社会問題作品一覧
-
-
-
3.8◎ノーベル化学賞で注目!ゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」人口増、温暖化、食品ロス……パンデミックが拍車をかけた「食×SDGs」の実践! 高GABAトマト、肉厚マダイ、収穫量の多い米、茶色くならないレタス……新品種の開発が次々と進む日本が食の問題解決に貢献。2050年、世界100億人の「食」を救う最先端技術の全貌と食の未来。 現在の世界的な食料事情、品種改良への期待、遺伝子組換えやゲノム編集の技術、日本や海外の開発競争、知財権争い等、食品分野における遺伝子技術を巡る最新動向を解説。消費者が両者を忌避する心理等も浮き彫りにし、未来の食の行方、日本が果たすべき役割を考える。 [目次] 序 章 ポストコロナ時代のフードセキュリティ 第1章 誤解だらけのゲノム編集技術 第2章 ゲノム編集食品が食卓を変える 第3章 ゲノム編集の安全を守る制度 第4章 ポストコロナで進む食の技術革新 第5章 ゲノム編集をめぐるメディア・バイアス 第6章 「置いてきぼりの日本」にならないために <著者略歴> 松永和紀(まつなが・わき) 1963年生まれ。89年、京都大学大学院農学研究科修士課程修了(農芸化学専攻)。毎日新聞社に記者として10 年間勤めたのち、フリーの科学ジャーナリストに。主な著書は『食の安全と環境 「気分のエコ」にはだまされない』(日本評論社)、『効かない健康食品 危ない自然・天然』(光文社新書)など。『メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学』(同)で科学ジャーナリスト賞受賞。「第三者委員会報告書格付け委員会」にも加わり、企業の第三者報告書にも目を光らせている。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『ゲノム編集食品が変える食の未来』(2020年11月17日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
-
4.2「仕方がない」から「仕方がある」へ。 ハーバード発、「社会の変え方」実践ガイド。 おかしな制度や慣習、困ったことや心配ごと…… 社会の課題に気づいたとき、私たちに何ができるだろう? 普通の人々のパワーを集めて政治・地域・組織を変える方法 「コミュニティ・オーガナイジング」をストーリーで解説。 コミュニティ・オーガナイジングとは、「仲間を集め、その輪を広げ、多くの人々が共に行動することで社会変化を起こすこと」。 ・戦略的で効果的なアクション……なんとなくデモや署名をするのとは異なり、変化につながる効果的なポイントを見つけ、戦略的に行動する。 ・ごく普通の人たちでもできる……人のつながりを徐々に広げていくことで、大きなパワーを生み出す(スノーフレーク・リーダーシップ)。 ・理論的・体系的に学べる……ハーバード大学のガンツ博士が理論化した実践的手法。バラク・オバマの大統領選キャンペーンでも活用された。 ・身近な問題から法改正まで……地域の行事、PTA、組織改革、NPOの活動、法改正など、幅広く役立つ「ほしい未来をみんなで創る」方法。 理論と実践をわかりやすく伝える ・PART I:小学生カナメたちのストーリー……ある日、昼休みがなくなった! 新たな教頭先生が始めた取り組みに違和感を覚えた5年生のカナメと仲間たち。NPOで働くユキさんのアドバイスを得ながら、みんなで力を合わせて昼休みを取り戻す活動に乗り出した――。架空のストーリーを軸に、コミュニティ・オーガナイジングの5つのステップをわかりやすく解説。 ・PART II:さまざまな実践事例……「おやじの会」や産後ケア施設の立ち上げ、若者による成人式の運営改革、著者も関わった刑法改正キャンペーン、難民支援の「6分間読書」キャンペーン等、幅広い分野における実践事例を紹介。 〈構成〉 序章「仕方がない」から「仕方がある」へ (PART I METHOD 変革の起こし方) 第1章 コミュニティ・オーガナイジングとは何か 第2章 パブリックナラティブ――ストーリーを語り、勇気を育む 第3章 関係構築――価値観でつながる 第4章 チーム構築――三つの成果、三つの条件、三つの決めごと 第5章 戦略作り――みんなの資源をパワーに変える 第6章 アクション――リーダーシップを育てる (PART II CASE 実践!コミュニティ・オーガナイジング) 第7章 人々の力を引き出す 第8章 身近なことから変化を起こす 第9章 政治を動かし、法を変える
-
3.4「30万人の正式雇用を目指す」――政府の重点課題に盛り込まれた就職氷河期問題。 コロナ禍の影響もあり、この目標が実現する気配はまったくない。 「失われた20年」の泥をかぶった彼らの問題はいまだ解決していないばかりか、 将来的には111万人もの生活不安定者を生み、8兆円の生活保護費追加が必要になるなど、 当事者やその家族だけの問題ではない、日本社会の大きな懸案の1つとなっている。 また足元では、コロナ禍による企業の採用見送りが、 新たな不遇の世代を生みだすのではないかという、懸念の声も高い。 氷河期世代が置かれた現状を分析したうえで、 あるべき支援・取り組みについて提言し、また、20年前と同じ過ちを繰り返さないために どのような雇用のしくみ、セーフティネットをもうけるべきかなど、 「不遇の世代」を生み出さないための社会のあり方について考える。
-
4.0知的興奮を呼ぶ、まったく新しい日本論! 文系・理系両極のキャリアを重ねた麻布卒の同期生による、この国の閉塞感の原因を問い、その解決策を考える対談集。 このままで日本は本当に大丈夫なのか、必要な改革がなかなか進まない原因はどこにあるのか、我々が皆、自身の属する閉鎖的な組織(タコ壺)にどっぷりつかり、内輪のルールや「空気」に従うのが当然だと思っていることに原因があるのではないか――。 文系・理系の無意味な「区別」への疑問を端緒に、タテ割りを排し、既得権に切り込み、現状を打開するための方策を考える。
-
4.5〇新型コロナウイルスはいつ、どのようにして収束するのか――。本書は、世界中の人々が抱くこの問いに答える書。COVID-19というウイルスの特性、治療薬やワクチン実用化の見通し、経済社会や医療・ヘルスケア業界に及ぼす影響まで分析する。 〇「日経バイオテク」への緊急寄稿、「新型コロナの収束シナリオとその後の世界」をベースに、最新情勢を加筆。
-
4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「自民党のオッチャン政治をぶち壊す!」──世界経済フォーラム(WEF)の2020年報告書で「ジェンダーギャップ(男女格差)世界121位」と過去最低の日本。 この現状を打破するため、「自民党を変えて、日本を変える! それができるのは女性」をスローガンに活動する、自民党内の議員連盟「女性議員飛躍の会」のメンバー10人による、女性活躍への道筋を示す政策提言書
-
5.0【推薦!】 77発の銃弾が9人を殺戮。戦慄の果てに希望は見えるか。 ——保坂展人氏(『相模原事件とヘイトクライム』著者、世田谷区長) 家族を殺した男をあなたは赦せますか? ——高橋ユキ氏(『つけびの村』著者) 2015年6月17日、アメリカ南部・チャールストンの由緒ある教会で事件は起きた。 「チャールストン教会銃乱射事件」である。 その日の夜、男は、毎週水曜日恒例の聖書勉強会に参加していた黒人信徒に向け銃を乱射。参加者12人のうち9人が死亡した。 ——それはインターネットで仕入れた差別思想に影響を受けての凶行だった。 だが、事件後早々、生存者と遺族は犯人に対し「あなたを赦します」と発言。 全米を震撼させた理不尽な動機による大量殺人事件は、この発言によってさらに注目を集めることになった。 克明にあぶり出される事件の一部始終、 耳を疑うほどの犯行動機の論理破綻、 ネットをきっかけにヘイトスクラム(憎悪犯罪)が生まれる過程、 そして、残された人々の尽きせぬ悲しみの軌跡……。 ——ピュリッツァー賞を受賞した地元紙の記者が生々しく描き出した、第一級のノンフィクション。 【目次】 プロローグ 第一部 邪悪な存在と目が合った 第二部 癒しを求めて 第三部 真相が明るみに出る エピローグ 弔辞——クレメンタ・ピンクニー師に宛てたアメリカ合衆国大統領による追悼演説 謝辞 訳者あとがき
-
3.7
-
3.31巻1,980円 (税込)フランス最大のテレビ局TF1に所属し、各地の紛争や革命を報道するために奔走した5人の女性戦場ジャーナリストによる真摯なエッセイ集。男性だけが担当していた戦場ルポの世界に初めて飛び込んだ最初期のベテランから、2010年代にデビューした若手まで、世代も経歴も異なる5人の著者が、仕事にかける情熱と誇り、逃れられない無力感や悲しみ、そしてそれらを癒すための人間的な時間について、飾らない言葉で綴っている。
-
4.0コロナ禍による大恐慌は「株式会社」の終焉を招くのか。 グローバリズムの終焉は「戦争」をもたらすのか。 東インド会社を起源とする500年の歴史から資本主義と国家と株式会社の未来を探る。 著者による立教大学MBAや早稲田大学で大好評の講義を書籍化。 シリコンバレーでも活躍した元ベンチャー起業家が「株式会社の謎」に迫る。 内田樹氏(思想家)推薦! 「僕は平川君の下で働いていたことがある。 平川君は親切で、公平で、大胆で、仕事のできる経営者だった。 そういう人だからこそ、これほど洞察に富んだ株式会社論が書けたのだと思う」 【本文より】 「私がここに株式会社についての論考を付け加える理由は、人口減少時代あるいは成長の糊代を失ったかに見える現代という時代において、それでもなお株式会社は可能なのかと問うてみたいからである。そのために、歴史のなかで変態を繰り返してきた株式会社が何であり、何であり続けるのかについて、そのさなぎの時代、幼虫の時代、成虫の時代、そしておそらくは妖怪の時代の、外観とその内部で蠢いていた生命力についての考察を開始したいと思う」 【本書の内容】 株式会社という資本調達と生産のシステムは、その出現以後、産業革命の時代を背景にして、巨大なパワーを発揮し、文明の発展と経済の増大に寄与してきた。 しかし2008年のリーマン・ショック、そして2020年のコロナ禍は、わたしたちの世界を支えている経済システムが、それほど盤石でも安定的なものでもないし、時に人々の生活向上に資するが、大きな病に陥ることもある両義的な存在であることを示した。 本書では、単に教科書的な知識としての株式会社ではなく、それがまさに生まれ出る瞬間の時代というものを生々しく浮かび上がらせつつ、その「力」と「病理」を描き出す。 また近代を牽引してきた株式会社が、これから先も経済発展の原動力として中心的な役割を果たしていくことができるのか、株式会社に変わりうる存在はありうるのか。この問いにも考察を加える。 シリコンバレーでも活躍した元ベンチャー起業家だからこそ書ける、資本主義のエンジンであり、国家と骨がらみな関係性を持つ「株式会社」の500年史。
