社会問題作品一覧
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-「性別変更した夫を父親として認める」という画期的な決定を最高裁で手にした家族の物語。 10代から大人まで楽しく読めて、性の多様性、家族の多様性を知ることができる一冊。 僕の家族は、四人。僕、妻、二人の子どもたちの四人家族だ。どこにでもいる、家族。 ただひとつ。 たったひとつだけ、違ったことといえば、僕が女の子として生まれたということだった。 荻上チキさん(評論家)推薦! 君のパパ、凄くかっこいいね。 ずっと生き抜いて、君と会うために闘ってきた。 これからさらに、誰かに闘いを押し付けなくても、 みんなが生きやすい社会にしていこう。 それがきっと、この本のメッセージだ。 性同一性障がいの診断を受け、戸籍の性別を女性から男性に戻し、結婚した著者。 妻がAID(非配偶者間人工授精)で出産した子の出生届を役所に出すと、「血縁がないのはあきらかだから」法律上の父親にはなれないと言われた! 納得できない著者は、裁判を起こすことを決意した。 勝訴までの闘い、著者と家族の歩みを、妻や子どもたちの視点も交え、若い世代にも読みやすく綴った一冊。 著者をすぐそばで支え続ける妻の手によるイラストも多数掲載。 巻末には、著者を支援した弁護士・山下敏雅さんによる解説を付す。
-
-共存? 共生? コミュニティは誰のもの? 芝園団地をめぐる葛藤と努力は、移民社会を迎えようとする 私たち一人ひとりの羅針盤だ。 ――星野博美(作家) 2016年の米大統領選挙で排外主義の台頭を目の当たりにした著者は、 取材から帰国した後、住民の半数が外国人の芝園団地(埼玉県川口市)に移り住む。 日本人住民の間に芽生える「もやもや感」と、 見えない壁を乗り越えようとする人々を描いたノンフィクション。 芝園団地やほかの外国人集住地域に関する報道や研究は少なくない。本書に独自性があるとすれば、外国人住民が増えた地域で暮らす日本人の「感情」に焦点を当て、掘り下げようと試みたことにあると思う。 外国人に対する不安や不満といった住民感情は、否定するだけでその人たちの心から消えていくものではない。向き合い、そうした感情を生み出す根源を探る。そのことに意味があるはずだという思いは、この団地に住む中で、そして世界でますます反外国人・移民感情が広がる中で強まっていった。(「あとがき」より) 日本人と外国人が同じ場所で暮らすとき、何が起きるのか。 住民には、どのような感情が生まれるのか。 そこで起きること、芽生える感情に対して、どうすればいいのか。 これは、そんなことを問いかけながら芝園団地で暮らす、一人の住民の記録だ。
-
-本書は在日コリアン弁護士協会(LAZAK)が現代日本に溢れるヘイトスピーチと被害の実態、その背景にある歴史的経過や社会の現状、そしてヘイトスピーチをなくすための取り組みについて、実務に携わる法律家としての視点から示したものである。
-
-増え続ける人口を養うための策を、事実のみから導き出す 米・小麦・牛・豚・鶏――我々はなぜ限られた種類の糧に頼るのか? 地球環境を守りながら、世界97億人を養うことはできるのか? 「飢餓と食の常識を覆す。思考が一変する一冊」 ― ビル・ゲイツ なぜ、1人あたり1,000 キロカロリーもの食料が毎日無駄にされているのか?人口が爆発的に増えるなか、どうすれば地球を壊さずに人類が食べていけるのか? 知の巨人シュミルがこれまでの知見を総動員。そのテーマが「食料」であるのは、私たちの生存の根幹であると同時に、エネルギーなどほかの分野と比べても衝撃的なレベルで非効率が目立つからだ。本書では、歴史を踏まえながら、気候変動や人口増加という難題に直面する食料供給の未来を検証。私たちがいかに食の基本を誤解しているかを明らかにし、私たちの身体は何を必要としているのか、そしてそれが環境にどんな影響を与えているのかを、ファクトから誇張なしに描き出す。 【内容】 日本語版への序文 はじめに 第1章 農業はなにをもたらしたのか? 第2章 私たちはなぜ、いくつかの種の植物だけを大量に食べるのか? 第3章 私たちが育てられるものの限界 第4章 なぜ、私たちはある種の動物を食べ、ほかの種の動物は食べないのか? 第5章 食べ物とスマホ、どちらがより重要? 第6章 健康であるためにはなにを食べるべきか? 第7章 環境への負荷を減らしながら、増加する人口を食べさせる― 疑わしい解決策 第8章 増えつづける人口を食べさせる―どんな方策に効果があるのか
-
-
-
-1巻2,816円 (税込)地球と人類の未来に向けて提言を続けるローマクラブが、ベストセラーとなった最初の報告書『成長の限界』以降50年近くを経て贈る本格的なレポート。人新生・SDGsの時代に、地球環境と人類社会の持続のため何ができるかを様々な視点から探究する。
-
-
-
3.0会社がイヤ…でも簡単には辞められない! 転職も不安… では、どうすれば? 専門家が指南する、仕事で成果を出しながら、心を守る方法! ・NHKや朝日新聞にも登場する認知行動療法の専門家が指南 ・会社のストレスを自分で解決、改善できる ・会社で起こりえる事例をもとに解説するからわかりやすい 人間関係、長時間労働、将来へのキャリア不安など、仕事の悩みは尽きない。 厚労省の調査では、精神障害の労災請求・支給決定件数も年々増加している。 仕事の悩みには、「考え方のクセ」を知り、行動を変える、認知行動療法の手法が効果的。 専門的な知識をもとに、自分でストレスを解決、改善できるメソッドを1冊に。 【こんな悩みはありませんか?】 ・わからないことを聞けず、タスク管理がうまくいかない、いつまでも終わらない ・苦手な人の話に付き合うのがつらい ・日常的に長時間労働している。自分の時間がない ・いつも締め切りぎりぎり ・上司の曖昧な指示に困っている ・自分と年齢の離れた人との会話がうまくいかない ・人前でのプレゼンが不安、うまくいかない 【こんなふうに解決、改善できます】 ・あえて、気分とは違う行動を取ってみる ・10代の時にできた「考え方のクセ」を知る ・“空気が読めない身近な人”のまねをしてみる ・「10分悩む」と決める ・長期的な方針を「意思決定」する ・休養こそ、最も効率がよい ・時間に間に合う方法を選ぶ
-
-
-
-【特集1】創刊80年 それでも人間を信じる 戦後の国際秩序が、音を立てて崩れつつある。 大国による核の威嚇と法の蹂躙。かつて戦争の惨禍を経験した日本も、憲法9条が歯止めとならず、軍拡競争の一翼を担おうとしている。この現実を前になお、「人間を信じる」ことは可能か。「世界」初代編集長の吉野源三郎はこう述べた。 「『人間に対する信頼』も、一つの大きな賭です。……しかし、この賭なしには、人間の世界は死人のようなつめたさにひえてゆくほかはない」(「ヒューマニズムについて──人間への信頼」) 戦後の焼け跡からこの雑誌が生まれて80年。私たちは、ヒューマニズムに賭すことから始めたい。 【特集2】ハラスメントの現在地 これってハラスメントかな? 冗談として、あるいは具体的な懸念として、日常的に話題にするようになった。 議員や首長のセクシャルハラスメントが告発されるも、居直り行為で深刻な二次被害が続くケースもある。 誰もが被害者、また加害者になりうるとの認識が広がる一方、そもそも、それは何を意味するのか。身近な環境で起きた場合にどう対応すべきなのか…… 現代人が抱えるモヤモヤの整理を試みる。 ※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
