19世紀作品一覧

非表示の作品があります

  • 愛書狂
    4.0
    「稀覯本余話」「愛書家地獄」「ビブリオマニア」――19世紀フランス、古本道楽黄金時代のフローベール、デュマら、名だたる書物狂いによる〈書痴小説〉アンソロジー。本の病は不治の病。
  • 愛と欲望の世界史
    -
    誘惑、裏切り、芸術、金、狂気……時にロマンティックで時に破滅的な、濃密な人間ドラマへ。◆アントワネットとフェルゼン……運命を変えた逃避行◆中国皇帝が愛飲していた「媚薬」の恐ろしい効能◆英雄ナポレオンを絶望させた、冷血の皇后マリー・ルイーズ◆血塗られたボルジア家……チェーザレとルクレツィアのいびつな兄妹愛◆『椿姫』のモデル、悲しき高級娼婦マリー・デュプレシス◆世界屈指の大富豪ロスチャイルド家の「ずる賢い策略」◆19世紀末の悲劇――皇太子ルドルフの「心中事件」の真相いかに高い身分に生まれようと、非凡な才能に恵まれようと、一時は大きな権力を握ろうと……誰しも、愛や欲望の前には、一人の無力な人間です。それは、世界史にその名を残した人物たちにとっても、やはり同じことでした。 堀江宏樹

    試し読み

    フォロー
  • 愛に救われて
    完結
    4.8
    19世紀末イギリス、コニーは貧しさにも負けず4人の弟妹たちを養っていた。しかし、無理がたたりコニーは病に倒れてしまう。若き大農場主ルークに助けられ彼の屋敷で働くことになったけれど、なぜか彼女に対し彼の態度は冷たくなっていく。そんなある日、ルークの母親が心臓病で倒れ、コニーが看病をする役目につくことに。母親を気遣う彼と話をするうちに、コニーは憧れの彼にいつしか特別な想いを寄せるようになっていた。けれど、幸せな日々は突然崩れ去り…!
  • 愛に救われて【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    19世紀末イギリス、コニーは貧しさにも負けず4人の弟妹たちを養っていた。しかし、無理がたたりコニーは病に倒れてしまう。若き大農場主ルークに助けられ彼の屋敷で働くことになったけれど、なぜか彼女に対し彼の態度は冷たくなっていく。そんなある日、ルークの母親が心臓病で倒れ、コニーが看病をする役目につくことに。母親を気遣う彼と話をするうちに、コニーは憧れの彼にいつしか特別な想いを寄せるようになっていた。けれど、幸せな日々は突然崩れ去り…!

    試し読み

    フォロー
  • アイヌの法的地位と国の不正義 遺骨返還問題と〈アメリカインディアン法〉から考える〈アイヌ先住権〉
    -
    1巻2,310円 (税込)
    〈アイヌコタン〉は江戸時代まで支配領域を持ち、代表者(長)がいて、訴訟手続きなどの法規範を持った《主権団体》であった。ところが明治になって新政府はそうしたコタンの権限を一方的に奪った――。〈アイヌ遺骨返還訴訟〉の弁護人である著者が、近世以降のアイヌと日本国の関係を問い直し、アメリカで19世紀前半に確立した〈インディアン法〉と比較しながら〈アイヌ先住権〉の確立を訴えた、初の法学的アイヌ研究の書。

    試し読み

    フォロー
  • 愛のカーテンコールを
    5.0
    19世紀のロンドン。子爵令嬢マデリンは失望していた。親の決めた婚約者は富裕な貴族だが、父親より年上のうえに傲慢な俗物で、愛を育めるはずもない。この縁談から逃れたい一心で彼女は決意する。不品行な娘と噂され、婚約破棄されるように仕向けようと。マデリンがスキャンダルの相手に選んだ男性は、当代随一の名優にして劇場経営者のスコット。放蕩者としても名高い彼なら自分の誘いを受け入れてくれるのではと、素性を隠して劇場を訪れたマデリンだったが、スコットからは邪険にされるだけ。なんとか劇場の雑用係として雇ってもらえたものの、彼の前では失敗続きで…だがスコットはいつしか、マデリンのひたむきな姿から目が離せなくなっていた―クレイパスの記念碑的傑作。
  • 愛のソネット【mirabooks版】
    -
    社交界一の放蕩公爵が目をつけたのは、冴えない壁の花――19世紀社交界絵巻、不朽の名作! 放蕩の限りを尽くしてきたエヴァースリー公爵ジェイソンは、跡継ぎを作るはずの弟が急逝し、直ちに結婚する必要に迫られていた。公爵夫人になる女性は貞淑で家柄がよく、屋敷や催しを切り盛りする能力がなければならない。そこで目をつけたのがレスター家の令嬢レノーア――昔から影が薄く、流行遅れのドレスをまとう野暮ったい娘だが、ジェイソンはなぜか、冴えない仮面の下に本当の彼女が隠れている気がして……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のmirabooks版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛の忘れもの〈スティープウッド・スキャンダル〉
    完結
    -
    19世紀イギリス。教師ヘレンは、新入生の後見人オリヴァーを見た瞬間、冷たい汗が噴き出した。昔、雇い主の貴族に抱きつかれ、彼の出現でやっと逃げ出せた。お願い、私に気づかないで!しかし彼はその印象的な顔立ちをはっきり覚えていた。貴族の娼婦が何故教師に!?彼女は不安の種の義妹に、悪影響を与えるに違いない…。
  • アイルランド戯曲 : リアリズムをめぐって
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アイルランド演劇の伝統と魅力は、「ポエティック」よりむしろ「リアリスティック」と捉えられるところにある。19世紀末から始まるアイルランド演劇を「近代劇」と「現代劇」に分け、それぞれ6人の代表的作家を選び、そのほとんどの作品を対象とし、考察する。

