一八八八 切り裂きジャック

一八八八 切り裂きジャック

小説・文芸
1,045円 (税込)

5pt

19世紀末、霧の帝都ロンドンを恐怖に陥れた連続娼婦殺人事件。殺人鬼「切り裂きジャック」の謎を日本人留学生の美青年探偵・鷹原と医学生・柏木が解き明かしていく。絢爛たる舞台と狂気に酔わされる名作ミステリ!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    一八八八 切り裂きジャック
  • タイトルID
    :
    337340
  • 電子版発売日
    :
    2015年09月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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一八八八 切り裂きジャック のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     今年中にもう1冊読む予定だったのに、長すぎて本書が2022年最後の読書に。電子書籍は読み始めるまで分厚さに気づかないので臆さず読めるのは長所かもしれない。文庫本だったら読んでなかったかも。
     序盤はなかなか事件も起こらず優雅な留学生活ぶりに鼻白らんでいたが、細部まで丁寧な描写と美しく残酷な当時のロンドンの様子、終盤にかけての加速など、ページを捲る度にグイグイ惹き込まれていく。この時代はまだ指紋が1人1人違うことが常識ではなかったのか。長いがその分読み応えもバッチリ。もう1冊積んでる著者の別作品も楽しみ。

    0
    2022年12月31日

    Posted by ブクログ

    霧のロンドン、貴族と貧民が混在する、耽美と退廃に彩られた血生臭い街。
    主人公は、日本人医学留学生・柏木薫。最初はベルリンで解剖学を学ぶのだけど、友人の「光の君」こと鷹原惟光の紹介で、先天性奇形症候群であるエレファントマンに興味を持ち、ロンドンへ。そこで切り裂きジャック事件に出くわし、巻き込まれていく。

    切り裂きジャックについては、なんとなくしか知らなかったので、無知の状態だったこともあって、事件の凄惨さに興味を持ちながら読みました。
    読後にあらためて調べると、実際の事件とほぼ同じ流れで小説も展開されていました。その上で、あの人が犯人かもという方向に持っていったんだなぁとわかり、なかなか面白かったです。

    ただ、この作品の魅力は、事件そのもののトリックよりも、主人公が人生について悩みながら作家という存在に興味を持っていくという青春物語であったり、また大きな魅力としては鷹原のキャラです。彼は、高い知性、稀な美貌、社交術を持ち合わせながら、シニカルな見方をして時に薫と衝突しつつ、なんだかんだいいつつ薫を心配したりと、二人のやりとりに引き込まれます。

    それから、エレファントマンの描き方も、最後まで読むと感心させられました。薫に影響を与えた人物として出てくるわりには、けっこう重要なポジションにいるよな…と思いながら読んでいたのですが、そうくるとは。最後の最後、あの塔の模型に隠された秘密。しびれます。

    前半は登場人物が多く、恥ずかしながら世界史に疎くカタカナの人名にも弱い私は、何度もぺージを戻しては、これ誰やっけ??となりながら苦労して読み進める始末でしたが、物語が進むにつれ主要人物の関係性は自然とわかってきました。
    ヴィーナスのくだりも、そういうものがあるとは知らなかったので勉強になりました。あの当時ってグロテスクな美が当たり前に許容されていたんですね。

    19世紀末ロンドンにタイムスリップしたかのような気分に浸れる一冊でした。長かったけど、そのぶん読みごたえがありました!

    あと、森鴎外や北里柴三郎が出てきた他、薫と鷹原が源氏物語になぞらえてあるという遊び心。柏木薫て…(笑)でもそれが35年後のラストにつながるのだからおもしろいですね。

    0
    2022年02月05日

    Posted by ブクログ

    固有名詞にカタカナが多く、ページが800近くもあり読むのに苦労しました(笑)
    当時のイギリスの文化や生活の描写がしっかりと書かれていてそれだけでも楽しむことができました。
    読み進めるうちに切り裂きジャックの医者説も出てくるのは納得だな、と思えるほどでした。
    でもエレファント・マンと切り裂きジャックが同時代だったことには驚きました。
    確かに彼の心のうちはどうだったんだろう?と聞きたいです。

    人物としては柏木の内向的でウジウジグズグズした性格思考が気に入りませんでした。
    私もそうなので同族嫌悪なのかもしれません(笑)
    逆に人から声をかけられ社交的で見目麗しい鷹原に憧れました。
    その2人が留学後にも交流があることにはホッとしました。

