真田純子の作品一覧
「真田純子」の「ずかん 石積み」「誰でもできる石積み入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「真田純子」の「ずかん 石積み」「誰でもできる石積み入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
大変良本だと思う。
農村の風景という切り口から都市と農業のあり方について考えられている。
都市と農村の選ぶー選ばれる関係。農村側は競争化に置かれ、疲弊しきっている。
その土地の環境に則した作物をその土地の資材で育てることが、美しい農村の風景を作る。
消費者の意識は案外簡単に変えられる。社会システムを変える必要がある。
一消費者としては風景をつくるごはんを意識し、選択し、食べることから。今の農業の現状を見てるとそんなことで間に合うのか、、という気持ちにはなるが、、消費者の選択が変わればシステムが変わっていくのも事実。自分にできることをやりたいと思う。
石積みが減少している理由について書か
Posted by ブクログ
持続可能な農村を一番手前に据える。環境本位の持続可能性、職人の育成で農村社会に多様性を持たせる。風景がよくなるメカニズムを農泊に入れ込む。社会システムの方を変える必要がある。なんだけど、どうやったら変わるのかなあ。地域の耕作地と農作業のサイクルに関心がないとまずい、棚田の維持に貢献するかが手前で、それがなかったら施設のデザインに取り入れるのは価値の搾取。失われそうになって価値を認めることを良しとするか。地域内の資材の移動で完結できる工事による修復は届け出不要。保険システムの整備。設計基準を必要とする社会システムを否定する。土地ごとにある材料に応じてヒトが工夫する社会。
そこに自由あるんだろうか
Posted by ブクログ
著者は景観工学が専門。地方を考えるにあたりすごくいいことがたくさん書いてある。が、タイトルはやっぱりちょっとフィットしない気がする。
P034 「地域活性化」と呼ばれるが、実際にはすごく元気な地域にしようというものではなく、地域が衰退してしまわないための現状維持のための取り組みである。都会の消費者は自分達が食べたいものを食べ、好きなように暮らしているのに、中山間地域などの農村の人たちは、こうした取り組みをしなければ自分たちの地域を維持することができない。【中略】農村の人たちが「活性化」の取り組みをしなくとも、普通に生きていても農村が元気だといえる状況を作る必要があるのではと考えるようになっ
Posted by ブクログ
風景、地方、農業を考える本
メモ
・農村風景と食の関係
著者は、農村風景が食べ物と密接に関連していることに着目し、その奥にある複雑な関係性を探求
・都市と農村の関係性
本書は、なぜ中山間地の人々ばかりが頑張らなければならないのかという問いを投げかけ、都市と農村の真に幸せな関係を模索
・環境・社会・経済の連鎖
著者は、農業や消費のあり方が農村の社会や環境に影響を与え、風景がこれらすべてとつながっているという視点を提示
・「風景をつくるごはん」という概念を通じて、私たちの食べ物の選択が農村の風景や環境に影響を与えることを示しています
・農業を食料生産の場としてだけでなく、環境を創出する場として捉