-
-麻薬は、規制されているから危ないのではない。 危ないから規制されているのだ。 国連職員として30年、麻薬帰省の現場を見て来た著者が、 無責任な『合法化論』に警鐘を鳴らす! 医療・研究用には不可欠な規制薬物・麻薬。 同時に、その横流し、密造、密輸、乱用による悪事も絶えることがなく、 国際条約体制もその対応のために進化し続けている。 麻薬をめぐって世界で起きた事例を軸に、国際社会の薬物対応の原点を理解する。 麻薬をめぐって世界中で起きた事実の記録と、 それぞれの時代に起こった事柄と対策、現状、未来に向けての課題を浮き彫りにする。 世界中で無責任な薬物の娯楽目的の使用を合法化しようとする風潮を抑止するため、必読の書。 多面的な麻薬の姿を改めて問い直し、現代に生きる鎮痛・治療の役割、 20世紀以降の規制と戦争、現代社会における乱用と依存の問題までを網羅的に扱い、 「なぜ麻薬は社会において危険とされるのか」 「なぜ規制の対象となったのか」といった根本的な問いに迫り、 読者が日常生活や社会問題を考えるうえで役立つ 「リテラシー」としての麻薬知識を身につける手助けとなる、現代人必読の書。 ■目次 ・はじめに ●第一章 麻薬とは何か――近代世界を動かした物質 ・1 どんな麻薬が乱用されてきたのか ・2 密造・密輸と乱用の実態――麻薬その他の規制薬物はどこでつくられているのか ・3 正規の医療用麻薬について ●第二章 犯罪組織との戦い――過去から現代へ ●第三章 麻薬の国際規制――条約体制の芽生えと進化 ●第四章 国際オペレーション――新たな始まりのとき ●第五章 国々の戦い――異なる視点から ●第六章 歴史は韻を踏む――現代の憂うべき風潮 ・おわりに 未来へ向けて ・謝辞として ・参考文献 ■著者 藤野彰(ふじの・あきら) 公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センター理事長 国際基督教大学(ICU)大学院修士(国際法)、 カリフォルニア大学ロスアンゼルス校(UCLA)大学院修士(国際関係論)を経て、 国際基督教大学(ICU)大学院博士課程(国際法)在学中に国連に採用され、 ウィーンに通算25年、その間にバンコクに5年赴任。 主に麻薬などの国際規制に携わり、新たなメカニズム構築に尽力する。 国際麻薬統制委員会(INCB)事務局次長、国連薬物・犯罪事務所(UNODC) 東アジア・太平洋センター(当時)代表、UNODC事務局長特別顧問などを歴任し、帰国。 日本学生協会(JNSA)基金理事長等を経て、 現在は公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センター(DAPC)理事長、 一般社団法人国際麻薬情報フォーラム(IDIF)代表理事、 特定非営利活動法人アジアケシ転作支援機構理事、 認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー(ELNA)代表理事、 合同会社共同クリエイションズ会長などを務める。
-
-
-
5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 <概要> 人が生きるために、人間らしい生活をするために、豊かな生活を送るために欠かせない水。しかし、世界人口の4分の1にあたる21億人が安全できれいな水にアクセスできないなど、水に関する多くの課題が存在する。「水とは何か?」の解説から始める本特集では、JICAの水分野の協力とSDGsゴールへの貢献を紹介していく。水は生活や社会のあらゆる面で不可欠なため、その課題に取り組むことは、教育や保健などさまざまな分野の課題解決にもつながる重要な行動だ。 <コンテンツ> ・水・トイレ・手洗いの改善で安心して学べる学校に ・衛生問題をジブンゴトに。気付きがもたらす行動変容 ・「統合水資源管理」の考え方で農業での適切な水利用を推進 ・きれいな水を届けて南スーダンの平和の基盤を築く ・ジャカルタの地盤沈下対策に日本の経験と知見を活かす ・水分野の課題にともに取り組むパートナーの視点 ・水×デジタル技術がもたらす 効率的・効果的な協力 ・新たなアイデアを世界でシェア。若者の発想で水問題を解決する 本誌について 『JICA Magazine』は独立行政法人 国際協力機構(JICA)の広報誌です。開発途上国が向き合う課題や、その課題解決に向けて国際協力に取り組む人々を紹介しています。
-
-私たちはもう、「射精責任」という言葉がない世界には戻れない――。 「望まない妊娠」は男性の「無責任な射精」が原因であると喝破したことで、刊行直後から大きな話題となったガブリエル・ブレア『射精責任』(村井理子訳、齋藤圭介解説)。そこからさかのぼること約30年前、日本ではすでに、男性の射精とその責任をめぐる議論が行われていた。 蓄積された知見を蘇らせるだけでなく、第一線で活躍する13名の研究者が現代における課題をそれぞれの専門領域から議論した。男性と射精をめぐる議論の現在地と、進むべき道を明らかにした論文集。 ■所収論文一覧 齋藤圭介 ガブリエル・ブレア『射精責任』と日本の射精責任論 沼崎一郎 〈孕ませる性〉の自己責任――中絶・避妊から問う男の性倫理 宮地尚子 孕ませる性と孕む性――避妊責任の実体化の可能性を探る 森岡正博 膣内射精性暴力論の射程――男性学から見たセクシュアリティと倫理 伊藤公雄 男性の「ケアの力」という課題――射精責任論とマスキュリニティ 赤川学 『射精責任』と精子の行方 森岡正博 男性の射精責任をどう考えるか 多賀太 生殖に関する責任の共有に向けた男性支援へ 江原由美子 「射精責任」と「女性の自己決定権」 菅野摂子 性的同意と射精責任 塚原久美 女性のリプロと男性の射精責任 竹家一美 孕ませられない責任――男性不妊の文脈で「射精責任」を考える 新ヶ江章友 異性間による射精責任を相対化する――同性間による人工授精とHIVの文脈から 中真生 生殖する身体から避妊や妊娠の責任を考える 齋藤圭介 男性の射精とその責任をめぐって
-
-
-
5.0自分らしく人生を豊かに生きるためのレッスン 心の品格を磨くと、人生は驚くほどうまくいく 心の品格16のセルフチェックリスト付き! 幸せを引き寄せ、 自分らしく豊かな人生を手に入れるために必要なのは「心の品格」。 「どうすれば心の品格を磨いていけるのか?」を、 自己啓発・カウンセリングのスペシャリストである 著者自身の知見と数々の実例をもとに、丁寧に教えてくれる1冊。 近年、政治家の不祥事や芸能界のスキャンダル、老舗企業の相次ぐ凋落など、 これまで人々が信じてきた価値観が大きく揺らいでいます。 そんな混沌とした時代において、ブランドや肩書きではなく、目に見えない内面の輝き、 つまり「心の品格」こそが、人との良い出会いや幸せを引き寄せ、 人生を好転させる力になるのです。 心の品格があると、 理不尽な出来事に振り回されることなく、 広い心で他者を受け入れ、自分自身にも寛大でいられます。 反対に、どんなに能力があっても、心の品格が伴っていなければ、 肝心なときに力を発揮できなかったり、周囲との関係に悩まされたりしてしまいます。 本書では、 「どうすれば心の品格を磨いていけるのか?」を、 自己啓発・カウンセリングのスペシャリストである 著者自身の知見と数々の実例をもとに、丁寧に解説します。 マナーや立ち居振る舞いだけではない、真の心の品格とは何かを知り、 自分らしく豊かな人生を手に入れるための羅針盤となる一冊です。 ■目次 ●Lesson1 なぜ心の品格がある人は幸せを引き寄せるのか? ・心の品格レベルをチェックしてみよう ・心の品格がある人とない人の特徴とは? ほか ●Lesson2 日常のささいな振る舞いに、心の品格はにじみ出る ・心の品格が最も表れる「挨拶」 ・日常の振る舞いにこそ愛をこめる ほか ●Lesson3 人との衝突も調和も、心の品格を磨くためのステップ ・心の品格がある人は心に「余白」をもっている ・羨ましいと感じたら「次は私の番!」と思ってみる ほか ●Lesson4 心の品格を磨き上げ、豊かさで自分を満たす ・「我・汝・神の三位一体」を意識して心のバランスを整える ・心の芯を鍛えると相手との関係性が変わる ほか ■著者 リズ山﨑(りずやまざき) 1960年生まれ 横浜出身 公認心理師(国家資格)/日本森田療法学会認定心理療法士 全米ヨガアライアンス認定RYT500YOGA講師 21歳のとき単身渡米。ロサンゼルスにてピアノの弾き語りとして14年間を過ごす。 自己探求のすえチャネラー&心理セラピストに転身。 36歳で大学に入り心理学を専攻。心の癒しと自己実現の方法論「サラージメソッド」を創始。 40歳より海外出版を含め46冊、累計60万部の著書を刊行。 現在、個人コンサルタント、講座、講演等を通じて、人々の心の問題解決・目的達成に貢献している。 一人ひとりに寄り添う心のセラピーのみならず、行動法や言葉がけなど具体的な指導で、 「誰もが最高の自分に変われる」と絶賛されている。 主な著書に『願いは、ぜったい叶うもの!』 『誰も教えてくれなかった! 成就の法則』(共に青春出版社)がある。 YouTubeなどSNSも人気を博している。
-
-
-
-
-
4.1★作品社公式noteで「イントロダクション」公開中→「奪われた集中力 試し読み」で検索! ■今もっとも注目を集めるジャーナリストの一人、ヨハン・ハリの邦訳最新作 「薬物と依存症」「うつ病と不安症」に続き、現代最大の「文明病」に挑む ■世界100万部、隣国韓国で25万部の大ベストセラー 豊かな時間を取り戻したい、すべての人の必読書 以前に比べて仕事も読書も集中できない。 でも、スマホは片時も手放せない。 ――なぜ、こんなことになってしまったのか? 現代人全員が、何かしら頭を悩ませている「集中力の喪失」はなぜ生じているのか? 世界各地の専門家や研究者250人以上に取材し明らかになったのは、私たちの集中力はただ失われたのではなく「奪われ」ていること、そして必要なのは個人的な努力にとどまらず、社会全体で「取り戻す」取り組みであるということだった。 仕事ではマルチタスクに追い立てられ、休日はSNSとショート動画に費やしてしまう、だけど本当はじっくり集中して、豊かな人生を取り戻したい、すべての人の必読書。 ■社会全体の注意力が危機にさらされていることについて、ヨハン以上に深く、包括的に考えている人をほかに知らない。……本書を手に取り、腰を落ち着けて、集中して読んでほしい。 ――ナオミ・クライン(『ショック・ドクトリン』著者) 『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラー、『フィナンシャル・タイムズ』『ニューヨーク・ポスト』ほか各紙の「ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー」に選出! 【目次】 イントロダクション メンフィスを歩く 第1章 原因1――速度、スイッチング、フィルタリングの増加 第2章 原因2――フロー状態のマヒ 第3章 原因3――身体的・精神的疲労の増加 第4章 原因4――持続的な読書の崩壊 第5章 原因5――マインド・ワンダリングの混乱 第6章 原因6――あなたを追跡して操作する技術の台頭(その1) 第7章 原因6―あなたを追跡して操作する技術の台頭(その2) 第8章 原因7―残酷な楽観主義の台頭 第9章 もっと深い解決策の最初のひらめき 第10章 原因8――ストレスの急増と、過覚醒を引き起こす仕組み 第11章 素早い対応が求められて疲弊する――これを逆転させる方法を思いついた職場 第12章 原因9・10――食生活の乱れと汚染の悪化 第13章 原因11――ADHDの増加と向き合い方 第14章 原因12――子どもの監禁(肉体的にも精神的にも) 結論 アテンション・リベリオン(注意力の反乱) 注意力を向上させるための取り組みをすでに始めている団体 謝辞/原注/訳者あとがき 【著者プロフィール】 ヨハン・ハリ (Johann Hari)(著) 1979年生まれ。英国出身のジャーナリストで、世界的ベストセラー作家。これまでの著書は38の言語に翻訳されている。最初の著書『麻薬と人間 100年の物語』(邦訳、作品社、2021)をもとにした映画『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』はゴールデングローブ賞(ドラマ部門)主演女優賞を受賞し、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた。第二作『うつ病 隠された真実』(邦訳、作品社、2024)も話題を呼び、『ニューヨーク・タイムズ』『サンデー・タイムズ』のベストセラーに選ばれた。「依存症とうつ病」をテーマにしたTEDトークの動画は8000 万回以上再生されている。「肥満と痩せ薬」を扱った次作『Magic Pill』も作品社から刊行予定。 福井昌子 (ふくい・しょうこ)(訳) 大学卒業後、企業勤務等を経て、現在翻訳家。訳書として『7つの安いモノから見る世界の歴史』、『アダルトグッズの文化史』、『麻薬と人間 100 年の物語』、『値段と価値』、『オルガスムの科学』(以上、作品社)、『子どもの権利ってなあに』(エルクラブ)、『植民地朝鮮における日本の同化政策』(クオン)、『ヘイトクライムと修復的司法』(明石書店)、『相互扶助の経済』(みすず書房)、『ライス回顧録』(集英社、共訳)、『彼女はなぜ「それ」を選ぶのか?』(早川書房)などがある。
-
3.0外国人就労拡大への大転換、共生に正面から向き合うとき “外国人に優しい社会は他者に寛容な社会につながる――“ 政策の大転換に影響を与えた書籍の増補版刊行! 書評掲載・メディア紹介多数! 早稲田ジャーナリズム大賞(2017年) 新聞労連ジャーナリズム大賞優秀賞(2018年)W受賞! 「労働力を受け入れたつもりだったが、来たのは人間だった」。私たちの側には、彼らを人間として見、人間としてつきあう準備がまったくできていない。そして、この多様性を拒絶し、周縁に押しやって、見て見ぬ振りをする姿勢自体が、この国の経済や政治や文化が活力を取りもどす機会を失わせているのではないか、という指摘は鋭い。 ――吉岡忍氏(作家/早稲田ジャーナリズム大賞選考委員・授賞理由より一部抜粋) 外国人労働者受け入れへの一大転換と言える改定入管法が2018年に成立、翌年に施行されたが、政府の本音と建前の乖離は依然として埋まらない。大手メディアとして、いち早く外国人労働者との共生を問い大反響を呼んだ初刊版に、改定入管法施行前、施行1年後、ネパール再訪の連載を加え大幅増補。共に暮らす隣人を直視した現場からの報告。
-
