植民地作品一覧

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  • アジアの脱植民地化と体制変動:民主制と独裁の歴史的起源
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    1巻3,762円 (税込)
    初めてのアジア通史! 王国から共和国まで、権威主義体制から自由民主主義体制まで、多様なアジアの近現代史を統一的に描くことは果たして可能なのだろうか? 本書は、「脱植民化」、とりわけ第二次世界大戦前後の1940年代から50年代に注目して、この問いに鮮やかに答えている。 というのも、この時期にできあがった権力関係の布置が現在の政治体制に重要な影響を及ぼす「起源」となっているからである。本書がとくに心血を注いだのは、脱植民地化を果たしたアジア諸国でなぜ一部の国は民主化し、他は種々の独裁体制となったのか、ということである。 鍵となるのは、植民地期末期の「制度と運動」である。まず、制度としては自治制度と王室の2つを、また運動としては武装闘争をともなう急進的なものと非武装の穏健なものの2つを、独立前後の政治変動に影響する重要な要因と位置づける。 そして、これらの制度の存否と運動の強弱の組み合わせから、4種のリーダー集団を導き出し、独立後の体制類型を解明するのだ。 これまで多様に見えたアジアの近現代史は、この方法により初めて統一的な視野に収められる。比較政治学の記念碑的著作!
  • アメリカ政治史の基本 : 植民地時代からオバマ大統領、沖縄問題まで
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書では、大統領・大統領選を軸として、アメリカの政治・民主主義に関する基本的な事実を解説することで、アメリカの歴史や政治に関する初歩的な知識を学べる。また、沖縄を通してみた政治外交史にも焦点をあてる。

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  • 一度も植民地になったことがない日本
    3.5
    私はヨーロッパで30年以上暮らしていますが、日本についてヨーロッパではよく知られているのに、日本人がまったく知らないということがあります。ヨーロッパにおける日本についてのうわさ話、つまり、有名な政治家や大企業の社長や学者が話しているのではなく、街のフツーの人々が日本について話していることをピックアップすると、なんだか日本の本当の姿が見えてくる気がしました。赤裸々な日本人評満載!
  • 沖縄の植民地的近代――台湾へ渡った人びとの帝国主義的キャリア
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    1巻4,180円 (税込)
    沖縄にとって〈植民地〉とは何だったのか?――琉球併合以来、日本人による差別と偏見に苦しんだ沖縄の人びとは、植民地支配下の台湾でどのように生きたのか。支配―被支配の間を往復した人びとの経験から、沖縄の近代と日本帝国主義を再考する。 ――おわりにより  日本が東アジアにおいて帝国主義的拡大を進め、地理的に近接する台湾を植民地化することにより、琉球列島は国民国家としての日本の辺境に位置づけられるとともに、〈内地〉と〈外地〉の境界領域となった。したがって、沖縄県の近代は辺境性と境界性という二面性の中で捉えられるべきである。  植民地帝国日本における近代沖縄の辺境性と境界性を具現化したのが、二〇世紀初頭の沖縄県から台湾への人の移動の興隆である。移動は、買物や通院、観光といった日常生活の延長上にあるようなタイプのものから、就職や進学を目的とした長期の滞在、さらには家族ぐるみでの移住といった定住型の移動まで多様な形をとった。本書では、一見両極端と思われる、小学校を卒業してすぐに台湾に渡航し現地で店員や女中として働いた出稼ぎ者と、沖縄県内で中学校や師範学校を卒業後に台湾で医学を学ぶために進学目的で渡航した若者たちの植民地的近代経験について検討した。  両者に共通するのは、国民国家としての日本の中で周縁化されていく沖縄県で生まれながらも、沖縄の境界性を利用しつつ帝国主義的キャリアを形成した点である。人びとは、植民地帝国日本において辺境であると同時に境界であるという沖縄県の特異なポジションを利用しながら移動し、上昇を志向する近代的主体として植民地台湾を生きた。……
  • 沖縄の占領と日本の復興 植民地主義はいかに継続したか
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 差別的な秩序を構築して支配しようとする支配形式=植民地主義の継続、それは受難や受苦の連鎖である──。「沖縄の占領」とそれに支えられた「日本の復興」の歴史的・社会的な実態を把握して、戦中期の植民地主義が継続する戦後日本のありようを解明する。

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  • 改訂版 アメリカ植民地時代の服飾
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は濱田雅子著『アメリカ植民地時代の服飾』(せせらぎ出版、1996年)の改訂版である。初版のチラシには「アメリカ服飾史研究書は、欧米にも僅少であり、まして日本では皆無に等しい。本書はアメリカ史学と服飾史学を結合させた日本で最初のアメリカ服飾史の研究書である。合衆国の新しい社会史研究に新たなる地平を切り開いた書と言っても過言ではない」と書かれている。この初版の出版から28年が経過した今日、POD出版、電子書籍出版が普及し、出版業界も大きく変化・発展を遂げた。そこで、この度、初版の改訂版をせせらぎ出版からPOD出版、および電子書籍として出版した。  本書の第一、二章ではヴァージニア植民地、ニュー・イングランド植民地、およびニュー・ネザーランド植民地における衣服の形態、衣服の変化・発展を歴史的背景に照らしながら、考察した。衣服産業の実態にも目を向けている。また、第三章では、植民地時代から独立革命前夜にかけての、植民地における社会経済的発達に伴うファッションの統一の状況を考察した。
  • 韓国社会教育の起源と展開 : 大韓帝国末期から植民地時代までを中心に
    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大韓帝国末期の開化派知識人たちによる社会教育概念の導入およびその実践と、その後、植民地下の朝鮮民衆によるその「社会教育」の継承または展開、そして植民地体制下の社会教育政策等を考察し、韓国の植民地時代の教育史をより多角的に検討する。

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  • 学校では絶対に教えない植民地の真実
    -
    1巻837円 (税込)
    なぜこれほどまでに日本人は振り回されるのか。それは日本人が「真実の歴史」を知らないからだ。真実を知らずして、安易に謝罪してはならない皇民化運動、創氏改名、総督府、満州国建国」「いた。そして多くの教科書では、侵略行為が強調され、厳しい植民地支配の状況が記されているが、本当はどうだったのか。著者が20年の歳月を費やしてきた、植民地の実態を実証的に再検証する。
  • 帰郷ノート/植民地主義論
    4.0
    ファノンやグリッサンの師であり、クレオール世代の偉大な父であるセゼール。ブルトンが熱讃した真の黒人詩人がたたきつける、反植民地主義の熱い叫び。ネグリチュードの聖典。解説=真島一郎
  • 「金融植民地」を奪取せよ ジリ貧日本を救う「投資パラダイス」の発想
    4.5
    帝国主義時代、列強は、軍事力の行使を含むありとあらゆる手段を使って、植民地争奪戦を展開した。今日では、軍事力は使わない。今日の勢力圏争奪戦において用いられる「兵器」はカネの力である。それも普通のカネではなく、途上国のインフラ整備に用いられる金である。この「開発ファイナンス」というカネが出される現場こそ、大国同士の戦争の場である。

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  • グローバリズム植民地 ニッポン - あなたの知らない「反成長」と「平和主義」の恐怖 -
    3.0
    このままでは日本は米中の「グローバリズム植民地」になってしまう!! コロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻を経ても他の主要国が成長し続けている中、日本だけが経済規模を縮小させています。 この原因こそ、我が国独特の思想である「反成長」と「平和主義」にあります。 これら2つの思想が、これまで行われてきた新自由主義的な政策や、近年高まりつつある環境保護を訴える運動と重なり、日本の国力が著しく低下することとなりました。 一方、成長なき国をアメリカが守る理由はもはやなくなり、中国との間で緊張が高まり続ける尖閣諸島などで有事が起きても、そのまま明け渡すことになりかねません。 本書は、現在日本がおかれている状況を、元内閣官房参与が過去の植民地事例を交えながら丁寧に解説します。
  • 継続する植民地主義 ジェンダー/民族/人種/階級
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 総力戦体制の戦後への連続と再編──。「動員」「分断」「ジェンダー」「民族」などの視角から、戦中から戦後までを貫く東アジアの植民地主義と総動員体制の変容を見定め、輻輳した「戦後」という時空間を解きほぐす。戦後責任に正面から応答する試み。

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  • 少女たちの植民地
    4.0
    中国から租借された植民地「関東州」に四姉妹の末として少女期を過ごした著者が、その甘くかつ苦い記憶を通して、具体的な細部とともにある植民地経験の意味をえぐり出し描き出す。解説=林淑美
  • 植民地化する日本、帝国化する世界
    -
    日本解体と世界支配の構造を暴く超過激ガチンコバトルトーク 貴方はこの超現実を直視できるか? 異次元緩和という売国、植民地経済の実体、証明された9.11公共事業説、ポスト財政破綻社会、低能化する新聞購読者、南米の悲劇に見る日本の未来、ナチス化する自民党政治、改竄された選挙プログラム、TPPがもたらす地獄社会、国民財産の没収シナリオ、バラエティ番組という精神兵器、不可視な戦時社会への突入... 論壇アウトローが語る、支配、民族、経済、思想、報道、国家、そして未来とは? 響堂もはやアメリカを見ても日本を見ても、中国やその他の国々をみても政治的仕組みはパラ・ポリティクスですよ。つまり政権が右派になろうが左派になろうが、どれもグローバル資本に教唆されるまま同じ政策を推進するんです。だから民衆は永劫に政治的選択肢をもたないということです。 フルフォード要は、資本が同じ者たちに集中している。市場原理主義とはいわばマフィア原理主義であって、彼らだけにカネが入る仕組みを築くことなんです。だから、その配下にあるIMFなどが、国家資産を売れとか、福祉を削減して多国籍企業の補助金や減税に充てろと主張するわけですよ。

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  • 植民地から建国へ 19世紀初頭まで
    3.7
    近代世界においてつねに強い光を放ち,深い影を落としてもきたアメリカという国.最新の研究成果にもとづき,一国史を超える豊かな視座からその歩みを叙述する.第一巻は,先住民の世界から植民地期,独立革命と憲法制定,そして新共和国としての試練まで,初期アメリカの歴史像を,大西洋史や記憶史の知見もふまえ提示.(全四冊)

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  • 植民地残酷物語 白人優越意識を解き明かす
    -
    1巻1,100円 (税込)
    戦後70年となる今年、日本が真の意味で戦後体制からの脱却を果たすために、元外交官の著者が欧米列強の植民地支配の実態を暴き、その対比として日本の国家経営の本質を解明する渾身の1冊。 国際社会で活躍するビジネスマンの必読書! 欧米の植民地支配は過去のことではなく、今日の国際問題と密接に結びついている。相手を正しく理解するためには、相手の真の過去を知っておく必要がある。欧米の植民地支配の実態を暴くと共に、日本の国家経営の本質からかつての日本の海外領土統治を解明した画期的な1冊。
  • 植民地時代から少女時代へ
    5.0
    1巻990円 (税込)
    揺れる日韓関係の今だからこそ読んでおきたい1冊! 竹島問題や「従軍慰安婦」問題など、政治的には、かつてないほど日韓関係がぎくしゃくしているなか、 K-POPや韓流ドラマ、映画などは変わることなく日本国民に受け入れられている。 著者はここにこそ、未来型の日韓友好を模索する道があるのではないかと説く。 韓国のポップカルチャーを通して韓国の文化や近現代史を知り、日韓の文化を比較しながら、 相互理解を深めることを提案する。
  • 植民地台湾と近代ツーリズム
    -
    1巻6,600円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、日本統治下の台湾における近代ツーリズムの形成を説明するものである。

