学術・語学作品一覧
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-「つまみ食いは止めておこう」や「目がしょぼしょぼする」や「傘がおちょこになっちゃった」など、日頃何気なく使う日本語を英語でどう表現したらいいのか? そんな言えそうで言えない日本語の言い回しを、ネイティブ感覚の使える英語表現にして、わかりやすく紹介した本です。著者はNHKラジオ講座番組「英会話レッツスピーク」の元人気講師。共著者のネイティブは元AP通信記者。
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-初級から中級へ! 〈ジェネレーター〉 と呼ぶ新発想で潜在能力を飛躍的に伸ばす方法を伝授します。言いたくてもなかなか言えない日常英会話がぎっしり詰まっています。本書のモットーは「英会話をもっと自由に、もっと楽しく!」です。
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-著者が誘う12の世界とは、パルプの国(The Land of Pulp)★出版界の地獄、インチキの国(The Land of Inchiki)★証券・金融界の地獄、何に対してもケチをつける国(The Land of Negate)★批評家・評論家の地獄、リサイクルの国(The Land of Recycle)★コンピュータの地獄、絶対なるものの国(The Land of Absolute)★ 宗教界の地獄、ホスピタリアの国(The Land of Hospitalia)★医療界の地獄、超でっち上げの国(The Land of Hyperbia)★広告業界の地獄、ぼろ儲けの国(The Land of R.I.P.-Off)★不動産業界の地獄、真実らしさの国(The Land of Verisimilia)★マスコミ業界の地獄、訴訟の国(The Land of Litigatia)★裁判人・弁護士の地獄、有名人の国(The Land of Celebria)★有名人の地獄、忘却の国(The Land of Oblivia)★そしてここは、あなたの地獄?――の12世界です。面白くて、どんどん読み進めているうちに、英語のリーディング力がつく仕組みになっています。全篇対訳、解説付き。
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3.0英会話にジョーク、スピーチにもジョーク、カードやメールにもジョーク。英語圏では「できる人」はジョークもじょうずなもの。気の利いたユーモアはネイティブとの心の距離をぐっと近づけます。使える英語のジョークは、ユーモアの本場イギリス人から学びましょう。イギリス人と仲良くなりたい人やイギリス文化に興味がある人にはとくにおすすめの1冊です。
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3.0難解な哲学書をわかりやすく解説する「超解読!」シリーズ最新刊! ヨーロッパ哲学の最大の難問=認識論の謎を解明した二十世紀哲学の最高峰をわかりやすくかみ砕いて解説。 「普通認識は可能か」。ギリシャ哲学以来続く認識問題の難問。なぜフッサールは、この認識問題を解明するためには根本的な「視線の逆転」が欠かせないと主張したのか? ヨーロッパ哲学にパラダイム転換をもたらし、人間と社会についての新しい「本質学」の道を開くこととなった現象学の核心に迫る! フッサール現象学は、存在論哲学のハイデガー、言語哲学のヴィトゲンシュタインとならんで二十世紀哲学の三つの最高峰をなす。しかし現象学の根本動機、根本理念、根本方法は、ここまで大きな誤解に晒さらされ続けており、それは現在にまでいたっている。フッサール現象学の最大の功績は、ヨーロッパ哲学の最大の難問といえる認識論の謎、哲学的な普遍認識の可能性についての謎を完全に解明した点にある。にもかかわらず、ここまでのところ、フッサール現象学のこの根本動機が明確に指摘されたことはなく、したがって、その解明の方法のエッセンスが明示されたこともない。――「序論」より
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4.4江戸時代の「大都会」長崎。200年、全145冊の記録が明らかにする時代の素顔! 抜荷発覚を恐れて自害した犯人の死体を塩漬けで保存。死骸を磔/心中相手を刺殺するも自分は死にきれず、自首して斬首に/奉行所から障子を盗み出したところを見つかり死罪/漁師のはえ縄が引き上げた銀子から抜荷が発覚。犯人は全員死罪/偽銀作りで親が死罪・獄門。子どもは縁座で遠島/遠島先で人を殺して死罪/1人の女が3人の男と密通。女を巡って刃傷沙汰を起こした男2人は刎首獄門、もう1人の男は陰茎切、女は鼻そぎ/密通相手の男を斬殺した夫はお咎めなし。密通した妻は死罪。
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-伝染病も老化も死も、官僚制も企業も大学も、「免疫」からはこう見える! 『免疫の意味論』(大佛次郎賞)を凌駕する圧倒的スケールで描かれる、稀代の免疫学者による「超」生命論。(解説:養老孟司) 「私はこの本で、生命の持つあいまいさや多重性、しかしそれ故に成り立つ「超(スーパー)システム」の可能性について考えた。そこには「不気味さ」と「美しさ」が紙一重で同居している」――「まえがき」より [目次] まえがき 第一章 あいまいな私の成り立ち 第二章 思想としてのDNA 第三章 伝染病という生態学(エコロジー) 第四章 死の生物学 第五章 性とはなにか 第六章 言語の遺伝子または遺伝子の言語 第七章 見られる自己と見る自己 第八章 老化――超(スーパー)システムの崩壊 第九章 あいまいさの原理 第十章 超(スーパー)システムとしての人間 参考文献 あとがき 解説 多田富雄さんと私 養老孟司
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3.6驚愕の研究、最前線! 脳からコンピュータに意識を移す!! 意識はどのように生まれるのか? 生命科学最大の謎を解く、切り札がここに! 意識のアップロードを可能にする秘策とは? 永遠の命を得た意識は、何を感じ、何を思うのか? 科学者人生を懸けた渾身の書! 【本書の内容】 ・なぜニューロンの塊にすぎない脳に「意識」がわくのか ・「意識の解明」と「不老不死の実現」一石二鳥の妙案 ・右脳と左脳を切り離すと、二つの意識が現れる ・新型ブレイン・マシン・インターフェースで、脳半球と機械半球をつなぐ ・人工神経回路網に意識を移し替えることで、意識を解き明かす ・意識のアップロード後には、現実世界と見紛うばかりの世界が待つ ・アップロードされた「わたし」は「わたし」であり続けるか 【目次】 1章 死は怖くないか 2章 アップロード後の世界はどうなるか 3章 死を介さない意識のアップロードは可能か 4章 侵襲ブレイン・マシン・インターフェース 5章 いざ、意識のアップロード! 6章 「わたし」は「わたし」であり続けるか 7章 アップロードされた「わたし」は自由意志をもつか 8章 そもそも意識とは 9章 意識を解き明かすには 10章 意識の自然則の「客観側の対象」 11章 意識は情報か 神経アルゴリズムか 12章 意識の「生成プロセス仮説」 13章 意識の自然則の実験的検証に向けて 14章 AIに意識は宿るか 15章 意識のアップロードに向けての課題 16章 20年後のデジタル不老不死
