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東日本大震災の時と同じ過ちを繰り返さないために。
日本で暮らす以上、災害を避けることはできない。
だからこそ問われるのは、起きたあとにどう対応するかではなく、どこまで備えを仕組みにできているかである。
2024年1月1日。能登半島地震において、避難所環境の劣化、初動対応の遅れ、医療・行政の連携不全が露呈した。それは東日本大震災で経験した惨状の「再現」にほかならない。
なぜ過去の震災の教訓がありながら、日本は変われないのか。
本書の著者は、石巻赤十字病院の救急部長として2011年東日本大震災では最前線に立ち、災害拠点病院の指揮を担った医師である。発災直後、病院は事前に策定された災害対策マニュアルと訓練によって機能し、多くの命を救うことができた。
本書が描くのは、震災の記録ではない。災害医療の現場から見えてきた「次に備えるための課題」である。
初動の遅れが何を生むのか。
避難所で本当に必要な支援とは何か。
医療と行政は、平時からどのように連携できるのか。
災害は避けられない。だが、失われる命を減らすことはできる。
そのために社会として何を準備すべきかを、本書は強く問いかけている。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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