昭和天皇作品一覧

  • ビッグコミックオリジナル 2024年11号(2024年5月20日発売)
    NEW
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    ●創刊50周年超BIG読切巻頭カラー!! 『アオアシ ミッドナイト・ダイナー』[前編] 小林有吾  ●特別読み切り!! 『ふぁいやまん』 佐々木四太  ●釣りバカ日誌 やまさき十三+北見けんいち  ●ミワさんなりすます 青木U平  ●れむ a stray cat 山本おさむ  ●黄昏流星群 弘兼憲史  ●昭和天皇物語 能條純一 原作:半藤一利(『昭和史』平凡社刊) 監修:志波秀宇  ●父を怒らせたい おかくーこ  ●セシルの女王 こざき亜衣  ●深夜食堂 安倍夜郎  ●出かけ親 吉田戦車  ●看護助手のナナちゃん 野村知紗  ●卑弥呼 リチャード・ウー+中村真理子  ●人のために働く 岩崎真  ●ひがレッスン 鈴木良雄  ●前科者 原作:香川まさひと 作画:月島冬二  ●テツぼん 永松潔+高橋遠州  ●百年川柳 業田良家    ●充実コラム!!  [和食の喪失-海と川から絶えていく-] 芦野一青  [アメリカ大統領選を10倍面白く読む!] 小川寛大  [BY PLAYER LEGEND] 二宮清純      ※『ビッグコミックオリジナル』デジタル版には、紙版の付録、特典等は含まれません。
  • さらば日米同盟! 平和国家日本を目指す最強の自主防衛政策
    4.0
    ★緊急出版! 沖縄を守れなければ、日本は米国の支配から永遠に逃れられない! 日本国民に問う問題作!★ 普天間問題をはじめ、レイプ・暴行事件、騒音問題、思いやり予算……さまざまな問題を起こしながらも日本に駐留し、居座り続ける米軍は、本当に日本を守るために存在するものなのか? 鳩山が退陣に追い込まれる元凶となった「普天間問題」の根本的な原因は、日米安保条約の成り立ちにある。しかしそれは、もはや日本をテロに巻き込みかねない悪法と化した。歪みきった日米安保条約の根底原因を暴き、それに代わる完全無欠の国防を実現する、唯一にして最強の「新たなる防衛策」を、元外務官僚の著者が論じる。 【見出し】 ●日米同盟は日本をテロとの戦いに巻き込む ●米国の下請けと化した自衛隊 ●日米安保体制を求めた昭和天皇の「二重外交」 ●対米従属政策は自民党の党是 ●旧日米安保条約は「密約」だった ●最高裁の極秘資料が示す司法の密約 ●米国はどこかで戦争を起こさなければならない ●数人の犠牲と引き換えに千数百人も虐殺した ●「テロとの戦い」の正体 ●戦時の情報工作は正当化される ●米国によって決められた日本の国防政策 ●米国が警戒した樋口レポート
  • 日本近代史12の謎を解く 伝承と美談の狭間で
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    1巻2,200円 (税込)
    歌人の大町桂月(おおまちけいげつ)から「鬼才」と評された女流歌人・与謝野晶子は、弟が日露戦争に出征することを嘆いて「あゝをとうとよ君を泣く 君死にたまふことなかれ」という有名な一節で始まる歌を詠んだ。反響は小さくなかった。前出の大町は「乱臣なり、賊子なり、国家の刑罰を加ふべき罪なり」と激しく論難。これに対し晶子は「この御評、一も二もなく服しかね候」「歌は歌に候」「誠の心を歌にしただけ」「少女と申す者、誰しも戦嫌いにて候」と反撃し一歩も引かなかった。覚悟をもって晶子が発表したこの歌は、今では小中学校の教科書にも登場する、日本の反戦歌の代表的作品になっている。では、この歌を贈られた晶子の弟・籌三郎(ちゅうざぶろう)は、結局日露戦争で死ななかったのだろうか? そしてこの歌に関連して、さらに興味深い謎がある。太平洋戦争の際には、晶子は四男に対して「水軍の大尉となりてわが四郎 み軍(いくさ)にゆくたけく戦へ」と詠んでいるのだ。晶子は「転向」したのか? 出色の女流歌人の真意とは? 本書ではこのほか、「昭和天皇を襲ったテロリスト像─―難波大助と金子文子の挑戦」「南雲機動部隊 対 エンタープライズ―─索敵のミステリー」「ガダルカナル戦の起点と終点」「知られざるインド謀略工作の内幕」「日本共産党太平記―─山村工作隊と火炎びんの季節」「1945年ロシアによる三船遭難事件」などの近代史の謎に迫る。ゆったりとした時間に存分に楽しみたい、極上の歴史読み物である。
  • 祖父・鈴木貫太郎 孫娘が見た、終戦首相の素顔
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    2.26事件では凶弾を浴び、昭和天皇に懇願されて、戦局が絶望的な時期に首相になった鈴木貫太郎。「戦争継続だ」と軍部も国民も欺き、「終戦」にこぎつけた。92歳になった孫娘が、苦悩する祖父の素顔と波乱の一生を描く。監修・解説は昭和史の泰斗・保阪正康。
  • 人間であることをやめるな
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    202年1月12日に長逝された半藤一利さんが生涯の最後まで訴え続けたこと。それは「歴史に学べ」ということでした。本書は半藤さんがものした数多くの文章や講演から、そのエッセンスを集約したものです。 明治人のリアリズム、大正期の石橋湛山が示す理想のパワー、昭和天皇の懊悩、そして宮崎駿の投げかける問い。昭和史研究の第一人者が残した軽妙にみえて重い言葉です。
  • 昭和天皇物語 1
    4.4
    今世紀最大の話題作、ついに単行本化!! 大元帥陛下して軍事を、大天皇陛下として政治を一身に背負い 昭和という時代を生き抜いた巨人。 波瀾万丈という言葉では表せないほどの濃密な生涯に 半藤一利氏協力のもと、漫画界の巨人・能條純一氏が挑む―― 「ビッグコミックオリジナル」誌で毎号にわたり衝撃を呼ぶ巨弾連載、 待望の第1集は、その少年時代が 大胆な解釈と圧倒的な画力で描かれる…!
  • 講談社 学習まんが 後藤新平 歴史を変えた人物伝
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大谷翔平を生んだ岩手県奥州市が、世界に誇る巨人・後藤新平は、 医師であり、その後、行政官僚として、不可能と言われた検疫事業を成功させ 感染症の流行を防ぎ、日本を救います。 その後、台湾の統治、満鉄の経営とさまざまな難問を解決し 政治家に転身。東京市の改革、関東大震災からの復興を担った大政治家です。 昭和天皇やドイツ皇帝を驚嘆させた、壮大なヴィジョンと実行力。 板垣退助やビスマルクをして、「医師にしておくにはもったいない」と 言わしめた先見性。 鉄道院総裁として国鉄発展の基礎を築き、震災から現代の東京につながる都市計画をつくったマルチな才能と実行力。 かつて日本には、こんな政治家がいた! 第1話 謀反人の子 第2話 感染症と検疫 第3話 台湾の統治 第4話 満洲の開拓 第5話 東京市の改革 第6話 震災復興 エピローグ 人を残して ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 愛国の天命――こうとしか生きようのない人生がある
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    1巻1,320円 (税込)
    昭和45年11月25日、東京・市ヶ谷の自衛隊駐屯地において、作家の三島由紀夫が自決した。当時僕は八歳だった。ひどくショックを受けた記憶だけが残っている――。(本文より) 学生運動華やかなりし頃、ゲバ棒を持って活動する人々はエネルギーに満ちあふれていた。 必死になる対象がある、言いかえれば「生きがいがある時代」ということはできるだろうか。 そんな彼らを見て育った青年・小松憲一は、昭和後期の春、「大日本愛国党」赤尾敏総裁の側近として、導かれるように右翼活動に身を捧げていく。それは愚かな選択か、あるいは天命ともいうべき導きか。 党の活動に情熱を注ぎ、すべてを注ぎ込むその生き様を通して、外側からは見えづらかった「右翼活動」の本質が浮かび上がる。 国粋主義運動の第一線を命がけで生き抜いた著者が、かつての記憶を振り返り、思想と行動を記した回顧録。 【目次】 目次 第一章 思想の目覚め 軍歌/三島由紀夫との〝再会〟/政治活動の構想/赤尾敏を知る/札幌のアパートで/アルバイトで味わったこと/市ヶ谷駐屯地/赤尾敏との対話/自衛隊入隊に向けて/僕の少年時代/入隊/自衛隊での生活/自衛隊に対する諦観/危険思想/除隊/自衛隊との対立/愛国党書記長との会話/政治運動の障害 第二章 右翼活動時代 自衛隊の神経質/東京都知事選/朝日新聞阪神支局襲撃事件/右翼とは何か!/三島由紀夫の〝赤尾評〟/愛国党での生活/愛国運動の基本/警察の過剰反応と愛国党の対応/運動に対する姿勢/ハードだった一週間/思い出深い田中角栄糾弾の演説/忘れられない「小名浜論争」/反ソデー/自衛隊観閲式/「山口烈士に申し訳ない」/『憂国忌』への不満/政治運動とは/同志の除名とそれによる緊張感/二・二六事件の解釈/新右翼との対話/不審者/初めての赤尾総裁からの叱責/愛国党を離れる/昭和天皇崩御/筆保同志の除名/赤尾総裁の死 第三章 人生における重要思想 赤尾敏先生の虚像と実像/実存主義―――「死」を考える/愛国党分裂/反新右翼/精神主義研究会/先祖信仰/儒教への思い入れと懐疑/警察をどう見るか/警察はここまでやる!/筆保同志との懐かしい再会 そして……/筆保同志のお母さん/道子さんの性格/夫人派と家族派の確執/奇妙な縁?/偉大なる活動家の死/津山への再訪/同志的結合と離反の条件/農本主義と都会への嫌悪/マラソンと精神主義/精神主義の誤解/「死」の考察/鹿児島・桜島と西郷隆盛/老荘思想/≪補記≫この七年を振り返って 【著者紹介】 小松憲一(こまつ・けんいち) 昭和37年北海道紋別市生 大学在学中に右翼民族主義に関心を抱き、昭和61年5月自衛隊武山駐屯地第一教育団入隊。在隊中政治思想を有していることが発覚し、規約違反の示威活動を画策していると悪推され、また隊員に多大なる影響を与えたとして強制退職処分を受ける。昭和62年3月大日本愛国党にて赤尾敏総裁の下で活動。東京都内において精力的な街宣活動を展開。その後、執筆活動を中心に独自の運動を展開。その一方で精神を鍛える目的から「走ること」を始め、≪精神主義ランニング≫と名づけ、全国の100kmマラソン大会に出場、二十数回の完走を数える。精神主義、農本主義から老荘思想に入り、そこに人間の理想を見出し、生活に反映させ現代に至っている。

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  • 戦争とオカルティズム 現人神天皇と神憑り軍人
    -
    日本は「神の国」であり、「天皇の国」である―― 軍人たちを呪縛し続け、 日本を「聖戦」という名の戦争へと誘った ファナティックまでの井出織ギーの正体 ‐敗戦で一気に崩壊した「天皇」という不動の中心軸 ‐ユダヤを絶対悪とし、天皇国日本を絶対正義とする善悪二元論 ‐現人神天皇というイデオロギーを『国策』として創作した明治国家 ‐現人神天皇に行き着き、天皇親政を求めて突き進んだ軍人たち ‐生々しい狂気の本丸 「天皇幻想」と「神憑り軍人」――天皇を巧みに利用し、今なお利用し続けているのは誰なのか…… 初めて書かれた戦争裏面史! 《目 次》 序 第一章 ユダヤ禍と竹内文献 ・四王天延孝――ユダヤ・フリーメーソンの陰謀を解きつづけた陸軍中将 ・安江弘仙―――『竹内文書』に日本とユダヤの超古代秘史を見た陸軍大佐 ・犬塚惟重―――ユダヤ陰謀論の深淵で揺れ動いた海軍大佐 ・山本英輔―――四国・剣山にソロモンの秘宝を求めた海軍大将 ・小磯国昭―――神代文字に八紘一宇の神意を見た男 第二章 古神道系団体の周辺 ・矢野祐太郎――「神の国」建設を夢見た海軍大佐 ・浅野正恭―――反大本の急先鋒となった海軍少将 ・秋山真之―――「霊夢」によって日露戦争を勝利に導いた海軍中将 ・秦真次――――超古代偽史に日本の神性を見た陸軍中将 ・満井佐吉―――「聖戦」の名のもとに「霊的国防」を訴えた陸軍中佐 第三章 二・二六事件と天皇信仰 ・相沢三郎―――天皇を「信仰」し、神示によって上官を斬った陸軍中佐 ・磯部浅一―――二・二六事件で昭和維新を夢見た青年将校 ・清原康平―――日本心霊科学史上、特筆すべき家系に生まれた陸軍少尉 ・大岸頼好―――皇道派青年将校に最も影響を与えた陸軍大尉 ・大久保弘一――熱烈なまでに天皇を信仰した霊媒体質の陸軍少佐 ・石原莞爾―――「世界最終戦争」を見据え「東亜連盟」を唱えた陸軍中将 第四章 皇国史観の牢獄の中で ・昭和天皇と東條英機――現人神と神憑り軍人 後記 参考文献
  • テロルの昭和史
    5.0
    青年たちの「義挙」に民衆は拍手したーー。 血盟団事件、五・一五事件、神兵隊事件、死なう団事件、そして二・二六事件……。 なぜ暴力は連鎖し、破局へと至ったのか? 昭和史研究の第一人者による「現代への警世」。 【本書の内容】 ・「安倍晋三銃撃事件」と昭和テロの共通点 ・「正義を守るための暴力」という矛盾 ・現代の特徴は「テロの事務化」 ・ピストルではなく短刀にこだわった将兵 ・「三月事件」と橋本欣五郎 ・「血盟団」井上日召の暗殺哲学 ・五・一五事件の「涙の法廷」 ・昭和テロリズムの「動機至純論」 ・愛郷塾の存在と「西田税襲撃事件」 ・言論人・桐生悠々の怒り ・大規模クーデター計画「神兵隊事件」 ・罪の意識がまったくない相沢一郎 ・血染めの軍服に誓った東條英機 ・「死のう団」のあまりに異様な集団割腹 ・二・二六事件が生んだ「遺族の怒り」 ・一貫してクーデターに反対した昭和天皇  ……ほか 【本書の目次】 序章:昭和テロリズムから見た安倍元首相銃撃事件 第一章:残虐のプロローグ――三月事件から血盟団事件へ 第二章:昭和ファシズムの形成――五・一五事件が歴史を変えた 第三章:暴力の季節への抵抗者たち――ジャーナリスト・桐生悠々と政治家・斎藤隆夫 第四章:「血なまぐさい渇望」のクロニクル――神兵隊事件から永田鉄山刺殺事件まで 第五章:国家暴力というテロリズム――死のう団事件の異観 第六章:テロから戦争への転換――二・二六事件の残虐さが意味すること 不気味な時代の再来を拒むためにーーあとがきにかえて
  • 皇室 THE IMPERIAL FAMILY 令和5年夏 第99号
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 皇室のご動静と皇室ゆかりの日本文化を詳しく紹介! 豊富なカラー写真で綴る日本で唯一の「皇室」専門誌 【巻頭特集】特別なひととき「園遊会」 令和5年5月11日、4年半ぶりに園遊会が行われ、両陛下はじめ皇族方がお出ましになりました。女性皇族は美しい和服姿で臨まれました。この令和初の園遊会を記念し、戦後初、平成初の園遊会を振り返るとともに、欧州の王室のガーデン・パーティを手本に明治期に始まった園遊会の歴史を貴重な写真とともに紹介しています。 【特集】御料牧場にて 令和5年4月5~10日、両陛下と愛子内親王殿下は栃木県にある御料牧場で静養し、サイクリングや野菜の収穫、子馬や子牛のお世話など、リラックスした時間を過ごされました。本特集では宮内庁が発表したそれらの写真を掲載しているほか、御料牧場についても詳しく紹介しています。 【特集】皇室とイギリス王室 令和5年5月4~7日、秋篠宮皇嗣・同妃両殿下はチャールズ3世国王陛下戴冠式ご参列のため、イギリスを訪問されました。産経新聞記者による随行記とあわせ、昭和天皇のイギリスご訪問、ダイアナ妃のご訪日など、明治2年から始まる皇室とイギリス王室の約150年にわたる交流の歴史を振り返っています。 ほか、 ◆慶祝 天皇・皇后両陛下ご結婚30周年  ◆三笠宮妃殿下 100歳をお迎えに ◆皇室のご動静 令和5年3月~5月 ◆神宮宮域林 百年の森と杣(そま)夫(ふ)の技 ◆連載 尼(あま)門(もん)跡(ぜき)寺院の美と文化  第2回 中宮寺 1400余年の時を超え、なお冷めやらぬ太子の夢
  • 【新書版】近衛文麿 野望と挫折
    5.0
    1巻1,430円 (税込)
    本書と連動した内容が楽しめるYouTubeチャンネル「デイリーWiLL」 動画URLはこちら→https://www.youtube.com/@Daily_WiLL 〈渾身のノンフィクション大作!〉 ◎近衛は自殺したのではない!―昭和史の闇― 昭和天皇、陸軍、尾崎秀実、東條英機らを操り、敗戦革命を利用。戦後、一転してマッカーサーに取り入り、天皇退位まで画策。大望を抱く近衛だったが、彼のシナリオは思わぬところで破綻――。結局、近衛は内外の諸勢力から、国民から、天皇から、歴史から拒絶されることに……。 知られざる近衛の全生涯を、「自殺」とされる謎にまで踏み込みつつ、描ききったのが本作品です。 グローバリズム勢力に支配され、その傘下の共産主義勢力(反日分子)に浸透された戦後日本政治のあり方の原型は、近衛政権にあり! 現代史を覆す決定的真実に迫ります!