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4.0プロローグより 物理に挫折したあなたに この本は、高校物理の挫折者や、履修はしなかったが、あらためて学び直したいという初学者を想定して書かれたものだ。 基本コンセプトは天下りにしない、ということに尽きる。高校の物理の教科書はややもすると「世界はこうなってる」という法則や公式が「どん!」と与えられて「信じる者は救われる」とばかりに話が進んでいく。疑問を提示すると「じゃあ、実験で実際にそうなっていることを確認しなさい」といなされてしまう。しかし、実際に実験で確認できたからといって納得感があるかというとそれは別問題だろう(実際のところ、高校物理の教科書の立て付けでは実験をすることが推奨されているが、現実は教育の現場で実験が多用されることは稀である)。(中略) 「こうなりました。昔の人が考えた結果です!」じゃなく、「改めて一から考えたら今の公式や法則って自然な考え方ですよね」と納得できたら、物理に対する苦手意識が払拭できるのではないだろうか。 「なぜそのように考えるか?」の「理由」を説明することができれば、よいレシピを学ぶことで自作の料理を考案できるように、目の前の現実に対して「自分で考えて答えを出す」ことができるようになるかもしれない(中略)。 教科書というよりは楽しんで読めるように、たとえ話や歴史的なエピソードを交えて、随分とかみ砕いて解説した。高校物理の教科書にお馴染みの数式や無味乾燥な記述も極力控えた。 本書が想定しているのは、高校物理の挫折者や物理に対する憧憬を捨てきれない文系物理ファン、そして高校物理の無味乾燥で天下り的な記述に違和感を覚えている読者である。数式や計算式などをがっつり盛り込んだ本格的な高校物理の解説書を期待される方には、「思っていたのと違う」となってしまうので、別の成書をご覧になることをお勧めしたい。
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4.0ダーウィンを祖とする進化学は、ゲノム科学の進歩と相まって、生物とその進化の理解に多大な貢献した。一方で、ダーウィンが提唱した「進化論」は自然科学に革命を起こすにとどまらず、政治・経済・文化・社会・思想に多大な影響をもたらした。そして、悲劇的なことに、進化論を曲解した彼の後継者たちが「優生思想」という怪物を生み出した。〈一流の進化学者〉たちによって権威づけられた優生学は、欧米の科学者や文化人、政治家を魅了し、ついにはナチスの反ユダヤ思想とつながり「ホロコースト」という悲劇を生み出すことになる。 第一線の進化学者の進化学の歴史に詳しい著者は、ダーウィンが独創した進化論は、期せずして3つの「呪い」を生み出したと分析する。「進歩せよ」を意味する〈進化せよ〉、「生き残りたければ、努力して闘いに勝て」を意味する〈生存闘争と適者生存〉、そして「この規範は人間社会も支配する自然の法則だから、不満を言ったり逆らったりしても無駄だ」を意味する、〈ダーウィンもそう言っている〉である。順に、「進化の呪い」「闘争の呪い」「ダーウィンの呪い」である。 本来、方向性がなく、中立的な進化が、なぜひたすら「進歩」が続くと信じられるようになったのか。ダーウィンとその理解者、そしてその志を継いだ後継者たちが、いかにして3つの呪いにかけられていったのか。稀代の書き手として注目される著者が、進化論が生み出した「迷宮」の謎に挑む。 第一章 進化と進歩 第二章 美しい推論と醜い 第三章 灰色人 第四章 強い者ではなく助け合う者 第五章 実験の進化学 第六章 われても末に 第七章 人類の輝かしい進歩 第八章 人間改良 第九章 やさしい科学 第十章 悪魔の目覚め 第十一章 自由と正義のパラドクス 第十二章 無限の姿
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4.1『源氏物語』がなければ道長の栄華もなかった! 無官で貧しい学者の娘が、なぜ世界最高峰の文学作品を執筆できたのか? 後宮で、道長が紫式部に期待したこととは? 古記録で読み解く、平安時代のリアル ・紫式部は早くに生母と死別、父は後妻のもとに通う日々 ・道長の権力獲得に欠かせなかった姉・詮子 ・道長最大の政敵が失脚した「長徳の変」 ・紫式部と夫宣孝の「痴話喧嘩」 ・一条天皇は『源氏物語』の愛読者 ・華やかな定子サロンと地味な彰子サロン ・「御物怪が……」彰子出産の記録『紫式部日記』 ・三条天皇と道長の確執 ・彰子と実資の間を取り次ぐ紫式部 ・「この世をば……」が詠まれたとき 24年大河ドラマ「光る君へ」時代考証担当の第一人者が描く、平安宮廷の世界と、交差した二人の生涯!
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5.0プラトン初期対話篇の代表作、練達の訳者による決定版新訳が完成! 本書では、当時を代表するソフィストであるゴルギアス、その弟子ポロス、気鋭の政治家カリクレス、ソクラテスの崇拝者カイレポンの四人を相手にしてソクラテスが対話を展開します。その中心的な主題は「弁論術とは何か」です。 ただ雄弁に語り、聞く人を説得するのが理想的な弁論術ではありません。大した内容もなく、正しい知識を与えることもないのに、相手を論破したり、耳障りのよいことを訴えたりするだけの言葉が今もよく聞かれます。言うまでもなく、そのような言葉を語る人が政治的な意図を隠しているなら、聞く者は気づかぬうちに意図された方向に導かれ、特定の政治的な主張を支持するようにもなるでしょう。古くは「プロパガンダ」と呼ばれ、今日では「フェイクニュース」や「ポルトトゥルース」、「オルタナティブファクト」などと呼ばれる現象には、そのようなからくりが含まれています。 では、正しい弁論術とはどのようなものなのか? ソクラテスは、ゴルギアス、ポロス、カリクレスの順に濃密な対話を交わし、その答えを明らかにしていきます。それは最終的に「正しさ」とは何かを知ることに行き着くでしょう。何が正しいのかを知っている人にしか正しい弁論術は使えない――当たり前に思えますが、その当たり前のことを残念ながら人類はプラトンの時代よりよく理解し、実践していると言えるでしょうか? 価値の基準が崩壊したと言うしかない現代世界の中で、道徳的であること、正しくあることとは何か、という問いは、ますます重要性を増しています。練達の訳者によって蘇ったプラトン渾身の対話篇を手に、今と未来を考えていただけるなら幸いです。 [本書の内容] [プロローグ ゴルギアスとは何者か] [第一幕 ゴルギアス対ソクラテス] [第二幕 ポロス対ソクラテス] [第三幕 カリクレス対ソクラテス] [エピローグ 死後の裁きについて]
