長年やっていたLINEに疲れ果ててもうやめようと思い、同じような人がいないかと探して見つけた本。
ちょうど興味を持って調べていたマインドフルネスが、まさかここでデジタルデトックスと結びつくとは。
GoogleやFacebook、Twitterなどの名だたるIT企業たちがマインドフルネス(いわばオ
...続きを読むフラインの時間)を取り入れているというのはちょっと驚きだった。確かに、デジタルツールによって疲れ果てた心身をリフレッシュさせるのに、マインドフルネスはとても有効である。(むしろ、だからこそマインドフルネスが注目され始めたのか?)
オンラインを商売にしている(?)当のIT企業たちが、「“いつでもどこでもコンタクトが取れる”という利点をデメリットとしてとらえ始めている」というのは何とも皮肉な話。
「利便性と人間の幸福はイコールではない」という箇所は大いに共感できたし、自分もそう感じたからこそLINEをやめようと思った。このことに多くの人がそろそろ気付き始めるのではないか、という気がする。
今後、世間的にはデジタルツール・オンライン礼讃からデジタルデトックスへの揺り戻しが来るんじゃないだろうか。デジタルデトックスを特集として掲げる雑誌がたくさん書店に並んだりして。
「SNSはネガティブな感情や疑心暗鬼を複数の人間の間で増幅させる」というのはもっともな話で、このことはもっと大々的に強調されていいと思う。それを理解した上で、使いたい人は使えばいいわけだし。
自分の仕事関連で言うと、「教育現場とデジタルデトックス」について考察する必要があるな、ということを感じた。