「男女格差後進国」の衝撃 ~無意識のジェンダー・バイアスを克服する~(小学館新書)

「男女格差後進国」の衝撃 ~無意識のジェンダー・バイアスを克服する~(小学館新書)

990円 (税込)

4pt

今の日本であなたの娘は輝けますか?

2019年12月、世界のリーダーに影響力を持つ「世界経済フォーラム」が発表した「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は前年度より順位を落とし153か国中121位だった。
政府が女性活躍政策を推進しても、諸外国の改善と比較する相対評価では、まったく追いついていけない。
長年ジェンダー問題について取材・執筆・実践に取り組んできた著者は「多くの人が、『日本は男女格差が大きい』と実感せずに暮らしていることが、日本が変わっていかない一番大きな原因」と指摘する。
本書では、2015年から2017年までの3年間で、女性活躍を最優先課題として本気で取り組んだ各国の女性リーダーの割合の変化を紹介、例えばカナダの閣僚の女性割合は30%から50%に、インドネシアの最高経営責任者は5%から30%に拡大している。
政府や経済界が本気で取り組めば、わずか3年間で女性リーダーをここまで増やすことが可能なのだ。
本書では、諸外国の取り組みを紹介しつつ「日本で男女格差が縮まらない理由」を考察、国内の成功例を挙げながら、次世代のためにできることを提案する。

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「男女格差後進国」の衝撃 ~無意識のジェンダー・バイアスを克服する~(小学館新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ジェンダー問題のイントロダクションにぴったりの1冊です。
    男性から女性という一方向ではなく、様々なベクトルでジェンダーの問題があること、会社や家庭レベルから国際的な視点まであり、幅広くそして冷静に分析していました。
    冒頭に筆者のスタンスを明らかにしてあるのも、好感が持てました。

    0
    2023年07月01日

    Posted by ブクログ

    「男女格差後進国」の衝撃: 無意識のジェンダー・バイアスを克服する。治部 れんげ先生の著書。日本で男女格差が縮まらない理由がよくわかる良書です。日本人が持つ無意識のジェンダー・バイアスを克服しないといつまでたっても日本は男女格差後進国。男女格差後進国から男女格差先進国になるには大人も子供も無意識のジ

    0
    2021年11月28日

    Posted by ブクログ

    最近の「仮面ライダー」では、当たり前のように女性ライダーがいて。

    スーパー戦隊シリーズにも2人の女性メンバーがいることが多くなって。

    プリキュアにも男の子のメンバーが入るようになって。

    中学高校では女子の生徒会長も珍しくなくなった。

    少しずつ、境界線は緩んでいるのかもしれない。
    そんな時代。

    0
    2023年10月25日

    Posted by ブクログ

    ジェンダーギャップ指数は毎年発表されていて順位は気になっていたものの、恥ずかしながらどういう基準で評価されているかなど全く知らなかった。
    そういう観点を加味してみると、発展途上国で案外順位が高いのは富裕層の女性は貧困層の女性を家事育児の担い手として低賃金で雇い、社会進出しているなど、ジェンダーギャッ

    0
    2022年11月16日

    Posted by ブクログ

    ジェンダー関連本は多く読んでいる方だと思うけど、この本はヒステリックにも攻撃的にもならず、フラットな立ち位置から丁寧に書かれていて好感が持てた。特に日本の問題の根っこがキチンと捉えられていて⭕️

    0
    2022年03月06日

    Posted by ブクログ

    ジェンダーのことを考えると、女性だけではなく、いろんな人が生きやすい世の中になっていくのではないかな。
    「あなたの生き方は尊重されるべきであり、同時に、あなたと違う選択をする人も尊重されるべきなのです」
    さまざまな事例から、現在のがっかりとともに希望も、ていねいに提示してくれる。自分の中のバイアス、

    0
    2021年10月04日

    Posted by ブクログ

    「私達が何を当たり前と思って暮らしているか次第で、問題や格差は見えたり見えなかったりするのです。」(p19)

    このフレーズが心に残った。これはジェンダー問題だけではなく、他のことにも言えると思う。
    全てのものごとに対してわかった気にならず、様々な可能性を考えて、検討していくべきなのだと感じた。

    0
    2021年02月28日

    Posted by ブクログ

    男性の方が向いている、男性の方がいい。
    ありがたいことに、私はそんな言葉を直接かけられるような環境にはいなかった。
    本当はそれが当たり前なのだと思う。
    学生時代までは女性であることの不利益はほとんどなかった。
    けれども、それは親や教員達が守ってくれていたからだった。
    一歩外に出れば、性被害もあったし

    0
    2020年12月21日

    Posted by ブクログ

    ーー赤ちゃん好きの息子は早速近くに行き、あやしたり遊んだりしました。すると近くにいた同級生の女の子に言われたそうです。「赤ちゃんの世話は女の人がやることだよ」黙って引き下がる息子ではありません。「誰が決めたの?」即座に言い返すと、その子は下を向いて黙ってしまったそうです。(p.173〜174)

    0
    2024年07月01日

    Posted by ブクログ

    ・日本にはまだまだ女性取締役が少なく、海外に遅れをとっている。これを解決するために、社会が、会社が意図的に増加させる取り組みが必要だと思った。
    ・ダイバーシティーを促進することで、社会は豊かになる。
    ・女性差別もあるが、男性差別もある。
    物語の中の、「男性と女性が会議室に入ってきた時、男性が上司だと

    0
    2022年01月27日

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