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3.0「社会とは、いくつもの齟齬感や、違和感や、隔たりの意識が複雑に交錯しあう苛酷な空間にほかなりません」――。 東大生の心を慄(ふる)わせた伝説の入学式式辞のほか、大学は知と人が行き交い別れる「寄港地」たれと説く「第三世代の大学」論、運動論、映画論など、仏文学・映画評論の大家が、学問と教育に関わるすべての人に真摯に呼びかける、知の革新のための書! [目次] いま、この書物の読者となろうとしているあなたに 一 齟齬の誘惑 二 真実の位置 三 第三世代の大学 四 東京大学をめざす若い男女に 五 視線の論理・視線の倫理 総長日誌 学術文庫版へのあとがき 「社会に生きているわたくしたちは、何かを理解することで変化するのだし、当然、その変化は社会をも変容させる契機をはらんでいるはずです。ところが、「何かを理解したかのような気分」の蔓延は、そうした変化や変容の芽を、いたるところでつみとってしまいます。」 ――「いま、この書物の読者となろうとしているあなたに」より
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4.5「20世紀最大の哲学者」として今なお読み継がれるマルティン・ハイデガー(1889-1976年)。その影響力は、現代思想、解釈学、精神病理学、文学研究に至るまで、あまりにも大きく決定的だった。本書は巨人ハイデガーの思想の全容を1冊で理解できる最良の入門書、待望の文庫化である。『存在と時間』の明快な読解から難解な後期思想の見取り図を掲げ、さらには今日再燃しつつあるナチズム加担問題に大胆に切り込む名著。 「20世紀最大の哲学者」として今なお読み継がれるマルティン・ハイデガー(1889-1976年)。その影響力は、サルトルからフーコー、デリダに至る現代思想、ガダマーに代表される解釈学、ビンスワンガーやミンコフスキーらの精神病理学、そしてバタイユ、ブランショといった文学研究まで、あまりにも大きく決定的だった。本書は、その巨人ハイデガーの思想の全容を1冊で理解できる、と長らく定評を得てきた名著、待望の文庫化である。 著者は、ハイデガーの生涯を概観した上で、「「ある」とは何か」という前代未聞の問いを掲げた『存在と時間』(1927年)を豊富な具体例をまじえながら分かりやすく読解していく。その理解を踏まえて難解で知られる後期思想の世界に分け入り、読者をたじろがせる膨大な著作群に明快な見通しが示される。その上で、20世紀末に突如として勃発した、ハイデガーのナチズムへの加担問題という微妙な話題にも躊躇することなく取り組み、この問題をどのように考えればよいのか、最良のヒントを与えてくれる一書ともなっている。ここにある「学問と政治」の関係という問題は、温暖化問題や原発問題など、今日世界中で次々にクローズアップされてきていることは誰の目にも明らかである。ハイデガーについては、「黒ノート」と呼ばれる草稿の公刊を機に、再び反ユダヤ主義と哲学の関係が取り沙汰されるようになってきている。 このように、今日ますます切迫した問題と深く関わるハイデガーの思想にアクセスするための最良の第一歩として、本書は他に類を見ない価値をもっている。学術文庫版のための書き下ろしをも加えた決定版、ついに登場。
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-「近代仏教」とはなにか? 「伝統(あるいは古典)仏教」とはなにか? 十九世紀以来の欧米やアジア各地の仏教をみると、共通する同時代的な特徴がある。仏教は近代になって、グローバル化したのである。その中で、日本の仏教も大きな変化を被った。 浄土系の思想を、清沢満之の思想を見直し、その弟子である曽我量深の初期思想の持つ可能性を検討した。また、近代日本の親鸞理解に大きな影響を与えた倉田百三の親鸞理解の特性を検証し、後年の倉田のファシズムへの傾倒の必然性を示した。 日蓮系の思想にもっとも影響力の強かった田中智学を検討し、一見国家主義的と見られるその国体論が、じつは仏教と国家の間の矛盾に揺れていたことを解明する。 また、戦後の創価学会の価値観を思想的に明確にしようとした松戸行雄の凡夫本仏論について検討し、世俗化の進む現代社会の中での仏教思想のあり方を考察した。 近代における禅思想を代表する鈴木大拙は、その評価が全面賛美か全面批判かの両極に分かれている。一批判すべきところと評価すべき点に検討を加えた。キーワードは、「日本的」と「中国的」との対比である。 そして、近代の仏教研究の問題点を、二点に絞って検討する。日本史学者として著名な家永三郎の日本仏教の扱い方を、批判的に検討してみた。また、日本では大乗仏教が優れているということが常識のように考えられているが、そこに問題がないかということを、宮本正尊という一学者の説の展開を中心に追ってみた。 私たちの仏教のイメージが、明治以降にどのようなプロセスを経てきたのかを解明し、昨今の仏教研究の基礎を知るための一冊でもある。 *本書は、『思想としての近代仏教』(中公選書)を底本にし、「仏教方法論と研究史」「近代における仏教辞典の編纂」「大乗仏教の実践--研究状況をめぐって」を割愛し、改題をした。 【目次より】 序章 伝統と近代 I 浄土思想の近代 第一章 清沢満之研究の今――「近代仏教」を超えられるか? 第二章 宗派の壁は超えられるか 第三章 迷走する親鸞 第四章 愛の求道者――倉田百三 II 日蓮思想の展開 第五章 国家・国体・天皇と日蓮思想――田中智学を中心に 第六章 世俗化と日蓮仏教――松戸行雄の「凡夫本仏論」をめぐって III 鈴木大拙と霊性論 第七章 大拙批判再考 第八章 鈴木大拙における「日本的」と「中国的」――『日本的霊性』を中心に IV 日本仏教と大乗仏教 第九章 家永三郎と戦後仏教史学 第十章 大乗非仏説論から大乗仏教成立論へ――近代日本の大乗仏教言説 終章 今、近代仏教を問う