  • 昭和天皇の料理番 日本人の食の原点
    3.0
    麦入りご飯、サンマの塩焼き、お浸し、漬物――昭和天皇が食した9月の献立例。旬の食材とその使いまわし、つつましやかで伝統的な日本の家庭料理が食養生に! 天皇家の食卓には日本人の「食」の理想形がある!! ●17歳で宮内庁の大膳課付第一係に奉職し、「天皇の料理番」として知られた秋山徳蔵主厨長に仕え、26年間、昭和天皇皇后両陛下のお食事を作らせていただきました。(中略)そこには、私たちが今の時代にこそ学ばなければならない「食」があるのです。日々の食事はきわめてつつましいものでしたが、時季にあった旬の食材を選び、心を込めて調理してきました。儀式料理のほうは、皇室ならではの、料理人冥利に尽きるといえる食材選び、調理法、盛りつけ、器についても学びました。「食」の原点、元祖スローフードともいえる天皇家の料理をたどりながら、87歳までお元気でご公務に励まれた昭和天皇のご長寿の秘密に迫ることができたらと、考えております。 ●昭和天皇のお食事メモ ●御所言葉!?「かべ」は豆腐 ●「食」のみなもとは宮中に ●漬物で塩分量を調整 ●身土不二の考え方 ●おせち料理は時間をかけて ●「中秋の名月はまだか」 ●御料牧場の食材 ●「葛湯が飲みたい」 ●聖上は芋料理がお好き
  • 歴史と名将 海上自衛隊幹部学校講話集
    -
    条約派を代表する海軍大将が残した名講話にして、日本海軍創設期を知る軍人による重要資料。 昭和天皇が篤い信頼を寄せた男の、戦後に海自で行われた講話録。 堀悌吉らと共に条約派の筆頭としてロンドン海軍軍縮条約締結に力を注ぐも、強硬派の艦隊派によって予備役に追いやられた海軍大将・山梨勝之進。 昭和天皇の「人間宣言」の文案作成にもかかわる程、信頼を天皇から寄せられていた。 海軍=薩閥の統領で、日露戦争時の海軍大臣も務めた山本権兵衛に仕え、海軍創設期の記憶も引き継ぐその男が最晩年に力を注いだのは、海上自衛隊幹部学校で行った講話だった。 昭和史研究者が名著と推してきた作品、復刊。 ■東郷平八郎は、日本海海戦より黄海海戦を重視したいと言っていた。 ■山梨「日本の取り組んだ軍縮(ワシントン・ロンドン海軍軍縮会議)は、相手がアメリカであり、軍人にとってはこの軍縮は弾丸を打たない戦争であった」 ■秋山真之は「相手が弱いときは先制の方が得だが、相手が強いときは、先制は危ない」と言った。 【目次】 序にかえて 橋口収 まえがき 中山定義・中村悌次・市來俊男 第一話 アメリカ海軍とファラガット提督 第二話 日清・日露戦争から第二次世界大戦までの日本の歩み 第三話 ワシントン・ロンドン海軍軍縮会議 第四話 ナポレオンの活躍とイギリス海軍 第五話 川中島合戦 第六話 第二次アメリカ・イギリス戦争 第七話 アメリカの国民性 第八話 ナポレオンとウェリントン 第九話 チャーチルとその伝統 第十話 兵術余話 第十一話 曾国藩の用兵と論語・孟子・中庸 山梨勝之進略年譜 解説 戸高一成 ※本書は、1981年10月に毎日新聞社より刊行された『歴史と名将 戦史に見るリーダーシップの条件』を新書化したものです。
  • 青いムーブメント
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    東京都知事選に立候補し、政見放送で「政府転覆」を呼びかけ、一躍注目を浴びた外山恒一が自伝的に綴る1980年代の「消された世代の歴史」。反管理教育の闘い、ウーマンリブからフェミニズムへ、80年代の音楽、昭和天皇の死など。 【目次】 Ⅰ 知られざる政治の季節 1 福岡刑務所の特別房にて 2 生まれた時にはすべてが終わっていた 3 一指導者の幼年時代 4 ポストモダン・ブームは知らない 5 知られざる「政治の季節」の始まり 6 1985年 ―― 政治の季節の顕在化 7 「青いムーブメント」 8 『ぼくの高校退学宣言』早送りダイジェスト 9 反原発運動の高揚と天皇Xデー 10 高校生運動の全国ネットワークを! 11 反管理教育運動の担い手となる 12 全国高校生会議 13 書くのがつらくなってくる Ⅱ 「西」では何も起こらなかった? 14 獄中作品「青いムーブメント」 15 獄中での書き落とし、補遺 16 停滞期のDPクラブと街頭ライブ 17 世界規模の高揚 18 フェミニズムの時代、なんかじゃなかった 19 ブルーハーツとタイマーズ 20 鹿島拾市と馬の骨 21 89年の諸相 22 20年遅れの高校全共闘 23 赤い4月 24 「校門圧死事件」とDPクラブの「突出」
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 愛子天皇論
    4.3
    近年、皇族数の減少が続いている。象徴天皇制は国民の間で広く定着しているが、この問題を放置すれば皇室制度の存続そのものが危ぶまれる事態になりかねない。それにもかかわらず、安定的な皇位継承策を巡る議論は一向に進んでいないのが実状だ。 そんな淀んだ空気を打破するように、岸田文雄総理が2023年1月、国会で「衆参両院議長の下で検討される」と答弁。翌月の党大会でも「先送りの許されない課題で国会での検討を進めていく」と強く主張したこともあって、皇位の安定継承を巡る議論が再び動き出しそうな気配となっている。  だが、この問題はすでに結論が出ている。2000年代半ばに当時の小泉純一郎政権が皇室典範改正に向けて立ち上げた有識者会議が出した最終報告がそれだ。 ■女性天皇および女系天皇(母系天皇)を認める。 ■皇位継承順位は男女を問わず第1子を優先とする。 ■女性天皇および女性皇族の配偶者になる男性も皇族とする(女性宮家の設立を認める)。  このときは、秋篠宮紀子さまが悠仁さまをご懐妊されたことで議論は立ち消えとなり、答申を受けた法案の提出も見送られることになる。 だが当然のことながら、悠仁さまのご誕生をもって皇位の安定継承の問題が解消されたわけではない。なぜなら、126代にわたる歴代天皇のうち約半数が「側室」の子であったため制度は長年維持できたものの、大正天皇の御代に事実上廃止となった側室制度を現代に復活させることは不可能であり、皇族がお一人増えたからといって皇位の安定継承にはつながらないからだ。 ではなぜ、議論は立ち消えとなったのか?  それは、男系継承を絶対とする「自称・保守派」の面々が、故・安倍晋三元総理の後ろ盾となり握りつぶしたからにほかならない――。 歴史を遡って「八方十代」(10代にわたって8人)いた女性天皇を「中継ぎにすぎなかった」と言い放つ彼ら「男系固執派」は、1947年(昭和22年)に皇籍を離脱した旧皇族の末裔に当たる結婚適齢期の男子(生まれながらの一般国民)を「準皇族」扱いしてもてはやし、あろうとことか、皇室典範で禁じられている現皇族との養子縁組みを行い、ゆくゆくは愛子内親王殿下と結ばれるよう画策しているのだ。 これは、愛子さまの意思をないがしろにした謀略であり、何より憲法第14条(法の下の平等)の定めた「門地」による差別に当たる。  しかも、彼ら保守を自認する「男系固執派」は、この旧皇族の末裔に当たる男子が「複数人存在する」と言い張り、そればかりか、彼らのうちの何人かは「いざというときのために覚悟はできている」(皇統断絶の危機に瀕するようなことがあれば自ら名乗り出るつもりだ)と証言している、と何の根拠も示さずに主張しているのだ。  共同通信が2021年3~4月に行った世論調査では、女性・女系天皇を容認する声は実に80%以上にのぼっている。にもかかわらず、誰がそれをかたくなに阻んでいるのか……?  『ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論』(小学館=2009年6月)をはじめ、『新天皇論』(同=2010年10月)、『昭和天皇論』(幻冬舎=2010年3月)、『天皇論 平成29年』(同=2017年2月)を次々と上梓し、天皇という国体そのものを深く探究し続けてきた漫画家・小林よしのりが突きつける衝撃の問題作。
  • 異説・逸話の天皇列伝
    -
    1巻1,760円 (税込)
    波瀾万丈すぎる天皇像からわかるこの国の形 高天原の神の直系という神話の時代から現代まで連綿と続く「天皇」。天と地を祭祀によって結ぶ機能を持つ天皇をめぐっては、個人としての逸話やこの世界と異界とを介在する中間者としての伝説などがさまざまに生まれてきた。ウロコや尻尾を持つ異形の天皇、改革に挑んだ天皇、怨霊になった天皇、正史に貶められた天皇、和歌の守護者としての天皇、天皇の権威を利用した陰謀論……『古事記』『日本書紀』をはじめ、古今の文献に描かれた天皇35人37代の物語から、時代とともに変化して生き抜いてきた天皇の姿と日本の歴史が見えてくる。 ・仁徳天皇(16代)=多くの女性と浮名を流す ・雄略天皇(21代)=『日本書紀』では「大悪天皇」 ・陽成天皇(57代)=暴君伝説の裏側 ・宇多天皇(59代)=日本史上最初の猫マニア ・花山天皇(65代)=好色な愚帝の実像 ・後桜町天皇(117代)=教養あふれる最後の女帝 ・昭和天皇(124代)=天津教事件と元東宮女官長の予言
  • 歴史を知る読書
    3.5
    頼山陽の『日本外史』は司馬遼太郎の小説に匹敵するほど面白い本である。一方で偏った読み方をされやすい一冊でもあり、例えば吉田松陰は弟子たちと本書を読む際、平和を築いた徳川の功績を全く無視してしまった。古代のギリシア人著述家プルタルコスが説く「ヘロドトスの悪意」の第三(立派な業績や称賛に値する手柄を省略すること)に当たると言えよう――。歴史学の泰斗が歴史書を読む愉しみや落とし穴を語った上で、青春時代最も感動した作品『留魂録』、美談や偽善では民主主義を守れないことを教える『ギリシア人の物語』、大きな時間枠でエネルギーを考える『エネルギーの人類史』など名著75冊を紹介。 【本書で紹介している本の例】●『エネルギーの人類史』先史から現代へ変遷見渡す ●『Humankind 希望の歴史』小社会では親切で共感力のある人が権力を得る ●『アルファフリー』公平な者は異教徒でも望ましい ●『言志四録』歴史で混沌を乗り切る ●『昭和天皇実録』歴史全体を俯瞰する意義 ●『徳川家康』家康はなぜ「大坂の陣」開戦に踏み切ったのか ●『ギリシア人の物語』美談では守れない民主主義 ●『外交の戦略と志』志の高い外交とは ●『ハイブリッド戦争』宇宙・サイバーを通した挑発や衝突を読み解く
  • 人間 昭和天皇(上)
    -
    1~2巻2,475円 (税込)
    皇室取材歴約40年の著者による渾身の遺作。 帝国の統治者たることを運命づけられた少年、裕仁。 偉大な祖父は皇孫の誕生を誰よりも喜んだ。病弱な父と勁き母、闊達な弟宮たちとの葛藤、学友とともに受けた厳しい教育。乃木、東郷ら多くの功臣の期待を背に成長した彼は、第一次世界大戦後の欧州で君主とは何かを自問する。摂政就任から即位、戦争突入まで。 ●……私は他の伝記作家とは違い、昭和、平成2代の両陛下やご家族、皇族に会見などでお会いしている。宮内庁を自由に歩きまわり、御用邸、御所なども見学会で見ているし、皇室の周辺にいた人とも数多く会っている。  私は社会部育ちの、現場主義者なのだ。天皇がかつて訪れた場所やゆかりの地は、いまどうなっているのか、天皇や子どもたちはどう育てられたのか。そんなことを思いながら内外の現場をずいぶん歩いた。こうした経験をもとに、内側からみた天皇、皇室像を書いてはどうかと思ったのである。(「まえがき」より)
  • 牧野富太郎 草木を愛した博士のドラマ
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    【内容紹介】 2023年・前期連続テレビ小説『らんまん』のモデルは、日本の植物学の父、牧野富太郎(主演・神木隆之介)です。 本書では、牧野富太郎の①生涯、②家族や友人、大学の仲間など関係する人物、③出身地の佐川、高知、活躍した東京などの足跡を掲載し、牧野富太郎の人生と生きた時代に迫ります。 「第1章 牧野富太郎の生涯」では、高知県の佐川に生まれ、草木に興味を持った少年が上京し、東大の植物学教室に出入りして活躍する様子を描きます。富太郎の活躍の背後には、家族、友人たち、応援してくれる人がいました。そうした人たちとのかかわりの様子が見えてきます。 「第2章 牧野富太郎をとりまく人々」では、そうした人々について、詳しく紹介していきます。 そして「第3章 牧野富太郎の足跡案内」では、牧野富太郎ゆかりの地を紹介します。本書を片手に、訪れてみてはいかがでしょうか。 【目次】 はじめに 第1章 牧野富太郎の生涯  1 昭和天皇から届いた「アイスクリーム」  2 佐川の野山で草木を探しまわって  3 寺子屋・私塾などでの学び  4 佐川の教育が生んだ偉人たち  5 初めての上京、東京の学者たちとの交際スタート  6 学歴はなくても植物分類をめぐって友人と切磋琢磨  7 『植物学雑誌』発刊と『日本植物志』をめぐって  8 植物標本と精密画・印刷  9 一目惚れと恋愛結婚  10 矢田部良吉博士からの東大植物学教室出入り禁止とその後  11 困窮する富太郎を支えた愛妻寿衛子の地道な努力  12 膨大で貴重な採集品  13 植物好きの子どもたちとの交流と笑顔  14 スエコザサ  15 理学博士・日本学士院会員・文化勲章への路  16 研究者・富太郎の学問信条  17 ユニークな提言と植物学の日  18 草木の精  19 旅を終えて 第2章 牧野富太郎をとりまく人々  1 家族   牧野浪子/佐平/久寿  牧野寿衛子 牧野鶴代  2 佐川の人たち   伊藤蘭林  田中光顕 古沢滋  黒岩恒  土方寧  広井勇  堀見克礼  吉永虎馬    3 高知の人たち   板垣退助  永沼小一郎    4 当時の学者たち   小野蘭山  飯沼慾齋  シーボルト  伊藤圭介  川本幸民  マキシモビッチ  福沢諭吉  小野職愨  田中芳男  杉浦重剛  小藤文次郎    5 東大植物学教室の人たち   矢田部良吉  平瀬作五郎  松村任三  大久保三郎  染谷徳五郎  三好学  白井光太郎  伊藤篤太郎  池野成一郎  川村清一  服部広太郎  三宅騏一  田中貢一  松崎直枝  籾山泰一    6 東京帝国大学の人たち   浜尾新  菊池大麓  箕作佳吉  桜井錠二  岡村金太郎  五島清太郎  朝比奈泰彦    7 富太郎の支援者・教え子たち   太田義二  五百城文哉  渡辺忠吾  村越三千男  中村春二  安達潮花(初代)  昭和天皇  檜山庫三  上村登   第3章 牧野富太郎の足跡案内  1 佐川町   旧伊藤蘭林塾  金峰神社  佐川町立佐川地質館  佐川町立青山文庫  佐川文庫庫舎  青源寺  司牡丹酒造  牧野公園  牧野富太郎ふるさと館  名教館    2 高知市   高知県師範学校  高知県立高知追手前高等学校  高知県立牧野植物園  3 越知町   横倉山自然の森博物館  仁淀川  4 東京   飯田町  学士会館  神田錦町  小石川植物園  東京大学本郷キャンパス  上野恩賜公園  天王寺墓地  根岸  青山練兵場 荒木山  東京大学駒場キャンパス  小岩菖蒲園  練馬区立牧野記念庭園  成蹊学園  東京都立大学牧野標本館  5 各地   仙台市野草園  会下山小公園   おわりに 牧野富太郎略年譜