-
4.3「住処を奪われている」のは、人間の方だった。 食害、人身被害、生態系の破壊、そして感染症…… 「動物愛護」が通用しない、日本の緊急事態に迫る! ・列島全域が「奈良公園」状態 ・コンビニ前にたむろするイノシシ ・レジ袋片手に冷蔵庫を荒らすサル ・鳥獣被害額は年間1000億円以上? ・ネコは猛獣! 野生化ペットが殺す自然 ・コロナ禍は獣害! 人獣共通感染症の恐怖 ・食べて減らす? 誤解だらけのジビエ振興 近年、街中にシカやイノシシ、クマが出没して、よく騒ぎになっている。ニュースなどでよく目にする場面だが、そうした野生動物による「獣害」の深刻な実態を知る者は少ない。 駆除数はシカとイノシシだけで年間100万頭を優に超え、農林水産業被害の総額は、報告されていないものを含めれば年間1000億円を超えるといわれている。 「人間は動物の住処を奪っている」と思っている人は多いが、現在の日本においてはむしろ「動物が人間の住処を奪っている」のだ。 本書では、これまで様々な媒体で動物とヒト、そして森の関係を取り上げてきた森林ジャーナリスト・田中淳夫氏が「なぜ野生動物はこれほどまでに増えたのか?」「共存の道はあるのか?」といった難問に挑む。 動物愛護の精神だけでは解決しない「日本の大問題・獣害」について、偏見を捨て、改善に向けて現状を認識するための必読書。 【目次】 はじめに ▼第一章 日本は野生動物の楽園? ・身近な野生動物、イヌとネコ ・列島全域が「奈良公園」状態 ・コンビニ前にたむろするイノシシ ・寝たふりできないクマの激増ぶり ・レジ袋片手に冷蔵庫を荒らすサル ・ラスカルは暴れん坊! 外来動物の脅威 ▼第二章 破壊される自然と人間社会 ・鳥獣被害額は一〇〇〇億円以上? ・森林を草原にする知られざる破壊力 ・檻と化した集落に閉じ込められた人々 ・ネコは猛獣! 野生化ペットが殺す自然 ・コロナ禍は獣害! 人獣共通感染症の恐怖 ▼第三章 野生動物が増えた本当の理由 ・国が野生動物を保護した時代 ・仮説(1) 地球温暖化で冬を越しやすくなった? ・仮説(2) ハンターの減少で駆除できない? ・仮説(3) 天敵のニホンオオカミが絶滅した? ・飽食の時代を迎えた野生動物たち ▼第四章 食べて減らす? 誤解だらけのジビエ振興 ・害獣駆除で生じる「もったいない」 ・期待される猟友会の危うい現実 ・野生動物がジビエになるまでの関門 ・シカ肉がビジネスになりにくい理由 ・野生動物の資源化と駆除の担い手 ・獣害対策は防護と予防にあり ▼第五章 獣害列島の行く末 ・トキは害鳥! 苛烈な江戸時代の獣害 ・獣害が少なかった時代の謎解き ・戦後に激変した日本列島の自然 ・撤退する人間社会と狙われる都会 ・「カワイイ」動物はなぜ生まれる? ・築けるか、人と野生の共生社会 おわりに 主な参考資料一覧
-
3.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 年間30万頭、1日約820頭――これは、日本で殺処分されている犬猫の数。純血種の犬、生まれたばかりの子猫、人間が大好きで従順な猟犬……。なかには一時流行になったチワワやプードルもいる。これは、人間の身勝手で施設に持ち込まれ、悲しい最期を迎えることになった動物たちのレポート。尊い命を簡単に捨ててしまう人たちがいること、そんな人間の犠牲になっている動物たちがたくさんいるという現実を訴えます。一方で、処分されてしまう動物たちを救おうと、精力的に活動している人たちの姿も。母親ときょうだいたちが感染症で死んでいく中、奇跡的に生き延びた2匹の子犬、骨折した足を治療されることなく多頭飼いされ、人間不信に陥っていた犬。行き場のなかった子が、里親の元で幸せを取り戻していく姿を感動的に描きます。施設の檻にしがみつき、訴える瞳、新しい家族に抱かれ、見つめる瞳……犬や猫たちの姿を見て、何かを感じて下さい。
-
4.5理論と歴史、二つの視点から 知の巨人が語り尽くす コロナ危機、格差拡大、米中の経済戦争、切迫する環境問題など、不確実性が増す世界で、日本と世界はどこへ向かうのか? 未来を展望する歴史学者ファーガソン、闘う「経済学の知の巨人」スティグリッツの二人が、コロナの前と後で変わらない「問題の本質」を論じる。 大人気シリーズ! 緊急特別番組も再編 待望の書籍化! 未公開部分も多数収録
-
3.8
-
4.7
-
-中国の武漢から発生し、世界を震撼させた新型コロナウイルス。社会・経済活動が制限され、人と接触せず、自由に移動することもできない。ぼくらの日常生活はどうなってしまうのか。これまでの文明は、未知のウイルスとどのように共生してきたのだろうか。 中国は、監視・管理体制でコロナ封じの成果を上げ、いち早く経済活動を復興させる道筋を開き、ウィズコロナ時代を先取りしたかに見える。国家独裁によるデジタル監視社会……コロナの入口は中国、そして出口も中国なのか。一方で、“アメリカファースト(アメリカ第一主義)”を掲げ、経済ナショナリズムを突き進むトランプ米大統領。アメリカ文明と中華文明の衝突は、何をもたらすのか。 ビフォーコロナからアフターコロナへ……人間社会のつくり方を根本から見直し、これからの人類が生き残る道を探る一冊。 はじめに ~コロナと共に、人生を運命を探すことに~ 序章 コロナの入口/コロナの出口 〈歴史から学び、未来を見つめる〉 第一章 歴史をやれ/旅をしろ 〈過ぎ去ろうとしない過去への旅立ち〉 第二章 コロナ文革/武漢アラート 〈誰が、コロナウイルスを持ち込んだのか〉 第三章 ブラックスワン/ドラゴンキング 〈誰も、コロナ・パンデミックを予測できなかった〉 第四章 都市の未来派/TOKYOリボーン 〈100年先まで東京に住み続けたい=創造的復興〉 第五章 ウィズコロナ/中国人であるという生き方 〈行き過ぎたモノは、必ず戻る〉 第六章 コロナ文明病/処女地のウイルス 〈文明の前に森がある。文明の後に砂漠が残る〉 第七章 デジタル・シルクロード/宇宙インフラ“5G革命” 〈ぼくらは、米中コロナ戦争の戦前・戦中を生きている〉 第八章 米中コロナ戦争/シンギュラリティ 〈AIが人間を超える日〉 第九章 コロナ抗体/日本人であるという生き方 〈虚往帰実――往きは虚しくとも実ちて還る〉 終章 コロナ復興/過去と未来の衝突 〈コロナ世代=次世代へ持続可能な開発目標SDGs〉 結び ~2020コロナ世代「歴史は動いた」~ ●森田靖郎(もりた・やすろう) 作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街~池袋チャイナタウン・プロジェクト~』(ナショナル出版)など著書多数。
-
3.6「食品ロス問題」の専門家が教える、 SDGS時代の必携暮らし読本。 捨てない幸せ、使い切る満足。 食も暮らしも生き方も。 “新しいスタンダード"にすっきりシフト。 第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門 Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018受賞の著者! あなたのまわりはまだ食べられる、もっと使えるものであふれている! 食べ物もモノも限りある資源。 再利用したり、リメイクしたり、長持ちするように工夫することで、 そこに新たな命が宿ります。 □「賞味期限」はおいしさの目安 □冷蔵庫にあるもので調理する「おうちサルベージ」 □“あぶること"“寝かせること"でおいしくなるもの □ごみ処理機には助成金も。生ごみは乾燥させて捨てる □ペットボトル水は賞味期限切れでもOK。品質ではなく内容量の問題 □切り方ひとつで野菜の無駄が減る □調味料を上手に使い切るコツ □野菜を長持ちさせるなら「超カンタン乾物」 □「残りそうならこれに使う」のお決まりを用意 □マンション住まいでもできる「コンポスト(堆肥化)」 □シーツも本も。修理・修繕で「またあたらしいいのち」 □Gパンをスカートに。「アップサイクル術」 □日本の伝統「金継ぎ」で器がよみがえる □人も野菜も規格外…… すがすがしく生きるヒントにあふれた一冊です
-
4.0“生きたまちづくり”への挑戦! 明智光秀が築いたまち・京都府福知山。美しく誇り高いまちをもっともっと元気にしたい。まちの誇りを子どもたちに伝えたい……。そんな思いをもった書店経営者が挑んだ奇跡の福知山活性化。理論や理屈はともかく、著者は経営者、市議会議員、商工会議所や観光協会の役職といった経験をまちづくりに役立て、失敗を恐れず、行政や協力してくれる仲間たちとともに、官民一体となった“生きたまちづくり”に挑戦し続けている。本書は、明智光秀を主人公とする大河ドラマ誘致のきっかけやそのプロセスとともに、一般の方には意外に知られていない光秀公の偉業や人物像、歴史的背景、さらにはまちづくりにかける思いを紹介。全国のまちづくりの参考になる一冊です。
-
4.0菅首相の目玉政策「携帯値下げ」、変わらない市場の奥底に呪縛がある! 「携帯料金は四割程度引き下げる余地がある」--。 菅義偉新首相が官房長官時代から力を入れる携帯の値下げ。しかし国民の多くは値下げを実感するに至っていません。 13年ぶりの新規事業者となった楽天の携帯参入、大幅な減益覚悟で値下げを決断したNTTドコモ、今度こそ市場を変えようと 劇薬の「完全分離」導入に踏み切った総務省、ソフトバンクとKDDIによる瀬戸際の攻防。 それでもなぜ市場は変わらなかったのでしょうか。 本書は、そんな官邸と携帯大手の過去1000日の攻防を最前線で取材した著者がその裏側に迫り、 携帯電話市場の課題を浮き彫りにしました。国民が納得するような携帯料金を実現するにはどうすればよいのか。 著者は、市場を取り巻く「大手三社体制」「囲い込み」そして「月額収入」という三つの呪縛を解くことで、 初めて実現すると語ります。本書の内容は菅新政権の次の一手を探る上でも欠かせないでしょう。
-
