社会問題作品一覧
-
4.0
-
-少子高齢化が進む今、市民の幸せを守るためにNPO法人ができること。 急速に少子高齢化が進む今、各自治体で地域コミュニティーの見直しが重要な課題になっている。認定NPO法人市民後見センターさいたまは「共助で創る個人の安心・市民後見の普及推進」をスローガンに掲げ、高齢者やハンディキャップを持った人々も安心して日々を過ごせるような未来を目指している。本書では、その活動の一例を紹介するとともに、そもそも認定NPO法人とは何なのか、どのような経緯で誕生したのかなどを紹介。組織についての根本的な知識も得ることができる。市民同士の関係が薄れてしまっている今だからこそ手に取りたい、「地域貢献」に対する理解を深めるための一冊。
-
-感染症などを引き起こすウイルスの存在は、人間にとって害敵であり悪玉である。しかし、人間が自然界の一部である限り、コロナなどのウイルスや細菌を避けることができない。コロナ禍が終息しても、また新たな疫病が出現するだろう。変わらなければ生き残れないと、コロナで気づいた実存的変容=コロナ同時代。人も社会も国家もどのように変わればいいのか……。 日本は、欧米諸国に比べて数の上ではコロナ感染拡大を抑えている。それは何故だろうか。指導力、ビジョン不足で硬直化した日本政府のコロナ対策を補っているのは、「日本人であるという生き方」かもしれない。また、「ZEN(禅)の資本主義」という東洋的思想が、コロナ同時代に、ひと筋の光明を見るようだとして、経済界、そして最先端をいくIT界で注目されている。 本書では、人類の未来派、その未来のルーツを探すために、「日本人」とは何者かに迫る。電子オリジナル作品。 序章 世界はコロナを見た/人類の共通問題 第一章 コロナの復習問題 第二章 コロナ白熱病室 第三章 日本という国の始まり 第四章 巷の神々 第五章 コロナ維新の檄 第六章 コロナ知新 第七章 コロナの応用問題 第八章 コロナの未来派 終章 コロナ同時代/次世代へ持続可能な卒業問題 ●森田靖郎(もりた・やすろう) 作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街~池袋チャイナタウン・プロジェクト~』(ナショナル出版)など著書多数。
-
-
-
3.6
-
4.0
-
5.0
-
4.8※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 プラスチックの製造から利用、廃棄までのプロセスを追跡し、豊富なデータでプラスチックによる環境問題を見える化した書。 地球規模のマクロな視点で環境への影響を俯瞰する一方、プラスチックが私たちの生活に溶け込み、なにげなく捨てられ、いつしか見えないところに蓄積されていく実態を明らかにする。また日常生活のさまざまな局面でプラスチックを使わない選択肢を提案し、それらを実践するための工夫に多くの誌面を割いている。写真、イラスト、グラフなど図解による説明が多く、「あなたは一生にどれだけプラスチックを消費しているか」を実際に計算させる課題などもあり、中高生向けの環境教材としても適している。
-
4.2
-
-私たちの見る目が変われば、誰もが生きやすい社会は必ず来る(柴咲コウ) 脱毛症、小児がんの治療などで髪を失った子供達にウィッグを贈るために髪の毛を寄付するヘアドネーション。日本では2009年にジャーダックが始めました。当時は「ヘアドネーション」という言葉すら知られていませんでしたが、現在では年間10万人が参加しています。多くの人に知られるようにになった今だからこそ、「髪を切って、贈る」その一歩先、脱毛当事者、ヘアドネーションに関わる人達の本当の想いを知ってほしい。ヘアドネーションに関わる16名のインタビューを著名なイラストレーターのビジュアルと共に届けます。 【目次】 31cm? はじめに インタビュー)佐野心咲(レシピエント) インタビュー)木村仁(ドナー) Vol.01 「31㎝」の理由 インタビュー)川田香保子(仮名)(レシピエント) Vol.02 どうして18歳までなの? インタビュー)山中真由実(仮名)の母 (レシピエントの母) インタビュー)淺羽一(ドナー) Vol.03 あなたの髪が、ウィッグになるまで インタビュー)加藤みゆき(ドナー) インタビュー)竹内芳とその両親(ドナーの両親) Vol.04 どんな子どもたちが待っているの? インタビュー)若尾美空(ドナー)インタビュー)柴咲コウ(ドナー) Vol.05 ドナーって特別な人? インタビュー)吉田薫(レシピエント) インタビュー)當間紀之(美容師) Vol.06 賛同サロンってなに? インタビュー)中庭廣明(美容師) インタビュー)松浦美穂(美容師) Vol.07 なぜ、ヘアドネーションをはじめたの? インタビュー)野澤桂子(医療者) 他 【著者】 NPO法人JHD&C(ジャーダック) 特定非営利活動法人Japan Hair Donation & Charity(通称 NPO 法人 JHD&C〈ジャーダック〉)。 2009 年、日本で最初にヘアドネーションを始めたNPO 法人。 寄付された髪の毛だけを使ってオーダーメイドのメディカル・ウィッグを作り、脱毛症や乏毛症、小児がんの治療など、何らかの事情で髪に悩みをかかえる18 歳以下の子どもたちに提供している。
-