    試し読み

    フォロー
  • アインシュタイン回顧録
    -
    「想定外に当たっていたね」。アインシュタインの理論を、現代の物理学者はおおむねそう評価する。実験機器と実験法の進歩につれ、ただの予想かと見えた理論が次々に実証されてきたからだ。独創の極致ともいえる理論を彼は、いったいどうやって生み出したのか? 幼少期から執筆時までの約70年間を振り返り、何をどう考えてきたのかを語り尽くす、アインシュタイン唯一の自伝。生い立ちと哲学、19世紀物理学とその批判、量子論とブラウン運動、特殊相対論、一般相対論、量子力学に疑義を呈した真意、統一場理論への思いが浮き彫りになる。貴重な写真を多数収録。達意の新訳による文庫オリジナル。
  • アインシュタイン (新装版)
    5.0
    アルバート・アインシュタインは、19世紀後半、ドイツに生まれたユダヤ人の科学者です。 「時間や空間がのびちぢみする」「光が重力で曲がる」など 当時の常識をくつがえす「相対性理論」を打ち立て、科学の発展に大きく貢献しました。 そして、1922年『光量子の理論』でノーベル物理学賞を受賞します。 ところが、アインシュタインのその後の研究は軍事に転用され、アメリカが原子爆弾の開発につなっていくのです。
  • アウグスティヌスの懐疑論批判
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書はアウグスティヌスが回心後、最初に着手した初期の代表作で難解をもって知られる『アカデメイア派論駁』の世界でも初の総合的な研究成果であり、研究/翻訳/註解の三分より構成される。アウグスティヌスはアカデメイア派懐疑論の論駁を通して真理論や知識論に関する新たな理解を示したが、著者はそれがヘレニズム期のものともデカルト以降の近代の懐疑論とも異なり、命題の真偽、真理と善という価値をわれわれの生のあり方にどのように位置づけるかに核心があることをはじめて解明した。原著は19世紀以来、デカルト懐疑論との比較や新プラトニズム研究の視点などから考察されてきたが、未だその全体像は明らかになっていない。本書はアウグスティヌスの戦略的論法を読み解いて原著の意図を分析し、真理と行為の問題性を摘出した画期的作品。 【目次より】 まえがき 第1部 『アカデメイア派論駁』研究序説 第2部 『アカデメイア派論駁』 第3部 『アカデメイア派論駁』註解 第I巻 第1章1~4節 ロマニアヌス宛て書簡 第2章5~6節 討論の開始 第2章5節:全体的問題の提示 第2章5~6節:第I巻の問題の提示 第3章7節~第4章12節 知者 第3章7~8節:キケロと懐疑論の紹介  第3章9節:人間のfinis 第4章10~12節:誤謬の定義 第5章13節~第8章23節 知恵 第5章13~15節: 道 第6章16節:知恵の定義 など 第II巻 第1章1節~第3章9節 ロマニアヌス宛て書簡 第4章10節~第6章15節 アカデメイア派の紹介 第4章10節:設定 第5章11~12節:アウグスティヌスによるアカデメイア派の紹介 第6章14~15節:アリピウスによるアカデメイア派の紹介 第7章16節~第8章21節 ジュニアメンバーとの討論 第7章16節~第8章21節:父親似のたとえ など 第1章1節~第2章4節 序 第1章1節:導入 第1章1節~第2章4節: fortuna 第3章5節~第6章13節 シニアメンバーの討論(その2) 第3章5~6節:問題の提示 第4章7~10節:自分は知っていると思う 第5章11節~第6章13節:assensio 第6章13節:締めくくり 第7章14節~第9章21節 連続講話 第7章14節:モノローグの導入 第7章15節~第8章17節:アカデメイア派の評判 第9章18~21節:ゼノンの定義 第10章22節~第13章29節 認識 第10章22節:カルネアデス登場 第10章23節~第11章26節:自然学 哲学者の不一致 感覚・夢・狂気 第12章27~28節:倫理学 第13章29節:論理学 第14章30節~第16章36節 同意と行為 など ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 岡部 由紀子 美学者、哲学者。熊本保健大学教授。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科修士課程修了(美学・藝術学)。文学博士(慶応大学)。 著書に、『アウグスティヌスの懐疑論批判』など、 訳書に、ハンス・ベルティング『マックス・ベックマン 近代芸術における伝統の問題』 マルテキン・バルンケ『クラーナハ“ルター” イメージの模索』などがある。
  • 青き星影の誓い【新装版】〈シークと愛のダイヤ〉
    完結
    -
    19世紀。アラブの王国アフリールの王女ソフィアは、イギリスから来た青い目の執事バーナードと事あるごとに対立する。しかし、共に時間を過ごす内、身分や文化を越えて惹かれあう二人。だが彼は、なんとイギリスの工作員で…!? 真実の愛をかなえる青きダイヤに導かれる恋…。※本作品は提供元が宙出版からハーレクインコミックスに変更になりました。本編に変更はないので、重複購入にご注意ください。
  • 紅い霧の中から 1巻
    完結
    4.0
    【その少年は恐れない傷つけることも傷つけられることも―――】 19世紀末の英国。混沌と秩序、富と貧困が攪拌した世の中に生まれた少年・ルワンダが起こす数多の事件。深い孤独の闇から彼が導かれる、運命の行き先に待つものとは!? SNSで大好評を博した読み切り版を、大幅な加筆・修正を加えて連載作品とした、俊英・野原もさえが描くノワールコミックの新境地! (C)2020 Mosae Nohara
  • 赫い月の夜に
    完結
    -
    19世紀イギリス。 かつて、イギリス北西部カンブリアにあり、疫病の蔓延により廃村となった人狼の村。 その人狼族の末裔である青年「ハル」は、9歳の頃から旅をしている。それは、疫病を利用して村に入り込み、村人を食い尽くしたグール(グール)の二人組を探し出し、復讐を果たすためだった。 10年後、ようやくロンドンの街で、その片割れを見つけ出したハルだったが、その12、3歳少年の姿が、10年前と全く変わらないことに不審を抱きつつも、カンブリア語が話せる人間を捜していた少年の従者として雇われ、接近することに成功するのだが……。 入深かごめ×千之ナイフのタッグが放つ「ホラー・ボーイズラブ」……!! ※本作は入深かごめの個人誌作品の電子書籍版となります。【25ページ】
  • 赤い橋の殺人
    3.6
    19世紀中葉のパリ。急に金回りがよくなり、かつての貧しい生活から一転して、社交界の中心人物となったクレマン。無神論者としての信条を捨てたかのように、著名人との交友を楽しんでいた。だが、ある過去の殺人事件の真相が自宅のサロンで語られると、異様な動揺を示し始める。
  • 赤毛のアン
    4.7
    美しいプリンス・エドワード島で愛されて成長していく少女アン。幸福感あふれる名作の日本初の全文訳。 訳文は、お茶会のラズベリー水とカシス酒、アンの民族衣裳、スコットランドから来たマシューの母など、モンゴメリの原作に忠実に、全文を、みずみずしく夢のある文章で訳した真実の物語。 巻末の訳註では、作中に多数引用されるシェイクスピア劇など英文学と聖書の句、スコットランド系アンとアイルランド系ダイアナなど登場人物の民俗、19世紀カナダの衣食住、キリスト教、草花とハーブをくわしく解説。 口絵には、リンド夫人が棒針で編むキルト、アンとマシューが初めて出逢う駅のモデル、マシューが愛するスコットランドの薔薇など、物語に描かれる品々や場所の写真を11点掲載。 松本訳の旧訳『赤毛のアン』の訳文と訳註を、全面的に改稿した新訳! 児童書でも、少女小説でもない、大人の心豊かな文学『赤毛のアン』。
  • 赤毛のエイリークの末裔たち-米大陸のアイスランド人入植者-
    -
    19世紀半ばに赤毛のエイリークの末裔たちが新天地を求めて、アメリカ大陸に移住した。このアイスランド人入植者たちにスポットライトを当てて、その苦難と涙の足跡を照射しながら、北海の孤島アイスランドそのものをも手際よく鳥瞰させるアイスランド文化入門の書。原典は英語。
  • 赤毛の公爵夫人【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
    -
    “少年”の正体を知ったとき、公爵の頭を望まぬ結婚がよぎった……。 いわれなき決闘を申し込まれたお父さまの命を守らなくちゃ!ジュリエットは少年に変装し、身代わりとして決闘の場へ向かった。相手はロンドンきっての道楽者と噂のブレイボーン公爵。公爵は代理人との決闘を渋ったが、彼女が挑発すると乗ってきた。だが銃弾は、無情にもジュリエットの肩を貫き、彼女は気を失った。一方、ただかすり傷を負わせて追い払うつもりだった公爵は、予想外の展開に慌てふためいた。この子供が死んだら大問題になる。彼は自分の屋敷に少年を連れ帰り、手当てをすることにした――そこから、すべての歯車が狂い始めることになるとも知らず。 ■19世紀のイギリスでは、未婚女性が男性の屋敷で一夜を明かすのは御法度。もしも社交界の噂に上るようなことになれば、公爵は責任を取って結婚をしなければならなくなります。少年が実は決闘相手の娘だったと知った彼は、その事実を隠そうと奔走しますが……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 赤ずきんの森の少女たち
    4.3
    神戸に住むかりんはお菓子作りが得意な高校生。祖母の遺品の中にあったドイツ語の本を従兄の慧に訳してもらい、一緒に読んでいくことにする。そこに書かれていたのは、19世紀末の寄宿学校を舞台にした少女たちの物語だった。赤ずきん伝説の残るドレスデン郊外の森、学校で囁かれる幽霊狼の噂。校内に隠された予言の書と宝物の言い伝え。読み進むうちに、二人は物語と現実を結ぶ奇妙な糸に気づく。そして浮かんできたひそかな悪意……。『ぬばたまおろち、しらたまおろち』の著者がグリム童話をもとに描いた神戸とドイツの不思議な絆の物語。
  • 悪食マイロード 1巻
    値引きあり
    -
    1巻1,540円 (税込)
    19世紀英国が舞台のちょっぴり流血コメディ。 吸血鬼で俺様で傲慢だが愛情深い伯爵オリヴィエと、見た目よりも幼そうなちょっとあほのこでワケアリな従者イーライの複雑な関係と、それをとりまく伯爵家の面々もまじえたドタバタ劇。 ときどき流血、猟奇表現があります。 イーライ家出編である、1~5話をまとめたものに幕間のこぼればなしやおまけ漫画などをプラスした読み応えのある1冊です。 ロンドンで拾われ、オリヴィエの従者となったイーライ、イーライを従者というより愛人として扱うオリヴィエ、伯爵の妹スカーレット、伯爵の友人である医師ヴィクター。 それぞれの思惑をもつ面々の中、自分の立ち位置もよくわからないイーライが翻弄されていく。
  • 悪食マイロード【単話版】 1話
    無料あり
    -
    1~8巻0~550円 (税込)
    19世紀英国が舞台の物語。 吸血鬼である伯爵オリヴィエとその従者イーライ。 伯爵家の面々もまじえてドタバタします。 成人の儀を行い大人だと認めてもらいたい伯爵の妹スカーレット。 しかしそれを認めない兄に反発し、兄のお気に入りであるイーライをこっそり連れ出して一族の秘密の場所に連れて行くが… すこし流血、猟奇表現があります。 1話は読み切り形式です。 2話からはまた違う物語が展開されます。
  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極
    4.2
    デビュー作『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で2010年第8回開高健ノンフィクション賞、2011年第42回大宅壮一ノンフィクション賞、2011年第1回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞し、『雪男は向こうからやって来た』で2012年第31回新田次郎文学賞を受賞した若き冒険作家の最新作! 今なお命の瀬戸際まで人間を追いつめる酷寒の北極圏。19世紀、地図なき世界と戦い、還らなかった人々を追う、壮絶な1600キロ徒歩行! 人間の生と死をめぐる力強い物語!
  • 新しい女―19世紀パリ文化界の女王マリー・ダグー伯爵夫人
    -
    舞台化で話題の関連書待望の電子化 19世紀パリ社交界で輝かしい存在マリー・ダグー伯爵夫人。革命を繰り返す激動の時代、家族も名誉も捨て作曲家フランツ・リストと情熱的な恋に落ち作家として活動した生涯を辿る。 『あなたは私に必要な女性ではおそらくないでしょう。だが、私がどうしても欲しい女性なのです。』フランツ・リスト 『わたくしは何よりまず真実でありたいと思いました。』マリー・ダグー (一部本文抜粋) 【目次】 主な登場人物 はじめに なぜ今、マリー・ダグー=ダニエル・ステルンを? 第一部 重大な帰還 1 帰って来る……でも、どこへ リストとの別離? パリ 無邪気なだて男、ウジェーヌ・シュウ 孤独な狼、ヴィニー デルフィーヌ・ゲー・ド・ジラルダン ジラルダン ジャーナリストたちの学校――バルザック、サント=ブーヴ、等々 到達不可能な模範、ジョルジュ・サンド 2 新聞界のナポレオン エミール・ド・ジラルダンの情熱 エミールとは何者? パリのリスト イギリスへの旅 〈星〉の誕生 ライバルとしてのデルフィーヌ、〈ド・ロネ子爵〉 ピュグマリオン 3 ダニエル・ステルン 華やかなデビュー――シャルル十世の宮廷 「わたしの五分間を!」 根こそぎにすべき情熱、リスト 親権を振りまわす父、リスト サン=シモン主義の女性たち――フローラ・トリスタン――〈青鞜婦人〉と〈女性の救世主〉 シュザンヌたち 他 (※本書は1991/7/31に株式会社 藤原書店より発売された書籍を電子化したものです)
  • 天晴爛漫!(1)
    完結
    5.0
    時は19世紀末、流れ着いたアメリカで日本男児が挑むは、掟破りの大陸横断レース! 二人は賞金を獲得し、無事帰国することが出来るのか!? 話題のTVアニメを、キャラクター原案を手掛けるアントンシクが描く!
  • アップフェルラント物語
    -
    時は19世紀。舞台は架空の小国アップフェルラント。天涯孤独の少年ヴェルと囚われの少女フリーダ、ふたりの出会いから、冒険の扉が開く。男装の麗人に謎の猛獣、地下に眠る秘密とは……。ルリタニア・テーマの傑作。

    試し読み

    フォロー
  • アトランティド 1
    完結
    3.7
    スチームパンクとは19世紀の蒸気機関文明のレトロテクノロジーな世界観。 舞台は産業革命最中のロンドン、主人公であるスラムの悪ガキ・サリーは、ひょんなことから、得体の知れない指輪をはめてしまい、その指輪から文明を超越した特殊な機械が現れて…!? 蒸気と鉄の臭いが入り混じり、人智を超えた超科学の狼煙が上がる! 歴史の裏に潜むオーパーツ文明の、錆びついた時が刻み出す… レトロフューチャーの新機軸! 圧倒的画力で贈る新約スチームパンクアクション! 新時代を切り開く新たなる王道少年漫画、開幕します!!
  • あなたが見えなくて
    4.5
    年上紳士に恋した寄る辺のない娘。でも、彼の心は難攻不落で……。 1900年アトランタ。二十歳のクレアは自動車整備工の叔父を手伝い、全身すすだらけになりながらも、毎日楽しく暮らしていた。だがある日、最愛の叔父が急死し、彼女は天涯孤独になってしまった。生きるよすがを失った不安と悲しみに押し潰されそうになっていると、かねてより慕う裕福な銀行家のジョンから結婚を申し込まれた。突然の申し出に驚くとともに胸を高鳴らせるクレアだったが、ほどなく、ジョンのひどい仕打ちに打ちのめされる――この結婚は、今は彼の上司の妻である元婚約者との噂を避けるための見せかけにすぎないことを、露骨に冷淡な態度で示されたのだ。しかも彼は、美しき元婚約者にいまだに想いを寄せているようで……。■北米ロマンス界の最重鎮がつづる、19世紀末のアメリカが舞台の“ライトヒストリカル”をお贈りいたします。好感度・共感度の高いヒロインを筆頭に、個性豊かな脇役たちが物語に彩りを添えます。当時の上流社会も垣間見ることができ、読み応え充分の秀作です!
  • あなたにお熱
    3.0
    駆けだし中の画家サラは、義兄と二人で暮らしている。その義兄に付き添って出席したパーティで、サラは、19世紀初頭から続く名門銀行の頭取ニックに出会った。ハンサムでゴージャスな彼に思わず目を奪われるが、ニックは、サラと義兄の仲が不埒なものと誤解したらしい。ふしだらな女と言わんばかりに、サラを非難してきた。なぜ知り合って間もない彼に蔑まれなくてはいけないの……?まだ恋すら知らないサラは、知る由もなかった――ニックの瞳にたぎる、隠しきれない嫉妬と情熱の炎を。