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  • 植民地朝鮮の宗教と学知 帝国日本の眼差しの構築
    3.0
    1巻3,740円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦前期朝鮮で日本の仏教やキリスト教が実施した「植民地布教」の位相を描き、統監府や朝鮮総督府の宗教政策の具体を照射して、政策や学知が絡み合う渦のなかで日本人・朝鮮人の双方がどのような自画像や他者表象を構築していったのかを浮かび上がらせる。

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  • 植民地朝鮮の西洋音楽 在朝鮮日本人音楽家の活動をたどる
    -
    現在の韓国で流通する音楽用語は、日本が西洋音楽を受容した際に翻訳した漢語がもとになっているのはあまり知られていない。現在に連なるその源流には、どのような歴史的な背景があるのか。朝鮮半島での西洋音楽受容は、どのような実態だったのか。 日本による植民地支配下の朝鮮で、日本から持ち込まれた西洋音楽文化が広まったプロセスを、日本人の教員や音楽家の具体的な活動を資料からたどることで明らかにする。また、植民地下の唱歌・音楽教育やクラシック音楽会、総力戦体制期の統制や一元化のありようにも迫る。 支配国と被支配国という関係のなかで音楽を奏で、教え続けた「在朝鮮日本人」の実践を掘り起こし、朝鮮近代史・音楽史・教育史の視点を交差させて、彼らが植民地朝鮮の西洋音楽受容に果たした役割を浮き彫りにする。日韓の近代音楽史の新たな側面を明らかにする労作。
  • 植民地文化史
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 モロッコ、カナリア諸島、キューバ、パナマ運河、ペルー、チリー、イースター島、タヒチ・・・を巡る船旅の途上で考えたこと―歴史、今、これから。コロンブスは奴隷商人だったかもしれない・・・「ヨーロッパ奴隷制文明圏」ついて考える一冊。
  • 食料植民地ニッポン
    -
    米中に胃袋まで掴まれた国――。 自給率わずか39%の日本は、もはや米国と中国の「食料植民地」だ――。 肥満問題にさらされる沖縄を皮切りに、世界各地で「日本の食」が生み出される現場を取材。米・シアトル「BSE感染牛」、タイ・バンコク「冷凍タコ焼き」「鮨ネタ」「アジフライ」、チリ・チロエ島「サケの養殖場」、中国・青島郊外「ホウレンソウ、里芋、枝豆」「骨抜きタラ切り身」、中国・上海沖「アナゴ」――そして、東京「コンビニ各社のお弁当」。 このままで食の安全は守られるのか? 外国からの供給はずっと止まらない? 綿密なデータを加えて、食の「安全保障」をめぐる日本の危機的状況を抉り出した問題作。
  • 世界を不幸にする植民地主義国家・中国
    -
    1巻1,782円 (税込)
    いまも続く中国の植民地主義を論破する! 地球上における植民地体制は1960年代の植民地解放運動で終わったと教科書は教える。 しかし、事実はまったく異なる。 モンゴルやウイグルなど少数民族地域における中国によるジェノサイドこそ、植民地主義以外の何ものでもない。 中国は、周辺に住む諸民族を「昔から中華の臣民」とみなし、植民を進める地域を「有史以来中国の固有の領土」と主張する。 そして、少数民族虐殺を「解放」と宣伝し、専制主義体制を敷く行為を「全人類の解放」と置き換える。 つまり伝統思想と社会主義イデオロギーの双方を武器にした巧妙なシステムでなりたっているのが中国の植民地主義なのだ。 この中国独自の論理で武装された植民地主義を、中国周辺の諸民族と日本からの視点で分析し、その言説を論破する。 [本書の内容] 序 章 中国という鬼門、「日中友好」という神話 第一章 悪魔としての「中国革命」が生んだ官制ナショナリズム 第二章 中国革命の本質は対モンゴル暴力 第三章 「革命の継続」はモンゴル人・ジェノサイド 第四章 日本の進歩的知識人の中国観 第五章 「救々文化」から「破壊力」の究明へ 第六章 植民地支配と大量虐殺、そして文化的ジェノサイド 第七章 モンゴル語教育の禁止政策が物語る文化的ジェノサイド 第八章 ノーベル平和賞受賞者劉暁波の中国論 第九章 反人道的ジェノサイドを座視するな 第十章 日本は中国の論理に反撃すべし 終章  宗主国の日本人へ――モンゴル人からのあるメッセージ
  • 太平洋戦争秘史 周辺国・植民地から見た「日本の戦争」
    5.0
    満洲国・インドシナ・シンガポール・フィリピン・豪州・メキシコ……アジア・北米・中南米諸国が直面していた政治的・軍事的状況をとおして、「日米英仏中ソ」の軍事戦略・政治工作・戦闘の詳細を明らかにし、「日本の戦争」を多面的・複眼的に読み解く。
  • 台湾 朝鮮 満州 日本の植民地の真実
    3.5
    真実を知らずして、安易に謝罪してはならない皇民化運動、創氏改名、総督府、満州国建国… 日本は、台湾、朝鮮、満州で植民地統治を行い、敗戦によりその統治から手をひいた。そして多くの教科書では、侵略行為が強調され、厳しい植民地支配の状況が記されているが、本当はどうだったのか。著者が10年の歳月を費やし、植民地の実態を実証的に検証した大作。 ※このコンテンツは扶桑社刊「日本の植民地の真実」(2003年10月30日 初版第1刷発行」をmもとに制作されております。
  • 脱植民地化:帝国・暴力・国民国家の世界史
    -
    いまある世界の始まり 脱植民地化は、18世紀末のアメリカ独立革命とハイチ独立に始まり新世界を席捲した第一波から、20世紀末のソ連解体によって引き起こされた第四波にいたるまで、複数回にわたって起きてきた。本書は、第二次世界大戦後のアジア・アフリカ全域で生じた第三波を、こうした長期の歴史に位置づける。また、世界各地の事例を比較検討することで、脱植民地化という現象の特徴を浮き彫りにし、今日にも繋がるさまざまな暴力の源をグローバルな視点から問い直している。脱植民地化の概説書としての本書の最大の特徴は
  • 帝国日本と朝鮮牛――畜産資源の確保と植民地化
    -
    1巻7,040円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近代日本と朝鮮半島の関係を捉え直すための媒介として、「朝鮮牛」に着目する。朝鮮牛は、帝国経営を支えた重要な農業・軍需資源であり、朝鮮植民地化の過程でその確保と消費は体系化していった。日本による朝鮮牛統制の歴史的展開を国際的な視点から分析することで、新たな日朝関係史像を提示する。
  • 日本逆植民地計画
    4.0
    1巻1,386円 (税込)
    橋爪大三郎の本気!タブーなき成長戦略! 「日本を救おう。何としても、救おう」で始まる橋爪大三郎による「救国の成長戦略」提言の書。練りに練った8つの革新アイデアで日本を活性化させる!  そのひとつ、日本逆植民地計画は、海外の国と日本政府で「逆植民地」契約を結び、日本の一部市町村を相手国の逆植民地として貸し出すというもの。外国人が集団で安心して生活しやすい地域をつくることで、優秀優良な外国人を大量に呼び込み、日本全体の生産人口を増やすほか、日本経済を一気に活性化させる秘策だ。  本気で日本を救うためには、ここまでやる必要がある!
  • 日本の植民地支配 肯定・賛美論を検証する
    NEW
    4.3
    「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書の登場が,アジア各地で大きな反発を招いた.その問題点は日本の植民地支配に関する記述である.日本の植民地支配(朝鮮・台湾)に関する事実を正確にかみくだいて解説し,誤って流布されている言説について事実をもって批判する.中学校・高校の歴史の授業の副読本としても最適.