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4.0生前にはアメリカの医学界を陰で支配しているとまで言われながら、没後はその名さえ忌み嫌われたハリー・スタック・サリヴァン(1892―1949)。1970年代にアメリカ精神医学の源流として再評価され、さらに近年、人間社会と精神疾患の関係を論じた先駆者として再注目される精神医学者の、本邦未訳の論考を中心とした著作集。 サリヴァンが生涯をかけて訴えたのは、人間同士の差異よりも、互いを結び付けているものに着目することの重要性だった。患者一人ひとりを診るのではなく、「人間集団に対する精神医学」を唱えたのである。しかし、「個性とは幻想である」という見解は当時、あまりにラディカルでほとんど危険思想のように受け取られた。今世紀になり、「トラウマ理論」や「発達病理学」といった学際的研究領域が確立してようやく、サリヴァンの提出した課題に科学として取り組めるようになったのである。 本書は、初出出典に基づいて訳出した日本語版オリジナルの論集で、徴兵選抜、戦時プロパガンダ、反ユダヤ主義、国際政治など、実社会に関する特に重要なものを選んだ。収録した12編のうち11編は、日本で唯一未訳の著書“The Fusion of Psychiatry and SocialSciences” にも収められている。 なお、編訳者の阿部大樹氏は、サリヴァン『精神病理学私記』で日本翻訳大賞を受賞。今年10月に京都で開催される「サリヴァン・フォーラム」にも登壇する予定。 目次 編訳者まえがき 第一部 精神医学とは何か 精神医学入門三講 社会科学百科事典『精神医学』 黒人青年についての予備調査 症例ウォレン・ウォール 個性という幻想 不安の意味 第二部 精神医学の応用 プロパガンダと検閲 反ユダヤ主義 精神医療と国防 戦意の取扱いについて リーダーシップの機動化 緊張――対人関係と国際関係 索引
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5.0「運命よ 私はお前と踊るのだ。」 理性と感情、男と女、東洋と西洋、二人の父、偶然と必然……幾多の対立に引き裂かれ、安定を許されなかった生のただなかで、日本哲学の巨星は何を探究しつづけたのか。その生い立ちから、留学、主著『「いき」の構造』『偶然性の問題』、最晩年の『文芸論』まで、その思索の全過程を、第一回中村元賞受賞の著者が明解かつ艶やかな筆致で辿る。九鬼哲学への決定版・入門書。 [目次] はじめに 第一章 出会いと別れ 第二章 「いき」の現象学 第三章 永遠を求めて 第四章 偶然性の哲学 第五章 偶然から自然へ 第六章 形而上学としての詩学 あとがき 学術文庫版へのあとがき
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4.5学問の「型」を理解すれば、勉強はもっと楽しくなる。 社会人にも役立つ、大学の双方向授業をもとにした「論文入門」の決定版! 「この型式に沿って書かないと、評価されません。」 学生の興味・関心を的確に導く。 圧倒的な筆力を持つ社会学者・小熊英二による論文作法。 「人間は不完全だから進歩するし、努力する。 そして、人間が一人でやれることには限界がある。 だから書いて、公表し、他人と対話する。 そのように、私は考えています。」(本文より) ◆アリストテレス『弁論術』に学ぶ説得の技法 ◆「結論を先に言え」は古代からあった ◆人文・社会科学はなぜ「科学」なのか ◆「霊魂」「意志」「社会」という不確かな前提 ◆「主題」と「対象」を混同しない ◆画期的な研究を行うためのヒント ◆論文における「よい文章」とは? ◆方法論は「料理のレシピ」 ◆「パラグラフ・ライティング」のコツ ……ほか 【本書の構成】 はじめに 第1章 論文とは何か 第2章 論文と科学 第3章 主題と対象 第4章 はじめての調べ方 第5章 方法論(調査設計) 第6章 先行研究と学問体系(ディシプリン) 第7章 方法(メソッド) 第8章 研究計画書とプレゼンテーション 第9章 構成と文章 第10章 注記と要約 第11章 校正と仕上げ おわりに
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5.0「生の哲学」を提唱しノーベル文学賞を受賞した、フランスを代表する哲学者、アンリ・ベルクソン(1859-1941年)。彼は、伝統的な哲学を根本的に批判し、転覆させた特異な存在です。 その影響は、20世紀の名だたる哲学者たち、ハイデガー、ウィリアム・ジェームズ、サルトル、レヴィナス、メルロ=ポンティ、デリダ、西田幾多郎など、多方面に及びます。そして何より、生成のリアリティーを巡る思考の原理を徹底させ、ベルクソンを蘇らせたのが、ジル・ドゥルーズでした。 本書は、ドゥルーズのすぐれた読解に身を寄せながら、ベルクソンの主著を丹念にたどり、その核心を浮かび上がらせます。同時に、ドゥルーズ自身の哲学の出発点ともなった、斬新で独創的なベルクソン解釈を提示してもいます。 ベルクソンにとって実在とは、持続とは何か。どのようにして、直観によって本質的な差異を見出すのか。他者のない、否定性のない、そして外との弁証法的な統合もない哲学とは、どのようなアイデアなのか。 著者によるベルクソンの現代思想における位置づけ、主要著作を通した整理、これ以上なくクリアで精密な解読は、ベルクソンに取り組もうとする読者にとって、最良のガイドとなるでしょう。解説には、『物質と記憶』の訳者である杉山直樹氏の書き下ろし原稿を収録しました。 [本書の内容] 学術文庫版まえがき 序 論 ベルクソンの哲学とその位置 第一章 連続的で異質的な特徴――『試論』について 第二章 知覚の機構と実在する過去――『物質と記憶』について 1 純粋知覚について 2 記憶と認識の機制 3 記憶の即自存在とその心理的な働き 4 持続の存在論 第三章 分散する一者としての生命――『創造的進化』について 第四章 持続の一元論/結晶と層――ベルクソンの存在論について あとがき 解説 杉山直樹 ベルクソン関連略年表
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3.0古来、思想は<出版>という形で普及し、後世へ残った。ならば、知の媒介者たる「印刷・出版業」から16世紀から20世紀の近代を眺めてみよう。そこには、名著を支えた蒐書家や出版人などの人間模様、「知」の商品化による印税騒動など、歴史に埋もれた事件が浮かび上がってくる! 思想史でも書物史でもない、碩学によるユニークな書。 本書は1985年4月、筑摩書房から刊行された『知の商人―近代ヨーロッパ思想史の周辺』を改題、加筆修正したものです。 目次 1 商品としての思想 エルセフィエル書店 リヴァイアサンの顔 ハーリーとソマーズ 知の商人―ストラーンのばあい 知の商人―エディンバラの出版業者 バーゼルのトゥルナイゼン 固有名詞の読み方 『ケール版ヴォルテール全集』始末記 イギリスのワイン アメリカ革命の導火線 『エディンバラ評論』の運命 紅茶の話 ジン横丁 2 知識人層の成立 音楽の商品化 うたは世につれ 『共産党宣言』の英訳者 パリ・コミューンと芸術家たち 芸術至上主義と無政府主義・ 黒猫のスタンラン 大学と女性 ディーツ出版社 ユニウスとジュニアス ブラウンス・アルヒーフ マスク・ヴェーバーをめぐる女性 3 ファシズムのもとで グーテンベルク図書組合 マリク書店とハートフィールド 亡命知識人とスイス 左翼読書クラブ 一九三〇年代の墓標 ウォーバーグ家の人びと 空襲下のコンサート 内容抜粋) 「私は昨夜、ヴォルテールが死んだということを聞きました。これで人びとは、安心して彼の著作を買うことができるでしょう。彼はもう、あとからあとから書き直すということができないからです」(一七七八年一月十七日)。この知らせは誤報で、ウォルポールの安心は四ヵ月余り早すぎたのだが、ヴォルテールの止まるところを知らない改訂癖に蔵書家が悩んでいたことは、誤報ではない。 1「『ケール版ヴォルテール全集』始末記」より ルイジ・エイナウディ研究所 本を愛した外科医 あとがき 学術文庫あとがき 人名索引