    試し読み

    フォロー
  • あなたに続く旅路
    -
    この愛を知るために、わたしは生きてきたのかもしれない。19世紀――過酷な運命が生んだ究極のロマンスベストセラー作家の珠玉作! 19世紀。ローズはスコットランドへ降り立った。両親もすでになくサウスカロライナの姉夫婦の農園で暮らすローズは、義兄に虐げられてきた。同じくひどい目に遭っている使用人たちのためにも遠縁のダンカン・マクレーンに助けを求めるしかない。悲愴な決意のローズの前に現れたダンカンは驚くほど若くハンサムで彼女は狼狽えた。その直後、飢えと疲労で倒れたローズは、ダンカンのたくましい腕に抱き留められ――。
  • あのキスの記憶
    完結
    -
    19世紀ロンドン。貧乏暮らしのお針子ジュリエットは真夜中、暴漢に襲われている男性を見かける。思わずジャガイモを投げつけ、助けた彼はダグラス・ドゥルーリー――法廷弁護士の準男爵だった。「マ・シェリ」朦朧とした彼にされたのは甘くいとおしむようなキス。しかし、意識を取り戻した彼はそんなこと忘れて傲慢にも彼女を使用人扱いする。彼とともに命を狙われてしまうようになったジュリエットは婚約者のふりをして社交界デビューし、犯人を探すことに…!?
  • あのキスの記憶【特典付き】
    完結
    5.0
    【特典付き】アナザー・ストーリー6Pを特別収録!19世紀ロンドン。貧乏暮らしのお針子ジュリエットは真夜中、暴漢に襲われている男性を見かける。思わずジャガイモを投げつけ、助けた彼はダグラス・ドゥルーリー――法廷弁護士の準男爵だった。「マ・シェリ」朦朧とした彼にされたのは甘くいとおしむようなキス。しかし、意識を取り戻した彼はそんなこと忘れて傲慢にも彼女を使用人扱いする。彼とともに命を狙われてしまうようになったジュリエットは婚約者のふりをして社交界デビューし、犯人を探すことに…!?※この作品の特典なし版は既に販売中です。重複購入にご注意ください。
  • あのキスの記憶【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    19世紀ロンドン。貧乏暮らしのお針子ジュリエットは真夜中、暴漢に襲われている男性を見かける。思わずジャガイモを投げつけ、助けた彼はダグラス・ドゥルーリー――法廷弁護士の準男爵だった。「マ・シェリ」朦朧とした彼にされたのは甘くいとおしむようなキス。しかし、意識を取り戻した彼はそんなこと忘れて傲慢にも彼女を使用人扱いする。彼とともに命を狙われてしまうようになったジュリエットは婚約者のふりをして社交界デビューし、犯人を探すことに…!?

    試し読み

    フォロー
  • あのキスの記憶【7分冊】 1巻
    無料あり
    -
    19世紀ロンドン。貧乏暮らしのお針子ジュリエットは真夜中、暴漢に襲われている男性を見かける。思わずジャガイモを投げつけ、助けた彼はダグラス・ドゥルーリー――法廷弁護士の準男爵だった。「マ・シェリ」朦朧とした彼にされたのは甘くいとおしむようなキス。しかし、意識を取り戻した彼はそんなこと忘れて傲慢にも彼女を使用人扱いする。彼とともに命を狙われてしまうようになったジュリエットは婚約者のふりをして社交界デビューし、犯人を探すことに…!?
  • アフターコロナ 日本の宿命 世界を危機に陥れる習近平中国
    -
    1巻990円 (税込)
    アフターコロナの日本と世界はどうなる?もはや米中対決の時代ではない。21世紀型の民主主義と19世紀型の中華帝国との「価値観の衝突」の時代なのだ。
  • アフター0 Neo 1
    完結
    4.0
    人類で初めて月面に着陸した、アポロ11号のアームストロング船長。月面調査を始めた彼からの歴史的通信には、なぜか“2分間の空白”が含まれていた。その2分間にいったい何が…? 謎に迫るカギは、なんと19世紀のジャワでの出来事に…
  • アブドゥッラー物語
    -
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 19世紀のマラッカに生まれ,白人たちのマレー語の教師として働いたマレー人の,マレー語による自伝。マラッカの変容,シンガポールの建設など,植民地の実態と西欧各国の植民地政策を記録。

    試し読み

    フォロー
  • アメリカの爵位権主張者
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 産業社会が開花する19世紀末のアメリカ社会の混乱を鋭く体現した奇想天外な物語。『金メッキ時代』の15年後の2カ月間を描く本書は、空想癖のある爵位権主張者と、平等主義に憧れる英国の子爵との奇妙な出会いを描く傑作。本邦初訳。

    試し読み

    フォロー
  • アメリカのデモクラシー 第一巻(上)
    4.0
    1~4巻858~1,144円 (税込)
    19世紀フランスの政治思想家トクヴィル(1805―59)が、アメリカ社会全般の透徹した分析を通して広い視野で近代デモクラシーを論じた、現代の民主主義を考えるにあたって読み直すべき古典的名著。1835年に刊行された第1巻(第2巻は1840年刊)では、アメリカ社会の具体的な分析を行なう。(全4冊)

    試し読み

    フォロー
  • アメリカの都市再開発 : コミュニティ開発、活性化、都心再生のまちづくり
    4.0
    1巻3,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アメリカの都市開発の間口と奥行きは広く深く、19世紀以来のアメリカの都市問題に根ざしている。戦後初期のスクラップアンドビルドの方式、60年代からのコミュニティリニューアル、地域活性化へと展開するアメリカの都市再開発を考察する。

    試し読み

    フォロー
  • アメリカンクッキー:歴史や文化がぎゅっと詰まった家庭菓子の56レシピ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アメリカンクッキーとは、バラエティーに富む小さな家庭菓子のこと。 日本でアメリカンクッキーといえば、チョコレートチップクッキーやピーナッツバタークッキーなど、限定的なものが知られていますが、実のところ、その世界は、驚くほどバラエティーに富んでいます。 アメリカンクッキーは、家庭で作られる日常のおやつ。 だから、キッチンにある材料でそれほど手間をかけずに作れるものが多く、ケーキやパイに比べると気軽にできることから、チャレンジ精神あふれるユニークなものや、流行を反映したものなど、クッキーが登場した18世紀末から現代にいたるまで、どの時代も、その小さな家庭菓子の世界は、ワクワクする喜びに満ちています。 本書では、ドロップクッキー、成形クッキーと型抜きクッキー、ノーベイククッキー、サンドイッチクッキー、スクエアとバーなど、アメリカンクッキーを網羅的にまとめており、これは本邦初ともいえるでしょう。 50種類以上ある多彩なレシピは、特別な材料や道具を必要としない、作りやすいものばかり。 アメリカのお菓子はとても甘い、と思われがちですが、日本人の味覚に合う甘さに調整しています。 また、アメリカンクッキーの歴史、物語、事情など、貴重な読物も満載しているので、アメリカンクッキーのおもしろさを知る入門書としても楽しめます。 ・ドロップクッキー 国民的クッキーなど多くのクッキーがこのタイプで、子どもたちも手作りする家庭菓子の代表選手。 ・成形クッキーと型抜きクッキー 手成形で丸や三角、三日月形を作ったり、ひと手間かけて好きな型で抜いたりします。 ・ノーベイククッキー オーブンやトースター不要の焼かないクッキーは、アメリカらしい伝統的でユニークな家庭菓子。 「オーブンやトースターがないとクッキーは作れない」と思っている方にもぜひ試していただきたいレシピです。 ・サンドイッチクッキー サンドイッチがこよなく愛されるアメリカでは、サンドイッチクッキーも大人気。 クッキーにクリームをはさむだけでなく、サンドの世界にはもっと豊かなバリエーションが広がっています。 ・スクエアとバー 正方形や長方形の型で大きく焼き、四角や細長に小さく切り分けて食べるクッキー。 小さいサイズに焼き上げるクッキーよりも成型に手間がかからないので、忙しい人にもおすすめです。 ・古いクックブックのクッキー 18世紀末から19世紀後半にかけて、アメリカのクックブックが刊行され始めて間もない時代を中心に、それぞれの時代を代表する、珍しいクッキーのレシピをストーリーとともに取り上げています。 アメリカンクッキーの歴史を感じる時代旅行も楽しむことができます!
  • 亜夜子と時計塔のガーディアン 秘密のお茶会
    4.3
    19世紀末。憧れの英国へ留学した桜桃院亜夜子は、 入学先のスタグフォード校で、鋭い美貌を持つ青年紳士・レイと出会う。しかし彼は、周囲から「切り裂きジャックの正体」と噂される超変人監督生で!?
  • あやまちの求婚は真夜中に
    -
    友人を救うため、貴族の屋敷で日記を取り戻そうとしたオーガスタ。 そこへ伯爵がやってきて……アマンダ・クイックの傑作ヒストリカル! 19世紀イギリス。オーガスタは友人の日記をとり戻すため、ある貴族の田舎の家のハウスパーティーに参加し、深夜に書斎に忍びこむ。友人はその貴族に日記を奪われたのだが、内容について脅され、結婚を強いられそうになっていた。 そこへグレイストーン伯爵のハリーがやってきて、日記をとり戻すのを手伝ってくれた。オーガスタは感謝するが、なぜ協力してくれたのかはわからない。実はハリーは結婚相手にオーガスタをと考えていた。ハリーの結婚相手が誰になるかは社交界で話題だったが、オーガスタはいちおう貴族の娘ではあるが父母と跡取りの兄を亡くしている自分より、しとやかで評判の美人の従妹こそふさわしいと思っていたのだが……
  • アリスのいた映画史
    -
    世界初の「フィクション映画」を作った女性、それがアリス・ギイ(1873 ~ 1968)であった。 ギイは世界初の女性映画監督であるほか、映画史上数々の「世界初」の実績を持つのだが、リュミエール兄弟やエジソンが世界中の人びとに知られていることに比べると彼女はほぼ無名だった。日本で出版された初期映画研究書にもアリスの名はない。2018年、『Be Natural』(邦題「映画はアリスから始まった」)という映画がカンヌ映画祭で公開されたが、新型コロナ禍のため一般公開が遅れ、ようやく2022年に日本で公開される。これに触発されて、日本の映画研究者で、ようやく、アリス・ギイ研究に手を付け始める人が出てくることとなった。本書は、アリスの一生を生い立ちからたどり、彼女の生い立ちと映画監督として活動した時期を中心に、彼女が生まれ育った19世紀末のフランス、世紀末から20世紀初頭にかけての映画史をなぞりながら、アリスの視点から見た「映画史」をたどってゆく。数少ない資料をベースにした事実をトレースしながら、知り得ない部分についてはフィクションで補った物語的評伝となるものである。今こそ、知られざる映画人アリスを、日本に紹介したい、との思いから本書は成立した。
  • ある奴隷少女に起こった出来事 : 1
    4.3
    虐待、妊娠、逃亡、潜伏……。その内容が衝撃的すぎたことから、出版されるもフィクションと誤認された19世紀の奴隷少女の手記。実話だったと証明されたのは、執筆から120年以上も後のことだった――。全米で大反響を呼んだノンフィクションノベルが、ついにコミカライズ!
  • ある奴隷少女に起こった出来事 分冊版 : 1
    4.0
    虐待、妊娠、逃亡、潜伏……。その内容が衝撃的すぎたことから、出版されるもフィクションと誤認された19世紀の奴隷少女の手記。実話だったと証明されたのは、執筆から120年以上も後のことだった――。全米で大反響を呼んだノンフィクションノベルが、ついにコミカライズ!
  • アルボスアニマ(1)
    4.0
    1~4巻660円 (税込)
    時に19世紀――東南アジア。植物採集家のノアは、植物の根より記憶を辿ることができる「起源追想」という特殊能力を持つ。「起源追想」の最中、引き剥がすと精神を根に持って行かれ死んでしまう。そんな彼の助手兼護衛のラジャードは元海賊。かつて海賊の護衛をしていたほどの剣の腕。二人はディーバ商会から植物採集の依頼を受け、希少な植物を求め世界中を飛び回る!
  • アルボスアニマ(1)【お試し版】
    無料あり
    4.0
    【お試し版】時に19世紀――東南アジア。植物採集家のノアは、植物の根より記憶を辿ることができる「起源追想」という特殊能力を持つ。「起源追想」の最中、引き剥がすと精神を根に持って行かれ死んでしまう。そんな彼の助手兼護衛のラジャードは元海賊。かつて海賊の護衛をしていたほどの剣の腕。二人はディーバ商会から植物採集の依頼を受け、希少な植物を求め世界中を飛び回る!