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  • 日本は植民地支配をどう考えてきたか
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 植民地支配謝罪の国会決議を求める運動と、反対派の動きを記録し解説をつけた。海外の論調も掲載。
  • 日本を愛した植民地―南洋パラオの真実―
    5.0
    大日本帝国の統治下にあったパラオ諸島を含む南洋の島々は、戦争で甚大な被害を受けた。それでも「日本の時代が一番良かった」と島民は言う。その前のドイツ支配下、あるいは戦後のアメリカの影響下とはどこが違うのか。古老の話から浮かび上がるのは、教育、経済、インフラ、文化をもたらした日本からの移民と島民との穏やかで豊かな日々だった──数多くの貴重な証言から、植民地支配に新たな視点を提示する一冊。
  • ぼくの心は炎に焼かれる 植民地のふたりの少年
    -
    1951年のケニア。11歳の白人少年マシューが寄宿学校から自宅の農場へ戻ってくると、家のまわりの柵が以前の2倍の高さになっていた。このところ、白人に〈マウマウ〉と呼ばれる、白人移住者から土地を奪還しようとするキクユ族の武装集団が活動を激化させ、白人の経営する農場に侵入して破壊行為をしたり、農場で働くキクユ族に宣誓を強いて〈マウマウ〉に加入させたりしていたせいだ。 兄弟同様に育った黒人ムゴは、台所で下働きをしている。ムゴは、マシューに頼みこまれて嘘をついて、結果自分が叱られるという目に合うことも。そんなふたりが住む地域にも、マウマウが訪れ、ひそかに黒人たちを支配下におさめ始める…。 同じころ、寄宿学校に転入してきた父親が警察官のランスは、キクユ族は全員がマウマウで信用ならないとマシューに吹き込む。 マシューとムゴの視点で交互に物語は描かれていく。 アフリカの歴史の一場面を知るためにも、また、人はどこまで人を信じられるのか、個人的な信頼関係が社会の大きなうねりの中でいかに損なわれるか、といった普遍的な問題を考えるきっかけとしても価値のある作品。 著者は、南アフリカで育ったカーネギー賞受賞作家。
  • 物語 オーストラリアの歴史 新版 イギリス植民地から多民族国家への200 年
    4.2
    1788年、イギリスの植民地として出発したオーストラリア。ヨーロッパ移民が立ち上げた白豪主義の国は、資源と貿易を通じて成長し、1901年に独立。世紀20は戦争と移民政策で東アジア世界と交わり、世紀も多民族国家と21して独自の力を発揮している。本書は、英帝国やアメリカ、日本、中国と対峙しながら、ミドルパワー国家が台頭する成長物語である。旧版を全面刷新し、200年以上の海域の歴史空間を克明に描く。
  • ヨーロッパ 繁栄の19世紀史 ──消費社会・植民地・グローバリゼーション
    4.0
    第一次世界大戦前、イギリスを中心にヨーロッパは空前の繁栄を誇っていた。蒸気船が大洋を駆け巡り人や物資を運び、電信が普及、グローバリゼーションが急速に進展し、富がヨーロッパに集中したのである。また、この時期に人々の生活水準が上昇、市民社会が形成され、余暇も誕生した。しかし、そのような繁栄の裏には、搾取され続けた植民地と、奴隷にされた人々の犠牲があった。本書は、そのようなヨーロッパの光と闇の両面を描き出す。
  • 琉球独立への道―植民地主義に抗う琉球ナショナリズム
    -
    1巻2,420円 (税込)
    小国における脱植民地化過程の比較・実証研究をふまえ、琉球(沖縄)の政治経済的な独立の可能性を研究。琉球の独立を文化・思想面からだけでなく、包括的かつ実証的に再検討し、実現可能なロードマップと将来像を提案する。
  • 学研まんが世界の歴史 1 古代文明のおこりとピラミッドにねむる王たち
    完結
    5.0
    [書籍版巻頭・巻末資料は電子版では未掲載です]文明のおこりとピラミッドにねむる王たちの様子を描く。まんがで楽しく学べる一冊。
  • グローバルな物語の時代と歴史表象 『PACHINKO パチンコ』が紡ぐ植民地主義の記憶
    -
    在米コリアンのミン・ジン・リーの小説『パチンコ』とそれを原作にした「Apple TV+」のオリジナルドラマシリーズ『PACHINKO パチンコ』は、海外で大きな反響を巻き起こし、ドラマは第2シーズンが2024年に公開を予定している。 本書は、『パチンコ』が描く1910年代から80年代までの在日コリアン家族の波乱に満ちた人生を読み解くことで、戦前から戦後までの日本の風景、在日コリアンの苦難や差別、物語に通底する植民地主義の暴力性や記憶を掘り起こす。 また、『パチンコ』の歴史表象や在日表象から、日韓の歴史認識問題、歴史修正主義の台頭、グローバルなメディア市場で歴史が物語として流通するポリティクスを検証する。 表象にとどまらず、生産・消費・規制・アイデンティティという5つの文化の回路からドラマ『パチンコ』を精緻に分析して、東アジアでの歴史対話とコミュニケーションの新たな可能性を指し示す。
  • 増補改訂版 学研まんが NEW世界の歴史 1 先史時代と古代オリエント
    完結
    4.0
    新しい現代風の漫画家による、最新の知見をもとにした世界の歴史の学習まんが。時代の中心となる人物を軸にしたドラマチックなストーリーで、宇宙誕生から人類の進化、古代オリエントの歴史を描く。学習に役立つ解説ページを、巻頭、巻末に設けている。
  • 朝鮮国民女優・文藝峰の誕生 日本植民地下の女優形成史
    -
    日本による植民地統治下の朝鮮で、国民的女優として活躍した一人の朝鮮人映画女優がいた。 彼女の名は文藝峰(ムンイェボン)。舞台女優だった彼女は、その自然な演技力と「朝鮮的」な容貌を見いだされ、朝鮮映画に数多く出演し、たちまち国民的な銀幕スターになっていった。 「朝鮮のマレーネ・ディートリヒ」「3千万人の恋人」とも称された彼女だが、動員の重要な手段として映画が利用された戦時体制下で日本帝国主義の宣伝映画に最も多く出演し、銀幕でイデオロギーを広める最前線に立つことにもなった。 映画の内容も言語も人材もすべてが日本の支配下に置かれていくなかで、日本への「抵抗」と「協力」のはざまにいた文藝峰。朝鮮の独立後は日本帝国主義に与した映画人として非難にさらされたことで北朝鮮に渡り、そこで再び国家の思惑に組み込まれていく。 太平洋戦争や朝鮮半島の南北分裂など、時代に翻弄され続けた彼女の人生を、植民地の映画施策と朝鮮映画の表現を精緻にひもときながらたどり、「朝鮮国民女優」の葛藤を明らかにする。
  • NHK 3か月でマスターする 世界史 2024年6月号
    NEW
    -
    「3か月でマスターする」シリーズのコンセプトは、“憧れのテーマやスキルを3か月で学ぶ!”。 ■ご注意ください■ ※NHKテキスト電子版では権利処理の都合上、一部コンテンツやコーナーを掲載していない場合があります。ご了承ください。 ■今月のテーマ 移り変わる世界の覇権。歴史のターニングポイントを刮目せよ! 『3か月でマスターする世界史』6月号のテーマは「アジアと欧米との対峙」。モンゴル帝国崩壊後の大航海時代とヨーロッパによる植民地時代、2度の世界大戦を経ての米ソの台頭による国際秩序の再編から、現代に続く道のりを紹介する。世界史に触れれば、現代のニュースの深層がわかる。 ■講師:岡本隆司/山下範久/細谷雄一
  • 後宮を飛び出したとある側室の話 初恋と王冠【電子特別版】
    4.9
    王太子ラウルの唯一の妃となったリードの前に、同じ転生者であるコンラートが立ちはだかるが、リードたちの機転により戦争は回避された。リードはリケルメ王にコンラートの狙いが、ユメリア大陸の資源奪取と植民地化だと伝えるが、リケルメもまた大陸進出を目指していることを知り愕然とする。一方、ラウルは人々の幸せのためにリケルメやコンラートとは違う道を選ぶことを示し、リードの気持ちに寄り添う。最悪の場合、リケルメと袂を分かつ事態になりかねない中、リケルメの娘であるパトリシアがやって来て…? 【電子特別版】はなのみやこ先生書き下ろしショートストーリー「家族の絵」を特別収録! 本編終了後、リードはラウルの母であるレオノーラを訪れ…?
  • バトルマンガで歴史が超わかる本
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歴史とは...生き残りをかけた「バトル」の連続だ!  負けたら、滅亡!? 古代(アテネVSペルシア/ペルシア戦争)から、 現代(アメリカVS日本/日米戦争)まで... 超人気予備校講師がおくる、 歴史の「流れ」と「本質」がわかる最強18バトル! 【これが18のバトルだ! 】 バトル01 ペルシアvsアテネ   民主主義と自由を死守「ペルシア戦争」 バトル02 ローマ帝国vsユダヤ 信仰は武力に屈しない「ユダヤ戦争」 バトル03 ヤマトvs隋帝国 独立国だと認めさせた「遣隋使」 バトル04 唐帝国vsヤマト 独立国家としての決意「白村江の戦い」 バトル05 ムハンマドvs多神教徒 世界史の大勢力が誕生「啓示/聖戦(ジハード)」 バトル06 イスラム教徒vs十字軍(キリスト教徒) 仁義なき聖地争奪戦「エルサレム攻防戦」 バトル07 金vs南宋 平和国家の悲劇「宋金戦争」 バトル08 元(モンゴル帝国)vs日本 モンゴルの侵略を防いだ「文永・弘安の役」 バトル09 オスマン帝国vsビザンツ帝国 交通の要所をめぐる「コンスタンティノープル包囲戦」 バトル10 スペイン人征服者vsアステカ王国 信仰心が欲望を正当化「アメリカ大陸征服」 バトル11 スペイン王国vsイングランド王国(イギリス) 新旧のキリスト教が激突「アルマダの海戦」 バトル12 江戸幕府+オランダvsキリシタン 列強による介入の危機「島原の乱」 バトル13 イギリスvsアメリカ13植民地 植民地が主権を奪取「アメリカ独立戦争」 バトル14 18世紀末 ヨーロッパ諸国vsフランス革命政府 国王から主権を奪取「フランス革命戦争」 バトル15 フランス帝国vsロシア帝国 ヨーロッパ統一に挫折「ナポレオンのロシア遠征」 バトル16 欧米列強+江戸幕府vs日本+長州藩 明治維新のはじまり「下関戦争/倒幕運動」 バトル17 大日本帝国vsロシア帝国 植民地に希望を与えた「日露戦争」 バトル18 大日本帝国vsアメリカ合衆国 太平洋で二大勢力が激突「真珠湾攻撃」
  • 2025年日本はなくなる コロナ後にやってくる、この国のヤバすぎる真実
    4.3
    1巻1,430円 (税込)
    緊急提言! コロナ後に起こる日本が絶対に避けられない重大な危機とは? 新型コロナワクチンのウソ、永遠に続くマスク社会、被ばくによる健康被害の急増、グローバリストの日本人奴隷化計画、食品安全神話の崩壊……etc。新聞・テレビが黙殺する、この国で起きていることの本当の意味を暴露する衝撃の書。 数年後、日本は崩壊し、ただの「植民地」になる! 今ここで闘うか、それとも何もしないまま2025年に滅ぼされるか―― あなたなら、どちらの道を選びますか? その自由は、あなたがこれからページをめくる手にすべて委ねられているのです。      …………「はじめに」より ■目次 第1章 新型コロナウイルスとは、なんだったのか? ――すべての茶番劇は“たくさんのウソ”からはじまった 第2章 新型コロナワクチンによる「超管理社会」の到来 ――ワクチン騒動は日本をどう変えたか? 第3章 2025年日本がなくなる本当の理由 ――こんな人たちが日本を滅亡へと導いている 第4章 これだけヤバすぎる問題を抱えている日本 ――日本が人口減少率ナンバーワンの国になった理由 第5章 食品安全神話の崩壊とTPP、スーパーシティ法案の罠 ――この国だけが直面する本当の危機とは? 第6章 改憲と緊急事態条項による完全奴隷化計画 ――国民主権の根本が崩れていく 第7章 滅亡する日本で生き抜いていくためにすべきこと ――これからのサバイバル時代をどう生き残るか

