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平和は、単に破壊される。戦争を知らないぼくたちは今、何ができるだろうか。
日本が降伏する前、米英ソの3首脳がポツダムで会談した。それと平行し、米国はポツダムで原爆投下を最終決断する。その過去を知ったポツダム市民のイニシアチブで、当時米国トルーマン大統領が滞在していた邸宅前の広場が「ヒロシマ・ナガサキ広場」となる。記念碑もできる。
ポツダム会談の数カ月前、日本の購入した酸化ウランがドイツの潜水艦でドイツから日本に運ばれようとしていた。
ぼくたちは今、生活において原爆投下の過去とどう関わり、平和をどう守っていくべきなのか。本書では、市民として考えたい。
【目次】
プロローグ
ポツダムに記念碑をつくる
ポツダム会談と原爆投下
戦後のトルーマンハウス
エピローグ
あとがき
本書の内容に係る簡単な年表
外林秀人講演記録
参考文献
【著者】
ふくもとまさお
ジャーナリスト、ライター。ドイツ・ベルリン在住
1985年から在独。そのうち、はじめの6年間は東ドイツで生活
著書に、『ドイツ・低線量被曝から28年 – チェルノブイリはおわっていない』、『小さな革命 – 東ドイツ市民の体験』(いずれも言叢社刊)など。
ホームページ:ベルリン@対話工房(https://taiwakobo.de/)
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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きみたちには、起こってしまったことに責任はない でもそれが、もう繰り返されないことには責任があるからね 「小さな平和」を求めて ポツダム・トルーマンハウスとヒロシマ・ナガサキ広場の記録