-毎年まるで風物詩のように問題となる季節商品の大量廃棄 終わりの見えない加盟店オーナーの労働 利益が上げると同一チェーンが歩ける距離に出店―― 利用する私たちにとっては近くにあると、とてもありがたい存在のコンビニですが、便利さの一方でお店を経営するオーナーたちの中には、親会社からの理不尽な要求に苦しんでいる人が多くいることも事実です。 そんなコンビニ経営の実態を、コンビニの労働問題のパイオニアが徹底調査し、その暗部を炙り出す一冊です。
-
3.9SNSで時事問題を叫んでいる赤ふんどし姿のおじさんを見たことはありませんか? 美しい沖縄の海をバックに、芸能人のタトゥーの話から沖縄の米軍基地問題まで、ありとあらゆる社会・時事問題にツッコミをいれてくことで知られ、テレビ、新聞でも度々取り上げられる「せやろがいおじさん」の初著書! SNSでの投稿では、問題の核心をとらえた鋭い意見と、分かりやすい例えで共感を広げていますが、動画内ではおさまりきらなかった、もっと伝えたい思いや考えをすべて書いていただきました。 社会問題や政治の話はもちろん、せやろがいおじさんが思うネットや人との関わり方について等、全192ページにわたって「せやろがいおじさんが今伝えたいこと」を詰め込んだ1冊です。 【CONTENTS】 第1章 気になる社会問題について一緒に考えてこ~ (タトゥーについて/マスコミについて/ルッキズムについて/働き方について 等) 第2章 政治への苦手意識なくしてこ~ (沖縄の基地問題について/政治的なことが言いづらい風潮について/右や左について 等) 第3章 ネットや人との向き合い方について話すで~ (ユーチューバーについて/批判について/動画を配信する理由について 等) 【著者プロフィール】 せやろがいおじさん 1987年、奈良県出身。本名、榎森耕助。 2007年、お笑いコンビ「リップサービス」を結成後、ツッコミ担当として主に沖縄で活動をしている芸人。 2017年から「せやろがいおじさん」としてTwitter、YouTubeへの動画投稿を始め、赤Tシャツに赤ふんどし姿で、あらゆる社会問題に対して思いのたけを叫ぶ様子が話題となる。 現在は、Twitterフォロワー30万人、YouTubeチャンネル登録者数33万人を超える(2020年9月現在)。 Twitter: @emorikousuke YouTubeチャンネル: ワラしがみ
-
3.8コロナによるパンデミックが最初に吹き荒れた2020年春、英米の有力紙に掲載された記事と緊急インタビューを日本オリジナル編集でまとめたハラリのコロナ論。本質を突いた警告と提言。
-
3.1
-
5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 都市計画とは、住宅や商業施設など都市施設の配置や情報の集積を時代の変化に応じて総合的な見地から、まちづくりを計画することです。環境、情報化、高齢化、さらには震災や新型感染症に見舞われた21世紀は、まちづくりの課題は新たなものとなっています。本書は、都市計画の歴史、基本思想から、市民参加のまちづくりまでが学べる入門書です。調査と立案、再開発、上下水道などのインフラ、防災などと、まちづくりのすべてがわかります。
-
3.9今の日本であなたの娘は輝けますか? 2019年12月、世界のリーダーに影響力を持つ「世界経済フォーラム」が発表した「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は前年度より順位を落とし153か国中121位だった。 政府が女性活躍政策を推進しても、諸外国の改善と比較する相対評価では、まったく追いついていけない。 長年ジェンダー問題について取材・執筆・実践に取り組んできた著者は「多くの人が、『日本は男女格差が大きい』と実感せずに暮らしていることが、日本が変わっていかない一番大きな原因」と指摘する。 本書では、2015年から2017年までの3年間で、女性活躍を最優先課題として本気で取り組んだ各国の女性リーダーの割合の変化を紹介、例えばカナダの閣僚の女性割合は30%から50%に、インドネシアの最高経営責任者は5%から30%に拡大している。 政府や経済界が本気で取り組めば、わずか3年間で女性リーダーをここまで増やすことが可能なのだ。 本書では、諸外国の取り組みを紹介しつつ「日本で男女格差が縮まらない理由」を考察、国内の成功例を挙げながら、次世代のためにできることを提案する。
-
-
-
4.5自分の人生の主導権を、コロナにも医療にも奪われないために。 新型コロナの感染拡大では、「医療崩壊」の危機が叫ばれた。 しかし、病院数も病床数も世界一多い日本で、なぜそんな事態に陥るのか。 そこには、「世界最高レベル」と称される日本の医療が、私たちの健康と幸福につながっていないという、根深い問題があった――。 著者は、財政破綻の結果、市内にひとつしかない病院がなくなるという「医療崩壊」が起きた夕張で地域医療に従事。 その経験を踏まえ、コロナ禍で露呈した日本の医療の問題点を明らかにする。 ■病床が多いと平均寿命が延びる ■全国どこでも同じような医療が受けられる ■医師が忙しすぎるのは医師不足だから ■医療も市場原理に任せるほうがうまくいく ■地域の病院は減らしてはいけない ■公立病院の赤字は税金の無駄遣い ■病院がなければ高齢者は幸せに生きられない ↑↑↑↑↑↑ 知っていましたか。以上7つはすべて「大いなる誤解」です! 〈目次〉 第1章:コロナ禍で起きた「おかしなこと」 第2章:人はウイルスとは戦えない 第3章:各国のコロナ対応、その背景と結果 第4章:日本の医療をめぐる7つの誤解 第5章:医療崩壊した夕張で起きたこと 終章:医療に私たちの人生を明け渡さないために
-
4.6※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 殺処分ゼロを願って描かれた手作り絵本が待望の書籍化。 「きっとあなたも、ぼくに会えるのをまっているよね…」 いま、この国で、年間3万8千匹以上もの犬や猫の命が 人の手によって失われています。 この子たちは「モノ」ではありません。 この子たちには「喜び」も「悲しみ」もあります。 いま、この国で、起きていることを知ってください。
-
3.0
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 週刊 SPA!編集部が総力を挙げて、「コロナ危機」を徹底取材! GDP27.8%減、100 万人超のリストラ…迫る雇用崩壊の危機。 日雇いの仕事もなくなり路上生活に陥る高齢者、ネットカフェ代すら払えない若者。急速に崩壊する「貧困層」の生活の実態。 シングルマザー、美容師、マッサージ嬢…シワ寄せが直撃し、生活はさらに悪化する[コロナ貧困女子]の号泣ルポ。 エリート会社員や公務員でも、突如として社会から脱落する[新型無職中年]。 また、急増する「コロナ離婚」や、大学生の 2 割にも達しそうな「コロナ中退」、 さらには、反社会勢力が続々参入する「新型コロナ詐欺」など、 身近に忍び寄る「コロナ危機」の実態にも迫っている。 テレワーク、在宅育児、夜遊び自粛による[コロナ疲れ・鬱]を解消する方法や [不要不急な 50 代会社員]にならないための 5 つのヒントなど、 未曽有のコロナ危機を乗り切るための情報が詰まった1冊となっている!
-
3.7「何気なく使っているFacebookだけど…それで、本当に大丈夫?」 ソーシャルメディアを長年研究し、自身もユーザーである著者による啓発書。 「コンピューターテクノロジーが人間の問題すべてを解決する」かのように考えるFacebookの使命感(善意)と自信過剰こそが、逆効果をもたらしまっていることを、文化的・歴史的・哲学的に振り返りつつ、明らかにする。 わたしたちは今後、どのように関わっていけばよいのか? 便利さとスピードを追い求める現代人よ、今こそ立ち止まって考えよう。 ◎本書のポイント フェイスブックには、以下のような、さまざまな危険性が引き起こす構造的な問題がある。 これらを、実際に起こった事例を取り上げながら、文化的・歴史的・哲学的に分析している。 ❶記事の信頼性 記事の出典を特定・評価する機能がないので、虚偽や誤解を招く情報が拡散されやすい ❷エンゲージメント エンゲージメント率の測定により、感情に強く訴えかけるコンテンツが蔓延しやすい ❸フィルターバブル ユーザーの興味・関心に基づくものばかり表示されるため、ユーザーの視野が狭まる もくじ はじめに フェイスブックの問題とは何か 1.喜びを生むマシンー私たちを虜にするフェイスブック【ニコマコス倫理学】 2.監視するマシンー完全監視社会の到来【プライバシーと監視】 3.関心を引くマシンーアテンション・エコノミー時代で勝つのは誰か【アテンション・エコノミー】 4.善意のマシンー善意がもたらす数々の失敗【CSRと企業価値】 5.抗議するマシンーフェイスブックは世界を変えるか【ソーシャルメディアが革命を起こすのか?】 6.政治のマシンーフェイスブックは政治も動かすのか【ソーシャルメディア(ビッグデータ)と政治の関連性】 7.偽情報のマシンーフェイスブックが吐きだすフェイクニュース【偽情報が何をもたらしたか】 おわりに ナンセンスのマシン
-
3.6
-
3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 エドワード・バーネイズは「広報・宣伝(PR)の父」と呼ばれたアメリカ人広報マン。1891年ウィーン生まれ。1995年に没したが、戦争宣伝から商品の売り込みまで、ありとあらゆる宣伝活動(プロパガンダ)に従事した。心理学者ジークムント・フロイトの甥であり、多様な心理学手法を駆使して世論操作、大衆の合意形成を行う。「プロパガンダという技術をプロパガンダする」目的で書かれた本書は、W・リップマン『世論』と並び、PRマン、広告関係者必読のバイブル的な存在となっている。
-
4.0
-
-「会社を辞めたいけど、どうしても辞められない」 そんなご相談が後を絶ちません。それもそのはず、日本ではまだまだ「辞めると申し出ること」自体に高いハードルがあります。 本書は、ここ数年メディアでも度々取り上げられている「退職代行サービス」について、サービスの概要や具体的な活用方法、注意点など必要な情報を網羅しています。 そしてさらにもう一歩、会社を辞める勇気を出すきっかけとなる1冊です。 必要なのは「決断」のみです。 さあ、まずはこの本を読むところから始めてみませんか?
