配信予定・最新刊

作品一覧

  • 義とされた罪人の手記と告白
    NEW
    4.0
    1巻2,277円 (税込)
    ゴシック・ロマンスの最高峰 17世紀末のスコットランド、地方領主コルウァンの二人の息子は、両親の不和により別々に育てられた。明朗快活で誰にでも愛される兄ジョージと、厳格な信仰をもつ母親のもとで陰鬱な宗教的狂熱の虜となった弟ロバート。自分が神に義認されあらゆる罪を免れていると信じるロバートは、17歳の誕生日に出会った不思議な力を持つ人物に唆されるまま、恐ろしい行為を重ねていく。変幻自在にその姿を変える〝謎の友人〟の正体は? そして政治的対立に揺れる議会開催中のエディンバラで、兄弟の宿命的な確執はついに衝撃の結末へ……。奇怪な事件の顚末が異なる視点から語られ、重層するテクストが読者を解釈の迷宮へと誘う。小説の可能性を極限まで追求し、アラスター・グレイらの現代作家にも多大な影響を与える、ゴシック小説隆盛の掉尾を飾る傑作にして早過ぎたポストモダン小説。(『悪の誘惑』改題)
  • 哀れなるものたち
    4.1
    1巻1,650円 (税込)
    19世紀後半、天才医師と、奇怪な手術で蘇生された女がいた。そう記された古書に魅せられた作家はある行動に出る。映画化原作
  • シークレット・エージェント
    3.0
    1巻1,518円 (税込)
    ロンドンの片隅で雑貨店を営むヴァーロックは、某国大使館に長年雇われたシークレット・エージェントである。彼はその怠惰を雇い主に咎められ、グリニッジ天文台の爆破事件を起こすよう命じられるのだが……陰鬱な社会とアナキストたちをめぐる人間模様を皮肉な筆致で描いた小説。
  • 腰痛、首の痛み、手足のしびれ 背骨の病気の診断・治療ガイド
    -
    肩こりや腰痛、これらは背骨に関する病気の代表的な症状。他にも、手足や脚のしびれなどの症状の背後にある、背骨に関する病気を、専門医が詳しく易しく解説。痛みやしびれの原因を確かめ、それに応じた対処をして、生涯自分の足で歩ける「健康長寿」を目指すための一冊。
  • 二十一の短篇 新訳版
    3.3
    1巻1,210円 (税込)
    廃屋に住むじいさんを狙う少年ギャングのおかしくも残酷な企みを描く「廃物破壊者たち」。バーで拾った女と自分の故郷へ旅行にでかけた男の姿が切ない「無垢なるもの」など21の短篇を収録。若島正、田口俊樹、鴻巣友季子、越前敏弥ら当代一流の翻訳者たちが参加した電子書籍版
  • 一九八四年[新訳版]
    4.0
    1巻990円 (税込)
    〈ビッグ・ブラザー〉率いる党が支配する超全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは、真理省記録局で歴史の改竄に従事していた。彼は奔放な美女ジュリアとの出会いを契機に、伝説的な裏切り者による反政府地下活動に惹かれるようになる。

ユーザーレビュー

  • 一九八四年[新訳版]

    Posted by ブクログ

    昔の小説なのに現代に通じるものがあって面白い、いつだって人は権力を持ったら支配したくなるのか、支配したいと思う人に権力が集まるのか。
    どんな時でも自分の中の正しさを信じて生きたいな、死ぬとしても。

    0
    2025年11月05日
  • 一九八四年[新訳版]

    Posted by ブクログ

     「一九八四+四〇 ウイグル潜行」を読んだのちに、改めてオーウェル「一九八四年」を読む。最初にトランプ大統領が就任した2017年以来だけど、これまで何度か読んでいる。しかし、細部はすっかり忘れていました。
     覚えているのは、「ビッグ・ブラザー」「テレスクリーン」「ニュースピーク」「二重思考」、そして「戦争は平和なり」「自由は隷従なり」「無知は力なり」。

     共産主義や全体主義を批判したディストピア小説として知られるけど、いまだに読み継がれるのは、もっと普遍的に権力そのものの本質をついているからでしょう。「権力は手段ではない、目的なのだ。・・・・迫害の目的は迫害、拷問の目的は拷問、権力の目的は権

    0
    2025年11月05日
  • 一九八四年[新訳版]

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    裏切られた人間を再度受け入れることはできるが、自分が裏切った人間を再度受け入れることはできない、確かに、そうかもしれないと思った。

    ーーーーー

    ネット番組で紹介されていたので、読んでみることに。
    ABEMA世界の果てにひろゆき置いてきた内で、東出昌大さんが旅に持ってこられていた本の中に同じジョージ・オーウェルの作品「動物農場」があり、これも併せて読んでみたいと思う。

    党のスローガン、これは人間社会の統治においての真理なのかもしれないと感じた。
    『戦争は平和なり』
    人間コミュニティーの平和のためには共通の敵が必要であり、また、反乱要因と成りうる人間の余暇や物質的余剰をなくすために戦争(的な

    0
    2025年10月19日
  • 一九八四年[新訳版]

    Posted by ブクログ

    こういう社会が、もしかしたらこれから実現してしまうかもしれない、または世界のどこかに既に存在しているかもしれないと思うと、心底恐ろしいです。
    「ニュースピーク」という概念がとても興味深かったです。

    0
    2025年09月15日
  • 一九八四年[新訳版]

    Posted by ブクログ

    これはすごい。
    こんな政治的な内容とは思ってもみなかったけど。

    1940年代に近未来を描いた作品だ。
    究極的な全体主義が世界を覆っている。
    個人の思想、思考は一切許されず、心までも制御、統制をする社会。
    反体制的な言動は顔の表情、寝言まで見逃されない。
    党の正統性を維持するための過去の記録の塗り替えも日常茶飯事。

    「テレスクリーン」や「二分間憎悪」、「二重思考」「ニュースピーク」など、聞き慣れない用語に
    最初は戸惑い、この世界に入っていくのに多少時間がかかるが、このジョージ・オーウェルが
    描いた世界はなんと精巧なことか。この世界の構想を練るのにどれだけの労力がかかったのか、
    と感心させられ

    0
    2025年09月13日

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