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  • ようこそ地球さん
    4.1
    1巻704円 (税込)
    文明の亀裂をこじあけて宇宙時代をのぞいてみたら、人工冬眠の流行で地上は静まりかえり、自殺は信仰にまで昇華し、宇宙植民地では大暴動が惹起している――人類の未来に待ちぶせる悲喜劇を、皮肉げに笑い、人間の弱さに目を潤ませながら、奇想天外、卓抜なアイデアをとりまぜて描いたショートショート42編を収録。現代メカニズムの清涼剤とも言うべき大人のための寓話集です。
  • 【完全版】まんがで簡単にわかる!日本人だけが気づかない危機 日本消滅
    完結
    -
    全1巻1,650円 (税込)
    戦後の「疑似植民地」から「真の植民地」へおちる日本。 大手メディアがまったく報道しないまま、密かに売り払われている日本人の権利、財産。 日本の土地、不動産、農地、森林、水資源、漁業権などが次々と外資の手に落ちている実態知っていますか?  日本人が払っている税金、健康保険料などがそのまま多国籍企業に流れるシステムがつくられている事実を知っていますか?  今、着々と日本人の権利・財産が売られています。 市場開放という美名のもと、明らかに外国に売ってはいけないものまでが日本人の手から取り上げられているのが日本の現状です。 税金の実質負担率は5割を超えたといわれていますが、文句を言わず物わかりのいい日本人が支払う税金や健康保険料は、多国籍企業にとっておいしい養分なのです。 本書には、絶望的ともいえる日本の悲惨な現状が描かれています。 おそらく日本人総奴隷化は自民党による憲法改悪によって完成するでしょう。 憲法改定は、国民の大半が「9条改正による自衛隊の合法化」としか見ていません。 しかし実際には国民から主権を取り上げるための仕掛けが随所に施されている危険な改悪案です。 どこが危険なのかについても本書に描かれています。 著者は2025年に「日本はなくなる」としています。 これは2025年に事実上日本国民の主権がはく奪されることを意味していますが、 われわれ日本人にはそれを見ているしか方法がないのでしょうか?  本書には「日本消滅」を防ぐために我々市民がどうすればよいのか、その処方箋についても書かれています。 報道の自由度が先進国中最低の日本において、 まずは自らが置かれている状況を正確に知り、事実に基づいて行動することができるようになる1冊です。
  • 台湾の歴史
    5.0
    経済発展と民主化を達成し、ますます存在感を高めている「台湾」は、どんな歴史を歩み、どこへ向かうのか。2024年1月の総統選挙を控えて、その歴史と現在を知る文庫版。 その歴史は「海のアジア」と「陸のアジア」がせめぎ合う「気圧の谷間」が、台湾という場所を行ったり来たりした歴史だった。その動きから生じる政治・経済の国際的な激動の中で、多様な人々が織りなしてきた「複雑で濃密な歴史」を見つめることなしに、現在の台湾を理解することはできない。 はるか以前から、さまざまな原住民族(先住民族)が生きていた台湾島が、決定的な転機を迎えたのは17世紀のことだった。オランダ東インド会社が初めて「国家」といえる統治機構をこの島に持ち込んだのである。短いオランダ統治の後、明朝の遺臣・鄭成功ら漢族軍人の時代を経て、清朝による統治は200年に及ぶが、1895年、日清戦争に勝利した日本の植民地支配が始まる。そして1945年に始まった中華民国による統治は、当時の民衆に「犬が去って、豚が来た」と言われるものだった。その中で、本省人・外省人の区別を超えて「台湾人」のアイデンティが育まれ、1990年、直接選挙による第1回総統選で「初の台湾人総統」李登輝が登場する。 『台湾――変容し躊躇するアイデンティティ』(2001年、ちくま新書)を、大幅増補して改題し、文庫化。 目次 はじめに――芝山巖の光景 第一章 「海のアジア」と「陸のアジア」を往還する島――東アジア史の「気圧の谷」と台湾 第二章 「海のアジア」への再編入――清末開港と日本の植民地統治 第三章 「中華民国」がやって来た――二・二八事件と中国内戦 第四章 「中華民国」の台湾定着――東西冷戦下の安定と発展 第五章 「変に処して驚かず」――「中華民国」の対外危機と台湾社会の自己主張 第六章 李登輝の登場と「憲政改革」 第七章 台湾ナショナリズムとエスノポリティクス 第八章 中華人民共和国と台湾――結びつく経済、離れる心? 第九章 「中華民国第二共和制」の出発 結び 補説1 総統選挙が刻む台湾の四半世紀――なおも変容し躊躇するアイデンティティ 補説2 「台湾は何処にあるか」と「台湾は何であるか」 学術文庫版あとがき 参考文献  台湾史略年表 索引
  • ジョン・マン 1 波濤編
    4.2
    土佐に生まれた作家が渾身の筆で描いた初の歴史大河小説。わずか14歳。寺子屋にも満足に通えなかった貧しい漁師が鎖国日本から身ひとつで漂流。初めて西洋文明(アメリカ)の中で暮らした日本人となり、初めて欧米の高等教育を受けた日本人となり、初めて世界の大洋を巡った日本人となり、ゴールドラッシュのカリフォルニアで金を掘り、唯一、自力で帰国を果たした日本人漂流民となった。帰国から2年後、あのペリー艦隊がやってくる。この男がいなければ、日本は植民地になっていたかもしれない。
  • 人類学と骨 日本人ルーツ探しの学説史
    -
    植民地支配の拡大に連動して発展した日本の人類学は,日本人の原郷を求めて北海道,琉球から樺太,台湾,満蒙,そして西域で大量の人骨を収集した.デジタル技術によるゲノム解析が考古学などの定説を書き換え,民俗や先住性をめぐる問いを引き起こしている現在,その知られざる歴史を追い,研究と倫理の新たな課題を問う.

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  • 日本鉄道史(合本)
    -
    中公新書2269『日本鉄道史 幕末・明治篇―蒸気車模型から鉄道国有化まで』、2358『日本鉄道史 大正・昭和戦前篇―日露戦争後から敗戦まで』、2530『日本鉄道史 昭和戦後・平成篇―国鉄の誕生からJR7社体制へ』の3冊を1冊にまとめた。 ペリー来航時の蒸気車模型に始まり、鉄道の開通、国有化、植民地での鉄道建設や私鉄による沿線開発など鉄道の興隆期を迎える。敗戦時にも鉄道は動き続け、新幹線の開通も果たすが、やがて国鉄の経営は悪化、民営化へと進む。160年以上におよぶ日本の鉄道史を一気に通観する。
  • 資本とイデオロギー
    4.0
    ベストセラー『21世紀の資本』を発展継承する超大作、ついに邦訳。《財産主義》という視点から、三機能社会、奴隷制社会、フランス革命、植民地支配から現代のハイパー資本主義まで、巨大なスケールで世界史をたどり、イデオロギーと格差の関係を明らかにする。さらには《バラモン左翼》と《商人右翼》の連合に囚われつつある現代民主政治を分析。労働者の企業統治参画と累進年次資産税など、新たな公正な経済システムを提示する。
  • 叱られ、愛され、大相撲! 「国技」と「興行」の一〇〇年史
    -
    日本の伝統文化にして「国技」とされる大相撲は、一方で八百長疑惑や「横綱の品格」をめぐって、世間から叱られ続けている。この「叱られ体質」は、いつから、何に由来するのだろうか。大相撲100年の「叱られ、愛された歴史」を、「スー女」を自認する著者が丹念に掘り起こした意欲作。明治42年(1909年)、落成したばかりの相撲常設館、その名も「国技館」の「玉座」で、8歳の少年が相撲を観戦した。この少年――明治天皇の皇孫、のちの昭和天皇に愛されたことが、大相撲の黄金時代と深い苦悩の始まりだった。「国技」とは一体何か。「初っ切り」や「相撲甚句」「化粧まわし」は、「国技たる武道」の堕落ではないのか? 本書には、それぞれの「相撲道」を模索した人々が登場する。植民地台湾に力士100人を招いた任侠の親分。東京の相撲界に反旗を翻し、大阪で「角力」を興した異端児。「相撲体操」を考案し、台湾や満洲で相撲教育に邁進した熱血教師。勃興したスポーツジャーナリズムの中で、独自の相撲論を展開するインテリ力士。戦地慰問に疲労困憊しながら連勝記録を樹立した大横綱。そして1945年11月、焼け野原の東京、損壊甚だしい国技館に満場の観客を集めて、戦後初の本場所が開催される。「国技」と「興行」のジレンマに悩みながら、いつも愛され、そこにあった大相撲の近代史。
  • ウィリアム・ギブスン エイリアン3
    3.8
    それ(エイリアン)は 感染・変異する── サイバーパンクの巨匠ウィリアム・ギブスンが描く 『エイリアン2』のその後── 未映像化脚本をもとにサイバーパンクの女王パット・カディガンが完全小説化! リドリー・スコットが作り上げた世界をジェームズ・キャメロンがさらに発展させ世界的大ヒットとなった『エイリアン2』。 その続編の脚本家として指名されたのが、当時〝サイバーパンク〟でSF小説界に革新をもたらしたウィリアム・ギブスン。 しかし、その脚本は様々な事情によって映像化されることはなかった。 「エイリアン2」で生き残ったリプリー、ヒックス、ニュート、ビショップ――4人の運命をギブスンはどう描いたのか? 約30年の時を経て、ギブスン版『エイリアン3』の全貌があきらかとなる。 〈あらすじ〉 惑星LV426から帰還の途にあった宇宙船〈スラコ〉は、軍拡競争を続ける国家・革新人民連合(UPP)の支配するセクターに入る。UPPの部隊が〈スラコ〉に乗りこんだところ、ハイパースリープ・カプセル内にリプリー、ニュート、負傷したヒックスを発見。一体のフェイスハガーが襲ってくるが、部隊は危機一髪で脱出し、ビショップの残骸を奪い去る。〈スラコ〉は宇宙ステーション〈アンカーポイント〉に向かう。そこは小さな月ほどもある巨大な軍事施設で、船は兵器課の管理下に置かれる。植民地海兵隊と科学者のチームが〈スラコ〉に乗りこんだとき、二体のゼノモーフが出現。たちまち戦闘となり、リプリーの睡眠カプセルが激しく損傷する。やがてヒックスとニュートが覚醒。ヒックスは〈アンカーポイント〉で実施されている実験に関する噂を耳にする。ゼノモーフのクローンを作り、遺伝子操作をしているというのだ。その実験は恐るべきハイブリッドを、ひいてはクイーンをも産み出すかもしれない……。
  • 台湾漫遊鉄道のふたり
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。 結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。 ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。 「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。 そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」 古内一絵さん大満足 1938年、五月の台湾。 作家・青山千鶴子は講演旅行に招かれ、台湾人通訳・王千鶴と出会う。 現地の食文化や歴史に通じるのみならず、料理の腕まで天才的な千鶴とともに、 台湾縦貫鉄道に乗りこみ、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。 しかし、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子は焦燥感を募らせる。 国家の争い、女性への抑圧、植民地をめぐる立場の差――― あらゆる壁に阻まれ、傷つきながら、ふたりの旅はどこへ行く。
  • 未来の二つの顔
    4.2
    レイモンド・ダイアー博士は、ニューヨーク市立大学で人工知能の研究をしていたが、月面の工事現場で起きた重大な事件のために、その研究の中断を申し渡された。コンピューターが誤った判断を下したため、五人の人間が危うく殺されるところだったのだ。人工知能研究の重要性を信ずるダイアーは、コンピューター管理システムの安全性を確かめるべく、宇宙空間に植民地として建造された巨大宇宙ステーションにおける壮大な規模のシミュレーションを提案した……。ハードSFの第一人者ホーガンが卓越した科学知識を傾けて描くコンピューターSF!
  • 月は無慈悲な夜の女王
    3.9
    2076年7月4日、圧政に苦しむ月世界植民地は、地球政府に対し独立を宣言した! 流刑地として、また資源豊かな植民地として、月は地球から一方的に搾取され続けてきた。革命の先頭に立ったのはコンピュータ技術者マニーと、自意識を持つ巨大コンピュータのマイク。だが、一隻の宇宙船も、一発のミサイルも持たぬ月世界人が、強大な地球に立ち向かうためには……ヒューゴー賞受賞に輝くハインライン渾身の傑作SF巨篇。
  • 神智学とアジア 西からきた〈東洋〉
    -
    神智学運動は、オカルティズムからニューエイジ、現代のスピリチュアリティへと続く霊的な思想の要所にありながら、宗教だけでなく、19世紀末から20世紀の政治や社会などに様々な影響を及ぼした。欧米で誕生した神智学は、どのようにアジアに広まり、受容され、それぞれの社会にインパクトを与えたのか。 創立者であるヘレナ・P・ブラヴァツキーの思想や活動を押さえながら、神智学協会の性格やその変容、ヨーロッパでの展開、植民地との関係を明らかにする。そして、南アジアのナショナリズムとの結節、近代中国での展開、日本仏教との関わりなど、アジアでの受容の実態を掘り起こす。 アジアの宗教にも影響を与え、東西にまたがる活動をおこなった神智学の越境性と分野横断的な営為、人的な交流を、近代の帝国主義、グローバリズム、メディアの発達なども踏まえて多角的に検証する。神智学運動をテーマにした日本初の論集。
  • 日本人だけが知らない世界の真実
    5.0
    「命懸けで祖国を守る覚悟と愛国心を失った国に未来はない――」チャイナと北朝鮮の脅威に直面する日本へ植民地支配を受けたアジアの国々からのメッセージ ◎軍人は人殺しだ ⇒ 軍人は国民から尊敬される◎愛国者は右翼だ ⇒ 愛国心は国民の常識◎中国はいずれ崩壊する ⇒ 中国は崩壊しない◎日本はアジアの国々から嫌われている ⇒ 日本はアジアの国々から愛されている◎日本は豊かで平和な国だ ⇒ だが日本のようにはなりたくない 沖縄で生まれ育ち、アジアで30年以上、国際交流を続けてきた著者だから見えた日本と世界の現実。
  • 帝国の復興と啓蒙の未来
    -
    1巻2,750円 (税込)
    読み終わったとき、もっとも危険な世界史が見えてくる。 イスラームの側からしか見えない歴史を 解き明かし未来を予見する。 19世紀は西欧列強による世界の植民地化の時代、20世紀は2度にわたる世界大戦による西欧の破産とその破産管財人である米ソによる残務処理の時代であった。21世紀は、西欧の覇権の下にあった中国文明、ロシア文明、インド文明、イスラーム文明の再興による文明の再編の時代となる。シルクロード経済圏の覇者を目指す中国の一路一帯構想、ロシアのウクライナ内戦、クリミア危機への介入は、「大陸国家」中国とロシアが文明の再編の主役であることを示しているが、実のところ影の主役はイスラーム世界(ダール・イスラーム)である。イスラームは、西欧の世界支配の枠組「領域国民国家システム」自体を揺るがす可能性を秘めているのである。(「あとがき」より) 最新の中東情勢分析に加え、長年のイスラーム研究と著者の思想を凝縮した他の誰にも書けない生きた世界史!!
  • 星雲児 1
    完結
    -
    22世紀後半、はるか太陽系外で地球連邦軍と植民地軍とに別れて戦う人類。その戦火の中で、不死身の活躍を続ける、光真生(ヒマコトイクル)!!待望の第1巻配信。
  • 安倍さんと語った世界と日本 「アベノミクス」から「新戦争論」「2023年の経済」まで
    -
    1巻990円 (税込)
    「ハッキリ言う、安倍さんが日本を救ったのだ!」(高橋洋一) ・今も続く的外れな「アベノミクス批判」 ・アベガーよ、「安保法制反対!」をウクライナで叫んでみろ! ・「悪い円安論」は無知の極み ・日本は今も全くインフレを心配する必要はない ・岸田総理よ、いま緊縮財政をしてはいけない! ・ウクライナで世界と日本の経済はこうなる ・ロシアの金融破綻の確率は・・・100%だ! ・実は日米同盟は世界基準だと「弱い同盟」である ・日本の戦争確率を確実に減らす方法を教えよう ・「平和ボケ」はお花畑からでて来なさい! ・財務省は防衛省の植民地化を狙っている ・安倍さんほど政策を「世界基準」で考えた政治家はいなかった(著者)
  • 韓国併合 大韓帝国の成立から崩壊まで
    4.0
    日清戦争の結果、朝鮮王朝は清の「属国」から脱し大韓帝国を建国、皇帝高宗のもと独自の近代化を推進した。だが帝国日本は朝鮮半島での利権を狙い侵食。日露戦争下、日韓議定書に始まり、1904~07年に三次にわたる日韓協約によって外交・財政・内政を徐々に掌握し、10年8月の併合条約により完全に植民地化する。本書は日韓双方の視点から韓国併合の軌跡と実態を描く。今なお続く植民地の合法・不法論争についても記す。 <目 次> 序 章 中華秩序のなかの朝鮮王朝 第1章 真の独立国家へ―1894~95年      1 日清戦争の勃発      2 甲午改革      3 宗属関係の終焉 第2章 朝鮮王朝から大韓帝国へ―1895~97年      1 閔妃暗殺、露館播遷      2 「皇帝」即位の熱望      3 大韓帝国の成立 第3章 新国家像の模索―皇帝と知識人の協和と不和 1 独立協会の結成      2 皇帝のロシア接近と独立協会の反対      3 独立協会の強制解散 第4章 大韓帝国の時代―皇帝統治の現実と限界      1 儒教宗主の専制君主      2 皇帝国の文化 第5章 保護国への道程―日露戦争前夜から開戦のなかで      1 大韓帝国の外交      2 日韓議定書      3 第1次日韓協約の締結 第6章 第2次日韓協約の締結―統監府設置、保護国化      1 欧米の承認、皇帝への強要      2 調 印      3 ハーグ密使事件 第7章 大韓帝国の抵抗と終焉―1910年8月の併合へ      1 一進会と義兵運動      2 南北巡幸と伊藤博文の思惑      3 韓国併合条約の締結 終 章 韓国併合をめぐる論争―歴史学と国際法
  • 新装版 落日の宴 勘定奉行川路聖謨(上)
    4.4
    江戸幕府に交易と北辺の国境画定を迫るロシア使節のプチャーチンに一歩も譲らず、国境画定にあたっても誠実な粘り強さで主張を貫いて欧米列強の植民地支配から日本を守り抜いた川路聖謨。軽輩の身ながら勘定奉行に登りつめて国の行く末を占う折衝を任された川路に、幕吏の高い見識と豊かな人間味が光る。
  • 物語 朝鮮王朝の滅亡
    3.5
    朝鮮では17~19世紀にかけて、朴趾源ら実学者たちによって、新しい世を準備する構想が発表され、近代化がめざされた。しかし、列強ひしめく中でそれは挫折し、朝鮮は日本の植民地になった。このような過酷な時代とそこに生きた人々を描きながら、朝鮮と明治日本の関係の実像にせまる。エピソード満載の歴史物語。