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5.0〈なぜ「占い」が儒教の核心的原理なのか?〉 〈大いなる矛盾に満ちた「中国的二元論」の思想史〉 哲学的であって通俗的、神秘的であって合理的― 陰と陽による二元論で世界を把握しようとする思考様式が、先秦から清朝に至るまでの哲学、世界観、歴史観を貫いていることを示す、碩学による無二の思想史。 易を知ることは、「中国的思考」の本質を理解することである! 【本書より】 ―最も中国独自のもの、それは易― 易には逆説めいたものがある。法則の中の破格を容認する。論理より象徴、数をよしとする。これは中国の学問芸術について見られる。易は人の運命を天道と一つに見る。中国の歴史の見方とつながるところがある。(第四章より) 【解題・三浦國雄】 「本書は『易経』というテクストに焦点を絞り、それがどのようにして成立し、漢代から清朝に至るまで、どのような解釈が施されたか(つまりどのように読まれたか)を解明しようとしたものである。その際、『易経』や注解および注解者の内部に降り立って分析する一方(「心理」や「意識」「無意識」の語がよく使われる)、そのような読解が生み出された根拠を注解者の内面とともに外面│すなわち彼らが生きていた時代相にも求めるところに本書の独自性がある。その結果として、本書のボリュームの大半を占める第一章(易経の成立)と第二章(易学の展開)がおのずから先秦から清代に至る思想史になっているのであるが、これは余人には真似のできない著者の独壇場と云ってよい」 【本書の内容】 第一章 易経の成立 第一節 通説とその批判 第二節 易の発生基盤 第三節 経 第四節 左伝に見える易 第五節 彖と象 第六節 陰陽 第七節 繋辞 第八節 十翼の完成 第二章 易学の展開 第一節 前漢の易 第二節 後漢の易学 第三節 王弼、それ以後 第四節 宋・明の易説 第五節 清朝の易学 第三章 筮法 第四章 易と中国人のものの考え方 解題 三浦國雄 ※1960年にサーラ叢書(平楽寺書店)より刊行された同名書の文庫化です。
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4.310両程の身代金(約100万円)を背負って商売をはじめ、運と実力があれば揚代だけで年間1000万円を超え、プレゼントに至っては一度に数百万円単位で得た。その収入は本人の貯蓄のみならず家族や親戚、出身の地域社会まで潤すことができた。娘たちだけが持っている可能性を生かしたサクセスストーリーが丸山遊女にはついてまわったのである。 長崎は対外貿易港であったが、そこで取引される製品に長崎で生産されたものはなく、また貿易に携わる商人も、先の西鶴の作品にもあったようにもっぱら京大坂の大商人であった。言うなれば長崎は「場所」を提供し、貿易の事務手続きを請け負いその手数料を得るだけで、「商売」の主役ではなかった。手をこまねいているだけでは貿易の「上がり」は長崎住民の頭の上を通りすぎていくだけだった。対外貿易の「上がり」をできるだけ長崎に落とさせる、そこに他の都市の遊廓とは異なった長崎丸山遊廓の存在意義はあった。長崎において遊女が特別な存在とされたのは、なによりもまず、都市長崎があまりにも小さく、あまりにも貧しかったからだった。地場の生産力の不足を補うために都市に貿易の利益を還流させるという重要な役目を担っていたのが遊女たちであった。つまり、遊女は長崎の第一の「商品」だったのだ。 丸山遊女の多くは長崎市中や近郷の貧しい家庭の出身であった。「籠の鳥」として、親元からは切り離され、孤独な生を営むことを余儀なくされていた吉原をはじめとする他の遊廓とは異なって、長崎の場合、ほとんどの遊女は実家と密に連絡をとり、遊女となった後も地域社会の構成員としての意識をもちつづけていた。また奉行所をはじめ、都市をあげて遊女を保護し、嫌な仕事は拒むことも可能だった。長崎の街は一つの運命共同体であり、住民の生活が成り立つようにするためには、他所から訪れた商人が長崎で得た貿易の利益を丸山で揚代や贈物として吸い上げ、そのようにして得た利益を回して貧しい借家人まで潤してゆかなければならなかった。そのような「トリクルダウン」の手段として、丸山遊女の果たす役割はすこぶる大きかった。それゆえ、現代の価値にして数千万円の収入を得る可能性もある遊女は、むしろかならず、長崎市中の出身者でなければならなかったのだ。 本書では、このような視点のもと、丸山遊女が当時の人々からどのように見られていたかについては今日的な視点から早急に判断を下すことを避け、当時の人々の気持ちが想像できる資料をもとにして論じていきたい。
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3.7「みな同じ」の一斉教育から、「みな違う」を前提とした、子ども一人一人にカスタマイズされた、「みんなを伸ばす」教育へ。明治以来の教育システムを根本から変える、本当の意味での「これからの教育」。その基本的な考え方と、具体的な実現方法を、著者による東京都杉並区の取り組みを通じて提案する。 「教育は、変えられる」――今、私は、そう確信しています。 「そんなこと、できるわけがない」 こう言うと、すぐにそのような反応が返ってくることが予想できます。 けれど、考えてもみてください。 広がる学力格差。増加するいじめ。減らない不登校。拡大する特別な教育ニーズ。そうしたことの総体として機能せずに荒れる学級……。教員の過酷な労働の原因にもなっているこうした教育の問題がいまや限界に達していることは、誰にも否定できないはずです。 では、どうすればよいのか。 私は、杉並区教育委員会のスタッフの一人として、ある、「そもそも」を問い直すことから始めました。 「そもそも、教育は何のためにあるのか」 その答えは、とてもシンプルなものです。 「自らの道を拓く『自立』と、誰もが共に生きる『共生』のため」 「自立と共生のための『学び』を、『すべての人』に届けるため」 自立と共生は、「支え合い」の関係にあります。誰もが共に生きられる世界があればこそ、すべての人が自分の道を拓くことができます。自分の道が拓かれていく実感の中でこそ、すべての人が共に生きることのできる世界の大切さが分かります。 そう、教育には、公的な機関が携わることで、すべての人が学びの機会を確実に得られるようにし、一人一人が自らの道を拓けるようにする意味と、みんなが共に生きられるようにする意味があります。この二つの意味を、分かつことなく支え合うようにして満たすこと。それが、教育の目指すところなのです。 (「はじめに」より)