  • 日本史を動かした歌
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    1巻1,699円 (税込)
    偉人たちの本音は歌にあり! 現代の短歌界を代表する歌人が編む、日本史の英傑百人一首物語。独眼竜政宗は歌の天才!?高杉晋作は隠れ西行ファン!?夏目漱石がこの世にたった8首残した歌とは?歴史学者も国文学者も知らない、超有名偉人たちの秘められた歌の数々を世界で活躍する気鋭の歌人が発掘。 須佐之男命から昭和天皇まで、歴史上の偉人たちの素顔を、詠んだ歌を通して明らかにする。日本史の裏側がまるわかりの、新感覚短歌論。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 昭和史の核心
    4.0
    日本人の心情と生活の根底には、鎖国時代に培われた実利主義が延々と生きている。しかしその伝統的実利主義を放棄してしまった時代があった。勝つ見込みのない戦争に突入した、昭和前期である──。戦争の悲劇が生まれた根本的な原因に迫るほか、令和の為政者が昭和史から学ぶべきこと、「報道されなかった東南海地震」「ローマ字社会になりかけた日本」などの昭和史秘史を紐解く。さらに、東京帝大時代に100メートル走の未公認世界記録を出した外交官藤井実、翼賛政治会を議会で批判した中野正剛など、語り継ぎたい日本人についても取り上げる。 (目次より)●「抽象的理想」の蔓延が日本の危機 ●永井荷風の虚無 ●報道されなかった東南海地震 ●ローマ字社会になりかけた日本 ●スターリンの北海道出兵計画 ●台湾の指導者の日本観 ●昭和天皇の摂政時代 ●「昭和8年」の警告 ●あさま山荘事件――戦前と戦後 交錯の瞬間 ●特攻に反対した部隊長 ●議会人の誇りを示した中野正剛 ●驚くべき世界記録を出した藤井実 ●自衛隊を出動させなかった赤城長官――60年安保 ●「半藤史観」継承へ
  • 東京オリンピックの幻想 十津川警部シリーズ
    -
    東京オリンピック失敗の背景には、ある「黒幕」の存在が 「1940年東京オリンピック」はなぜ幻になったのか? 石原莞爾、昭和天皇、アメリカ大統領…それぞれの思惑に十津川警部が迫る! ※この電子書籍は2020年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 昭和天皇(上下合本)
    -
    戦前は「立憲君主」、戦後は「象徴天皇」として一貫した行動を取り続けた昭和天皇。御製、会見、側近の証言など多岐にわたる貴重な資料をもとに、その八十七年の生涯を辿りながら、「昭和の意味」を浮き彫りにし、日本という国、天皇という存在の全体的意義を改めて問い直す。昭和史研究の第一人者による労作。 目次 プロローグ 崩御のとき――昭和六十四年一月 Ⅰ 帝王教育とヨーロッパ外遊 Ⅱ 軍部暴走の時代 Ⅲ 日米戦争突入へ Ⅳ 終戦、国民とともに Ⅴ 皇太子結婚と経済成長 Ⅵ ヨーロッパ再訪とアメリカ訪問 Ⅶ 天皇と経済大国日本 Ⅷ 寡黙な当事者 エピローグ 平成時代の幕開け  主要参考文献  関連年表 補章一 歴史になっていく「昭和天皇」 補章二 昭和天皇の秘められし「言語空間」  あとがき  文庫版あとがき
  • 明仁天皇と裕仁天皇
    4.0
    「君主」の父、「民主」の子。二人の象徴天皇。それぞれの「戦争と平和」に秘められた昭和史の真実。そこには、天皇家の〈父と子〉のみに伝えられる口承があった。講談社創業100周年記念出版。 「今までは、勝ち抜くための勉強、運動をして来ましたが、今度からは皇后陛下の御歌のやうに、つぎの世を背負つて新日本建設に進まなければなりません。それも皆私の双肩にかゝつてゐるのです。」――<昭和20年8月15日 明仁皇太子が書いた作文より> 「今度のやうな決心をしなければならない事情を早く話せばよかつたけれど 先生とあまりにちがつたことをいふことになるので ひかえて居つたことを ゆるしてくれ 敗因について一言いはしてくれ 我が国人があまりに皇国を信じ過ぎて 英米をあなどつたことである 我が軍人は 精神に重きをおきすぎて 科学を忘れたことである」――<昭和20年9月9日 明仁皇太子への昭和天皇の手紙より>
  • 中国パンダ外交史
    3.8
    ちょうど50年前の1972年10月、日中友好の証として、上野動物園に2頭のパンダがやってきた。しかし、中国がパンダの外交的価値に気づいたのは、1930年代にさかのぼる。戦争と革命、経済成長の激動の歴史のなかで、パンダはいかに世界を魅了し、政治利用されてきたか。パンダを主人公にこの100年あまりを読み直す、異色の中国近代外交史。 19世紀の半ば、パンダはあるフランス人宣教師によって「発見」され、世界に紹介された。欧米人探検家が初めてパンダを射止めたのは1929年。日中戦争下の1941年には、蒋介石の妻・宋美齢が懐柔策としてアメリカにパンダを贈る。1949年に成立した中国共産党政権も、この珍獣の価値を見逃さなかった。人民の愛国思想を育むために北京動物園で展示を始めたほか、モスクワや北朝鮮に贈呈され、ロンドンでも大歓迎される。 日本でのパンダブームは、1972年のランラン・カンカンの来日以前に始まっていた。1970年創刊の『anan』ですでにマスコットとなり、1971年10月にはロンドン動物園でパンダと対面した昭和天皇が満面の笑顔をみせるさまが報道された。 中国はその後も、国際政治、地球環境などさまざまな問題と絡ませながら、近代国家の自己像をパンダを通して国際社会にアピールし、近年では、一帯一路構想下でのパンダの送り先や、二度の北京五輪で採用されたパンダのキャラクターなど、その利用はますます巧みになっている。 2011年刊の『パンダ外交』(メディアファクトリー新書)を全面改訂し、新章を加筆。 目次 はじめに 第一章 パンダ、世界に発見される 第二章 パンダ、他国に贈られる 第三章 パンダ、冷戦に巻き込まれる 第四章 パンダ、日本にやってくる 第五章 パンダ、外貨を稼ぐ 第六章 パンダ、大国を代表する おわりに 主要参考資料 索引
  • 極秘資料は語る 皇室財産
    4.3
    天皇家の極秘資料を発掘! 「こんな資料は、これまで表に出たことはありません。いや、今後も絶対に出ないでしょう」。資料を目にした宮内庁関係者はこう呟いた。皇室費の中でも、天皇の私的な「財布」である内廷費の内訳は”聖域中の聖域”だ。今回、戦前戦後で大きく変貌を遂げた皇室財産の全容が初めて明らかに。特に驚かされるのは、昭和天皇の真実の暮らしぶりだった。 はじめに 等身大の昭和天皇を伝える二つの極秘文書 第一章 門外不出の資料が明かす戦前の皇室財産 第二章 天皇家の「家計簿」から見た戦後皇室の”聖域” あとがき 超一級史料を残した「ある宮内庁OB」の生涯
  • 子供たちに伝えたい 美しき日本人たち
    -
    ●本書「はじめに」より 本書でご紹介する様々な人物は、いわば全員、今の日本を生きている私たち日本人と血のつながった人たちです。つまりみんな親戚であり、ご先祖です。 そのご先祖のひとりひとりの思いが、行動が、いまの私達に影響を与えています。 誰もがより良く生きていこう、我が子のため、我が孫のために、少しでも良い時代を遺していこう。 そう思い続けて生きてくれた蓄積の果てに、私達が生きる現代があります。 本書が、そういうことをあらためて考える一助となれば、筆者としてこのうえないよろこびです。 この本でとりあげる人たち 神武天皇/仁徳天皇/大伴部博麻/和気清麻呂/藤原定家/静御前/北条時宗/豊臣秀吉/武田勝頼の妻/木村重成/野中婉子/福井文右衛門/松崎慊堂/大塩平八郎/佐藤一斎/吉田松陰/小林虎三郎/二宮尊徳/中野竹子・瓜生岩子/坂本龍馬/岩崎ユキ/乃木希典/山本権兵衛/大山巌/戸山昭子/鈴木貫太郎/樋口季一郎/鳥濱トメ/根元博/昭和天皇
  • 系図で読み解く 名門家系「家名存続」の生き残り術
    -
    源平から徳川一門、戦国大名家21家の系図を網羅。なぜ源氏が武家の棟梁になったか、鎌倉殿13人とはいったい何者か? そして、戦国大名家、名門家が家名存続のためにどう行動したのかをかを解説。もくじ 第一章 将軍家をいかに守るか――徳川一門の生き残り 徳川将軍家 最後の将軍・徳川慶喜後の将軍家 尾張徳川家 ないがしろにされた御三家筆頭は幕末以降に大逆転 紀伊徳川家 御三家の勝ち組は養子で繋いで家名を守ったが…… 水戸徳川家 光圀の思想によって明治維新になって家格がアップ 一橋徳川家 御三家、御三卿の中で目立つ存在になった理由 会津松平家 家祖は秀忠のご落胤、二六〇年後に徳川宗家を引き継ぐ 越前松平家 歴史の転換期のキーマンになった子孫たち 徳川家 先祖は本当に源氏だったのか? 第二章 源氏と平家――武家政権はどのように繋がれてきたか 清和源氏 頼朝につながる「武家の棟梁」の原点 坂東八平氏 源平合戦の生き残りが集った「鎌倉殿の13人」 北条家 源頼朝とともに鎌倉幕府を作り、二重構造で権力を握り続ける 足利家 北条支配下で生き残り、なぜ幕府を開くことができたか 新田家 一族の歴史は「負け組」の歴史 第三章 戦国大名たちは幕藩体制をどう乗り切ったか 織田家 地味に引き継がれてきた子孫の意外な血脈 今川家 桶狭間の負けで終わらず、明治まで生き残り 小田原北条(後北条)家 早雲の子孫が北条を名乗った理由 武田家 断絶せずに生き残りを助けた意外な人物 上杉家 鎌倉、室町、戦国、江戸、幕末……の紆余曲折 伊達家 戦国の雄「独眼竜政宗」と幕末の「四賢侯・宗城」 真田家 実は幕末まで残った子孫は、伊達政宗の子孫 井伊家 家祖の登場は平安時代、譜代大名筆頭に残る伝説 黒田家 暗愚、押しつけ養子、すり替え……名軍師の家も跡継ぎはままならず 前田家 「加賀百万石」の失敗しない後継者の選び方 土岐家 清和源氏有数の名門一族と明智光秀の関係 斎藤家 光秀の側近として処刑、父の無念を晴らした春日局 細川家 「遊泳術の天才」の子孫も、現代の政界を遊泳し総理大臣に 喜連川家 室町幕府滅亡後の足利家、子孫は昭和天皇の同級生に 第四章 家を守り、維新を成し遂げた雄藩 島津家 戦国の負け組が幕末の雄藩になった理由 毛利家 中国地方の覇者の戦国~幕末の浮き沈み、そして維新後 山内家 関ヶ原での一豊、幕末の容堂の活躍で歴史に名を残す 鍋島家 薩摩を凌ぐ軍事力で雄藩の一角に
  • 田中清玄 二十世紀を駆け抜けた快男児
    -
    右も左もあるものか! 戦前は武装共産党の委員長として警官を襲撃し、逮捕。 獄中、母の諌死を契機に転向すると、戦後は学生やごろつきを集めて共産党を襲撃。 なんとも振れ幅の大きな前半生から、やがて国際的な資源外交を裏で操るフィクサーへ。 資本主義の真っただ中で暗躍しながらも、学生運動に援助を続けるなど、 普通では理解しがたい人生を送った男。 「俺は法螺は吹くが嘘はつかない!」。 その言葉は、出鱈目だけどどこか痛快。こんな男が昭和にはいたのである。 昭和天皇にも拝謁し、その藩屏となることを誓ったというが、どこまで本当なのか……。 筆者は、終戦直後から田中の死まで秘書を務めた人物に出会い、その素顔を知る。 また、英国外務省の機密文書から、田中の国際的な活動の実態、 そしてヨーロッパの貴族を巻き込んで情報を収集し、 それを昭和天皇に届けていたという事実を知る。 東京タイガー。海外の諜報機関では田中のことをそう呼んでいた。 田中清玄は自伝を残しているが、その内容は虚実入り乱れ、本当の姿を伝えていない。 筆者によって、昭和の怪物の姿が初めて明らかになる。 田中の葬儀には、時の総理大臣から右翼、左翼の大物、そして暴力団大幹部の姿もあった。 その人脈こそが、彼の起伏に富んだ人生を表していた。 令和の現代では絶対にお目にかかれない、昭和の快男児の生涯!
  • 日本史をつくった101人
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本史の新しい見方! 人物ニッポン史! ――聖徳太子、道鏡、杜甫、小野小町からスターリン、昭和天皇、マッカーサー、阿部定、田中角栄まで。この国を代表する男たち女たちを選び、批評し、評価し、ゴシップを添える知性と笑いの大座談会。
  • 戦争の教訓
    -
    未完の戦争を追い続けるジャーナリストが、今こそ知らせたい戦争の真実―― 勝てないと分かっていた太平洋戦争を、なぜ日本は始めたのか。 80年前と同じことが、今ウクライナでも起きている。 敗戦から今日まで続く屈辱の日露外交を検証する 【第1章】為政者は間違える~開戦決定まで 国家の「主権戦」と「利益線」/「大東亜共栄圏」とは/自己中心的歴史観 ロシアと大日本帝国/ロシアのウクライナ侵攻と「核シェア」/仮想敵国アメリカに頼っていた石油 etc. 【第2章】大日本帝国の「終戦構想」 開戦の理由 司馬遼太郎の指摘/希望的観測+空想の「終戦構想」/ロシアのウクライナ侵攻と「成功体験」/「国史」は「終戦構想」を無視/昭和天皇の戦争責任 etc. 【第3章】必然の敗戦 的中した山本五十六の予言/「天才」石原完爾が敗戦を予言/補給戦でも惨敗/自らへの批判を許さない権力者の行き先/戦略上、致命的なミス/国辱的な対ソ交渉 etc. 【第4章】 「聖断」=「英断」? 「大元帥」が把握していなかった軍の実情/開戦2年で勝利の見込みを失った天皇/「決められる政治」は正しいか/ロシアに裏切られる歴史/大事なのは国益より組織の秩序 etc. 【第5章】為政者は間違える 市民の責任 新聞の戦争責任/ロシアのウクライナ侵攻報道/政治家を選んだ国民にも責任がある?/戦争被害受忍論/為政者は常に後世に審判される/本当の「国民の責任」 etc.