-
4.3台湾と日本、ふたつのアイデンティティに誇りを持つ著者が、忖度なしで切り込む日本への愛のムチ! 台湾独立運動に尽力し続け、2009年に日本国籍を取得した著者だからこそ書ける、日本と日本人への叱咤激励と、そして日台関係への熱いエール コロナ禍、東京オリンピック2020、ラグビー日本代表の活躍――考える機会が増えた「国家」「国民」「国籍」。 恵まれすぎた日本人が気づかなかった、教えられてこなかったこれらのテーマを正面から論じる。 【目次】 序章 コロナ禍で見えた日本・台湾の「違い」 1章 日本人に「なる」ために 2章 蓮舫「二重国籍」事件で見えたもの 3章 脆弱な国家・台湾の光と影 4章 日台黄金時代の到来 5章 日本精神2・0の時代へ 発行:ワニ・プラス 発売:ワニブックス
-
-
-
-2020年6月、新型コロナウイルス対策関連で、1次・2次あわせて約58兆円の補正予算が決まった。一刻も早い終息が望まれるが、足元を見るとコロナ以前から、人口減少・災害激甚化・インフラ老朽化・財政難への対応が、国・自治体ともに迫られていた。このままでは、もうこの街に住めないかもしれない。そうした不安が現実味を増している。水害・土砂災害、大規模地震への対策から電力、水道、学校、道路などのインフラ維持まで、厳しい財政の中で、国や自治体はどう向き合うのか。まずは、現実の姿から見ていこう。 本誌は『週刊東洋経済』2020年2月1日号掲載の28ページ分を電子化したものです。
-
4.0世界一といえるほど高い衛生観念と充実した医療制度を持つ日本。 コロナ禍で見えてきたグローバル化する現代に新たに生じているリスクとは!? 新型コロナウイルスがもたらす地球規模の大厄災は、国を越え、人類の英知と総力を結集して 立ち向かう必要がある。 本書が、感染症についての理解を深めるのと同時に、グローバルな現代社会における 公衆衛生について考えるきっかけになればと思う 【本書より】 第1章 武漢コロナウイルス拡大と感染症の歴史 第2章 核、生物・化学兵器をめぐる世界の力学 第3章 ポリティカルな存在「WHO」の功罪 第4章 国家的危機管理と“メディカル・インテリジェンス” 第5章 外務省医務官の使命
-
4.32014年香港で起きた民主化運動「雨傘革命」リーダーにして2018年ノーベル平和賞候補、ジョシュア・ウォンによる初の書籍。香港で、世界の最前線でいま、何が起こっているのか!?
-
3.7イラつく高齢者 その実態と胸の内 老後は誰にでも必ずやって来る。 プライド、無力感、孤独、機能低下…… これは、未来のあなたの話でもある。 思い描いていた「老後」とは違う現実 定年後は、年金でのんびりとした老後を、というのはもはや過去のこと。長すぎる老後、敬老意識の希薄化、早すぎる技術革新、コミュニティー・家庭の崩壊、経済的不安定……、かつて経験したことのないような急激な社会変化の中で戸惑い、傷つき、苛立つ老人たち。当たり前としてきた価値観がことごとく否定され、「暴走老人」、「困った高齢者」、「わがまま老人」といった言葉で揶揄され、社会問題としてセンセーショナルに取り上げられる、彼らの本当の胸の内とは。その被害と実情を、被害者、専門家、高齢者への丹念な取材から読み解く。 【目次】 はじめに 第一章 従業員を悩ますシルバークレーマーたち ――なぜ、高齢者の客はイラついているのか―― 第二章 ネットに呑み込まれる人々 ――デジタルシニアの落とし穴―― 第三章 場違いの現役感をまき散らす元管理職たち ――なぜ、普通のお年寄りになれないのか―― 第四章 寂しいお年寄りたち ――口をつぐむ男性、しゃべり続ける女性―― 第五章 老成しない老人たち ――“元気”と“機能低下”の狭間で―― 終章 長い老後を機嫌よく生きるには おわりに
-
4.5【内容紹介】 激しさを増すテクノロジー「暴走と悪用」との闘い。 ビル・ゲイツが最も信頼を寄せる“マイクロソフトの守護神”がその知られざる舞台裏を語る! 新型コロナの感染者接触追跡アプリの活用が世界中で検討されているが、デジタル監視の強化やプライバシーの侵害に結びつくことも懸念されている。デジタル技術は使い方次第で便利な道具にもなり、人を傷つける武器にもなるのだ。近年、テクノロジーの負の側面を無視して突き進む企業に向けられる目は年々厳しくなっている。エドワード・スノーデンによるアメリカ政府の「大量監視システム」、米大統領選を揺るがしたケンブリッジ・アナリティカによるフェイスブックデータ無断収集などを通じて、GAFAをはじめとするテクノロジー企業への信頼が大いに揺らいだ。この信頼を取り戻すためには企業自らが行動を起こさなくてはならない。人権や国益を守るための適切な規制とは何か。AIをモンスターにしないためには何が必要か……。20年前、マイクロソフトの独禁法裁判の矢面で戦った著者が、テクノロジー企業の倫理的責任、課題、挑戦について、スパイ映画を思わせるディープなエピソードを交えながら縦横無尽に語る。理系文系にかかわらず、テクノロジーの開発、規制、そして利用にかかわるすべての人が抑えておくべき論点。 【著者紹介】 [著]ブラッド・スミス(Brad Smith) マイクロソフトのプレジデント。同社の最高遵法責任者(チーフコンプライアンス オフィサー)。56カ国1400人以上の知財、法務、広報部門のプロフェッショナルを統括し、各国政府機関やIT業界の企業との間で、競争法や知財関連の交渉の陣頭指揮を執る。また、プライバシー、セキュリティ、移民、教育関連の政策決定においてマイクロソフト社内およびIT業界において指導的役割を担ってきた。企業に所属する法律家で世界的に最も有名な1人。2013年には、National Law Journal 誌の「米国で最も影響力のある法律家100人」に選出された。Netflix 社外取締役。プリンストン大学を主席で卒業(国際関係論・経済学)。コロンビア大学法学部で法学博士号を取得。 [著]キャロル・アン・ブラウン(Carol Ann Browne) マイクロソフトの広報担当シニアディレクター。サンマイクロシステムズ、バーソン・マステラーなどでの勤務を経て、2010年にマイクロソフト入社。アリゾナ州立大学ウォルター・クロンカイト・スクール・オブ・ジャーナリズム卒。ブラッド・スミスとともに、マイクロソフトのサイトにおけるブログToday in Technology のほか、著作、ビデオなどを手掛ける [訳]斎藤栄一郎(さいとう・えいいちろう) 翻訳家・ライター。訳書に『イーロン・マスク 未来を創る男』(アシュリー・バンス著、講談社)、『ビッグデータの正体』(ビクター・マイヤー=ショーンベルガー著、講談社)、『センスメイキング』(クリスチャン・マスビアウ著、プレジデント社)、『小売再生』(ダグ・スティーブンス著、プレジデント社)、『データ資本主義』(ビクター・マイヤー=ショーンベルガー著、NTT出版)などがある。 【目次抜粋】 序文 ビル・ゲイツ 序章 新しいテクノロジーがもたらす新しい不安 第1章 テクノロジーと監視 第2章 テクノロジーと治安 第3章 テクノロジーとプライバシー 第4章 サイバーセキュリティ 第5章 民主主義を守れ 第6章 ソーシャルメディア 第7章 デジタル外交 第8章 消費者のプライバシー 第9章 深刻化するデジタルデバイド 第10章 テクノロジーと人材 第11章 AIと倫理 第12章 AIと顔認識 第13章 AIと労働者 第14章 アメリカと中国 第15章 オープンデータ革命 第16章 人間を超えるテクノロジーを手なずける 日本語版あとがき
-
