ダーウィンの罠 私たちはなぜ重要な選択を間違い続けるのか?

ダーウィンの罠 私たちはなぜ重要な選択を間違い続けるのか?

ビジネス・実用
2,530円 (税込)

12pt

3.4

新時代の知性 人類のミステリーに迫る衝撃作

斎藤幸平氏推薦!
「短期的な成功を競うほど、社会は破滅へと近づく――それが「ダーウィンの罠」だ。本書は、進化の力と資本主義が結託する危うさを暴き、私たちに協調にもとづく新たな社会像を迫っている。絶滅の回避はまだ可能だ」

私たちはなぜ、短期的な成果にすがり、長期的な展望を見失ってしまうのか。
企業の不正から、核兵器やAIの進化まで。経済学の理論などを用いて、スウェーデンの気鋭の知性が、よりよい選択をするための方法を探る。

1902年、フランス領時代のベトナムのハノイでネズミが大繁殖した。
役所では「ネズミの尾を切って持ってきた者に報酬を与える」という触れ込みを出した。
役所には大量の尾が持ち込まれるが、市内のネズミは増えるばかり。
…実は人びとは報酬目当てに尾だけを切り、ネズミは放していたのだ。

さまざまな場面で「短期的な成果を出すために、長期的な目標、展望を見失う」という過ちが起きてしまうことがある。
著者はこれを「ダーウィンの悪魔」と呼ぶ。ダーウィンの唱えた進化の「選択圧」(その環境によって、生物の進化が一定の方向に導かれてしまうこと、圧力になってしまうこと)になぞらえて、良くない結果つながっていく現象になぞらえた言葉だ。

会社組織で数字を達成するために、マネージャーが不正をしたり従業員に厳しくすることで、結果的に利益より大切な社会的信用を失ってしまう。
AIによる知の軍拡競争、SNS、国家同士の対立など…困難な選択に、私たちはどう立ち向かうべきか。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会問題
  • 出版社
    :
    日経BP
  • タイトル
    :
    ダーウィンの罠 私たちはなぜ重要な選択を間違い続けるのか?
  • タイトルID
    :
    2169989
  • ページ数
    :
    412ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年02月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    17MB

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ダーウィンの罠 私たちはなぜ重要な選択を間違い続けるのか? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    生物は常に自分の生存確率を高めるべく行動する。そのことで人類が滅亡する危機がある!というのが本書の論旨です。
    とても説得力があり、読み物としても興味深くよめました。
    ダーウィンの罠への対策として書かれていた内容は、いまいちピンときませんでしたが、この本を読んで、自分で考える機会になったことは、とてもよかったと思いますー

    アンソロピックのCEOが『AIの開発の速度を落としましょー危険です!!』と呼びかけたのは、まさにこの本に書かれていた内容とぴったりでした!

    今読むべき一冊ですね❗️

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

    ダーウィンの進化論によると、生物は特定の形質が自然選択の圧によって、種における支配的な個体数を持つというプロセスで進化が発生する。これは別の側面では個体が自らの利益を最大化するような行動を取ることによって種全体としては損失となることもある。これをダーウィンの罠と名付けその影響を様々なレイヤーで検証する。そこから脱却するためには現在の資本主義から評価市場へと移行するという道標を示している。
    物事を善悪ではなく、原理的に起こり得てしまうのでシステムを改修する、という視点は非常にエンジニアリング的だと感じた。また述べられている評価市場は、実装としてはPIXYのようなものと同じ思想であると思った。

    0
    2026年03月07日

    Posted by ブクログ

    気候変動が散々問題になりながら中々CO2排出を削減できないなど、なぜ人類は悪いと分かっていることを止めることができないのか。一口に、各個人や企業に選択圧がかかっており、それぞれが利益を享受する手段を最適化しているだけ…そうしないと他者との競合に負けてしまう…これをダーウィンの悪魔と呼ぶと。
    とても分かりやすかった。ダーウィンの悪魔により人類は確実に破滅に向かっているが、生存者バイアスのせいで気付けていないというのも納得。
    後半にでてくる評判市場の構築、それに必要な巨大な影響力を持つ者の働きかけは、必要だし目指さなくてはいけないが今の段階では理想論なのかもしれない。応援しつつ、自分でできることをやっていきたい。

