「與謝野晶子」おすすめ作品一覧
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作品一覧
2012/08/03更新
ユーザーレビュー
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與謝野晶子の訳は彼女独特の潔癖なデリカシーを感じて好きです。決して読みやすくはないでしょうが。光源氏は二部のおっさんになってからがシズル感があって好きです。柏木イビるところとか最高です。匂宮三帖も好きです。特に「紅梅」がいいです。竹河はほかの訳者よりいちばん解りやすかったかも。夕霧のマヌケな恋心が炸...続きを読むPosted by ブクログ
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くっきりはっきり立体的な與謝野源氏。谷崎源氏が春の木漏れ日のようにおだやかで繊細な綾があるとしたら、與謝野源氏は夏の晴れた日のようでカラリとしていていい意味で影がない。まるで明治の小説を読んでいるかのようです。「これから何かが始まる」というワクワク感があります。その明け透けさに「王朝の雰囲気がない」...続きを読むPosted by ブクログ
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須磨から胡蝶まで。おもしろかったです。与謝野さんは「ずんずん」って表現よく使いますね。あと「ぎょうさんな」とか。笑ったのが「胡蝶」で玉鬘に迫る源氏に「変態的な理屈である」と書いてあったところです(笑)アッコさん正直すぎ!谷崎源氏では「まことにおせっかいな親心もあったものです」となっておりました。この...続きを読むPosted by ブクログ
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いつかは読みたいと思っていた與謝野晶子版が、新装販売となった。
歌人としても定評のある人の文章なので、楽しみ方はひとそれぞれ。
古典なので、好きな人は数種類を読み比べてみるのがよいと思われる。Posted by ブクログ -
與謝野晶子の格調高く優しい筆致で現在によみがえりました。
54帖全訳の世界最古の長編小説の決定版です。
第一巻には「桐壷」から「花散里」までを収録しています。
帝の寵愛を一身に集めた桐壷の更衣が産んだ美しい皇子「光源氏」と、
彼にかかわる人々の姿を情感豊かに写し取った晶子流「源氏物語」です。...続きを読むPosted by ブクログ