3.8※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「女性なのに仕事ができるね」「男なんだから黙って働けよ」 「涙は女の武器だよな」「男だから多少厳しくしても大丈夫だろ」 「ママなのに育休取らないの ? 」「男なのに育休取るの ? 」 「就活は女性らしくスカートで」「良い奥さんになりそうだね」… 聞いた、言われた、言ってしまった。無意識の思い込み。 心を打つ「名言」があるように、心をくじく「駄言」(だげん)もあります。 駄言には無意識の思いこみ、特に、性別のステレオタイプによるものが多くみられます。 これは、そんな滅びるべき駄言を集めた辞典です。 駄言を言う人が思いとどまり、 駄言を言われた人が「それ駄言ですよ」と言える世の中にするために。 すべての人が自分らしく生きられる世の中にするために。 「絶版」を目指して、つくりました。
-
4.3【NHK、民放各社に出演! コロナ禍のおける生活困窮者のリアル】 大阪西成あいりん地区でNPO法人代表を務める著者によるリアルストーリー 現在まで約1万人もの生活困窮や居住支援の相談にのり、3000件の居住支援を行ってきた 著者が語る新型コロナ最前線 ・コロナ禍で増加に拍車がかかる生活困窮者 ・死の寸前まで追い詰められた女性 ・生活保護をもらうのに苦労しながら、再起を果たした男性 ・崩壊寸前だったおじいさん、おばあさんの年金で暮らしていた6人家族 ・生活困窮者を狙う「囲い屋」「拾い屋」などの怪しい支援団体 ・生活保護をなかなか受けさせてくれない行政 などなど、この内容は決して対岸の火ではない! コロナの影響もありますます生活保護申請者が増える社会的影響もあり <本書の章立て> ・第1章 右肩上がりで増加しつづける生活困窮者 ・第2章 大阪市西成区 ・第3章 生活困窮者のリアル ・第4章 NPO法人創業のきっかけ
-
-複雑化した近年の紛争への対処として、国際社会が行う様々な試みの中で、いま有効な手段の一つとして、「スポーツを通じた平和構築」が注目されている。コソボ、カンボジア、東ティモール、南スーダンなど、様々な国と地域で活動に携わってきた著者が、紛争、停戦、復興、開発へと移行する諸段階における「スポーツ」の意味や位置づけを探るとともに、紛争から開発の段階ごとにその期待された役割の違いを浮かび上がらせる。東京オリンピック開催を控えたわが国において、「スポーツ」への関心が高まる中、「スポーツ」と「社会貢献」「国際協力」「平和構築」を結びつけ、スポーツが多様な平和に貢献する可能性を有することを示す。
-
-本書は、筆者が自分の中で新型コロナウイルス終息宣言を出し、なぜコロナは終わったかと考えるに至ったかをいくつかの視点から論じたものである。様々な情報や理論を整理していく過程で、メディアへの依存、現代医学への過信、権威に対する崇拝、学問への過剰な信頼が人々を盲目にするのではないだろうかと感じた。 提案したいことは、まず一呼吸を置いて視点を変えて現状を分析してみる、結論を導くアプローチを変えてみる、徹底的にポジティブなポジションをとってみる、というようなことである。本書では、現代科学というものはどの程度信頼してよいものなのか、現在の専門家の水準は千年後あるいは二千年後の人類からみるとどのレベルなのか、私たちの免疫システムは絶妙なバランスを保持しており、私たちはもっと免疫機能を信頼していいのではないか、多様な理論や事実の中から多面的に分析評価する姿勢を取り戻してはどうか、人間は必ず死ぬということを出発点にすることで、とり得る選択肢はいくらでもあるのではないか、そもそも新型コロナウイルスは人類の進化と繁栄にとって必要だから登場しているのではないかなどを検証している。 公園で子どもたちがマスクなどせず思いっきり遊んでいる風景をみたいし、将来を嘱望される若者が大学で学んでいる姿もみたい。そして、筆者は今この瞬間にでも普通の生活に戻って問題ないと考えている。実は同じことを思っている人がいるにもかかわらず、戦時中のように表現の自由を奪われた多くの人々が沈黙を守っているだけではないだろうか。 もう沈黙を破ってもよいであろう。かたくなにコロナは敵と思っている人に配慮する必要はない。多様性の中にこそ、人類が進化するための原動力があることを思い出し、自分の中で必要だと思っている「常識」というものを手放してよいのだと思う。自分の中にある直感で何かひらめくものがある方は、ぜひ本書を手に取っていただければ幸いである。
-
-日本版「ヴェノナ文書」!! 第二次世界大戦前夜、旧ソ連コミンテルンは米国共産党を操り日米対立を煽った。 その恐るべき反日プロパガンダ工作の全貌を報じた極秘文書の内容を明らかにした本書は、 現在進行形の共産主義の脅威に立ち向かうための必読書である。 戦前の日本の対外インテリジェンス活動が極めて優れていたことを示す機密文書が存在している。それが昭和十四(一九三九)年に日本外務省ニューヨーク総領事館によってまとめられた機密文書『米国共産党調書』で、本書はその全文の現代語訳である。 この『調書』には、米ルーズヴェルト政権下でソ連のコミンテルンと米国共産党のスパイがどの程度大掛かりな「秘密」工作を繰り広げていたのか、その全体像が詳細に記録されている。しかもその内容たるや、スパイ映画顔負けのディープな世界が描かれているのだ。 内容は三章構成になっている。 第一章は「沿革」、つまり米国共産党の歴史である。 第二章は「概説」で、ソ連、コミンテルン、米国共産党の戦略と工作方法などについて解説している。 第三章は「共産党の組織および活動」で、米国共産党の組織の全体像とともに、米国社会の各分野への工作について具体的に紹介している。これを見れば、米国共産党がどのような層への工作を重視していたのかがよく分かる。 戦前の日本外務省が、コミンテルンや米国共産党に関する詳しい調査報告書を作成していたと聞いて驚く人もいるかもしれないが、当時の国際情勢を分析するためには、米国共産党やソ連・コミンテルンの動向分析が必要だったのだ。 (「はじめに」より)
-