3.6■ゴリラ、シロアリ、宇宙、アフリカ、古代ローマ――2050年の社会課題の突破口を、京大の多様な知性と日立の未来社会研究が融合し探究! ■京都大学と日立製作所により「ヒトと文化の理解に基づく基礎と学理の探究」のため設立された日立京大ラボが、人口減少やシンギュラリティといった社会的課題解決に、本源を問う「大学の知」がどのように役立つかを探索するユニークなプロジェクトの成果をまとめる。 ■継続的な京都大学の先生との対話から、2050年の日本が抱える社会課題(3つの喪失:信じるものがなくなる/頼るものがなくなる/やることがなくなる)を解決するヒントを、「不思議や未知なるものにわくわくする心」や「主体的に課題を問い、解決する力」と仮定。それらのヒントをベースに、「市民参加型の社会システムや社会インフラを構築すること」や「便利すぎない未完成な社会を許容し、多様な人財が社会貢献できる余白をつくること」といった将来に向けて大切にしたいことを提言する。
-
-
-
4.0富裕層はますます富み、中間層や貧困層はより貧しくなる真の理由とは? ピケティの共同研究者による衝撃の研究結果。/史上最高レベルの不平等はどのように生まれたのか?/最高税率が高ければ格差は縮小し、経済も成長する/富裕層の租税回避を防ぐ方法/「過剰な富の集中は民主主義にとって、戦争と同じぐらい有害だ」
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高須克弥×百田尚樹×有本香×竹田恒泰×武田邦彦 大村愛知県知事リコール 緊急記者会見全再録 高須克弥 リコール運動、私の真意 河村たかし 朝日新聞と中日新聞への公開質問状 高須克弥×河村たかし 腐敗した大村王国をリセットせにゃいかん 門田隆将 「表現の不自由展」はヘイトそのものだ 門田隆将×河村たかし マスコミが報じない不都合な真実 小川榮太郎 「不自由」を作るのは君らだ 藤原かずえ 表現の自由を弄ぶなかれ 木佐芳男 中止を一面トップで報じた朝日新聞の病理 竹田恒泰 実体はただの「反日展」 【わが天皇論】 高須克弥 天皇とは日本の“父” 【わが靖国論】 高須克弥 靖国の心をつなぐ若者たちへ 【感動の半生記】 高須克弥 防空壕で生まれて 【グラフ特集】 「表現の不自由展・その後」誌上大公開! 【『週刊新潮』の追及】 公金10億円が費やされた「表現の不自由展」にあの黒幕 表現の自由はなぜそんなに「公金」が欲しいのか 【「表現の不自由展・その後」私はこう考える】 有本香 「あいちトリエンナーレ」本当の“戦犯” 島田洋一 アメリカ版「表現の不自由展」 高橋洋一 公金支出と芸術の関係とは 長谷川幸洋 呆れた中日新聞のトンチンカンぶり 岩田温 大村知事は“自らの不明”を恥じよ ケント・ギルバート アメリカなら退役軍人が黙っていない 【応援宣言】 デヴィ・スカルノ デヴィ夫人もリコール運動熱烈応援宣言! 【厳選ツイート】 高須克弥の激熱ツイート118選 【知事失格!】 大村秀章言行録 【夕刊フジ大人気連載選】 Yes!高須のこれはNo!だぜ 編集部から、編集長から
-
3.41巻850円 (税込)日本の未来はどうなるか――? 養老孟司 ユヴァル・ノア・ハラリ ジャレド・ダイアモンド 福岡伸一 ブレイディみかこ 角幡唯介 東畑開人etc. 22人の論客が示すアフターコロナの針路!朝日新聞大反響連載を書籍化新型コロナウイルスは瞬く間に地球上に広まり多くの命と日常を奪った。すべての人に平等に降りかかるこの感染症によって、社会は様変わりしてしまった。第2波の懸念も高まり、感染への恐怖が消えない中、私たちは大きく変容する世界をどう捉え、どのように考えればよいのか。現代の知性たちのパースペクティブを通し「コロナ後」を思考する糧を届ける。
-
4.0
-
-
-
4.3「同じ家に住んでいながら、10年間姿を見ることはありませんでした」 引きこもりの息子を持った8人の母親たちが語る闘いの記録 部屋に引きこもる中年の息子との長い地獄のような日々を経て、ようやくたどり着いた解決の道。8人の母親たちが初めて語った闘いの記録。「母親にできること、してはいけないことと」を母親たちが振り返る親子の再生物語。 ケース1「座敷牢のような部屋で10年間引きこもり」 ケース2「窓を開けて大声で怒鳴り散らして両親が家にいられなくなることも」 ケース3「高校生で登校拒否。13年間引きこもりに」 ケース4「アルバイトをしても続かない息子。部屋の壁に穴を開けることも」 ケース5「社交的で成績優秀な子が、まさかの引きこもりに」 ケース6「ゲーム依存症になり、大声を上げ、ご飯を食べなくなる」 ケース7「大学を出て就職後に突然失踪。戻ってきて引きこもった」 ケース8「夜間の仕事からうつ病を発症、7年間の引きこもり生活」
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【習近平と闘う! 武漢ウイルスと闘う!】 櫻井よしこ×門田隆将 武漢ウイルスは天からの警鐘 金美齢×野嶋剛 中国への警戒心が台湾を救った 宮崎紀秀 28歳一人暮らしの女性が記録しつづけた封鎖都市『武漢封城日記』 上念司 疑惑のV字回復 “失血死”する中国 クライブ・ハミルトン 国家を喰い尽くす「目に見えぬ侵略」 山口敬之 “蝙蝠女”石正麗だけが知っている ゴードン・チャン 図々しい習近平 中国共産党は必ず崩壊する! 長谷川幸洋 中国が極秘「マスク買占め」指令スクープ! 岡部伸 ファーウェイ排除でイギリス「中国決別宣言!」 矢板明夫 中国発表の数字は全部嘘だ! 福島香織 周庭独占インタビュー 国家安全維持法で香港死す 山岡鉄秀 オーストラリア州議会大物政治家が家宅捜索 川口マーン恵美 ドイツ大衆紙が習近平に宣戦布告 桂和子 孔子学院に潜入してみた! 河野克俊(前統合幕僚長)×高橋洋一×長谷川幸洋 尖閣で日米軍事演習を 松川るい 国際宣伝戦 今こそ反転攻勢の時 石平×高橋洋一×長谷川幸洋 新たなウイルスを中国が撒く可能性 一色正春 尖閣侵略、中国船の映像公開せよ 坂井広志 担当記者がつぶさに見た厚生労働省コロナ敗戦 桜林美佐 自衛隊、コロナと闘った150日 上部泰秀(自衛隊中央病院病院長)感染者ゼロは「基本の徹底」 【歴史に残る世界首脳の名演説】 エリザベス二世 私たちの誇りが現在と将来を決定づける アンゲラ・メルケル 最も有効な手段とは私たち自身 エマニュエル・マクロン われわれは戦争状態、総力戦で 蔡英文 自助助人、自助人助 安倍晋三 日本は希望の灯をともす存在になろう 【今こそ読みたい名論文再録】 中嶋嶺雄 「日中国交正常化」は誤りだった 中嶋嶺雄 Chinaを「中国」と呼ぶ重大な過ち 【編集部厳選!】 中国に負けないために。必読の33冊 【グラフ特集】 人類VS武漢ウイルス 【関連年表】 武漢ウイルスこうして拡大していった
-
3.7新型コロナとの闘いを池上さんが解説。いまや誰も触れなくなった「そもそもコロナウイルスとは?」という素朴な疑問に一度きちんと向き合い、「ウイルスと人とのこれまでの歴史」を振り返りつつ、これからの私たちの闘い方を示していく。 SARSから学んだ台湾、MERSから学んだ韓国、スペイン風邪から学んだクラスター対策といった歴史的な話と、ワクチンと抗ウイルス薬は、どう作られてきたのか? など、コロナウイルス対策の最前線についても、専門家へのインタビュー含めて、徹底解説します。 新型コロナウイルスについてはもとより、SARSやMERS、スペイン風邪、天然痘がなんなのかを学べるだけでなく、「そもそもウイルスっていったい何?」という、キホンのキからおさらいでいる内容になっています。
-
4.0日本の新聞にはびこる、 重大な真実から目をそらすための「スピン報道」という病! かつてジャーナリズムの王として長く君臨した日本の新聞は、なぜ今、「国民の敵」となってしまったのだろうか? 今や新聞は、日本社会に大損害を与え、国益を損ないつづけている。インターネットの発達でその「正体」が暴露されてしまった。 「権力の監視」を大仰に喧伝した偏向報道、昨今で言うところの「スピン報道」を行い、「ファクト」を殺す新聞の傲慢さは、いったいどこから来ているのか。どのようにして日本の新聞記者は真実をゆがめるのか? 日本在住半世紀、最古参の英国人ジャーナリストが初めて明かす、「本当のことを言えない日本の新聞」の真実!