  • 日本のいちばん長い日 (上)
    4.7
    降伏か、本土決戦か。8・15をめぐる攻防が始まる! 半藤一利の傑作ノンフィクションを、SF伝奇漫画の巨匠・星野之宣が鮮烈コミカライズ。 敗色が濃い昭和20年夏。連合国によるポツダム宣言をめぐり、受諾派と徹底抗戦派との間で鈴木貫太郎内閣の意見は真っ二つに分かれていた。無条件降伏を主張する米内海軍大臣と東郷外務大臣に対し、阿南陸軍大臣と梅津参謀総長は「国体護持」の堅持を訴え、一歩も譲らない。 広島への原爆投下、ソ連の参戦と徐々に追い詰められるなか、いよいよ昭和天皇の“聖断”を仰ぐことに。一方、降伏を認めない陸軍将校らによるクーデター計画が、水面下で進んでいた。 すでに二度も映画化されている終戦を巡るドラマを、コミカライズ版では幕末の「尊皇攘夷」思想から説き起こす。天皇を切り札に討幕を進めた薩長は、明治維新後も陸海軍を掌握。統帥権の名のもとに、軍を議会や内閣から独立した存在であり続けさせた。いわば“玉”を抱え込んだのだ。 皇太子時代に第一次大戦の戦跡を訪れた昭和天皇は、戦争の悲惨さを痛感する。だが、大陸進出を押し進める軍部の膨張は歯止めがきかない。満洲事変、二・ニ六事件、日米開戦……連綿と続く軍部と天皇との緊張関係を軸に、終戦の日のドラマが幕を開ける──。 作画を担当するのは、漫画家の星野之宣。『ヤマタイカ』『星を継ぐもの』で星雲賞コミック部門を、『宗像教授異考録』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。日本人として初めて、大英博物館で原画展を開催した。
  • 宮中某重大事件
    -
    近代日本の成立を宮中某重大事件を軸に描く。昭和天皇ご成婚をめぐる暗闘の持つ意味とは? 藩閥政治から軍国主義台頭へのターニングポイントとなった事件を新資料をもとに新視点により息詰まる筆致で追う衝撃ノンフィクション。知的興奮の一冊。 ●9時25分、まず皇太子の御用車が到着した。興奮をおし殺した観衆は、ゆったりと右、左へと顔をむけて応える皇太子に、手を合わせて拝む者、頭を垂れて拝礼する者と、思いおもいの恰好で迎える。軍人たちは、不動の姿勢で敬礼をする。…… 9時43分、「カッ、カッ、カッ」と、二重橋のまえに蹄の音も高らかに、良子女王の儀仗の列が到着した。女王の着た緋色の唐絹が窓の中であざやかに輝いている。最敬礼をする将校たちの前を、朱塗りの自動車が駆け抜けて二重橋の正門に消える。 …… 6年余の曲折をへて、裕仁皇太子と良子女王は、晴れて夫婦になったのであった。(本文より)
  • 日本のいちばん長い日 (上)無料試し読み版
    無料あり
    4.3
    降伏か、本土決戦か。8・15をめぐる攻防が始まる! 半藤一利の傑作ノンフィクションを、SF伝奇漫画の巨匠・星野之宣が鮮烈コミカライズ。 敗色が濃い昭和20年夏。連合国によるポツダム宣言をめぐり、受諾派と徹底抗戦派との間で鈴木貫太郎内閣の意見は真っ二つに分かれていた。無条件降伏を主張する米内海軍大臣と東郷外務大臣に対し、阿南陸軍大臣と梅津参謀総長は「国体護持」の堅持を訴え、一歩も譲らない。 広島への原爆投下、ソ連の参戦と徐々に追い詰められるなか、いよいよ昭和天皇の“聖断”を仰ぐことに。一方、降伏を認めない陸軍将校らによるクーデター計画が、水面下で進んでいた。 すでに二度も映画化されている終戦を巡るドラマを、コミカライズ版では幕末の「尊皇攘夷」思想から説き起こす。天皇を切り札に討幕を進めた薩長は、明治維新後も陸海軍を掌握。統帥権の名のもとに、軍を議会や内閣から独立した存在であり続けさせた。いわば“玉”を抱え込んだのだ。 皇太子時代に第一次大戦の戦跡を訪れた昭和天皇は、戦争の悲惨さを痛感する。だが、大陸進出を押し進める軍部の膨張は歯止めがきかない。満洲事変、二・ニ六事件、日米開戦……連綿と続く軍部と天皇との緊張関係を軸に、終戦の日のドラマが幕を開ける──。 作画を担当するのは、漫画家の星野之宣。『ヤマタイカ』『星を継ぐもの』で星雲賞コミック部門を、『宗像教授異考録』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。日本人として初めて、大英博物館で原画展を開催した。 ※こちらは「無料試し読み版」となります。続きは製品版をご購入のうえ、お楽しみください。

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  • 昭和天皇の声
    4.0
    「君側の奸」はどこだ!? 皇道派VS.統制派、二・二六事件、 共産党委員長が天皇主義者へ転身―― 男たちの耳にこだまする、幾つもの「天皇の声」。 感涙の最終話で明かされる「真実」とは? 歴史連作短篇集 純朴な陸軍中佐・相沢三郎が統制派の首魁・永田鉄山に凶刃を振るう場面で始まる「感激居士」。二・二六事件の裏のドラマを描く「総理の弔い」「澄みきった瞳」。ある共産党員の魂の遍歴を辿る「転向者の昭和二十年」、そして実質的表題作ともいえるラストの「地下鉄の切符」。抑制された筆に目頭が熱くなる連作短篇集。解説・杉江松恋 目次: 感激居士 総理の弔い 澄みきった瞳 転向者の昭和二十年 地下鉄の切符 ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 鷹の系譜
    3.7
    1巻1,771円 (税込)
    警察小説の旗手による大河シリーズ「日本の警察」平成編。 「公安は常に同じ相手の仕事だ。だが捜査一課の仕事は毎回、違う相手なんだ」 「捜査一課は目先の事件を追う。公安は、未来を見据えて仕事をしている」 捜査一課と公安一課。同じ警察でありながら相容れない二つの組織に身を置き、昭和を駆け抜けた二人の刑事。 その息子たちは、父と同じ道を歩んでいる。 昭和天皇が崩御し、60年余にわたる昭和の時代が終わりを告げた日に起きた殺人事件。高級マンションに住みポルシェを乗り回す被害者に見え隠れする、極左の過去。 バブル景気の拝金主義に浮かれる世で、思想活動は衰退の一途をたどる。その交錯点で起きた事件を、二人の刑事が追う。 刑事は地べたを這いずる仕事だ。だが、空から全体を見る鷹の目を持て。 父の道を継ぎ鷹となった息子たちの物語が、いま幕を開ける!
  • 失われたTOKIOを求めて(インターナショナル新書)
    4.0
    タカハシさんの不思議な東京案内。六歳のとき、親に連れられ「夜逃げ同然」でやってきた東京。この大都会で引っ越しを数十回繰り返した作家は、コロナ禍の二年間、自身の思い出や土地の記憶をなぞるかのように歩き回った。御茶ノ水で学生運動に身を投じた青春を語り、新国立競技場で戦時下の学徒壮行会を想う。新宿では都知事選下の都庁を訪れ、新トキワ荘では赤貧の少年時代を回想する。ジブリ美術館で宮崎駿との、渋谷川で庵野秀明との交友を懐かしみ、皇居では昭和天皇のもうひとつの人生に思いを馳せる。読む人それぞれの「TOKI(時)」を思い起こさせてくれる、「極私的」東京探訪記。
  • 皇室94号 令和4年 春
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 皇室のご動静と皇室ゆかりの日本文化を詳しく紹介! 豊富なカラー写真で綴る日本で唯一の「皇室」専門誌 【大特集】敬宮殿下 ご成年をお祝いして 昨年12月1日に20歳のお誕生日を迎え、成年皇族として歩まれ始めた敬宮殿下。同月5日にご成年の儀式をお済ませになり、年が明けた3月17日には初めての記者会見に臨まれました。本特集では記者会見の全文に加え、ご誕生から現在までのご足跡を数多くのお写真とともに30ページにわたって紹介しています。愛犬とご一緒のお写真やご成年の儀式での美しいドレス姿も掲載しています。 【特集】近現代の皇女たち~敬宮殿下ご成年によせて~ 天皇のお子様のうち、男子を「皇子」、女子を「皇女」と呼ぶ。令和の御代、皇子にあたる方はなく、皇女の立場にいらっしゃるのは敬宮殿下のみである。近代以降を振り返ると、明治天皇には皇女4方、昭和天皇には皇女4方がいらした。そして、上皇陛下の皇女には黒田清子さんがいらっしゃる。それぞれの方について、お写真とともにそのご生涯や横顔をご紹介する。 ほか、 ◆天皇陛下 お誕生日に際しての記者会見 ◆佳子内親王殿下 お誕生日に際して発表されたお写真より ◆【皇室のご動静】令和3年12月~4年2月 ◆令和4年歌会始 お題は「窓」 ◆年末年始の皇室祭祀 ◆よみがえる正倉院宝物 第5回 正倉院古文書の複製事業 ◆春日若宮 式年造替 金鶴洲浜台 調進 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 文春ムック 石原慎太郎と日本の青春
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    石原慎太郎と日本の青春 デビューから67年間、時代をつくってきた鮮烈な言葉たち。決定版コレクション 巻頭グラビア 秘蔵写真で振り返る 慎太郎の季節 I 文学を「事件」にした男 昭和30年度下半期 芥川賞 受賞の言葉 文藝春秋と私の青春時代 2021年12月に発表された最後の回顧録 『太陽の季節』の頃 「もっとも印象に残った芥川賞作品」1位に選ばれて ドキュメント 太陽族・裕次郎・新人作家ブーム 鵜飼哲夫(読売新聞編集委員) II 日本よ! 非核の神話は消えた 1970年の先駆的核保有論 特攻と日本人 若き魂への鎮魂歌 私の天皇 昭和天皇をめぐる五つの挿話 日本への遺言 「諸君!」最終号へのメッセージ III 華麗なる交友 裕さんよ、さらば 弟の死を看取った慟哭の手記 鼎談 裕次郎は強くてシャイだった 石原まき子(裕次郎夫人)×金宇満司(元石原プロ常務) 天才五衰――回想・三島由紀夫 死後30年、人と文学を振り返る さらば、友よ、江藤淳よ! 旧制中学以来の「不思議な友達」を悼む 対談 勝新太郎 侠気について 二人のシンタロウが丁々発止 対談 野坂昭如 君は日本をどうするのか ライバルが繰り広げた「言葉の死闘」 あばよ、さよなら談志師匠 親友への弔辞 小林秀雄 無類の率直と、無類の自由 痛烈な記憶 角さんと飲んだビール 「天才」田中角栄との対峙 特別寄稿 石原慎太郎の父と海 福田和也(文芸評論家) IV 冒険の時代 ぼくの撮影所日記 芥川賞受賞直後、映画俳優に挑戦 怪獣はそこにいる! ネス湖探検隊総隊長として 1962年のワーストヨットレース どうしても書き残したかった仲間の死 V 生と死と 予期せぬ出来事 私の闘癌記 「膵臓の辺りに妙な影があるけど……」 対談 五木寛之 「自力」か「他力」か 同年同月同日生まれの二人が初めて語りあった 最後の未知「死」との対峙 老いとは死を育てることである――晩年の死生観 対談 曽野綾子 老いこそ冒険の時 死んだときに「ざまぁみろ」と言われたい 僕たちの時代 「文學界」に最後に記した半生の記 VI 文壇への思い 芥川賞を目指す諸君へ 1995年、選考委員就任に寄せて 芥川賞全選評 又吉栄喜『豚の報い』から田中慎弥『共喰い』まで全33回 石原慎太郎略年譜
  • 天皇語録
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    昭和天皇は、昭和という激動の時代の代表選手であり、昭和を生きたわれわれひとりひとりの姿そのものでもある。天皇語録をひもとくことは、われわれ日本人が歩いてきた喜びと悲しみの昭和史の確認であると同時に、将来に向けての教訓を得ることにもなるだろう。人間天皇を知る絶好の書。昭和元年12月28日の践祚の勅語から60年9月10日の日航機墜落事故の遭難者を悼むご発言まで388のご発言を集めた。
  • 世界を震撼させた日本人 心を奮い立たせる日本の偉人
    4.0
    産経新聞記者として世界を巡り、『週刊新潮』「変見自在」コラムを長年にわたり連載する髙山正之氏と、『週刊新潮』デスクを務め、その後はノンフィクション作家としてベストセラーを量産する門田隆将氏。最前線のジャーナリストとしてこの国を見続けてきた熱き男たちが論ずる毅然と生きた日本人とは。日本人の魂を揺さぶる一冊。 戦前から現在まで 我々の心を揺さぶる毅然と生きる日本人とは!? 堀口九萬一 根本博 田村貞次郎 安倍晋三 秋山進 森永堯 柴五郎 明治天皇 乃木希典 下瀬雅允 堀越二郎 坂井三郎 昭和天皇 吉田茂 吉田昌郎 栗林忠道……etc.
  • 天皇陛下と鉄道 5代150年、お召列車の旅
    4.0
    【内容紹介】 はじめに 近代天皇家 家系略図 序章 「お召列車とは」 第一章 明治天皇とその時代 第二章 大正天皇とその時代 第三章 昭和天皇とその時代 第四章 平成の時代 第五章 令和の時代 歴代の皇室用車両一覧 おわりに
  • 近衛文麿 野望と挫折
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    現代史を覆す、決定的真実に迫る! 渾身のノンフィクション大作 一挙書き下ろし770枚!! 近衛は自殺したのではない! 実は謀殺だった!? 近衛は、単なるポピュリストに非ず! 用意周到に己の野望を実現するための布石を着々と打っていた── 近衛は、首相時代は赤色分子(風見章・尾崎秀実ほか)を重用し、「敗戦革命」を夢見つつ、戦争末期には近衛上奏文(反共宣言)でアリバイ工作。 そして戦後はいち早くマッカーサー詣でをして、自ら改憲の音頭をとり、あわよくば昭和天皇を退位させて親米政権を樹立しようとしました。 勢力均衡の中で生き抜いてきた公家の名家としてのDNAをフル回転しての巧みな遊泳術ともいえます。 あと一歩で、その目論見が成就する寸前、それに危機感を抱き、挫折させようとした勢力がありました。 彼らは、近衛を東京裁判の被告人の席に追いやり、そして永遠に葬ろうとし、実現するのです。 近衛を葬ったのは誰だったのか? そうした知られざる近衛の全生涯を、「自殺」とされる謎にまで踏み込みつつ、描ききったのが本作品です。 ──彼は、極めて自己本位的に利用できるものは、昭和天皇でもコミュニストでも自分の子供(文隆)でも見境なく利用しました。 青酸カリを使っての「自殺」とされている彼の荻外荘での最期の日々の数々の矛盾や不可解な行動も本書で解き明かしていきます。 こういう叙述で、近衛の生涯を追求したノンフィクション作品は、初めての試みといっていいかもしれません……(「はじめに」より)。る。 林千勝 (はやし ちかつ) 近現代史研究家・ノンフィクション作家。東京大学経済学部卒。富士銀行(現みずほ銀行)などを経て、現在に至る。長年、近現代史の研究に取り組む。 著書に、『日米開戦 陸軍の勝算―秋丸機関の最終報告書』(祥伝社)、『近衛文麿 野望と挫折』(ワック)、『日米戦争を策謀したのは誰だ!ロックフェラー、ルーズベルト、近衛文麿、そしてフーバーはー』(ワック)、『ザ・ロスチャイルド 大英帝国を乗っ取り世界を支配した一族の物語』(経営科学出版) がある。 「林千勝チャンネル」(動画)から情報を発信中(オフィシャルサイト、Facebook、Twitterを検索ください)。
  • 倉橋惣三物語 上皇さまの教育係
    5.0
    1巻1,595円 (税込)
    子供は自ら育つ――自発性を大切にし、子供たちの中に眠る可能性を信じた倉橋惣三の教育が、 今の時代にこそ求められている。 “日本のフレーベル”、“近代幼児教育の父”と呼ばれる倉橋惣三は、 大正期から昭和にかけて活躍した教育者。 昭和3年からは昭和天皇、皇后陛下へのご進講が始まり、 上皇陛下が皇太子でいらした幼少期に、教育係を務めた人物である。 少年時代、運動が苦手で不器用なうえ、引っ込み思案だった惣三の心を開いてくれた、下町の子供たち。 導いてくれた恩師や、夢を語り合った生涯の友。 さまざまな出会いが、惣三という人間を作っていく。 学生時代から幼児教育に興味を持ち、やがて教育者となった惣三は、 激動の時代にあっても、変わらず「子供の友達」であろうとした。 幼児教育の改革を次々行っていく一方で、息子との関係に悩む一人の親でもあった。 遺された日記をはじめとする貴重な資料をもとに描く、感動の物語。
  • 東京に北斗七星の結界を張らせていただきました
    3.0
    「本当の神の愛は感謝だけ! 」理論物理学者保江邦夫が神託により、 東京都内の北斗七星の位置にある神社にてご神事を執り行い、東京に結界を張られました。 そのエピソードと日本の霊性、知られざるご皇室の秘話を語ります。 アメリカのオーナーはウエストサクソン家。その当主は東京に住んでいる。今の日本人は昭和天皇の150兆円の遺産によって生かされている!

