米田智彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
長年やっていたLINEに疲れ果ててもうやめようと思い、同じような人がいないかと探して見つけた本。
ちょうど興味を持って調べていたマインドフルネスが、まさかここでデジタルデトックスと結びつくとは。
GoogleやFacebook、Twitterなどの名だたるIT企業たちがマインドフルネス(いわばオフラインの時間)を取り入れているというのはちょっと驚きだった。確かに、デジタルツールによって疲れ果てた心身をリフレッシュさせるのに、マインドフルネスはとても有効である。(むしろ、だからこそマインドフルネスが注目され始めたのか?)
オンラインを商売にしている(?)当のIT企業たちが、「“いつでもどこでもコンタクトが取れる”という利点をデメリットとしてとらえ始めている」というのは何とも皮肉な話。
「利便性と人間の幸福はイコールではない」という箇所は大いに共感できたし、自分もそう感じたからこそLINEをやめようと思った。このことに多くの人がそろそろ気付き始めるのではないか、という気がする。
今後、世間的にはデジタルツール・オンライン礼讃からデジタルデトックスへの揺り戻しが来るんじゃないだろうか。デジタルデトックスを特集として掲げる雑誌がたくさん書店に並んだりして。
「SNSはネガティブな感情や疑心暗鬼を複数の人間の間で増幅させる」というのはもっともな話で、このことはもっと大々的に強調されていいと思う。それを理解した上で、使いたい人は使えばいいわけだし。
自分の仕事関連で言うと、「教育現場とデジタルデトックス」について考察する必要があるな、ということを感じた。 -
Posted by ブクログ
移住を検討している人を前提に書かれてる本。2020年に東京を離れてくらす、ということを考えている私にとってはとても興味深い内容でした。基本的には既に国内、国外へ移住をスタートされている方のインタビュー本であったが、一貫してるメッセージは「田舎にきても大丈夫なスキル、経験を都会でやってきたほうがいい」というスタンス。地方でも東京と同じ仕事、経済状況を得られるスキルがないまま、移住しても結局のところきつい状況になる、ということを強く感じました。自分が会社組織がなくなっても食っていけるものって何か、ということを考えながら日々過ごす必要があると感じた一冊。またいつか、再読する必要がある本。以下抜粋。
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・長野県「富士見 盛りのオフィス」
・島根県海士町
・土佐山アカデミー、ローカルベンチャースクール
・だいたい四年あれば、やりたいことができる
1年目:スキルを活かせる場所探し
2年目:その中で少しだけアルバイト的にお金がもらえる状況が増えだす
3年目:やりたい仕事、やれる仕事が見え始める
4年目:こちらで働きませんか?という出口がみえるようになる
・イケダハヤト:限界集落だからできることが有る -
Posted by ブクログ
「ライフプランが役に立たない不確実な時代の人生設計」という言葉に共感する部分があり、約4年前に出た本、と認識しつつ(この人は今、を調べたりしながら)、今の自分の立ち位置や興味の方向性を明確にするために読んだ。
P24に「けれど、『今のまま頑張る』だけでは幸せになれそうにないという直感がありました」と書かれているが、まさに今、自分が立ち止まった理由に、「今のままでは幸せになれないぞ」という直感があった。考えて考えて、努力して、職を選んで、目指して通って、打ち込んで、結果を出して...でもその先に望む幸せはなかった。そもそも、望んでいた幸せが何か。仕事をギリギリまでやりきり、遅くなったけれど、ようやく仕事の先にあるものを考える頭になった。
ならば、逆を生きてみられないか。自分で決めてきた人生から、出逢うものに身を任せ、しなやかに、流れに委ねる人生へ。このシフトへの挑戦中。何かを起こすことに疲れたが、まだ頑張らねばいけないか。何が幸せか、その問いに向き合いながら、本書を読んでまた考えている。
気になったポイントメモ。
・しなやかに生きるための複数の立脚点。→共感。
・筆者の、バイオ分野の研究所の非常勤職員の職場で編集やクリエイティブに入っていった件に、そういうこともあるのかと。
・「なでしこvoice」読んでみよう。
・パラレルに同時並行させることが、将来へのリスクヘッジになるだけでなく、新しい未来への投資になる。→そう認める。しかし、企業の中では専門性重視で、何でもできる人や は評価されなかったりする。個人的には後者の方が生きる力があると思うけれど、居場所次第であることを体験済み。
・人生の時間軸を横に倒す→この考え方面白いなぁ。今から歳をとっても年金なんて当てにできない時代だし。横に倒すとは...第二の人生を前倒し。週三日半働き、三日半は引退生活。人生の順場ををなくす。今しかできないことにお金も時間も使う。そして、やりたいことと生活を同時に成り立たせる。