4.0人口減少と少子高齢化は日本にとって最大の危機であることは周知の事実であり、経済、社会、あらゆる分野に影響をもたらす課題である。 政府は地方創生などの政策を行ったものの、成果は上がらず、逆に想定よりも速いスピードで人口減少が進んでいる。ちなみに2020年代には従来以上の人口減少が予想され、その後はさらに 人口減少は加速していく。 そのような中、2018年末に政府は入管法の改正を行い、翌年4月から新たに外国人受入れ政策を開始した。政府は移民政策ではなく、人手不足解消を目的と主張するが、これを皮切りに在留外国人の増大は本格化し半永久的に続くと想定される。 本書は、筆者の体験にもとづく政策転換の政治の舞台裏を明らかにするとともに、中長期の視点から移民受入れの未来予測を 成功例の ストーリーとして示す一方、 人口減少が激化しレジリエンスが低下するポストコロナ時代こそ本格的な移民政策への移行のチャンスとして日本の歩むべき道を提示する。
-
-
-
-
-
5.0
-
-
-
-破裂する水道管、陥没する道路―― 危機は今、そこにある。 なぜ事故が続発するのか。 50年前から続く原因を明らかにし、崩壊を食い止める具体策を提案する。 <「はじめに」より> インフラの共通点は、コンクリート、金属、プラスチック、木材など、もともと寿命が有限の素材で作られている点である。公共施設や橋、水道管などに寿命があることはわかりやすいだろう。土や石でできた道路は寿命が無限に見えるが、路面を舗装しているアスファルトやコンクリートには寿命がある。インフラは時がたてば次第に機能が劣化し、いずれは何らかの障害が発生することになる。 何年使えるかは、インフラの種類ごとに目安が存在する。水道管は40年、下水道管は50年、橋や建築物は60年、道路舗装のアスファルトやコンクリートは15年である。目安の期限を過ぎてもすぐに壊れて使えなくなるわけではないが、壊れる危険性が増すことは間違いない。逆に、目安の期限が来る前に壊れることも珍しくない。 どのような障害が発生するかはインフラの種類によって異なる。公共施設(建築物)では倒壊、雨漏りなど、道路はひび割れや陥没、橋りょうは崩落、水道管は破裂や断水が生じる。詳細は、第1章の「放置シナリオ」で紹介する。 いずれにせよ、インフラ老朽化は国民の生命や生活に甚大な影響を与えかねない問題である。序章で述べる「2040年の日本崩壊 衝撃の近未来予測」は、単なる妄想や脅しではない。十分な対策を速やかに講じない限り、実際にそうなってしまいかねない現実なのである。
-
-
-
-日本社会において長らくタブーとされてきた「外国人問題」が、2025年参議院選を機に突如として主要な政治テーマとなった。背景には、クルド人による事件や不法滞在者の存在がクローズアップされたことがあるが、議論の多くは全体のわずか2%に過ぎない「不法在留外国人」に集中している。しかし、残り98%の正規在留外国人の存在こそ、今後の日本社会にとって本質的な論点であると著者は指摘する。日本は深刻な人口減少と労働力不足に直面している。2030年代後半には、年間約100万人規模で労働人口が減り続けるといわれる中で、外国人の受け入れは避けて通れぬ国家的課題である。外国人労働が賃金低下や治安悪化を招くという通念についても、著者はデータをもとに再検証を試みており、感情論ではなく事実に基づいた議論を呼びかけている。また、難民認定制度の運用の歪みや、就労目的の偽装申請問題にも触れ、リベラルな性善説にも冷静な視点を持ち込む。一方で、在留外国人との共生を拒み続ければ、将来日本が危機に陥った際、支援を申し出てくれる国が現れないかもしれないという、地政学的リスクにも警鐘を鳴らす。本書の後半では、日本で学び働いた外国人が帰国後に“親日派”として各国に影響力を持つ可能性を取り上げ、その存在を活用した外交・安全保障戦略を提案する。さらに、日本語を世界に広める構想をも含み、外国人政策を「守り」から「攻め」へと転換すべきであると論じている。本書は、外国人問題に関する論点を幅広く網羅しつつ、冷静かつ実証的に考察した実用的な一冊である。極端な排外主義でも、性急な受け入れ論でもない、中庸かつ未来志向の政策ビジョンがここにある。感情ではなく、理性と戦略で外国人問題に向き合うべき時が来ている――その現実を突きつける書である。
-
-
-
-こんなときどうする? ●仕事を“ドタキャン”された! ●“早上がり”で思っていたお金をもらえなかった! ●仕事の“評価”が不当に低かった! ●バイトアプリで“出禁”になった! スキマバイトとは何か? 違法な日雇い派遣の“復活” * いま、スキマバイト(スポットワーク)が急激に増加しています。 メディアでは、労働者のニーズに応じる新たな働き方であるとの宣伝が蔓延しており、とくに大手の「Timee(タイミー)」は、テレビCMも大々的に行い、知名度も高く、多くの人が利用しています。 非正規全国会議では、労働相談を通じて明らかになった問題を指摘し、Q&A形式でスキマバイトの法的な疑問に答えます。
-
5.0【紹介記事掲載情報】 2021年7月24日 日本経済新聞「BLMとアジアンヘイト 米の人種差別 深まる分断」 【内容紹介】 全米そして全世界を動かすブラック・ライブズ・マター運動共同代表による初の著書。自らの生い立ちから発し、従来の黒人解放運動とは異なる、新たな時代の幅広い協働が必要という社会運動論を語りおこす。世界的に社会の分断が深まる中、必読の書。
-
4.5日本で暮らす外国籍の子どものなかに、学校に通っていない/通えない(就学不明の)子どもがいる。子どもたちはこれからの日本社会を支える一員になるにもかかわらず、教育を受ける権利をないがしろにされている。かれらはどのような状況に置かれ、どのようなことを思い、どのように生きているのか。すべての教育関係者に読んでほしい一冊。 外国人労働者の受け入れ拡大のなか、取材班は、全国の100自治体に実施したアンケート調査で、就学状況が不明な外国籍の子どもが少なくとも1万6000人いることを報道した。 継続的な取材と情報公開請求で取得した資料などに基づいた多角的な報道は、日本語教育推進のための施策に法的根拠が与えられるなど、国を動かす原動力にもなった 。2020年度新聞協会賞、2019年度新聞労連ジャーナリズム大賞優秀賞を書籍化。
-
5.0
-
-特集1 1995 終わりと始まり 戦後50年を迎える年、阪神地方では早朝、強い揺れに襲われ、東京都心の地下鉄網は列車内の毒物散布により大混乱し、沖縄本島北部では、米兵らによる少女暴行事件が起きた。 経済はバブル崩壊を経て低迷に入るなか、金融機関の不良債権問題が表面化し、破綻も相次いだ。 それから30年。世界情勢は大きく変化を遂げた。だが、当時の喪失、そして停滞から、いまも日本は脱け出せずにいる。 あの年、何を突きつけられたのか。戦後80年の始まりに、1995の意味と向き合う。 特集2 そしてアメリカは去った 曲がりなりにも民主主義や人権の価値を唱えてきたアメリカ。だが、自国第一主義の姿勢を隠さないトランプ次期大統領に、前政権期よりさらに大きな権力が集中することになる。 国際社会への波紋は避けられない。 長期化してきたウクライナ、ガザでの戦争への影響は計り知れず、気候変動対策の後退も懸念される。同盟国としてアメリカに追従してきた日本もその例外ではない。 超大国の転換は、世界情勢になにをもたらすのか。「アメリカなき世界」の行く末を展望する。 ※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
-
