ユーザーレビュー 公爵さま、それは誤解です リン・メッシーナ / 箸本すみれ シリーズ三巻。 恋心を自覚したベアトリスの感情変換方法が殺人事件捜査なのがブレなくて良い。 事件の真相はベアトリスから離れ闇の中なのかと思いきや、事件と恋の怒涛のラストは圧巻でした! この作品を読んでいると、安易に他者を 『この人はこういう人』 と断定するのは間違っているし、それは傲慢な事なのだと...続きを読む思い知らされます。 西洋翻訳物の恋愛って日本とはまるで違う独特の展開の仕方をするので、読んでると「あー、翻訳本読んでるんだな〜」って実感します。 Posted by ブクログ 公爵さま、それは誤解です リン・メッシーナ / 箸本すみれ 相変わらず事件としてはそんなに面白い謎解きがあるわけでもなかったが、二人の関係性が進展する巻。かつての事件関係者から依頼された殺人を、初めはベアトリス1人で解決しようと奮闘する。そんな彼女よ様子が面白くない公爵とのやり取りが面白い。何に重きを置いて読むかにもよるけれど、二人の関係に少し事件を添えての...続きを読む感覚で読むなら星5、ミステリーとして読むなら星3という印象。 Posted by ブクログ 公爵さま、いい質問です リン・メッシーナ / 箸本すみれ 前回よりも事件がしっかりしていた印象。しかし2冊通して感じたことは、どちらかと言うとミステリーを読むと言うよりは二人の関係性を読むシリーズ。 主人公ベアトリスの目を通して描かれる公爵が、段々と人らしくなってきてとても良い。前巻では主人公は勝気で20代半ばの割に、少し考えがすこし独りよがりでワガママな...続きを読むようにも見れた。こんかいはそう感じることも少なく、前回よりは読みやすかった。 二人の関係もほんの少し変わった2巻。 Posted by ブクログ 公爵さま、それは誤解です リン・メッシーナ / 箸本すみれ 待ちに待ってた3作目!! 一応謎的な要素もあるけど、ぶっちゃけそちらは2の次でベアトリスと公爵さま、その周りの人達とのストーリーが楽しいやらもどかしいやらで読み終わるのあっという間。 7月刊行予定の4作目が待ち遠しい。 Posted by ブクログ 公爵さま、いい質問です リン・メッシーナ / 箸本すみれ タイトル回収もされて、ロマンスとしても英国ミステリとしても上々の第2巻 ベアトリスの思考と態度も恋を認識してある意味理性的になったし、公爵も関わりと対話をもってくれて、格段に面白くなりました そしてラスト、ソレで〆るのベアトリスと爆笑 1巻からここまで楽しくなるとは思わず、嬉しい大誤算でした...続きを読む 男装していたとはいえ、顔面ボコボコに殴られ腫れ上がらせるヒロイン、それに報復できない本人、という男尊女卑と階級制度の歴史的背景がガッツリ盛り込まれているところも本格的で、現代人としては少し悲しくもなりました Posted by ブクログ リン・メッシーナのレビューをもっと見る