    試し読み

    フォロー
  • アレクシア女史、埃及で木乃伊と踊る 英国パラソル奇譚
    4.2
    〈英国パラソル奇譚〉完結篇!子育てに忙しいアレクシアのもとに、世界最高齢の吸血鬼女王からエジプトへの招待が!人類と異界族が共存する19世紀英国。伯爵夫人アレクシアは社交界に、〈陰の議会〉に、特殊能力をもつ2歳の娘プルーデンスの子育てにと多忙な日々を送っていた。そこへ世界最高齢の吸血鬼マタカラ女王からエジプトへの招待が届く。かつて〈神殺し病〉で異界族が消えたその地で、一行は古代より続く恐るべき秘密にふれることに――歴史情緒とユーモアに、人狼殺害事件の謎を絡めた大人気冒険譚、惜しまれつつも堂々完結!
  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う
    3.9
    異界族の存在を受け入れた19世紀のロンドン。この地で突然人狼や吸血鬼が牙を失って死すべき人間となり、幽霊たちが消滅する現象がおきた。原因は科学兵器か疫病か、あるいは反異界族の陰謀か。疑われたアレクシア・マコン伯爵夫人は謎を解くため、海軍帰還兵で賑わう霧の都から、未開の地スコットランドへと飛ぶ??ヴィクトリア朝の格式とスチームパンクのガジェットに囲まれて、個性豊かな面々が織りなす懐古冒険譚。〈英国パラソル奇譚〉第2弾
  • アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う
    3.8
    異界族と共存する19世紀の英国。人狼団の長マコン卿は、妊娠が発覚した妻アレクシアを放逐した。人狼に繁殖能力はないからだ。不貞行為の濡れ衣をかけられたアレクシアは、男装の発明家ルフォーと旅に出た。だがイタリアを目指す一行を吸血鬼が襲う! 一方、ロンドンではアケルダマ卿が姿を消し、マコン卿の副官ライオールが謎を追って奮闘していた--歴史情緒とユーモアで贅沢に飾られた懐古冒険スチームパンク第3弾
  • アロエッテの歌1
    完結
    4.0
    時は19世紀フランス。とある横丁の旅館にあずけられたコゼート。母は振り返り、必ず迎えに来ると誓うが――!?ホラーの女王・犬木加奈子が、ビクトル・ユゴーに挑むグランドロマン!!「アロエッテの歌」以下「第1章 やむを得ず戦士は言いぬ」「第2章 ひばりと呼ばれた子」を収録。
  • アロエッテの歌 曖憎版(1)
    値引きあり
    4.5
    全3巻99~499円 (税込)
    犬木加奈子の名作サスペンスマンガ「アロエッテの歌」が超合本として登場! 【収録:1~2巻】 【1巻】19世紀のフランスで、母は幼いコゼートをとある旅館にあずけ、必ず迎えに行くと誓うが……。 【2巻】あずけられた旅館で虐げられるコゼート。娘のあずかり賃の為に、母は必至に働くが……。
  • 泡と兎と首飾り
    完結
    -
    1978年のデビュー以来、猫十字社は漫画のあらゆるジャンルに挑戦し、さまざまな表現の手法を編み出していった。 そして結実した作品は、とてつもなく優しく、大きく、悲しく、楽しく、猫十字社ならではの独創的な世界が繰り広げられていった。 「小さなお茶会」、「黒のもんもん組」、「幻獣の國」……長期にわたる連載作品だけをとっても、メルヘン、ギャグ、ファンタジーと多様であり、その間に書かれた作品の一つ一つも、それぞれが唯一無二の内容である。 この作品集はこのような多彩な顔を持つ猫十字社作品の軌跡を、短編作品を中心にて編み、垣間見ていく傑作集である。 「宝石の女」は爛熟した19世紀初頭のパリを舞台に、ノンフィクションに形を借りた耽美的な異色作。 「日々の泡」は日常から立ち現れるさまざまな思いを、幻想的なモチーフを使い、軽やかに描き感動的に昇華した珠玉作。 「ヴィーナスの腰かけ」はふと、自分に立ち返る時を迎えた女性の心に寄り添った恋のお話。 そして「獅子のいる里」、「水酔放浪記」は究極のファンタジー作品。 民間神話の伝承をヒントに、生と死の彼岸からの穏やかで限りない救いに、心地よく酔いしれる作品。 ここでは私たちの知っている時間は停止して、夢幻に満ちた世界が出現する。 各作品は多彩だか、そこに通底するものは、生きることの喜びと痛み。 この切実な思いが軽やかに、楽しく、切なく描き切られている。
  • 哀れなるものたち
    3.8
    19世紀後半、天才医師と、奇怪な手術で蘇生された女がいた。そう記された古書に魅せられた作家はある行動に出る。映画化原作
  • アンクル・トムのキャビン(上)
    -
    1~2巻880円 (税込)
    トムはケンタキーの温厚な農場主に雇われていた忠実な黒人奴隷だったが、事業に失敗した主人によって、小間使いイライザの息子ハリーとともに奴隷商人に売り渡される。トムの苦難はここから始まる。トムは ニュー・オーリアンズの富豪セント・クレアの一人娘エヴァが河に落ちたのを救った縁で、同家に買い取られる。だが、比較的落ち着いた暮らしも、エヴァの死、つづく主人の急死によって一転する。トムは飲んだくれで残忍なミシシッピの農場主 レグリーに買い取られていく。その果てに待っていたものは……19世紀アメリカが生んだ代表的な社会小説であり、黒人奴隷のさまざまな姿を鮮烈に描いた秀作として呼び声たかい長編小説。

