米田智彦のレビュー一覧
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長年やっていたLINEに疲れ果ててもうやめようと思い、同じような人がいないかと探して見つけた本。
ちょうど興味を持って調べていたマインドフルネスが、まさかここでデジタルデトックスと結びつくとは。
GoogleやFacebook、Twitterなどの名だたるIT企業たちがマインドフルネス(いわばオフラインの時間)を取り入れているというのはちょっと驚きだった。確かに、デジタルツールによって疲れ果てた心身をリフレッシュさせるのに、マインドフルネスはとても有効である。(むしろ、だからこそマインドフルネスが注目され始めたのか?)
オンラインを商売にしている(?)当のIT企業たちが、「“いつでもどこ -
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移住を検討している人を前提に書かれてる本。2020年に東京を離れてくらす、ということを考えている私にとってはとても興味深い内容でした。基本的には既に国内、国外へ移住をスタートされている方のインタビュー本であったが、一貫してるメッセージは「田舎にきても大丈夫なスキル、経験を都会でやってきたほうがいい」というスタンス。地方でも東京と同じ仕事、経済状況を得られるスキルがないまま、移住しても結局のところきつい状況になる、ということを強く感じました。自分が会社組織がなくなっても食っていけるものって何か、ということを考えながら日々過ごす必要があると感じた一冊。またいつか、再読する必要がある本。以下抜粋。
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「ライフプランが役に立たない不確実な時代の人生設計」という言葉に共感する部分があり、約4年前に出た本、と認識しつつ(この人は今、を調べたりしながら)、今の自分の立ち位置や興味の方向性を明確にするために読んだ。
P24に「けれど、『今のまま頑張る』だけでは幸せになれそうにないという直感がありました」と書かれているが、まさに今、自分が立ち止まった理由に、「今のままでは幸せになれないぞ」という直感があった。考えて考えて、努力して、職を選んで、目指して通って、打ち込んで、結果を出して...でもその先に望む幸せはなかった。そもそも、望んでいた幸せが何か。仕事をギリギリまでやりきり、遅くなったけれど、 -
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「働き蜂として社会の歯車にならず、個人としての豊かさを手に入れるための移住」。まさにそれを考える始めたところ。
地方の暮らしが豊かだ、とは思わない。つまり、自然が多くて、食べ物が美味しくて...みたいなだけでは足りない(そういう売り出し方をしている自治体は多いと思うけれど、情報の受取手はそれを求めていないこともあるのでは)。ではなくて、個人それぞれのQOLの充実をしやすいことに移住の魅力がある、と思う。本書はそういうことが前提にあるように感じられ、すんなり読めた。
読んで書き留めたポイント
・今の移住は地方都市への移住と農村漁村への移住の二種。→まさに。
・土地の気質が自分の生活に合うか。 -
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ひっじょーに興味深かったです。
私はfacebookのリア充アピール感(偏見)が大嫌いで、Twitterなら気楽だろうと一人でこっそり始めたのだけど、結局は友達とかに広がってしまって、そのうちだんだんTwitterでもリア充アピールする人が現れ始め(思い込みかもしれませんが)イライラしたりしんどくなることが増え、自分から発信することはやめてしまいました。
当時はこの本に出合っていませんでしたが、これこそまさにデジタルデトックス! Twitterをやめてからはものすごく気持ちが楽になりました。完全にデジタルの世界から抜け出すことは不可能でも、少なくとも振り回されるのは回避したいですよね。もっと -
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経済力がついたら結婚し、子育てが終わったら趣味にあて、退職したら旅行するのような、縦型の人生プランではなくて、ビジネスしながら海外に住み、登山をしながら本を書く、子育てしながら海外旅行など、時間軸を横に倒し、人生という地図のなかで今すぐ旅をすることができる生き方をデザインする「ライフデザイン」という生き方、考え方の進め。
結婚しているからだとかサラリーマンだからだとか、言い訳を並べずに、良い生き方だしこれから必要になることなので、どうすれば近づけるかを考えたい。
先ずは、仕事だけではない繋がり、プロジェクトを組むことを目標。
【学び】
必要なのは、場所の設計だけではなく、「どんな人がそここ -
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同調圧力や世間の目といったものから抜け出すのは確かに難しいかもしれないがそれ自身によってイヤな思いもする事の方が多いと思う。
所謂一般的ではない、まだなっていない生き方だとか働き方をする人たちはかなり自分の願いや希望に向かってそこから飛び出る。だからこそ、彼らに惹かれる人たちもそこで新しい人間関係や仕事に繋がっていく。全ての人がそうなれるわけではないかもしれない、でもこの本に書かれているような事は示唆としてとても魅力的だし、現実で起きていることだと思うとやっぱり面白い人たちはたくさんいるのだと感じる。
ダメな時には場所を変える、人間関係を動かすというのはおそらく最も正しい変化の仕方だ。あるい -
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震災の前後に著者が実践した多拠点生活実験「ノマド・トーキョー」も興味深いが、その中で知り合って同様にいろいろな人生を模索している人達が面白い。
今までメディアで紹介された人ではなく、むしろ紹介されなかった人達が次々と出てくる。そこが良い。
その身軽さ、チャレンジ精神だけに着目するのではなく、そのライフデザインをするに至った経緯や考えが十人十色なのが面白い。
「パラレルキャリアを実践する人達」「固定的なライフプランは無意味だ」「都心と郊外の往復スタイルで得るかけがえのないもの」というように見出しもいい感じで目を引く。
とかく日本的な、集団の中で動くことをよしとする社会ではこの本にあるような生き方 -
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2013年に発行された本だけど、そこまで古さを感じない。まだこんなに自由に働ける人が少ないからだろうな。背中を押してはくれるものの、紹介されているケースはかなり頭がいい人か、大企業or自営業で稼いでいる人という印象。東京で賃貸マンションと千葉に一軒家を購入して住んだり、軽井沢から東京まで新幹線通勤してる人、子供と一緒にマレーシア移住した女性など・・・。
海外で活躍する日本人女性へのインタビュー、なでしこVoice,よく聞くな。セレンディピティ、「探していたもの」ではなく「探してもいなかったもの」が見つかった話。計画の完全性を追求するのではなく、途中で起こる偶発性を前提として動き出すこと。クラ