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  • 蘭人異聞録-濱田彌兵衛事件-
    -
    これぞ日本と台湾との協力の原点!知られざる歴史的事件とは…!? 世は江戸時代…欧米列強は世界へ進出し、アジアの植民地支配を進めていた。 台湾もその大きな波に飲み込まれ、オランダによって支配されつつあった。 列強の影響力を受け入れざるを得なかったその時代に、実は台湾と日本が協力し、オランダを打ち負かした事件があったのだ。 その名も…「濱田彌兵衛事件」(「浜田弥兵衛事件」「タイオワン事件」とも呼ばれる) 長崎出身の日本人・濱田彌兵衛(やひょうえ)が中心となり、迫りくる列強の支配に台湾と日本で一矢報いたのだ… NHK大河ドラマ『青天を衝け』でも取り上げられ、話題となった濱田彌兵衛。 しかし、その人物と、その名を冠した事件の知名度は低く、取り上げた書籍は日本ではほとんど出版されていない。 この知られざる事件の顛末を、台湾人の漫画家・Kinonoが描き、台湾で金漫賞漫画新人賞ノミネートされた注目作が遂に邦訳! 混迷の時代を生きる我々日本人にとって、必読の歴史漫画がここにある!!
  • 「歴史認識」とは何か 対立の構図を超えて
    4.3
    日中・日韓関係を極端に悪化させる歴史認識問題。なぜ過去をめぐる認識に違いが生じるのか、一致させることはできないのか。本書では、韓国併合、満洲事変から、東京裁判、日韓基本条約と日中国交正常化、慰安婦問題に至るまで、歴史的事実が歴史認識問題に転化する経緯、背景を具体的に検証。あわせて、英仏など欧米諸国が果たしていない植民地支配責任を提起し、日本の取り組みが先駆となることを指摘する。
  • 終わりと始まり 2.0
    5.0
    災害体験の資産化、植民地としての沖縄、トランプ大統領と「事実」……困難を抱える人びとの話に耳を傾け続け、日本の危機、戦争のできる国への変貌を憂える。コロナ禍の今も読みごたえのある、朝日新聞好評連載の名コラム。解説・中島岳志。
  • ガンディーの真実 ――非暴力思想とは何か
    5.0
    ★中島岳志氏推薦! 「今後、この本を抜きにしてガンディーを語ることはできないだろう」★ 贅沢な食事をしないこと、搾取によってつくられた服を着ないこと、性欲の虜にならないこと、異教徒とともに生きること、そして植民地支配を倒すこと――。ガンディーの「非暴力」の思想はこのすべてを含む。西洋文明が生み出すあらゆる暴力に抗う思想・実践としての非暴力思想はいかに生まれたのか。真実を直視し、真実と信じるものに極限まで忠実であろうとしたガンディーの生涯そのものから、後の世代に大きな影響を与えた思想の全貌と限界に迫る。ガンディー研究を一新する新鋭の書!
  • 地球の歩き方 C13 シドニー&メルボルン 2019-2020 【分冊】 1 シドニー
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※電子版では、紙のガイドブックと内容が一部異なります。掲載されない写真や図版、収録されないページがある場合があります。あらかじめご了承下さい。※この商品は、「シドニー メルボルン」編の分冊です。「シドニー メルボルン」編2冊がパックとなった合本も販売しています。詳しくは『地球の歩き方 シドニーメルボルン』で検索ください。オーストラリアで人口最大の経済都市シドニーは、景観の美しさや温暖な気候で人気の観光都市でもある。植民地時代の歴史的建造物や博物館、グルメにショッピングなど見どころが満載。一方で、のんびりとくつろげるビーチもすぐ。サバーブといわれる各エリアはそれぞれの個性が光り、都会なのにフレンドリーな人々も魅力だ。 ※本商品は過去にダイヤモンド社から発行されていた商品になります。収録内容に変更はありませんので、重複購入にご注意ください。
  • ちぐはぐな部品
    3.8
    宇宙パトロール隊が偶然発見したジフ惑星はすばらしい星に見えた。人口過剰の地球にとって、この上ない植民地であり、別荘地である。かくして、基地の建設が始められたが、次々とその目的は、不思議な幻の出現によって攪乱される……。限りなき人間の欲望を抉る「いじわるな星」の他、29編を収める傑作ショートショート集。
  • まんがで簡単にわかる!日本人だけが気づかない危機 日本消滅~第1話
    完結
    -
    全10巻275円 (税込)
    戦後の「疑似植民地」から「真の植民地」へおちる日本。 大手メディアがまったく報道しないまま、密かに売り払われている日本人の権利、財産。 日本の土地、不動産、農地、森林、水資源、漁業権などが次々と外資の手に落ちている実態知っていますか?  日本人が払っている税金、健康保険料などがそのまま多国籍企業に流れるシステムがつくられている事実を知っていますか?  今、着々と日本人の権利・財産が売られています。 市場開放という美名のもと、明らかに外国に売ってはいけないものまでが日本人の手から取り上げられているのが日本の現状です。 税金の実質負担率は5割を超えたといわれていますが、文句を言わず物わかりのいい日本人が支払う税金や健康保険料は、多国籍企業にとっておいしい養分なのです。 本書には、絶望的ともいえる日本の悲惨な現状が描かれています。 おそらく日本人総奴隷化は自民党による憲法改悪によって完成するでしょう。 憲法改定は、国民の大半が「9条改正による自衛隊の合法化」としか見ていません。 しかし実際には国民から主権を取り上げるための仕掛けが随所に施されている危険な改悪案です。 どこが危険なのかについても本書に描かれています。 著者は2025年に「日本はなくなる」としています。 これは2025年に事実上日本国民の主権がはく奪されることを意味していますが、 われわれ日本人にはそれを見ているしか方法がないのでしょうか?  本書には「日本消滅」を防ぐために我々市民がどうすればよいのか、その処方箋についても書かれています。 報道の自由度が先進国中最低の日本において、 まずは自らが置かれている状況を正確に知り、事実に基づいて行動することができるようになる1冊です。
  • マハトマ・ガンジー
    完結
    -
    全1巻165円 (税込)
    イギリスの植民地であった南アフリカでは、有色人種に対する人種差別政策が行われていた 若き青年弁護士ガンジーはインド人というだけの理由で白人から差別を受ける 白人たちの不当な扱いに立ち上がったガンジーは人種差別撤廃を求める民族抵抗運動のリーダーとなり、やがてイギリスからのインド独立運動に身を投じていく 「非暴力」を武器に大英帝国の支配に対抗するガンジーだが… 人種、宗教、民族の壁を越え、人は憎しみと暴力の連鎖を断ち切ることができるのか 偉大なる魂と呼ばれた男の生涯
  • 異国隠密戦隊セキア1 イギリス艦来襲編
    完結
    4.0
    全3巻220円 (税込)
    江戸時代、鎖国政策下の日本で唯一海外への窓口であった長崎には特殊な隠密集団があった。その名も「赤鴉(セキア)衆」。紅毛人(オランダ人)と日本人遊女との間に生まれた彼らは日本最強の国際諜報員として魔都長崎を舞台に暗躍する。 その頃ヨーロッパでは「フランス革命」に端を発した「ナポレオン戦争」が勃発。オランダはフランスの属国となり、敵対するイギリスはオランダの海外植民地や居留地を侵略していた。そしてついにアジア最大の収益を誇る長崎オランダ商館を支配下に治めるべくイギリス艦「フェートン」号が来襲する。 実際にあった鎖国期における最大の国際事件「フェートン号事件」を題材にしたイギリス対日本のスパイ戦を描く。
  • アイデア別冊 Yellow Pages
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ■ 概要 本書は、グラフィックデザイン専門誌『アイデア』誌上で、アジアのグラフィックデザイナーを特集してきた全8回の連載「Yellow Pages」を電子書籍化したもの。グローバリゼーションとともに、急速に発展したアジアのグラフィックデザインの「今」を知るうえで、決して無視することはできないアジアの若手デザイナーたちの仕事を収録したケーススタディ集。 「アジア」という言葉は、そもそもヨーロッパ以外の東方地域を意味したもの。つまり、非西欧文明の地をひとまとめにした言葉。私たちは、自らが住む地域を、西欧の視点から呼び、その適切な翻訳をいまだ持たない。同じことは「デザイン」や「タイポグラフィ」にも言えるだろう。西欧的な概念であるそれらを、正確な意味では、日本語に翻訳できないままでいる。しかし、造形や手法のレベルにおいては、これまでにさまざまなデザイン的翻訳が試みられ、日本ならではの型が生まれた。では、他のアジアの国々ではどうだろうか。日本を含めたアジア各国は、敗戦や植民地など、それぞれに歴史的断絶を経験し、またグローバル化の波を受け、伝統的な文化と西欧/現代的な文化との間で、言わば文化的分裂症にかかっている。それらをつなぐ翻訳作業は、いかに試みられているのだろうか。新連載「Yellow Pages」はインターネットが一般化した90年代以降に活動を始めた、アジア主要都市で活動するデザイナーをひとりピックアップし、彼/彼女らの活動から、アジアにおける“もうひとつの”グラフィックデザインの今を紹介する。(本書まえがきより) ■ 目次 第1章:香港 - ジェイヴィン・モ 第2章:台北 - アーロン・ニエ 第3章:北京 - シャオマグ&チャンズィ 第4章:ソウル - ナ・キム 第5章:バンコク - サンティ・ロウラチャウィ 第6章:ホーチミン - ジャン・グエン 第7章:シンガポール - フォーリン・ポリシー・デザイン・グループ 第8章:レヴュー ■ Overview This book is an E-book of eight series from “Yellow Pages” which featured Asian graphic designers on the Japanese graphic design magazine IDEA. This book will give you the case studies of Asian young designers and will let you know the “now” of Asian graphic design developed together with globalization. ■ Contents Chapter1: Hong Kong - Javin Mo Chapter2: Taipei - Aaron Nieh Chapter3: Beijing - Xiao Mage & Cheng Zi Chapter4: Seoul - Na Kim Chapter5: Bangkok - Santi Lawrachawee Chapter6: Ho Chi Minh City - Giang Nguyen Chapter7: Singapore - Foreign Policy Design Group Chapter8: Review
  • 明るい夜
    3.8
    〈大きな悲しみが、私を守ってくれる〉 『ショウコの微笑』<a href= https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=949" >『わたしに無害なひと』</a>の気鋭のベストセラー作家、初の長編小説 ---------------------- 夫の不倫で結婚生活に終止符を打ち、ソウルでの暮らしを清算した私は、九歳の夏休みに祖母と楽しい日々を過ごした思い出の地ヒリョンに向かう。 絶縁状態にあった祖母と二十二年ぶりに思いがけなく再会を果たすと、それまで知ることのなかった家族の歴史が明らかになる……。 家父長制に翻弄されながらも植民地支配や戦争という動乱の時代を生き抜いた曾祖母や祖母、そして母、私へとつながる、温かく強靱な女性たちの百年の物語。 ---------------------- 日が昇る前に大切なあの人に伝えておきたいことがあった。 明るくなったら、言えなくなりそうだから……。 2021年〈書店員が選ぶ“今年の小説”〉、第29回大山文学賞受賞。 ---------------------- 【目次】 ■明るい夜 ■あとがき ■日本の読者の皆さんへ ■訳者あとがき ---------------------- 「ものがたりを読む」ことの楽しさや喜びをお届けする新シリーズ〈ものがたりはやさし〉第1弾。
  • 昏迷の都エウルコ アグラファ6
    -
    リグリア軍船がテサリアの地に結集。ついに植民地連合による反乱が始まった。しかしアティスは相変わらず権力闘争を繰り返している。ミオは必死に打開策を求めて駆けまわるが……。