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5.0本書は、20世紀の日本を代表する哲学者・田中美知太郎(1902-85年)による生前最後の単行本です。 古代ギリシア哲学の専門家として、数々の著作や翻訳を送り出すとともに、日本西洋古典学会の設立に携わるなど、日本の哲学界の大きな礎を築いた著者が最後に残したのは、「古代哲学史」という単刀直入なタイトルを冠した1冊でした。全三部から成る本書の第I部では、万物の始源は「水」だと説いたタレス(前585年頃)に始まり、アナクシマンドロス、アナクシメネス、ヘラクレイトス、エンペドクレス、アナクサゴラスなどを経て、ソクラテス、プラトン、アリストテレスに至る哲学史の流れを大づかみにしてみせる「西洋古代哲学史」が収録されています。文庫版で100頁にも満たない分量で要点を的確に押さえた思想史を描く力量は、まさに出色です。 第II部では、古代哲学をより深く知りたいと願う読者のために碩学がアドバイスをする、という趣きを帯びています。残された哲学者たちの著作に触れる時に注意すべきこと、そして参考書や研究書を含めた読書案内まで、実践的な哲学ガイドとして役立つことでしょう。 そして、第III部には、著者が何度も改訂を繰り返してきたヘラクレイトスの残された断片の日本語訳が収録されています。ここに読むことのできる言葉は、時に謎めき、時に不思議な魅力を放つ、古来、多くの人たちを惹きつけてきたものです。 著者がその最期に読者に向けて贈った本書には、長年月にわたる研鑽の果実が惜しみなく凝縮されています。近年は政治論や文明論などに光をあてられることの多い偉大な学者の神髄に触れられる絶好の1冊です。学術文庫版には、田中美知太郎に思い入れを抱いてきた國分功一郎氏の解説を収録し、文字どおりの決定版となります。 [本書の内容] I 西洋古代哲学史 古代アトム論の成立 II 古代哲学 一 古代哲学 二 III ヘラクレイトスの言葉 あとがき 解 題(國分功一郎)
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5.0本書は、現象学を前人未踏の域に導いたフランスの哲学者モーリス・メルロ=ポンティ(1908-61年)の生涯と主要著作をていねいにたどる至高の概説書です。『モードの迷宮』(サントリー学芸賞)や『「聴く」ことの力』(桑原武夫学芸賞)など、多くの支持を得てきた著者が、みずからの出発点にある哲学者と真摯に向き合い、全力で格闘した稀有なドキュメントがここにはあります。 フランス西部のロシュフォールで生まれたメルロ=ポンティは、高等師範学校でサルトルやボーヴォワールと知り合うい、そしてフッサールの現象学と出会いました。初めての著作が『行動の構造』(1942年)と題されたように、メルロ=ポンティは「生活世界」に注目した後期フッサールを引き継ぐとともに、その中心に身体をもつ人間を据えることで独自の道を歩み始めます。その最大の成果が主著『知覚の現象学』(1945年)です。 戦後はリヨン大学で教鞭を執ったあと、1949年にはソルボンヌの教授、そして1952年には異例の若さでコレージュ・ド・フランスの教授となったメルロ=ポンティは、サルトルとの共同編集で『レ・タン・モデルヌ(現代)』誌を発刊し、『ヒューマニズムとテロル』(1947年)などでマルクス主義に関する考察を続けることで現実と向き合いました。さらにサルトルの実存主義、ソシュールの言語学を取り入れたメルロ=ポンティは、1960年代にはさらなる高みに到達し、『シーニュ』(1960年)を発表しましたが、翌年、惜しまれながら急逝します。残された遺稿は『見えるものと見えないもの』(1964年)や『世界の散文』(1969年)として公刊されました。 これら燦然と輝く著作の数々を激動する時代の中で繰り広げられた生涯に位置づけつつ精緻に考察していく本書は、まさに著者の「主著」と呼ぶべきものです。このたび学術文庫版として新たな装いをまとうことで、永遠の生命を得ることでしょう。 [本書の内容] まえがき プロローグ 現象学の地平へ 第一章 構 造――〈行動〉の研究 第二章 運 動――〈身体〉の現象学 第三章 スティル――〈変換〉の現象学 第四章 偏 差――〈隔たり〉の現象学 第五章 可逆性――〈肉〉の存在論 エピローグ 現象学の臨界点 主要著作ダイジェスト キーワード解説 読書案内 あとがき 学術文庫版あとがき メルロ=ポンティ略年譜
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4.0「意識」は「コピー」できるか? 人工知能に「意識」は生まれるか? 茂木健一郎が、自身のメインテーマである「意識」と「クオリア」について、 16年の沈黙を破って書き下ろした、新たな代表作にして問題作! 人工知能の研究の進展が目覚ましい。 だが、人間は、なぜ人工知能を生み出すのだろうか? その根底にあるのは、自分の「似姿」をつくろうとする本能である気がしてならない。 人間は、その知性を通して、「万物の霊長」たる地位を確立してきた。 そのような人間の知性の一つの究極の応用として、人工知能の研究、開発がある。人工知能の研究には、もちろん、実用的な意義も大きいが、それに加えて人間が自分自身の成り立ちを理解するという意義もある。 人工知能は、私たちの「鏡」なのだ。 その「鏡」の中には、果たして、「クオリア」に満ちた私たちの「意識」もまた、映っているのだろうか? 人工知能をつくることは、「人工意識」を生み出すことにつながっていくのだろうか。 <本文より> ☆本書で考察するテーマの一部 〇眠る前の「私」と、目覚めた後の「私」はなぜ同じなのか? 〇私たちは、「ホモサピエンス」(知性を持つ人間)である以上に「ホモコンシャス」(意識を持つ人間)である。 〇物質に過ぎない脳から、「意識」や「クオリア」が生まれてくる不思議。 〇「意識」は「コピー」できるか? 〇「人工意識」をつくることは可能か? 〇人工知能が生成した文章は、「どこにもたどり着かない」? 〇統計的アプローチでは、「意識の謎」の解明はできない。 〇人工知能をめぐる議論に、ときに驚くほど終末感が漂うのはどうしてなのか? 〇記憶を「外套」だとすると、脳は、その外套を引っ掛けておくための壁に打たれた「釘」に過ぎないという考え方。 〇「私」という「意識」は、この宇宙の全歴史の中で一回だけのものであり、一度死んでしまえば二度と戻らないという「セントラルドグマ」は正しいのか?
