奪われた集中力――もう一度〝じっくり〟考えるための方法
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奪われた集中力――もう一度〝じっくり〟考えるための方法

2,970円 (税込)

14pt

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■今もっとも注目を集めるジャーナリストの一人、ヨハン・ハリの邦訳最新作
「薬物と依存症」「うつ病と不安症」に続き、現代最大の「文明病」に挑む

■世界100万部、隣国韓国で25万部の大ベストセラー
豊かな時間を取り戻したい、すべての人の必読書

以前に比べて仕事も読書も集中できない。
でも、スマホは片時も手放せない。
――なぜ、こんなことになってしまったのか?

現代人全員が、何かしら頭を悩ませている「集中力の喪失」はなぜ生じているのか?
世界各地の専門家や研究者250人以上に取材し明らかになったのは、私たちの集中力はただ失われたのではなく「奪われ」ていること、そして必要なのは個人的な努力にとどまらず、社会全体で「取り戻す」取り組みであるということだった。

仕事ではマルチタスクに追い立てられ、休日はSNSとショート動画に費やしてしまう、だけど本当はじっくり集中して、豊かな人生を取り戻したい、すべての人の必読書。

■社会全体の注意力が危機にさらされていることについて、ヨハン以上に深く、包括的に考えている人をほかに知らない。……本書を手に取り、腰を落ち着けて、集中して読んでほしい。 ――ナオミ・クライン(『ショック・ドクトリン』著者)
『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラー、『フィナンシャル・タイムズ』『ニューヨーク・ポスト』ほか各紙の「ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー」に選出!

【目次】
イントロダクション メンフィスを歩く
第1章 原因1――速度、スイッチング、フィルタリングの増加
第2章 原因2――フロー状態のマヒ
第3章 原因3――身体的・精神的疲労の増加
第4章 原因4――持続的な読書の崩壊
第5章 原因5――マインド・ワンダリングの混乱
第6章 原因6――あなたを追跡して操作する技術の台頭(その1)
第7章 原因6―あなたを追跡して操作する技術の台頭(その2)
第8章 原因7―残酷な楽観主義の台頭
第9章 もっと深い解決策の最初のひらめき
第10章 原因8――ストレスの急増と、過覚醒を引き起こす仕組み
第11章 素早い対応が求められて疲弊する――これを逆転させる方法を思いついた職場
第12章 原因9・10――食生活の乱れと汚染の悪化
第13章 原因11――ADHDの増加と向き合い方
第14章 原因12――子どもの監禁(肉体的にも精神的にも)
結論 アテンション・リベリオン(注意力の反乱)
注意力を向上させるための取り組みをすでに始めている団体
謝辞/原注/訳者あとがき

【著者プロフィール】
ヨハン・ハリ (Johann Hari)(著)
1979年生まれ。英国出身のジャーナリストで、世界的ベストセラー作家。これまでの著書は38の言語に翻訳されている。最初の著書『麻薬と人間 100年の物語』(邦訳、作品社、2021)をもとにした映画『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』はゴールデングローブ賞(ドラマ部門)主演女優賞を受賞し、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた。第二作『うつ病 隠された真実』(邦訳、作品社、2024)も話題を呼び、『ニューヨーク・タイムズ』『サンデー・タイムズ』のベストセラーに選ばれた。「依存症とうつ病」をテーマにしたTEDトークの動画は8000 万回以上再生されている。「肥満と痩せ薬」を扱った次作『Magic Pill』も作品社から刊行予定。

福井昌子 (ふくい・しょうこ)(訳)
大学卒業後、企業勤務等を経て、現在翻訳家。訳書として『7つの安いモノから見る世界の歴史』、『アダルトグッズの文化史』、『麻薬と人間 100 年の物語』、『値段と価値』、『オルガスムの科学』(以上、作品社)、『子どもの権利ってなあに』(エルクラブ)、『植民地朝鮮における日本の同化政策』(クオン)、『ヘイトクライムと修復的司法』(明石書店)、『相互扶助の経済』(みすず書房)、『ライス回顧録』(集英社、共訳)、『彼女はなぜ「それ」を選ぶのか?』(早川書房)などがある。