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  • アジアが今あるのは日本のお陰です ― スリランカの人々が語る歴史に於ける日本の役割 (シリーズ日本人の誇り 8)
    4.0
    20世紀初頭、セイロン(現スリランカ)建国の父ダルマパーラをして「欧米人のアジア人に対する差別的偏見をなくし、植民地支配という悲劇の中にあるアジアを救うことこそ日本の役目なのだ」と言わしめた日本は、2年後、日露戦争勝利によって“白人絶対優位”という幻想から非白人種を解放したのだった。 日本人が知らない世界史の真実とは。 ☆当時のスリランカを語った数少ない本。 <まえがきより> 私達日本人が「スリランカ」についてまず思い出すのが、旧国名であるセイロンの名を冠したセイロンティーでしょう。ですが、真に我々日本人が忘れてはならないのは、昭和二十六年サンフランシスコで開かれた対日講和会議における故ジャヤワルダナ初代セイロン(現スリランカ)大統領の演説です。 大東亜戦争(第二次世界大戦)で敗戦した日本に対する処遇を決定するこの会議において、セイロンは対日賠償の一切を放棄しました。そして「憎悪は憎悪によって消え去るものではなく、ただ愛によってのみ消え去るのである」という、お釈迦様の教えを引用して日本の完全に独立した自由を訴え、世界中の人々を感動させました。これが会議参加国代表らを動かし、日本の自主独立への道を開いてくれたのでした。 現在でも、スリランカとの外交の席上ではこの話が取り上げられるといいます。 ところが、ほとんどの日本人は、自国にとって非常に重要なこの歴史的事実を知りません。学校などで教えられてこなかったからです。 それは、俗に東京裁判史観と呼ばれているアメリカのプロパガンダにより、終戦直後から数年間にわたり全日本国民が、ラジオや新聞を中心に、雑誌やテレビなどで洗脳され、その後徹底して学校という現場において「日本=悪」の洗脳教育がなされ続けた結果であるのです。

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  • アジア近現代史 「世界史の誕生」以後の800年
    3.3
    世界人口の約6割を抱え、広大な面積を占めるアジア。本書はそのアジアの歴史を、各国史ではなく一体のものとしてとらえる。各地の土着国家の盛衰と13世紀のモンゴル帝国の誕生から説き起こし、欧米による植民地化、日本の占領統治の影響、第2次世界大戦後の独立と経済発展、そして「アジア共同体」の模索まで。アジア域内の交流と、欧米など外部勢力との相互作用の双方に着目しながら、「アジアとは何か」を探る。
  • アジアの人々が見た太平洋戦争(彩図社文庫)
    5.0
    1巻763円 (税込)
    1941年12月8日に始まったあの大戦争は、地球の表面積の約8分の1にあたる、東アジアと南太平洋の広大な領域を戦場にした。大多数のマスメディアや学校教育は「アジアの人々を苦しめ、搾取した『侵略』だった」と断じることが多い。 一方で、近年とくに述べられるようになった言説が「欧米の植民地支配に苦しむアジアの人々を独立に導いた『解放』だった」というものだ。侵略と解放。この相反する評価のどちらが正しいのか。それを検証することが本書の目的である。 しかし、それをする上で直面する問題がある。侵略だったと考える人々が語ることも、解放だったと考える人々が語ることも、ある一定の真実なのだ。そこで本書では、可能な限りアジア諸国の視点を盛り込みながら、アジアにとって太平洋戦争がどんな戦争だったか、そしてアジアにとって日本軍がどんな存在だったかを眺めていく。 そうすることによって、太平洋戦争を客観的に俯瞰することができ、公平な評価ができるはずだ。
  • 香港 失政の軌跡 市場原理妄信が招いた社会の歪み
    -
    松尾匡(立命館大学教授)推薦! 「企業経営モデルで財政緊縮・公務員削減・財界優遇 すべてどこかで聞いた話だ!」 香港民主化運動に関し日本での論調は、中国が強引に一国二制度の骨抜きを進めたことにあるという認識に基づいたものが多い。しかし民主化要求の背景に、植民地時代からの、財界の意向を汲んだ最小限の規制と所得再分配の結果、QOL(生活の質)が低下してしまった市民の強い不満があることはあまり語られていない。 本書は、建築物規制や住宅政策、高等教育制度など豊富な事例から、香港政府・公務員の市場原理重視をめぐる葛藤や、政策の負の影響を受けた市民の苦しみを、政府資料や報道に基づきありありと描き出している。日本や欧米など、規制や過度の所得再分配で経済活力が喪われた先進国もここ数十年に渡り、新自由主義的な政策を導入してきたが、本書で描かれたような副作用への十分な配慮が必要なことが分かる。また中国本土との関係についても、経済的利益を得るために香港政府が北京政府におもねる様子、その一方で北京政府の香港への高い評価も描かれ、両者の、決して一面的でない関係も示す。 香港が世界に誇ってきた、自由放任主義の下の力強い経済、そして回復力は、この危機を乗り越え維持できるのだろうか? 香港の内政を丁寧に論じた本書は、過去数十年にわたり世界の潮流となってきた新自由主義の負の側面を知るための第一級の資料となろう 。