    0
    2016年02月10日

    Posted by ブクログ

    大好きな服部まゆみさんの長編小説。

    1888年のイギリスを舞台にしたミステリーであり、主人公の成長物語でもあると思う。

    事件が始まるまでの導入部分は長いが、物語の世界にじっくりじっくり降りていくような感覚になれて好きだ。
    主人公の内面ーー何をどう捉え、考えたかーーの描写が細やかで、過去の自分自身とつい重ねてしまうシーンもあった。

    「とにかく面白くて誰かに勧めたい!」というより、読み終えた後に「これは自分の中でじっくり大切にしておきたい」と思う作品。

    0
    2026年08月11日

    Posted by ブクログ

    「この闇と光」が面白かったので、こちらも購入。

    前半、とにかく読み進めるのが大変でした。
    柏木の述懐や懊悩がとにかく長い。「いや事件も推理も始まらないな!?」となりながらも、それでも信じて読むことに。
    ですが第二、第三の事件が続くごとに加速度的に面白くなり、とある地点で今までのあらゆることに納得。
    そして最後の一文を読んだ瞬間、思いました。
    信じて最後まで読んで良かった!

    0
    2026年05月07日

    Posted by ブクログ

    再読。前回読んだときは歴史もほぼ知らず、登場人物の多さに圧倒されていたが、今回はある程度切り裂きジャック事件やこの時代について知ったうえで読み直した。
    事件はもちろんのこと、主人公の薫が自分の内面と向き合う姿が印象に残っている。薫が変わっていくにしたがい、ロンドンの人々や鷹原の見え方が変わっていくのは小説ならではだと感じた。
    ディケンズを読もうと思った。

    0
    2026年01月25日

    Posted by ブクログ

    実は再読だけど、ほとんど内容を覚えていなかったのでほとんど初読み気分で読めた。
    前半物語の雰囲気に慣れるまでは読むのにひたすら時間がかかったけど、後半事件の解決まで気になって一気に読めた。おかげで寝不足。
    ほんとにシリーズ化して欲しいくらいメイン2人のキャラクターが好き。

    0
    2021年12月20日

    Posted by ブクログ

    読み終わりましたー。

    久しぶりにシャーロックホームズを読んで、そのままイギリスが舞台の小説を…と思って読み始めたら、ぐいぐいズルズルとはまり…

    気がつけば、3時。

    仕事のときも休憩中に読んだりしましたが…
    長いので、休みの日にイッキ読みするのがよいかなと。

    ヨーロッパの歴史と並行しながら進みますが、私は心境が変わっていく柏木さんが好き。本の虫同士、仲良くなれそうな気がします。

    0
    2018年02月03日

    Posted by ブクログ

    皆川博子さんの「開かせていただき~」の装丁に似ていていたので手に取ってみたのだが、なんとなく中の雰囲気も似ていた…。
    とんでもなく長かったのだが、美貌の伯爵家長男(鷹原惟光)に胸キュンで何とか読み終える。しかし、もう少し整理してこの半分でテンポよく読みたかった。また、登場人物が多すぎたし、愛称も似ていて混乱した。
    ミステリーとしては面白かった。私も、犯人は彼だと勘違いしていたので…。
    ただ、犯行の動機としてはいまいち納得できなかったけど。
    光に薫…ね。美しい青年が出てくると、それだけで読んでいてワクワクしちゃう!

    0
    2017年01月29日

    Posted by ブクログ

    私はめっっちゃくちゃ面白かったです!
    主人公二人がすごく好き!!魅力的!
    そして実際の事件や人物が出て来るのに
    全然説明じみたり取ってつけた感もなく
    自然に胸の中に収まっていく物語の面白さと繊細な描写でした。
    ただ推理小説としては後手後手に回りすぎているので
    つまらないと思う方もいるかもしれませんが、
    私は、これは主人公である柏木薫の転機・成長を記した手記のようなものと思って読んでいたので、
    純朴で真面目だけど人の心の機微に疎い柏木の心の動きにも惹きつけられたし、
    日本人でありながら欧州の人をも虜にする美貌を持ち如才無く王族とも接し、
    光源氏のように皆に愛される光こと鷹原の活躍と
    その奥に疼いているしこりを覗き見ることができて
    非常に満足しながら読めました。

    0
    2017年01月07日

一八八八 切り裂きジャック の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    一八八八 切り裂きジャック
  • タイトルID
    :
    337340
  • 電子版発売日
    :
    2015年09月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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