・「長期旅行のために会社を辞めざるを得ないなんて、日本だけかもしれないと思いますね。長期といっても2週間〜一ヶ月なら、欧米ならバケーション。...」これ、最近考える。仕事により週5、平日を縛られる、休み伸ばせても週末+αってどうなんだろうって。
・「計画された偶然性」これが欲しい。
・暮らしかた冒険家の伊藤菜衣子さんの話も出てきた。改めて、映画「別れかた暮らしかた」、良い作品だったなぁと思い出す。 -
Posted by ブクログ
「働き蜂として社会の歯車にならず、個人としての豊かさを手に入れるための移住」。まさにそれを考える始めたところ。
地方の暮らしが豊かだ、とは思わない。つまり、自然が多くて、食べ物が美味しくて...みたいなだけでは足りない(そういう売り出し方をしている自治体は多いと思うけれど、情報の受取手はそれを求めていないこともあるのでは)。ではなくて、個人それぞれのQOLの充実をしやすいことに移住の魅力がある、と思う。本書はそういうことが前提にあるように感じられ、すんなり読めた。
読んで書き留めたポイント
・今の移住は地方都市への移住と農村漁村への移住の二種。→まさに。
・土地の気質が自分の生活に合うか。→ほんと。自分の場合、食が美味しいとか自然が豊かでは移り住む気は高まらない。
・移住に向けて、その地のキーパーソンを見つけること。→他でも書いてあるのを読んだけれど、なかなか難しいなぁと思っていたところ。実際、選ぶ段階でそんなに深くは繋がりたくないという思いも。ただ、やりたいことから導入して、そこに人との出会いがあれば、それはいいなと思う。サイト「仕事旅行」の体験ツアーで気になることから土地、人との出会いに入るのもありかもと思う。
・佐渡の斉藤夫妻の事例→いいなと思った。ここかもしれない、に遭いたい。
・京都は何で食べてるんだろう?という人が多い。→まさに。
・ベトナム・大石さんの事例。「生活費がとにかく安いため、週4時間ほど働けば生活に支障はない」。→日本にいながら、この考え方を始めたところ。最小限ではよくないだろうけど、必要以上に働く時間に割くことは果たして豊かなのかと。
・自分の人生のプライオリティを自問する。→重要。ただいま思考中。
新しい人生のステージへの移行期に、読めて良かった。働き方が変わる最中にいるという実感はある。実際にいま有休消化中の職は、基本出勤ながら、PCがあればどこでもできる仕事かつそのような働き方だったし、ハングアウトやスカイプで国内外を繋いで会議をしていたし、リモートワークのような部分も。自分のスキルを生かしながら次に入るのか、新しい可能性を模索するか、そもそもどんな生き方、暮らし方、働き方をしたいのか、よく考えるとき。 -
Posted by ブクログ
ひっじょーに興味深かったです。
私はfacebookのリア充アピール感(偏見)が大嫌いで、Twitterなら気楽だろうと一人でこっそり始めたのだけど、結局は友達とかに広がってしまって、そのうちだんだんTwitterでもリア充アピールする人が現れ始め(思い込みかもしれませんが)イライラしたりしんどくなることが増え、自分から発信することはやめてしまいました。
当時はこの本に出合っていませんでしたが、これこそまさにデジタルデトックス! Twitterをやめてからはものすごく気持ちが楽になりました。完全にデジタルの世界から抜け出すことは不可能でも、少なくとも振り回されるのは回避したいですよね。もっと素晴らしい世界がリアルにあるんだと、自分の目や耳で感じていきたいです。 -
Posted by ブクログ
経済力がついたら結婚し、子育てが終わったら趣味にあて、退職したら旅行するのような、縦型の人生プランではなくて、ビジネスしながら海外に住み、登山をしながら本を書く、子育てしながら海外旅行など、時間軸を横に倒し、人生という地図のなかで今すぐ旅をすることができる生き方をデザインする「ライフデザイン」という生き方、考え方の進め。
結婚しているからだとかサラリーマンだからだとか、言い訳を並べずに、良い生き方だしこれから必要になることなので、どうすれば近づけるかを考えたい。
先ずは、仕事だけではない繋がり、プロジェクトを組むことを目標。
【学び】
必要なのは、場所の設計だけではなく、「どんな人がそここいるのか」という人的資源の方が重要だと考えています
成功したものができると、人はすぐに「どうやってそれを作ることが出来たのか」とノウハウばかりを聞きたがるものです。そして、質問を受けた人が経緯を話すと、それがあたかも最初からゴールが確約されていて始まったプロジェクトかのように錯覚され、みなかそれを踏襲しようとします。でも、実際のプロセスは全く違い、完成形がわかっていたのではなく、流れのなかで自分の感覚を信じ今に集中して少しずつ積み上げた結果なのです。 -
Posted by ブクログ