    試し読み

    フォロー
  • アンコールワットの「発見」(タイ篇)
    -
    1~3巻825~1,155円 (税込)
    【The Discovery of Angkor Wat】 19世紀、なぞに満ちたインドシナの王国の奥地。その森のなかには地元の人たちのみが知るクメール芸術の至宝がたたずんでいた。フランス人旅行家アンリ・ムオ(1826-61)は、バンコクからカンボジア海岸部、首都ウドン、プノンペン、トンレサップ湖をへて、シェムリアップに到達。そこで見たアンコール・ワットの大伽藍を詳細に記述し、世界に紹介した。 その後、旅を続けたムオは、「冷王が森」を越えてラオスへ足を伸ばし、ついにルアンプラバンに達するが……。情熱に突き動かされて旅を続け、35歳の若さで生涯を終えた探検家の「魂の記録」が読みやすくなって3分冊で登場!! [電子書籍版]第1巻(『アンコールワットの「発見」』の1~10章まで)では、ムオが訪ねたバンコクの街、タイ王宮の様子、またチャオプラヤー河を遡航して着いた旧王都のアユタヤ、漁船に乗ってチャンタブリーへ向かう旅など、タイ篇を収録。 [電子書籍版]第1巻タイ篇の目次 序 第1章 航海 第2章 バンコクの住民 第3章 王宮 第4章 寵妃と娘子軍 第5章 博奕と芝居 第6章 チャオプラヤー河の遡航 第7章 寺とパゴダ 第8章 バンコクへ帰る 第9章 漁船の旅 第10章 山の生活 1939年に刊行された『シャム、カムボヂァ、ラオス諸王國遍歴記』(大岩誠訳/改造社)を改題して分冊、現代仮名遣いに変更。ムオのたどった道など、豊富な図版をあわせて。
  • Under the Rose (1) 冬の物語
    4.8
    1~10巻825~1,045円 (税込)
    19世紀英国。没落貴族である侯爵家の娘・グレースは愛人のロウランド伯爵宅で謎の死を遂げた。彼女の息子ライナスとロレンスは実父のロウランド伯爵に引き取られるが、ライナスは母の死にロウランド家の人々が関わっていると疑念を抱く。真相を究明しようとするライナスの孤独な闘いが始まった--。
  • アンデッドガール・マーダーファルス(1)
    4.4
    19世紀末。怪物と人間が共生する仏蘭西にて、吸血鬼の妻が殺された。人間は忌避する「怪物の事件」を任されたのは"鳥籠使い"と呼ばれる探偵。その探偵もまた、怪物か!? 「平成のエラリー・クイーン」青崎有吾の野心作を、超絶技巧のド新人漫画家・友山ハルカが渾身の漫画化! 懸命の作業量に裏打ちされたタッチで描く、奇想奇抜な怪物論理<モンスターロジック>の世界!
  • アントニー 5幕散文ドラマ
    -
    アレクサンドル・デュマの最も一般的な略歴は以下である。 1802年フランスのヴィレール・コトレ生まれ。 19世紀フランスを代表する作家の一人。幼少よりラテン語、古典文学を学び、17歳で『ハムレット』を観て劇作家を目指す。20歳でパリに出た後、『アンリ三世とその宮廷』、『クリスティーヌ』の大成功によって劇作家としての地位を得る。その後も数多くの劇作を発表し続けるが、フランス・ロマン派の影響を受け、徐々に歴史小説に移行する。1844年、「ル・シエークル」誌に連載された『三銃士』が爆発的な人気を得た他、『王妃の首飾り』、『黒いチューリップ』などの大作を世に送り出す一方で、革命に積極的に参加するなど当時のフランス国内に多くの影響を与えた。晩年はフランス、ベルギー、ドイツ、オーストリアなどを転々としながら創作活動を続け、1870年、ピュイの別荘にて死去。 主な作品は、『三銃士』、『二十年後』、『モンテ・クリスト伯』、『王妃マルゴ』、『王妃の首飾り』、『黒いチューリップ』など多数。 もちろん、フランス文学史がロマン主義を避けて通ることができないかぎり、デュマに触れないわけにはいかないが、ヴィクトル・ユゴー、アルフレッド・ド・ミュッセ、アルフレッド・ド・ウ゛ィニーなどと比較すると、デュマは明らかに挿話的な扱いしか受けないのが普通である。しかし、2002年11月、ついにアレクサンドル・デュマの亡骸が国葬としてパリのパンテオンに移され、国民作家の列に加わったのだ。  一般に日本でのフランス・ロマン主義の研究は手薄だが、なかでもアレクサンドル・デュマについての研究は皆無に等しい。デュマと言えば『三銃士』や『モンテ・クリスト伯』といった大衆娯楽作品の印象が強く、また数知れない代作者を使ったという理由で悪名も高い。また、その作品の全体について正確な総数すらわからないほどのいわば濫作者であったからよけいに始末が悪いのかもしれない。いったいどれだけ作品を出版したのだろうか。 カルマン・レヴィー出版社が1902年に出したアレクサンドル・デュマ作品総カタログによる作品分類は以下の如くであった。1)歴史小説および歴史研究128作品218冊。2)個人伝41作品、64冊。3)回想録、閑談9作品、11冊。4)少年少女物語5作品、6冊。5)旅行記18作品、35冊。6)戯曲66作品25冊。以上合計271作品、359冊(若干数の作品は重複の可能性がある)。シャルル・グリネルの『アレクサンドル・デュマとその作品』ではカルマン・レヴィー版全集で298作品142巻という数字を出している。Webサイトで検索すると688作品がリストされていて、270作品とか289作品とかをはるかに超えた多作家であることは間違いがない。ジャンルも小説、伝記、回想録、おとぎ話、旅行記そして戯曲と多彩である。 ≪Elle me resistait, je l’ai assassinee!....≫ 「俺を拒んだ、だから殺したのだ!」 有名なこの幕切れの台詞と共に、愛人アデルを殺した暗い目付きの主人公アントニーは、1831年以後しばらくの間フランスの若い世代を席巻した。1831年5月3日ポルト・サン・マルタン座で初演された『アントニー』は、当時の上演事情から見ると異例としか言いようのないほどの連続上演記録を作った。「このドラマはパリで連続131回上演された。内訳はポルト・サン・マルタン座で100回、オデオン座で30回、イタリアン座で1回である。そればかりか、またフランス中で巡回公演され、その年1831年は非難ごうごうであったが、1833年から1837年までは大成功を収めた。 今日のわれわれから見るといささか大時代なこの姦通劇が、どのように着想され、どうしてこのような熱狂的な反響をもたらしたのであろうか。
  • アンナ・アップルトンの冒険
    -
    19世紀末ロンドン。トビィは下街で暮らす身寄りのない少年。そこに現れたのは貴族の娘、アンナ。シャーロック・ホームズに感化され、自称探偵として活動するアンナお嬢様は、トビィを見初め、屋敷の召使い兼探偵助手として雇い入れる。思い込み激しく、推理は適当、探偵失格なアンナに振り回されるトビィは、無事お嬢様を守り切れるのか。
  • アンナ・カレーニナ
    完結
    4.3
    19世紀ロシアの貴族社会――政府高官で歳の離れた夫カレーニンと愛しい息子セニョージャの、良妻賢母として平和に暮らしてきたアンナ・カレーニナは、ヴィロンスキー伯爵と出会う。そしてヴィロンスキーとの真実の愛を信じ、すべてを捨てた時から、アンナの運命は大きく変わっていく。 トルストイ原作の世界的な名作をいがらしゆみこが漫画化!

    試し読み

    フォロー
  • アンナ・カレーニナ 1
    4.2
    青年将校ヴロンスキーと激しい恋に落ちた美貌の人妻アンナ。だが、夫カレーニンに二人の関係を正直に打ち明けてしまう。一方、地主貴族リョーヴィンのプロポーズを断った公爵令嬢キティは、ヴロンスキーに裏切られたことを知り、傷心のまま保養先のドイツに向かう……。激動する19世紀後半のロシア貴族社会の人間模様を描いたトルストイの代表作。真実の愛を求め、苦悩する人間たちが織りなす一大恋愛叙事詩。
  • アーサー王宮廷のコネティカット・ヤンキー
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中世のアーサー王時代にタイムスリップした近代人ハンクの奇想天外な物語! 人間の悲喜劇を描くトウェインの頂点をなす作品。喧嘩相手の一撃で気絶した19世紀のコネチカット・ヤンキーが意識を取り戻してみると、そこは騎士道精神に貫かれた6世紀のイギリスであった。6世紀の住人として生きることになった主人公ハンク・モーガンは、近代科学の知識を駆使したことからアーサー王の目に止まり、王直属の高官となって、6世紀のイギリス社会で多くの改革や教育に手を染める。そして、騎士道社会の習慣にならい、みずからも諸国遍歴の旅へ出て、数々の冒険を体験していく。……最後は虐殺を伴う大戦争という方向を取り、コネチカット・ヤンキーは、魔術師によって13世紀間も続く深い眠りに陥ってしまうという巧みな文学手法によって、ふたたび19世紀に出現する。そしてベッドのなかで狂おしいうわ言を口走って息絶える……。

