エメ・セゼールの作品一覧

「エメ・セゼール」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 帰郷ノート/植民地主義論
    セゼールの代表的な二つの作品を、達意の翻訳と、彼の生涯と詩作に関する非常に詳細で力のこもった解説とともに収めた一冊。今回、「帰郷ノート」の、ポリフォニックな言葉によって、ネグリチュードの渦に入り込もうとする語調が印象的だった。その先にたどり着く場所とその「普遍性」については議論の余地があるとしても。...続きを読む
  • 帰郷ノート/植民地主義論
    考えさせられます。エメ・セゼールはとても知的な文章を駆使して、皮肉たっぷりに白人の植民地政策などを失笑しつつ、あきれつつ。さらには静かではあるが激しい怒りを表現しています。
  • 帰郷ノート/植民地主義論
    セゼールはカリブ海の小アンティル諸島のひとつマルティニック島の出身。

    マルティニックにおいては、黒人奴隷が生み出したクレオール文化は野蛮であり、「文明の言語」であるフランス語を話し、フランスの文化を身につけることによってのみ、黒人は「人間」になることができる、という信念が植え付けられていた。

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