高橋和久の作品一覧
「高橋和久」の「一九八四年[新訳版]」「哀れなるものたち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「高橋和久」の「一九八四年[新訳版]」「哀れなるものたち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
これは文句なしの5点。
とにかく引き込まれる。
ビッグブラザーによる反対勢力の潰し方には驚くほどのリアリティを感じる。そしてそれに抗う主人公の姿に人間の希望を感じる。
第二次世界大戦後の1940年代は、スターリンが在任中でソ連がまだ力を持っていた。社会主義国がさらに広がることを西側諸国は恐れていたし、実際に社会主義運動は民主主義を代替する新たな政治システムとしてある程度支持されていた。
しかし、社会主義国は建国時の美しい理想からかけ離れてすぐ独裁制と権力の腐敗につながる。その歪な社会では徹底的な情報操作と洗脳、反対勢力の粛清が横行する。特にスターリンが強大な権力を思うがままにしていた時はそ
Posted by ブクログ
すごいねぇ、こんな恐ろしい、未来に実際にまぁまぁある意味そっちにどの先進国も落ち着いてる感じだよねって思えるようなものを、あんな昔に書いたんだからね。そりゃ衝撃的な作品だし、有名だし、話題になるし、今思い返してもう一度読むべき本にあげられて然るべきだよね。
ショックが強いよね。
最初の一部やや冗長的に見えるところも、あとをしっかり動かすための土台作りだし、この時代の欧米の作品ってその嫌いがすごくどの作品もある気がするし。
2人が一緒になってからの華やかな時間も、デストピアからの脱却、夢のある時間、の様でいて、乾いた心をしてくれるかと思いきやもっと恐ろしいデストピアのために重ねられた、2段目に
Posted by ブクログ
一九八四年の、というより大作家のすごいところだが、それは人間が生きて書けているという事だ。
潰瘍の描写がその際たるものだが、人間が生きているという事に付属するものというか、生きた人間を書こうと思えば、こんなふうに本題といっても差し支えのない社会とその社会への目線というのから離れた個人的な事情である身体である痛みや匂いを書くというのがどれほど効果的なのか、それがよく伝わる。
さて、本作が描く世界がこうも現実的に恐ろしいと感じるのは、何故だろうか?僕が考えるにそれは、我々でも想像ができる範囲での身体、そして内心を強く縛られる社会を書いているからだろう。
長谷敏司のプロトコル・オブ・ヒューマニティに