    0
    2026年03月05日

    Posted by ブクログ

     前々から本屋で手に取るたびに迷っていた本であるが、いざ読んでみると思ったより難しくはなかった。生物はその誕生した40億年も前から、個々の細胞が分裂して増加しようという「ダーウィンの悪魔」とそれぞれの細胞が協調して調和しようとする「ダーウィンの天使」の間の闘争を繰り広げてきたのだ。現代の環境問題も、本当は世界中の国々は協力し合わなければ解決できないのだが、個々の国はダーウィンの悪魔による自国優先の動きをしてしまい、人類の滅亡に向かって進んでしまう。そんな「ダーウィンの罠」は、世界各地のいたるところで見ることができるのだ。現在は死の町となってしまったオクラホマ州のピチャーという町は1920年の頃は世界中の亜鉛や鉛の20%以上を生産し、栄えていたが、その発掘後粉砕ゴミの山が住民の健康を蝕み、今では廃墟の街となってしまった。ハノイの町中にネズミが増加した時、当局はネズミの尻尾の量に応じて報奨金を出すことにしたところ、ますますネズミは激増したのだ。そほほ報奨金目当てに殺さずに尻尾だけ千切ったり、繁殖させる人が増えたからだ。
    環境問題や人口問題も同じように「自分だけの利益追求」を目指す人がいるために、年々悪化することになる。この本はこれらの「ダーウィンの罠」について、わかりやすく書いている。

    0
    2026年07月17日

    Posted by ブクログ

    ダーウィンの進化論に即して、自分だけ生き残ろうとする利他的で短期的な動きが、長期的な損失に結びついているというのが、筆者の「ダーウィンの罠」。資源追及による環境破壊・核開発・AIなどを例にまとめられています。
    内容は分かりやすいのですが、どこかで聞いた話の寄せ集めの様相が否めなく、全体的に浅く広くといった感じです。世の中の見方を変えてくれる様な本ではないですね。

    0
    2026年06月27日

    Posted by ブクログ

    「ダーウィンの悪魔」とは「環境」と「選択圧」と「適応」という「自然選択」が起きるところに必ず起きるもので、「たとえ長期的には全体に悪い影響をもたらすとしても、それに構わず目標のために動いてしまうこと」を指している。また、そこから派生して、「社会、経済のどのような目標も、それが目標となった途端、良い指標ではなくなる」という「グッドハートの法則」についても説明している。
    様々な事例を挙げたうえで、「地球環境」「核兵器」「AI」もダーウィンの悪魔のパターンで逃れられない(→人類絶滅)、として、その解決策を提案している。
    解決策としては「評判市場」を作り、協調するほうが利益になる環境を作る、ということである。
    著者はカーボンアカウンティング自動化のテック企業CEO兼共同創業者であり、あるべき姿を事業化しているという点では必ずしも荒唐無稽とまでは言えないが、残念ながら解決策に実現性があるとは思えない。

    【原題】
    THE DARWINIAN TRAP : The Hidden Evolutionary Forces That Explain Our World ( and Threaten Our Future )
    【目次】
    プロローグ

    第1部 進化の誤作動
    第1章 ダーウィンの悪魔/悪事が利益になる構造
    第2章 ダーウィンの悪魔の事例/悪い同僚ほど出世するのはなぜか
    第3章 天使と悪魔、そして生命の壮大な闘いの歴史
    第4章 生命を脅かす悪魔

    第2部 滅亡の瀬戸際
    第5章 枯渇する世界:資源をめぐる軍拡競争
    第6章 絶滅兵器:力の軍拡競争
    第7章 AIは神になるか:知性の軍拡競争

    第3部 滅亡をいかに回避するか
    第8章 最後の遷移 協調的な行動が適応される時代
    第9章 力を基礎とした中央集権体制
    第10章 間接的な互恵関係と「評判」の力
    第11章 評判の市場
    第12章 ダーウィンの悪魔を抑え込むためにあなたにできること

    0
    2026年04月07日

    Posted by ブクログ

    今ならまだ間に合うのか、もうどうにもならないのか、この本では希望を示してくれているけど自分には絵空事のようにしか感じられなかった。

    0
    2026年03月19日

ダーウィンの罠 私たちはなぜ重要な選択を間違い続けるのか? の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会問題
  • 出版社
    :
    日経BP
  • タイトル
    :
    ダーウィンの罠 私たちはなぜ重要な選択を間違い続けるのか?
  • タイトルID
    :
    2169989
  • ページ数
    :
    412ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年02月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    17MB

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