作品一覧

  • 別居・離婚後の「共同親権」を考える――子どもと同居親の視点から
    5.0
    1巻2,112円 (税込)
    24万人の反対署名が集まったものの、「共同親権」を可能とする民法などの改正案が5月17日、参院本会議で可決、成立した。 別居・離婚後の「共同親権」が導入された場合、子どもや同居親だけでなく、子どもに関わる学校や保育・福祉、心理、法律関係者にどのような影響を及ぼすのだろうか。各専門家の論考、そして離婚を経験した子どもと同居親の声をあわせて、問題点を提示する。
  • 災害支援に女性の視点を!
    3.0
    1巻616円 (税込)
    先進国の中でも、女性の社会進出が遅れている日本では、日頃から政策決定に女性の声が反映されにくい。そのため災害時の被災者支援も男性基準で進められ、女性被災者にしわ寄せがいきやすい。また被災地でのセクハラやDVなどの被害も表面化しにくい。東日本大震災の女性被災者たちの実状を報告し、多様な支援のあり方を考える。

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  • ひとり親家庭
    4.0
    1巻1,012円 (税込)
    日本社会において、ひとり親であるとはどのような状況なのか。なぜこうも生きづらいのか。彼女/彼らの苦境を放置することによって、この社会がこうむる影響とは何なのか。30年以上、自らもシングルマザーとして当事者に寄り添いつづけてきた著者が、ひとりで子どもを育てる人々の生活を豊かにするための道筋を提起する。

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ユーザーレビュー

  • 別居・離婚後の「共同親権」を考える――子どもと同居親の視点から

    Posted by ブクログ

    【目次】

    まえがき
    本書刊行への思い:離婚後共同親権は何が問題なのか(熊上崇)

     第一章 共同親権が導入されたら、同居親と子どもの生活はどう変わるか?-弁護士の立場から(金澄道子)

     第二章 共同親権になると、子ども、同居親の生活はどう変わるか

    1.離婚後の「非合意・強制型共同親権」導入論の背景と問題-父母の平等はこの利益に優先するか?(木村草太)
    2.共同親権運動の本質とメディアの問題点(太田啓子)

     第三章 子ども、子の同居親は、共同親権をどのように考えているか

    1.子どもの声
    2.同居親の声
    3.シングルペアレント101冊子「私たちの選択と決断」より(田中志保)

     第四章 

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    2025年01月13日
  • ひとり親家庭

    Posted by ブクログ

    別居親の物書きです。
    著者が子どもに会えない親に対し、あまりいい印象を持っていないと聞いていました。そのため、買ってはみたものの読む気がせず、しばらく積ん読状態でした。監護親側のさまざまな苦しみを知りたいと切望していたにも拘わらず。今日になり初めてページを開き、目を通したところ、今までわからずにモヤモヤしていた気持ちが氷解していきました。なるほどこういうことだったのかと、膝を打ちました。
    ひとり親を支援する側に対し、別居親の物書きである私のような者が話を聞き、現状を把握することは大変に困難です。それだけに、この本は別居親が、ひとり親のことを知る格好の本だと思いました。この本で得た情報を参考に、

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    2015年11月24日
  • ひとり親家庭

    Posted by ブクログ

    ひとり親の家庭の暮らしが困難であることは推測していたが、なかなか大変な状況であると分かった。行政支援は、当事者の立場に立っていなかったり、生活保護を本当に必要としている人に支給できなかったりして、うまくいっていないことが多いと分かった。民間団体による支援が行われている今の時代にこそ、制度的な困難を解消していく必要がある。

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    2015年04月27日
  • ひとり親家庭

    Posted by ブクログ

    子供の貧困でもそうでしたが、なにもかもが連動している。格差も遺伝している。この歯止めなさは、根本的に行政の「国民への性悪説」ではないかと思う。
    要するに、福祉はできるだけ行き渡らないように、国民は不正をするものだから監視するように・・・など。
    そもそもこの書籍を読む人の割合が、シングルマザーには少ないだろうなぁ。
    むしろ、行政なり、知識ある者への訴える本なのかも。

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    2014年05月14日
  • 災害支援に女性の視点を!

    Posted by ブクログ

    その筋によれば、東北大震災後の混乱の中でも女性が性的暴行を受けたケースがあったという。また、本書にも書いてあるが、避難所に女性用のスペースがなかったり、着替えや授乳も落ち着いてすることができない環境に置かれた女性たちも多いという。本書は「スフィア基準」などを紹介しながら、被災の場で女性たちが、女性であるがゆえに困ることがないような態勢整備(平常時からの準備や仕組みづくりも含めて)を訴える点が一つ。そしてもう一つは、災害支援において女性たちが支援側として能動的に活動することが、地域などで効果的な事後の生活を築くのに役立つということを述べている。
    女性たちは被災の地で、確かに不自由な思いをすること

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    2012年12月24日

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