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  • アメリカは昭和天皇をどう見たか 戦争とジャーナリズムの交差点
    -
    1巻704円 (税込)
    原武史氏(放送大学教授)推薦 「米国雑誌が描く昭和天皇像の変遷を追うことで生まれた新たな研究だ!」 終戦まで発行部数を伸ばし続けた米国ニュース誌のジャーナリズムに迫る考察読本。 20世紀、アメリカ国民の「日本のイメージ」を形成したのは、活字ジャーナリズムだった。 世界の中でも特殊とされる日本の皇室は、どのように報道され、そのイメージを変遷していったのか。 週刊ニュース誌『タイム』、高級ビジネス誌『フォーチュン』、写真週刊誌『ライフ』といった主要米国誌の記事を徹底分析し、斬新な視点で昭和天皇像を解説する、唯一無二の保存版。

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  • ラジオの戦争責任
    3.8
    なぜ当時の国民は太平洋戦争を支持したのか? この根本的な疑問に答えるために、本書では、戦前戦中のラジオ放送にかかわった五人の人物を取り上げる。労働=修行の思想を説いた高嶋米峰と、それを引き継いだ友松圓諦、受信機の普及に情熱を燃やした松下幸之助、「大東亜共栄圏」を広めた松岡洋右、玉音放送の真の仕掛け人・下村宏。これまで見過ごされていた「声の文化」の歴史的影響力を真正面から検証する。昭和天皇の「終戦の御聖断」の内幕も新資料から明らかに。当時世界最強のマスメディアの功と罪。 【おもな内容】(序章)世界最強のマスメディア・日本のラジオ/(第一章)「超絶」の演説家 高嶋米峰/(第二章)時代の寵児 友松圓諦/(第三章)熱意の商人 松下幸之助/(第四章)希代のラジオ扇動家 松岡洋右/(第五章)玉音放送の仕掛け人 下村宏/(終章)昭和初期ラジオの功と罪《あの戦争はラジオに始まり、ラジオに終わった!》
  • 平成史―昨日の世界のすべて
    3.0
    平成は、1970年に始まっていた――!? 団塊からZ世代まで必読の日本の全貌! 小泉純一郎から安室奈美恵まで――平成育ちによるはじめての決定版平成史が誕生した。気鋭の歴史学者として『中国化する日本』で脚光を浴び、その後、双極性障害による重度のうつの経験をもとにした『知性は死なない』で話題を集めた著者が、「歴史学者としての著す最後の書物」と語る、渾身の一作。昭和天皇崩御から二つの大震災を経て、どんどん先行きが不透明になっていったこの国の三十年間を、政治、経済、思想、文化などあらゆる角度から振り返る。新型コロナウイルスによる政治・社会の機能不全の原因も、「昨日の世界」を知ることで見えてくる。 ◎担当編集者より◎ ★未来のヒントは、すぐそばの過去にある  唐突ですが、クイズです。 ・小泉純一郎、安倍晋三だけがなぜ長期政権に? ・五輪・万博と田中角栄がリバイバルし続ける理由とは? ・中国、韓国は日本を「追い抜いた」のか? ・オンラインでつながっても孤独なのはどうして? ・「Automatic」「Lemon」爆発的ヒット曲の背景 ・『エヴァ』が令和まで完結しなかった理由とは? ……それらの答えをすべて記したのが。本書『平成史―昨日の世界のすべて』となります。
  • 幣原喜重郎 国際協調の外政家から占領期の首相へ
    4.5
    戦前に外相を4度務め、経済重視の国際協調を主導、戦後は占領下、首相として日本国憲法制定に尽力した幣原喜重郎。外交官の中枢を歩み、欧米との関係を重視した「幣原外交」は、軟弱と批判されながらも中国への不干渉を貫き、政党政治を支えた。満洲事変後の軍部台頭に引退を余儀なくされるが敗戦後、昭和天皇に請われ復活。民主化や憲法9条の成立に深く関与する。激動の昭和期、平和を希求し続けた政治家の実像に迫る。
  • 生涯うなぎ職人 二百年続く老舗『野田岩』の心と技
    3.5
    ★2013年7月29日・NHK総合『プロフェッショナル 仕事の流儀』で放送されました。 ※おかげ様で大変評判良くタイミングによりましてはAmazon在庫品切れとなっておりますが、 小社ホームページよりすぐにお買い求め頂けますので「商業界」でご検索ください。 ★ミシュランガイド東京2011年版で一ツ星を獲得した老舗のうなぎ屋「野田岩」五代目 ★野田岩パリ店を中心に、フランスのワイナリー、三ッ星レストランを、今も毎年探索 ★83歳でヒマラヤ登山に挑戦! ★昭和天皇にも愛された老舗の味を継承する思い ★衰えぬ好奇心、洒脱で粋な昭和初年男児に、今こそ「時代を生き抜く力」を学ぶ。 「職人として技術を磨き、若い世代に伝えていくこと。商人として正しく商い、店を損得ではなく運営すること。 経営者として従業員を育て、店の将来を考えること。これらはすべて、回り回ってお客さまのためになることです。」(第一章 より) 職人気質の父、接客上手な母、苦楽を共にする弟子・・・ 現代に必要な人材育成のすべてがここにある。 第1章 頑固なまでにこだわって 第2章 父の背に学ぶ職人としての生きざま 第3章 母が説いた商人としての心意気 第4章 先の見えない時代だからこそ 第5章 次代を担う人材を育てる 第6章 人間として、教養人として (※本書は2010年6月25日に発売し、2021年7月9日に電子化をしました)
  • 誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本
    -
    教えてねずさん!ここでしか聞けない、話せない日本の事!ここに気づけば人生が変わる日本の歴史!相撲と女人禁制のお話/筆順が日本人をアホにする/マッカーサーを心服させた昭和天皇/ 天皇朝鮮半島渡来説を斬る/シラス(知らす、Shirasu)/建国宣言とその内容を教えないという哀れな国/

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  • 天皇のロザリオ 上
    4.0
    1~2巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「陛下が危ない!」市長は叫んだ。1949年6月8日、昭和天皇が大分県別府市、高崎山の麓にあるカトリック系小百合愛児園に行幸した時、カトリック教会と米占領軍マッカーサー総司令官、そしてカトリックの吉田茂外相らが天皇をカトリックに回心させ、一挙に日 本をキリスト教化せんとする国際大謀略が組織された。そしてそれは、ローマ法王庁による聖ザヴィエル日本上陸400年記念の大がかりな祝祭と連動していた。しかし、決定的な一瞬、天皇に同行した脇鉄一別府市長の機転でこの策謀は挫折した――と、別府出身の著者鬼塚英昭氏は推論する。本書は、この事件とその背景を、「天皇教」や「キリスト教」と対決する「原日本人の古神道」に徹する立場からどこまでも深く鋭く追跡していく。日本図書館協会選定図書
  • 日本のいちばん醜い日
    5.0
    1巻2,970円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1945年(昭和20年)8月14日から15日の二日間に発生した「8・15宮城事件」、世にいう「日本のいちばん長い日」―徹底抗戦を叫ぶ陸軍少壮将校たちが昭和天皇の玉音盤の奪取を謀って皇居を占拠したとされるクーデターで、森赳近衛師団長が惨殺される。この惨殺はなぜ決行されたのか?いつ、どこで殺害されたのか?遺体はどう処理されたのか?膨大な史料と格闘しながら真相を追っていくうちに著者は、この事件が巧妙なシナリオにのっとった偽装クーデターであることを発見した。この日本という国に、依然として残る巨大な「タブー」に敢然として挑戦する。
  • いまを読む名言 昭和天皇からホリエモンまで
    5.0
    心に残る名セリフが時代を斬る! ――人と時代が響きあうとき、命ある言葉が生まれる。昭和天皇から一個人まで、名エッセイストの著者が、40年におよぶ記者・キャスター生活で出会った人と言葉から選び抜いた、名言・迷言を分かりやすく解説した、「時代を読む」名言集。私たち日本人の歩んできた道と、現代社会の在り方を考えさせる、必読の1冊。
  • 心をさがす旅 思い出のヨーロッパ
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    1巻330円 (税込)
    ヨーロッパ文化文芸紀行 ヨーロッパでの文化文芸紀行。併せて、外国で暮らす日本人を描く。 【目次】 氷の歯形・シベリヤ/賑やかな死・ロンドン/心をさがす旅・マドリード/磔のペテロ・ローマ/音楽の都・ウィーン/遺された壁・パリ 【著者】 畑村達 1926年 山口県生まれ。九州帝大工学部中退。教諭、司書、大学職員を経て日本文芸家協会会員。作家。主な著書に「今日と明日の間で」「昭和天皇と侍医長の死」「海と廃墟の街から」「炎の国、孤島の舞」電子本「オクツキの海」「嗤う瀧」「工場閉鎖」等がある。
  • 突然の壁 抵抗の日々
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    宅地造成工事で目の前に擁壁が…その時あなたはどうしますか? 宅地造成工事で目の前に擁壁が…市役所、市会議員、建築指導事務所、友人知人と緊密な連携を取り、有力政党関係者のバックアップを背景に訴訟は起こさず、工事業者と妥協点を模索した。 【目次】 突然の壁/建築指導事務所/先住民は追われる/黒幕と対話/杭打ち工事/10坪の土地/マーガレットの花/胃カメラをのむ/新しい庭/時は流れて 【著者】 畑村達 1926年 山口県生まれ。九州帝大工学部中退。教諭、司書、大学職員を経て日本文芸家協会会員。作家。主な著書に「今日と明日の間で」「昭和天皇と侍医長の死」「海と廃墟の街から」「炎の国、孤島の舞」電子本「オクツキの海」「嗤う瀧」「工場閉鎖」等がある。
  • 曝書 大学図書館司書のドキュメント
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    大学図書館司書の回想。 学園紛争ごろの大学図書館事情を日記風につづり、図書館汚職事件に触れる。 【目次】 バクショって何?/活字の鋳造工/赤坂離宮通い/本のラベル/不正給与疑惑/盲長と脱長/苦しい挨拶/バレた汚職/最後のあがき/汚職の本丸/調査報告書/事後処理/春爛漫/館員たちは歳ごろ/嗅ぎつけた記者/役人とは /図書館オタク/職員組合員 /学術情報ひとすじ 【著者】 畑村達 1926年 山口県生まれ。九州帝大工学部中退。教諭、司書、大学職員を経て日本文芸家協会会員。作家。主な著書に「今日と明日の間で」「昭和天皇と侍医長の死」「海と廃墟の街から」「炎の国、孤島の舞」電子本「オクツキの海」「嗤う瀧」「工場閉鎖」等がある。
  • 昭和精神史 戦後編
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    「菊」と「刀」の聯関は断ち切られて、毒にも薬にもならぬ文化主義は、占領がをはつた後も大衆の意識に瀰漫し、浸透した。 敗戦後の占領下での生活、東京裁判、共産主義勢力の伸長、安保闘争、三島由紀夫の自決、昭和天皇崩御ーー 激動の時代に日本人は何を考え、いかに生きたか。 超克の軌跡を描く名著、復刊! <解説「:昭和の精神」への挽歌 新保祐司(文芸評論家)> 平成も終わり、今、我々日本人は、令和のはじめに生きている。それも、新型コロナウイルス禍という苦難の中で、生きているのである。このウイルス禍の影響は、長く続くに違いない。そして、コロナ以前の世界に戻ることは、もうない。やがて、このコロナ禍が収束したとしても、その後の世界は、社会の在り方や人間の生活が大きく変わることになるであろう。もう「昭和」は、はるかに遠くなっていくに違いない。こういう文明史的な激変の中にいて、本書を二十年ぶりに読み返してみると、その中に鳴り響いている「昭和の精神」への「挽歌」が一層心に沁みて来るようである。――解説より 【目次】 第 一 章 占領下二年目 第 二 章 市ケ谷台の晩春初夏 第 三 章 憲法とかなづかひ 第 四 章 戦後文学と敗戦文学(上) 第 五 章 戦後文学と敗戦文学(下) 第 六 章 東条英機と広田弘毅(上) 第 七 章 東条英機と広田弘毅(下) 第 八 章 占領後半期の精神状況 第 九 章 コミンフォルム・日本共産党・朝鮮戦争 第 十 章 占領終る 第十一章 「近代の超克」論 第十二章 戦後と三島由紀夫 第十一章 六〇年反安保闘争 第十二章 高度経済成長下の文学 第十三章 記憶の復活 第十四章 三島由紀夫の死 第十五章 昭和天皇
  • 美智子さま いのちの旅 ―未来へ―
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    ご成婚から出産、皇室の旧弊との戦い、苦悩、そして生前退位――60年にわたり美智子さまと共に時代を過ごし、皇室に関して多数の著作を世に出し続けたジャーナリスト・渡邉みどりさんの集大成となる作品です。 国民の希望であり続けるお后に学ぶ「人生最後の大仕事」終い方と次代へのメッセージとは。 美智子さまと元側近侍従と著者のマル秘のエピソードも紹介し、若き日の美智子さまの写真も多数掲載しています。 30年に渡る、上皇さまと美智子さまの「終い方」に向けたあゆみをまとめました。昭和天皇崩御と葬儀、即位といった一連の儀式のためにかかる莫大な経費と国民の自粛による経済への大きな影響に驚いた上皇陛下と美智子さまは、「終い方」に向けての取り組みを始めました。家族会議を開き、国会を動かして法改正し、墓陵のかたちを決め、上皇さまの生前退位を実現。そして今、「美智子さまのメッセージ」には私たちが学ぶことがたくさんあります。 著者は、日本テレビ放送網のプロデューサーとして美智子さまのご成婚パレードを取材し、昭和天皇の大喪の礼では総責任者として陣頭指揮をとった皇室ジャーナリストの渡邉みどりさんです。
  • 特殊なこの国と天皇家の超機密ファイル
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    これほど関わりがあって、これほど知られてないのはなぜなのか? 日本人なら絶対に知っておきたい!この国の奥底に脈々と流れる《熱き秘密》の潮流。そのすべてを明らかにするため、各界の頭脳がタブー抜きに多角的に分析! ・南朝の流れを引く尊皇の島には今も伝説が生きている。皇族は一生のうちに一度は隠岐を訪れる。正田家ゆかりの墓が隠岐にあるという。 ・GHQに洗脳され続けてきた戦後日本の皇室観。フリーメーソンの理念で作り変えられた日本国憲法。天皇制廃止はアメリカの狙いだった! ・小沢一郎と天皇陛下が巨額マネーを動かしている。天皇陛下はマティス国防長官に6000兆円の小切手を渡した!? ・出口王仁三郎だけが知っていた天皇家の真実。昭和天皇とガーター勲章の謎、どこから司令を受けていたのか ・南朝(国体)と北朝(政体)、本当の三種の神器とは。地球規模の大日本180万年史の全貌とは。 ・日本人の行動原理の謎は聖書でわかる。命をかける神様をあなたはもっているか ・生前退位発表前夜、皇太子はなぜ熱田神宮にいたのか? やがて天皇「陛下」=イエス・キリスト=アマテラスがやがて降りてくる!

