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Posted by ブクログ
平安時代に編まれた全31巻、1059話の大書「今昔物語集」の中から、厳選された物語が収められています 実際の「今昔物語」の方は仏教説話がかなりの量を占めるそうなのですが、この少年文庫版では仏教説話はほんの少しで、武士が活躍する話、庶民の生活の話、泥棒の話、ちょっと怪談調の物の怪やら幽霊やらが出てくる話と硬軟織り交ぜた物語集になっていて楽しむことができます。
この本の中にも「キツネにだまされた日本人」の話が複数話収録されていて、それを読むにつけても「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」(内山節)という本のことを思い出します。 KiKi 自身、人間がキツネにだまされるな~んていうのは子供騙しのおとぎ話の世界のこと・・・・と考えて過ごしてきた時代が長いんだけど、こうやって昔話で語り継がれてきた「馬鹿しキツネの物語」を読み返してみると、だますキツネもだまされた(と考えている)人間もどこか大らかで、「嘘っぱち」と切り捨ててしまうにはあまりにも生き生きとしていて、「一度でいいから騙されてみたい・・・・」とさえ感じてしまいます(笑)。
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