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近代世界においてつねに強い光を放ち,深い影を落としてもきたアメリカという国.最新の研究成果にもとづき,一国史を超える豊かな視座からその歩みを叙述する.第一巻は,先住民の世界から植民地期,独立革命と憲法制定,そして新共和国としての試練まで,初期アメリカの歴史像を,大西洋史や記憶史の知見もふまえ提示.(全四冊)
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Posted by ブクログ
トランプさんだ、人種問題だとやたらお騒がせなアメリカが気になって、トランプ本とかなぜ中間層は没落したかとか読んで、やっぱりこういう歴史かと思って読んだ本。いろいろよく分かりました。このシリーズ優秀。すごくためになりました。
メインに扱われるのは、フレンチインディアン戦争の講和条約である1763年のパリ条約と、独立革命の講和条約である1783年のパリ条約という二つのパリ条約の間の20年間。その20年を、1773年のボストン茶会事件で前半・後半に区切っている。それに加えて独立後の制度設計の5年間と、トータル25年間で独立革...続きを読む命を俯瞰している。 ただし、その前段階として北米の古代文明やイギリスによる大西洋沿岸への植民活動、第二次独立戦争とも言われる米英戦争についても丁寧に扱われている。特に13植民地の形成に関してはそれぞれの入植の事情も大きく異なる上、大きく分けて北部と南部の経済基盤の違いが後の南北戦争に関係してくる重要なポイントでもある。 仏との第二次百年戦争に勝利し北米から仏を駆逐すると、国王宣言による移住制限、各種税法などをめぐり本国と植民地は次第に対立を深めていく。独立戦争の基本的な流れに加えて、植民地人たちの「アメリカ人意識」の形成過程やポール・リヴィア、ベッツィ・ロスらの建国神話にも触れられているので興味深く読める。
アメリカ合衆国憲法制定から230年。短いとみるか長いと見るか。 予想通り1492年コロンブスの頃からが本題。それ以前の先住民などについてはさらっと書かれているのみ。紙面を割くほどの情報はないということか。
13の植民地から始まったアメリカ合衆国の建国物語だが、タバコと砂糖が重要だったことを知った.イギリスと戦争で独立を果たすが、当時のヨーロッパ諸国特にフランス、スペインとの葛藤もあったようだ.初代大統領ワシントンの元で活躍したハミルトンの話は面白かった.別の教材で彼のことを学んでいたので特に楽しめた....続きを読む大西洋史の視座での著述は非常に新鮮で、米国史の見方を変えるものになると感じた.
1776年にイギリスから独立し、南北戦争という内乱を経て形成された、民主主義と資本主義の最も発達した先進国の一つ。 その程度の認識しかなかったアメリカという国を、「図書」1月号の対談を読み、岡本隆司さん・貴堂嘉之さんの対談を読み、もっと根本からこの国を理解したいと思い、読み始めました。 本書は、単な...続きを読むるアメリカという一国史を辿るのではなく、「大西洋世界(大西洋史)」と「現代(記憶史)」の2つの視点からアメリカ合衆国の成立から現在までの光と影をく描いています。
アメリカ史の概説書シリーズとして刊行。ポカホンタスとか、ヴァージニア・デアのようなあまり知られていないところにも触れられていて良かった。ハミルトンが決闘で命を落としていたり、ジェファソンがアメリカのスフィンクスとよばれる多面的な人物で黒人奴隷の少女を愛したことなどは面白かった。ワシントンは大統領就任...続きを読むを拒んだが、おしきられ、辛い気持ちで引き受けた。それくらいの覚悟をもった政治家が今後も出現してほしい。
また楽しみなシリーズが始まった。 当たり前だけどアメリカ大陸の発見から、アメリカ独立宣言まで270年もある。メイフラワー号による入植も1620年だから、大陸発見からは100年以上経過している。けっこう知らないことばかりだ。そして当然だけど建国にいたるまでの道のりが現在のアメリカを形づくっているわけで...続きを読む、いろいろと楽しく読ませてもらった。アメリカで紙幣文化進んだ理由や、アメリカ大統領の任期はなぜ2期8年なのか? やっぱり歴史があるよね。
アメリカという国の成り立ちに興味があった。 彼の国は、どうして世界一の国になったのだろう。 宗教的迫害、貧困、冒険心、 いろいろな理由であるが、 イギリス本国から 自由を求めてやって来た人たち。 植民地支配から 自由を戦って勝ち取る。 そこから始まる国づくり。 本書では、入植者目線で書かれているが...続きを読む 奴隷として連れて来られた人たち 先住民の人たちにとっての 歴史的見方も知りたいです。
アメリカ史第1巻。最新の知見と共に、大西洋史や記憶史(当時の史実だけではなくその後の時代での扱いの盛衰)も取り入れて書かれているそうで、面白かった。 特に所々ちりばめているエピソード的な出来事が興味深い。 ・ボストン茶会事件は別にパーティがあった訳じゃ無い ・黒人奴隷制度のおぞましさ ・イギリスと...続きを読むは何度も戦って独立を勝ち取り、その後も戦っている ・マラトンの戦いの故事を彷彿とさせる出来事が今のボストンマラソンに繋がっている ・独立後政府の中心人物だったハミルトンが決闘で死んでいる ・今の米大統領が2期までなのは、初代ワシントンが2期で辞めちゃったから ・・・ 分かりやすく書かれているので、一気に読めるのが嬉しい。
コロンブスの新大陸到達から500年あまり、合衆国独立からでもまもなく250年経とうとしている。アメリカは決して歴史のない国でも新しい国でもないとのこと。たしかに同じ政体の枠組みが続いているという意味では、明治維新や敗戦をあいだにはさんでいる日本よりよほど長い。18世紀に憲法制定をめぐってたたかわされ...続きを読むた議論が、今日の国のあり方にもけっこう直接的に影響している。たとえば上院の定数とか。他にも、北部と南部では植民地時代の初期から成り立ちが違うなど、高校の世界史でもアメリカ史についてそんなに詳しく勉強した覚えがないのであらためて知識の整理ができた。 また本書の著者が力を入れているのは「記憶史」というもので、起こった当初はさほど重要視されていなかった事柄が、その後の言説によって意味付けをされていくような過程の研究。たとえば独立宣言書なんかもその対象に。
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植民地から建国へ 19世紀初頭まで
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和田光弘
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