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  • 小泉太志命(こいずみたいしめい) 祓い太刀 の世界
    -
    1巻3,300円 (税込)
    かつて遥かな昔、天照大神の剣の臣として仕えていたと思われる小泉太志命は、 昭和天皇に襲いかかってくる邪気、邪霊を祓いきよめ、戦後日本の前途を 切り開こうとしていたが、磯部を拠点に天照大神の教えをわかりやすく 一般にも説きはじめた。 それは、伊勢三宮説といった矮小なものではなく、太古の「霊の元の道」 を述べ伝えようとしたものであった。 〈著者あとがきより〉 吾光なりを極めた神力を体現する小泉太志命! その守護の剣は、皇居爆撃を狙ったB29を消してしまった?! 一日三万三千回、振り続けたその剣は、 皇室に降りかかる邪気・邪霊を振り払い、返す刀で、 一日三万三千人の未来の種人を産み出していた! 伊勢志摩磯部にある伊雑宮の前に神武参剣道場を構え、 昭和天皇に襲いかかる魔性の邪霊を祓うために振られた真剣が、 邪霊を切った時には空を切っているのに刃こぼれが起きたという。 一生表に出ることなく、裏の奉仕に徹した人物、 小泉太志命を描いた渾身の一冊!

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  • 永久保存版 半藤一利の昭和史(文春ムック)
    4.0
    1月に逝去した「日本のいちばん長い日」や「ノモンハンの夏」の著書で知られる昭和史研究家・半藤一利氏が見た、歩いた、語った、書いたエッセンスが詰まった永久保存版。 巻頭特別掲載 なぜ明治は勝利し昭和は敗れたのか 昭和天皇と明治天皇 日露戦争と太平洋戦争、指導者たちの差が運命を分けた── 半藤史学のエッセンスがここに! 特別寄稿 「半藤さんから受けとったもの」 磯田道史/宮部みゆき/加藤陽子/池上彰/阿川佐和子/ちきりん/梯久美子/佐藤優/保阪正康 語り下ろし 半藤一利が見た昭和 第一章 半藤少年がくぐり抜けた戦争と空襲 PART1 命からがら、東京大空襲の夜 PART2 下町の悪ガキ、非常時に育つ PART3 敵機の機銃掃射に腰を抜かした 第二章 半藤さんが精査した朝日新聞秘蔵写真 倉庫に眠っていた七万枚からよりすぐった決定的瞬間。 カメラがとらえていた「おしまいのはじまり」 盧溝橋事件、上海炎上、南京陥落、三国同盟締結、南部仏印進駐ほか 第三章 半藤さんが「歴史探偵」になるまで 長岡中学、浦和高校時代から東大ボート部、昭和天皇の涙まで── 第四章 半藤さんが出逢えた、ブレなかった日本人 永井荷風、小沢治三郎、今村均、小泉信三、おやじ(半藤末松) 国民の多くが浮き足立ち、付和雷同した非常時に、 ブレることなく熱狂せず── そんなかっこいい大人たちもいた 第五章 [対談]半藤一利 × 磯田道史 半藤さんが悟った「昭和の始まりは幕末だ」 昭和の出来事は、あれもこれも、根っこは幕末・明治にあった 第六章 半藤さんの鑑定つき「昭和人物列伝」 阿部定から山本五十六まで ! 時代を動かし、時代に翻弄された人々Select70 第七章 半藤さんが案内する「昭和史を歩こう」 文化遺産&文化財 Select41 コラム 半藤画伯の、栴檀は双葉より芳し 半藤名取、三つめの檜舞台に舞う 単行本未収録 東大生が半藤さんに聞いた昭和の歴史 平成世代、東京大学教養学部立花隆ゼミの学生たちとの対話を収録 ジャンル別 ブックガイド [決定版]半藤さんの90冊 石田陽子=構成・文 絶筆 最後に託された肉筆原稿 絶筆となった『歴史探偵 忘れ残りの記』のあとがきを特別掲載
  • 立憲君主 昭和天皇 (下巻)
    -
    緊迫の下巻は、開戦・戦後篇! 今般の「譲位」にまで続く 天皇と国民の固い絆。 昭和天皇が生きた時代ほど、国民との絆が試された時はなかった。 まもなく迎える「新帝」との絆を、より確かなものとするために。 《壮年期は時代の波に翻弄され、軍部の暴走に悩み、後半生は先の大戦を十字架として背負い続けた。その生涯は、激動の一言ではとても言い尽くせない。ただ、昭和天皇は崩御の直前まで、国民と国家の将来を固く信じていた。》(本文より) 【第三部】平和のため君主はどう動いたか 第八章 泥沼の日中戦争 第九章 欧州の戦雲と三国同盟 第十章 開戦前夜 第十一章 太平洋の死闘 第十二章 占領下の戦い 第十三章 国民とともに 終章 永遠の昭和 《慣例上、天皇が御前会議で発言することはない。しかし、この日は違った。…… よもの海 みなはらからと 思ふ世に なと波風の たちさわくらむ 日露戦争の開始直前に明治天皇がつくった、平和を祈る御製である。立憲君主として、政府と統帥部の一致した決定をくつがえすことができない昭和天皇は、開戦回避の意思を、この和歌に込めたのだ。…… 御前会議から庁舎に戻った陸相の東条英機が、大声を震わせた。 「聖慮は平和にあらせられるゾ」》(本文より)
  • 立憲君主 昭和天皇 (上巻)
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    昭和天皇伝の決定版! 昭和天皇でなければ、 日本は救えなかった。 立憲君主とはどうあるべきか。君主は政治とどう関わるべきか。 あの戦争で、終戦の「聖断」はどのように下されたか。 青年期の欧州歴訪を経て、国民とともに歩む立憲君主たらんと志した昭和天皇。現実政治の前で悩み、君主のあるべき姿を体現した87年の生涯を、宮内庁が24年の歳月をかけて編纂した正史『昭和天皇実録』をはじめ560点に及ぶ文献をもとに描く。 【第一部】君主とはどうあるべきか 序章 かくて「聖断」は下された 第一章 昇陽の日々 第二章 帝王教育 第三章 天子への道 【第二部】君主は政治とどう関わるべきか 第四章 青年君主の苦悩 第五章 満州事変と国際孤立 第六章 万歳とファッショ 第七章 二・二六事件 《昭和天皇に関する文献は数多あるが、本書は、(一)宮内庁が平成二十六年九月に公表した、正史といえる『昭和天皇実録』に依拠している(二)昭和天皇の言動を理解するため、時代背景を詳述している――点に、他書にはない特色があると考えている。加えて、激動の時代を追体験できるよう、分かりやすく、リアルな文章表現に努めてきたつもりだ。本書により、昭和天皇への理解をより深めることができればと願っている。》(本文より)
  • 昭和天皇ご自身による「天皇論」
    3.5
    昭和天皇は苦悩し、どんな決断を下したのか? 8月15日、いま考えなければいけないこと――昭和天皇には、昭和8年の国際連盟脱退は納得できない国策決定であった。国際的な孤立を恐れたのだ。天皇機関説に対し「少しも不都合がない」と、もっとも明確な意見をもっていたのが、国民の意思を重要に思っていた昭和天皇というのは、歴史の皮肉である。その陛下は、いかに現人神として神格化されたのか! 神格化に抵抗した昭和天皇の真実。
  • 人声天語
    3.3
    1~3巻1,001~1,018円 (税込)
    「天声」にはパブリックなイメージがあり、ある種の客観をよそおっている。それに対して「人声」はプライベートであり、あくまで個人的な声。だから「人声天語」とは、要するに、反射神経による思考(発言)のことである。  2003(平成15)年から、2008(平成20)年にかけて起きた様々な事象の、おかしさ、うさんくささ、不思議さを、紋切り型ではない「人声」でとらえた世相コラム集。 収録された主な出来事は―― ネット心中/自衛隊イラク派遣議論/「週刊文春」出版差し止め問題/イラク日本人人質事件/国民年金未払い問題/佐世保小六女子殺人事件/ギリシア五輪/プロ野球リーグ再編問題/靖国問題/ライブドア事件/秋田小学生殺害事件/昭和天皇「富田メモ」報道/ハンカチ王子ブーム/朝青龍問題/安倍総理辞任/時津風部屋暴行死事件/「大阪名物くいだおれ」閉店/秋葉原通り魔事件/地下鉄副都心線開通 など
  • 強い日本が平和をもたらす 日米同盟の真実
    3.0
    世界は強い日本を望んでる! 混迷を極める米大統領選 米中新冷戦時代の今。 日米同盟を歴史や両国の視点、文化、そして日米両国の美点や欠点なども分析し、その本質から考える一冊。 ケント・ギルバートの最新刊 日本人の決断が、今、世界を変える。 ■アメリカ大統領と今 ■平和主義って、いったい何? ■国益を議論しない日本という国 ■平和主義=不戦主義の3つの危険 ■ケント・ギルバートはCIA? ■トランプ大統領の功績 ■アメリカによる真珠湾プロパガンダ ■無条件降伏ではなかったポツダム宣言 ■共産主義勢力から国を防衛するための日米安保条約 ■日米地位協定はアメリカ従属の証? ■パンダハガーとは? ドラゴンスレイヤーとは? ■もはや恥ずかしい「リベラル」 ■アメリカの、冗談のような言葉狩り ■アメリカを感動させた昭和天皇 ■「アジアの民主主義安全保障ダイアモンド」構想の再認識を 【目次】 序章 世界の安全を脅かす、平和主義者なる人々 第一章 安全保障を日本人が考えない理由 第二章 中国、ロシア、北朝鮮に向き合う自衛隊と在日米軍 第三章 誤解だらけの日米安全保障条約 第四章 日本の美点とアメリカの欠点 第五章 日本の欠点とアメリカの美点 第六章 世界の平和の鍵を握る日本 【著者プロフィール】 ケント・ギルバート 1952年、米国アイダホ州生まれ、ユタ州育ち。 弁護士業と並行し、テレビ番組『世界まるごとHOWマッチ』にレギュラー出演し、一躍人気タレントとなる。 2015年、『第8回「真の近現代史史観」懸賞論文』の最優秀藤誠志賞を受賞。 DHCテレビ『真相深入り!虎ノ門ニュース』などに出演中。 著書に、『天皇という「世界の奇跡」を持つ日本』(徳間書店)、『世界は強い日本を望んでいる - 嘘つきメディアにグッド・バイ -』(小社刊)などがある。
  • 和歌で読み解く天皇と国民の歴史
    -
    天皇は国民をどう見ていたのか。そして国民は天皇をどう見ていたのか。 国民と共に歩む歴代天皇を支えた「天皇家の二つの家訓」があった。 宮崎正弘氏(評論家)が推薦する通史で見る「天皇と国民の関係」 [内容より] ◎なぜ織田信長は天皇を滅ぼさなかったのか ◎親子でもないのに「お父さん」と呼ばれた応神天皇 ◎国家と国民のために神に祈る天皇 ◎国防の任務を誇る防人の歌 ◎突然、民を思う御製が出現した『新古今集』 ◎金と権力が無くても天皇が真の統治者 ◎天皇は国のためなら戦う王 ◎孝明天皇は世界平和を願っていた ◎福沢諭吉の尊王論 ◎特攻隊員たちは昭和天皇をどう見たか ◎令和の若者たちの「天皇観の保守的転回」 [章だて] プロローグ 序章 天皇家の二つの家訓 I 権力を持った天皇の天皇意識 第一章 飛鳥時代まで 第二章 奈良時代 第三章 平安時代 II 権力を持たない天皇の天皇意識 第四章 鎌倉・室町時代 第五章 皇統の危機を救った二つの家訓 第六章 江戸時代 第七章 孝明天皇の「攘夷」は国民のため III 国民と共にある天皇と国民の意識 第八章 明治時代 第九章 大正時代 第十章 昭和時代 第十一章 戦後に分裂した天皇意識……敬愛と侮蔑 第十二章 平成時代 エピローグ
  • 明治天皇はシャンパンがお好き 近現代日本 歴史の横顔
    3.0
    〇シャンパン好きで大酒飲みの明治天皇。その祖父に似ずパーティでも酒を一口も飲むことはなかった昭和天皇。 〇歴代有数の漢詩好きだった大正天皇も、少しだけ興味をもった俳句の世界にどっぷりつかった皇族とは。 〇酒癖が悪く日本刀を振り回し、「酔って妻を殺した」と囁かれた元勲総理・黒田清隆。 〇第一次大戦の講和会議の代表を勤めた独身貴族・西園寺公望(70)が、パリに同伴して、列強首脳に妻として遇された「ミストレス」について。 〇その元老西園寺の政治秘書として政治の裏も表も知った男と、彼の回顧録を手伝った文士との心温まる交流。 〇森鴎外と夏目漱石のフトコロ具合。 〇「ベースボールを野球と訳したのは正岡子規」というトリビアは間違っていた。 ――などなど、近代日本の華族たちの研究の第一線で活躍する著者が、 それぞれの分野でいまも名を遺す偉人たちの知られざる、そして人に語りたくなるエピソードを紹介します!
  • 昭和天皇独白録
    3.7
    天皇みずから「昭和」を生き生きと語っていた! 1990年12月号の月刊文藝春秋に掲載され、昭和天皇が自ら語った昭和史の瞬間として、内外に一大反響を巻き起こした第一級史料。 寺崎英成が記した「昭和天皇独白録」、寺崎のひとり娘マリコ・テラサキ・ミラーの「“遺産”の重み」の2部構成。 伊藤隆・児島襄・秦郁彦・半藤一利各氏による解説座談会も収録。
  • シリウス:プレアデス直系 メシアメジャーが語った 知って備えるべき未来II 《超サバイバル編》
    -
    コメ作れますか 火を起こせますか 文明停止のその時を 生き抜く知恵が必須です 北朝鮮のミサイルが日本で炸裂します ロシア、中国、アメリカは北朝鮮を使って 日本列島を消そうとしています 天変地異が起こり食料がなくなり 日本人は人口1万人まで減少します メシアメジャーからのご指名で飛鳥昭雄氏が特別出演! 世界の秘密がなぜこの国日本に満載されているのか?! その隠された使命を含めて言ってはいけないことまでも 語ってしまった メシアメジャーに乗せられて飛鳥昭雄の大暴露が止まらない?! 135度ライン淡路島に独立運動の動き?! なぜかイスラエルも135度ライン上にある?! メシアメジャーも人工台風を予言していた?! なぜ日本の警察は五芒星で、消防署は六芒星なのか?! 日本地図そのものが世界地図の縮図、イスラエルは淡路島の背の辺り?! 大阪にあるカナン(可南)は飛鳥昭雄と舩井幸雄会長が生まれた場所?! スカイツリーは上から見るとメーソンのマークになっている?! 広島、長崎のあと大阪、京都、福岡に原爆が落ちる計画を止めたのは昭和天皇?! 生前退位発表のその時皇太子様が熱田神宮・草薙の剣の前にいた理由とは?! 最後の天皇陛下の役割とは三種の神器とアークをイスラエルへ運び込むこと?! ヤマトとはヤーウェの民というヘブライ語?! 戦争ビジネスマンのトランプは嘘をつかない?!正直過ぎて誤解を生んでいる?! 日本の町工場は世界一ちっちゃな軍産複合体?!その実態はもはや軍事大国?! プーチンはロマノフ王朝復活でトランプと密約を結んでいる?!