-日本のSDGsの取り組みを指標と専門家の寄稿でまとめる年鑑「SDGs白書」。最新刊の2020-2021年版は、慶應義塾大学SFC研究所xSDG・ラボ、ジャパンSDGsアクション推進協議会、SDSN Japan、インプレス・サステナブルラボで構成されるSDGs白書編集委員会の企画・編集により、世界を襲った新型コロナウイルス(COVID-19)のSDGsへの影響をふり返るとともに、その先のよりよい復興、社会変革に向け、今何に取り組むべきかを展望します。 「第1部 SDGsへの取り組み」では、コロナ禍における官民のセクター別の取り組みや、素材製造業から金融まで産業界の事例、また、気候変動対策としてのエネルギー転換、プラスチックごみ問題、生物多様性、貧困問題といった多様な社会課題の考察を掲載しています。「第2部 SDGsの指標」では、日本のローカル指標の統計データを調査して掲載するほか、今後の指標づくりのための動きを解説。さらに付録として、これからサステナブル・トランスフォーメーション(SX)に取り組むために参考になる資料をさまざまな研究組織の協力により掲載しています。 『SDGs白書2020-2021』は、コロナ禍の先のSDGs達成に向け、「行動の10年」を実践するための資料として、あらゆるステークホルダーの皆様にご活用いただける内容となっています。
-
4.3
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 SDGsがめざしている世界 次世代が生きる「脱炭素社会」の新常識。 自分も、地球も、使い捨てないために。 14歳から読める! わかる! カラー図版満載の“図解でわかる”シリーズ第15弾! ●はじめに 人類は炭素を燃やすことで 自らを進化させてきた ●Part1 なぜ脱炭素社会を目指すのか 1. 人類の産業発展を実現させてきた 化石エネルギー 2. 化石燃料を燃やす産業が 地球の炭素循環を乱している 3. CO2増加による温室効果が 地球温暖化をもたらすしくみ 4. 気温上昇が引き金になって 気候変動が起きている 5. 今後どれだけ気温が上昇するか? それは人間の努力しだい 6. 地球温暖化への警鐘から パリ協定までの道のり 7. 持続可能な開発目標SDGsが 目指すクリーンなエネルギー 8. 1.5°C目標を実現するために 世界各国が掲げた目標と課題は? 9. 2050年実質ゼロ実現のために 日本がしなくてはならないこと ●Part2 人類のエネルギー転換の歩み 1. 火の利用によって人類が手に入れた 熱と光のエネルギー 2. 人類は火を絶やさないために 動植物の油や木を燃やし続けた 3. 産業革命前夜のイギリスで 木材不足の窮状を救った石炭 4. 蒸気機関と製鉄の技術革新が 産業革命とエネルギー転換を促す 5. 人類は電気の存在を知ってから 2400年かけて発電にたどりつく 6. 発電と電動力が結びつき 電気エネルギーの時代が始まる 7. わずか100年で産業界を席巻した 石油という新たなエネルギー源 8. 内燃機関の登場によって 石油に頼る車社会が到来 ●Part3 脱炭素化に向けた取り組み 1. 脱炭素社会の実現のために 世界がすべきこと 2. 世界の電気は、まだ6割以上が 化石燃料からつくられている 3. 再生可能エネルギーの本命 太陽光発電の基礎知識 4. 急速に拡大する太陽光市場で 躍進する中国メーカー 5. 風車で電気を起こす風力発電 今後の期待は洋上での利用 6. 風力利用 6000年の歴史に 支えられた風力発電の未来は 7. 再エネの6割を占める水力発電 今後の期待は中小水力 8. 膨大な海洋エネルギーを利用 期待される潮力・波力発電 9. 火山地帯に有利な新エネルギー 地中の熱を利用する地熱発電 10. 水からつくった水素で発電する 再エネの切り札、水素エネルギー 11. 水素社会を実現するために いまある課題と解決策は? 12. エンジンからバッテリーへ 車の脱炭素化が産業構造を変える 13. 自動車や飛行機の脱炭素化は 2050年までにどこまで進むか 14. 日本のCO2排出量の25%を占める 産業部門の脱炭素化は? 15. 私たちの暮らしでできる脱炭素は プラスチックごみを減らすこと 16. 日本が世界に貢献できる脱炭素 人工光合成でCO2を資源化する ●Part4 脱炭素社会の暮らし方 1. 脱炭素を目指すには いまの経済システムを変えることが必要 2. 成長しなくても豊かさのある 「定常経済」という経済システム 3. 持続可能な経済を目指すなら 先進国にこそ定常経済が必要 4. 脱炭素社会の実現のために 社会的共通資本を市場の外へ 5. 脱炭素社会のエネルギーは 一極集中型から分散型へ 6. 日本の「農協」がもつ 脱炭素コミュニティの可能性 7. 「地産地消」の経済から 豊かな社会が生まれるわけ 8. 脱炭素社会の暮らしの新常識は いまから始められることばか ●おわりに 来たるべき脱炭素社会に 原子力発電がいらないわけ 参考文献・参考サイト 索引
-
4.0
-
-元駐ウクライナ大使・馬渕睦夫と、元ロンドン支局長・岡部伸が、近現代史、インテリジェンスを交え真実の世界の姿を炙り出す。 ■日本が自由で開かれた世界秩序を守る ■2020年アメリカ大統領選挙は世界史的な大事件だった! ■EU離脱後のイギリスが最初に選んだパートナーは日本だった! ■近現代史が教えてくれる、北方領土問題の解決法 ■コロナ禍で明らかになったグローバリズムの危険な一面 ■サイバー空間の安全保障も「新・日英同盟」で対処せよ ■日本のファイブ・アイズ入りを阻む“親中派”という足かせ ■ルーズベルト政権にいたソ連のエージェントは200以上!? ■「騙すこと」を文化にしてきた中国に騙されるな! ■トランプもその名を口にした「ディープ・ステート」とは?