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  • アジア燃ゆ
    4.0
    1巻980円 (税込)
    【中国、香港、台湾、北朝鮮、激動するアジアの真実に迫る現地ルポ!】 新型コロナウイルスに揺れる中国。 混沌の香港デモ、総統選で反中を示した台湾。 春節明けの上海株式市場は大暴落、3月開催の全国人民代表大会も延期となり、最大の危機と囁かれる習近平政権。一方、半年以上も抗議デモが続く香港の街で著者が取材から得た現地の声。台湾蔡英文総統の再選は香港デモが追い風となったのか。第一線ジャーナリスト渾身の現地ルポ。緊迫の日朝首脳会談で得たスクープ、舞台裏で見た平壌の光景を明かす「小泉訪朝同行記」を完全併録。 ――私はこの日の一週間ほど前、正確に言えば12月30日の昼12時38分に、武漠西駅に着いた。香港西九龍駅を午前8時5分に出発し、北京西駅に17時1分に到着する高速鉄道「G80」に乗って、中国大陸の2440キロメートルを8時間56分かけて縦断したのだ。2018年9月に開通した京港高速鉄道である。武漢西駅には約5分、停車した。多くの乗客が乗降したが、マスクを着用している人など皆無だった。武漢市中心病院の李文亮医師ら8人の医師が、危険な新型ウイルスが武漢で発生していることをSNSで警告したのは、この翌日のことだ。 (本文「第一章 新型コロナウイルスと中国リスク」より) 〈本書の特長〉 小泉訪朝の同行スクープ取材など、東アジアの政治、経済、社会情勢について精通する著者による最新リポート。著者自らが実際に現地を訪れ、取材した上で「見た事象」「アジアの今」をわかりやすく分析。「現代ビジネス」の人気執筆陣であるジャーナリストによる深い洞察力と的確な判断力で東アジアの政治・経済・社会の地殻変動に迫る新刊。 〈本書の内容〉 【目次】 ■第一章 新型コロナウイルスと中国リスク ■第二章 荒ぶる香港――揺らぐ一国二制度 ■第三章 脱中国に向かう台湾 ■第四章 平壌の現実小泉訪朝同行記I ■第五章 中国の「植民地」化する北朝鮮小泉訪朝同行記II

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  • アステカとインカ 黄金帝国の滅亡
    4.0
    一六世紀、スペイン人によるアメリカ大陸征服史が始まる。黄金を探すコロンブス、ピサロ、コルテス……。抵抗する、モクテスマ、トパック・アマルなどのインディオたち。栄華を誇った帝都と文明は、いかに滅ぼされたのか? 西欧と非西欧の壮絶なる戦いの記録を、既存の、スペイン人主体の史料では触れられなかった「敗者の視点」から再検証、植民地時代から現在へ続くラテンアメリカの被征服史を辿る。 プロローグ 黄金の夢 第一章 コロンブスの目指したジパンゴ 第二章 冒険者バルボア 第三章 メキシコの発見 第四章 首都の攻防 第五章 対決 第六章 「悲しき夜」 第七章 英雄の敗北 第八章 太平洋と中央アメリカ 第九章 南の海の探検 第一〇章 カハマルカの悲劇 第一一章 クスコ占領 第一二章 征服者たちの争いとインカ 第一三章 アラウコの国とパンパ 第一四章 ムイスカの黄金 第一五章 エル・ドラードとアマゾンの国 エピローグ 征服者たちの黄昏 あとがき 年表 民族と地域 人名検索 2002年小学館より刊行されました
  • アップル帝国の正体
    4.0
    シャープ、ソニー、ソフトバンク、ヤマダ電機……日本企業は“植民地化”されていた! アップルの真の姿とは? 経済ジャーナリストが迫る衝撃のドキュメント!紙と電子同時発売!! スティーブ・ジョブズというカリスマの陰に隠されていた、アップルの真の「凄み」。それは時に獰猛な姿さえ見せてビジョンを実現する組織の「実行力」にある。ものづくり、流通、通信、音楽、家電量販店、携帯電話etc. 日本企業を翻弄するその手法を知る人は少ない。厚いベールに覆われた、「アップルの正体」に迫る! プロローグ アップル帝国と日本の交叉点 第1章 アップルの「ものづくり」支配 第2章 家電量販店がひざまずくアップル 第3章 iPodは日本の音楽を殺したのか? 第4章 iPhone「依存症」携帯キャリアの桎梏(しっこく) 第5章 アップルが生んだ家電の共食い 第6章 アップル神話は永遠なのか エピローグ アップルは日本を映し出す鏡
  • あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々
    4.0
    第二次大戦以前、日本の植民地だったパラオ。そこには「南洋庁」という役所があり、日本からの移民と現地島民が織りなす「暮らし」がたしかにあった――。当時パラオに赴任した作家・中島敦の小説をきっかけに、著者が当時の南洋諸島に興味を持ち、実際にパラオへ赴き、日本統治時代を知るお年寄りを訪ねて、当時のエピソードを収集した歴史ルポルタージュ。著者はパラオだけでなく、パラオからの帰国者が集団で移住した宮城県蔵王町の北原尾や、宮崎県小林市の環野にも赴いて、当時の証言を集めた。戦中派が世を去って歴史の記憶が薄れる今こそ、広い世代に読まれるべき貴重なエピソードが詰まった一冊。
  • アフリカが呼んでいた 多忙なビジネスマン、マリ・ガーナ・ブルキナファソへ
    5.0
    50歳、営業部長。社外では過酷な競争の連続、社内では上から下から横から球が飛び、疲弊する日々。組織の中間管理職は、始終他律的に振り回され、しかも責任は重大だ。強烈なストレスは徐々に増し、遂に潰されそうになったときに思いついたのは、「異質な歴史、世界観の風に吹かれて、自分の確認でもしてみるか!」……。仕事や家庭での逆風で、心はかつてなく漂流していたが、そのことがかえって、「何が自分の持ち味なのか」を考えるチャンスを与えてくれた。「未知の世界に果敢にチャレンジしていく力を取り戻したい!」――「私」は「旅の力」を信じて、遠きアフリカの地へひとり旅立った……。ガーナ、マリ、ブルキナファソへの旅のなかで出会ったのは、元西欧列強諸国の植民地となった悲惨な爪あと、奴隷貿易のむごい歴史、貧困国の人々の暮らし、そして彼らが受け継いできた鮮やかな文化……。めまぐるしい日々の暮らしのなかで、かつて自分の中で大きな位置を占めていた「旅」をいま再び必要としている「私」は、この旅をつうじて活力を取り戻すことができるのか? 読めば魂が洗われる、二週間のひとり旅の記録。

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  • アブドゥッラー物語
    -
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 19世紀のマラッカに生まれ,白人たちのマレー語の教師として働いたマレー人の,マレー語による自伝。マラッカの変容,シンガポールの建設など,植民地の実態と西欧各国の植民地政策を記録。

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  • 雨

    -
    「雨」はモームの短編の代表作。魔窟から魔窟へ流れ歩く年増女のただれた魅力。情欲に狂う水夫と現地人の女たち。雨季のサモア島を舞台にくりひろげられた宣教師と娼婦との霊肉の闘争は、予想外な結末を告げた。他に心にくい短編の技巧を見せた「ホノルル」、《東南アジアの植民地もの》の「東洋航路」を収める。
  • アメリカ合衆国建国の父 ジョージ・ワシントンの霊言
    5.0
    2016年米大統領選で、主要メディアによるヒラリー優位の世論調査をくつがえした書! アメリカ建国の父が望んだ“選択”は、トランプだった! 人種差別問題、経済対策、そして対中・対露戦略――初代大統領が考える、“強いアメリカ”復活の条件。 ▽黒人、ヒスパニック、イスラム系の人種差別問題 ▽中露と中北を分断し、再び世界のリーダー国家へ ▽軍事縮小ではなく効率化――日韓に核装備の要請を ▽驚愕の新事実! トランプ候補に隠された魂の秘密 ■■ ジョージ・ワシントンの人物紹介 ■■ 1732~1799年。アメリカ合衆国の軍人、政治家。農園経営者の子として生まれ、自身も大規模な農園経営により富を築いた。1755年、イギリス植民地軍の司令官としてフレンチ・インディアン戦争で仏軍側と戦い、名を上げる。1775年のレキシントン・コンコードの戦い後、大陸会議にて大陸軍の総司令官に任命され、アメリカ独立戦争を戦う。総司令官辞任後は憲法制定議会の議長に選出。1789年、最初のアメリカ合衆国大統領選挙で初代大統領に選ばれ、連邦制の基礎を築いた。「アメリカ合衆国建国の父」と呼ばれ、現在も肖像画が紙幣に用いられ、首都、空母、大学等の名称にその名が使われている。 ◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇ 「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。
  • アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相
    4.0
    1巻1,500円 (税込)
    日本の人々は憲法を考えるにあたって、まずアメリカが太平洋戦争を自分たちに全く都合の良い形で日本国民のアタマに詰め込んだことを知らなくてはならない。日本にとって大東亜戦争は、近代国家として生きるための資源や市場を求めての経済戦争だった。だがアメリカはこの事実を全面的に否定し、「他民族を圧迫する侵略戦争である」と決めつけたのである。ヨーロッパから独立したアメリカは、両隣がカナダとメキシコという極めて弱く脅威にならない国であったこともあり、自然、国力の拡大を太平洋に向けることになった。日本もまた、明治維新が終わり、日清戦争と日露戦争に勝った後、資源を求めて南方に勢力を向け始めた。だが、すでにアジアは西欧諸国に蹂躙されて、ほとんどの国が植民地になっていた。勝者が歴史を書くという常識から言えば当然の結果であるが、いま憲法を見直すにあたっては、こうした歴史を無視するわけにはいかない。