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  • もう一人の「明治天皇」箕作奎吾(みつくりけいご)
    -
    1巻2,662円 (税込)
    天皇家とは縁もゆかりもない地質学者(地下資源のありかを知る者)の孫・ 箕作奎吾が天皇として即位した? 大室寅之祐の明治天皇すり替え説はその真相を隠すためのフェイクだったのか?! 大胆な仮説の検証がついに一冊の本になった! ネットで話題の「明治天皇=箕作奎吾」説を初めて本格的に検証! 隠れユダヤ教徒たちは黄金の島ジパングで何をしたのか? 写真を解析し内外の公開資料を翻訳して、「明治天皇=箕作奎吾」「オランダ=架空の国」「日本は英国領だった」説など、衝撃の仮説を提示する! ◎ 昭和天皇は、最も強く遺伝的影響を受けたのは箕作元八(げんぱち)という趣旨のことをニューヨークタイムズに打ち明けていた ◎ 箕作奎吾(けいご)(満15歳)の頭蓋骨の特徴が明治天皇(満19歳)の写真の頭蓋骨の特徴と一致。二人は生まれ年も同じ ◎ 孝明天皇は、帝位を他人に譲る決心をしていた。 ◎ 明治天皇の数え年で10歳の習字が、英語や蘭語を書く人のように横書きだった謎 ◎ 写真と尊称から探る箕作家と明治天皇のつながり  ◎ 宮中にユダヤ教と共通する汚れを忌み嫌う掟(おきて) ◎ 箕作りをしていたサンカの食文化とユダヤ教の掟 ◎ ユダヤ教祭司族のモーセが奇跡を起こした杖はサクラ ◎ オランダ商館長は隠れユダヤ教徒だった? ◎ 蘭学者たちがオランダ正月を祝い始めた理由 ◎ 現人神の英訳がユダヤ教の「生ける神」の英訳と同じ理由 ◎ 儒教の経典に「大嘗祭」の説明が ◎ 則天武后の父親は、和名が藤原鎌足だった? ◎ 小御変革とは「別の人が皇統を継ぐこと」だった? ◎ 箕作阮甫が書いた地質学・鉱物学書から「日本坑法」までの流れ ◎ 日本が英国領だったことを示す資料が存在した! ◎ サンカの系譜を持つ者が日本でユダヤ教祭司になりすました理由

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  • 大元帥 昭和天皇
    4.5
    大日本帝国において、天皇は軍事を統帥する大元帥であった。では、天皇は軍部からどのような情報を得て、それに対してどのような質問や意見を発していたのか。また、国策・戦略・作戦の決定に際して、どれほどの役割を果たしていたのか。史料から浮かび上がってくるのは、大元帥としての自覚と責任感を持ち、主体的に戦争指導を行っていた天皇の姿である。その軍事知識は豊富で、非凡な戦略眼によって統帥部の戦略・作戦の欠陥を鋭く指摘することもあった。昭和天皇の戦争指導の実像を描き、その戦争責任を検証する。
  • ドキュメント「みなさまのNHK」 公共放送の原点から
    -
    1巻2,420円 (税込)
    「公共放送」とは何かを問い直す。 グリコ・森永事件、北朝鮮残留孤児、昭和天皇逝去などNHK報道番組制作のなかで体感した、「公共放送」が大きく変質しはじめた1980年代を捉え返す。コミュニティFMなど新たな放送を担う市民メディアについても言及、公共放送とは何かを問う。 【目次】 はじめに Ⅰ NHKで何が起こったか? 第1章 劇場型犯罪のピエロとなって 第2章 情報商品になったドキュメンタリー 第3章 NHK民営化未遂事件 第4章 「女は何を食ってるんだろう?」 Ⅱ 内なる権力と報道番組の吃水線 第5章 「その取材を中止せよ」 第6章 ピョンヤンの再会 第7章 家族崩壊のリトマス試験紙 第8章 「一五年戦争に勝利した!」 Ⅲ 市民が紡ぐもうひとつの公共放送 第9章 メディアを奪い返してきた人たち 第10章 市民テレビ局は町をおこせるか 第11章 つながりたい、分かり合いたい 第12章 島ッチュたちの音楽一揆 終 章 NHKは誰のものか 【著者】 津田正夫 1943年、金沢市生まれ。1966年、NHK入局。福井・岐阜・名古屋・東京で、主として報道番組ディレクター、番組開発プロデューサーなどに携わる。1995年〜東邦学園短期大学教授、2002年〜2013年立命館大学産業社会学部教授。世界のパブリック・アクセス制度の調査と紹介に努める。市民メディアの制度化を提案。岐阜市NPO「てにておラジオ」代表。 主著『ネット時代のパブリック・アクセス』(共編著、世界思想社)、『テレビ・ジャーナリズムの現在』(編著、現代書館)など。
  • 三角寛「サンカ小説」の誕生
    -
    東京朝日新聞の記者 スクープ記者から『オール読物』を支える流行作家へ! 「説教強盗」「満州事変」「2.26事件」。三角寛は朝日新聞の事件記者から、その後『婦人サロン』『オール読物』等でサンカ小説家として、一世を風靡する流行作家に。彼の作品から、戦争とテロによって崩壊にいたる戦中の日本精神史を探る。「三角寛サンカ選集」全15巻(小社刊)で平成のサンカブームを喚起した。船戸与一氏推薦。 【目次】 はじめに 序章 池袋・人生坐の「日の丸」 第一章 疑惑の朝日新聞記者「三浦守」 第二章 説教強盗の暗躍と昭和天皇の即位大礼 第三章 岩の坂貰い子殺し事件の謎と『婦人サロン』 第四章 浜口雄幸随感録のスクープから満洲事変へ 第五章 満洲事変下の『オール讀物號』と三角寛 第六章 実話「昭和妖婦伝」を母胎にした「サンカ小説」 第七章 「日本怪種族実記」から「貅水窩のおりん」へ 第八章 時代は「丹沢山悲炎記」から天皇機関説の排撃へ 第九章 「サンカ小説」とウルトラ・ナショナリズム 【著者】 今井照容 1957年生まれ。株式会社出版人社長。評論家、編集者。小社が刊行し話題を呼んだ『マージナル』(1〜10号)の常連筆者。「三角寛『山窩小説』を歩く」などを担当する。共著『いま、三角寛小説を読む』。また、『三角寛サンカ選集』『別冊歴史読本』の編集にも携わる。
  • 「民都」大阪対「帝都」東京 思想としての関西私鉄
    3.5
    阪急創業者・小林一三は、「政治中心」の東京に対して、大阪を「民衆の大都会」と呼んだ。 ターミナル・デパート、高級住宅地……国鉄に対抗し「官」からの独立を志向する関西私鉄は、沿線に市民文化を花開かせ、「民衆の都」大阪は東京を凌駕する発展を見せた。 だが、大正から昭和への転換、昭和天皇行幸を機に、街は次第に「帝都」へと変質してゆく―。 権力の装置=「国鉄」と関西私鉄との葛藤を通し、「都市の自由」の可能性とその挫折を描く、原武史の代表作。 第20回(1998年) サントリー学芸賞(社会・風俗部門)受賞。 [解説(鹿島茂)より] 「横軸としての鉄道に、縦軸としての天皇が交差することによって、思考の座標軸が形成され、二つのパラメーターが思考の軌跡をさまざまに描き出す」 [本書の内容] はじめに―昭和大礼の光景 第一章 私鉄という文化装置  「帝国」と「王国」  『細雪』から  関東私鉄と関西私鉄 第二章 「私鉄王国」の黎明  第五回内国勧業博覧会  法の抜け穴  二つの風土 第三章 「阪急文化圏」の成立  往来ふ汽車を下に見て―小林一三という人物  民衆の都  沿線文化の確立  反官思想の結実―阪急デパート 第四章 昭和天皇の登場  「大大阪」の誕生  昭和大礼と都市空間の変容  官民協力奮励セヨ―一九二九年の行幸 第五章 阪急クロス問題  「官」の巻き返し  逆風  小林一三、社長を辞任す 第六章 「帝都」としての大阪  大阪市民たるもの  天皇のまなざし  一生一代の御奉公 おわりに―「紀元二千六百年」の光景 解説=鹿島茂 ※本書の原本は1998年に講談社選書メチエより刊行されました。
  • シークレットサービス レーガン大統領の命を救った男
    3.5
    大統領や外国高官など要人警護にあたるシークレットサービス。 その内側を大統領警護隊長を務めた人物が包み隠さず語る。犠牲をいとわない誇り高き人々の緊張と情熱の日々。 警護にあたった人物――フセイン・ヨルダン国王、サンゴール・セネガル大統領、昭和天皇、アラファトPLO議長アグニュー副大統領、ハンフリー副大統領、カーター大統領、レーガン大統領。
  • 感染症の日本史
    4.1
    新型ウイルスに対するワクチン、治療薬も確立していない今だからこそ、歴史を見つめ直す必要がある。 「給付金」も「出社制限」も「ソーシャル・ディスタンス」もすでにあった! 今こそ歴史の知恵が必要だ! 一級の歴史家が、平安の史書、江戸の随筆、百年前の政治家や文豪の日記などから、新たな視点で、感染症と対峙してきた日本人の知恵に光をあてる。 【目次より】 第一章 人類史上最大の脅威 牧畜の開始とコロナウイルス/ペリー艦隊が運んできた感染症/スペイン風邪は波状的に襲ってきた ほか 第二章 日本史のなかの感染症――世界一の「衛生観念」のルーツ 「最初の天皇」と疫病/奈良の大仏は天然痘対策?/疫神を歓待する日本人/江戸の医学者の隔離予防論 ほか 第三章 江戸のパンデミックを読み解く すでにあった給付金/薬をただで配った大坂の商人たち/上杉鷹山の患者支援策 ほか 第四章 はしかが歴史を動かした 「横綱級」のウイルスに備えるには/都市化とパンデミック/麻疹が海を渡る ほか 第五章 感染の波は何度も襲来する ――スペイン風邪百年目の教訓 高まった致死率/百年前と変わらない自粛文化/「「感染者叩き」は百害あって一利なし ほか 第六章 患者史のすすめ――京都女学生の「感染日記」 日記が伝える「生きた歴史」/ついに学校が休校に ほか 第七章 皇室も宰相も襲われた 原敬、インフルエンザに倒れる/昭和天皇はどこで感染したか?/重篤だった秩父宮 ほか 第八章 文学者たちのスペイン風邪 志賀直哉のインフルエンザ小説/宮沢賢治の“完璧な予防策”/荷風は二度かかった? ほか 第九章 歴史人口学は「命」の学問 ――わが師・速水融のことども 数字の向こう側に/晩年に取り組んだ感染症研究 ほか
  • 真実の原敬 維新を超えた宰相
    4.0
    こんな総理が、今いたら! 藩閥政府の行き詰まりを打開し、昭和の戦後復興を支えたのは、この男のヴィジョンだった。 混乱の時代における政治家の役割とは何か。政治における優れたトップリーダーの資質とは何か。今まさに問われているこのテーマに、大きなヒントを与えてくれるのが、今年百回忌を迎えた「平民宰相」原敬である。厖大な史料を確かな眼で読み込み、伊藤博文や大隈重信、昭和天皇など近代日本をつくってきた人々の評伝を著して高い評価を得てきた著者は、原を「近代日本の最高のリーダーの一人」と断言する。 原は、朝敵・南部藩に生まれながら、明治新政府への恩讐を超え、維新の精神を受け継いでその完成を目指し、さらに世界大戦後のアメリカを中心とした世界秩序を予見して、日本政治の道筋を見すえていた。その広く深い人間像は、外交官、新聞記者、経営者と様々な経験と苦闘のなかで培われたものだった。志半ばで凶刃に倒れたことで、「失われた昭和史の可能性」とは何か。 著者にはすでに、選書メチエで上下巻930ページにおよぶ大著『原敬―外交と政治の理想』(2014年)があるが、その後の新史料と知見をふまえ、「今こそ改めて原の生涯と思想、真のリーダー像を知ってほしい」と書き下ろした新書版・原敬伝。
  • 週刊現代別冊 週刊現代プレミアム 2020Vol.2 ビジュアル版 昭和の怪物 戦後政財界のドンたち
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ヤクザ顔負けの抗争、裏切り、怪死。戦後の日本を駆け抜けた異色の政治家たちと、その側にいたフィクサーや名物財界人。独自証言と貴重な写真満載の決定版。 登場人物はこの16人 中曽根康弘 安岡正篤 小佐野賢治 池田勇人 大野伴睦 佐藤栄作 中川一郎 竹下登 本田宗一郎 盛田昭夫 永田雅一 金丸信 渡辺美智雄 安倍晋太郎 浜田幸一 昭和天皇 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 昭和天皇の横顔
    -
    「終戦の詔書」を浄書した宮内官の回想録を初文庫化! 終戦前後の貴重な記録と昭和天皇ご一家の素顔。 昭和20年8月14日、昭和天皇の「終戦の詔書」の浄書を担当し、 その夜の混乱を体験した宮内庁職員が退官後記した、終戦前後の昭和天皇と宮中の貴重な記録。 「型破りの宮内官」と周囲から愛された筆者の筆致は精彩に富み親しみやすく、 昭和天皇の人柄を令和の現在によく伝える。 ※この電子書籍は1953年に奉仕会出版部より刊行の作品を基とした文春学藝ライブラリーを底本としています。
  • 宴のあとで
    -
    1巻440円 (税込)
    旧制高校生の「自立と自由」。亡き級友への溢れる思いを語る。 弔意をこめて親友の死を悼み、学友たちの心根を語り伝える『宴のあとで』。癌の告知を学友たちへメールで知らせ、生と死の狭間を快活に生き抜く『ネクタイからベルトまでの間の幸せ』。 【目次】 宴のあとで。ネクタイからベルトまでの間の幸せ。 【著者】 畑村達 1926年 山口県生まれ。九州帝大工学部中退。教諭、司書、大学職員を経て日本文芸家協会会員。作家。主な著書に「今日と明日の間で」「昭和天皇と侍医長の死」「海と廃墟の街から」「炎の国、孤島の舞」電子本「オクツキの海」「嗤う瀧」「工場閉鎖」等がある。
  • 逃亡者
    -
    1巻440円 (税込)
    自己逃避に走る人達の生き様。百五十年の森が消える日。終の棲家を求めて中古住宅探し。 ヒト属ヒト科ヒト(ホモサピエンス)からはみ出た男、過去の妄想に執り着かれた女、家出して夢を追う男『逃亡者』。百五十年の旧家に住む森の住人。不便な建売住宅から、終の棲家を求めて中古住宅探し『暗い森』 【目次】 逃亡者。暗い森。 【著者】 畑村達 1926年 山口県生まれ。九州帝大工学部中退。教諭、司書、大学職員を経て日本文芸家協会会員。作家。主な著書に「今日と明日の間で」「昭和天皇と侍医長の死」「海と廃墟の街から」「炎の国、孤島の舞」電子本「オクツキの海」「嗤う瀧」「工場閉鎖」等がある。
  • 「さよなら」はどこへ
    -
    1巻440円 (税込)
    愛の話。子供心の淡い恋。長い同棲に倦み疲れたか、大人の妄執の愛。シャンソンとコラボした新しい小説。 子供心に女教師へ抱いた淡い恋『淡雪の恋』。長い同棲生活に倦み疲れたか、若い女に言い寄られた大人の妄執の愛をシャンソンを交えて語る『「さよなら」はどこへ』。 【目次】 淡雪の恋。「さよなら」はどこへ。 【著者】 畑村達 1926年 山口県生まれ。九州帝大工学部中退。教諭、司書、大学職員を経て日本文芸家協会会員。作家。主な著書に「今日と明日の間で」「昭和天皇と侍医長の死」「海と廃墟の街から」「炎の国、孤島の舞」電子本「オクツキの海」「嗤う瀧」「工場閉鎖」等がある。
  • 天皇論 江藤淳と三島由紀夫
    5.0
    僕は天皇が勝つのか、 三島さんが勝つのかとずっと思っていた―― 昭和天皇崩御直後、江藤淳と筆者との長時間対論。 今、その肉声に、三島由紀夫のテキストを 激しく交錯させた画期的論考! その死があまりにもショッキングなというか、 ドラマティックであったがために、豊富な問題の所在が 未だに見失われている。……天皇のキラキラした光芒と、 三島さんの悲壮な最期とが二重写しになっていて、 光と影の両方を直視できないでいる。(「江藤淳との対話」より)
  • 昭和史がわかるブックガイド
    4.0
    この本を読めば、昭和史がわかる! 膨大な本が出版されているジャンルのひとつ“昭和史”。 保阪正康、山内昌之、佐藤優、中島岳志ら21人の識者が「陸軍」「海軍」「昭和天皇」「エリート」「零戦と大和」など、昭和の重要テーマ別に10冊ずつ入門書を指南。 入門書の紹介とともに、昭和史の概要が学べます。 はじめて昭和史に触れる人も、より専門的に学びたい人にも、ぜひ読んでほしい、最高のブックガイドがここに。
  • 言葉を減らせば文章は分かりやすくなる
    3.9
    ラクをしなければ伝わる文章は書けない! 10万部を突破した『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)をはじめ、 『ん』『日本語の軌跡』(ともに新潮社)、 和辻哲郎文化賞を受賞した『日本語を作った男』(集英社)など―― 「日本語の専門家」としてテレビでのわかりやすい解説が人気の著者が、仕事や日常で使うすべての文を「短くシンプルに伝える」方法をわかりやすく解説。 本書にあるやさしい文章術を使えば、メール、企画書、報告書、稟議書、論文、プレゼン、SNSなど、仕事+日常におけるあなたの“文”が激変します! 【目次】 第1章 「何を書くか」決まらないから長くなる 第2章 型を知れば、文章は短くできる 第3章 ムダな言葉を削るコツ 第4章 表現を変えて短くする 第5章 語彙力をつけて「意味の文章化」をなくす 第6章 要約力が短文づくりを楽にする 【著者プロフィール】 山口謠司 (やまぐち ようじ) 大東文化大学文学部教授/博士 1963年長崎県佐世保市生まれ。 大東文化大学大学院、フランス国立高等研究院大学院に学ぶ。 ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員を経て現職。専門は、書誌学、音韻学、文献学。 文部科学省科学研究費助成を受け、第一次世界大戦後に行われた昭和天皇(当時は皇太子)によるベルギー王国、ルヴァン大学に寄贈された日本古典籍についての研究なども行なっている。 広い視点から、わかりやすく話をするスタイルで、テレビやラジオの出演も多く、NHK文化センター、朝日カルチャーセンター、中日文化センターなどでも定期的に講演や講座を開いている。 著書には、『日本語通』(新潮社)、『てんてん』(KADOKAWA)などがある。
  • 皇国史観
    3.7
    幕末維新から令和の代替わりまで 歴史と天皇をめぐる「思想の戦い」が始まる! なぜ徳川御三家から尊皇思想が生れたのか? 「衆」と「番」の論理で幕末維新を読み解く タテの儒学、ヨコの国学 大日本帝国憲法 伊藤博文と井上毅の“暗闘” 南北朝正閏問題・天皇機関説事件は「大衆の反逆」だった? 昭和天皇への御進講・平泉澄の挫折 柳田国男VS.折口信夫 相克する天皇像 「網野史観」が天皇像をリニューアルした? 近代天皇制の枠組みが壊れた日 ほか 迫り来る外からの危機 「国のかたち」はどうなる?
