【感想・ネタバレ】ひとり親家庭のレビュー

あらすじ

日本社会において、ひとり親であるとはどのような状況なのか。なぜこうも生きづらいのか。彼女/彼らの苦境を放置することによって、この社会がこうむる影響とは何なのか。30年以上、自らもシングルマザーとして当事者に寄り添いつづけてきた著者が、ひとりで子どもを育てる人々の生活を豊かにするための道筋を提起する。

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Posted by ブクログ

別居親の物書きです。
著者が子どもに会えない親に対し、あまりいい印象を持っていないと聞いていました。そのため、買ってはみたものの読む気がせず、しばらく積ん読状態でした。監護親側のさまざまな苦しみを知りたいと切望していたにも拘わらず。今日になり初めてページを開き、目を通したところ、今までわからずにモヤモヤしていた気持ちが氷解していきました。なるほどこういうことだったのかと、膝を打ちました。
ひとり親を支援する側に対し、別居親の物書きである私のような者が話を聞き、現状を把握することは大変に困難です。それだけに、この本は別居親が、ひとり親のことを知る格好の本だと思いました。この本で得た情報を参考に、より公平な文章を書こうと決意を新たにしました。

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2015年11月24日

Posted by ブクログ

ひとり親の家庭の暮らしが困難であることは推測していたが、なかなか大変な状況であると分かった。行政支援は、当事者の立場に立っていなかったり、生活保護を本当に必要としている人に支給できなかったりして、うまくいっていないことが多いと分かった。民間団体による支援が行われている今の時代にこそ、制度的な困難を解消していく必要がある。

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2015年04月27日

Posted by ブクログ

子供の貧困でもそうでしたが、なにもかもが連動している。格差も遺伝している。この歯止めなさは、根本的に行政の「国民への性悪説」ではないかと思う。
要するに、福祉はできるだけ行き渡らないように、国民は不正をするものだから監視するように・・・など。
そもそもこの書籍を読む人の割合が、シングルマザーには少ないだろうなぁ。
むしろ、行政なり、知識ある者への訴える本なのかも。

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2014年05月14日

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