悲しみを生きる力に 被害者遺族からあなたへ

悲しみを生きる力に 被害者遺族からあなたへ

968円 (税込)

4pt

4.0

2000年12月,一家4人が殺害された「世田谷事件」.突然,妹一家を失った著者は,絶望のどん底に突き落とされる.周囲の偏見,心ない報道,愛する家族を助けられなかった自責の思い…….深い悲しみに向き合うなかで,どのように生きる意味をつかんだのか.つらく,悲しい思いを抱えるあなたへ送る希望のメッセージ.

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悲しみを生きる力に 被害者遺族からあなたへ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    世田谷一家殺人事件で妹さんを亡くされたお姉さんの本。印象に残ったのは「弱者はこうあるべきという思い込み」という言葉。被害者や遺族が立ち直ろうと努めても、周囲のこういった思い込みで傷つけられることがあるという。
    どちらの立場にも誰でも成りうるわけだから、著者のような立場におかれた方のお話にもっと耳を傾

    0
    2013年02月15日

    Posted by ブクログ

    【目次】

    はじめに――悲しみに向き合うこと

    1.奪われた命

    2.事件のあとに――遺族の悲しみと苦しみ

    3.悲しみからの回復――「私の物語」を求めて

    4.悲しみの共感へ――夫,息子,母それぞれの思い

    5.再びの悲しみ――事件から10年目に

    6.喪失が与えてくれるもの

    7.答えのない問い

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    「世田谷事件」の被害者遺族として、そして病で夫を失った妻としての喪失体験と、回復の過程を跡付けた書。
    傷ついた人にどう寄り添っていけばいいか、そしていずれ自分にもいずれ訪れる喪失にどう向き合うかを示唆してくれる。

    本書の最初に、曖昧な喪失が人をひどく苦しめる、という話が出ていた。
    そのこと自体は、

    0
    2016年05月28日

    Posted by ブクログ

    先だって読んだ、本筆者によって編まれた新書に感銘を受けたから、本作も読んでみることに。実は入手はこっちの方が先だったりするんだけど。同署の原案ともなった集会を含む、著者の活動には全面的に共感。他方で、いち著書としての本作を見た場合、ちょっと…と思えてしまった。

    0
    2021年02月17日

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