火葬秘史 ~骨になるまで~

火葬秘史 ~骨になるまで~

ビジネス・実用
1,782円 (税込)

8pt

3.8

語られざる「火葬」のタブーに迫る渾身作。

日本中が将来の右肩上がりの成長を信じていた昭和の時代、葬儀は、参列者の数を競うような壮大なスタイルで行われていた。しかしバブル経済の崩壊、そしてそこから続く「失われた30年」を経て、人の尊厳を守り、生きてきた証を残すはずの弔いは、急速に簡素化が進んでいる。

《そんな傾向に抗する気持ちが、私は年々、強くなった。人間だけが行う「葬送」という文化が失われていいのか。皆で弔い両親や先祖に畏敬の念を持って接する場所(墓)を確保する習俗は、後世に残すべきではないのか――》(「はじめに」より)

筆者の問いは、ここから始まる。

本書では日本人が「死」と「弔い」にどう向き合ってきたのか、その歴史と変遷を振り返る。さらに、そのダイナミックな時代の動きの中で暗躍した人々の生き様をたどる。

古代から続く「ケガレ」の思想と、「キヨメ」を担った人々。
「肉」と「火葬」という二大タブーを逆手に取って富と権力を手にした、明治の政商。
戦後の混乱と復興を象徴する、昭和の怪商。
争奪戦を制した、中国人経営者――

圧倒的な取材力を持つ筆者が、語られざる“タブー”に迫る。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会問題
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    火葬秘史 ~骨になるまで~
  • タイトルID
    :
    2134346
  • ページ数
    :
    320ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年01月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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火葬秘史 ~骨になるまで~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    一番印象的だったのが、第二章に綴られた『葬儀を変えた東日本大震災とコロナ』だった。
    メインテーマとしてはここが主要ではないのだろうが、東日本大震災の裏でどのように「弔い」が行われていたのか。
    人が必ず迎える「死」をどのように幕引きするのか。

    正直もう一度改めて読みたい。

    0
    2026年04月27日

    Posted by ブクログ

    東京にある民間の火葬場の買収劇、なぜ「火葬場」が買収の対象になったのか。

    火葬、葬儀、お墓に対する意識の変遷とともに書かれていた。

    ここ30年で葬儀が縮小、簡略化したり、跡継ぎを必要としないお墓が増加したりと、弔いの形が大きく変わったんだとしみじみ感じた。

    さらにそれは、日本だけではなくて世界でも起こっている。特にキリスト教圏で、「信仰」をしない人が増えているらしい。

    印象的だったのは以下
    ・伝統としきたりが廃れていくが、それに変わる新しい文化はまだない。

    どうなんだろう。義理や見栄の文化はたしかに廃れているけれど、弔いの気持ちも消えているのかな?形はなくとも気持ちは残っているのでは?と思ったり。

    0
    2026年04月14日

    Posted by ブクログ

    まず、上皇の生前退位や崩御後、土葬にするか、火葬にするか、それは国民の負担を配慮して、という著者の考えには、違う、矛盾していると思う。
    国民の負担を考えて、というならば嫁の膨大な量、イメルダ・マルコス以上の衣装道楽については、どう考えているのだ?
    マスコミにより、上皇と上皇后の暗部は伏されて、美談として持ち上げているが、上皇がやったことは、憲法違反だし、上皇后はひたすら国費を私利私欲の為利用しつくし、内閣府は31年以上もの長い間放置してきた。
    内閣府、特に内閣総理大臣は、監督指導する立場であるのに、なにもせず、国民に納税を強く強要して来た。

    ある人が、国民負担は一人わずか200円だと言うが、
    200円があれば、ホームレスや失業者にできることはあると思う、わずかではないのだ。

    「死」や「血」をケガレとネガティヴに取る。
    我が祖先にしては、なんと情けないのだろう。
    長年その思想にこだわり続けた結果、日本はいまだに良い死に方やジェンダー平等を叶えられない。
    生と死は表裏一体、血は体に流れていないと生きられないほど、人や動物の生命に必要なもの、それを尊ぶことなく、穢れと取るとは。
    我々は、母の自浄作用により毎月一回の月経という苦痛を伴う母の犠牲により、十月十日居心地の良い子宮で育てられ生まれて来た。
    もし月経が無ければ、我々はどんな悪環境で育ったのだろう。
    臭くて、居心地が悪く、息苦しい、
    生まれた時から、生とはこんなに息苦しく、生きづらい世と憂いていたかも知れない。
    生まれた時、この苦しく悲しみの多い人生を煌びやかに明るく照らし出したのは、わずか10代前半から起きる母の犠牲から得ていたと思いつかない。
    所詮男の言い分だろう。
    底が浅い。
    女性が穢れているわけではない、月経や死を穢れとして取る人の思考が穢れていたのだ。

    0
    2026年02月28日

    Posted by ブクログ

    日本で火葬が本当にメインストリームになってきたのは、関東大震災以降らしい。
    要するに、大量のご遺体を埋葬するに、衛生上の面からも他に方法がない。
    また、いわゆる何家代々の墓、というのも、明治以降、家父長制の導入とともに広まったもの。

    じゃあ、浅いのかといえば、どうにも日本人の宗教観とかそう言ったものにあってるんじゃないかというのが感想。

    世界でも火葬はどんどんと広がっているらしいのだが、いわゆる、骨揚げというのは日本独特らしい。海外は、本当に灰にしてしまう。
    日本でも散骨とかになると砕いてこなにするようだが。

    東日本大震災の後、仮埋葬で土葬された親族を必死に掘り返し、今出してやるからな、という言葉は、泣く。

    本書は、皇室における埋葬の変化、日本人の宗教観などあらゆる面から葬儀に迫っていて、非常に面白かった。
    色々と話題になっている東京の斎場問題だが、今の法律が出来る前の民営だった頃から放置してあったのも問題で、今の経営者はとにかく資本主義的な投資対象の商品としてしか見ていないわけで、ただ、だからこそ付加価値をつけようとしてるところもあるみたい。
    だが、葬儀、自体はいくらでも好きに金かけてやりたい人はやればいいが、お焼きはやはり、誰もが逃げられないところであるから、公に取り戻すべきではないかと思うな。

    お墓を継承することの事実上の困難から、樹木葬とか納骨堂の話にも至る。

    葬送は文化であり民族の精神的豊かさの象徴であり、国家の形にも及ぶものだ。

    その通りだろう。
    どこぞの非肝要な宗教の、文化的侵略の具にしては、決してならないものだと思う。

    0
    2026年08月11日

火葬秘史 ~骨になるまで~ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会問題
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    火葬秘史 ~骨になるまで~
  • タイトルID
    :
    2134346
  • ページ数
    :
    320ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年01月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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