-
3.05000万キロにわたって延びる道路、放射能で2万年後まで住めない土地、10万年後も残り続ける二酸化炭素、 化石化するプラスチックごみ、沈みゆく巨大都市、宇宙空間をさまよう人工物…… 人新世が地球に刻む負の遺産とは? 私たちの文明は、未来に何を残すのだろうか? 私たちはこの地球を永遠に変えてしまったのだろうか? スコットランドのエディンバラから、海に沈みゆく上海、汚染されたバルト海、サンゴの白化現象が進むグレートバリアリーフ、フィンランドの核廃棄物処分場などを訪れながら、我々現代人が残す「未来の化石」を紹介する。 また、生物多様性や、地球の歴史を刻む南極の氷床コアのような、私たちによって失われてしまうもの、さらには、抗生物質によって進化する細菌といった、人間によって変化してしまったものなどをも取り上げる。 現代の人類は、すぐ直後の数世代に対してのみならず、数百・数千世代のちの子孫たちに対する責任を負っていることを突きつけ、遠い未来の子孫たちに、私たちがどのように記憶されることになるのかを明示する、人新世をかつてない巨視的なスケールで描く画期的な書。
-
3.5
-
-
-
4.3
-
4.5Q:公文書管理なんて地味な学問が重要なんですか A:馬鹿を言ってはいけません。 公文書管理が国を救うというのは決してオーバーな話ではないのです。 ■最重要の安全保障からインテリジェンス ■尖閣諸島、北方領土、尖閣をはじめとする領土問題 ■従軍慰安婦、南京事件などの歴史戦 ■森友学園、黒川騒動、そしてコロナ(武漢ウイルス) ……そんな、あらゆる問題も 公文書管理という学問がわからなければ、始まらない 風説をバラマキ、自粛を強要し、若者から青春を奪い、自営業者を破綻に追い込み、女性を自殺に追い込み、それでもなお国民を苦しめる自称専門家、保身のみで動く政治家、省益のみで働く官僚。 国民を家畜扱いする権力者に立ち向かう武器でもあるのです!!! <日本がなぜアーカイブ後進国なのか> 岩倉使節団は図書館と博物館を持ち帰ったが、文書館は持ち帰らなかった!? アーカイブから日本人の公とは何かも解説する!! 【著者プロフィール】 倉山満 (くらやま みつる) 香川県生まれ。憲政史研究家。 著書に、『若者に伝えたい 英雄たちの世界史』『バカよさらば プロパガンダで読み解く日本の真実』(小社刊)、『2時間でわかる政治経済のルール』(講談社)、『史上最強の平民宰相 原敬という怪物の正体』(徳間書店)など多数。 現在、ブログ「倉山満の砦」やコンテンツ配信サービス「倉山塾」や「チャンネルくらら」などで積極的に言論活動を行っている。
-
4.3
-
4.7ファーウェイの危険性にいち早く警鐘を鳴らした気鋭の著者が説くグローバル・ビジネスの真実! ◎民主主義のグレートリセット ◎DX・5G通信の攻防戦 ◎中国監視システムの完成 ◎脱炭素と送電網利権 ◎米中冷戦の特需者、台湾 ビジネスプロパガンダを制する者が世界を制する時代―― 混迷の米中関係と加速するグローバリズムの行方を描き、日本が生き残る道を示す! 【目次】 序 グレート・リセット 第1章 プロパガンダという武器 第2章 ウイルスと経済戦争 第3章 DXと5G諜報インフラ 第4章 グローバル・エネルギー・インターコネクション 第5章 ソーシャルメディア戦 第6章 米中冷戦特需の受益者 第7章 親日親米反中で親中という奇策 第8章 日本に残された道
-
3.8コロナ・パンデミックを機に見直すべきものの象徴として著者が取り上げるのは、リニア中央新幹線計画である。本書は、安倍政権下で事実上国策化した超伝導リニア計画がはらむ問題を、できるかぎり明確に指摘するという、小さな、具体的な狙いをもつ。それは同時に、なぜこの国では合理性のない超巨大プロジェクトが次々に暴走してしまうのかを浮彫にしている。リニア計画は深刻なエネルギー問題を抱えている。そして進行中の大規模環境破壊でもある。にもかかわらず、虚妄に満ちた「6000万人メガロポリス」構想、原発稼働の利害との結合、大深度法の横暴など、計画は目的と手段の両面で横車を押すようにして推進されてきた。中枢レベルの政治権力の私物化や、ナショナリズムと科学技術の結びつきがそれを可能にしてきたことも、本書は明らかにする。最終節は、この暴挙の根を掘り下げる。日本の戦後の産業経済は、旧体制から引き継いだ諸条件を足場に経済成長を成し遂げた。そこで強化された既得権益と前世紀的な成長への醒めない夢が、時代錯誤の巨大プロジェクトの温床となっている。3.11以後/コロナ禍以後の、持続可能性を追求すべき世界で、なお私たちはそれらを延命させるのか? 決然と、それを問う書である。
-
4.2
-
