作品一覧

  • 地球のまかないごはん

    地球のまかないごはん

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,760円 (税込)
    誰が風景をつくるのか? 地球と人が「まかない合う」暮らしとは? 石積みから多様性(Diversity)を考えるとは? 景観工学者と人文地理学者が、石積みと風景とごはんについて、世界のあちこちで交わした往復書簡。ごはんをつくって食べる、食べさせる、誰かを気づかう、気づかわれるという意味をもつ「まかない」という言葉から、持続可能な暮らしを自分事として考える。フランス、アイルランド、イタリア、スイス、ケニア、南アフリカ、ラオス、そして日本の各地で考えた、持続可能な暮らしをつくるための、風景の〈ケア〉論
  • ずかん 石積み

    ずかん 石積み

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻2,970円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ◆世界文化遺産にもなっている石積みを徹底解説! 写真やまんがで楽しく学べる石積みの教科書です!◆ 歴史に学ぶ 持続可能な石積み技術が楽しく学べる! 石を積み上げてつくる石積みは、古くから棚田や城壁などにも使われています。SDGsや資源循環の観点からも、コンクリートやモルタルを使用しない限りある資源を大切にした、環境にやさしい「空石積み」技術が日本だけではなく海外でも見直されています。また、日本の匠の技術は海外でも注目を集めています。これまで培ってきた日本の棚田や城壁などの伝統技術を学びながら、現代での石積みの活用方法を解説。環境問題についても考えながら、楽しく学べる1冊です。 ■こんな方におすすめ ・棚田やお城の石積みについて興味のある子どもたち ・石積みの歴史や成り立ち、造り方について知りたい人 ■目次 第1章 石積みのことを知ろう ・石積みってなんだろう? ・石積みのつくり ・積みかたいろいろ ・石には3つの種類がある ・日本全国石積みマップ 第2章 石積みの成り立ちを知ろう ・石積みを読み解とく ・石積み推理クイズ 第3章 石積みが使われる理由とは? ・集落で使われる理由 ・田畑で使われる理由 ・橋で使われる理由 ・城壁やダムで使われる理由 第4章 石積みとSDGs ・世界遺産の石積み ・石積みと付加価値 ・イタリアの農村と石積み ・石積みの保全 ・SDGsと石積み 第5章 石積みの基本を知ろう ・石積みのルールとポイント ・積つみかたNG集 ・石積みの修復 ・水路の石積み ・地域の石にあわせた積みかた ・よりきれいに積むために 第6章 石を積んでみよう ・石積みを積んでみよう ・石を探そう ・レシピ1 矢羽根積み ・レシピ2 乱積み(谷積みベース) ・レシピ3 布の積み ・レシピ4 算木積 ・レシピ5 独立壁 ・初心者はここに注意! ■著者プロフィール 真田 純子(さなだ じゅんこ):東京工業大学 大学院社会理工学研究科・工学部 准教授。広島県生まれ。1996年ヴルカヌスプログラム(日欧産業協力センター)にてイタリア留学(1年)。1998年東京工業大学工学部社会工学科卒業。2000年東京工業大学大学院社会理工学研究科社会工学専攻 修士課程修了。2005年東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻 博士課程修了、博士(工学)取得。2007年徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部助教に就任。石積み技術をもつ人・習いたい人・直してほしい田畑をもつ人のマッチングを目指して「石積み学校」を立ち上げる。2015年10月から現職。専門は景観工学、緑地計画史。著書に『都市の緑はどうあるべきか』(技報堂出版 2007)がある。
  • 風景をつくるごはん

    風景をつくるごはん

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    地方創生やB級グルメなど地方を盛り上げようとする取り組みが盛んだ。だがなぜ地方の人たち、とりわけ中山間地の人たちばかりがんばらなくてはならないのか? 都市と農村の関係から、農業生産のあり方や流通、食べ方の変化に目を向けたとき、そこには都市を優先し合理性を重視する社会のシステムがあることが見えてくる。農村風景の変容も、このシステムとふかく結び付いている。農村風景を入り口に、食と農業のあり方から、都市と農村の幸せな関係を構想する。
  • 誰でもできる石積み入門