    試し読み

    フォロー
  • アーリヤ人の誕生 新インド学入門
    NEW
    -
    ヨーロッパのラテン語・ギリシア語とインドのサンスクリット語に共通の祖となる、失われた起源の言語――。そんな仮想の言語の話し手として「アーリヤ人」は生み出された。そして、それは瞬く間にナチス・ドイツの人種論に繋がる強固な実体を手に入れる。近代言語学の双生児「アーリヤ人」は、なぜこれほどまでに人々の心を捉えて離さないのか。 言語学誕生の歴史から、「すべての起源」インドに取り憑かれた近代ヨーロッパの姿が克明に浮かび上がる! 「インド学」はインドで発達した学問ではない。18世紀末からサンスクリット語文献を集めてきたヨーロッパを中心に発達してきた。私たち日本人が抱く「インド」イメージもまた、近代ヨーロッパという容易には外しがたい眼鏡を通して形成されている。 植民地インドで「発見」された古典語サンスクリットの存在は、ラテン語やギリシア語との共通性から、ヨーロッパとインドに共通する起源の言語の存在を想像させた。類稀な語学の才に恵まれたイギリス人ウィリアム・ジョーンズ(1746-94年)によるこの「発見」によって、近代言語学は誕生する。同時にオリエンタリズムがヨーロッパを席巻し、『シャクンタラー姫』をはじめとするサンスクリット語文献が次々にヨーロッパで翻訳された。 その奔流のなかで『リグ・ヴェーダ』を英訳したのが、ドイツ出身で英国オックスフォード大学に職を得たフリードリヒ・マックス・ミュラー(1823-1900年)である。彼は比較言語学の成果から、『リグ・ヴェーダ』の成立年を紀元前1200年頃と推定し、「アーリヤ人の侵入」を紀元前1500年頃とした。日本の教科書でもよく知られる記述の源は、ここにある。 19世紀ヨーロッパで言語学とともに誕生した「アーリヤ人」は、20世紀にはナチス・ドイツによるユダヤ人迫害を生み、さらにはインダス文明が発見されたインドに逆流して、考古学的成果と対峙しながらさらなる波紋を生んでいく――。 近代言語学の双生児「アーリヤ人」は、なぜこれほどまでに人々の心を捉えて離さないのか。なぜ言語は常に民族という概念を呼び寄せずにいられないのか。言語学誕生の歴史をひもとくことで「起源」というロマンに取り憑かれ、東洋を夢見た西洋近代の姿を克明に描き出す。インドの実像に目を開く一冊。(原本:『新インド学』角川書店、2002年) 【本書の内容】 第1章 インド学の誕生ー―十八世紀末から十九世紀初頭のインド・カルカッタ 第2章 東洋への憧憬ー―十九世紀前半のヨーロッパ 第3章 アーリヤ人侵入説の登場ーー―十九世紀後半のヨーロッパ 第4章 反「アーリヤ人侵入説」の台頭――二十世紀のインド 第5章 私のインド体験ー――多様性との出会い 補 章 出版二十年後に
  • イエティの伝言(小学館文庫)
    3.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 19世紀末に足跡が発見されて以来、何度も目撃されているというヒマラヤの住人・イエティだが、その実体はいまだに謎だ。本書は、イエティのリーダーが捕獲されたことで明らかになったその生き方や能力が、人間の欲望に翻弄されていく物語。架空の土地や謎の生物を描きつつ人間社会に疑問を投げかける筆者の真骨頂。「文明という集団主義は、そうして個人を駄目にし続けてきた」というメッセージが心に響く。
  • 家なき娘(上)
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 インドからパリまでの長い旅の途中で、父も母も失ったペリーヌは、フランス北部にある祖父の工場まで一人たどり着く。祖父は、ペリーヌの父を勘当していた。インドで生まれた孫のペリーヌを受け入れるわけがないと思ったペリーヌは、身分を隠し工員として働きはじめる。近くの無人の小屋を手に入れ、たった一人で住み始めるが、一人暮らしは、ペリーヌにとって思わぬ喜びの連続であった。アニメ「ペリーヌ物語」の原作。「家なき子」とともに19世紀フランス児童文学の傑作の完訳。
  • 医学生のための医学史(まとめ問題付き) 流れがわかる&大事なとこだけ
    -
    1巻1,018円 (税込)
    おさえるべきポイントはココ!医学史の重要点を多くの写真や図とともに解説。「難しい」が「楽しい」になる 長い医学の歴史、その中の“重要なポイントだけ”をまとめた本書は、180点以上の図版を掲載し、その解説を読むだけでも全体の流れをつかめるという便利さ。巻末のオリジナル問題を解けば、絶対におさえるべき知識の再確認もできる。さらに深く学びたい人のためにコラムもたっぷりと掲載。「興味はあるけど手が出せなかった」というもったいない人にも、「医学史って面白いの?」と疑っている人にもオススメの1冊。医学の歴史を知れば、人間の歴史が分かる。人間の歴史が分かれば、人間を理解できる。まさに“医学生のための”医学史。 【目次】 序文 医学史年表 A.古代・中世 1.先史時代 2.医神の時代 3.ヒポクラテス 4.ローマの医学—ガレノスの登場 5.アラビア医学 6.インドの医学『アーユルヴェーダ』 7.中国の医学 8.中世ヨーロッパの医学 B.近代 1.解剖学の復興 2.血液循環の発見 3.外科学の発展 4.科学的医学の胎動 C.19世紀 1.病理学と診断学の発達 2.細菌学と消毒法 3.麻酔の発明 4.薬物学の発達 D.20世紀 1.抗生物質の発見 2.画像診断の発展 3.DNAの発見 E.日本医学史 1.古代・中世の医学 2.西洋医学の伝来 3.江戸時代の医学 4.開国と明治維新 5.日本人医学者の活躍 F.トピックス 1.ワクチンと免疫学の歴史 2.神経学・脳外科学の歴史 3.精神医学の歴史 4.病院と看護の歴史 5.医用機器の歴史 まとめ問題 +α リスト ノーベル生理学・医学賞リスト 図版出典一覧 著者プロフィール 【著者】 百島祐貴 慶應義塾大学医学部卒業。同医学部放射線診断科専任講師を経て、慶應義塾大学病院予防医療センター副センター長。専門は神経放射線診断科学、MRI診断学だが、医学史、科学技術史にも深い関心がある。医学博士。主な著書に「画像診断コンパクトナビ」(医学教育出版社, 2015)、「ペニシリンはクシャミが生んだ大発見」(平凡社,2008)、翻訳書に「アトミックアクシデント」(医学教育出版社,2017)、「一目でわかるMRI超ベーシック」(メディカル・サイエンス・インターナショナル,2017)がある。
  • 医学全史 ――西洋から東洋・日本まで
    -
    現代医学はどのようにしてできあがったのか? 古代より、伝統医学は経験から治療法を、推論から理論を創り出すと同時に、西洋では解剖学という人体の科学的探究を続けてきた。それが19世紀に、病理解剖学や実験生理学の発展に伴い実践的な治療と結びつき、劇的な変貌を遂げることになる。医史学研究の第一人者が古今東西の書物を繙き、萌芽期から現代までの歴史を丁寧に辿りつつ、その飛躍的発展の背景に迫る決定版通史。
  • 医学の近代史 苦闘の道のりをたどる
    3.0
    1巻1,309円 (税込)
    医師たちの知られざる試行錯誤の歴史 すぐに診断や治療ができる高度な医療は今や当然のものと思われているが、その背景には、ルネッサンス以降の医師たちの厖大な試行錯誤が積み重ねられていた。ヒルに血を吸わせる療法、麻酔発明者たちの自死や狂死、精神に異常をきたして犠牲者を出し続けた外科医など、エピソード満載の新鮮な医学史。 [内 容] 序章 近代医学の基礎の確立 第一章 臨床医学の発展―一八世紀から一九世紀 第二章 基礎医学の興隆―一九世紀後半 第三章 外科の大発展―一九世紀から二〇世紀 第四章 移植される臓器とつくられる臓器 第五章 二大死因克服への挑戦 第六章 生体を調節する仕組みの解明―二〇世紀の医学の発展 第七章 感染症との闘いと免疫学の進歩 第八章 神経疾患と精神疾患 第九章 日本の医学の発展 終章 医学・医療の進歩と現代の課題
  • 公爵さまが、あやしいです
    3.0
    19世紀英国。幼い頃に両親を亡くしたベアトリス嬢は、叔母の家に身を寄せる居候。内気で読書好きな性格も災いして、すっかり婚期を逃していた。だからその日も、肩身の狭いハウスパーティーが一刻も早く終わることを願っていたのに、事件は起こってしまった。頭部を殴打された男性の死体を図書室で発見してしまったばかりか、そこであろうことか公爵と鉢合わせ。彼は頭脳明晰で美しいけれど、とても高慢な人物だ。案の定ベアトリスを体よく現場から追い出し、「男性は自殺だった」と嘘を吹聴した。公爵さまが犯人だからなの? しかし嘘の真意を知ったベアトリスは公爵と協力して事件の真相を探ることに。誰にも注目されずに情報を集められる冴えない令嬢と、絶対的な発言権をもつ公爵――身分違いの凸凹バディの運命は!?
  • イギリスから見れば日本は桃源郷に一番近い国
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されております。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 イギリスの矛盾と秘密だらけの政治、家庭と教育の崩壊、エネルギー危機、スコットランド独立騒ぎ。 そんな国から見れば、日本こそ世界一安定した桃源郷だ。ベストセラー『日本はイギリスより50年進んでいる』第2弾 ●著者から読者へのメッセージ 「『日本は桃源郷に一番近い』と言ったのは、19世紀英国の詩人アーノルド卿でした。 私自身、日本に住んでいた時は日本社会の様々な様相に批判的でした。 しかし今、イギリスに14年暮らしてみると、 アーノルド卿の言葉がなんのためらいもなくすんなりと入ってきます。 前著『日本はイギリスより50年進んでいる』では、生活に密着した立場から、それらを列挙しました。 今回の本ではマクロな視点から、日本とイギリスの政治、経済、社会、教育に切り込み、 日本人自身がマイナスであると考えていることが、イギリスから見れば必ずしもそうではないこと、 そこに日本人も気づいていない、新たな意味や価値を探ってみたいと思います」。 目次 ■第1章=日本は桃源郷に一番近い国…勤勉・努力型の国民 ■第2章=イギリスも認めた日本の学校教育の「成功」 ■第3章=フェミニズムは幸福を約束するのか。日本女性はイギリス女性より幸せ ■第4章=矛盾と秘密が嫌いな日本、矛盾と秘密だらけのイギリス ■第5章=アングロサクソンの罪に問われている日本。その典型が捕鯨問題 ■第6章=イギリスの未来を担うのはどこの国か。注目されている日本の原発技術 ●コラム=分断国家イギリス…スコットランド独立問題 信夫 梨花(しのぶ りか): 大阪府生まれ。大阪府立大学総合科学部卒業。 京都大学大学院を経て、米ウィスコンシン大学マジソン校修士課程修了(教育政策研究・比較教育学専攻)。 修士論文のテーマは「イギリス・サッチャー政権の教育政策」。 東京で国際交流基金勤務の後、99年、渡英。 以来、ロンドンを拠点に日本のメディア向けの様々な取材や執筆活動などを行う。 ヴァージン・アトランティック航空のサイト内「RICAのロンドン日記 私の好きなイギリス」の人気ブロガー。 著書に『日本はイギリスより50年進んでいる』。
  • 異国迷路のクロワーゼ Le cahier d’ Yune
    4.0
    大人気コミックが待望のノベライズ! 19世紀フランス、パリ。小さな鉄工芸品店「ロアの看板店」で働くことになった日本人の少女・湯音が、店主の少年・クロードにもらった1冊の日記帳に綴る、優しい出逢いの物語。
  • イスラエルの起源 ロシア・ユダヤ人が作った国
    3.5
    「イスラエル」は、どんな国でしょうか? 中東でよく戦争をしている、小国だが強大な軍事力をもっている、と思う人もいるでしょう。一方、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』(1993年)を思い出しながら、長らく迫害されてきたユダヤ人がナチスによるホロコーストの末、ついに作り上げた国と考える人もいるかもしれません。 迫害されてきたかわいそうなユダヤ人が念願かなって作った国、しかしアラブ人(パレスチナ人)を迫害している攻撃的な国――このような対極的なイメージは、いかにして生まれてきたのか。本書は、この謎に迫ります。 ホロコーストがイスラエル建国の大きな後押しになったことは間違いないとしても、そのことはイスラエルの軍事的な志向性を説明しません。さらに歴史を遡ると、19世紀後半からユダヤ人が変化していったこと、それが「国家」による自衛を求める動きにつながっていったことが明らかになります。そこで重要な役割を演じたのが、ロシア人でした。 その具体的な動きを追っていくために、本書はまずロシアのリベラリストに注目します。民族の自由を訴え、それゆえユダヤ人の同化にも反対したマクシム・ヴィナヴェル(1863-1926年)の活動を追っていくとき、パレスチナにユダヤ人国家を作ることを目指すシオニズムに共鳴したユダヤ人の中にも同じ主張をもつ者がいたことが分かります。その典型は、ダニエル・パスマニク(1869-1930年)に見られるものです。 ところが、1880年代にロシアで「ポグロム」と呼ばれるユダヤ人への迫害が始まると、ユダヤ人的側面とロシア人的側面を共存させていたロシアのユダヤ人たちは、徐々にユダヤ的側面に特化していきます。そのときユダヤ人たちがもったのが、ロシアの近代化に寄与してきたユダヤ人は「西洋的」だが、ロシアはそれに対立する「東洋的」な性格を持ち続けている、という認識でした。「東洋的」なロシアによって「西洋的」なユダヤ人が苦境に陥ったとき、「西洋的」な国家はユダヤ人を助けない──その経験は、やがてイスラエルが建国され、アラブ人の暴動が起きたとき、同じ構図をユダヤ人の中に想起させるのです。 『ロシア・シオニズムの想像力』で高い評価を受けた気鋭の研究者が巨大な問いに挑む渾身の論考。現代世界を読み解く手がかりが、ここにあります。 [本書の内容] 序 章 二種類のユダヤ人 第一章 内なる国際関係 第二章 ユダヤ人とロシア帝国 第三章 「ロシア・ユダヤ人」の興亡 第四章 ファシズムを支持したユダヤ人 第五章 民族間関係の記憶 第六章 相補関係のユダヤ化 終 章 多面的な個が民族にまとまるとき
  • 〈イスラーム世界〉とは何か 「新しい世界史」を描く
    4.0
    ジャーナリズムで、また学問の世界でも普通に使われる用語、「イスラーム世界」とは何のことで、一体どこのことを指しているのだろうか? ムスリムが多い地域のことだろうか、それとも、支配者がムスリムである国々、あるいはイスラーム法が社会を律している地域のことだろうか。ただ単に、アラビア半島やシリア、パレスチナなどの「中東地域」のことを指しているのだろうか? 本書は、高校世界史にも出てくるこの「イスラーム世界」という単語の歴史的背景を検証し、この用語を無批判に用いて世界史を描くことの問題性を明らかにしていく。 前近代のムスリムによる「イスラーム世界」の認識、19世紀のヨーロッパで「イスラーム世界」という概念が生み出されてきた過程、さらに日本における「イスラーム世界」という捉え方の誕生と、それが現代日本人の世界観に及ぼした影響などを明らかにする中で、著者は、「イスラーム世界」という概念は一種のイデオロギーであって地理的空間としては存在せず、この語は歴史学の用語として「使用すべきではない」という。そして、地球環境と人類史的視点から「新しい世界史」を構想し叙述する方法の模索が始まる。 本書は刊行当時、歴史学者・イスラーム学者の間に議論を引き起こし、アジア・太平洋賞特別賞を受賞した。文庫化にあたり、原本刊行後の議論を踏まえて「補章」を加筆。〔原本:『イスラーム世界の創造』東京大学出版会、2005年〕
  • 位相のこころ
    4.7
    位相は“近い”という日常感覚を数学的に厳密にとらえ直したもの、といってよく、現代数学において最も基本的で重要な概念の1つである。歴史的には、18世紀から19世紀末にかけて解析学が進展していくなかで、極限・収束・連続性などをめぐる議論から位相空間論が生まれ、20世紀における関数解析学の展開によって、より抽象的に定式化されていった。本書は、数学の意味・こころを語る達人である著者が、1950年代、60年代、70年代に、位相をめぐって書き綴った「位相解析入門」「位相用語集」「位相構造」という3つの文章からなる。著者の名調子に乗せられて、位相のこころを体感してみよう。
