大島隆の作品一覧
「大島隆」の「アメリカは尖閣を守るか 激変する日米中のパワーバランス」「「断絶」のアメリカ、その境界線に住む ペンシルベニア州ヨークからの報告」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大島隆」の「アメリカは尖閣を守るか 激変する日米中のパワーバランス」「「断絶」のアメリカ、その境界線に住む ペンシルベニア州ヨークからの報告」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
文句なく★5つ(^^)/
この本に書かれていることって、実は知識としてそれなりに知っている。
にも関わらず★5つとしたのは、知識として知っていたことがリアルとして伝わってくるからだ。
巻頭の写真の中にある、群衆の中で直立不動、祈るようにぎゅっと目を瞑って「KEEP AMERICA GRAIT!」というボードをピンと伸ばした腕で掲げている白人の中年女性。
その写真を見ているだけでも、トランプさんに望みを託す(託すしかない?)、今のアメリカの中産階級の白人の切実な思いが伝わってくるのだ。
この本については、あえて感想を書かない。
だって、書いたら、とんでもなく長くなってしまう(^_^;)
Posted by ブクログ
トランプを支持するのはどういう人なのかを知りたくて読んだ。朝日新聞の記者は貧困層でトランプ支持が多いペンシルバニア州ヨークに住む。そしてさまざまな人にインタビューしてまた、さまざまな集会に参加してアメリカの実情をレポートした本である。アメリカは意見を表明し、また議論する国である。ならば話し合って、どんどん世の中良くなりそうな物だが、そうはならない。意見の合う人が合う人だけでまとまり、運動をする。またフェイクニュースにも簡単に踊らされる。
また、アメリカで重要なことは自ら判断し行動することで、パンをもらうより働いてパンを買うことに価値が置かれる。社会的に寄付や救援物資で生きている人の声は無視され
Posted by ブクログ
朝日新聞の記者が主にワシントンを取材するために駐米していた時にあえて、ペンシルバニア州ヨーク市に住んでアメリカ国内のマイノリティと白人富裕層の社会的断絶を様々な層の人々を丹念にインタビューして現実をあぶり出したルポルタージュ。
学術的な調査を行った訳ではないし、インタビューする人数や対象も限られるのであくまで著者個人的な範囲内での印象のまとめみたいな感じになるが、その分新聞記事の様に気軽に読める。
ちょうど著者がインタビューを続けていたのは2020年のCOVIDパンデミック最中からトランプの一期目が終わり再選の狙うトランプ対バイデンの頃。その当時アメリカのいち地方都市で何が起きていたのかが
Posted by ブクログ
We're not included. 社会から取り残された人がつぶやくこのフレーズが断絶しつつあるアメリカを象徴していると感じた.ペンシルベニア州南部のヨーク市に住んだ著者が、道路一本で貧困と裕福がはっきりと分かれている現実を事細かにレポートしている.トランプの支持者の弁が随所に現れており、日本から見ると何であんな非常識なオッサンを支持するのかと思っていたが、自分たちを取り込んでくれる彼の言動に共感するのもある程度理解できた.NGOの形で様々な活動が行われているのを見ると、アメリカが健全な社会を維持していると感じたが、中国やロシアのようにそのような活動を封じ込める風潮が多くなってい