    誰でもできる石積み入門

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,970円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 コンクリートやモルタルを使わない「空石積み」はエコで持続可能な技術。崩した石を積み直せば地域資源が循環する。口伝の技を気鋭の女性研究者がわかりやすく解説。石積み技術を広く継承していく仕組みも提案する。

ユーザーレビュー

  • ずかん 石積み

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    石が積まれてあるところといえば、お城の石垣くらいしかイメージがなかったけれど、この本を読めば、実は田畑や石塀など身近にたくさんあったなと気がついた。読み進めるとどんどん日常の解像度が上がっていく感じ。言われてみれば、エコで持続可能な技術なんだよね。わたしも積んでみたくなった。積み方やNG集もついていて、自分にもできそうと思わせてくれるところも良い。

    0
    2026年05月20日
  • 風景をつくるごはん

    Posted by ブクログ

    大変良本だと思う。
    農村の風景という切り口から都市と農業のあり方について考えられている。

    都市と農村の選ぶー選ばれる関係。農村側は競争化に置かれ、疲弊しきっている。
    その土地の環境に則した作物をその土地の資材で育てることが、美しい農村の風景を作る。
    消費者の意識は案外簡単に変えられる。社会システムを変える必要がある。

    一消費者としては風景をつくるごはんを意識し、選択し、食べることから。今の農業の現状を見てるとそんなことで間に合うのか、、という気持ちにはなるが、、消費者の選択が変わればシステムが変わっていくのも事実。自分にできることをやりたいと思う。


    石積みが減少している理由について書かれている部分に大変納得した。空石積みだと構造計算ができない、監理しにくいから、扱いやすい(標準化しやすい)コンクリートに置き換わっていったとのこと。
    住宅にしても全く同じなのだと思う。その土地の環境、資材を無視して、扱いやすいものに切り替わっていく。輸入品、効率化の社会。。

    0
    2025年03月07日
  • ずかん 石積み

    Posted by ブクログ

    Xで広告が出てきて、たぶん一度でも「石積み」という単語を投稿した人間に送ってるんだろう、マーケティングとしては相当正しいなとまんまと読みました。石垣・石橋などもカテゴリ内に入れてるため話が多岐に渡ってて読みごたえがあった。河原で軽くやってみるってのは楽しそうですね。

    0
    2026年06月02日
  • 風景をつくるごはん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    持続可能な農村を一番手前に据える。環境本位の持続可能性、職人の育成で農村社会に多様性を持たせる。風景がよくなるメカニズムを農泊に入れ込む。社会システムの方を変える必要がある。なんだけど、どうやったら変わるのかなあ。地域の耕作地と農作業のサイクルに関心がないとまずい、棚田の維持に貢献するかが手前で、それがなかったら施設のデザインに取り入れるのは価値の搾取。失われそうになって価値を認めることを良しとするか。地域内の資材の移動で完結できる工事による修復は届け出不要。保険システムの整備。設計基準を必要とする社会システムを否定する。土地ごとにある材料に応じてヒトが工夫する社会。
    そこに自由あるんだろうか。女性に対する手間は無限大にあるとするケアを軽視する今でも残るげんなりする価値観をそぎ落として土地の知恵を受け継ぐことができるのだろうか。市場側が大きすぎるのは確かにそうなんだけど。

    0
    2025年07月16日
  • 風景をつくるごはん

    Posted by ブクログ

    著者は景観工学が専門。地方を考えるにあたりすごくいいことがたくさん書いてある。が、タイトルはやっぱりちょっとフィットしない気がする。


    P034 「地域活性化」と呼ばれるが、実際にはすごく元気な地域にしようというものではなく、地域が衰退してしまわないための現状維持のための取り組みである。都会の消費者は自分達が食べたいものを食べ、好きなように暮らしているのに、中山間地域などの農村の人たちは、こうした取り組みをしなければ自分たちの地域を維持することができない。【中略】農村の人たちが「活性化」の取り組みをしなくとも、普通に生きていても農村が元気だといえる状況を作る必要があるのではと考えるようになった。農村が、都会の人々に選んでもらえるよう、農産物を買ってもらえるよう、常に顔色をうかがわなければならないのはおかしい。