  • 板情報トレード
    完結
    -
    著者リチャード・D・ワイコフは、19世紀末から20世紀初めのアメリカで活躍した株式トレーダーで、ダウ、リバモアなどの理論に通じ、独自の投資システムを確立したテクニカル分析の先駆者だ。 本書では資金の準備から始まって、本格トレードに入る前の練習法、銘柄選び、仕掛け方、ストップ注文の出し方、相場展開の読み、利益確保の方法、手仕舞い方、心のコントロールに至るまで、株式トレードに必要な基礎を網羅する。 特に中心的なテーマは「テープリーディング」で、これは稀代の相場師ジェシー・リバモアも用いた投資手法として知られる。ワイコフによると、テープリーディングとはテープに基づいて株価の当面のトレンドを確定する科学であり、現在のテープ情報から将来起こりそうな出来事を予測することである。 また、マーケットの魔術師リンダ・ブラッドフォード・ラシュキは「スイングを解釈するためには、より大きなトレンドのなかにある個々の値動きを研究し、分析することが重要」と述べる。それはまさに「リチャード・ワイコフ、ジェシー・リバモア、ジョージ・ダグラス・テイラーなどの初期のテープリーダーが活躍した、100年以上前の純粋な市場分析のルーツに戻ること」なのだ。 本書は100年以上前に書かれたものであるが、株式売買の仕組みは基本的に現在と変わりがない。今日の株式投資家にとっても計り知れない価値のある基本図書である。
  • イタリア現代史 第二次世界大戦からベルルスコーニ後まで
    4.0
    19世紀半ばに建国したイタリア王国は、ファシズムの台頭と第2次世界大戦の敗戦を経て、1946年に共和国へと生まれ変わる。デ・ガスペリらが主導する戦後復興を経て、50年代に高度経済成長を実現したものの、その後の歩みは平坦ではなかった。モーロ元首相の誘拐・暗殺事件に代表される左右のテロや横行する汚職、そして繰り返される改革の試みと挫折……。70年の戦後の歴史をたどり、この国の相貌を描き出す。
  • イタリア旅行 「美しい国」の旅人たち
    3.0
    今も昔もイタリアが人気の旅行地であることに変わりはないが、旅の目的は時代によって大きく変化してきた。古代ローマ芸術への礼賛からローマやナポリが人気だった18世紀。理想風景への憧れから画家たちが田園や海辺に集い、ゴシックリバイバルの影響でフィレンツェなど中世都市にも目が向けられた19世紀。ヨーロッパを席巻したイタリア旅行ブームを追体験し、そこから生まれた多彩な文化を覗いてみよう。
  • 異端の刻印
    3.8
    19世紀、ウィーン。“優しき美貌の神父”と慕われているマクシミリアンは、凄惨な過去により心を凍らせて生きていた。ある日、郊外で全身の血が抜き取られた死体が見つかり、調査を命じられたマクシミリアンのもとにオズワルドという司教が派遣されてくる。彼の毅然とした優しさと厳しさに、心の檻を溶かされたマクシミリアン。知らず惹かれていくが、思わぬ出来事で彼が闇の眷属――ヴァンパイアであることを知り…。
  • 一度は行きたい幻想建築~世紀末のきらめく装飾世界
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 36ヵ国・約400のアール・ヌーヴォー建築をオールカラーで収録! 華麗な彫刻、美しい絵画に彩られた世界各地のすてきな建物が589カット! 芸術家たちが創造した夢のような道端アートの世界。 日本のガウディ梵寿綱氏の建築と解説入り! ▼もっと詳しく▼ 「暮らしの中にアートを」という芸術運動(アール・ヌーヴォー)に導かれ、 クリムト、ミュシャら芸術家たちが街中を彩った黄金の時代=19世紀末。 その華やかな時代に、芸術家と職人たちが創りだした、美しく幻想的な建築を35年にわたって撮りためてきた著者が、膨大なコレクションの中から 一度は見たいアート建築を厳選して紹介する珠玉のビジュアルブック。 □本書の遊び方□ 1.36ヵ国400以上の世紀末建築の「メニュー」を楽しむ。 2.住所を入力、ストリートビューで様々なアングルを味わう。 3.知られざる傑作をグーグルマップで探してみる。 4.実際に行って、見て、触って、撮って、シェアする!
  • 一八八八 切り裂きジャック
    4.0
    19世紀末、霧の帝都ロンドンを恐怖に陥れた連続娼婦殺人事件。殺人鬼「切り裂きジャック」の謎を日本人留学生の美青年探偵・鷹原と医学生・柏木が解き明かしていく。絢爛たる舞台と狂気に酔わされる名作ミステリ!
  • 1ポンドの純情
    完結
    4.0
    全1巻550円 (税込)
    逮捕された父の無実を証明するため、クロエは田舎町から単身ロンドンへやってきた。 慣れない都会暮らしをするうちに、失業したところを実業家のエヴァンに雇われる。 なにかと気にかけてくれるエヴァンに好感を抱くものの、父の事件のことで自重していた。 一方のエヴァンにもクロエの知らない一面がある様子 ある日、故郷から別れた恋人がクロエに会いにきて復縁を迫り、 嫉妬したエヴァンに唇を奪われ戸惑う。 互いに秘密を抱えながら、二人は惹かれ合っていくが── 19世紀ロンドンを舞台としたラブストーリー。
  • 一生ものの木の家具と器:東海・北陸の木工家25人の工房から ―名古屋・岐阜・三重・静岡・富山・金沢・輪島―
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 若手からベテランまで、オリジナリティのある人(自分のスタイルを持っている人)を幅広く選んだ。木地づくりから仕上げまで、すべて一人で手掛ける人。例えば、伝統工芸系では、新しい感覚を加味した作品づくりをしている方。漆関係では、塗りだけの塗師は掲載していない。 1)家具系 荒木寛二(富山県):拭き漆仕上げの座卓などの家具、小箱など。「日本伝統工芸展」入選常連のベテラン作家。井崎正治(愛知県):使いやすく比較的リーズナブルな家具。女性に人気の木彫も。石井学(岐阜県):スギやカラマツなど地元材を使った洗練されたデザインの家具。甲斐晋(金沢市):スタイリッシュな現代的な家具や椅子。久保田堅(岐阜県):ヨーロッパの農民が昔から作っていたペザント・アートの日本の第一人者。須賀忍(三重県):正統派の木工家具作家。重厚で存在感のある家具を制作。下尾和彦・さおり(富山県):夫婦でデザインセンスのいい家具や小物を制作。最近、茶道の立礼用の家具が評判。深見昌記(名古屋市):鉄と木を組み合わせた家具や椅子。厨子なども制作。藤井慎介(静岡県):ユニークな造形で座りやすい椅子。刳り物の器。国展などの公募展での受賞多数。山本伸二(三重県):彫刻的で重厚感のあるオブジェのような椅子が有名。元々は唐木細工職人。 2)漆系(木地から手掛ける) 角間泰憲(金沢市):1984年生まれの新進気鋭の木漆工芸家。「日本伝統工芸展」新人賞受賞。高田晴之(石川県輪島市):器や椀の木地師だが、自らも漆を塗って作品に仕上げる。名古路英介(名古屋市):センスのよい挽き物の器、皿、椀。西端良雄(石川県輪島市):元々は木地師だが、オリジナリティのある漆の器などを制作。藤野征一郎(石川県):気鋭の木漆工芸家。オブジェのような作品も作る。山田真子(石川県):山中の若手木地師だが、柔らかい感性から作る椀などの作品が評判。泉健太郎(新潟市):卵殻箱、ペザント・アート系の木彫など、自分のスタイルを持つ、今売り出し中の木工作家 3)クラフト系 川合優(岐阜県):杉箱、正倉院御物からヒントを得た干菓子盆など。河村寿昌(岐阜県):200種類もの木材を所有。それらをロクロで挽いた小箱など。中矢嘉貴(静岡県):サクラなどの生木を旋盤で削り出したランプシェードが評判。松本寛司(愛知県):仏師の経験を生かし、器やカトラリーを彫る。脚付きカッティングボードが人気。 4)その他 田中孝明(富山県):井波の木彫刻師。伝統を受け継ぎながら、カトラリーや現代的な木彫作品を作る。大西達朗(愛知県):19世紀ギターなどを制作。音がよいと評判。馬場世司博(愛知県):「オートマタ」という仕掛け付きの木のおもちゃを、風刺のきいたテーマで制作。
  • 一天四海のマーガレット 1 80日間世界一周
    3.0
    【SD名作セレクション(テキスト版)】19世紀のロンドン、英国貴族エリオット・マクスウェルは、先祖が遺した膨大な借金を背負いながらつましく暮らしていた。しかしある日、彼の館が突然大爆発! 地下に眠っていた美少女と共に80日で世界を一周しなければ、人生の全てを失ってしまう! ヴェルヌの『80日間世界一周』だけを頼りにロンドンを飛び出した二人を待つものは……?※この商品にはイラストが収録されていません。
  • 1分間資本論 差がつく実学教養(5)
    4.0
    現代の実業家も大いに参考になる! 革命家・マルクスの代表作のエッセンスが1分でわかる。 19世紀前後に起こった産業革命以降、工業化により商品の大量供給が可能になりましたが、貧富の差はますます広がり、人々の生活は豊かになるどころか苦しくなるばかり……。 労働者を酷使する生産過程の中で新たな価値を生み出す「搾取」のシステム……。 資本主義社会に生涯を賭けて立ち向かった革命家・マルクスの代表作のエッセンスを、1分間シリーズとして、わかりやすく解説した1冊です。
  • 遺伝子‐親密なる人類史‐ 上
    4.4
    19世紀後半にメンデルが発見した遺伝の法則とダーウィンの進化論が出会ったとき、遺伝学は歩み始めた。ナチス・ドイツが優生思想のもと行なった民族浄化という負の遺産を背負いながら、ワトソンとクリックによるDNA二重らせん構造の発見を経て、遺伝学は生命科学そのものを変貌させてゆく。 『がん―4000年の歴史―』でピュリッツァー賞に輝いた著者が、自らの家系に潜む精神疾患の悲劇を織り交ぜて語る遺伝子全史。
  • 犬は勘定に入れません(上) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
    4.3
    〈ヒューゴー賞・ローカス賞受賞〉タイムトラベルで21世紀と19世紀を往復する史学生の男女の冒険を軽妙洒脱に描く話題作  人類はついに過去への時間旅行を実現した。その技術を利用し、オックスフォード大学は、第二次大戦中、空襲で焼失したコヴェントリー大聖堂復元計画に協力している。史学部の大学院生ネッドは、大聖堂にあったはずの ""主教の鳥株"" を探せと計画の責任者レイディ・シュラプネルに命じられた。だが、21世紀と20世紀を何度も往復して疲労困憊、とうとう過労で倒れてしまった!? SFと本格ミステリを絶妙に融合させた話題作
  • 荊の城 上
    4.1
    19世紀半ばのロンドン。17歳になる孤児スウは、下町の故買屋の家に暮らしていた。ある冬の晩、彼女のもとに顔見知りの詐欺師がやってくる。さる貴族の息子というふれこみで、〈紳士〉とあだ名されている、以前スウの掏摸の腕前を借りにきたこともあった男だ。彼はスウにある計画を持ちかける。とある令嬢をたぶらかして結婚し、その巨額の財産をそっくりいただこうというのだ。スウの役割は、令嬢の新しい侍女。スウはためらいながらも、話にのることにするのだが……。CWAヒストリカル・ダガー受賞&第1位「このミステリーがすごい! 2005年版」海外編ベスト10。
  • イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ
    4.3
    19世紀ロシアの一裁判官が、「死」と向かい合う過程で味わう心理的葛藤を鋭く描いた「イワン・イリイチの死」。社会的地位のある地主貴族の主人公が、嫉妬がもとで妻を刺し殺す――作者の性と愛をめぐる長い葛藤が反映された「クロイツェル・ソナタ」。トルストイの文体が持っている「音とリズム」を日本語に移しかえ、近代小説への懐疑をくぐり抜けた後の新しい作風を端正な文体で再現したトルストイ後期中編2作。
  • インク色の欲を吐く 1
    5.0
    1~2巻748~968円 (税込)
    生誕150周年。25歳の若さで亡くなった異端の画家オーブリー・ビアズリー、その栄光と破滅の生涯を描く。 19世紀末のイギリス。21歳の青年ビアズリーは小説家オスカー・ワイルドのもとを訪ねてこう言った。 「是非ボクの絵を『サロメ』に使って欲しいのです」 ワイルドは突然の申し出に驚いたが、 彼の大胆不敵な態度、妖しい魅力、そしてたぐいまれなる才能に溺れていく。 同性愛疑惑、実姉との近親相姦などスキャンダラスな噂が飛び交う一方で、 肺病に苦しみながらも、ただひたすらに作品を描き、芸術にすべてを捧げた。 地位も名誉も手に入れたビアズリーが、死の直前に求めたものとは――。
  • 印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ
    4.1
    時代とともに、絵は変わる。 でも、“人間の心”は変わらない。 19世紀後半のフランスに起こった絵画運動で、現代日本でも絶大なる人気を誇る「印象派」。“光”を駆使したその斬新な描法によって映し出されたのは、貧富差が広がる近代の「矛盾」という“闇”でもあった。マネ・モネ・ドガからゴッホまで、美術の革命家たちが描いた“ほんとうのもの”とは――。 *電子版では、絵画の多くをカラー画像で収載しています。 *著者の話題作『「怖い絵」で人間を読む』につづく〈ヴィジュアル新書〉第2弾! [内容] 第1章 新たな絵画の誕生 第2章 「自然」というアトリエ 第3章 エミール・ゾラをめぐる群像 第4章 キャンバスに映されたパリ 第5章 都市が抱えた闇 第6章 ブルジョワの生きかた 第7章 性と孤独のあわい 第8章 印象派を見る眼
  • 印象派の歴史 上
    -
    19世紀パリ。美と絵画をめぐる伝統と権威に公然と反旗を翻した画家たちがいた。モネ、ルノワール、ピサロ、シスレー、ドガ、セザンヌ、モリゾ。光と色彩の新たな表現を信じた彼らは、やがて「印象主義」の名で呼ばれることとなる。偶然の出会い、友情、対立を超えて、グループ展の実現に奔走する若者たち。しかし第二帝政末期、戦火が忍び寄る――。世界的な第一人者が画家の証言や書簡、同時代資料を渉猟して描く、金字塔的通史。
  • インテリジェンス入門 英仏日の情報活動、その創造の瞬間
    3.0
    1巻1,300円 (税込)
    本書は、情報機関を最初から考えてみたいという人のための導入として執筆されている。事前の知識がなくても理解でき、理論的なアプローチへの導入にもなるのが、歴史的アプローチ。まずは歴史から入るというのが本書での狙いである。19世紀後半、列強各国に近代的なインテリジェンス機構が誕生した時代。インテリジェンスには、何よりも国民性が色濃く反映している。その誕生の瞬間において、インテリジェンスにおける国民性は、忘れ得ぬ輝きを見せるのである。インテリジェンスを歴史的な産物と捉えるなら、この時代はまさしく各国の情報機関にとっての青春時代である。青春期ゆえの過ち、あるいは成功がその次の時代にも大きな影響を及ぼしている。この青春時代を追体験すること、これが本書の目的である。いち早く諜報活動体制を確立したフランス。実は意外なほど低調だったイギリス。決して情報収集が苦手ではなかった日本。源流から見た画期的な分析!
  • ウィンターズ・テイル(上)
    -
    コリン・ファレル主演、映画化! 5月、全国ロードショー 時を超え輝く街ニューヨーク。男は忍び込んだ先の豪邸で令嬢と出会う。 19世紀末のマンハッタン。泥棒のピーター・レイクは、故郷の仲間を守るため盗賊団を裏切り、追われていた。偶然出会った空を飛ぶ白馬の助けを借り、なんとか逃げ出した先で、彼は富豪の娘ベヴァリーと出会う。湖畔の雪に閉ざされた別荘で二人は愛を深めていくが、彼女には死期が近づいていた……奇抜な人々の波瀾万丈な物語を、奔放な想像力とマジックリアリズムの手法で描き出し、アメリカ現代文学界に燦然と輝く大傑作
  • ウェディング・オークション その香りは花嫁を誘惑する
    3.4
    私が王子様とデート!? パトリシアの日常は母親が勝手に落札したデート権を得て一変! 王宮に呼び出されて出会った王子レナルドは、なんと決して忘れられない、初恋の人! パトリシアを妃に選んだ王子に、夜ごと淫らに責めたてられて、初めて感じる甘く官能的な愉悦。更には王宮で出会ったダンディな貴族ブランデルにまで迫られて。19世紀欧州宮廷で繰り広げられる濃厚ラブ!

