
    登場人物の何気ない日常 また恋も描かれている。
    大正時代という時代が異なる作品であるのにも関わらずとても面白い。
    お勧め

    0
    2026年09月10日

    Posted by ブクログ

    毎晩スタバで少しずつ、3ヶ月以上かかってやっと読み終えました。

    (私にとっては2021年の読書10冊目)
    (読もうと思ったキッカケは、内田百閒先生が心酔していたから)
    (夏目漱石の作品なので、岩波を選んだ)

    全体の印象としては、登場人物ご一同さ、皆さん饒舌というか、多弁で、まぁよく語ること語ること。
    そのおかげで、だいぶ語彙が増えた気がします。

    明治38年(1905年)から翌年にかけて書かれた作品だから、勝ったばかりの日露戦争に関連して色々な単語が出てきます。
    (旅順が落ちたので市中は大変な景気だとか、征露2年目とか、乃木希典、バルチック艦隊、東郷平八郎とか)

    特に印象に残ったのは、禅語とか仏教用語が、登場人物の口からいっぱい出てくること。
    そして、ネコの飼い主、苦沙弥(クシャミ)先生の口からは、古代ギリシャの哲人とか学者さん達の名前やエピソードが、次々と出てくる。
    漢籍(中国から入ってきた古典作品)の数々からの引用も多くて、夏目漱石の博学さに驚きました。

    ゲーテのファウストやウェルテル、熊坂長範、楠木正成、ナポレオン、アレクサンドロス大王、その辺は大丈夫。
    だけど、ニーチェとか漢籍とか、さらには落語からも引用してるみたいで、その辺は本当にいちいち1つ1つググっていったので、ものすごく時間がかかった。
    ただただひたすら、Wikipediaと日本国語大辞典で調べまくりの3ヶ月間だった気がする。

    10代の多感な思春期にこの作品を読んで衝撃を受けたという、内田百閒先生や芥川龍之介。
    彼らの頭脳と感受性、どちらもマジですげぇわ。

    次に何を読むか、なんだけど……
    漢籍の数々をこの年齢から次々と読破して行くのはハードルが高い一方で、禅語はちょっとかじってみたいなぁと。
    でも、友達がいない私には、禅語とか仏教に詳しい知り合いもいない。

    漢籍と禅語をある程度おさえておくと、小津映画も理解が速くなりそうな気がする。
    色々な本を読めば読むほど、あちこちで引用されてますよね。
    本来なら、古事記や日本書記、イリアスやオデュッセイアや、旧約聖書や新約聖書と同じレベルで、まず最初にそっちを読んでおくべきなんだろうな。

    今までろくすっぽ読書してこなかった人生を反省させられた1冊となりました。

    0
    2021年10月20日

    Posted by ブクログ

    ラストにやられました。
    波があるようで波がない。猫視点の日常です。
    どう終わるのだろうと思って読んでいたら、驚きました。

    猫が可愛いです。猫が悟りを開いている感じです。

    少し分厚いので、薄い本が好きな人は少し読むのが大変かもしれません。

    ちなみに、私が初めて読んだ文学作品でもあります。

    0
    2021年04月16日

    Posted by ブクログ

    若い時に何度か読んだのでエピソードそのものはだいたい覚えているのだが、言い回しとか例えとか、文のスピード感などといったディテールが面白く、味わい深い。
    また、この最近の岩波文庫版はとても読みやすい。漢字の開きも、雰囲気を壊さない程度にとどめてあるし、読みの難しいものにはほぼ必ずルビがふってある。注も多めかつ簡潔で気になったものだけちょっと見て理解して先に進める。
    昔、新潮文庫で読んでいて億劫になって挫折してしまったことがあったのだが、問題はこの読みやすさ、だったと思う。新潮文庫の、漢字はほぼ開かず原文どおりという方針はとてもいいのだが、字が小さく行間がつまっていて圧迫感があって読んで入り込むまでに時間がかかるのと、注がちょっと少な目で気になった言葉がわからないとそこでつっかえてしまって途中で止めがち、ということが問題だったのではないかと今にして思う。新潮文庫さん、ぜひ漢字はそのままにして、読みやすいスタイルと注の充実した新版へのリニューアルをお願いします!

    0
    2020年02月19日

    Posted by ブクログ

    この小説のはじめあたりで、吾輩が「言語道断」を「言語同断」と言っているのです。
    最初、誤植かと思いました。漱石ともあろう人が何故?
    やがて、ある時、腑に落ちました。
    これは猫が語っているのですよね、だから、これでいいのですね。

    0
    2019年01月28日

    Posted by ブクログ

    漱石のユーモアとトウェインのユーモアって似てる気がする。相手の主張をあえて受け入れてシニカルに考察するところとか。

    0
    2016年04月29日

    Posted by ブクログ

    名著、間違いなく名著。楽しく読めてしまうのにすごく深い内容。西洋の思想が入ってからの日本人の変化についての考察は本当に考えさせられた、というか烏滸がましくも同じようなことで悩んでいただけに、妙な感慨が…

    0
    2015年05月02日

    Posted by ブクログ

    夏目漱石といえば・・・
    と聞かれたとき、私は間違いなくこの作品を掲げるでしょう。

    猫視点で描かれる本作品は、当時非常に斬新でその後同形式の作品が多数出たという。
    私はそのような意味で本作品をお勧めしたい。

    時代に新たな風を吹かせるということは、ごく限られた人物にしか可能たらしめない。

    特に学生さんにお勧めしたい作品です。

    0
    2014年12月18日

    Posted by ブクログ

    「吾輩は猫である。名前はまだない。」
    有名すぎる書き出しだ。

    物語はこの猫の目線で描かれる。タマ目線のサザエさんのような個性豊かな登場人物によるドタバタ劇である。そして、夏目漱石による風刺でもある。きっと当時の人からするとドリフのような面白さがあったのだろう。きっと時代背景をきちんと理解していたらもっと笑いながら読めたのだろうなと思う。日本が近代化する過程の悲喜交交が描かれている。

    ひとつ面白かったのはいつの時代もオトナの嘆きが同じであることだ。今のワカモノは…、俺ら世代が若かった頃は…、ヨーロッパは…だから日本はダメだとか、これらの言い回しはいつの時代も共通なのかと妙にホッコリする。いつの世もどうやら過去は美化したくなり、イマココには不満がたまるらしい。

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    前に読んだのは確か高校生の頃で、その時はアンドレア・デルサルトとトチメンボーくらいしか記憶に残らなかった。改めて読んでみると、人間に対する強烈な風刺と皮肉が描かれている。「吾輩」の眼を通して、人間はどうしようもなく救い難い存在であることが、生々しく描かれている。

    一方で、これが人間の生きる術でもある。以前読んだ時は、迷亭はただの嫌な奴くらいにしか感じなかったが、改めて読んでみるとこの世の儚さ、その中で目一杯生きることは何なのかを教えられる。

    長編であるが、リズミカルで読みやすい。

    0
    2026年05月24日

吾輩は猫である の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波文庫
  • タイトル
    :
    吾輩は猫である
  • タイトルID
    :
    191790
  • ページ数
    :
    563ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年11月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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