同調圧力や世間の目といったものから抜け出すのは確かに難しいかもしれないがそれ自身によってイヤな思いもする事の方が多いと思う。
所謂一般的ではない、まだなっていない生き方だとか働き方をする人たちはかなり自分の願いや希望に向かってそこから飛び出る。だからこそ、彼らに惹かれる人たちもそこで新しい人間関係や仕事に繋がっていく。全ての人がそうなれるわけではないかもしれない、でもこの本に書かれているような事は示唆としてとても魅力的だし、現実で起きていることだと思うとやっぱり面白い人たちはたくさんいるのだと感じる。
ダメな時には場所を変える、人間関係を動かすというのはおそらく最も正しい変化の仕方だ。あるいは前の環境を続けながら居場所を変える事も今のソーシャルな時代には適応している。
面白いことないなって、いろいろつまらないとか、息苦しいと感じてる人が読むと違う呼吸のヒントがたくさん詰まっている本だ。
しかし米田さんの行動力などを読んでいてすげえと思うのと同時に動く事の力強さを感じさせる。 -
Posted by ブクログ
震災の前後に著者が実践した多拠点生活実験「ノマド・トーキョー」も興味深いが、その中で知り合って同様にいろいろな人生を模索している人達が面白い。
今までメディアで紹介された人ではなく、むしろ紹介されなかった人達が次々と出てくる。そこが良い。
その身軽さ、チャレンジ精神だけに着目するのではなく、そのライフデザインをするに至った経緯や考えが十人十色なのが面白い。
「パラレルキャリアを実践する人達」「固定的なライフプランは無意味だ」「都心と郊外の往復スタイルで得るかけがえのないもの」というように見出しもいい感じで目を引く。
とかく日本的な、集団の中で動くことをよしとする社会ではこの本にあるような生き方は不安定の塊のようなものなのかもしれない。
しかし、日本以外、ヨーロッパでは当たり前の職業間や住居観、人生観である。
それを日本でも実践している人達がいるというのを紹介しているという点で、希望の芽に満ちた一冊。 -
Posted by ブクログ
2013年に発行された本だけど、そこまで古さを感じない。まだこんなに自由に働ける人が少ないからだろうな。背中を押してはくれるものの、紹介されているケースはかなり頭がいい人か、大企業or自営業で稼いでいる人という印象。東京で賃貸マンションと千葉に一軒家を購入して住んだり、軽井沢から東京まで新幹線通勤してる人、子供と一緒にマレーシア移住した女性など・・・。
海外で活躍する日本人女性へのインタビュー、なでしこVoice,よく聞くな。セレンディピティ、「探していたもの」ではなく「探してもいなかったもの」が見つかった話。計画の完全性を追求するのではなく、途中で起こる偶発性を前提として動き出すこと。クランボルツの「プランド・ハプンスタンス・セオリー」。
60歳まで40年間働き、その後の20年を趣味に生きる老後とする縦の計画を横に倒す。つまり、1週間のうち3日半働き、3日半は引退生活をする。→たしかに、定年まで働き続けられる保証はないし、老後は体力も落ちて頭もにぶくなって、若い時ほどフットワークよく動けなかったりする。だから、いま海外にいったり、自分がやりたいことを学んだりしたい。それはすごくわかる。
ビジネスをしながら海外にも住む。子育てしながら旅行もする。ええなあ。具体的にどうやれるのかはわからないけど。
翻訳家で1年のうち数か月をニューヨークで過ごし、福岡で東京の仕事をするという例もいいな。長期旅行のために会社を辞めざるを得ないのは日本だけ。やはりインターネットのみで完結する仕事は重要。世界中どこにでも好きなところに行き、好きなことに打ち込める自由を手に入れるために。ただ、それを「稼げるレベル」までもっていくまでが大変そう。
ゲストハウスを成功させた若手起業家の話にも納得。人は「どうやって成功できたか」ノウハウばかりを聞きたがるが、最初からゴールがわかっていたわけではなく、流れに身を任せて今に集中して積み上げていった結果。だがそれを人に説明すると不安そうにされる。なぜなら人は明確な目標設定と完成図を求めるから。通常は誰もが理解できるコンセプトを言葉で用意し、誰もがまねできるマニュアルを作って量産や拡大に対応していく。しかし、それでは真にオリジナルなものは作れない。
★参考文献
「なりわいを作る」→既読。床のはりかえやってみたい。DIY系何もできない。
新卒後過酷な労働環境で1年余りで退職した著者。ライターで少ない原稿料をあてに細々と暮らすより、自分で作ったツアーを紹介する文章に自分の執筆能力を使うことにした。スキル自体を切り売りするのではなく、ナリワイのために使うという発想。でも、そのナリワイを作るのが、一般人には難しいんだな。
「ニートの歩き方」→これも既読。
ちなみにどちらの著者も京大卒。
「つながらない生活「ネット空間」との距離の取り方」
一人だったら、シェアハウスや家電のサブスクもありだなと改めて実感。実際一人暮らしの時そうしてたし。モノを所有しすぎるとしんどい。