-そこにいつもとどまり、同じ時を共に過ごし、声をつなぐ―― 2011年の東日本大震災・福島第一原発事故から10年。 根こそぎ失われた被災地の風景のなかを 著者はジャーナリズムが果たす役割の意味を問いながら、取材者として歩き続けてきた。 この10年の被災地が抱えてきた問題の変容と内側からの視点を伝える論考、 復興がいまだ訪れない2020年現在の「いま」を伝えるルポから構成。 忘却に抗い、当事者の声をつなぐ。つなぎ続ける。 当事者たちと同じ時間を共に生き、その声の発信を助けて外の人につなぎ、歳月を超えて伝え続ける者が、あらゆる被災地にいてほしい。忘却される被災地が一つもないように。その願いを、東北の地の取材者から届けたい。(本書「まえがき」より)
-
-「個人通報制度と国内人権機関」という2つの人権保障システムは、いまだ日本では実現していない制度である。 世界人権宣言で謳われた人権保障をより具体化し、国際人権条約で保障された権利を実現するために不可欠といえるこの制度の概要と実現に向けた提言を詳述する。
-
-
-
4.0“境界知能”という言葉をご存じでしょうか? IQ70以上85未満の生きづらい人たちで、本当は支援が必要なのに見過ごされてしている人たち――。近年、インターネットを中心に注目が集まっていますが、その正しい理解をしている人は多くありません。 本書は、まさに境界知能の少年たちを取り上げた、シリーズ累計170万部超の『ケーキの切れない非行少年たち』シリーズの著者・宮口幸治氏による、境界知能について最新の知見を集めた一冊。 『ケーキの切れない非行少年たち』では、非行少年たちを通して境界知能の問題にスポットを当てました。ただ、境界知能の存在について述べただけで、これまでどういった背景や問題があったのか、どのような特徴があるのか、どういった支援が効果的なのかといった具体的なところまでは記していませんでした。 本書では、境界知能の具体的な特徴を軸に、身近な事件やこれまでの歴史、認知的特徴、近年の動向について解説していきます。 第1章では、境界知能が絡んだ近年の事件、学校でも気づかれない実情、社会での様子などを紹介し、なぜ境界知能に注目すべきかについて記しています。 第2章では、これまで論じられてきた境界知能をめぐる問題や歴史的経緯、知能の問題、これまでの取り組みについて、軽度知的障害と絡めながら説明していきます。 第3章では、境界知能の具体的な特徴について解説していきます。本書の核となる部分でもあります。おそらく境界知能の種々の認知的特徴や社会行動、運動面について具体的に記した書籍は国内では本書が初めてかと思われます。 第4章では、境界知能の国内の動向、海外の研究動向、国際会議などについて紹介しています。
-
-2022年に発刊した『間違いだらけのエネルギー問題』をベースに全面刷新! 「はじめに」より 失われた30年の間に、政府はグリーン成長戦略を何度か打ち出しましたが実現しませんでした。同じことを繰り返しているようにも思えます。私たちは、エネルギーの経済性、安全保障、温暖化の問題をどのように考えれば良いのか。できるだけ具体例をあげて解説したのが本書です。前著の、『間違いだらけのエネルギー問題』と『間違いだらけの電力問題』に最新のデーターを加え、アップデートした内容になっています。今のエネルギー問題を理解し、考えていただく助けになればと思っています。 第1章は、エネルギー、電力が経済に与える影響を説明しています。生活が苦しいとする世帯が6割です。生活にも物価にもエネルギー価格は影響を与えますが、そんな中で電気料金を押し上げてきた政策もあります。 第2章は、エネルギー安全保障の歴史にも触れながら、世界が安全保障のためロシア産化石燃料からの脱却図る政策、自給率向上策に触れています。 第3章は、中国、インドを中心に増え続けるエネルギー需要に触れ、最近では需要が低迷していた先進国 でも生成AI、電気自動車などにより電力需要が大きく増える可能性を説明しています。 第4章は、増えるエネルギー、電力需要増に応える政策を説明しています。再生可能エネルギーと原子力がこれからの電力供給の中心になりますが、その課題も解説しています。 第5章は、温暖化問題と、その対策、日本企業の対応を説明していますが、収入が増えない日本で、優先されるべきエネルギー政策の課題は温暖化ではないのではと疑問を投げかけています。読者のみなさんにも考えていただきたい本書の大きなテーマです。 <本書の目次> 第1章 エネルギー価格上昇と私たちの生活 第2章 化石燃料依存から脱ロシア・脱炭素へ向かう世界 第3章 ますます増えるエネルギーと電力消費 第4章 エネルギー安全保障をめぐる争い 第5章 温暖化問題に振り回される日本企業 ※内容は予告なく変更となる可能性がございます
-
-「毎日の仕事に、本当に“やりがい“を感じていますか?」 そう問われて、答えに迷う人は少なくありません。日本は世界的に見ても仕事満足度が低く、若手の早期離職率も高止まり。 キャリアの選択肢が広がる一方で、「何を選べばいいのか分からない」と悩む人も増えています。 また、経営者や人事担当者にとっても、社員のエンゲージメントや人的資本経営への対応は避けて通れない課題となっています。 本書『やりがいの哲学』は、こうした社会的背景を踏まえ、“やりがい“をどう見つけ、どう育て、どう実践につなげるかを体系化した一冊です。 著者独自のフレームワーク「パーソナルVMV(Vision・Mission・Value)」を軸に、理論だけでなく日常に生かせる実践のステップを紹介しています。 また著者の活動「パーソナルブランドブック」を通して出会った、やりがいを感じ働いている人々の実例も掲載。 「やりたいこと」だけでなく、他者貢献や人とのつながりといった、自分だけでは完結しないやりがいにも光を当てています。
-
5.0現在のダメダメ自由民主党の象徴的な存在が自由民主党大阪府支部連合会である。その会長で、同会の徹底改善に挑んだ(参院選敗北の責任を取って辞任)青山繁晴氏と、弱冠32歳の自民党大阪市議会議員、須藤奨太氏が“ドロドロの海”である自民党大阪府連の実態、参議院大阪選挙区候補者公募の背景、大阪維新の会の正体、大阪市政(府政)の体たらく、役人の無気力性、日本の若者に潜む恐ろしい傾向、経済成長ができない日本人の精神的問題、若者と政治等々について、本音で語り合った。日本の病巣を鋭くえぐった救国の書である。 【著者プロフィール】 青山繁晴(あおやま・しげはる) 作家。参議院議員。派閥ではない新しい議員集団「護る会」(日本の尊厳と国益を護る会/自由民主党の衆参両院の現職議員84人/令和7〔2025〕年6月6日現在)の代表。 昭和29(1954)年、神戸市生まれ。慶應義塾大学文学部中退、早稲田大学政治経済学部卒業。共同通信社で記者として勤務後、三菱総合研究所を経て、独立総合研究所を設立。平成28(2016)年、第24回参議院議員通常選挙に自民党公認で比例区から出馬、比例区全体の6位で当選。現在2期目。 純文学の『平成紀』(幻冬舎文庫)やノンフィクションの金字塔となった『ぼくらの祖国』(扶桑社)まで、幅広い読者層を持つ。近著は、現政界の暗部を暴き、その再生策を説いた『憤怒と祈りで建国だ』(扶桑社)。著書は多数。政治献金・寄附を1円も受け取らず政治資金集めパーティも開かず、企業・団体の支援を受けず、派閥に属さず、後援会も作らず後援会長も置かないという世界に類例のない議員活動を展開中。 それでいて自民党の獲得党員数は3年連続で第1位を記録、4年目もトップ確実説が強く、企業や団体に依存して党員をかき集める他の政治家は顔色を喪っている。 動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は放送開始からわずか4年9ヶ月で視聴が4億900万回を突破する歴史的人気。