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奪われた集中力――もう一度〝じっくり〟考えるための方法 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    内容やエピソードが盛りだくさんで面白かった。

     最近読書に集中できないなと思ってたところだったので目に留まりました。
    これが、デジタルデトックスとか、マインドフルネスとか、スマホ依存、監視資本主義、とかいうタイトルだったら手に取ってなかったと思いますが、
    今直面している問題(時間はあるのに読書に集

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    星6があるなら、星6というくらいの衝撃作。
    私たちが集中力をなくしている、本が読めなくなっているという多くの人が持っている印象の裏付けと、その原因を考える。
    スマホやインターネットは、その流れを加速したが始まりはもっと前であることがわかる。
    拡大し続ける資本主義は、消費者の消費行動を増大させるために

    0
    2025年10月22日

    Posted by ブクログ

    ヨハン・ハリ氏著。私はまずこちらを読んでから、とてもタメになり(少なくとも私はそう思えた)面白かったので、立て続けに「麻薬と人間〜100年の物語〜」を読んだ。
    後者も面白く、ゆっくりこちらのレビューを書こうとは思っているが、後者のインパクトと印象が強く、また日を置いてこちらの書評はゆっくり書かせて頂

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    今や未来の社会に対してなんとも暗い気持ちになってしまう一冊。今起きていることのあらゆるものが時代や社会の変化に元で起きていて、それは個人レベルでどうにかするのはとても難しい。自分にできることはなんだろうか。なんとなく「人間らしさ」と「テクノロジー」の関係性や社会については改めて考えて自分なりに見直す

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

    現代人が失っている集中力。
    個人レベルでも感じていたことであるが、世界的にもその傾向があることをデータを用いて論じた一冊。

    SNSの発達により集中力が失われていることはなんとなくわかるし、その切り口で論じている本や言説も世の中には多い。本書はもちろん、そのトピックにも触れているが、労働負荷の増加や

    0
    2025年07月21日

    Posted by ブクログ

    普段自分はモノの感想投稿等はしませんが、それでもこの本は幅広い方に手にとって頂きたいです。
    著者の方、編集者の方、出版社の方、訳者の方、皆様ありがとうございます。

    0
    2025年07月14日

    Posted by ブクログ

    おもしろい!!!!「残酷な楽観主義」めちゃくちゃ良い考え方を知った。他の本の内容と繋がることも多くて、自己責任という言葉で追及したとき得をするのは誰か、個人のコントロールが必要とされるようになったそもそもの環境に疑いを向けるべきではないかってまじでそうだな、、、個人の問題に帰着させるのはどこか組織側

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という新書が去年ベストセラーになっててタイトルに偽りありな内容だったが、こちらはその命題に対して過剰なくらいの回答を詳細に出してくれている。
    詳細に出し過ぎて教育・環境・食べ物にも及んだ上で社会運動にしようとアジるまで行く(半分、洋書ならではのユーモアだと思う

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    自分の時間が増えたのに、一日を振り返るとスマホを見ている時間が異常に長く、大したことをしていないことを何とかしたくて読み始めた本です。

    SNSやインターネットを見ていると確かに、集中力が失われている自分がいます。SNSやインターネットも巧みに引き付けるようなインターフェースになっていることも興味深

    0
    2025年09月14日

    Posted by ブクログ

    スマホやインターネット、SNS、マルチタスクの弊害といったことだけかと思いきや、
    子供の成長過程における問題や、食生活、環境の問題についてなどとても幅広く集中力や注意力が減っている原因について言及されている。

    書籍内にも書かれていたが、自己啓発本ではないので
    それら内容からどう行動するかなどは書か

    0
    2025年08月07日

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