4.3生命倫理の入門書ロングセラー 全面増補改訂! 出生前診断、優生思想、尊厳死、脳死・臓器移植…… 考える手がかりは、ほぼすべて本書の中にあります あなたならどうする? ・パンデミックでは患者に優先順位をつけていいと思いますか? ・出生前に障がいがあるとわかったら、その子を産みますか? ・治る見込みがないのに、生かし続けられることを選びますか? 初版刊行の2009年から12年が経過し、その間に生命倫理の視点から考えるべきさまざまな新しい問題が生じた。 まさに現在わたしたちが直面している「コロナ・トリアージ」、ゲノム編集、優生思想、出生前診断、安楽死、脳死臓器移植等々について大幅に増補したほか、 初版記載のデータも全面的に更新した。現在、生命倫理の最も充実した入門書となっている。 「はじめに」から 現在、人間の生命をめぐって、どのような問題が生まれ、どのような議論があり、なにが問われているのか。 問題は、さまざまな価値の大本にあるわたしたちの命にかかわっている。そこには、現在の社会が直面している課題が典型的に示されている。 とりあげるのは、一四の問いである。それが、目次に示したように、各章のタイトルになっている。 まず第一章では、医療資源の配分論と呼ばれる問題をとりあげ、生命倫理の問いの基本的な特徴を考えてみる。 第二章では、その関連で、「コロナ・トリアージ」の問題を取り上げる。 続く第三章から第七章までは、人間の誕生、生命の始まりの場面を扱っている。 中心となるのは、障がいや検査技術(第三章・第四章)、「強制不妊救済法」と優生思想(第五章)、不妊治療として急速な発達を見せてきた生殖技術(第六章・第七章)をめぐる問題である。 後半は、生命の終わり、人間の死に場面を移し、治療停止や安楽死の問題(第八章・第九章)から始めて、 「人生会議」と呼ばれる日本版ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の問題(第一〇章)を経て、 二〇〇九年に法律が改正された脳死臓器移植に関するさまざまな問題をとりあげる(第一一章・第一二章)。 終わりの二章(第一三章と第一四章)では、脳死臓器移植やゲノム編集技術をめぐる問題を受けながら、 いわば全体のまとめとして、生命倫理と呼ばれる議論がどのようなものであったのか、また、なにを問うべきなのかを考えることにしたい。 正誤表 本文に誤りがありましたので、下記の通り訂正するとともにお詫び申し上げます。 4ページ8-9行目 誤)ソフォクレス 正)プロタゴラス
-
4.0
-
5.0「過労で人が死ぬはずがない」といわれた当初から、遺族の声なき声に耳を傾け続けてきた無料電話相談。今や「KAROSHI」は、英語の辞書にも載る日本発の言葉となった。だが依然として過労死・過労自殺が減る兆しは見えない。「過労死」を死語にするための一歩として、その救済のための闘いの歩みをたどり、今後の課題を見据える。
-
4.0
-
3.0
-
-
-
3.0
-
4.0
-
4.0
-
3.8
-
3.0親から虐待を受けた傷を抱えながら成長し、今度は自らが子どもに虐待をしてしまう――。そんな不幸な事件が後を絶たない。身体への暴力、ネグレクト、産み捨てなど、実際の事件を丹念に取材。虐待する親の心理や社会的な背景を追いつつ、「負の連鎖」を断ち切るため社会に何ができるかを問う。反響を呼んだ新聞連載を一冊に。
-
4.8
-
-
-
5.0
-
4.0
-
4.2
-
3.0堀の中の実態と制度的な問題点。受刑者の更生を重視することで社会の負担は軽くなる! 明治以来、百年あまりの間、罪を犯した者を「隔離」し、「収容」することだけが目的だった日本の刑務所。日本の社会は「刑とは何か」「刑務所の果たすべき役割とは何か」について思考停止状態であり続け、塀の中は闇のまま放置されてきた。その結果が平成一三年に名古屋刑務所で起きた受刑者の死傷事件だ。この事件の反省から誕生した刑事施設視察委員会制度。偶然のきっかけから委員に任命され、塀の中の不合理なシステムに驚嘆した著者は、アメリカ、カナダなどをめぐり、社会に資する刑務所の姿を模索する。
-
-本書では、電力産業に憧れを抱いて飛び込んだ一人の若者が、当時としてはまだ黎明期にあった60年近い前に原子力発電所の建設及び営業運転に関与して苦闘し、その中から自らの着眼によって関連業務を確立して行き、それを発展させるために奮闘したこと等の紹介と共に、原子力業界を卒業してからも原子力発電に強い関心を持ち続けて来たことによって、東京電力福島第一原子力発電所の事故以降における、昨今における規制の強化と社会の観る目の変化を踏まえ、従来から進められてきた核燃料サイクル構想の実現に対して強い危惧の念を持つに至っている現在の心境等について、一人の識者としての立場から率直に見解を述べさせて頂いております。(文責・中島武久)
-
3.72件の殺人を犯した無期懲役囚の獄内ルポ。 「被害者には本当に申し訳ないことをしました」「心より反省しています」「今後このような事件を犯さないようにまっとうに生きていくつもです」 これらの言葉は凶悪事件を犯した犯罪者たちの多くが、裁判などでよく口にする言葉だ。 心より反省し、更生していく者もいるが、しかし、このような言葉をどこまで信じていいのか。 2件の殺人事件を犯し、無期懲役囚となり、現在も四半世紀以上を刑務所内で過ごしている著者によれば、受刑者の多くは「仮釈放」が欲しい、少しでも刑期を短くしたいために反省した「ふり」をしているだけだと言う。 囚人同士の間では、自被害者のせいにして、自分のした行為を正当化するばかりで、強盗殺人犯も連続レイプ犯も薬物中毒者も同様だと。 一方で最近の刑務所内はテレビも映画も観られて、更生施設とは思えないほど緩いとも指摘する。 「罪と罰」とはなんなのか。 著者が見た凶悪犯罪者たちの本音と知られざる最新の監獄事情を獄中からルポする衝撃のノンフィクション。