しかし広告収入は受け取らない。 須藤奨太(すどう・しょうた) 大阪市議会議員・企業経営者。平成4(1992)年10月2日生まれ。出生地は千葉(東金)。生まれてすぐ東京へ。姉は3人、長女とは12歳離れており、次に10歳、8歳と末っ子長男。8歳のときに両親が離婚し、母子家庭の都営団地で育つ。当時は非常に貧しく、公立小→公立中→都立高校→國學院大學神道文化学部へ。大学在学中にJALが破綻し、京セラの稲森会長が立て直し。それに感銘を受けて京セラのコンサルティング会社へ就職、JALの人材教育に携わる。その後、リクルートへ転職し、セールス&コンサルティングとして大学向けの広告営業として働く。大学の立ち上げや新増設改組に携わり、27歳のときに起業。マーケティングコンサルティングと人材紹介事業をベースに事業運営。現在5期目。29歳(令和4年12月)の際、当時通っていた大阪市立大学大学院の担当教授から、大阪市議会議員への立候補を勧められ、自民党公認として立候補。天王寺区の定数2に対して大阪維新の会2名の合計3名で選挙戦を展開。自民党では24区唯一のトップ当選となる。以降、政治活動に従事。 発行:ワニ・プラス 発売:ワニブックス
-
3.7
-
3.0
-
-高齢者の孤立の問題と団地コミュニティの研究者が、独居高齢者の支えとなっていた偶然出会った創価学会員の存在をきっかけに、これまで見過ごされてきた彼らの地域貢献の姿を発見し、その活動の実態を丁寧に解説する。 団地の自治会役員を担い地域のために献身する創価学会員の背景には、創価学会の教えと信念に基づく活動があることを、長年の調査と学会員への聞き取りから示す。著者自身が創価学会の活動に密着し、外部の立場で真摯に分析した研究成果は、学術的価値と実践的意義を兼ね備えている。 福岡や大阪の団地を舞台とした具体的事例を通じて、超高齢社会における「中間集団」としての宗教組織の重要性を浮き彫りにした意欲作。団地コミュニティの未来を考える上で読んでおきたい一書であり、自治体のあり方などに悩む人たちへのヒントにもなる。
-
-借地には根深い問題が存在しており、地主の立場に立ったアドバイスがされているケースはほとんどない。借地(底地)は自分の土地に他人が家を建てて住んでいることから、それぞれの権利や想いが入り交じる。必然的にトラブルが起こるのも仕方がない面もある。 問題はここからである。さまざまな借地人との問題解決のために税理士や不動産会社といった専門家を頼ったつもりが、的確な解決法を示してくれるたわけではなく、暖簾に腕押し状態で、一向に解決しないというケースが多い。しかしながら、真に地主に寄り添ってくれる借地の専門家はなかなかいないのも事実である。 本書では借地を取り巻く実情について、士業やコンサルタントなどの各分野のプロフェッショナルが解説。借地が生まれた背景から、借地を処分する実践的なアプローチに至るまで、地主視点で多岐にわたる内容を展開している。 借地問題は非常に専門的な問題が多く、多くの人がその本質を見誤っているのが実情である。しかし、物事の本質を掴まずして解決の道筋は見えてこない。借地の何が問題なのか、なぜトラブルが起こるのか――本書は、そのような借地の「本質」とともに、借地に関する諸問題を専門家6人により、あらゆる視点からひもとく1冊となっている。 本書は第1章~第6章の構成になっており、各章にそれぞれの専門家が登場してわかりやすく解説している。
-
3.0
-
5.0
-
-【書評・パブリシティ情報】 ★『移民政策研究14』書評掲載(2022年5月20日発行) 評者: 竹中歩氏 ★『図書新聞』書評掲載(2021年10月23日号) 評者: 是川夕氏「移民の統合に関するわが国初の本格的全国調査に基づく研究」 ★『月刊ガバナンス』Reader's Library掲載(2021年9月号) 「様々な『壁』に直面する移民の実情を描き出す」 ★「じんぶん堂」書評掲載(2021年7月14日公開) 評者: 松岡亮二氏「私たちは, 『私たち』を知らない」 --- 教育, 雇用, 賃金, 家族, 社会参加, メンタルヘルス, 帰属意識, 永住意図―― 生まれ育った国を離れ, 日本で暮らす移民たちは何を想い, どのように働いているのか。 日本全国を対象に実施した無作為抽出による大規模調査から, 生活・労働実態と日本社会への統合状況を分析。 実証分析から浮かび上がる, 日本の様々な「壁」 移民社会への転換期を迎えた社会に何が求められているのか? ◎ 第一線の計量社会学者たちが, 実証的なデータ分析から統合メカニズムの全体像を描き出した稀有な書。 ◎ 統計的な手法になじみがなくとも文章だけを読めば結果が伝わるように執筆。広く移民に関わるテーマに関心がある研究者や大学生, 社会人の方々すべてへ。
-
3.7
-
3.3
-
-
-
-1巻660円 (税込)【WedgeONLINE PREMIUM】 孤独・孤立社会の果て 誰もが当事者になる時代【特別版】“ 孤独・孤立は誰が対処すべき問題なのか。 内閣府の定義によれば、「孤独」とはひとりぼっちと感じる精神的な状態や寂しい感情を指す主観的な概念であり、「孤立」とは社会とのつながりや助けが少ない状態を指す客観的な概念である。孤独と孤立は密接に関連しており、どちらも心身の健康に悪影響を及ぼす可能性がある。 政府は2021年、「孤独・孤立対策担当大臣」を新設し、この問題に対する社会全体での支援の必要性を説いている。ただ、当事者やその家族などが置かれた状況は多岐にわたる。感じ方や捉え方も人によって異なり、孤独・孤立の問題に対して、国として対処するには限界がある。 戦後日本は、高度経済成長期から現在に至るまで、「個人の自由」が大きく尊重され、人々は自由を享受する一方、社会的なつながりを捨てることを選択してきた。その副作用として発露した孤独・孤立の問題は、自ら選んだ行為の結果であり、当事者の責任で解決すべき問題であると考える人もいるかもしれない。 だが、取材を通じて小誌取材班が感じたことは、当事者だけの責任と決めつけてはならないということだ―― この記事は月刊誌『Wedge』2024年10月号特集「孤独・孤立社会の果て 誰もが当事者になる時代」に、同誌2023年10月号「加速するヤングケアラー支援 理念だけでは語れない(前編)(大山典宏)と、同誌2023年11月号「加速するヤングケアラー支援 理念だけでは語れない(後編)(大山典宏)の記事を加えた特別版です。 Part 1 孤独・孤立はすぐそばに「問題」本格化はこれから 石田光規 早稲田大学文学学術院 教授 Column 1 つながりが希薄になった日本人 編集部 Part 2 中高年男性の孤独 処方箋は「ゆるい依存先」 若月澪子 ジャーナリスト Column 2 シニア男性限定! 「おとこの台所」が支持される秘訣 編集部 Part 3 〝没イチ後〟に露呈 自活力なき男性が直面すること 小谷みどり シニア生活文化研究所 代表理事 Part 4 ひきこもり支援は〝魔法の杖〟 美談だけでは語れない 大山典宏 高千穂大学人間科学部 教授 Interview1 人々が抱くひきこもりへの誤解 変わるべきは社会では? 石川良子 立教大学社会学部 教授 Column 3 自分が暮らす街をどのくらい知っていますか? 編集部 Interview2 子ども時代を〝置き去り〟に 若者が孤独感を強める理由 萩原建次郎 駒澤大学総合教育研究部 教授 Part 5 居場所のない女の子たちを「自業自得」だけで片付けないで 編集部 Part 6 「一億総生きづらさ時代」に一筋の光はあるのか? 菅野久美子 ノンフィクション作家
