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「デイン・ケネディ」の「脱植民地化:帝国・暴力・国民国家の世界史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「デイン・ケネディ」の「脱植民地化:帝国・暴力・国民国家の世界史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
陰謀論ではないが、あまり注目されていない事象として、本書に触発されての「とんでもレビュー」を書いてみたい。米不足における国民的飢餓を避けるために、日本人は戦争に突入していった側面もある、という話だ。
米の価格問題は未だに令和の市民を悩ませているが、戦後生まれの我々は日本の米の自給率は、ほぼ100パーセントで、その事を食の安全保障として重要だと認識している。
しかし、江戸や明治時代を思い出せば、度々飢饉が起きていた事に気付く。これがどうも繋がらないのだ。で、本書を読むと、戦時中に日本がアジアの米を流用していたせいでアジア各国が飢餓に陥っていたことを糾弾する内容を発見する。
もしやと思って調
Posted by ブクログ
「脱植民地化」は通常、第2次世界大戦後から1960年代にかけて起きた西洋・日本帝国からの公的解放を指すが、ケネディは、歴史的には脱植民地化には4つの世界的波があったと指摘する。すなわち、①1776~1820年代においてアメリカ大陸で生じたもの(アメリカ合衆国、ハイチ、ブラジルなど)②1917~1920年代、③第2次世界大戦後の旧植民地独立、④1989年以降のソ連崩壊である。
本書における重要な指摘として、脱植民地化とはしばしば旧宗主国が想起するような平和的移行ではなく、著しい暴力による抵抗をともなっていたこと、また脱植民地化=脱帝国主義ではなく、帝国主義は脱植民地化以後も形を変えて継続してきた