    P052 「良質な風景とは、時間と場所における社会的、経済的、環境的要因の『幸せな統合』である」(イタリアのPSN(農村振興のための国家戦略計画))

    P099 農業者が観光事業を行うアグリツーリズモでは、農業者自身が「観光客からの見え方」を意識しながら農業をすることになるのである。そのため、例えば棚田地域では「コンクリートより石積みで直したほうがよい」と農業者自身が考えるようになる可能性は髙い。

    P103 ①地域によい影響を与える作物、農法を進めること②その価値を発信すること③その価値を理解してくれる人を増やすこと の3つのステップが必要になる。これは「有名にして売る」ことをダイレクトに目指すのとは根本的に異なる。

    P121 「段畑で作られたぶどうのワイン」というと消費者は、苦労して作ったんだろうとか、希少性がある等の解釈をする。その解釈通りの事実がある場合もあるが、消費者はその事実を知っていてそう解釈しているのではなく、多くはなんとなくそう思っているだけである。そうした根拠に基づかない感情的な価値は「イリュージョン」であると彼女は言う。【中略】ブランド化もそれが単なる雰囲気であればイリュージョンに過ぎない。【中略】そうした消費者の「感情的な価値づけ」が購入意欲につながっていることは確かなので、それが効いているうちに、地域や環境への貢献などを明確に示しつつ、価値観の転換を促すことが必要なのだと気づかされる。

    P144 過疎は従来住んでいた人が減り、今までの生活水準を維持できなくなるのであり、当初から生活に不便なために人が多く住まなかったのは「辺地」なのである。現在でも、ややもすれば「辺地」と「過疎」の混同が生じがちである。(北海道新聞 本多貢)

    P147 高度経済成長期の「近代化」「効率化」という価値観やそれを支える制度の下、その価値観から外れる地域が「条件不利地域」と考えられるようになった、ということではないだろうか。制度や価値観からなる「社会のシステム」が変わったことで、どのような地域を良い地域とするのか、不利な地域と考えるのかが変化したのである。

    P194 大きさや形を整える「高級化」は、農業を必要以上に労働集約的なものにする。消費者と生産者が「連帯意識」をもって、真に必要な価値はなんなのかを再検討する時期に来ているのではないだろうか。

    P200 規格外の野菜を買うことによいイメージがあるようだ。しかし売る側が、規格外であること、だから安いことをことさらに強調して売るのは少し不気味だ。規格を作っているのも売る側だからである。規格がないことと規格外であることは、全く異なる。

    P211 空石積みなら何でも地域性が出るというわけではない。

    P238 「地域の人々がしていること」は「地域の人々がしているから」という理由でよいと思われがちである。【中略】地域の人々が、他に選択肢がない中生存戦略としてローカルなものを作り出しているとすれば、それを「地域の意思」ととらえてしまってよいものだろうか。【中略】単に表層的に都市の人の求める価値で地域戦略を練るなら結局は地域の人々の負担は増える。しかも他の「ローカル」との競争にさらされる。その競争のルール(何を良いものとするか)は都会の流行によって決められる。戦えば戦うほど疲弊する競争である。

    P246 大規模農家が有利になりがちな効率化を唯一のルールにするのではなく、農家に付随して地域の環境を豊かにすることもルール、そうした土俵の上ならば、中山間地域も勝ち目がある「農業だけでは棚田は維持できない」とあきらめてしあうのではなく、その状態を作り出しているシステムを変えようということだ。「棚田が維持できない」のは、動かすことのできない前提なのではなく、社会のシステムが生み出した現在の状況でしかない。

    0
    2024年10月11日

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