作品一覧

  • 農政改革の原点 政策は反省の上に成り立つ
    -
    1巻1,760円 (税込)
    平成の農政改革の原点は、基本法にある。 農業を考える人、必読! 国民のコンセンサスとして1999年に制定された「食料・農業・農村基本法」は、 1961年の「農業基本法」の反省の上に作られました。 本格的農業経営者を中心とする農業構造の確立、 本格的農業経営者への農地の集積・集約化、 本格的農業経営者の自由な経営展開――。 新基本法の目指す方向は明確です。 行政官として農政改革に携わった著者が、新旧の基本法を読み解き、 政策推進のあるべき姿を考えます。農業を考える人、必読の1冊です。
  • 文系・理系対談 日本のタコ壺社会
    4.0
    1巻935円 (税込)
    知的興奮を呼ぶ、まったく新しい日本論! 文系・理系両極のキャリアを重ねた麻布卒の同期生による、この国の閉塞感の原因を問い、その解決策を考える対談集。 このままで日本は本当に大丈夫なのか、必要な改革がなかなか進まない原因はどこにあるのか、我々が皆、自身の属する閉鎖的な組織(タコ壺)にどっぷりつかり、内輪のルールや「空気」に従うのが当然だと思っていることに原因があるのではないか――。 文系・理系の無意味な「区別」への疑問を端緒に、タテ割りを排し、既得権に切り込み、現状を打開するための方策を考える。
  • 農政改革 行政官の仕事と責任
    4.2
    1巻1,760円 (税込)
    ☆強い既得権、しがらみが存在する産業領域をどのように変えていけばよいのか。農協改革をはじめ、行政官として、数々の改革に携わった前農水事務次官の著者が、自らの体験を語る。 ☆経済・社会環境の大きな変化など、改革が必要な状況にあって、どのように政策が立案され、利害関係者や政治との折衝など、具体的なルール、制度となっていくプロセスも詳細に語られる。また、さまざまな改革や政策策定における行政の役割も併せて明解に解説する。 ☆農政は、まさに国民の暮らしに直結する分野。これまでの改革、さらに今後の日本の農林水産業のあり方についても明示する本書は、農業、行政関係者、研究者のみならず、広く読まれるべき一冊である。

ユーザーレビュー

  • 農政改革 行政官の仕事と責任

    Posted by ブクログ

    農林水産省の元事務次官である奥原さんの著書。この本に出会えて本当に感謝しかない。

    農林水産省の行なっている農政改革について、素人にも分かりやすく、要点を絞って記されている。また林業、水産業分野についても簡単ではあるが、その政策が紹介されている。新聞記事では、政策の思いや裏側が分からないこともあるが、本書を読んで農林水産省が日本の農林水産業の発展、消費者利益の最大化のために種々の改革を実行していることを理解できた。

    第また、6章の行政における組織運営、終章の行政官の責任を果たすためには、耳が痛くなる指摘も多々あるものの、まさにご指摘通りと感じる内容ばかりである。年齢ごとに意識すべきこと、やる

    0
    2019年10月29日
  • 農政改革 行政官の仕事と責任

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本農業がどのような変遷を辿り、今日に至るのか興味を持ったので読んだ。
    補助金頼みの業界であるので経営意識が低く、他国と比較しても競争力が低いことは何となく理解していた。
    本書ではその背景には、戦後の国が生産量を管理する方式が供給過多になったにも関わらず、農協の集荷するのが仕事であるという思考から仕組みを中々変えることが出来なかったことが根本にあることを理解した。また、農協自体もバブル期に金融機関の斡旋から金融に注力し、本来の農業者の共同組織ということが薄れていたことも一因としてあった。
    著者が仕組みづくりをしたことは大きな功績であるが、それを実現していくのは農業者であり、民間組織である。これ

    0
    2021年11月01日
  • 文系・理系対談 日本のタコ壺社会

    Posted by ブクログ

    文系、理系それぞれで位極めた麻布同級生二人の放談・・だな。もう少し深い議論があってもよさそうだったが、日経読者のマスにターゲッティングすると、この程度なのかな。ふたりとも、自分たちが極めた組織の体制にまだまだ引きずられた射程しか提示していないという感じを受けた。

    0
    2020年11月18日
  • 農政改革 行政官の仕事と責任

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    行政官としての心構えが勉強になる。
    実際、完璧に誰からも嫌われずにやるのは無理だから、ある程度達観することが必要。

    「自分の意見を常に持つように心がける」
    「自分の専門領域内外を常に学習」
    「政策の立案・遂行に必要なのは、想像力と創造力」
    「政策課題に正面から対応した解決策を考えることが重要」
    「政策には、方向性とスピード感の二つの要素がある」
    「新しいことを始めるには、従来の無駄な仕事をやめていくことも必要」

    「やるべき項目を整理し、定期的に点検する」
    「部下には、管理職が自分の考え方を明確に説明することが必要」

    行政は、政治のシンクタンクのプロフェッショナル。遂行だけではない。

    0
    2019年11月30日
  • 農政改革 行政官の仕事と責任

    Posted by ブクログ

    仕事柄、読まないわけには行かないと言うことで。ここまでの芯を持ってる方だからこそ、ここ数年の改革があったのだなと思いました。そしてここ数年どころか、ここまで主要な政策に歴年関わっていたとは。

    0
    2019年10月31日

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