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4.0本書は、近年ますます注目されるフランスのユダヤ系哲学者エマニュエル・レヴィナス(1906-95年)の思想を正面から考察し、批判的に継承することを企てた意欲作である。 著者自身が「愚直にレヴィナスの中心的問題の批判的論究を試みた」と言うとおり、本書でなされているのはレヴィナスの2冊の主著『全体性と無限』(1961年)と『存在とは別様に、あるいは存在することの彼方へ』(『存在の彼方へ』)(1974年)を丹念に読み解き、その考察を厳密に検討する、という当たり前の営為である。そこで問われるのは「他者が「絶対の他」であると共に私に対し無制限に責任を求めるものだというが、それは具体的にはどういうことを意味しており、またそれが事象において確認できるものか」、そして「彼のこのような極端な責任理解が、レヴィナス個人の倫理的立場の表明にとどまらず、われわれの倫理の分析としてどういう意味をもつのか」、「彼が力点を置く言語の問題において現れる他者と無制限の責任を求める他者との間に矛盾はないのか」という本質的な点にほかならない。 第一の主著『全体性と無限』を厳しく批判する論文「暴力と形而上学」(1964年)を発表したジャック・デリダ(1930-2004年)の議論をも検討しつつ、「他者」をいかにして言語化するか、という問題をめぐって第二の主著『存在の彼方へ』への転回がなされた意味は何かが考察される。第一の主著に胚胎していた問題を、第二の主著は克服しえたのか――著者は、レヴィナスが十分に突きつめずに終わった問題を「ケア」の理論を用いて発展させ、批判的な継承を試みる。この企てを通じて、レヴィナスの思想は今日を生きる私たちにとって生きた意味をもつようになる。 本書の原本が刊行されてから現在までの20年間に、レヴィナスの主要著作はほぼすべて日本語訳され、『全体性と無限』についても新訳がなされるようになった。進展する研究状況の中でも、本書は常に参照されるべき準拠点として、すでに「古典」の地位を確立したと言える。学術文庫として生まれ変わったことで、本書は輝きを放ち続けることだろう。 [本書の内容] 第I部 「顔」と形而上学──『全体性と無限』 第一章 「顔」──輪郭の描写 第二章 「選 び」 第三章 「同」と「他」 第四章 デリダの批判──「暴力と形而上学」 第五章 「教え」──倫理と学 第六章 「他」の言表──デリダの批判再び 第II部 方法の先鋭化──『存在の彼方へ』 第七章 「他」を語ることの困難──『存在の彼方へ』に向けて 第八章 絶対他把握の方法的問題 第九章 「感受性」と「語ること」 第十章 「顔」から「正義」へ 第十一章 レヴィナスへの批判と顔の倫理学の可能性
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4.5このうえなくわかりやすい言葉で、『論語』のエッセンスを読める!孔子が伝えたかったことは、こんなことだった。『次郎物語』で名高い作家にして教育思想家であった下村湖人が、人生をかけて読んだ『論語』を、そこに残された言葉をもとに、ひとつの物語として書き紡いだ。ページをひらけば、孔子や弟子たちが直接語りかけてくる!【本書より―永杉喜輔「まえがき」】湖人は生涯をかけて『論語』に学んだ。二千年以上も経た『論語』の章句を自由自在に使って、『論語』で養われた自分の思想を物語に構成したものが本書で、『論語』の精神を後世に伝えたい一念が結晶している。孔子と弟子たちが古い衣をぬぎすて、現代に躍り出す。その光景がみずみずしい現代語でたんねんに描かれている。【本書より―「序文」】 論語は「天の書」であると共に「地の書」である。孔子は一生こつこつと地上を歩きながら、天の言葉を語るようになった人である。天の言葉は語ったが、彼には神秘もなければ、奇蹟もなかった。いわば、地の声をもって天の言葉を語った人なのである。 彼の門人達も、彼にならって天の言葉を語ろうとした。しかし彼等の多くは結局地の言葉しか語ることが出来なかった。中には天の響を以て地の言葉を語ろうとする虚偽をすら敢てする者があった。そこに彼等の弱さがある。そしてこの弱さは、人間が共通に持つ弱さである。吾々は孔子の天の言葉によって教えられると共に、彼等の地の言葉によって反省させられるところが非常に多い。 こうした論語の中の言葉を、読過の際の感激にまかせて、それぞれに小さな物語に仕立てて見たいというのが本書の意図である。無論、孔子の天の言葉の持つ意味を、誤りなく伝えることは、地臭の強い私にとっては不可能である。しかし、門人達の言葉を掘りかえして、そこに私自身の弱さや醜さを見出すことは、必ずしも不可能ではなかろうと思う。 この物語において、孔子の門人達は二千数百年前の中国人としてよりも、吾々の周囲にざらに見出しうる普通の人間として描かれている。そのために、史上の人物としての彼等の性格は、ひどく歪められ、傷つけられていることであろう。この点、私は過去の求道者達に対して、深く深くおわびをしなければならない。 しかし、論語が歴史でなくて、心の書であり、人類の胸に、時処を超越して生かさるべきものであるならば、吾々が、それを現代人の意識を以て読み、現代人の心理を以て解剖し、そして吾々自身の姿をその中に見出そうと努めることは、必ずしも論語そのものに対する冒涜ではなかろうと信ずる。
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-地球をおおいつくそうとするひとつの世界システムに「地域の論理」たちは繊細なたたかいを挑む。閉ざされつつある世界に、新しい超空間への通路を開く。ボストーク――東の方。人間を乗せた最初の宇宙船の名前である。偉大なる叡智=ソフィアは、科学技術文明と近代資本主義が世界を覆い尽くす時こそが、真実の危機だと告げる。バルトーク、四次元、熊楠、マンダラ、シャーマニズム、製鉄技術、方言、映画とイヨマンテ……。多様なテーマで通底する「無意識」に、豊饒な叡智を探求する。/『東方的』は、……西欧的な知のあり方の行き詰まりを踏まえて、「東方的」な「ソフィア」(叡智)の方向に新たな可能性を見出そうとした、美しい希望の書物である。(略)その「明確なモチーフ」は……、「第四次元、あるいは日常的なリアリティを超えた高次元の霊的な世界が、われわれが普段住んでいる物質的な世界と接触した時、何が起こるか」ということに帰すのではないかと思う。――<沼野充義「解説」より抜粋>
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4.0
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3.0「言語行為論」は、ここから始まった。寡作で知られる哲学者ジョン・ラングショー・オースティン(1911-60年)がハーヴァード大学で行った歴史的講義の記録。言葉は事実を記述するだけではない。言葉を語ることがそのまま行為をすることになるケースの存在に着目し、「確認的(コンスタティヴ)」と「遂行的(パフォーマティヴ)」の区別を提唱した本書によって、哲学は決定的な変化を受けた。初の文庫版での新訳!
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4.3
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3.5著者はM・ウェーバーと並び称された経済史家である。ウェーバーが資本主義成立の要因をプロテスタンティズムの禁欲的倫理に求めたのに対し、著者は贅沢こそそのひとつと結論づけた。贅沢の背景には女性がいて、贅沢は姦通や蓄妾、売春と深く結びついていたというのである。かくて著者は断ずる。「非合法的恋愛の合法的な子供である奢侈は、資本主義を生み落とすことになった」と。(講談社学術文庫)
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4.0
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-ワンコ知識100から、ワンコ占いまで! 犬が大好きな子に贈る、内容たっぷりNO.1の本! かわいいワンコの「おまじないシール」やグラビアだけでなく、ワンコの犬種や動作解説、ワンポイント講座、読みもの、まんがもあるよ。ともだちと遊べる占いやインスピレーションテストも充実。知っておきたいワンコの情報がたくさん!今ワンコを飼っている子も飼いたい子にも、おすすめの1冊です。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-NHK「フランケンシュタインの誘惑」待望の文庫化! 「ドリトル先生」「ジキルとハイド」のモデルになった解剖医。ナチス政権下で断種法を打ち出した人類遺伝学者。大流行した、精神疾患患者の脳を切り取る「ロボトミー」を開発した精神科医。スポーツ選手を薬物漬けにし、国家ドーピング計画を推進した医師。イラク人捕虜を虐待し、心理学実験を行った社会心理学者。5人の科学者たちの希望、そして欲望と闇に迫ります。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「オススメのメニューは何ですか?」「この地図でいうと、ここはどこですか?」「この電車は何時に出ますか?」「右から2つ目のものを見せてください」「エアコンが壊れているようです」「カバンがなくなりました!」 海外で困ったとき、伝えたいのに伝えられないあのひとこと。本書はそんな“とっさ”のときに役立つ用例が満載。 これ一冊でもう海外で困ることはありません!