-
3.0
-
4.0あなたが“選んだ”その一口が、 私たちの未来を喰い尽くす 食品ロス、超加工食品、肉食、農業と気候変動、格差…… 食をめぐる意外な事実の数々と、私たちが今できること。 ・食料安全保障=食料自給率ではない ・甘いお菓子と母乳は、脂質:糖質比率が同じだから、やめられない ・所得水準が低いほど、健康的な食事を「選択」するのは困難 ・肉を食べたいから、動物の痛みを控えめに考える ・地球に良いものが、体に良いとは限らない ・農作物を栽培しない農家を助成する効果 イギリスで話題になった「国家食料戦略」の立役者が、 複雑で巨大な食の舞台裏に切り込む! 「あなたが選んで買って食べるものはどれも、この巨大な機構にそれとなく促された結果であり、私たち一人ひとりもまた、知らないうちにその歯車の1つとなっているのだ」 (「はじめに」より) 「この本を読むと、小さな行動の積み重ねが社会を変える力になることにも、気づかされる」 ―井出留美『食料危機』『私たちは何を捨てているのか』
-
-
-
-本書のテーマは「中国による歴史修正の実態」です。 中国において、歴史は「過去の出来事を事実に即して探求するもの」ではなく、自己の政治的意図に従って恣意的に改ざんされてきました。 実際、すでにモンゴル、ウイグル、チベットといった「中国の一部」として認められない地域において、統治を正当化する手段として歴史の改ざんが行われています。 そして我が国日本も例外ではありません。 近年日本へ移住してきている「中国人富裕層」、あるいは増加の一途を辿る「中国人留学生」の多くは日本人の感覚ではあり得ない歴史認識・思想基盤を持ち、日本の社会・歴史観に影響を及ぼし始めています。 本書は、これまで中国がどのような方法で歴史修正を試みてきたのかについて解説し、実態を正しく理解することを目的とした一冊です。
-
-
-
-
-
-
-
3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 <概要> 森林減少や海洋汚染、生物多様性の喪失など、地球上の自然環境はかつてない速度で失われ、劣化が進んでいる。次世代に自然の豊かな恵みを引き継ぐためには、自然環境の保全と回復が急務だ。本特集では、日本が積み重ねてきた知見を基にJICAが世界各地で進める自然環境・生物多様性保全の取り組みを解説していく。2025年11月に国連気候変動枠組条約締約国会議(COP30)の開催を控え、自然環境や気候変動についての関心が高まる時期。この機会に、一人ひとりができることについても考えてみたい。このページではまず、自然環境の危機的な状況を示すいくつかの指標を紹介していく。 <コンテンツ> ・自然環境と生物多様性その重要性と保全の取り組み ・先端技術と住民主導の資源管理でアマゾン熱帯雨林を守る ・REDD+ を活用してラオスの森林を保全する ・海と陸の保全を組み合わせパラオの沿岸生態系を守る ・世界各地で取り組む自然環境保全の多様な協力 ・情報の整備と適切な資源管理で地域の生物多様性を守る ・多様なアクターとの連携・協働でより大きなインパクトを目指す ・本と映画を楽しみながら自然環境に思いを巡らせる 本誌について 『JICA Magazine』は独立行政法人 国際協力機構(JICA)の広報誌です。開発途上国が向き合う課題や、その課題解決に向けて国際協力に取り組む人々を紹介しています。
-
4.7※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この本の題の「一銭五厘の旗」とは庶民の旗、ぼろ布をつぎはぎした旗なのである。この本の全部に、その「一銭五厘の旗」を振りかざした著者の正義感があふれている。正義感ということばは正確ではないかもしれない。しかし、それに代わる適当な言葉が見つからない。よこしまなもの、横暴なもの、私腹をこやすもの、けじめのつかないもの、そういう庶民の安らかな暮らしをかき乱すものすべてに対する著者の怒りとでもいったらいいだろうか。(刊行当時の「毎日新聞」書評より) 『暮しの手帖』の基礎を築いた初代編集長・花森安治の思いが詰まった自選集、今なお輝きを放ちます。1972年(第23回)読売文学賞随筆・紀行賞受賞作。
-
5.0ジェントリフィケーションがどれほど複雑な過程で進み、私たちの脅威になるのかはあまり知られていない。 ――ある地域が高級化し繁栄する反面、元々住んでいた人々の暮らしは破壊され、不当に立ち退かされている。 日本でも進行しているこの問題と内実をアメリカの4つの都市から解き明かした衝撃作!
-
3.2
-
-
-
-
-
-
-
4.0
-
4.8日本ジャーナリスト会議 (JCJ) 「第64回JCJ大賞」、 新聞労連「第26回ジャーナリズム大賞優秀賞」、 W受賞! 「入管難民法改正案の国会論議の素材としても〔記事が〕引用され、時代をリードし、状況を変えるための一つの足場を主体的に築いた」――JCJ大賞の講評より 《新型コロナ下の外国人労働者問題に切り込んだキャンペーン報道を書籍化》 外国人技能実習、特定技能、留学生、日系人労働者、外国人花嫁、非正規滞在、入管問題を網羅した現場ルポ。 表が裏になり、裏が表になる「メビウスの輪」。「無限の可能性」にもたとえられます。 「五色」は「多種多様」や五大陸、すなわち世界を意味します。 外国人を思いやり、手を差し伸べることは、巡り巡って自分たちのためにもなる。「分断」とは対極の社会をめざして――。
-
-
-
3.5
-
-
-
3.5
-
5.0福島第一原発事故により、牧場の放棄と家畜の殺処分を命じられた農家。だが、それにあらがう男は「一揆」を決意。敵は国、東電、そして放射能――。“意地”だけを武器に闘い、絶望の淵で《希望の牧場》が生まれた――。 本書は、3.11以降も警戒区域内で「牧場の牛を生かし続ける」ことを選んだ、エム牧場・浪江農場長である吉沢正巳氏を中心としたドキュメンタリーだ。不条理な国の殺処分命令に抵抗し、どのようにすれば、牛を生かし続けることができるのかを模索しながら、たどり着いたのが、人間にとっても「牛を生かす意味」があることを明確に打ち出した《希望の牧場・ふくしま》というプロジェクトだった。 この間、吉沢氏の活動はさまざまなメディアに取り上げられてきたが、その舞台裏は十分に伝えられていない。国、自治体、東電などに対する、言論による闘い。放射能を帯びた警戒区域内で身体への影響を顧みず、牛たちを保護、飼育することの過酷さ、そして喜び。吉沢氏の闘いをサポートする人々の姿。さらには、吉沢氏と同様、「動物たちの命を助ける」という大義を掲げるも、実は私利私欲に走った人間たちの醜さ。そうした状況の中から《希望の牧場》が生まれ、奮闘が始まるまでの物語を、1年半におよび、プロジェクトのメンバーとして自ら吉沢氏をサポートしてきた著者がまとめたのが本書である。思わず目を背けたくなるような写真も含まれるが、これもまた「3.11の真実」なのだ。
-
-
-
-
-
-貧困、格差、ヘイトスピーチ、摘発からの恐怖……。日本に暮らす移民達の中には、法・行政・産業の枠組みの中で、知らぬうちに「不法」な「非正規移民」とされ、過酷な現実を強いられている人々がいる。 しかし、同時に彼/彼女らは、既に日本社会の中で、自らコミュニティをつくり、人種や言語の壁を乗り越えながら、日本の地で新たな社会を育み始めている。 著者は、自身の移民支援の経験から出発し、実地のフィールドワークとインタビュー調査から実証的な知見で、「不法性」をつくりあげる構造的問題を明らかにしていく。 これまでほとんど光が当てられてこなかった、この「非正規移民」の問題に焦点を当て、日本が移民達との共生社会を目指すために必要な課題を提示する。同時に、問題解決に向けた政策提言をも盛り込んだ、移民問題に一石を投じる渾身の書。
