あらすじ
“地方創生のトップランナー”福岡市長・高島宗一郎氏推薦!
「何の仕事をしてどんな人生を歩むか、だからどこに住みたいか、自分で決める時代がやってきた。その選択肢を示すのが地方創生であり、この本である」
4人のキーパーソンとの特別対談収録
・イケダハヤト氏(ブロガー)
・伊藤洋志氏(仕事づくりレーベル「ナリワイ」代表)
・井上貴至氏(鹿児島県長島町副町長)
・林篤志氏(「土佐山アカデミー」共同設立者/「Next Commons Lab」発起人)
自分らしい暮らしを求め、私たちはこれからどこに住み、どこで働くのか?
「リタイア後の田舎暮らし」「沖縄やハワイで悠々自適」といったイメージも今は昔。昨今は官民一体となった地方創生とリモートワークの促進を背景に、ITの進歩や格安航空券の普及などによる移動コストの低下もあり、とくに震災以降、働き盛り世代を中心に、「移住」への関心が高まっています。
本書では、「東京オリンピック後に自分が移住するとしたら、どこに住むだろう?」という発想から、国内外に移住した33人への取材をもとに、現代の「移住のリアル」について描きだしていきます。登場するのは、男性、女性、シングル、子持ち、フリーランス、会社勤め、経営者、アーティストなど、じつに多種多様。きれいごとばかりではありません。職はあるのか、子を教育する環境はどうかなど、ぶっちゃけた本音にも触れていきます。
「移住万歳」「地方万歳」の本ではありません。でも、自分の思い描く“理想の暮らし”を実現するために必要な知恵やマインド、現実を伝えていきたいという思いから、本書はできあがりました。
移住というトピックを通じて、リモートワーク、二拠点(多拠点)生活、職住近接、シェアリング・エコノミーといった21世紀のあたらしい働き方・生き方も見えてくる……そんな一冊です。
[本書に登場する主な移住地]
(国内)
北海道・札幌/岩手・遠野/宮城・気仙沼/新潟・佐渡/茨城・久慈/千葉・南房総/長野・軽井沢/長野・富士見/京都市/和歌山・熊野/愛媛・松山/高知・嶺北/鹿児島県・長島/福岡市/沖縄・那覇
(国外)
ドイツ・ベルリン/オランダ・デンハーグ/オランダ・ロッテルダム/オランダ・アムステルダム/スウェーデン・ストックホルム/ポーランド・ワルシャワ/アルゼンチン・ブエノスアイレス/フィジー・ナンディ/シンガポール/マレーシア・クアラルンプール/ベトナム・ホイアン/カンボジア・プノンペン
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
編集者をしている著者の知り合いを訪ねて、日本と世界の各地域に移住した人たちの話をまとめた本。
著者が編集者という立場のためか、ライターや地域創生で活躍している人たちが多く、企業に勤めている人が企業に勤める形での移住を求める場合には参考にならない。
今後、地域人としての生き方としては、憧れる部分はあるが、自分がなろうと思うかは考え直さてばならない。
これからは発信していく人が強いのだろうか。
そのためには、発信力を鍛えていく必要がありそうだ。
Posted by ブクログ
率直な感想。時代は凄いスピードで流れ、変化してるんだよね。生き方、生きる場所、みたいな観点から改めて強くそう感じたわ。
公共事業やっていて言うのも憚られるが、正直地方移住を促進することなんて無理だと思っていた。でも、地方ならではの良さとかに惹かれて移住する例は実際にあって、ニーズがあることに驚いた。とは言え簡単なことではなく、厳しい現実もあることを教えてくれるいい本。
最初は知り合いもいないから手探り状態で徐々に仕事を作っていった、というこの一文がどれほど大変なことか。。。
Posted by ブクログ
移住を検討している人を前提に書かれてる本。2020年に東京を離れてくらす、ということを考えている私にとってはとても興味深い内容でした。基本的には既に国内、国外へ移住をスタートされている方のインタビュー本であったが、一貫してるメッセージは「田舎にきても大丈夫なスキル、経験を都会でやってきたほうがいい」というスタンス。地方でも東京と同じ仕事、経済状況を得られるスキルがないまま、移住しても結局のところきつい状況になる、ということを強く感じました。自分が会社組織がなくなっても食っていけるものって何か、ということを考えながら日々過ごす必要があると感じた一冊。またいつか、再読する必要がある本。以下抜粋。
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・長野県「富士見 盛りのオフィス」