-
-平成時代に日本が失ったものとは!? コロナ後の日本経済が復活するための道標を具体的に提言する! 日本経済が右肩上がりの時代に地方で生まれ、バブル景気のピーク時に大学進学を機に上京。その後の社会人生活が日本経済の「失われた20年」に重なる著者は、右肩上がりの時代とのギャップについて悩み、「なぜ、日本人だれもが懸命に働き、あるいは働こうとしているのに、世界における日本の経済的地位・存在感が下がるのか?」との問題意識から本書を執筆。平成時代の日本のあり方、間違った方向への分岐点となった事象を独自に分析し、コロナ禍、コロナ後の日本が復活するための道標を示す一冊。 目次 第1章 はじめに ○真面目に働いたのに落ちぶれた時代――「平成」―― ○外国人観光客が増えた理由 ○平成とは「下りのエスカレーターを懸命に登り続けた時代」 第2章 「貧すれば鈍する」国になってしまった日本 ○「正社員」が宣伝文句になり得るようになった日本 ○「ベンチャー企業」という変な言葉を変だと思わなくなった日本 ○日本はいつまで先進国でいられるか? 第3章 もはや時代遅れの「終身雇用制度」 〇終身雇用制度をめぐる誤解、そして三つの問題点とは 〇なぜ日本は「iPhone」を生み出せなかったのか? 〇どのような雇用体制にすべきか? ――採用について―― 第4章 「平等」が招いた「不平等」という皮肉 ○「一億総中流社会」の実像とは ○一周遅れだった「働き方改革」、そして、子どもが「負債」へと転落した ○令和の新しい働き方モデル 第5章 シルバー民主主義、世襲議員と格差の関係 ○世代間の大きな格差――「金融資産」―― ○いまの暮らしに満足している若者たち、そして、世代間格差を生んだ投票率の差 ○世襲議員の功罪――「北朝鮮化」した日本 第6章 令和の時代の進路 〇自然界のなかの人間――「ネバー・コロナ」の世界を目指して―― ○世界のなかでの日本 ○いまは国が衰亡するか、再び栄えるかの分岐点
-
3.7※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 突然の豹変、朝まで説教、人格否定... 「夫といるとどうしてこんなに苦しいんだろう...」 シリーズ累計17万部のベストセラー漫画家が、 モラハラ夫から逃げた妻たちと専門家に徹底取材! 「モラル・ハラスメント」の実態と、 彼女たちがモラハラに気づいて抜け出す過程とその後を描いた 実録モラハラ脱出コミック!! 【目次】 Case1 モエさんの場合 「何が何だかわからないけどずっと苦しい」―人として価値がないと言われ続けて Case2 えにさんの場合 「子どもには二度と会わない、養育費も払わない」―別居後、本当にお金で苦労しました Case3 さくらさんの場合 「我慢はしちゃダメなんだ」―嫁ぎ先は一家全員、モラハラ一族 Case4 ミレイさんの場合 「何でもっと早く言わなかったんだろう」―助けてって言うだけで手は差し伸べられたのに Case5 レイコさんの場合 「もう消えたい」―無視、罵倒、暴力...ズタズタにされた自尊心とそれでも守りたかったもの Case6 ナオコさんの場合 「調子に乗るな」「はしゃぐんじゃない」―夫作成の謎ルール。気づいたら笑えなくなっていた Case7 ひろこさんの場合 「嫌な相手からは逃げなきゃいけないんだよ」―壊れた家庭を捨てられなかった理由 Case8 座談会~性的なモラハラについて~ Advice1 弁護士 大貫憲介先生の見解 Advice2 元女性センター相談員 熊谷早智子さんの見解 Advice3 臨床心理士 本田りえ先生の見解
-
4.0
-
4.3
-
4.0
-
3.7「野党は“反発”、政権側は“反論”」「決定打を欠いた」「笑われる野党にも責任」……。 政策論争に沿った報道ではなく、対戦ゲームのような政局報道に終始するのはなぜなのか? 統治のための報道ではない、市民のための報道に向けて、政治報道への違和感を検証。 「市民の問題意識と個々の記者の問題意識、組織の上層部の問題意識がかみ合っていく中で、より適切に報道は、権力監視の役割を果たしていくことができるだろう」(本文より) 「ご飯論法」「国会パブリックビューイング」の上西充子・法政大学教授が、不誠実な政府答弁とその報じ方への「違和感」を具体的事例をベースに徹底検証。 ・権力者と報道機関の距離感はどうあるべきなのか? ・政府の「お決まり答弁」を生み出す、記者の質問方法の問題点。 ・なぜ「桜を見る会」の問題を大手メディア記者は見抜けなかったのか? ・政権与党による「世論誘導」に、知ってかしらずか加担する大手新聞社 ・新聞社はどのように変わろうとしているのか?
