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Posted by ブクログ
第9章 そこまでどうやってきたのか?
でも、腹をくくるだけでは乗り越えられないことはたくさんある。うめこさんの言うとおり、「どうやってきたのか?」私も知りたい。
それで、社会福祉士として働く清川さん(仮名)という女性を友人に紹介してもらい、教えてもらうことにした。ファミレスで向かい合って座り、中高年シングル女性は老後をどう迎えたらいいだろう?って不安なんですよーと言うと、「ぜんぜん心配には及ばなくて、無理して社会とつながる必要はなく、ただ手を差しのべられたらそれは受け入れる心のゆとりを持っていれば、なんとかなると思いますよー」と、運ばれてきたハンバーグをもぐもぐしながら言ってた。えっ、そうなんですか? すごい心配してるんですけど、と私もプリンを食べながら重ねて聞けば、「民生委員さんもいますし、小学校区ごとに地域包括支援センターがあって、ひとり暮らしの人を見回ったりしてくれますから。認知症でひとり暮らしの人もけっこういますよ」という。認知症でひとり? 賃貸がそもそもありますか?
「私の母もひとり暮らしなんで、入居するときの条件が配食弁当をとるか、ヤクルトや牛乳をとるか、でした。安否確認をそれでするんですね。最近はそういう条件を付けて高齢者を受け入れる物件もあります。緊急通報システムは和田さんの住む中野区でもあります。所得に応じて利用料は変わりますが、月六〇〇円ぐらいで何かあったらボタンを押すシステムです」
世の中少しずつでも、高齢のひとり暮らしを守る方向に変わり始めている。そういうことを知るためにも早めに地域包括支援センターに通った方がいいでしょうか?と聞くと、ちょっと首をひねられ、「一度相談に行けば台帳が作られるので十分。仲良くなろうとしても、職員は異動が激しいので意味ないですよ」と言われる。残念そうな顔をすると、「たしかに六五歳までは間があって、何もしてもらえない不安はありますね。そこまではひとりでやるしかない。二〇一一年から全国に広がった「暮らしの保健室」というのが中野区にもあるので、介護や健康に関する相談はできます」と聞いて、「そこ、行きます!」と手をあげて宣言してしまった。
そして「六五歳を過ぎたら地域包括支援センターでは「ひとり暮らしの食事会」が開かれていたり、体操教室もあります。そうやって外に出て行くとみんなが見てくれ、あの人どうしるかね?と気にしてもらえます」と言う。外へ、外へ、だ。
「大事なのは寿命が来るまで楽しんで、ひとりで死ぬことを覚悟し、ちょっと社会とつながる。そうすれば大丈夫ですよ」なるほど。楽しみ、覚悟し、ちょっとつながる。
Posted by ブクログ
当事者でもある著者が中高年シングル女性が被っている実情を当事者たちの証言をもって詳らかにする。労働、性差別、住宅、家庭などの各種章立てテーマそれぞれで困難にぶち当たっている。全編通じてつながること、個人の尊厳が守られることの重要性を繰り返し説く。
私は30代男性、本書で語られるテーマとは結構な対極にあるという自覚がある。何か自分の意見を表明するのも二の足を踏む心境である。
しかし、人が当たり前に享受すべきことができないという状況はそのままでよいという考えにはなれない。私は確かに既得権益者なのだろう、他人ごとと突き放す非常さに葛藤する自分がいる。が、自分ごととして受け取り日常の範囲で思考と行動を変容させること。そこから始めていきたい。差し迫っている未来を見据えながら。
尊大なことを申しておりますが、つまりはとってもおすすめです。本書は日本におけるフェミニズムの変遷まで話題が及んでおります。大局的な時代背景を学ぶと同時に、今まさに直面している具体的な課題を当事者たちが生の声を届けてくれる貴重な内容となっている。男性にこそ、手に取ってもらいたい一冊である。
Posted by ブクログ
興味深い。
私は中高年シングル女性だ。特に問題意識もなく(というより現実を見てみぬふりをして逃避している)、流されてなんとなく、生きてきて気づいたら今。
本になるくらいだから、中高年シングル女性って問題になってるのかしら?私は大丈夫?と軽い気持ちで読み始めた。
多くの中高年シングル女性が出てくる。先輩方の姿は自分の未来を見ているようで興味惹かれた。みんな戦っていた。なんとなく生きてきた私恥ずかしい。他者とのつながりを持つことが苦手な私はこれからどんなふうに生きていくのだろうか?
ここまで鈍感に生きてこられたのだから、ハートは強いと思う。元気のない中高年シングル女性がいたら繋がって元気づけたい。それには力をつけたい!もっと勉強しなくちゃ!となんだか元気が出た。
中高年シングル女性だけじゃなく、元気がない人や困っている人がいたら寄り添いたいんだよなあ。何ができるかな?いやいやその前に目の前にいる人からだよな。いま乗っている電車の中に困っている人はいるかな?キョロキョロしてしまう。
視野が広がり、考えるきっかけをもらった。
著者の他の本も読んでみたい。フェミニストなのかな?フェミニストって?
20260421
Posted by ブクログ
「中高年シングル女性」、恥ずかしながら彼女たちの存在を真剣に考えたことが無かった私ですが、本書を読んで新しい「考えるきっかけ」「関心」「知恵」が得られた気がした。
本書は、「人とつながる」こと、そして「声を上げる」の大切さを気づかせてくれる。
人とつながることで救われる、声を上げることによって変えられるケースが多々あるという指摘、重要だなって思った。
自分も露骨に就職氷河期世代で、「非正規雇用」「雇止めめ」「使い捨て」「自己責任」という概念が大嫌いで、今は堂々と徹底的に反発できるけど、転職してなかったり、積極的な関心を意図的に持とうとしてなかったら、今もただ悩みつつも黙り込むだけの人であったかもしれない。
「アクション」「関心」この2つのキーワードこそが人生を豊かにするのだなと(本の感想からすこしずれるけど)思った!
「自分で声を上げられない人の尊厳を守る」
今後も著者の和田さんに注目しつつ応援していきたいと思った。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて読んでみましたけれども、特に……感想らしい感想は浮かびませんでした…(!) 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
でもまあ、今後はこういった女性増えていきそうですねぇ…昭和な女性たちと違って独身のまま年を重ねた女性たち…良いのか悪いのかはさておき…
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、何かとテクノロジーが進化している昨今、わざわざ結婚しなくても一応独り身としてそれなりに暮らしていけちゃう現実がありますねぇ…まあ、この本に登場してきた彼女たちは金銭的に苦労していそうですが…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
で、フェミニスト的なアレが強いですなぁ…良いのか悪いのかはさておき…(笑)
まだまだ世の中は男性中心社会だという…でも、年代が若い男子はそれなりに変わってきているような気もしますけれども?? 女性にビビっているような感じが全体的に伝わってくると言うか…
まあ、そんなアレで…でもまあ、世のオジサンたちはこういったフェミニスト的な主張する女性たち苦手だろうな、とはなんとなく思うのでした…。
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー
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