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19世紀半ばに建国したイタリア王国は、ファシズムの台頭と第2次世界大戦の敗戦を経て、1946年に共和国へと生まれ変わる。デ・ガスペリらが主導する戦後復興を経て、50年代に高度経済成長を実現したものの、その後の歩みは平坦ではなかった。モーロ元首相の誘拐・暗殺事件に代表される左右のテロや横行する汚職、そして繰り返される改革の試みと挫折……。70年の戦後の歴史をたどり、この国の相貌を描き出す。
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Posted by ブクログ 2016年08月05日
あまりにカオスなイタリア政治史の概説。首相の権限が弱く政権交代を繰り返し、必ずしも議会多数派が首相を輩出するわけでもなく、そもそも議会多数派形成が安定しない。そして、重要人物は暗殺され、腐敗で逮捕される。時には専門家に首相職を委ねるけど、耳に痛いことを言われたら罷免。そしてイタリア版トランプにしてな...続きを読むぜか長年首相職を務めたベルルスコーニ。他人事故に面白いと称することもできるが、やっぱりカオス。 小冊子にして、地方の動きだとか政治制度の変遷とか、国際情勢の影響とか、日本との関連を考えさせてくれる良著。
Posted by ブクログ 2016年04月14日
極右極左がうごめき、中道政党もぐずぐずに連立したり足を引っ張ったり、と比例選の悪い部分も出てきてる。この本は冷静な筆致で描いてるけど、面白おかしく書こうと思うと結構な素材なように思う。特にベルルスコーニの生命力はやはりすごい… しゃれになる範囲で日本にも出てきたらいいんじゃなかろうか(適当)。
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イタリア現代史 第二次世界大戦からベルルスコーニ後まで
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伊藤武
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