-
4.3
-
4.0
-
3.5歴史学の視点から見たとき、感染症は世界をいかに変えてきたのか――。 この問いに歴史学者として答えることを通じて、新型コロナウイルスがぼくらの社会にもたらす変化を予測する材料を読者に提供したい。 社会経済史を専門とする歴史学者である著者が、緊急事態宣言発令下で芽生えた切実な関心から文献を集め、読み解いた、感染症史です。 「感染症と人間社会の相互作用(人間社会の変化が感染症に影響し、感染症の変化が人間社会に影響する)」という観点から、ペスト、天然痘、コレラ、インフルエンザなど、過去に感染爆発を起こした代表的な感染症について、概説します。 ウイリアム・マクニールの論考を枠組みとして用いながら、信頼できる情報を体系的、かつコンパクトにまとめました。 各章末には、それぞれの感染症についてより深く理解するうえで役立つ名著、良書を紹介するブックガイドを付しています。
-
4.1NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で注目! 横行する外国人労働者の奴隷労働、一方的な解雇をどうする? アメリカ国務省から「人身売買と闘うヒーロー」として表彰された外国人労働者問題のスペシャリストが移民社会をめぐる課題と展望を示す。「移民社会」はすでに始まっています。少子高齢化が進む日本が持続可能な「次の社会」は、外国人労働者の活躍、存在なしには考えられません。2019年4月、入管法の改定で、在留資格「特定技能」による外国人労働者の受け入れが政策的にも始まりました。しかし、日本は受け入れに見合った社会になっているでしょうか? 現実には技能実習生が、「時給300円」に象徴される奴隷労働構造の中で働いたり、ヘイトスピーチ等の人権問題が山積しています。外国人労働者と共生する社会、移民社会に必要な条件とは? アメリカ国務省から「人身売買と闘うヒーロー」として表彰された外国人労働者問題のスペシャリストがデータとエピソードで明快に解説。◆推薦◆ ○「民族や文化の背景が違う人たちと助け合える社会になれば、何としなやかで、素敵な日本になることか!」姜尚中氏(政治学者) ○「著者は常に外国人労働者の「現場」を生きてきた。踏みつけられた者の側に立ち、闘い、告発してきた。本書は「国際化社会」の裏側にある欺瞞を鋭く撃つ。」安田浩一氏(ジャーナリスト) ○「読み終えて感動し泣いた。普通の人が鬼畜になる日本の近代産業史はホラー映画そのものだ。その中にあっても、人間の良心は生き続けている。」辛淑玉氏(「のりこえねっと」共同代表)
-
3.8スラムに住む子どもたちが笑顔で生き、かたや充実した社会保障に守られながら希望をもてない人たちがいる――。「日本は世界第三の貧困大国」とされている。一時は「派遣村」に代表される貧困問題がニュースとなり、生活保護をめぐる議論が断続的に世間をにぎわしている。たしかに私たちの将来の見通しはなかなか立たない。だが、物質的に恵まれている日本で「貧しさ」を実感している人は、はたしてどれだけいるだろうか? 『絶対貧困』『遺体』などのベストセラーで知られるノンフィクション作家・石井光太は、これまで世界の最底辺を取材しつづけてきた。その経験をもとに、途上国の貧困を「絶対貧困」、先進国の貧困を「相対貧困」と定義し、あやふやな「貧困」の本質に迫ったのが本書である。住居、労働、結婚、食事といった生活の隅々で、両者の実態を比較する。 【目次より】●第1章 住居――コミュニティー化するスラム、孤立化する生活保護世帯 ●第2章 路上生活――家族と暮らす路上生活者、切り離されるホームレス ●第3章 教育――話し合う術をもたない社会、貧しさを自覚させられる社会 ●第4章 労働――危険だが希望のある生活、保障はあるが希望のない生活 ●第5章 結婚――子どもによって救われるか、破滅するか ●第6章 犯罪――生きるための必要悪か、刑務所で人間らしく暮らすか ●第7章 食事――階層化された食物、アルコールへの依存 ●第8章 病と死――コミュニティーによる弔い、行政による埋葬 世界とくらべて、日本の貧困にはどのような特徴があるのか。たしかに日本では、貧困が社会のなかに溶け込んでいるため個々の事例としてしかとらえられず、大きな渦となって見えにくい。だが、それは裏を返せば、私たちのすぐ隣に貧困が潜み、だれもがそのふちに片足をかけていることを意味している。対岸の火事ではないはずだ。そしてこのことは、社会学のような学問や理論では決して見えてこない。現場を隈なく歩きつづけ、世界と比較するからこそ知りえる光景が、目の前に広がっていた。日本全体で約2,000万人、6人に1人が相対貧困であるという現実が厳然とある。働けど働けど、なぜか幸せを実感できない私たち日本人。その答えを本書で解き明かそう。
-
4.0電子先行配信! コロナの恐怖を煽りまくったワイドショーと報道番組を問う 「2週間後、東京はニューヨークのようになる」 「本当の感染者は公表数の20~40倍」・・・いったい何だったのか? 「モーニングショー」「サンデーモーニング」「報道ステーション」「NEWS23」「報道特集」の内容の真偽を、実名をあげて徹底検証! コロナ特需に沸くワイドショーを中心としたテレビ番組は、ひたすら「命かカネか」という理不尽な対立軸を造って、多くの日本国民をゼロリスク教の信者にしました。 日本は、外出する国民をワイドショーと自粛警察が監視する、恐ろしい監視社会となったのです。(本書より)
-
4.0相次ぐ豪雨・台風による被害。 一気に世界中に拡大する感染症。 魚や水など、急速に身近になってきた食糧問題。 「うさんくさい」「きれいごと」だと思われてきた「地球全体の問題」について、 一般の人々も切実なテーマとして関心を寄せるようになりつつある。 企業も「規制があるから仕方なく対応」「環境問題に配慮しすぎると成長が止まる」 といった旧来型の発想からの転換を求められている。 本書は、いま世界でなにが問題視されているのか、 このままの状態が続くと近い将来世界がどうなるのかを、 一般層に向けてわかりやすく説明する。 取り上げるのは気候変動にともなう天災、食糧危機。 フードロスや、乱獲による水産資源の減少、そして「水リスク」。 コロナ問題で一気に他人ごとではなくなった感染症問題。 さらに途上国の工場をめぐる人権問題など、我々をとりまく課題について、 ひととおり理解ができるようにする。 一般ビジネスパーソンに向けて、先行する欧米企業がどのような動きをし、 投資家がどう見ているのかといった内容を紹介する。
-
4.2一冊の本に何度でも出会い直し、人生の糧にできる我々はなんて幸福なんだろう。 ―松田青子(作家) 「私はフェミニストじゃないけど」って前置きにイラっとする人は全員読もう ―小川たまか(ライター) 育児のため新聞記者の夢を諦め、ライターとして働くステファニーは、 果てしなく続く家事と育児と仕事に追われ、閉塞的な日々を過ごす。 ある日、学生時代に読んだベティ・フリーダンの『女性学の神話』を再読し 感銘を受けた彼女は、母校でフェミニズムを学びなおす決意をする。 15冊の名著を授業形式でひも解き、 現代の女たちが生き延びるすべを探すエッセイ。 【本書に登場するテキスト】 メアリ・ウルフトンクラスト『女性の権利の擁護』 バージニア・ウルフ『私ひとりの部屋』 シモーヌ・ド・ボーボワール『第二の性』 ほか 【目次】 CHAPTER1 発見 CHAPTER2 運命 CHAPTER3 分裂 CHAPTER4 欲望
-
4.0現代人が課せられる「まともな人間の条件」の背後にあるもの。 生活を快適にし、高度に発展した都市を成り立たせ、 前時代の不自由から解放した社会通念は、同時に私たちを疎外しつつある。 メンタルヘルス・健康・少子化・清潔・空間設計・コミュニケーションを軸に、 令和時代ならではの「生きづらさ」を読み解く。 社会の進歩により当然のものとなった通念は私たちに「自由」を与えた一方で、 個人の認識や行動を紋切型にはめこみ、「束縛」をもたらしているのではないだろうか。 あらゆる領域における資本主義・個人主義・社会契約思想の浸透とともにうつろう秩序の軌跡と、私たちの背負う課題を描き出す。 かつてないほど清潔で、健康で、不道徳の少ない秩序が実現したなかで、 その清潔や健康や道徳に私たちは囚われるようにもなった。 昭和時代の人々が気にも留めなかったことにまで私たちは神経をつかうようになり、 羞恥心や罪悪感、劣等感を覚えるようにもなっている。 そうした結果、私たちはより敏感に、より不安に、より不寛容になってしまったのではないだろうか? 清潔で、健康で、安心できる街並みを実現させると同時に、 そうした秩序にふさわしくない振る舞いや人物に眉をひそめ、 厳しい視線を向けるようになったのが私たちのもうひとつの側面ではなかったか?(「はじめに」より) 【著者略歴】 熊代亨(くましろ・とおる) 1975年生まれ。信州大学医学部卒業。精神科医。 ブログ『シロクマの屑籠』にて現代人の社会適応やサブカルチャーについて発信し続けている。 著書に『ロスジェネ心理学』『融解するオタク・サブカル・ヤンキー』(ともに花伝社)、 『「若作りうつ」社会』(講談社現代新書)、『認められたい』(ヴィレッジブックス)、 『「若者」をやめて、「大人」を始める』(イースト・プレス)がある。 【目次】 第一章 快適な社会の新たな不自由 第二章 精神医療とマネジメントを望む社会 第三章 健康という“普遍的価値” 第四章 リスクとしての子育て、少子化という帰結 第五章 秩序としての清潔 第六章 アーキテクチャとコミュニケーション 第七章 資本主義、個人主義、社会契約
-
-WEBサイト「BEST TiMES」で大反響を呼んだ連載が電子書籍化! 【内容紹介】 コンビニより多い歯科医院数。なぜなら、国家試験さえ通れば、誰でも開業ができ、そのハードルは非常に低いからだ。しかも、国家試験には実技はなく、技術が未熟なまま歯科医師の資格を取得し、開業しているケースも少なくない。 また、歯科医院数が多すぎるため、患者の奪い合いになり、儲からない保険診療より、自費診療に誘導しがちになり、不明朗で高額な治療費を請求する歯科医師も出ている。患者の大半は、なかなか満足がいくような歯科医師と出会うことがないのが現実だ。 斎藤正人歯科医師が院長を務める歯科医院では、セカンドオピニオンを求める患者を数多く受け入れており「歯科の駆け込み寺」とも呼ばれている。他の歯科医院で酷い治療を受け入れたり、高額な治療に誘導された患者を積極的に診てきた。斎藤歯科医師が診てきた実例を各章にふんだんに盛り込み、歯科医師の実態を鮮明に浮かび上がらせる。また、今回のコロナ禍で表出した歯科医院にまつわる問題点なども、斎藤歯科医師が歯に衣着せず一刀両断! あなたの歯医者選びが変わるかもしれない1冊です。
-
-「NHKの番組は視聴しないのに、なぜ受信料を払う必要があるの?」、「公共放送って、民放となにが違うの?」 こうした疑問を持つ人もいるだろう。また、「NHKをぶっ壊す!」と連呼して、19年7月の参議院選挙では比例代表で90万票以上を獲得し1議席を確保した政党もある。 受信機を持つ視聴者は受信契約を結ぶ義務があるとした放送法の規定は、憲法に違反しないとの判断を最高裁判所が示した。今や年間約7000億円におよぶ受信料収入(18年度末)を有する。受信料制度は、国家権力からも資本家からも独立した組織を維持するために、国民に負担を求める制度にほかならない。公共性は、国民の知る権利に奉仕するものなのだ。 「公共放送NHK」は、どのような課題を抱え、どこへ向かおうとしているのか? その実態に迫る。 本誌は『週刊東洋経済』2019年11月23日号掲載の30ページ分を電子化したものです。
-
-【中小企業の主張】 約50年前ベンチャー・中堅企業論は、「零細企業→小企業→中企業→中堅企業、さらに大企業への成長はむしろ一般的」と述べた。しかし、今日も「政府が延命、温存させた技術力のない中小企業、ゾンビ企業が力のある企業の競争力を奪い、ひいては日本経済の発展を阻害している」といわれる。 しかし、中小企業と大企業はその存在の場が異なる。つまり、役割、機能が違う。技術上改善すべきとして、同じ仕事、条件で大企業であればできるわけではない。この点を、部分的であるが、約50年前の姿と建設業について検証を試みた。 他方、産学共同、経営改善の助言等の政策も、【質】の問題だけでなく、事業所数5百万という中小企業の数に比べ【量】も全く足りない。 なかで、着実な改善策を独禁法に求め、その現状と法自体の改善策を探った。むろん、当初はその量も影響も小さいであろう。が、(量から)質への転換を期待し、まず、量の実績づくりを提案した。
-
-ドメスティック・バイオレンスは世界中で深刻な被害をもたらしている。けれども、何が問題の本質なのか、そもそも何が起こっているのか、理解されているとはいえない。著者は、被害者、加害者、双方の家族、支援組織のアドボケイト、警察官などに会い、話を聞いていく。ひとは被害者に「なぜ逃げないのか」と問うが、被害者は加害者といることを選択しているのではなく、現行制度のなかで最大の警戒をしながら動いている。加害者はパートナーの日常をコントロールし、力を喪失させる。制度の隙間は事態を深刻化させる。取材するうち、そうしたことが分かってくる。警察、支援組織、法執行機関という、異なる価値観に基づく組織の連携をどうとるか。DVの危険度を判定する基準をどうつくり、共有するか。被害者が仕事や人間関係を失わずに生活をするためのプログラムとは。何年もかけた取材によって、外からは見えにくいDVの実態を明らかにし、解決への糸口を示した本として、アメリカで高い評価を得た。
-
3.7日本人と外国人、高齢者と若者、資産を持つ者と持たない者、 家族のいる者といない者、正規社員とフリーランス…… 日本社会の分断はコロナ・ショックを契機にこれからどこに向かうのか? どうすれば私たちはこの危機を、日本社会再生のチャンスに変えることができるのか<? br> 「日経ビジネス電子版」で毎回論争を巻き起こす人気連載を緊急加筆のうえ新書化!