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  • アメリカ大使館 神といわれた同時通訳者
    4.0
    同時通訳者の一流の英語&日本語! 1969年のアポロ11号の月面着陸の中継を同時通訳し、一般の人たちに「同時通訳」というものを知らしめ、神といわれた同時通訳者・西山千(セン)。その頃著者は大阪でサラリーマンをしながら英語の講師などもしていたが、西山千に声をかけられ、アメリカ大使館で同時通訳者として共に働くことになる。当時のアメリカ大使館はまるで植民地のようで、また人を機械のように使い捨てる風習、他人を蹴落としてのぼっていく実力主義から、殺伐とした空気が漂っていた。そのなかで著者は、センから猛烈な「しごき」を受けながら、同時通訳の極意を学んでいく。しかし、少しのミスも許されない環境で、やがてセンも著者も大使館を追われていく……。 「通訳とは単に言葉を訳すのではなく、そのウラにある思いや文化も汲んで訳さなければならない」「通訳とは、シンボルの交換である」通訳名人・西山千のきらめくような言葉から、同時代に活躍した村松増美をはじめとするほかの通訳者たちの言葉も交えつつ、同時通訳の神経をすり減らすような厳しさ、そのなかにある喜びを語る。戦勝国と敗戦国の狭間で生きる、同時通訳者たちの過酷な宿命!
  • アメリカ大統領制の現在 権限の弱さをどう乗り越えるか
    4.0
    1巻1,309円 (税込)
    アメリカの大統領は世界的な注目を集めて就任するが、任期途中で失速することも多い。オバマもそうだった。なぜか。日本やイギリスの首相とは違って、大統領には自由に政策を実現するだけの実験が与えられていないからだ。本書はイギリス植民地以来の歴史と国際比較から、大統領の権限が弱い理由を解明し、カーター、ビル・クリントン、オバマらを分析して、各大統領がこの困難にどう取り組んできたのかを明らかにする。一貫した視点で根本問題から将来像までを見通す、アメリカ政治の正確な理解に欠かせない一冊。
  • アメリカの教会~「キリスト教国家」の歴史と本質~
    3.5
    多宗派、分裂、統合、栄枯盛衰…結局、アメリカって、どんな国!? 「福音派って何だろう。日本にそんなものは存在しない。宗教『右派』って何だろう。宗教に『右派』があるというのがわからない。…よってトランプ大統領がなぜ登場したのかわからない。要するにアメリカがわからないということだ。そこでこの本を書くことにした」(「はじめに」より)。植民地時代から現在を丁寧に辿り、解きほぐす。社会学の泰斗による決定版!
  • アメリカの中のイスラーム
    3.5
    「内なる他者」の再認識~語られてこなかったアメリカのイスラームとムスリムの歴史を繙く! アメリカのイスラームは、その起源を植民地時代にまで遡りますが、長年、「アメリカ的でない」宗教・文化であることを理由に、多くを語られてはきませんでした。しかし、9・11がひとつのきっかけになって、昨今、われわれ地球市民は、アメリカの中のイスラームと真剣に向き合う必要に迫られています。本書は、こうした状況を踏まえて、アメリカの、いわば「内なる他者」であるイスラームを、アメリカ史の中に位置づける試みです。9・11後に実施された、アメリカ史上初の本格的な「アメリカのムスリム世論調査」をもとに、現代アメリカの平均的なイスラーム像も明らかにします。

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  • アラゴン詩集
    NEW
    -
    アラゴンはフランスの詩人・小説家。パリ大学医学部卒。第1次大戦後のダダイスム・シュルレアリスム運動の推進者であったが、モロッコの植民地独立運動弾圧に反対して共産党に入党。第2次大戦中はレジスタンス運動に加わった。この詩集は多彩なアラゴンの詩を時代を追って集めてある。巻末には訳者による詳細な解説を付した。
  • 「安南王国」の夢―ベトナム独立を支援した日本人
    4.5
    1巻2,640円 (税込)
    ■戦争と革命、夢と挫折―― 百年にわたる日越交流の秘史。 明治45年1月、一人の少年が故郷・天草から船でベトナムへ旅立った。その6年前、ベトナム王朝末裔の青年が故郷を脱出し、日本へ密航する。二人はやがて一つの目的のため、海を挟んだ異国の地で起ち上がる。ベトナム独立という見果てぬ夢をめざして――。 [目次] 序 章 「兄弟同士の戦争はやめること」 第一章 隠れキリシタンの里・大江 第二章 植民地・仏印 第三章 大南公司と大川塾 第四章 「東遊(ドンズー)運動」と王子クオン・デ 第五章 クオン・デ、漂泊の日々 第六章 日中戦争と日本の南進政策 第七章 北部仏印進駐とベトナム復国同盟会 第八章 開戦と松下光廣のサイゴン復帰 第九章 明号作戦とベトナム独立 第十章 日本敗戦とホー・チ・ミンのベトナム 第十一章 「ベトナム現代史」の激流の渦中で 終 章 南十字星きらめく下で <著者略歴> 牧 久(まき・ひさし) ジャーナリスト。一九四一年、大分県生れ。六四年、早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。同年、日本経済新聞社に入社。東京本社編集局社会部に配属。サイゴン・シンガポール特派員。八九年、東京・社会部長。その後、取締役総務局長、常務労務・総務・製作担当。専務取締役、代表取締役副社長を経て二〇〇五年、テレビ大阪会長。現在、日本経済新聞社客員、日本交通協会会員。著書に『サイゴンの火焰樹――もうひとつのベトナム戦争』『特務機関長 許斐氏利――風淅瀝として流水寒し』『不屈の春雷――十河信二とその時代』上下『満蒙開拓、夢はるかなり―加藤完治と東宮鐵男』上下(各小社刊)がある。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『「安南王国」の夢―ベトナム独立を支援した日本人』(2012年6月5日 第2刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 硫黄島 栗林忠道中将の霊言 日本人への伝言
    5.0
    戦後70年、日本人しての誇りを取り戻すために。 安保法制案を巡り、国会で与野党の激しい攻防が繰り広げられている、いま――アメリカがもっとも怖れ、もっとも尊敬した 日本陸軍の名将が語る先の大戦の意義、そして、この国の未来を守るための国防戦略。 米軍の本土上陸を断念させた「硫黄島の戦い」の真実 欧米の長きに渡る植民地支配からアジア諸国を解放した日本の功績 日米同盟強化と集団的自衛権の必要性 軍事的にみた中国の弱点と習近平の未来 ■■ 栗林忠道の人物紹介 ■■ 1891~1945年。陸軍軍人。最終階級は陸軍大将。陸軍士官学校卒、陸軍大学校卒。アメリカの駐在武官を経験した知米派であり、硫黄島の戦いにおける日本軍守備隊の最高指揮官を務めた。アメリカ側の厭戦気運を高めるため、徹底的な長期抵抗戦で兵力を削ることを企図。全島に地下坑道を建設してゲリラ戦を行い、日本軍を上回る2万8千人以上の死傷を与え、アメリカ世論を揺さぶった。
  • 生きとし生けるものは 【小田実全集】
    -
    かつて南洋の島々は、日米死闘の地だった。もっとその前はスペイン、ドイツの植民地。今はアメリカの戦略的基地だ。その間、現住民の名前も生活も次々と変っていった。バブル絶頂期の日本で南洋出身の力士を集め、相撲のリーグ戦を考えついた85歳の会社経営者は、南海の島にリゾート施設をつくろうと現地へ乗りこむ。現住民に「平和と繁栄、幸福」を約束するといきまいたが、物語の結末で見るドンデン返しは圧巻。痛快で機知に富む笑い、倒錯する想像力、悪ふざけ、諷刺喜劇の傑作。
  • イギリス・インド統治終焉史 一九一〇年―一九四七年
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 20世紀に入り、インド独立の機運が高まってから、イギリスの統治が終わるまでの歴史を、イギリス側の重要人物の動きを基に読み直す。 1858年、インド大反乱を経て、イギリス東インド会社を解散、ムガル帝国の君主を排除して、直轄植民地とした。 本書は、植民地経営の終盤に焦点を絞り、20世紀に入り、インド独立の機運が高まってから、イギリスの統治が終わるまでの歴史を、イギリス側の重要人物の動きを基に読み直す。 第13代副王ハーディング卿の時代に、英国王ジョージ5世とメアリー王妃の初訪問から、第一次世界大戦、第二次世界大戦を経て、独立運動の高揚、インド内の宗教対立を経て、1947年ネルー首相による独立宣言までの歴史を丹念に描く。 【目次】 はしがき 第一章 インド担当相エドウィン・モンタギュー 一九一〇年~一九二二年 一 意識の創出 (一) 情報の受容(イギリス) (二) 情報の受容(インド) 二 政策の形成 (一) 『対インド宣言』 (二) 『モンタギュー・チェルムスファド報告』 三 政策の破綻 (一) カーゾンの反対 (二) ガンディーの反対 (三) モンタギューの錯誤 むすび 命運 第二章 総督アーウィン卿 一九二六年~一九三一年 一 アーウィンのインド像 二 宥和と反発 (一) サイモン委員会 (二) 『アーウィン声明』 (三) ガンディーの反応 三 むすび 『ガンディー・アーウィン協定』 第三章 チャーチル 一九二九年~一九三五年 一 基調 二 宣伝 三 組織 四 暴露 五 弔鐘 むすびにかえて 第四章 総督リンリスゴウ卿 一九三六年~一九四二年 一 性格 二 「分割統治」 (一) 州自治 (二) インド連邦 三 失策 (一) 宣戦 (二) 反応 四 むすび 想像力と洞察力の欠如 第五章 サー・スタフォード・クリップス 一九四二年 一 状況 二 派遣の決定 三 説得の行使 四 調停の失敗 五 余波 第六章 総督ウェーヴェル卿 一九四三年~一九四七年 一 統合 二 崩壊 三 亀裂 四 むすび 投影 第七章 クレメント・アトリーと総督マウントバットン卿 一九四七年 一 去来 二 『複数分割計画』 三 『二分割計画』 四 虹と旗 あとがき 参考文献 索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • イギリス近代と自由主義 ──近代の鏡は乱反射する
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    1巻2,750円 (税込)
    イギリス「近代」国家は、内には地方、外には植民地という「非近代的」な領域を組み入れながら、それらを食い潰していった。国内では財政均衡と「小さな政府」を追求し、国外では自由貿易を掲げたイギリスは、アジア・アフリカの非資本主義的な経済圏を、いかにして世界市場へと組み込んでいったのか? 覇権国となる中で、「経済的自由主義」というイデオロギーは、いかなる役割を果たしたのか? これらの難問を実証的に解き明かし、戦後日本の社会科学を深く規定するイギリス近代像に再考を迫る!
  • イギリス帝国の歴史 アジアから考える
    4.1
    かつて世界の陸地の約四分の一を領土として支配したイギリス帝国。その圧倒的な影響力は公式の植民地だけにとどまらなかった。本書は近年のグローバルヒストリーの研究成果をふまえ、アジアとの相互関係に注目しつつ、一八世紀から二〇世紀末までの帝国の形成・発展・解体の過程を考察する。今や世界経済の中心はアジア太平洋経済圏にシフトしつつある。そのシステムの基盤を作り上げた帝国の意義を明らかにする。読売・吉野作造賞受賞作。
  • 池上彰の世界の見方 インド~混沌と発展のはざまで~
    4.2
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 知られざる大国・インドの素顔を紹介! 2027年には人口で世界一に、28年には日本を抜いてGDPが世界3位になれることが予想されているインド。この新しい大国の実情や日本との知られざるつながりについて、池上彰が徹底解説! ・『男はつらいよ』の舞台、柴又帝釈天の「帝釈天」や、上杉謙信が信仰した毘沙門天がもとはヒンドゥー教の神様だったこと、知っていましたか? ・カースト制度はバラモン、クシャトリヤなど4つの区分と思っていませんか? 実は区分は3千以上もあるのです! ・植民地だったインドを日本が励まし、占領下の日本をインドが鼓舞した歴史があること、ご存じでしたか? ・さらに現在、日本とインドはたがいに緊密な関係をつくらねばならない切実な事情があります。さて、その事情が何かわかりますか? 知っているようで知らないインドの実情や日本との深い関係などをわかりやすく紹介。 インドについて知るうちに、中国の一帯一路戦略から、アフガニスタンのタリバン政権の成り立ちまで、国際情勢が手に取るようにわかります! 都立大泉高校附属中学校で人気を博した授業をもとに大幅加筆。受験生、就活生、ニュースの背景を知りたい社会人にもおすすめです!

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