作品一覧

  • ずかん 石積み
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    1巻2,970円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ◆世界文化遺産にもなっている石積みを徹底解説! 写真やまんがで楽しく学べる石積みの教科書です!◆ 歴史に学ぶ 持続可能な石積み技術が楽しく学べる! 石を積み上げてつくる石積みは、古くから棚田や城壁などにも使われています。SDGsや資源循環の観点からも、コンクリートやモルタルを使用しない限りある資源を大切にした、環境にやさしい「空石積み」技術が日本だけではなく海外でも見直されています。また、日本の匠の技術は海外でも注目を集めています。これまで培ってきた日本の棚田や城壁などの伝統技術を学びながら、現代での石積みの活用方法を解説。環境問題についても考えながら、楽しく学べる1冊です。 ■こんな方におすすめ ・棚田やお城の石積みについて興味のある子どもたち ・石積みの歴史や成り立ち、造り方について知りたい人 ■目次 第1章 石積みのことを知ろう ・石積みってなんだろう? ・石積みのつくり ・積みかたいろいろ ・石には3つの種類がある ・日本全国石積みマップ 第2章 石積みの成り立ちを知ろう ・石積みを読み解とく ・石積み推理クイズ 第3章 石積みが使われる理由とは? ・集落で使われる理由 ・田畑で使われる理由 ・橋で使われる理由 ・城壁やダムで使われる理由 第4章 石積みとSDGs ・世界遺産の石積み ・石積みと付加価値 ・イタリアの農村と石積み ・石積みの保全 ・SDGsと石積み 第5章 石積みの基本を知ろう ・石積みのルールとポイント ・積つみかたNG集 ・石積みの修復 ・水路の石積み ・地域の石にあわせた積みかた ・よりきれいに積むために 第6章 石を積んでみよう ・石積みを積んでみよう ・石を探そう ・レシピ1 矢羽根積み ・レシピ2 乱積み(谷積みベース) ・レシピ3 布の積み ・レシピ4 算木積 ・レシピ5 独立壁 ・初心者はここに注意! ■著者プロフィール 真田 純子(さなだ じゅんこ):東京工業大学 大学院社会理工学研究科・工学部 准教授。広島県生まれ。1996年ヴルカヌスプログラム(日欧産業協力センター)にてイタリア留学(1年)。1998年東京工業大学工学部社会工学科卒業。2000年東京工業大学大学院社会理工学研究科社会工学専攻 修士課程修了。2005年東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻 博士課程修了、博士(工学)取得。2007年徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部助教に就任。石積み技術をもつ人・習いたい人・直してほしい田畑をもつ人のマッチングを目指して「石積み学校」を立ち上げる。2015年10月から現職。専門は景観工学、緑地計画史。著書に『都市の緑はどうあるべきか』(技報堂出版 2007)がある。
  • 風景をつくるごはん
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    地方創生やB級グルメなど地方を盛り上げようとする取り組みが盛んだ。だがなぜ地方の人たち、とりわけ中山間地の人たちばかりがんばらなくてはならないのか? 都市と農村の関係から、農業生産のあり方や流通、食べ方の変化に目を向けたとき、そこには都市を優先し合理性を重視する社会のシステムがあることが見えてくる。農村風景の変容も、このシステムとふかく結び付いている。農村風景を入り口に、食と農業のあり方から、都市と農村の幸せな関係を構想する。
  • 誰でもできる石積み入門
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    1巻2,970円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 コンクリートやモルタルを使わない「空石積み」はエコで持続可能な技術。崩した石を積み直せば地域資源が循環する。口伝の技を気鋭の女性研究者がわかりやすく解説。石積み技術を広く継承していく仕組みも提案する。

ユーザーレビュー

  • 風景をつくるごはん

    Posted by ブクログ

    大変良本だと思う。
    農村の風景という切り口から都市と農業のあり方について考えられている。

    都市と農村の選ぶー選ばれる関係。農村側は競争化に置かれ、疲弊しきっている。
    その土地の環境に則した作物をその土地の資材で育てることが、美しい農村の風景を作る。
    消費者の意識は案外簡単に変えられる。社会システムを変える必要がある。

    一消費者としては風景をつくるごはんを意識し、選択し、食べることから。今の農業の現状を見てるとそんなことで間に合うのか、、という気持ちにはなるが、、消費者の選択が変わればシステムが変わっていくのも事実。自分にできることをやりたいと思う。


    石積みが減少している理由について書か

    0
    2025年03月07日
  • 風景をつくるごはん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    持続可能な農村を一番手前に据える。環境本位の持続可能性、職人の育成で農村社会に多様性を持たせる。風景がよくなるメカニズムを農泊に入れ込む。社会システムの方を変える必要がある。なんだけど、どうやったら変わるのかなあ。地域の耕作地と農作業のサイクルに関心がないとまずい、棚田の維持に貢献するかが手前で、それがなかったら施設のデザインに取り入れるのは価値の搾取。失われそうになって価値を認めることを良しとするか。地域内の資材の移動で完結できる工事による修復は届け出不要。保険システムの整備。設計基準を必要とする社会システムを否定する。土地ごとにある材料に応じてヒトが工夫する社会。
    そこに自由あるんだろうか

    0
    2025年07月16日
  • 風景をつくるごはん

    Posted by ブクログ

    著者は景観工学が専門。地方を考えるにあたりすごくいいことがたくさん書いてある。が、タイトルはやっぱりちょっとフィットしない気がする。


    P034 「地域活性化」と呼ばれるが、実際にはすごく元気な地域にしようというものではなく、地域が衰退してしまわないための現状維持のための取り組みである。都会の消費者は自分達が食べたいものを食べ、好きなように暮らしているのに、中山間地域などの農村の人たちは、こうした取り組みをしなければ自分たちの地域を維持することができない。【中略】農村の人たちが「活性化」の取り組みをしなくとも、普通に生きていても農村が元気だといえる状況を作る必要があるのではと考えるようになっ

    0
    2024年10月11日
  • 風景をつくるごはん

    Posted by ブクログ

    自分の食べるごはんも、風景をつくるごはんでありたいと思った。
    特に話題として出てきた水車とかうちの田んぼでもポンプの代わりに使ってみたいと思ったり、石積みもしてみたい。

    0
    2024年01月21日
  • 風景をつくるごはん

    Posted by ブクログ

    風景、地方、農業を考える本

    メモ
    ・農村風景と食の関係
    著者は、農村風景が食べ物と密接に関連していることに着目し、その奥にある複雑な関係性を探求
    ・都市と農村の関係性
    本書は、なぜ中山間地の人々ばかりが頑張らなければならないのかという問いを投げかけ、都市と農村の真に幸せな関係を模索
    ・環境・社会・経済の連鎖
    著者は、農業や消費のあり方が農村の社会や環境に影響を与え、風景がこれらすべてとつながっているという視点を提示
    ・「風景をつくるごはん」という概念を通じて、私たちの食べ物の選択が農村の風景や環境に影響を与えることを示しています
    ・農業を食料生産の場としてだけでなく、環境を創出する場として捉

    0
    2024年12月04日

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