-
4.0米国で急増する「絶望死」。労働者階級を死に追いやる正体とは何か? 全米50州各地で、職を失い貧困にあえぎ生きる望みをなくした人々の実態を、ピュリツァー賞を2度受賞した著者がリポート。格差と分断が進むアメリカの窮状に迫る。
-
4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 得をしているのはだれ? オリンピック神話によって覆い隠されているものはなに? 私たちはもう、これらを見過ごすことはできない。 歓喜や希望の水面下にうごめく政治的、経済的思惑を暴き、若者の教育やジェンダー、アスリートの権利など人権的な視点からも鋭く切り込むことで、これからのスポーツメガイベントのあり方を問う。
-
-
-
-新型コロナウイルスの世界的流行で多くの業界が打撃を受けているが、とくにダメージが大きいのが航空・鉄道業界だ。ハワイ専用の大型ジェット投入など積極投資が足かせとなったANA、リーモート化で高単価な出張客の回復が遠のくJAL、高収益を支えた新幹線が一転したJR。コロナ禍が長びき持久戦の様相が大きくなるなか、平時では考えつかないような経営改革や再編を行うといった大胆な発想が必要だろう。鉄道・航空業界の現状と展望を探る。 本誌は『週刊東洋経済』2020年10月3日号掲載の30ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。このため、新型コロナウイルス感染症による、その後の経済や社会への影響は反映されていません。
-
-平和は、単に破壊される。戦争を知らないぼくたちは今、何ができるだろうか。 日本が降伏する前、米英ソの3首脳がポツダムで会談した。それと平行し、米国はポツダムで原爆投下を最終決断する。その過去を知ったポツダム市民のイニシアチブで、当時米国トルーマン大統領が滞在していた邸宅前の広場が「ヒロシマ・ナガサキ広場」となる。記念碑もできる。 ポツダム会談の数カ月前、日本の購入した酸化ウランがドイツの潜水艦でドイツから日本に運ばれようとしていた。 ぼくたちは今、生活において原爆投下の過去とどう関わり、平和をどう守っていくべきなのか。本書では、市民として考えたい。 【目次】 プロローグ ポツダムに記念碑をつくる ポツダム会談と原爆投下 戦後のトルーマンハウス エピローグ あとがき 本書の内容に係る簡単な年表 外林秀人講演記録 参考文献 【著者】 ふくもとまさお ジャーナリスト、ライター。ドイツ・ベルリン在住 1985年から在独。そのうち、はじめの6年間は東ドイツで生活 著書に、『ドイツ・低線量被曝から28年 – チェルノブイリはおわっていない』、『小さな革命 – 東ドイツ市民の体験』(いずれも言叢社刊)など。 ホームページ:ベルリン@対話工房(https://taiwakobo.de/)
-
4.7世界41カ国で実践! SDGs時代の問題解決バイブル、待望の翻訳! ポジティブデビアンス(PD)とは、同じコミュニティや組織などで、問題が発生している悪条件の現場のなかで良い結果を出している「逸脱者」です。このPDが成果を出したプロセスを問題解決につなげるのがPDアプローチです。 PDアプローチは、世界41ヶ国で、複雑で解決が困難な問題、たとえば子どもの栄養不良、学校の退学率、ウイルスの院内感染、新生児や母子保健、少女の人身売買などを解決するための手法として長年使われています。 最近では、本書でも、製薬メーカーのメルク、投資銀行のゴールドマン・サックスが事例として扱われているように、PDアプローチの導入で、現場主導で問題を解決し、現場がさらに自ら考える組織に進化することから、ビジネスの世界でも注目されています。 本書は、最難関課題を、予算をかけずに、短期間に解決に導いたさまざまな事例を取り上げ、PDアプローチについて解説しています。社会起業家、イノベーター、企業リーダー、政策立案者など、喫緊に解決するべき社会的問題やビジネスの問題を解決したいチェンジメーカーをワクワクさせる一冊です! 【付録】 ・PDアプローチを実践するためのフィールドガイド ・日本語版オリジナルのビジネス視点の訳者解説
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日常生活を一変するパンデミックは、わが国のほとんどの人が経験していない。過去に生じた感染症でよく引き合いに出されるものにスペイン風邪(現在のA型インフルエンザ)がある。今からおよそ100年前、1918年に発生した感染症である。全世界で患者数約6億人、死亡者は2,000~4,000万人に上ったとされる。日本では、当時の人口が約5,700万人と現在の半分以下であったが、約38万人もの人たちが亡くなっている。感染した人の数も国民の約40%にまで広がったという。 (「日本におけるスペイン風邪の精密分析」東京都健康安全研究センター) 当時に比べ、ワクチンなど医薬の研究開発や医療態勢は著しく進歩しており、感染予防に向けた住宅の衛生面や生活様式も大きく向上している。しかし、都市化の進展や経済の発展に伴い、人が世界を自由に往来するグローバル社会であることや、人口過密化などの感染拡大要因を抱えており、感染症による脅威は以前と何ら変わらない。 新コロナ感染症が収まるまでしばらくの間、われわれはウィズコロナ社会に生きることを余儀なくされる。働く場や学びの場など諸活動をいかに継続するか、感染拡大防止と経済活動の両立をどう図るかなど、試行錯誤が続いている。 一方、人口減少・少子高齢社会のもと、かねてより地方消滅の危機が叫ばれてきたが、コロナ禍を背景に、改めて東京一極集中の是正と地方創生がクローズアップされている。コロナをきっかけに、人々の生き方や暮らし方などに価値観の変化がみられ、大都市から感染リスクの少ない地方に関心が向き始めている。経済利便性を追求してきた社会の流れに大きな軌道修正を求める兆しがある。パンデミックという非常事態に遭遇し、コロナ禍が地方創生の呼び水であるばかりか、これからの都市のあり方に大きな変革の必要性を訴えている。 ペストの流行が近代国家を導くきっかけとなったように、コロナ禍が一つの契機となり、様々な分野で従来の常識や価値観が大きく変化するパラダイムシフト(劇的な変革)が期待できる。 本書では、「Before/Withコロナに生きる社会をみつめる」と題し、コロナ禍以前、現在、そして未来に思いを馳せ、広く社会の動きを考察している。また、多くの人が初めて経験する「新型コロナウィルス」という新たな感染症に対して様々な分野での現在の動きや取組みを紹介している。本書を通じ、読者の皆さんが、今後のポストコロナ社会を共に考える機会となれば幸いである。