-
4.2【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 知られざる大国・インドの素顔を紹介! 2027年には人口で世界一に、28年には日本を抜いてGDPが世界3位になれることが予想されているインド。この新しい大国の実情や日本との知られざるつながりについて、池上彰が徹底解説! ・『男はつらいよ』の舞台、柴又帝釈天の「帝釈天」や、上杉謙信が信仰した毘沙門天がもとはヒンドゥー教の神様だったこと、知っていましたか? ・カースト制度はバラモン、クシャトリヤなど4つの区分と思っていませんか? 実は区分は3千以上もあるのです! ・植民地だったインドを日本が励まし、占領下の日本をインドが鼓舞した歴史があること、ご存じでしたか? ・さらに現在、日本とインドはたがいに緊密な関係をつくらねばならない切実な事情があります。さて、その事情が何かわかりますか? 知っているようで知らないインドの実情や日本との深い関係などをわかりやすく紹介。 インドについて知るうちに、中国の一帯一路戦略から、アフガニスタンのタリバン政権の成り立ちまで、国際情勢が手に取るようにわかります! 都立大泉高校附属中学校で人気を博した授業をもとに大幅加筆。受験生、就活生、ニュースの背景を知りたい社会人にもおすすめです!
-
3.9誰も知らなかった赤ちゃんポスト。 やむなき事情で育てられない赤ちゃんを病院が匿名で預かる。その後、特別養子縁組を目指す。2007年に慈恵病院が開設したのが「赤ちゃんポスト」である。「命を救う」という理念のもと10年以上運用されてきたが、同病院に続く施設は現れない。法整備も進まない。内情を知ると一筋縄ではいかないことがわかる。 2019年3月までに預けられた144人中、病院が想定した早期新生児は76人。残りの約半数が、ある程度育った赤ちゃんだった。開設第一号は3歳児だ。障害児や外国人の赤ちゃんもいる。いずれも出産状況が分からないため医療者の負担も大きい。 大手メディアが美談として報じる一方で、こぼれ落ちた事実がある。ポストに預けるため熊本入りする妊婦がいる。育った子は「出自を知る権利」を持ち合わせていない。ドイツでは、ポストが乳児遺棄の減少に寄与していないという報告書も出された。 「匿名」という壁をこえ、地元記者が細い糸をたどるようにポストに預けた母、預けられた子を訪ねた。また数多くの医療・福祉関係者や熊本市長や県知事にもあたった。賛否ではなく、赤ちゃんポストが照射する「真実」をひたすら描いたルポルタージュ。
-
4.2この“怪物”がすべてを暴いた――。 本書は「この星を支配し続ける人類を脅かす最大の敵はウイルスである」というノーベル生理学・医学賞受賞者ジョシュア・レダーバーグの言葉から始まる。 読み進むにつれ、読者の胸にその意味が迫ってくるだろう。武漢でいち早く“謎の肺炎”をキャッチした二人の医師の運命、翻弄される武漢市民、動き出す共産党の規律検査委員会、そして警察の公安部門。彼らはなぜ肺炎の発生を隠そうとしたのか。 筆者は現地の状況をつぶさに分析しながら、その秘密を暴いていく。武漢に派遣された現役の中国人医師が明かす医療最前線は驚愕の連続だった。暗中模索の中、信じられない方法で医師たちは謎の病と戦った。中国人を救った「5種類の薬品」とは何か。なぜ中国はこの病を克服できたのか。すべてが筆者のペンによって明らかにされていく。 一方、後手、後手にまわる日本と、いち早く的確な対策で国民の命を救った台湾――両者の根本姿勢の違いは、時間が経過するにつれ、信じがたい「差」となって現われてくる。官邸・厚労省はなぜ国民の期待を裏切ったのか。筆者は、政府の足枷となった2つの“障害物”の正体に淡々と迫る。 迷走する安倍政権は緊急経済対策でも国民の期待に応えられなかった。苛立った日本最大の圧力団体の“絶対権力者”が動き、あり得ない逆転劇が起こったことを日本のジャーナリズムは全く報じなかった。その裏舞台が初めて白日の下に晒される。 その時々の筆者自身のツイッターを散りばめ、読者を同じ時間にいざないながら謎を解いていく新しい形のノンフィクション。日本人はなぜこれほどの政策失敗の中でも生き抜くことができたのか。コロナ襲来の「現実」と未来への「教訓」にまで踏み込んだコロナ本の決定版。 ●中国人現役医師が明かす驚愕の医療最前線 ●中国人の命を救った「5つの薬品」 ●武漢病毒研究所、恐るべき杜撰体質 ●中国共産党員が解説する弾圧と隠蔽、全情報 ●国民が知らなかった官邸・厚労省の裏切り ●総理も愕然、創価学会“絶対権力者”の逆襲 ●危険すぎるトヨタの中国への技術供与
-
4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ふたりで幸せになるためだったハズなのに……あれ… 妻が夫への不満を溜め続けた「がまんダム」決壊を防ぐために。 いまや「結婚(夫婦)=幸福」に必ずなるわけではない、というのは周知の事実。 とはいえ、縁あって夫婦となった両者の関係を、なんとか幸福へとつなげるために知っておきたいことを、まんがの登場人物たちを通して、わかりやすく紹介します。 令和の時代となっても根強く存在する、夫(男)と妻(女)の役割における素朴な疑問や「異議あり! 」を、[まんが]と[考察・解説]とともに見ていくことで、“当たり前のように思っていた夫婦関係”を見つめなおして、『共同生活者の良き関係』を築きましょう。 【目次】 はじめに 妻と夫 そのボタンのかけ違いはどこから? Chapter1 「子はかすがい」は、今は昔… Chapter2 夫には結婚も家庭も他人事? Chapter3 妻と良好な関係を築ける夫の秘密 Chapter4 夫の有能な教師は「妻の不在」 Chapter5 幸せの鍵=コミュニケーション Chapter6 げに悩ましきは「他人の物差し」 Chapter7 初心に戻ると見えてくるもの おわりに 「夫婦」は2人で創り上げる人間関係
-
4.4
-
4.2※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 芥川賞作家が、覚悟の告発! 香港デモに対する目を覆う弾圧、コロナ禍で愛する祖国を地獄絵図に変え、 同胞人民を殺し続ける共産党政権を、どうしても許せない。 自らの幼少期の過酷すぎる下放体験の記憶と、今の苛烈な人権抑圧の状況を重ね合わせながら、 文学者として、日本の、そして世界の市民に中国における自由と人権の侵害に抗い、 状況が改善するよう働きかけてほしいと呼びかける、悲壮なメッセージ。 ◎李文亮医師の警鐘が封殺され、情報が市民に知らされなかった結果、武漢で爆発的感染が起きた。 ◎新型コロナウイルス蔓延は「中国政府による人災」だ。海鮮市場が感染源でないと、当局自らが認めた。 ◎初動段階での意図的な情報隠蔽の裏で、「0号患者」に何が起きていたのか? ◎明らかに過少申告の公表数、恐るべき火神山病院の実態、封鎖で死ぬのを待つばかりとされた武漢市民たち。 ◎習近平独裁体制こそが「情報隠蔽」の原因であり、習近平の面子のためにWHOに影響力を行使した結果、世界に感染が拡大した。
-
3.0
-
4.0
-
-日本史を振り返ると、天皇は、政治の表舞台での主役として、また政治的な実権を失ったときは名目上の権力者として、この国に関わってきた。明治憲法の下では統治権を総攬する君主として、そして日本国憲法の下では、国と国民統合の象徴として、歴史の節目でその地位は変化してきた。7世紀後半の律令国家の形成期から令和の時代まで、時の天皇とその時代背景を学ぶ意義は大きい。 令和の時代を迎えたいま、“天皇から見た日本史”の最新の研究成果をみつつ、国のあり方についても考えてみよう。 本誌は『週刊東洋経済』2019年9月14日号掲載の28ページ分を電子化したものです。
-
-
-
4.0
-
4.0「ここまでやるか」コロナ戦争最前線ルポ。 この本は、中国ぎらいの人にこそ読んでほしい。 「コロナを世界にばらまいた元凶」として批判を浴びる中国だが、14億人もの中国人がどのようにこの未知なるウイルスと対峙したか、その実態はほとんど知られていない。中国が感染抑制のために講じた対策は、とんでもなくスケールの大きいものだった。「マスクを外すとドローンが警告」「GPSで個人の感染リスクを追跡」「AIの画像診断で感染を判断」「5Gネットワークで感染者を遠隔診療」「病院ではロボットが看護師に」そして「ウイルスを故意に拡散したら死刑」……技術と強権と監視を駆使した、異形の大国の異形のコロナ対策ドキュメント。 著者はこう説く。〈新型コロナで中国との関係が悪化した国がある一方で、中国の感染症対策を採用し、AIや5Gを自国の医療機関に導入し、医療チームの派遣を求める国も少なくない。日本と中国は移動が制限され、しばらくは一層遠い国になる。だからこそ、私たちは見えないところで起こっている中国の進化から、眼を背けるべきではない。日本が「コロナ後」の世界でどうポジションを築くかを考える上でも。〉 ※この作品は一部カラー画像が含まれます。
-