・島根県海士町
・土佐山アカデミー、ローカルベンチャースクール
・だいたい四年あれば、やりたいことができる
1年目:スキルを活かせる場所探し
2年目:その中で少しだけアルバイト的にお金がもらえる状況が増えだす
3年目:やりたい仕事、やれる仕事が見え始める
4年目:こちらで働きませんか?という出口がみえるようになる
・イケダハヤト:限界集落だからできることが有る
Posted by ブクログ
「ネット社会とはいえ、「その場に定住していること」の重要性は依然として存在する。」
こういった本に登場する人はフリーランスが多い。
こういった生活も楽しそうだなと思うが、自分がしようとは思わない。
それでも、彼らの活躍は応援したい。
Posted by ブクログ
「働き蜂として社会の歯車にならず、個人としての豊かさを手に入れるための移住」。まさにそれを考える始めたところ。
地方の暮らしが豊かだ、とは思わない。つまり、自然が多くて、食べ物が美味しくて...みたいなだけでは足りない(そういう売り出し方をしている自治体は多いと思うけれど、情報の受取手はそれを求めていないこともあるのでは)。ではなくて、個人それぞれのQOLの充実をしやすいことに移住の魅力がある、と思う。本書はそういうことが前提にあるように感じられ、すんなり読めた。
読んで書き留めたポイント
・今の移住は地方都市への移住と農村漁村への移住の二種。→まさに。
・土地の気質が自分の生活に合うか。→ほんと。自分の場合、食が美味しいとか自然が豊かでは移り住む気は高まらない。
・移住に向けて、その地のキーパーソンを見つけること。→他でも書いてあるのを読んだけれど、なかなか難しいなぁと思っていたところ。実際、選ぶ段階でそんなに深くは繋がりたくないという思いも。ただ、やりたいことから導入して、そこに人との出会いがあれば、それはいいなと思う。サイト「仕事旅行」の体験ツアーで気になることから土地、人との出会いに入るのもありかもと思う。
・佐渡の斉藤夫妻の事例→いいなと思った。ここかもしれない、に遭いたい。
・京都は何で食べてるんだろう?という人が多い。→まさに。
・ベトナム・大石さんの事例。「生活費がとにかく安いため、週4時間ほど働けば生活に支障はない」。→日本にいながら、この考え方を始めたところ。最小限ではよくないだろうけど、必要以上に働く時間に割くことは果たして豊かなのかと。
・自分の人生のプライオリティを自問する。→重要。ただいま思考中。
新しい人生のステージへの移行期に、読めて良かった。働き方が変わる最中にいるという実感はある。実際にいま有休消化中の職は、基本出勤ながら、PCがあればどこでもできる仕事かつそのような働き方だったし、ハングアウトやスカイプで国内外を繋いで会議をしていたし、リモートワークのような部分も。自分のスキルを生かしながら次に入るのか、新しい可能性を模索するか、そもそもどんな生き方、暮らし方、働き方をしたいのか、よく考えるとき。
Posted by ブクログ
自分が住みたい場所に住もう!という本
[とりあえず自分が興味のある土地に行ってみて、そこの街を気に入ったら数ヶ月試住してみる。]
と記載があった。
そんな気軽に行動できたらワクワクするな〜と思った。
Posted by ブクログ
移住に興味があって、移住している人がどういう風に働いて暮らしてるのか気になったのがきっかけでこの本を読んだ。33人の移住者の暮らし方やこれから移住を考えている人へのアドバイスがあってとても参考になった。
Posted by ブクログ
移住というキーワードで、国内・国外の移住者の事例を取り上げる。
一つ一つの事例が薄っぺらい内容のものが結構おおくて、
ふーんで終わってしまうものが多かったかな。
対談形式で掘り下げている、イケハヤさん他のパートはそれなりに読み応えが多くて、
面白いものもあった。
2016年の本で、この本では震災を契機に世の中が変わった。
東京一極集中を見直す契機になった。という流れだが、いまや時は2020年4月。
2016年のこの本では、先進的な取り組みとされているリモートワークが、
もはや当たり前になった、コロナ以降はこうした動きはさらに決定的になるだろう。
未来の働き方、生き方は、これからじっくり考えていきたい。
Posted by ブクログ
海外移住は今の自分にはいらなかったので半分の量。海外は現地の生活の情報がもっとほしいし。
写真はその人が一番人目を引くような写真を選んでそう。