-
-
-
-
-
-熊本地方は、2016年(平成28年)4月14日21時26分の前震、同年4月16日1時25分の本震と2度にわたる大地震(震度7)に見舞われた。 本書は、この熊本地震において、熊本県上益城郡御船町にある「老人総合福祉施設グリーンヒルみふね」の中で実際に起きた出来事を、施設長である著者がフェイスブック(Facebook)を通じて、現場から発信した内容をもとにまとめたものである。全国でこれから起こり得る地震などの災害において、福祉施設がどのような体制をとれるのかを提言した。 「何を心構えとして持っておかなければいけないのか」 「指揮官としてどうあるべきなのか」 「最善の策は何なのか」 著者はその時、その時に起きた問題や課題に、現場の責任者としてどう対処していったのか、どのようにして職員のモチベーションを維持することができたのか――これらの事実を伝えるとともに、30人の職員の証言も掲載した。大災害時における社会福祉法人や地域の防災体制のあり方を問う。
-
4.1アフターコロナで、地方移住が盛り上がる中、地方人気に脚光が当たっています。しかし、ほんとうに地方からの流出は止まったのか。それはまさに「幻想」だと、著者の木下さんは断言します。地方・まちづくりをめぐるニュースの数々は、本質をとらえない、思い込みが蔓延しています。 なぜ、地方が衰退するのか。地域再生は挫折するのか。 本書は、地方の最前線で長年地域おこしを見続けてきた著者による、幻想を打ち破り、ほんとうに地域が立ち直るための「本音の」まちづくり論です。地元の悪しき習慣から、行政との間違った関係性、「地域のために!」という情熱を注ぐ事業のブラック化など、豊富な事例をもとに明かします。読んだあとに、行動を促す1冊をめざします。
-
3.6
-
3.7
-
3.0
-
4.8
-
5.0
-
4.0
-
4.0
-
-
-
3.9暴力、セックス、洗脳…… 介護の現場がマジでヤバい! このままだと日本は姥捨て山国家になる! ! 超高齢化社会を目前に控え、介護事業は圧倒的な需要がある成長産業といえよう。 ただ、今の介護現場は危険すぎる。 「低賃金」や「重労働」といったよくあるネガティブ要因だけではない。 高い離職率に、急増する介護職員の暴行事件、 貧困によって売春市場に流れた介護ヘルパー、宗教的介護施設の乱立…… いったい介護の現場で何が起こっているのか? 本書では、急増する介護現場での事件、著者が経験した困難の一部、 介護人材の実態を報告しながら、破たん寸前の介護現場の現状を紐解いていく。 ノンフィクションライターの中村淳彦氏があぶりだす驚愕の真実とは……?
-
4.1【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 夢と希望の国か? 格差と分断の国か? 「バイデンが大統領になっても米中関係は悪いまま」 「アメリカで『ブルー・ライブズ・マター(警官の命も大切だ)』と言うと、人種差別主義者と思われる」 「アメリカの憲法は黒人奴隷の存在を前提としていた」 「人種差別団体KKK(クー・クラックス・クラン)は日本を絶賛している」 「アメリカは、日本を含む世界中の通話やメールを傍受している」 「アメリカでは大学に入る時、奨学金が取れないと、卒業時には1千万円以上の借金を抱えることもある」など、誰もが知る国の、知られざる素顔を、都立国際高校での授業を元にして、池上彰が徹底解説。 混迷を極めた大統領選挙や、燃えあがった「ブラック・ライブズ・マター」運動の背景についても、どの本よりもわかりやすく解説しました!
-
-車いすユーザーのアクセス専門家が、尊厳なきバリアフリーの根源を突く。 「福祉のまちづくり」や「心のバリアフリー」は、はたして障害者の社会参加実現に役立ってきたのか。むしろ、それを阻む空気を社会に広めたのではないか。障害者の権利や意思が尊重される社会への転換を目指した問題提起の書。障害者の人権は社会からのおこぼれですか? 【目次】 第1章 この国で障害をもつということ 第2章 夜遅く来るな 第3章 「心」「やさしさ」「思いやり」 第4章 「福祉のまちづくり」の歴史 第5章 社会モデルと権利条約と国内法 第6章 IPCガイドラインと2020行動計画 第7章 バリアフリー法 第8章 トイレの機能分散 第9章 新幹線の車いす席 第10章 ハンドル形車いすに対する差別 第11章 国交省の「権利」に対する姿勢 第12章 福祉、「福祉のまちづくり」、「心のバリアフリー 第13章 コロナ禍で見えたもの 付章第1 仙台での「福祉のまちづくり」と車いす市民交流集会 付章第2 朝日新聞厚生文化事業団の果たした役割 付章第3 町田市の取り組み 付章第4 1977年神戸市民の福祉を守る条例 付章第5 バリアフリー法 【著者】 川内美彦 アクセシビリティ研究所主宰。(一社)日本トイレ協会副会長。東洋大学人間科学総合研究所客員研究員。元東洋大学教授。一級建築士。博士(工学)。
-
3.52020年春、新型コロナウイルスへの対策として、多くの大学が「オンライン授業」を導入した。「対面授業での感染リスクを避けつつ、効率的な学びの場を提供できる」として一躍脚光を浴びたオンライン授業だったが、学生たちからは「授業が身になっている気がしない」「施設利用や教員・学生との交流の機会が奪われている」といった不満が続出。一部学生の間では学費返還を求める運動まで巻き起こった。 しかし頭を悩ませたのは学生だけではない。授業を行う教師にも、トライ&エラーで新しい授業スタイルを確立することが求められている。 本書では急速に浸透したオンライン授業について、大学教員・大学生・保護者という3者から寄せられた、教育現場のリアルな声を紹介。また思想家・内田樹氏が「オンライン授業は対面授業の代替物たりうるか」について語るコラムや、東京大学大学院情報学環・吉見俊哉教授へのロングインタビューなどを通じ、オンライン授業の最前線に迫る。 【本書の内容】 第1章:降って湧いた「オンライン授業」 大学で何が起こったのか 第2章:走りながら考え、教えながら悩んだ 大学教員から見た「オンライン」 第3章:「教室」が消えた! 学生たちは「大学」に何を求めているのか コラム:思想家・内田樹氏に聞く オンライン時代の「新たな教育プログラム」が必要だ 第4章:コロナ以前の大学にはもう戻れない オンライン授業の未来 第5章:ロングインタビュー 大学はもう一度死ぬのか? 吉見俊哉・東京大学大学院情報学環教授