    試し読み

    フォロー
  • ウォーターダンサー
    4.3
    19世紀中盤、アメリカ・ヴァージニア州。神秘的な力を持つ黒人奴隷のハイラムは、奴隷逃亡のネットワーク「地下鉄道」の活動に加わることで、自らが持つ力の意味とその秘密を知っていく。秘密を解く鍵は失われた母の記憶――。トニ・モリスンが「ボールドウィンの再来」と絶賛した、いま最も注目される作家による初長篇小説。
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界
    4.3
    2010年代後半以降、米中対立が激化するなか、2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻。世界情勢はますます混迷を極めている。プーチン大統領はロシア帝国の復活を掲げて侵攻を正当化し、習近平国家主席も「中国の夢」を掲げ、かつての帝国を取り戻すように軍事・経済両面で拡大を図っている。世界は、国家が力を剥き出しにして争う19世紀的帝国主義に回帰するのか? 台湾有事は起こるのか? 米中関係に精通するジャーナリストが、国際政治のエキスパート5人と激論を戦わせ、これからの世界の勢力図を描き出す。
  • ウクライナの発見――ポーランド文学・美術の19世紀
    3.0
    国家を喪失した民を魅了した、豊饒の地〈ウクライナ〉とは。プロイセン・オーストリア・ロシアの三列強により領土を分割された19世紀、ポーランド文化史上、最も重要な意味をもつポーランド・ロマン主義が開花した。そのインスピレーションの源泉となった〈ウクライナ〉を、美術・文学の中に辿る。【口絵:カラー16頁】 (※本書は2011/8/23に発売し、2022/6/28に電子化をいたしました)
  • 失われた〈重商主義〉の探求:ジェイムズ・ステュアートの商業・利潤・貨幣
    -
    1巻3,366円 (税込)
    なぜ忘却されねばならなかったのか? 経済学の歴史は、自由主義と重商主義の争いの歴史であるとも言われる(ロドリック『貿易戦争の政治経済学』)。資本主義の機能不全が指摘される昨今、重商主義への関心はこれまで以上に高まっている。 この重商主義を体系的に総括したとされるのが、本書の主人公ジェイムズ・ステュアート(1713-1780)である。その『経済学原理』(1767年)を丹念に読み解きながら、重商主義を捉え直すのが本書である。 ステュアート『経済学原理』は、資本主義が危機に陥るたび何度も読み直されてきた。19世紀にはカール・マルクスが『剰余価値学説史』で批判的に捉え直し、スミスの登場以来、忘却されたステュアートをよみがえらせている。 20世紀になると、ケインズがステュアートを召喚している。1930年代の危機のさなか、有名な「有効需要」の原理や保護貿易論がステュアートとともに提唱されていくことになる。 危機のたびに呼び出されてきたステュアートだが、マルクスはじめその読みは果たして正しかったのか? 本書は「商業」の構造を再検討しながら、利潤論と貨幣論を読み直していく。経済原論の新地平を開拓した一冊。

最近チェックした本