3.5北朝鮮当局が忌み嫌う記者が放った決死の書。 北朝鮮は独裁国家だ。情報統制も厳しい。内情を知るには公式発表の裏を読み取るか、脱北者の証言に頼るか。いや唯一、抜け道があった。それが今回、筆者が試みた内部資料である。 朝鮮半島取材25年に及ぶ筆者は、独自のルートで約1400件超の機密文書や音声記録を入手した。金正恩の暗殺計画から朝鮮人民軍の内申書、はたまた深刻な麻薬汚染や巷に現れたモヒカン男子への戒めまで。 〈資料を通じて北朝鮮の全体像に迫ろうとする本書の内容は、北朝鮮で体制側に属し、最高指導者に忠誠を誓っている彼の国の知人たちを不快にさせたり、怒らせたりすることが きっとあるはずだ。日本と北朝鮮を隔てる体制の壁は高く、厚い。北朝鮮の人々と育んだ友情や信頼を失うおそれは、絶対にないとはいえない。 そういう点を考えると、本書の執筆はある意味、私にとって北朝鮮との「決別宣言」に なるかもしれない〉 ――本書「まえがき」より 当局発の文書ゆえ生々しい。圧政に苦しみながらも生き抜く民衆のしたたかも見えてくる。北の監視網を潜り続けた筆者の取材余録もコラムとして収録! (2020年6月発行作品) ※この作品はカラー画像が含まれます。
-
4.3
-
3.4
-
3.4
-
3.9
-
4.0
-
4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されております。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 障害のある子の親の不安は、将来子どもが住む場所。先進的な取り組みの全国16の実例を取材。必要な情報がつまっています。 障害のある子を持つ親にとっての最大の関心事の1つが「住まい」。「子どもが将来どこで生活するのか」「終の棲家はどこになるのか」といった不安にお答えするため、日本全国を講演で回っている著者自らの取材によって、その仕様や仕組みの16の実例を紹介。全国に今、グループホームや、地域と共生するシェアハウスなど、自立を促しながら、適切なサポートを受けて暮らせる施設が増えつつあります。カラー写真を多数掲載して紹介しているので、実際の暮らしの様子が容易にイメージできます。また、施設の具体例に加え、行政のとりくみなど、「親なきあとの子どもの住まい」を考えるにあたって必要な基本情報もしっかり網羅している必ずお役に立つ一冊です。 渡部 伸(わたなべしん):「親なきあと」相談室主宰。行政書士。社会保険労務士。1961年福島県会津若松市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、出版社で女性向け雑誌の営業、編集、海外・デジタル事業などを担当。退社後、行政書士、2級ファイナンシャルプランニング技能士の資格を取得。自身の娘に知的障害があり、「親なきあと」相談室で障害のある子をもつ親に寄り添い、共通の悩みをともに考える。著書に『障害のある子の「親なきあと」』(主婦の友社)ほか。
-
4.0■弘兼憲史氏推薦! 41人の実例が語る環境変化の「罠」。脳科学・心の問題の専門家が教える、「定年後の自分」を育てるヒント。 定年を境に多くの人は突然の環境変化に戸惑い、人によってはうつや認知症のような病気を引き起こしたり、病気とは言わないまでもやたらと感情的になったり、暴言や奇行が目立ったりすることが多く、介護や認知症並みに家庭や社会での深刻な問題になっているのが現実。 実例をもとにリアルな現実を知ってもらい、定年前にできること、心がけたいことを、脳科学者である著者がアドバイスする。 [目次] はじめに──50代は「定年後の自分」を育てる時期でもある 序章 健康やお金ではない! 定年前から始まっている本当の危機 第1章 居場所がない! 定年後に待ち受ける「罠」──孤独との上手な向き合い方 第2章 現役とは違う! 肩書が通用しない現実──承認欲求の上手な手放し方 第3章 焦りは禁物! 周りと比べるのは無意味──焦燥感の上手な抑え方 第4章 家族は迷惑! その言動が定年後に直結する──ストレスとの上手な向き合い方 第5章 人生に定年はなし! 長い後半戦を視野に入れる──意欲・自己肯定感の高め方 おわりに──人生は「定年後の自分」を早く育てた者勝ち! <著者略歴> 高田明和(たかだ・あきかず) 1935 年静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業、同大学院修了。医学博士。米国ロズエル・パーク記念研究所、ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を歴任後、現在同大学名誉教授。専門は血液学、生理学、大脳生理学。日本生理学会、日本血液学会、日本臨床血液学会評議員。脳科学、心の病、栄養学、禅などに関するベストセラーを含む著書多数。自身もうつやHSP(超敏感気質)に長年苦しみ、HSPを扱い紹介した『敏感すぎて困っている自分の対処法』(監修、きこ書房)は日本での火付け役となり、話題を呼んだ。近著に『「敏感すぎて苦しい」がたちまち解決する本』『HSPとうつ 自己肯定感を取り戻す方法』『HSPと発達障害 空気が読めない人 空気を読みすぎる人』(いずれも廣済堂出版)がある。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『定年を病にしない』(2020年4月17日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
-
-1964年に東京-新大阪間・東海道新幹線が営業運転を開始し、いまや北海道から鹿児島まで路線網を広げている。対するエアラインは、1951年に羽田-伊丹-福岡便、羽田-千歳便の就航が戦後初となる国内定期旅客運航だ。 新幹線整備が進むにしたがって、エアラインのシェアを獲得してきたが、航空が防戦一方かというと、そんなことはない。東日本大震災などの特殊要因を除けば、80年代以降、旅客数を堅調に伸ばしている。新規航空会社の参入、新規就航路線の増加、航空運賃のネット割引といった積極策が奏功している。そうした点では、新幹線とエアラインが互いに学ぶべき点は多い。両ライバルの攻防は、どうも東京・大阪からの視点で語られがちだが、それだけでよいのか。年間延べ5億人超が利用する新幹線とエアライン。その進化の現場を探っていく。 本誌は『週刊東洋経済』2019年11月2日号掲載の29ページ分を電子化したものです。
-
4.3
-
3.0「ニートっていろいろ聞くけど、会って、話してみると“普通”の若者ですね」――実際に接してみると、多くの人がこうした感想をもつという。特異な存在ではないのだ。ここ数年、働く意欲も、学ぶ意欲もなく、夢や目標をもたない若者を「ニート」と呼び、関連書籍も数多く出版されている。すでに70~80万人のニートたちがいるといわれ、マスコミでも社会問題のように取り上げられている。しかし、本書では「彼らは働かない怠け者ではない」と強調する。著者はひきこもり、ニート、フリーターの就労支援をするNPO法人「育て上げ」ネットの理事長を務める。20代という同世代の視点から、ニートたちと接しているだけに現場感覚のアドバイスが説得力をもつ。「家族としてどのような支援ができるのか」「ニートは精神的な病気なのか」といった疑問に率直に答えている。「一歩を踏み出すためのヒント」が、本書には書かれている。
-
3.5「世」という漢字には、30年という意味があります。 いまから30年前、日本のバブルがはじけました。 その30年前は高度経済成長がはじまり、 さらにその30年前は戦争へとつながる満州事変が起きました。 時代は30年ごとに大きな転換点を迎えるのです。 では、令和日本の30年はどうなるのでしょうか? 本書は、これからの30年を 私たち日本人がどう生きるかをテーマにしています。 大事なことは、 いま私たちの周りで何が起きている問題、 これから起こる問題などを正しくとらえることです。 急激な人口減少、大地震や大雨などの自然災害、 中国の台頭による国際関係の変化など、 私たちを取り巻く問題はあまりにも大きく多いです。 それでも、私たちは、働き、生きていくのです。 本書は、若者の未来を拓くために、 問題に目を背けることなく、 これからの時代を生き抜く知恵と知識を語り尽くした、 著者渾身のメッセージです!
-
4.3感染症専門医の第一人者が 語る感染不安への処方箋 ダイヤモンド・プリンセスに なぜ私は乗船し、追い出されたのか 動画公開に至るまでの顛末 本書は、新型コロナウイルスの正体と感染対策を これ以上なく分かりやすく解説した決定版です。 感染症パンデミックとなったいま、世界中の人々が 過剰にパニックを引き起こすメカニズムまでをも理解できます。 そんなとき、組織はどうあるべきか、個人はどう判断し行動すべきか。 「危機の時代を生きる」ための指針に満ちています。 【目次】 第一章 「コロナウイルス」って何ですか 第二章 あなたができる感染症対策のイロハ 第三章 ダイヤモンド・プリンセスで起こっていたこと 第四章 新型コロナウイルスで日本社会は変わるか 第五章 どんな感染症にも向き合える心構えとは 【自分と家族を守る感染症対策の鉄則】 ◎新型コロナウイルスは空気感染するの ◎このウイルスがタチが悪いとはどういうこと ◎手洗いやうがいで本当に感染は防げるの ◎感染対策にマスクは効果ないって本当 ◎若者がウイルスを拡げているの ◎満員電車には乗らないほうがいいの ◎PCR検査で正しい結果がでるのは6割!? ◎なぜ世界中でパニックになってしまったの ◎なぜ医療崩壊してしまう国が出てきたの ◎感染症パンデミックは本当に収束するの