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Posted by ブクログ
あらゆる立場の人が誰も取り残されることなく、その人らしく生きる。そのために、使えるデータを集め、フィードバックしていく。数字遊びではなく、提言に繋がる、提供者に利益がなければ収集は出来ない。そして、当然、そこには信頼があることが前提。Facebookはそれが不足していて銀行になることに失敗した。一方で、データを共用財産とする制度を検討できていないために、活用するにも及び腰になる。そこに石油があるのに。しかし、GAFAは隙間から狙い、医療機器としても承認され、距離を測りながらも確実に進めている。世論から、それが当たり前のサービスにしていくことで、埋めているようにも思える。
自分中心のデータ活用、マイナンバー制度の活用も理解はする。が、どうも、抵抗がある。政府への信頼性か、自分が自己決定権を行使していないのか、思考が停止しているのか。絶対便利になるのにもどかしい。GAFAにはこれだけ情報提供しておいて?という矛盾も抱えつつ。
Posted by ブクログ
データは人類の共有材として、人間を軸に世界を考え、多元的な価値を人々が協創していき、共鳴する未来を目指そうとこれからのデータ駆動社会のグランドデザインを提示します。具体的には著者の仕事であるヘルスケアでのデータ活用を皮切りに欧州、米国、中国そして日本のデータガバナンスを議論し、社会貢献を伴うビジネスでのデータ活用を芝麻信用やGAFAの事例を挙げて説明します。終章では、民主主義や社会を駆動する価値の多元化を提唱します。「データで儲ける」、「ビジネスでデータ活用」ももちろん大切ですが、本書のように人類を俯瞰するような思考実験をすることで、新しいアイディアが生まれそうな気がして来ました。
Posted by ブクログ
PHP新書「データ立国論」から逆上がりの河出新書「共鳴する未来」。初版が2020年9月なのでコロナ禍とシンクロしながらの出版がすごいと思います。次の新書の初版が2021年3月なので半年でのアップデート。ここぞとばかりに持論を展開するタイミングとスピードに著者が。「今」を勝負所と考えているような気合を感じます。民主主義を軸にしながら資本主義をアップグレードする、という使命感にかけてみたい気がしました。著者の今までのプロジェクトの延長線にあるhuman Co-beingという考え方がどこまで大きなうねりになるか、それは希望です。一方で今年一番のショックだった斎藤幸平『人新世の「資本論」』による資本主義否定論についての著者の意見を聞いてみたいです。
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