作品一覧

  • アフリカが呼んでいた 多忙なビジネスマン、マリ・ガーナ・ブルキナファソへ
    5.0
    50歳、営業部長。社外では過酷な競争の連続、社内では上から下から横から球が飛び、疲弊する日々。組織の中間管理職は、始終他律的に振り回され、しかも責任は重大だ。強烈なストレスは徐々に増し、遂に潰されそうになったときに思いついたのは、「異質な歴史、世界観の風に吹かれて、自分の確認でもしてみるか!」……。仕事や家庭での逆風で、心はかつてなく漂流していたが、そのことがかえって、「何が自分の持ち味なのか」を考えるチャンスを与えてくれた。「未知の世界に果敢にチャレンジしていく力を取り戻したい!」――「私」は「旅の力」を信じて、遠きアフリカの地へひとり旅立った……。ガーナ、マリ、ブルキナファソへの旅のなかで出会ったのは、元西欧列強諸国の植民地となった悲惨な爪あと、奴隷貿易のむごい歴史、貧困国の人々の暮らし、そして彼らが受け継いできた鮮やかな文化……。めまぐるしい日々の暮らしのなかで、かつて自分の中で大きな位置を占めていた「旅」をいま再び必要としている「私」は、この旅をつうじて活力を取り戻すことができるのか? 読めば魂が洗われる、二週間のひとり旅の記録。

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • アフリカが呼んでいた 多忙なビジネスマン、マリ・ガーナ・ブルキナファソへ

    Posted by ブクログ

    仕事をする旅好きにおすすめの一冊。
    旅とは美味しいものや素敵な景色を堪能するだけではなく、その土地の歴史を知り、暮らしに触れることで得られる新たな価値観の追求である。
    本書は悩めるサラリーマンが、日本とは何もかもが全く違うアフリカに行き、歴史や文化に触れ、そしてそこに暮らす人々と触れることで自分の価値観との相違をユーモアたっぷりに描いている。
    著者の素直で時として確固たる信条が、アフリカで出会う人々といい化学反応を起こしている。まるで共に旅をした気分にもなれ、なんとも晴れやかな気持ちにさせる。

    0
    2020年08月24日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!