-
-地方の視点から、包摂のあり方を探る 少子高齢化の急速な進展、深刻な人手不足、外国人労働者受入れ拡大への転換―― 人口減少と高齢化が全国最速で進む秋田県における外国人受入れの現状と課題を提示。 「生活者」として包摂し、共に生きる地域社会づくりの可能性を描く。 [現場の視点に着目したコラムも多数収録] ―――― 人口減少と高齢化が全国最速で進行している秋田県を事例に、「外国人介護労働者の受入れ」「外国人住民と地方経済」「日本語教育」「民俗文化の継承と外部参加者」の4つの切り口から、外国人労働者受入れの現状と共生社会の構築へ向けた課題を考察する。 ――――
-
5.0この国に住む我々が常に何らかの不安を覚え、未来への希望を強く持てないのは何故か? それは我々の営みを底辺で支えてくれるはずの“祖国”が機能していないからだ。 これは日本に限った話ではなく、世界中に当てはまる現象である。 祖国の機能を奪っているのは一部の強欲な支配者たちで、彼らの影響下にある限り、我々の日常には不安が付きまとうことになる。 ではどうすればいいのか? 陸上自衛隊特殊部隊創設者と、米国はもちろん、中国、韓国、そして日本で祖国のために戦う学者が異色の対談を展開した! グローバリズムの怪しさに気づき始めた世界中の人々の道標となる書。 【著者プロフィール】 荒谷卓(あらや・たかし) 元特殊作戦群群長、研究本部室長。 昭和34(1959)年、秋田県生まれ。東京理科大学卒業後、陸上自衛隊に入隊。第19普通科連隊、調査学校、第1空挺団、弘前第39普通科連隊勤務後、ドイツ連邦軍指揮幕僚大学留学。陸幕防衛部、防衛局防衛政策課戦略研究室勤務を経て、米国特殊作戦学校留学。帰国後、特殊作戦群編成準備隊長を経て特殊作戦群群長。平成20(2008)年、退官。明治神宮武道場「至誠館」館長を経て、平成30年、国際共生創成協会「熊野飛鳥むすびの里」を開設。令和4(2022)年、「日本自治集団」を創設、代表に就任。 著書に、『戦う者たちへ』『サムライ精神を復活せよ!』(ともに並木書房)、『自分を強くする動じない力』(三笠書房)、『日本の戦闘者』(ワニ・プラス)、共著に『日本の特殊部隊をつくったふたりの“異端”自衛官』(ワニ・プラス)などがある。 ジェイソン・モーガン 歴史学者、麗澤大学国際学部准教授。 1977年、アメリカ合衆国ルイジアナ州生まれ。テネシー大学チャタヌーガ校で歴史学を専攻後、名古屋外国語大学、名古屋大学大学院、中国昆明市の雲南大学に留学。その後、ハワイ大学の大学院で、東アジア学、とくに中国史を専門に研究。卒業後は、韓国の慶尚北道英陽郡に英語教師として滞在。再び日本に戻り、翻訳に従事。2014~2015年、フルブライト研究者として早稲田大学法務研究科で研究。2016年、ウィスコンシン大学で博士号を取得。一般社団法人日本戦略研究フォーラム上席研究員を経て、2020年4月より現職。 著書に、『アメリカはなぜ日本を見下すのか?』『リベラルに支配されたアメリカの末路』(ともにワニブックス)、『アメリカも中国も韓国も反省して日本を見習いなさい』『アメリカン・バカデミズム』(ともに育鵬社)、『バチカンの狂気』(ビジネス社)、『私はなぜ靖国神社で頭を垂れるのか』(方丈社)などがある。 発行:ワニ・プラス 発売:ワニブックス
-
-「ハーフ」、ヘイトスピーチ、移民政策、貧困、戦争責任など様々な社会問題・課題を事例にもとづくストーリーにのせて描き出す。多文化共生を考える学習まんがとして好評なシリーズの第3弾、「共生」への課題を考えるための一冊。第2版では、在留資格等制度変更に伴う修正の他、より適切な表現にすべく内容面での改訂をおこなった。
-
4.4
-
4.3
-
-
-
4.2日本を食い潰す 医師会×非科学 巨悪の構造全公開 --------------------------- メタボ健診・公費垂れ流しは 「神の声」が降りただけ 『ゼロコロナという病』で政府の過ち、マスコミと専門家の虚言を暴いた二人が再び、金儲け主義とエビデンスなき医療というタブーに斬り込む。「医療費の暴走」を生む巨悪の構造を明らかにする。 医療費はほぼ要らない ◎必要のない医療をなぜ行うのか ◎医師会の金儲け主義と薄利多売の構造 ◎がん検診、がん治療、抗生剤が収入源に ◎医者はなぜ、がん検診をやらないのか ◎医療業界の「鉄の掟」 ◎すべては結核対策の失敗から ◎20人くらいのデータで政策決定 ◎「偉い人がいったから正しい」日本
-
3.0埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故。原因は老朽化した下水管の破損だった――。 この一件は、日本中どこでも起こり得る「水インフラ崩壊」の象徴であり、今まさに地下で進行している“静かな危機”の現れだと言えます。 実は、全国の下水道管の総延長49万km(2022年度末)の2割が2032年には法定耐用年数を超え、2042年には、なんと4割が法定耐用年数を超える見込みだとされています。 この数値はあくまでも現状のまま推移した場合。気候変動の影響で集中豪雨や台風が増え、下水道の負荷が増しており、老朽化や腐食は加速度的な勢いで早く進むと考えられているのです。 本書では、こうした現実を、さまざまなデータをもとに検証。八潮で起きた事故は、決して他人事ではなく、自分の自治体・近所でもいつ起きても不思議ではないことなのです。 その一方で、高騰を続ける水道料金。なぜここまで水道料金が上がり続けてしまうのでしょうか? 水道民営化をすれば解決するのでしょうか? 庶民の生活に密着する水道ですが、このあたりを詳しく説明し、民営化のメリットデメリットをフラットな視点から開設します。 本書は、日本の上下水道インフラの老朽化が進む中で、見過ごされてきた課題を浮き彫りにし、維持管理体制の限界、人材不足、予算難、さらには水道民営化の問題点にまで踏み込み、国民一人ひとりが無関心ではいられない現実、さらには「ではどうすればいいか」という解決策を模索する一冊となっています。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 スーパーなどでの米不足、転売、価格高騰などで、 ニュースやワイドショーでここ最近毎日のように取り上げられる 今いちばんのホットトピック「米」。 備蓄米の放出により、古米がスーパーやコンビニで置かれるようになりましたが、 味や品質、衛生面、値段、美味しく食べる方法など、 普段何気なく食べていた米について興味をもって調べる人が増えてきました。 また、近年糖質制限という逆風もある一方で、 健康志向や和食ブームの高まりにより「米」の再評価も進んでいます。 本書は、私たちの食卓に欠かせない「お米」にまつわる知識・文化・歴史・雑学などを、図解を交えてわかりやすく、楽しく紹介する教養本です。 「“令和の米騒動”はひとつの原因では語れない」 「年々減少する米の消費量 それでも起こる米不足」 「備蓄米ってなに? 米に消費期限はないの?」 「外国米が日本市場になかなか入れない理由」 「炊飯器に放置された保温状態の米の消費期限は?」 「白米より栄養価アップ!今人気の分づき米とは」などなど 読めば誰かに話したくなる米知識が詰まった一冊です。
-
4.0