ユーザーレビュー 水がなくなる日 橋本淳司 / やまぐちかおり 地球に存在する水が風呂桶一杯(200L)なら、 使える真水はスプーン1杯(20mL)と言われて います。 日本にいると気がつかないですが、真水は非常 に貴重なのです。 20世紀は石油を求めた戦争だったが、21世紀は 水を求めた戦争が起こるとも言われています。 そんな大事な水に関心を払うべく書か...続きを読むれた本 です。 特に人間は「日常的に周りにたくさんあるもの」 には気づかない。 モンゴルには花が咲き誇る時期があって、それは それは美しい風景が広がるのですが、常に草原に 暮らすモンゴル人にとって花は日常的でもあるし 馬の餌にもならないので、全くスルーされる 存在であるとか。 日本人にとっても水は「当たり前」であり、 最近は洪水ばかり「多すぎるくらい」の存在です。 しかしそれは非常に恵まれた環境であることを 自覚しないといけないと思います。 Posted by ブクログ 水がなくなる日 橋本淳司 / やまぐちかおり 橋本淳司さんの本を読むのは、これで3冊目ですが、それらの中では、これが一番よかったです。 いずれも「水」に関する本を読んだのですが、文字数が多い本は、粗が目立つのに対し(とくに、科学的な記述に関しては、かなり間違いが多い)、この本は、文字数が少なく、かつ、イラストが多いので、間違いが少なく、読み...続きを読むやすかったです。 ポイントもうまくまとまっていました。 今後、橋本さんが本を出すのであれば、この本のような手法をとるのがよいと思います。 Posted by ブクログ やまぐちかおりのレビューをもっと見る