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先進国の中でも、女性の社会進出が遅れている日本では、日頃から政策決定に女性の声が反映されにくい。そのため災害時の被災者支援も男性基準で進められ、女性被災者にしわ寄せがいきやすい。また被災地でのセクハラやDVなどの被害も表面化しにくい。東日本大震災の女性被災者たちの実状を報告し、多様な支援のあり方を考える。
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Posted by ブクログ
その筋によれば、東北大震災後の混乱の中でも女性が性的暴行を受けたケースがあったという。また、本書にも書いてあるが、避難所に女性用のスペースがなかったり、着替えや授乳も落ち着いてすることができない環境に置かれた女性たちも多いという。本書は「スフィア基準」などを紹介しながら、被災の場で女性たちが、女性で...続きを読むあるがゆえに困ることがないような態勢整備(平常時からの準備や仕組みづくりも含めて)を訴える点が一つ。そしてもう一つは、災害支援において女性たちが支援側として能動的に活動することが、地域などで効果的な事後の生活を築くのに役立つということを述べている。 女性たちは被災の地で、確かに不自由な思いをすることだろう。ただ、だからといって女性たちに優先的な支援をするべきだろうか。世の中の半分以上は女性なわけで、その半分にも上る人々はそれほどに弱者だろうか、今の日本で。たとえば、避難所で年配男性がリーダー役を買って出ようとするなら、自分もリーダー役を買おうとするなど、もっと能動的に立ち上がってもいいのではないか。日本の女性たちは、受動的な立場に甘んじている面があるだろうと思う。だから、本書でも2番目の訴えのほうにもっと紙幅を割いてほしい。事例だけでなく、論的な面からももっと言及してほしい。
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