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世界人口の約6割を抱え、広大な面積を占めるアジア。本書はそのアジアの歴史を、各国史ではなく一体のものとしてとらえる。各地の土着国家の盛衰と13世紀のモンゴル帝国の誕生から説き起こし、欧米による植民地化、日本の占領統治の影響、第2次世界大戦後の独立と経済発展、そして「アジア共同体」の模索まで。アジア域内の交流と、欧米など外部勢力との相互作用の双方に着目しながら、「アジアとは何か」を探る。
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Posted by ブクログ
アジアの近現代史を大掴みで捉えることができる。 アジア諸国と同じ道を辿らなかった日本はやはり興味深い。
【文章】 読み易い 【ハマり】 ★★★・・ 【気付き】 ★★★・・ ・中華思想…漢人が世界の中心であり、周辺民族は文化的に劣った存在 ・華夷思想…儒教の礼節をわきまえているどうかが、文化的な優劣を判断する基準
概説書として優れていると思います。そういう意味で参考になりました。 それはともかく、アジアという概念、くくりかたが何故必要なのか?、昔からその根本のところが理解できません。たとえば、インド文明圏と中国文明圏とユーラシア東南地域圏、というような区分で良いのでは?と思うのですが。
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