作品一覧

  • 兵士たちの戦場 体験と記憶の歴史化
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    1巻1,760円 (税込)
    アジア太平洋戦争を経験した兵士たちのほとんどが鬼籍に入った.彼らが体験し,記憶として伝えようとした戦場とは一体どのようなものだったのだろうか.中国への侵略に始まり太平洋や東南アジアに戦線を広げながら破局にいたる戦局を辿りつつ,兵士たちの残した膨大な体験記をもとに,戦場の実態を描き出す.解説・久保田貢

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  • 増補 昭和天皇の戦争 「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと
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    1巻1,837円 (税込)
    「聖断」によって日本を救った平和主義者――多くの人が抱く昭和天皇のイメージは真実だろうか.昭和天皇研究の第一人者が「昭和天皇実録」を読み解き,「大元帥」として陸海軍を統帥した天皇の実像を明らかにする.「昭和天皇拝謁記」や「百武三郎日記」などの新資料もあわせ検証した補章を付す.(解説=古川隆久)

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  • 軍事力で平和は守れるのか 歴史から考える
    5.0
    1巻2,530円 (税込)
    世界中で高まる防衛力強化への潮流は,本当に戦争の抑止につながるのだろうか.戦争・軍事,そして平和をめぐる人類の百余年の営みはどのようなものだったのか.近現代世界・日本の戦争から軍事力がもった意味を問い直し,平和への教訓を探る.これからの日本と東アジアについて,自分たちが考えていくための土台を提示する

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  • 大元帥 昭和天皇
    4.3
    1巻1,485円 (税込)
    大日本帝国において、天皇は軍事を統帥する大元帥であった。では、天皇は軍部からどのような情報を得て、それに対してどのような質問や意見を発していたのか。また、国策・戦略・作戦の決定に際して、どれほどの役割を果たしていたのか。史料から浮かび上がってくるのは、大元帥としての自覚と責任感を持ち、主体的に戦争指導を行っていた天皇の姿である。その軍事知識は豊富で、非凡な戦略眼によって統帥部の戦略・作戦の欠陥を鋭く指摘することもあった。昭和天皇の戦争指導の実像を描き、その戦争責任を検証する。

ユーザーレビュー

  • 軍事力で平和は守れるのか 歴史から考える

    Posted by ブクログ

    はじめに
    第Ⅰ部 ウクライナから考える
     第1章 ウクライナ戦争はどのようにして起こったのか………南塚信吾
     第2章 NATOの東方拡大は戦争を抑止したのか………油井大三郎
     コラム1 ユーゴスラヴィア紛争からの教訓………山崎信一
    第Ⅱ部 近現代世界史の中の戦争と平和
     第3章 どのような戦争が起こってきたか………木畑洋一
     第4章 軍拡が戦争を呼び起こす………山田 朗
     第5章 戦争を許さない世界を求めて………木畑洋一
     第6章 平和を求める運動はやむことはない………南塚信吾
     コラム2 武力で平和は守れない………藤田 進
    第Ⅲ部 日本をめぐる戦争と平和
     第7章 日本の戦争から考える──軍

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    2023年09月08日
  • 大元帥 昭和天皇

    Posted by ブクログ

    「君臨すれども統治せず」の立憲君主としての天皇や「四方の海皆同胞と思う世の〜」と明治天皇の御製を引用して開戦を再考させた平和主義者としての天皇…。これら戦後の天皇免責論者が形成してきた昭和天皇像が、本書を読めば音をたてて崩れること請け合いである。
    その名も「天皇と戦争責任」などと名乗りながら大元帥としての天皇が統帥部の輔弼を前提としてた、等と帝国憲法さえまともに目を通していない記述が満載の児島襄の著書等は、本書が出版された以上もう絶版にすべきではないか?

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    2020年09月07日
  • 大元帥 昭和天皇

    Posted by ブクログ

     本書の意図について著者は次のように述べている。「国策・戦略・作戦の決定に際して、昭和天皇が具体的にどのような役割を果たしたのか、その発言の表面的な理解でなく、可能な限り、個々の問題に天皇がどのような質問をし、関係者とのやりとりのなかでどのように考え、その上で膨張・戦争という判断を下していったのか、それを一次資料から読み解こうとしたのである」とされる(文庫版あとがき)。その言葉どおり、大元帥としての天皇の戦争関与の実態が相当に詳しく叙述されている。

     本書を読んで、軍は大元帥たる天皇に必要な情報はきちんと上げていたこと、割拠主義的な陸軍及び海軍いずれもの情報を把握していた天皇が優位な地位にあ

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    2024年10月27日
  • 大元帥 昭和天皇

    Posted by ブクログ

    大元帥としての昭和天皇の振舞いは、若い頃から軍事の英才教育を受けてきただけあって、視野が広く、軍の統率者として能力の持ち主だった。
    ただ、当時の教育が積極的攻勢に基づくものであり、昭和天皇もそれに固執してしまったのではないか。それが為に終戦の判断が遅くなってしまい、悲惨な敗戦を味わってしまった感は拭えない。
    日本国天皇と大元帥の2通りの顔の使い分けの難しさ、どうしても戦中は大元帥としての面が表に出すぎてしまい、考え方が偏ってしまったのではないか。

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    2020年07月21日

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