  • 「切紙神示」「たまほこのひ可里」「八紘一宇の数表」 天皇家秘伝の神術で見えた日本の未来  王仁三郎の予言「吉岡御啓示録」も収録!
    3.0
    1巻2,156円 (税込)
    『誰も知らなかった日本史』の刊行記念セミナー、待望の書籍化! 天皇家の裏にアメリカがあり「トランプ大統領は火力文明の終焉をもたらす! 」 暗殺されていなかった! ? 孝明天皇が国家の未来に託したものとは! ? 敗戦の裏に封印された昭和天皇の秘密がついに明かされる! 皇国の神術「切紙神示」で日本の未来を占った孝明天皇。そこに現れたのは、「日本の三種の神器と日の丸の御旗を米国は奪う企み、油断するな」というメッセージだった。 のちに、この予言が2人の男の手により出口王仁三郎のもとに届けられる。これを受けて王仁三郎が実行した、衝撃の日本救済の方法とは? 幕末以降の《語られなかった真実》を王仁三郎の直系のひ孫である著者が、貴重な資料とともに読み解いていく! 付録に出口王仁三郎の予言「吉岡御啓示録」も収録! 『アメリカは「腐っても鯛じゃ」とその膨大な軍事力を過信しとったら、アメリカが勝つと皆思うておるがナー。今度は神様と◯◯◯の戦争じゃ』 ◎ 孝明天皇は出口王仁三郎の出現を予言していた! ◎ 「たまほこのひ可里」には書かれていない孝明天皇の予言 ◎ 明治維新とは南朝革命のこと ◎ 大本事件と天皇家には深い因縁があった! ◎ 大和三山を天皇が踏むと「天と地の立替え」が起こる! ◎ 王仁三郎の《吉岡発言》が昭和天皇の《人間宣言》をもたらした! ◎ 天皇は八岐大蛇、王仁三郎が本物の天子の意味 ◎ 王仁三郎が昭憲皇太后から託された「天皇家の秘密」 ◎ 米国が現皇室の背後にいる! ◎ ドナルド・トランプが火力文明《残虐なる戦争》を終わらせる!

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  • 天皇と右翼・左翼 ──日本近現代史の隠された対立構造
    3.0
    近現代日本を動かしてきたのは、幕末以来の天皇家と伏見宮系皇族(旧宮家)の対立と裏社会の暗闘である。対米戦争へ主導したのは反英米的な軍・伏見宮系皇族・一部の長州閥有力者で、彼ら右派は昭和二十年八月十五日の宮城事件、三島事件など数多く事件を起こし、潜在的に反(昭和)天皇だった。昭和天皇・貞明皇后は左派勢力と個人的につながり、親天皇=保守=右翼ではなかったのだ。従来の右翼・左翼観を打ち破り、近現代日本の支配層における対立構造を天皇を軸に描き直す。
  • エンペラー・ファイル 天皇三代の情報戦争
    5.0
    「米国人は立憲君主をまったく理解していない」「君主は単にゴム印を押す存在ではない」(英外務省内部文書) 戦後、GHQによって「象徴」とされた天皇のあり方について、立憲君主制の老舗の英国は、そんな表現で、日本の宮内庁に助言をしていた。 そこで、昭和天皇はどう動いたのか――。 本書は、近年機密解除された英米の公文書をたんねんに読み解き、奇しき縁で筆者にもたらされた昭和天皇のインタビューテープを繰り返し聞くことで得られた、まったく新しい「象徴」天皇の姿である。 戦前、政府、軍部の上奏を信頼した結果、未曾有の敗戦を招いてしまったという苦い経験から、戦後の昭和天皇は自ら世界情勢の情報を集め始めた。とくに、国際共産主義に対する警戒心を隠そうともせず、英米の情報機関幹部と情報交換をするさまは、あたかも天皇自身が国際政治のプレイヤーであったかのようだ。 さらに、次代を担う皇太子には、自分で考え、自分の意思で行動することを教えるため、バイニング夫人の招聘するなど、新しい教育環境を整えた。 昭和、平成と受け継がれた、新しい天皇像は、海外留学を経験した始めての天皇である令和の御世の新天皇のもとで今、花開こうとしている。 天皇三代の行動を「インテリジェンス」という側面から再構築すると、「象徴」という言葉だけではとらえられない、本当の君主像が見えてくる。
  • 木戸幸一 内大臣の太平洋戦争
    4.4
    東条内閣を生み、「聖断」を演出した昭和史のキーパーソン、初の本格的評伝! なぜ日本政治は軍部に引きずられたのか? 昭和史最大の謎を解く鍵を握る人物が木戸幸一だ。 昭和日本の運命を決する重大な岐路には、必ず彼の姿があった。 開戦時から終戦時まで内大臣をつとめ、東条内閣の生みの親。 木戸孝允の子孫、昭和天皇最側近のひとりにして、 昭和史の基本文献として知られる『木戸日記』を書いた木戸だが、 彼がいかなる政治認識を持ち、重要な局面で何を行ったか、 正面から論じた著作は少ない。 満州事変、二・二六事件から終戦まで、昭和の岐路に立ち続けた木戸を通して、 昭和前期、日本が直面した難局が浮かび上がる。 ロングセラー『昭和陸軍全史』をはじめ、永田鉄山、石原莞爾、浜口雄幸などの評伝で 定評がある著者が描く昭和史のキーパーソン初の本格的評伝。 【内容】 満州事変 内大臣秘書官としていち早く陸軍情報を入手 陸軍最高の戦略家・永田鉄山との交流 二・二六事件 反乱軍鎮圧を上申 日中戦争 トラウトマン工作に反対 「軍部と右翼に厳しすぎる」昭和天皇に抱いた不満 三国同盟と日米諒解案は両立できると考えていた 独ソ開戦という大誤算 日米戦回避のためにあえて東条英機を首相に 「聖断」の演出者として ほか
  • 昭和史 七つの裏側
    -
    1巻1,500円 (税込)
    著者の執筆の基本は、「事実に触れた人物に会い、話を聞く」ことが第一である。この姿勢で、4000人以上の昭和史関係者を取材してきた。膨大な作品の中に取り入れたのは、残念ながらその一部に過ぎず、重要な証言や史料が、著者の手元にあふれている。著者はその一端を、自身が主宰する「昭和史を語り継ぐ会」の機関誌「昭和史講座」に掲載してきた。本書は、そこで掲載されたものの中から、昭和史ファン垂涎の7編を選りすぐり、一冊にまとめたものである。内容は、(1)「機密戦争日誌」はいかに保存されたか (2)「昭和天皇独白録」の正体 (3)学徒出陣壮行会で宣誓した学生代表の戦場(江橋慎四郎取材) (4)逆さまに押した判子と上司・東条英機(赤松貞雄取材) (5)「日本はすごい」と思っていなかった石原莞爾(高木清寿取材) (6)本当のところが知られていない東条英機暗殺計画(牛嶋辰熊取材) (7)陸軍省軍務局で見た開戦経緯(石井秋穂取材)の7編。
  • 建国神話の社会史 史実と虚偽の境界
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    天照大神の孫が高天原から降臨し、その孫である神武天皇がヤマトに東征、橿原宮で天皇の位に就く――『古事記』『日本書紀』に記されたこれらの神話が歴史的事実ではないことは、戦前の普通の々にとっても当たり前のことであった。史実ではないが、史実として扱い、そう振る舞っていたのである(こうした「建前と本音」的なものは、現代の私たちにも心当たりがある)。 神話の「史実」化には、天皇による統治を正当化するという明治政府の政治的目的があったのはもちろんだが、一方で民主化(神々の話合いは「万機公論」の根拠とされた)や経済振興の手段でもあったことは、今ではあまり知られていない。もっとも、「神話」を「史実」として受け止めることには、さまざまに無理も生じる。とくに教育現場における混乱は、いくつもの「笑えない」笑い話を残した。 本書は、幕末水戸学の尊王攘夷思想という建国神話重視の発端から、昭和天皇が「人間宣言」によって事実上、建国神話を否定するまで(そもそも、昭和天皇は科学者でもあった)、日本社会に起きた悲喜劇をエピソードたっぷりで描き出し、近代とは何か、歴史とは何か、国家とは何かを問い直す。 目次より 序 章 虚偽と史実の境界 第一章 神話が事実となるまで 一 日本の建国神話とは 二 なぜ「事実」になったのか? 三 教科書で「事実」とされたのはなぜか?   第二章 「事実」化の波紋 一 学校の外ではどうだったのか? 二 学校の中ではどうだったのか? 第三章 建国祭と万国博覧会 一 政治にどう利用されたか? 二 経済にどう利用されたか? 第四章 満州事変の影響は? 一 教室外でも始まる建国神話の「事実化」    二 建国神話教育への影響は? 第五章 日中戦争期の社会と建国神話 一 紀元二千六百年をめぐって    二 社会はどう受け止めたか? 第六章 太平洋戦争期とその後 一 国史教育のその後 二 効き目はあったか? 三 その後   終章 「建国神話の社会史」の旅を終えて
  • 軍服の修道士 山本信次郎 天皇と法王の架け橋
    -
    「バチカン」とともに共産主義に対抗 世界に通用した愛国者 カトリックの海軍軍人として日露戦争を戦い、 昭和天皇の側近として バチカンとの架け橋となった山本。 『坂の上の雲』にも登場しながら、 これまで知る人ぞ知る存在だった愛国のクリスチャン、 初の本格評伝。 《山本は「日中戦争」での日本の立場に理解を求めた。バチカンでは時のローマ法王から「私は天皇のために祈る」という言葉まで引き出した。揺るぎもしない愛国者であり、共産主義とファシズムという2つの全体主義が台頭する中、国を愛し皇室を守らんがために、バチカン・ローマ法王と手を携えようとしたのだった。》(「はじめに」より) 【主な内容】 法王庁との「絆」に心砕いた人たち―はじめに 序 章 菊と十字架 124代と258代 第1章 愛国のクリスチャン 第2章 東郷平八郎の「副官」 第3章 昭和天皇の語り部 第4章 国益を担う「外交官」 第5章 山本信次郎の「一粒の麦」 終 章 軍服をまとった修道士 《実現にはいたらなかったものの、終戦の直前、バチカンを仲介とする和平工作がアメリカからなされていたことも、近年になって明らかになっている。それも天皇と法王との間に築かれた「絆」がなせる業だった。》(本書より)
  • 失われた日本人と人類の記憶
    3.8
    第一章 すべては縄文から始まった 重要なのは女性性 ムー、レムリア、アトランティス レムリアとのつながり 縄文文明が世界のルーツ 神々とつながっていた日本人 神々の魂が日本に降りた 宇宙のテクノロジー 第二章神代と日本人の魂 神代文字には文字自体に情報が収められている 憑依する霊性 神武天皇は大調和をめざした 陰陽道と日本 日本人の定義 神祇伯と天皇霊、集合意識 第三章近代の日本と皇室 幕末動乱 維新の志士の謎 先を見通された大正天皇 昭和天皇の霊性 闇の息が原因で難しくなった靖國参拝 譲位後の上皇 第四章日本の未来 日本人は優勢な遺伝子を掛け合わせてできた 自国ファースト 日本が真の独立国となるために 医療も自然に即した治療に 中華人民共和国の崩壊はあるのか? 移住先の国の一員になるという意識が必要 日本人と皇室の未来 「遺憾に思う」はもう止めるべき 日本を巡る地政学 神聖幾何学の秘密 動物の霊力 第五章人類における精神の進化について ハイブリッドの誕生 過去世の記憶 じつは日本がアメリカを庇護している UFO出現の意味 神話の嘘 レアアースと中国、日本 地球は終わらない―中今の力―

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  • 昭和天皇の終戦史
    4.5
    戦争責任ははたして軍部だけにあったのか? 天皇と側近たちの「国体護持」のシナリオとは何であったか? 近年、社会的反響を呼んだ「昭和天皇独白録」を徹底的に検証し、また東京裁判・国際検察局の尋問調書など膨大な史料を調査・検討した著者は、水面下で錯綜しつつ展開された、終戦工作の全容を初めて浮き彫りにする。

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  • 最後の秘境 皇居の歩き方
    4.3
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 古地図と独自資料で迫る、誰も知らない皇居。 江戸城築城から約600年。 徳川将軍家の居城として、江戸文化の中心地として、明治維新の舞台として、太平洋戦争時の大本営として、戦後日本を見守る象徴として、皇居は日本の歴史の中心でした。 深いお濠と神秘的な森に囲まれた「日本最後の秘境」に、歴史探訪家の竹内正浩氏が迫ります。 本書では、皇居を5つの章「皇居東御苑」「皇居外苑(皇居前広場)」「宮殿・宮内庁(西の丸)」「吹上御苑」「北の丸」に分け、それぞれの建築物や遺構が持つ歴史や由来を解き明かします。さらに、まだ誰も目にしたことがない「皇居詳細地図」を収録。いくつかの建築物や遺構の存在や場所は、本邦初公開です。 天守台はもう2m高かった 中雀門の石垣の150年前の本丸火災の跡 徳川家は富士見櫓から花火を見物した 昭和天皇も「うるさい」と頭をかかえた午砲台跡 伏見櫓にあった血染めの畳 田安門と清水門の鬼瓦に残る葵の御紋 「たけ橋」ではなく「みたけ橋」になった深い理由 千鳥ヶ淵のベンチは高射機関砲座だった ――本書には、そんな皇居の秘密が満載です。 ぜひ本書を片手に皇居を歩いてみてください。 歴史の息吹がよりリアルに感じられるはずです。
  • 昭和から平成、そして令和へ 皇后三代(きずな出版) その努力と献身の軌跡
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    昭和天皇のお妃、香淳皇后。平成時代の天皇(現・上皇)のお妃、美智子上皇后。そして令和の時代の天皇のお妃、雅子皇后。戦後の混迷期から急激な経済成長を遂げ、女性が活躍する社会になった日本において、皇室における皇后さまがたの立ち位置も大きく変わった。元「女性自身」編集長にして、当時の皇太子(現・上皇陛下)から直筆原稿を受け取った伝説の編集者が初めて明かす直近三代の皇后の知られざるご苦労とは。

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