【感想・ネタバレ】火葬秘史 ~骨になるまで~のレビュー

あらすじ

語られざる「火葬」のタブーに迫る渾身作。

日本中が将来の右肩上がりの成長を信じていた昭和の時代、葬儀は、参列者の数を競うような壮大なスタイルで行われていた。しかしバブル経済の崩壊、そしてそこから続く「失われた30年」を経て、人の尊厳を守り、生きてきた証を残すはずの弔いは、急速に簡素化が進んでいる。

《そんな傾向に抗する気持ちが、私は年々、強くなった。人間だけが行う「葬送」という文化が失われていいのか。皆で弔い両親や先祖に畏敬の念を持って接する場所(墓)を確保する習俗は、後世に残すべきではないのか――》(「はじめに」より)

筆者の問いは、ここから始まる。

本書では日本人が「死」と「弔い」にどう向き合ってきたのか、その歴史と変遷を振り返る。さらに、そのダイナミックな時代の動きの中で暗躍した人々の生き様をたどる。

古代から続く「ケガレ」の思想と、「キヨメ」を担った人々。
「肉」と「火葬」という二大タブーを逆手に取って富と権力を手にした、明治の政商。
戦後の混乱と復興を象徴する、昭和の怪商。
争奪戦を制した、中国人経営者――

圧倒的な取材力を持つ筆者が、語られざる“タブー”に迫る。

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Posted by ブクログ

まず、上皇の生前退位や崩御後、土葬にするか、火葬にするか、それは国民の負担を配慮して、という著者の考えには、違う、矛盾していると思う。
国民の負担を考えて、というならば嫁の膨大な量、イメルダ・マルコス以上の衣装道楽については、どう考えているのだ?
マスコミにより、上皇と上皇后の暗部は伏されて、美談として持ち上げているが、上皇がやったことは、憲法違反だし、上皇后はひたすら国費を私利私欲の為利用しつくし、内閣府は31年以上もの長い間放置してきた。
内閣府、特に内閣総理大臣は、監督指導する立場であるのに、なにもせず、国民に納税を強く強要して来た。

ある人が、国民負担は一人わずか200円だと言うが、
200円があれば、ホームレスや失業者にできることはあると思う、わずかではないのだ。

「死」や「血」をケガレとネガティヴに取る。
我が祖先にしては、なんと情けないのだろう。
長年その思想にこだわり続けた結果、日本はいまだに良い死に方やジェンダー平等を叶えられない。
生と死は表裏一体、血は体に流れていないと生きられないほど、人や動物の生命に必要なもの、それを尊ぶことなく、穢れと取るとは。
我々は、母の自浄作用により毎月一回の月経という苦痛を伴う母の犠牲により、十月十日居心地の良い子宮で育てられ生まれて来た。
もし月経が無ければ、我々はどんな悪環境で育ったのだろう。
臭くて、居心地が悪く、息苦しい、
生まれた時から、生とはこんなに息苦しく、生きづらい世と憂いていたかも知れない。
生まれた時、この苦しく悲しみの多い人生を煌びやかに明るく照らし出したのは、わずか10代前半から起きる母の犠牲から得ていたと思いつかない。
所詮男の言い分だろう。
底が浅い。
女性が穢れているわけではない、月経や死を穢れとして取る人の思考が穢れていたのだ。

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2026年02月28日

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