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3.0「清水幾太郎は関東大震災のときの自分と同じ年頃の 敗戦後の生徒を前にしてこういった。 自分は敗戦で、関東大震災のときの父や母のように力を落としていますが、 みなさんのほうは、若いときの私のように 不思議な力を感じているのではないか、と。 大きな重苦しい問題に気づきながらも 新しい元気でニコニコしているのではないか。 皆さんの若さからくる不思議な新しい力で この不幸な日本が再建されることのために働いてほしい、と結んだ(「巣立ち」『日本の運命と共に』)。 清水にこう励まされた世代こそ 戦後の復興を担った人々だった。 震災後社会の教育は、 清水のいう若さからくる不思議な新しい力を 伸ばしていくものでありたい。 (「まえがき」より)
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-検定直前に!総仕上げとして短期間で実践力を養う。 忙しい方におすすめの短期間で集中して学習できる 問題集です。 学習回数が10回分と明確なので、検定日に向けて計画的な学習が可能。他教科の学習や部活、仕事、家事などで忙しい方でも1冊をやり切る達成感が得られ、意欲的な学習に結びつきます。 ◎漢検の審査基準に則した問題を10回分収録 ◎検定直前の総仕上げに最適 ◎回が進むにつれて問題数と解答時間が増えていくので、検定の時間配分に徐々に慣れることができる ※本シリーズは、学校・団体限定販売の『漢検 10日間でできる練習問題』シリーズを再編集したものです。問題内容は同じです。
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ポケモンと一緒なら算数はもっと楽しい! ポケモンと一緒にパズルや迷路の問題を楽しみながら考える力を高める、大好評ドリルシリーズ、「プログラミング」「イングリッシュ」に続く、第三弾が登場です!! 今回のテーマは「算数」。このドリルも、数式が並ぶ一般な算数ドリルとはちょっと違います。その特徴は以下の3点。 1) 大好きなポケモンのパズルや迷路などで楽しく取り組めます。 2) 「数え方」「比較」「順序」「割合」「分割」「計算」の6つの算数テーマに基づく問題で、数・数字に対するセンス、「数的思考力」を高めます。 3) 思考力アップ教材開発のパイオニア「ワンダーファイ」が監修・問題制作! 大好きな「ポケモン」× 思考力を育てる「パズル」問題× 数え方から計算まで、6つの「算数」テーマ で、数字に強くなり、算数がどんどん楽しくなります!! ※この作品はカラー版です。 ※電子書籍なので、本文中に書き込むことはできません。必要に応じてメモ用紙などをご用意ください。
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 コナンのまんがを読んでキミも発明博士に! コナンのまんがで楽しく学べる新学習シリーズ! 第1弾は「名探偵コナンの発明博士」! コナンに登場する数々の発明グッズ! 事件解決には欠かせないアイテムだけど、 その発明のもとになっている「無線機」や「エンジン」は 一体とうやって誕生したのだろう? コナンのまんがで発明の世界や歴史が楽しく学べる コナン博士シリーズ第1弾。 「コナン発明博士」の3大ポイントはコチラ! ・原作まんがの貴重な「発明グッズ」初登場シーンを収録! ・まんがのシーンに関連したテーマ設定だから、記事も楽しく読める! ・原作まんがたっぷりだから、「コナン博士」にもなれる!
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4.0
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 星や月、日食、流星群など天体観測に挑戦! この1冊で、「天体観測」がまるわかり! 星空がぐっと身近になるよ。 天体や星空に関するドラえもんのマンガを読みながら、学びの世界へ飛びこもう! 国立天文台の縣秀彦先生の指導のもと、基本的な準備から、月や太陽、星の動きと観測、日食・月食・流星群などの天体ショー、天体観測の未来まで、丁寧に解説しています。 太陽や月の動き、惑星の特徴や見え方、季節の星座など、中学受験でも役立つ内容も満載。 さらに、天体望遠鏡の選び方、天体写真の撮り方や、全国の公開天文台やプラネタリウム館も紹介しています。 星空体験で、宇宙への興味をひろげましょう! 【もくじ】 第1章 天体観測の準備をしよう 第2章 太陽の動きを見てみよう 第3章 月の動きや惑星を観察しよう 第4章 日食・月食を観察しよう 第5章 星座を観察しよう 第6章 恒星と銀河の不思議 第7章 天体写真を撮ろう 第8章 星を見に行こう 第9章 天体観測の歴史と未来を知ろう ※一部カラーが含まれます。 ※本書に掲載されている二次元バーコードは、デバイスの機種やアプリの仕様によっては 読み取れない場合もあります。その場合はURLからアクセスしてください。
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 灰原哀が科学的推理で事件解決! 「名探偵コナン」でおなじみの灰原哀が、元科学者の知識を活かして、難事件をコナンと一緒に推理して解決! 灰原たちの行く先で起こる、ナゾに満ちた怪事件やハプニング・・・。灰原とコナンは事件現場を検証したり、起こった現象を分析していく。そして発見した証拠や関係者の証言を元に、あざやかな科学的推理で犯人をつきとめる! まんがのあとの記事では、科学トリックについて解説しつつ、関連する実験も紹介。まんがを楽しみながら科学について学べるので、自由研究の参考書としても役に立ちます! ※この作品はカラーが含まれます。
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ※電子書籍なので、本文中に書き込むことはできません。必要に応じてメモ用紙などをご用意ください。 ポケモンと一緒なら英語はもっと楽しい! このドリルは、ただ書いて覚える一般的なドリルとはちょっと違います。その特徴は以下の3点。 1) 大好きなポケモンのパズルや迷路などで楽しく取り組めます。 2) 5~8歳の「英語力」×「思考力」を育てる問題を29問収録。 3) 思考力アップ教材開発のパイオニア「ワンダーファイ」が監修・問題制作! つまり、ポケモンと一緒に問題を楽しみながら考える力を高めると同時に、英語知識も身につけられるドリルです。また、英語の音声は動画ですべて確認することができます。 大好きな「ポケモン」× 思考力を育てる「パズル」問題× 書いて覚える「ドリル」 で、英語はもっと楽しく学べます! ※この作品はカラー版です。
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 工学を学んで未来の地球をよくしよう! この本はみなさんに工学の面白さを伝え、その歴史や、基本的な考え方を学問別に章立てして、判りやすく解説しています。 まさに小学生のための「工学」の入門書の決定版です。 エジプトのピラミッドやローマの水道橋、万里の長城などの遺跡や、レオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプターに代表されるルネサンスの工学など、工学の歴史を学べます。 そして蒸気機関の発明で栄え、ものづくりを支える機械工学、さらに自動車工学、鉄道工学、船舶工学、航空宇宙工学、ロボット工学、電気工学、電子工学、化学工学、医用生体工学、生物工学、土木工学、建築工学、人間工学、材料工学など、分野別に工学がどんなものか楽しく学べる1冊です。 理系に興味をいだくのに最適の本です。 ※この作品はカラーが含まれます。 (底本2024年9月発売作品)
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3.7